JP3163719U - ハイブリッド式の小型モーターボート - Google Patents

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Abstract

【課題】釣り場まではエンジンによって航行すると共に、水車を回して発電し、釣り場に近づいた所で、該エンジンを切ってモーターを動力源として移動することが出来るモーターボートを提供する。【解決手段】ボートにはスクリューを回転する為の動力源としてエンジンと電動モーターを備え、エンジンによる航行、モーターによる航行、そしてエンジンとモーターを併用した航行が行なえるように切り替えクラッチを備え、船底中央には船頭から船尾にかけて連続した凹部12を設け、該凹部側を開口した穴16a,16bには水車13a,13bを取付けると共に水車の外周側一部を凹部側へはみ出すことで、凹部12を流れる水流によって水車13a,13bを回転し、この水車13a,13bの回転によって発電することが出来るように発電機14a,14bと連結し、上記モーターを回転する為に発電機14a,14bによって発生した電気を蓄えるバッテリーを備えている。【選択図】図3

Description

本考案は、特に魚釣りを行なう時に使用するハイブリッド式の小型モーターボートに関するものである。
近年、釣りを楽しむ人は多く、近年の釣り人口は約1300万人程といわれている。魚釣りには色々な釣り方があるが、1つには小型のモーターボートに乗って沖合まで出かけることも多い。ところで、モーターボートは船尾にエンジンを取付け、このエンジンにてスクリューを回転駆動することでボートは航行することが出来る。
小型モーターボートの船尾に取り付けられるエンジンは決して大きくはないが、エンジン音は水中に鳴り響き、かなり遠くまで伝播する。その為に、このエンジン音によって魚は逃げてしまい、沖合まで出て来たにもかかわらず、狙う魚を釣ることが出来ない場合が多い。モーターによってスクリューを回転駆動するならば、エンジン音が発生することなく、魚が逃げることを防止することが出来る。
すなわち、エンジンからの出力とモーターからの出力をクラッチを介してスクリューへ伝達することが出来るように構成し、該クラッチを操作することでスクリューを回転する駆動源をエンジン又はモーターに切り替えることが出来るように構成することは可能である。
従来から、エンジンによる航行、エンジンおよびモーターによる航行、並びにモーターによる航行の駆動形態を切換可能としたハイブリッドシステムが知られており、自動車ではハイブリッド車として近年人気があり多用されている。ところで、自動車のハイブリッドシステムにおいては、所定の速度で走行している場合に運動エネルギーを回収して電気エネルギーとしてバッテリーに蓄えることが出来、蓄えたこの電気エネルギーにてモーターを回転駆動している。
特開2004−255972号に係る「ハイブリッドシステム」は、エンジンによる航走、エンジンおよび電動機器による航走、並びに電動機器による航走の駆動形態を切換可能としたハイブリッドシステムであり、電動機器による航走の場合にも、エンジン駆動時の航走の場合と、略同様の操作感覚を得ることが出来るように構成したものである。しかし、本考案が対象とするモーターボートとはその目的が違っている。
特開2004−255972号に係る「ハイブリッドシステム」
水上を航行するボートの場合、モーターを回す為の電気エネルギーが問題となる。勿論、色々な方法が考えられるが、本考案では釣りをする際に邪魔にならないように、ボートの底に水車を取付け、水の流れによって高効率で発電することが出来るハイブリッド式の釣り用モーターボートを提供する。
本考案に係るハイブリッド式の釣り用モーターボートは動力源としてエンジンと電動モーターを備えている。そして、船底の中央に船頭から船尾にかけて連続する凹部を設け、この凹部付近に水車を取付け、該水車は発電機を駆動するように連結している。水車の羽根は上記凹部に外周一部がはみ出していて、凹部を流れる水流によって水車は回転し、発電機を駆動することが出来るように成っている。
ここで、水車と発電機とは一般にクラッチを介して連結しており、その為に発電する必要のない時にはクラッチをOFFとする。ところで、凹部の水の流れは、ボートが航行する場合に発生し、また、ボートが停止していても川の流れによって生じ、さらには海の波によって発生することが出来、上記クラッチをONするならば水車の回転によって発電機が回転駆動して発電し、生じた電気エネルギーはバッテリーに蓄えられる。ところで、駆動源となるエンジンとモータは間に設けたクラッチを介して選択使用することが出来るが、エンジン駆動のスクリューを船外機として別に装着することも可能である。
本考案に係る釣り用のボートは、エンジンとモーターを備えている。従って、エンジンによってスクリューを回転することが出来、エンジンとモーターを併用してスクリューを回転することも出来、又はモーターのみでスクリューを回転することも可能である。従って、釣り場まではエンジンによって航行すると共に、水車を回して発電し、釣り場に近づいた所で、該エンジンを切ってモーターを動力源として移動することが出来る。
従って、モーターでの航行は静かである為に魚が騒音で逃げることはない。ここで、モーターを回転駆動する為の電気は釣り場まで航行する時に発電機にてバッテリーに蓄えた電気エネルギーを消費することが出来る。勿論、釣り場まで短時間で行く必要がある時にはエンジンとモーターを併用してスクリューを高速回転することも可能となる。そして、発電機を回す必要のない時には、水車と発電機を連結しているクラッチをOFFとすることも出来る。
本考案に係るハイブリッド式の小型モーターボート。 エンジンとモーターを切り換えるクラッチの具体例。 ハイブリッド式の小型モーターボートの横断面図。 船底中央に設けた凹部両側に取付けた水車。
図1は本考案に係るハイブリッド式の小型モーターボートを示す実施例であり、同図の1はボート、2はエンジン、3はモーター、4はスクリューをそれぞれ表している。そこで、エンジン2を作動することでスクリュー4は回転してボート1は水上を航行することが出来る。また、モーター3が作動することでボート1は静かに移動出来る。さらに、エンジン2とモーター3が共に作動するならば、ボート1はより速く航行することが可能となる。
本考案では、エンジン2とモーター3を使い分け、またエンジン2とモーター3を併用することで、目的に合わせてボート1が移動することが出来る。ところで、エンジン2とモーター3との間にはクラッチ5が設けられ、該クラッチ5を切り換えることでエンジン駆動、モーター駆動、及びエンジンとモーターを併用した駆動型式とすることが可能となる。
上記クラッチ5の形態は色々存在する為に、本考案ではクラッチの具体的な構造に関しては限定しないことにする。例えば、図2にクラッチ5の1具体例を示すように、ギヤ機構を採用して構成した場合である。軸6には3個のギヤが取付けられ、ギヤ7はエンジン2の動力を受けて回転し、ギヤ8はモーター3の動力にて回転することが出来る。そして両ギヤ7,8の間に設けている中央ギヤ9は軸6に固定されており、スクリュー4と連結している。
そこで、左側のギヤ7が右方向へ移動して中央ギヤ9と噛み合うならば、エンジン2によってスクリュー4が回転することが出来る。また、右側のギヤ8が左方向へ移動して中央ギヤ9と噛み合うならば、モーター3にてスクリュー4が回転することが出来る。さらに左右のギヤ7,8が共に移動して中央ギア9と噛み合うならば、スクリュー4はエンジン2とモーター3の動力を得て回転することが出来る。
従って、左側ギヤ7は右面10に歯形が形成され、右側ギヤ8は左面11に歯形が形成され、そして中央ギヤ9は両面に歯形を有している。そして、各ギヤ7,8の移動はシフトレバーによって操作することが出来るようにしている。勿論、ギヤ7,8,9ではなく摩擦板を取付けて摩擦係合させるように構成することも可能であるが、この場合には、油圧によって各クラッチ板を作動するように構成する。
ところで、エンジン2はガソリン又は軽油を燃料として駆動することが出来るが、モーター3は電気を消費して回転する為に、バッテリーを備えている。そして、このバッテリーに適宜充電して釣り場ではモーター駆動でボート1が静かに移動出来るようにしている。そこで、釣り場までエンジン2を使って航行する際にバッテリーを充電し、釣り場近くに来たところでエンジン2を切ってモーター駆動に切り換えることが出来る。
図3は本考案のボートの横断面を示しているが、該ボート1の底中央には凹部12が設けられ、該凹部12は船頭から船尾まで連続している。そこで、ボート1が走行する場合、凹部12に水が流れ、この流れで水車13a,13bを回転し、水車13a,13bと連結している発電機14a,14bによって電気を起こすことが出来る。船底中央に凹部12を設けることで、該凹部12を中心としてその両側には凸部15a,15bが形成され、この凸部15a,15bに水車13a,13bが取り付けられている。
すなわち、凸部15a,15bには上記凹部側を開口した穴16a,16bが形成され、この穴16a,16bに該水車13a,13bが取付けられる。水車13a,13bは水面と平行になるように配置され、その外周側一部は凹部側にはみ出している。従って、凹部12に流れる水によって水車13a,13bは回転することが出来る。
そして、水車13a,13bの軸17a,17bには発電機14a,14bが連結しており、水車13a,13bの回転によって発電機14a,14bが回って電気が起こされる。図4は穴16a,16bに収容された水車13a,13bの平面図を示している。このように両水車13a,13bは穴16a,16bに収容されて取付けられると共に、開口18a,18bから凹部側へ一部がはみ出し、凹部12を流れる水流によって水車13a,13bは回転することが出来る。
船頭から船尾にかけて連続した凹部12に流れる水19は水車13a,13bを効率よく回転することが出来る。すなわち、船底に設けた凹部12の下方は開口しているが、下方ほど水圧が高くなることで該水流は下方へ逃げ難くなり、その為に両側を拘束された凹部12を流れる水19によって水車13a,13bは効率よく回転する。特に、両水車13a,13bは対を成して配置されることで、両水車間の水流が速くなって,その結果、該水車13a,13bの回転速度は高まる。
図1に示したハイブリッド式の小型モーターボートは、船内機を備えた場合であるが、エンジンで駆動するスクリューを船外機としてモータ駆動のスクリューと歯別に装着することも出来る。従って、この場合には上記クラッチ5は不要となり、構造的には簡単となる。
1 ボート
2 エンジン
3 モーター
4 スクリュー
5 クラッチ
6 軸
7 ギヤ
8 ギヤ
9 中央ギヤ
10 右面
11 左面
12 凹部
13 水車
14 発電機
15 凸部
16 穴
17 軸
18 開口
19 水


















Claims (4)

  1. 主として魚釣りを対象としたモーターボートであって、該ボートにはスクリューを回転する為の動力源としてエンジンと電動モーターを備え、エンジンによる航行、モーターによる航行、そしてエンジンとモーターを併用した航行が行なえるように切り替えクラッチを備え、船底中央には船頭から船尾にかけて連続した凹部を設け、該凹部側を開口した穴には水車を取付けると共に水車の外周側一部を凹部側へはみ出すことで、凹部を流れる水流によって水車を回転し、この水車の回転によって発電することが出来るように発電機と連結し、上記モーターを回転する為に発電機によって発生した電気を蓄えるバッテリーを備えたことを特徴とするハイブリッド式の小型モーターボート。
  2. 主として魚釣りを対象としたモーターボートであって、該ボートにはスクリューを回転する為の動力源としてエンジンと電動モーターを備え、エンジンによる航行、モーターによる航行、そしてエンジンとモーターを併用した航行が行なえるように構成したものであり、上記エンジンによってスクリューを回転駆動する船外機とモーター駆動にてスクリューを回転する船内機を装着し、
    船底中央には船頭から船尾にかけて連続した凹部を設け、該凹部側を開口した穴には水車を取付けると共に水車の外周側一部を凹部側へはみ出すことで、凹部を流れる水流によって水車を回転し、この水車の回転によって発電することが出来るように発電機と連結し、上記モーターを回転する為に発電機によって発生した電気を蓄えるバッテリーを備えたことを特徴とするハイブリッド式の小型モーターボート。
  3. 上記凹部の両側に穴を設け、水車を穴に収容して水平に取付けた請求項1、又は請求項2記載のハイブリッド式の小型モーターボート。
  4. 上記水車の軸と発電機の軸を連結した請求項1、請求項2、又は請求項3記載のハイブリット式の小型モーターボート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019069686A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 ハイブリッド推進装置

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