JP3162939U

JP3162939U - 眼鏡保持穴付き前合わせシャツ

Info

Publication number: JP3162939U
Application number: JP2010004660U
Authority: JP
Inventors: 紀尚平松
Original assignee: 紀尚平松
Priority date: 2010-07-09
Filing date: 2010-07-09
Publication date: 2010-09-24
Anticipated expiration: 2020-07-09

Abstract

【課題】ボタン留め前合わせシャツに、最も簡潔な方法で、眼鏡の出し入れが容易で、ネクタイの着用を阻害することなく、人体の正中面付近での眼鏡保持を可能とするための構造を有した前合わせシャツを提供する。【解決手段】ワイシャツやブラウスなど、ボタン留め前合わせシャツにおいて、前見ごろのボタン穴側前立て４ｂに、眼鏡保持穴１を、一つから複数設けて眼鏡保持穴付き前合わせシャツを構成する。【選択図】図２

Description

本考案は、ワイシャツやクラシックブラウスなど、ボタンで留める前合わせシャツに関するものであり、眼鏡を保持するための眼鏡保持穴付き前合わせシャツに関するものである。

通常、ワイシャツやクラシックブラウスなどの、左右の前見ごろの前立てにボタンとボタン穴を有した、前合わせシャツにおいて、胸ポケット以外に眼鏡を保持するための構造は備えていない。眼鏡使用者の中には、運転、書類の閲覧、パソコン入力など、状況の変化により眼鏡を掛けたり外したりする人も多い。このため、眼鏡を頻繁に掛けたり外したりする人は、前合わせシャツの胸ポケットに入れるなど、衣類のどこかに、すぐに取り出せるような状態で所持していることが望ましい。

公開特許公報（Ａ）特開２００６−１３８０５３公開特許公報（Ａ）特開２００６−１８３２２４

眼鏡を頻繁に掛けたり外したりする人は、特に職務中において、通常の状況では決して脱ぐことのない衣類のどこかに、すぐに取り出せるような状態で所持していることが望ましい。このため、前合わせシャツの胸ポケットに入れるなどの方法がとられることが多い。

しかし、この方法だと、前かがみになった時に眼鏡を取り落としたり、上着を着たとき、携帯電話や札入れや名刺入れなどの上着ポケットの内容物と重なり、胸ポケットの前がかさ張るなどの難点があった。

サングラスのテンプルをカジュアルなシャツの胸元の合わせ目に差し込んで保持する時のように、眼鏡のテンプルを胸元のシャツの合わせ目に差し込んで保持する方法もあるが、この状態においてネクタイを装着するのは難しく、職場における服装としてはふさわしくない場合も多い。

また、これらと関連して、公開特許公報（Ａ）特開２００６−１３８０５３や公開特許公報（Ａ）特開２００６−１８３２２４などのポケットの発明もなされているが、これらにも欠点があった。上記発明のポケットの穴が、ボタンの取り付けられている方の前立てに開口していることから、シャツの前を合わせたとき、開口部は奥側になり、眼鏡のように凹凸の激しい構造を持った物品では出し入れが容易でない。さらに、ポケットを構成する分だけ構造が複雑になる。

本考案の課題は、眼鏡の出し入れを容易とし、ネクタイの着用を阻害することなく、人体の正中面付近で眼鏡の保持を可能とする最も簡潔な構造を、ボタン留め前合わせシャツに与えることにある。

ワイシャツやクラシックブラウスなど、ボタン留め前合わせシャツ５において、前見ごろのボタン穴側前立て４ｂに、ボタン穴２とは別の穴である眼鏡保持穴１を、一つから複数設ける。本考案は以上の構造を持つ、眼鏡保持穴付き前合わせシャツである。
尚、本出願全文において、前立てとは広義の意味で用いている。つまり、前立てとはボタン３やボタン穴２を装着する場所に補強や装飾のために施す細長い布を指す言葉として用いているのではない。ボタン３やボタン穴２を装着する場所、すなわち左右前見ごろの縁という意味で用いている。

本考案に眼鏡６を格納するときは、ボタン３をボタン穴２に掛けた状態で、眼鏡保持穴１に眼鏡６のテンプル６ａを挿入しながら、ボタン側前立て４ａとボタン穴側前立て４ｂの間に眼鏡６を指し入れればよい。取り出すときは、眼鏡６の端を摘んで引き抜けばよい。眼鏡６の出し入れは片手で容易に行うことができる。

図３に示すようにネクタイの着用を阻害することもない。

眼鏡を人体の正中面付近に保持するので、上着を着用しても、携帯電話や札入れや名刺入れなどの上着の胸ポケットの内容物と重なって胸ポケットの周辺がかさ張ることが少ない。

最も簡潔な構造であり、本考案の生産に際し従来のシャツ生産工程を大きく変える必要がない。

本考案の胸部の正面図眼鏡６を格納した、本考案の眼鏡保持穴１付近の斜視図。破線は透視を表す。眼鏡６を格納した本考案とネクタイ７を装着した人体の胸部の正面図。破線は透視を表す。

ボタン留め前合わせシャツ５において、前見ごろのボタン穴側前立て４ｂに、第二ボタン穴２と第三ボタン穴２の間に、眼鏡保持穴１を一つ開ける。眼鏡保持穴１の縁はボタン穴かがりと同じ方法でかがり縫いを施す。

穴の形は何であってもよい。が、ワイシャツであれば斜め一文字に、カジュアルシャツであれば円形やひし形などに、女性用カジュアルブラウスであればハート型などに、それぞれのファッションに応じた形状とするのが望ましい。

１眼鏡保持穴
２ボタン穴
３ボタン
４ａボタン側前立て
４ｂボタン穴側前立て
５ボタン留め前合わせシャツ
６眼鏡
６ａテンプル
７ネクタイ

Claims

衣類であるボタン留め前合わせシャツにおいて、
ボタン穴側前立て４ｂに、眼鏡保持穴１を一つから複数設けた、
眼鏡保持穴付き前合わせシャツ。