JP3160769B2 - パワーウインド制御装置 - Google Patents

パワーウインド制御装置

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JP3160769B2 JP25184691A JP25184691A JP3160769B2 JP 3160769 B2 JP3160769 B2 JP 3160769B2 JP 25184691 A JP25184691 A JP 25184691A JP 25184691 A JP25184691 A JP 25184691A JP 3160769 B2 JP3160769 B2 JP 3160769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のウイ
ンドガラスを自動的に上昇・下降させるパワーウインド
装置においてウインドガラスを駆動させるウインドモー
タを制御するのに利用されるパワーウインド制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3,図4はウインドガラスを上昇・下
降するパワーウインド装置を例示するものであり、図3
に示すパワーウインド装置50は特開平2−38684
号公報に記載されたものであり、図4に示すパワーウイ
ンド装置60は特開昭63−125790号公報に記載
されたものである。
【0003】図3に示すパワーウインド装置50は、ウ
インドガラスに連結したパワーウインドモータ51に備
えたモータ端子51a,51bに、第1,第2のリレー
52,53に備えた可動接点52a,53aが夫々接続
してあるとともに、第1,第2のリレー52,53に備
えた常閉側固定接点52b,53bに制御装置55に備
えた電流検出用端子55aが夫々接続してある。また、
第1,第2のリレー52,53に備えた常開側固定接点
52c,53cと第1,第2のリレー52,53に備え
たリレーコイル52d,53dの一端側には電源が接続
してあり、リレーコイル52d,53dの他端側には接
続点56,57を介して制御装置55に備えた制御用端
子55b,55cと第1のスイッチ(アップ側スイッ
チ)58,第2のスイッチ(ダウン側スイッチ)59が
接続してある。
【0004】そして、制御装置55は、第1のスイッチ
58または第2のスイッチ59がオン操作された際に、
オン操作された側の第1のリレー52のリレーコイル5
2dまたは第2のリレー53のリレーコイル53dへの
電源供給を第1のスイッチ58または第2のスイッチ5
9がオフ操作された後も保持してパワーウインドモータ
51の回転を続けさせ、パワーウインドモータ51がロ
ック状態となったときに電流検出用端子55aから入力
したロック電流により、オン操作された側の第1のリレ
ーコイル52dまたは第2のリレーコイル53dへの電
源供給を中止してパワーウインドモータ51を停止させ
る。
【0005】図4に示すパワーウインド装置60は、ウ
インドガラスに連結したパワーウインドモータ61に備
えたモータ端子61a,61bに、第1,第2のリレー
62,63に備えた可動接点62a,63aが夫々接続
してあるとともに、第1,第2のリレー62,63に備
えた常閉側固定接点62b,63bに制御装置65に備
えた電流検出用端子65aが夫々接続してある。また、
第1,第2のリレー62,63に備えた常開側固定接点
62c,63cと第1,第2のリレー62,63に備え
たリレーコイル62d,63dの一端側には電源が接続
してあり、リレーコイル62d,63dの他端側には制
御装置65に備えた制御用端子65b,65cが接続し
てあって、第1のスイッチ(アップ側スイッチ)68,
第2のスイッチ(ダウン側スイッチ)69が制御装置6
5に備えた信号入力端子65d,65eに夫々接続して
ある。
【0006】そして、制御装置65は、第1のスイッチ
68または第2のスイッチ69がオン操作された際に、
信号入力端子65dまたは65eから入力したオン操作
された側の第1のリレーコイル62dまたは第2のリレ
ーコイル63dが電源供給され、パワーウインドモータ
61がロック状態となったときに電流検出用端子65a
から入力したロック電流により、オン操作された側の第
1のリレーコイル62dまたは第2のリレーコイル63
dへの電源供給を中止してパワーウインドモータ61を
停止させる。
【0007】しかし、図3に示したパワーウインド装置
50の制御装置55では、制御用端子55b,55cに
接続点56,57を介して第1,第2のリレー52,5
3に備えたリレーコイル52d,53dの他端側と第1
のスイッチ(アップ側スイッチ)58,第2のスイッチ
(ダウン側スイッチ)59が接続してある構造であるた
め、電流検出用端子55aから入力したロック電流によ
り、オン操作された側の第1のリレー52のリレーコイ
ル52dまたは第2のリレー53のリレーコイル53d
への電源供給を中止してパワーウインドモータ51を停
止させた状態で、第1のスイッチ(アップ側スイッチ)
58または第2のスイッチ(ダウン側スイッチ)59を
オン操作すると、第1のリレー52のリレーコイル52
dまたは第2のリレー53のリレーコイル53dに対し
て通電を行い、それにより、パワーウインドモータ51
をロック側にさらに回転させてパワーウインドモータ5
1を焼損させないとは言い難いという問題点があった。
【0008】また、図4に示したパワーウインド装置6
0の制御装置65では、信号入力端子65d,65eに
第1のスイッチ(アップ側スイッチ)68,第2のスイ
ッチ(ダウン側スイッチ)69が夫々接続してあるとと
もに、制御用端子65b,65cに第1,第2のリレー
62,63に備えたリレーコイル62d,63dの他端
側が前記各スイッチ68,69と独立させて接続してあ
る構造であるため、電流検出用端子65aから入力した
ロック電流により、オン操作された側の第1のリレー6
2のリレーコイル62dまたは第2のリレー63のリレ
ーコイル63dへの電源供給を中止してパワーウインド
モータ61を停止させた状態で、第1のスイッチ(アッ
プ側スイッチ)68または第2のスイッチ(ダウン側ス
イッチ)69をオン操作したとしても、第1のスイッチ
(アップ側スイッチ)68,第2のスイッチ(ダウン側
スイッチ)69が制御装置65を介して第1のリレー6
2,第2のリレー63に接続してあるので、第1のリレ
ー62,第2のリレー63に通電を行えないようになっ
ているが、万が一に、制御装置65が故障した際、第1
のリレー62,第2のリレー63に対して通電を行えな
いため、パワーウインドモータ61を駆動することがで
きず、フェールセーフの面で支障があるという問題点が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、制御装置にスイッチにリレーを接続した状態で制御
装置に接続すると、パワーウインドモータを焼損するお
それがあり、スイッチとリレーを別々に制御装置に接続
すると、パワーウインドモータを駆動できなくなる場合
があることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパワー
ウインド制御装置は、パワーウインドモータを焼損させ
ることがなく且つ緊急時にパワーウインドモータを駆動
させることができるようにするため、正・逆回転により
ウインドガラスを上昇・下降移動させるパワーウインド
モータと、前記パワーウインドモータに備えたモータ端
子に接続された第1,第2のトランスファーリレーと、
前記トランスファーリレーに備えたリレーコイルに通電
を行う第1,第2のスイッチをそなえたパワーウインド
装置において、前記第1,第2のリレーコイルにいずれ
も通電が行われていないときに待機信号を発生する待機
信号発生手段と、前記パワーウインドモータが拘束され
た際にロック信号を発生し且つ前記待機信号によりロッ
ク信号を解除するロック検出手段と、第1のスイッチが
オン状態にあるときに第1の信号を発生し且つ第2のス
イッチがオン状態にあるときに第2の信号を発生するス
イッチ操作検出手段と、前記ロック信号が発生し且つ第
1の信号が発生した際に、第2のリレーコイルに通電を
行い且うとともにロック信号が発生し且つ第2の信号が
発生した際に、第1のリレーコイルに通電を行うリレー
駆動回路を備えた構成としたことを特徴としており、よ
り好ましい実施態様においてスイッチ操作検出手段に、
第1,第2のリレーコイルのいずれか一方が通電状態か
ら非通電状態になったときに前記リレーコイルのいずれ
か一方への非通電を保持する遅延回路を備えた構成とし
たことを特徴としており、パワーウインドモータを損傷
することなく且つ緊急時にも確実に駆動を行えるという
目的を実現した。
【0011】
【発明の作用】この発明に係わるパワーウインド制御装
置では、パワーウインドモータが拘束された状態となっ
た際に、ロック検出手段がパワーウインドモータの拘束
を検出し、第1,第2のリレーがいずれも通電されてい
ないときに発生する待機状態検出手段からの解除信号が
出るまで、ロック信号を発生させ、駆動回路がそのロッ
ク信号とスイッチ操作手段からの第1の信号または第2
の信号とによりパワーウインドモータが拘束された際に
駆動していたリレーとは相対する側のリレーを駆動させ
るため、第1の,第2のリレーに同時に電源の供給を行
って制動した後に、第1,第2のリレーの通電経路を断
って両リレーをオフする。そして、第1,第2のリレー
コイルがいずれも通電されなくなったことにより待機信
号発生手段から待機信号を発生させ、これにより、ロッ
ク検出手段がロック信号を解除して復帰させ、一実施態
様においてスイッチ操作検出手段の遅延回路が第1,第
2のリレーコイルのいずれか一方が通電状態から非通電
状態になったときに第1,第2のリレーコイルのいずれ
か一方への非通電を保持して第1、第2のリレーを同時
にオフ状態にしておくため、制動を行った後に第1,第
2のリレーは同時にオフとなるので、パワーウインドモ
ータを誤作動させることがなく、第1,第2のリレーが
制御装置からの駆動用信号でもスイッチからの駆動用信
号でも駆動するため、制御装置が故障してもパワーウイ
ンドモータの駆動を行える。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるパワーウインド制御装
置の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。
【0013】図示するパワーウインド装置1において、
ウインドガラスに連結したパワーウインドモータ2に備
えたモータ端子2a,2bには、第1,第2のトランス
ファーリレー(リレー)3,4に備えた可動接点3a,
4aが夫々接続してあるとともに、第1,第2のリレー
3,4に備えた常閉側固定接点3b,4bに制御装置1
0に備えたモータ電流検出用端子10aが夫々接続して
ある。また、第1,第2のリレー3,4に備えた常開側
固定接点3c,4cと第1,第2のリレー3,4に備え
たリレーコイル3d,4dの一端側には電源が接続して
あり、リレーコイル3d,4dの他端側には接続点A,
Bを介して制御装置10に備えた制御用端子10b,1
0cと第1のスイッチ(アップ側スイッチ)5,第2の
スイッチ(ダウン側スイッチ)6が接続してある。
【0014】制御装置10には、待機信号発生手段11
とロック検出手段12とスイッチ操作検出手段13とリ
レー駆動回路14が備えてある。
【0015】待機信号発生手段11は、ANDの論理回
路からなり、入力端子11a,11bには前記制御用端
子10b,10cに接続した接続点G,Hを介して電源
が接続してあり、出力端子11cにはロック検出手段1
2に備えたフリップフロップ12aが接続してあって、
前記接続点G,Hが同レベルでないときすなわちどちら
か一方のリレーコイル3d,4dに通電が行われている
ときにフリップフロップ12のR端子(F点)をローレ
ベルにし、いずれのリレーコイル3d,4dにも通電が
行われていないときにフリップフロップ12aのR端子
(F点)をハイレベルにしてリセットする。
【0016】ロック検出手段12は、モータ電流検出用
抵抗器12bと検出電圧増幅用のアンプ12cと検出電
圧比較用のコンパレータ12dとインバータ12eとフ
リップフロップ12fとから主として構成されており、
入力端子12gから入力したモータ電流検出用端子10
aの信号を抵抗器12bで電圧に変換したうえで、変換
した電圧をアンプ12cで増幅し、増幅した電圧をコン
パレータ12dで所定のレベルと比較し、比較したレベ
ルが所定の値よりも大きくなった際に、インバータ12
eを介してフリップフロップ12fのS端子に入力した
信号(ハイレベル)によりパワーウインドモータ2がロ
ックされたことを検出してQ端子(E点)に接続した出
力端子12iから第1の信号であるロック信号(ハイレ
ベル)を発生し、待機信号発生手段11の出力端子11
cに接続した入力端子12hを介してR端子(F点)に
入力した待機信号(ハイレベル)によりフリップフロッ
プ12fのQ端子(E点)に接続した出力端子12iか
らの前記ロック信号をキャンセルする。
【0017】スイッチ操作検出手段13は、シュミット
トリガICを有するNORの第1,第2の論理回路13
a,13bと前記第1,第2の論理回路13a,13b
の入力側に接続したCR回路である第1,第2の遅延回
路13c,13dとから構成されており、第1の論理回
路13aにより前記接続点Gに接続した入力端子13e
のレベルがハイレベルからローレベルに切換ったことに
基づいて第1のスイッチ5がオン切換えされたことを検
出した際に、出力端子13f(D点)から第1の信号で
あるハイレベルの信号を発生し、第2の論理回路13b
により前記接続点Hに接続した入力端子13gのレベル
がハイレベルからローレベルに切換ったことに基づいて
第2のスイッチ6がオン切換えされたことを検出した際
に、出力端子13h(C点)から第2の信号であるハイ
レベルの信号を発生する。
【0018】また、スイッチ操作検出手段13の第1,
第2の遅延回路13c,13dは第1,第2のスイッチ
5,6がオン切換えされたことにより出力端子13f,
13hから発生する第1,第2の信号を所定の時間だけ
遅らせる。
【0019】リレー駆動回路14は、ANDの第1,第
2の論理回路14a,14bとスイッチングトランジス
タTr1,Tr2とから主として構成されており、スイ
ッチ操作検出手段13の第1の論理回路13a側の出力
端子13fから入力端子14cを介して第1の論理回路
14aに入力したハイレベルの信号とロック検出手段1
2の出力端子12iから入力端子14dを介して第1の
論理回路14aに入力したハイレベルの信号とによりス
イッチングトランジスタトTr1に対してトリガを発し
てスイッチングトランジスタTr1を駆動させることに
より、制御端子10cと前記接続点Hに接続した入力端
子14e(接続点B)のレベルをハイレベルに切換え、
スイッチ操作検出手段13の第2の論理回路13b側の
出力端子13hから入力端子14fを介して第2の論理
回路14bに入力したハイレベルの信号とロック検出手
段12の出力端子12iから前記入力端子14dを介し
て第2の論理回路14bに入力したローレベルの信号と
によりスイッチングトランジスタトTr2に対してトリ
ガを発してスイッチングトランジスタTr2を駆動させ
ることにより、制御端子10cと前記接続点Gに接続し
た入力端子14g(接続点A)のレベルをローレベルに
切換える。
【0020】このような構造を有するパワーウインドモ
ータ制御装置1において、図2に示すように、アップ側
スイッチ5を点でオン切換えすると、接続点Aがロー
レベルになり、第1のリレー3のリレーコイル3dに電
源が供給されることから、第1のリレー3の可動接点3
aを常開側固定接点3cに接続させ、パワーウインドモ
ータ2の一方側のモータ端子2a→他方側のモータ端子
2b→第2のリレー4の可動接点4a→第2のリレー4
の常閉側固定接点4b→モータ電流検出用端子10a→
ロック検出手段12のモータ電流検出用抵抗器12b→
アースに電流が流れ、パワーウインドモータ2を正回転
させるので、ウインドガラスを上昇側に移動させる。
【0021】また、アップ側スイッチ5のオン切換えに
より接続点Aがローレベルになり、制御装置10の制御
用端子10bもローレベルとなることから、接続点Gが
ローレベルになり、スイッチ操作検出手段13の第1の
論理回路13aの入力の一方側がローレベルになり、第
1の論理回路13aの入力の他方側がローレベルである
ことから、これにより、出力端子13f(D点)がハイ
レベルとなる。
【0022】スイッチ操作検出手段13の出力端子13
f(D点)がハイレベルとなることから、スイッチ操作
手段13の第2の論理回路13b側の遅延回路13dが
充電を開始するとともに、リレー駆動回路14の入力端
子14cと第1の論理回路14aの入力の一方側がハイ
レベルとなる。
【0023】そして、アップ側スイッチ5のオン切換え
により接続点Aがローレベルになることで待機状態検出
手段11の一方側の入力端子11aに接続した接続点G
がローレベルとなり、他方側の入力端子11bに接続し
た接続点Hがハイレベルであることから、待機状態検出
手段11の出力端子11c(F点)がローレベルとな
り、ロック検出手段12のフリップフロップ12fのQ
端子(E点)はパワーウインドモータ2が正常に回転し
ていることによってモータ電流検出用抵抗器12bでの
検出電圧レベルが低いので、ローレベルとなり、リレー
駆動回路14の第1の論理回路14aからの出力はロー
レベルとなり、スイッチングトランジスタTr1を駆動
させない。
【0024】そこで、アップ側スイッチ5がオン切換え
されることによってウインドガラスを上昇側に移動させ
ている際に、ウインドガラスが拘束されて移動できなく
なると、パワーウインドモータ2が点において回転を
拘束されるので、一方側のモータ端子2aから他方側の
モータ端子2bに向けて過電流が流れるため、制御装置
10のモータ電流検出用端子10aがハイレベルとな
り、ロック検出手段12のモータ電流検出用抵抗器12
bからの検出電圧レベルが高くなり、それによって、フ
リップフロップ12fのS端子がハイレベルとなり、フ
リップフロップ12fのQ端子(E点)がハイレベルと
なることから、スイッチ操作検出手段13の出力端子1
3f(D点)がハイレベルであり且つロック検出手段1
2の出力端子12i(E点)がハイレベルであることか
ら、リレー駆動回路14の第1の論理回路14aの出力
がハイレベルとなって、スイッチングトランジスタTr
1をオンさせる。
【0025】スイッチングトランジスタTr1がオンす
ることによって、制御装置10の制御用端子10c(B
点)がローレベルとなるので、電源を第2のリレー4の
リレーコイル4dに供給して第2のリレー4の可動接点
4aを常開側固定接点4cに接続させ、パワーウインド
モータ2の他方側のモータ端子2bから一方側のモータ
端子2aに向けて電流を流すことから、パワーウインド
モータ2に第1のリレー3と第2のリレー4に対して相
対する方向から同時に電流を流すことによりパワーウイ
ンドモータ2を強制的に制動して回転を停止させる。
【0026】そして、アップ側スイッチ5を点におい
てオフ切換えすると、接続点Aがハイレベルになり、制
御装置10の制御用端子10bがハイレベルになるた
め、第1のリレー3のリレーコイル3dの電源が遮断さ
れる。
【0027】と同時に、接続点Gとスイッチ操作検出手
段13の入力端子13eがハイレベルになるので、スイ
ッチ操作検出手段13の出力端子13f(D点)がロー
レベルになり、スイッチ操作検出手段13の出力端子1
3f(D点)がローレベルになることによってリレー駆
動回路14の第1の論理回路14aの出力がローレベル
となり、これによって、スイッチングトランジスタTr
1をオフし、スイッチングトランジスタTr1がオフす
ることによって制御用端子10c(B点)がハイレベル
になる。
【0028】制御用端子10c(B点)がハイレベルに
なることから、接続点Hもハイレベルになり、G点およ
びH点がハイレベルであることによって待機状態検出手
段11の出力端子11c(F点)がハイレベルになって
ロック検出手段12のフリップフロップ12fのR端子
をハイレベルとしてフリップフロップ12fにより保持
していたロック信号をリセットし、ロック検出手段12
のフリップフロップ12fのR端子がハイレベルとなる
ため、フリップフロップ12fのQ端子(E点)がロー
レベルとなり、制御装置10の制御用端子10b,10
cがハイレベルとなって復帰する。
【0029】ここで、制御装置10の制御用端子10b
(A点),10c(B点)が同時にハイレベルになら
ず,制御用端子10cが先にハイレベルになった場合、
スイッチ操作検出手段13の第1の論理回路13bの入
力の一方側がローレベルになり、このとき、第1の論理
回路13bの入力の他方側がローレベルであると、スイ
ッチ操作検出手段13の出力端子13h(C点)がハイ
レベルになってリレー駆動回路14の第2の論理回路1
4bの入力の一方側がハイレベルになり且つロック検出
手段12のフリップフロップ12fのQ端子(E点)が
ハイレベルであることから、第2の論理回路14bの出
力がハイレベルとなってスイッチングトランジスタTr
2をオンさせてしまうので、スイッチ操作検出手段13
の第1の論理回路13b側の遅延回路13dの放電によ
りスイッチ操作検出手段13の出力端子13h(C点)
をローレベルのままで所定の時間だけ保持する。
【0030】次に、ダウン側スイッチ6を点において
オン切換えすると、接続点Bがローレベルになり、第2
のリレー4のリレーコイル4dに電源が供給されること
から、第2のリレー4の可動接点4aを常開側固定接点
4cに接続させ、パワーウインドモータ2の他方側のモ
ータ端子2b→一方側のモータ端子2a→第1のリレー
3の可動接点3a→第1のリレー3の常閉側固定接点3
b→モータ電流検出用端子10a→ロック検出手段12
のモータ電流検出用抵抗器12b→アースに電流が流
れ、パワーウインドモータ2を逆回転させるので、ウイ
ンドガラスを下降側に移動させる。
【0031】また、ダウン側スイッチ6のオン切換えに
より接続点Bがローレベルになり、制御装置10の制御
用端子10cもローレベルとなることから、接続点Hが
ローレベルになり、スイッチ操作検出手段13の第2の
論理回路13bの入力の一方側がローレベルになり、第
2の論理回路13bの入力の他方側がローレベルである
ことから、これにより、出力端子13h(C点)がハイ
レベルとなる。
【0032】スイッチ操作検出手段13の出力端子13
h(C点)がハイレベルになることから、スイッチ操作
手段13の第1の論理回路13a側の遅延回路13cが
充電を開始するとともに、リレー駆動回路14の入力端
子14fと第2の論理回路14bの入力の一方側がハイ
レベルとなる。
【0033】そして、ダウン側スイッチ6のオン切換え
により接続点Bがローレベルになることで待機状態検出
手段11の他方側の入力端子11bに接続した接続点H
がローレベルとなり、一方側の入力端子11aに接続し
た接続点Gがハイレベルであることから、待機状態検出
手段11の出力端子11c(F点)がローレベルとな
り、ロック検出手段12のフリップフロップ12fのQ
端子(E点)はパワーウインドモータ2が正常に回転し
ていることによってモータ電流検出用抵抗器12bでの
検出電圧レベルが低いので、ローレベルとなり、リレー
駆動回路14の第1の論理回路14aからの出力はロー
レベルとなり、スイッチングトランジスタTr2を駆動
させない。
【0034】そこで、ダウン側スイッチ6がオン切換え
されることによってウインドガラスを下降側に移動させ
ている際に、ウインドガラスが拘束されて移動できなく
なると、パワーウインドモータ2が点において回転を
拘束されるので、他方側のモータ端子2bから一方側の
モータ端子2aに向けて過電流が流れるため、制御装置
10のモータ電流検出用端子10aがハイレベルとな
り、ロック検出手段12のモータ電流検出用抵抗器12
bからの検出電圧レベルが高くなり、それによって、フ
リップフロップ12fのS端子がハイレベルとなり、フ
リップフロップ12fのQ端子(E点)がハイレベルと
なることから、スイッチ操作検出手段13の出力端子1
3c(D点)がハイレベルであり且つロック検出手段1
2の出力端子12i(E点)がハイレベルであることか
ら、リレー駆動回路14の第2の論理回路14bの出力
がハイレベルとなって、前記スイッチングトランジスタ
Tr1と対向側のスイッチングトランジスタTr2をオ
ンさせる。
【0035】スイッチングトランジスタTr2がオンす
ることによって、制御装置10の制御用端子10b(A
点)がローレベルとなるので、電源を第1のリレー3の
リレーコイル3dに供給して第1のリレー3の可動接点
3aを常開側固定接点3cに接続させ、パワーウインド
モータ2の一方側のモータ端子2aから他方側のモータ
端子2bに向けて電流を流すことから、パワーウインド
モータ2に第2のリレー4と第1のリレー3に対して相
対する方向から同時に電流を流すことによりパワーウイ
ンドモータ2を強制的に制動して回転を停止させる。
【0036】そして、ダウン側のスイッチ5を点にお
いてオフ切換えすると、接続点Bがハイレベルになり、
制御装置10の制御用端子10cがハイレベルになるた
め、第2のリレー4のリレーコイル4dの電源が遮断さ
れる。
【0037】と同時に、接続点Hとスイッチ操作検出手
段13の入力端子13gがハイレベルになるので、スイ
ッチ操作検出手段13の出力端子13h(C点)がロー
レベルになり、スイッチ操作検出手段13の出力端子1
3h(C点)がローレベルになることによってリレー駆
動回路14の第2の論理回路14bの出力がローレベル
となり、これによって、スイッチングトランジスタTr
2をオフし、スイッチングトランジスタTr2がオフす
ることによって制御用端子10b(A点)がハイレベル
になる。
【0038】制御用端子10b(A点)がハイレベルに
なることから、G点もハイレベルになり、H点およびG
点がハイレベルであることによって待機状態検出手段1
1の出力端子11c(F点)がハイレベルになってロッ
ク信号をリセットし、ロック検出手段12のフリップフ
ロップ12fのR端子がハイレベルとなるため、フリッ
プフロップ12fのQ端子(E点)がローレベルとな
り、制御装置10の制御用端子10b,10cがハイレ
ベルとなって復帰するものとなる。
【0039】ここで、制御装置10の制御用端子10b
(A点),10c(B点)が同時にハイレベルになら
ず、制御用端子10cが先にハイレベルになった場合、
スイッチ操作検出手段13の第1の論理回路13aの入
力の一方側がローレベルになり、このとき、第1の論理
回路13aの入力の他方側がローレベルであると、スイ
ッチ操作検出手段13の出力端子13f(D点)がハイ
レベルになってリレー駆動回路14の第1の論理回路1
4aの入力の一方側がハイレベルになり且つロック検出
手段12のフリップフロップ12fのQ端子(E点)が
ハイレベルであることから、第1の論理回路14aの出
力がハイレベルとなってスイッチングトランジスタTr
1をオンさせてしまうので、スイッチ操作検出手段13
の第1の論理回路13a側の遅延回路13cの放電によ
りスイッチ操作検出手段13の出力端子13f(D点)
をローレベルのままで所定の時間だけ保持する。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるパワーウインド制御装置は、上述した構成としたこ
とから、パワーウインドモータが拘束された状態となっ
た際に、ロック検出手段がパワーウインドモータの拘束
を検出し、第1,第2のリレーがいずれも通電されてい
ないときに発生する待機状態検出手段からの解除信号が
出るまで、ロック信号を発生させ、駆動回路がそのロッ
ク信号とスイッチ操作手段からの第1の信号または第2
の信号とによりパワーウインドモータが拘束された際に
駆動していたリレーとは相対する側のリレーを駆動させ
るため、第1の,第2のリレーに同時に電源の供給を行
って制動した後に、第1,第2のリレーの通電経路を断
って両リレーをオフし、第1,第2のリレーコイルがい
ずれも通電されなくなったことにより待機信号発生手段
から待機信号を発生させ、これにより、ロック検出手段
がロック信号を解除して復帰させ、スイッチ操作検出手
段の遅延回路が第1,第2のリレーコイルのいずれか一
方が通電状態から非通電状態になったときに第1,第2
のリレーコイルのいずれか一方への非通電を保持して第
1、第2のリレーを同時にオフ状態にしておくため、制
動を行った後に第1,第2のリレーは同時にオフとなる
ので、パワーウインドモータを誤作動させることがな
く、第1,第2のリレーが制御装置からの駆動用信号で
もスイッチからの駆動用信号でも駆動するため、制御装
置が故障したとしても、第1,第2のスイッチで第1,
第2のリレーを独立して駆動することができるので、パ
ワーウインドモータの駆動を確実に行え、フェールセー
フの面で優れるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパワーウインド装置による一実施例
の回路構成図である。
【図2】図1に示したパワーウインド装置の動作を説明
するタイムチャートである。
【図3】従来のパワーウインド装置の概略回路図であ
る。
【図4】図3に示したものとは異なる従来のパワーウイ
ンド装置の概略回路図である。
【符号の説明】
1 パワーウインド装置 2 パワーウインドモータ 2a,2b モータ端子 3,4 第1のトランスファーリレー,第2のトランス
ファーリレー 3d,4d リレーコイル 5,6 第1のスイッチ,第2のスイッチ 10 モータ制御装置 11 待機信号発生手段 12 ロック検出手段 13 スイッチ操作検出手段 13c,13d 遅延回路 14 リレー駆動手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正・逆回転によりウインドガラスを上昇
    ・下降移動させるパワーウインドモータと、前記パワー
    ウインドモータに備えたモータ端子に接続された第1,
    第2のトランスファーリレーと、前記トランスファーリ
    レーに備えたリレーコイルに通電を行う第1,第2のス
    イッチをそなえたパワーウインド装置において、前記第
    1,第2のリレーコイルにいずれも通電が行われていな
    いときに待機信号を発生する待機信号発生手段と、前記
    パワーウインドモータが拘束された際にロック信号を発
    生し且つ前記待機信号によりロック信号を解除するロッ
    ク検出手段と、第1のスイッチがオン状態にあるときに
    第1の信号を発生し且つ第2のスイッチがオン状態にあ
    るときに第2の信号を発生するスイッチ操作検出手段
    と、前記ロック信号が発生し且つ第1の信号が発生した
    際に、第2のリレーコイルに通電を行うとともにロック
    信号が発生し且つ第2の信号が発生した際に、第1のリ
    レーコイルに通電を行うリレー駆動回路を備えたことを
    特徴とするパワーウインド制御装置。
  2. 【請求項2】 スイッチ操作検出手段に、第1,第2の
    リレーコイルのいずれか一方が通電状態から非通電状態
    になったときに前記リレーコイルのいずれか一方への非
    通電を保持する遅延回路を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のパワーウインド制御装置。
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