JP3160184B2 - 育毛・発毛用真空含浸方法およびその方法に用いる真空含浸装置 - Google Patents
育毛・発毛用真空含浸方法およびその方法に用いる真空含浸装置Info
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方法およびその方法に用いる真空含浸装置に関するもの
である。
て世界各国で活発に行われており、優れた育毛・発毛作
用をもった種々の育毛剤が開発されている。育毛剤は、
一般に、栄養補給剤、血管拡張剤、ホルモン剤等により
毛根を活性化するもので、これらの有効成分が溶剤で調
整されて薬液として使用されている。従来、これらの育
毛剤の薬液を使用する場合、頭皮に薬液を塗布し、指先
で頭皮を揉んだり、あるいは軽く叩くなどの処置を施し
て、薬液が毛穴に染み込むようにしている。
うに頭皮に薬液を直接塗布して使用する場合、頭皮の毛
穴に生じた皮脂肪が毛孔の小溝に皮膜層を形成すること
から、この皮膜層が゛バリヤー゛となって毛孔への薬液
の侵入を遮断し、育毛剤が毛根に達しにくい状況にあ
る。したがって、育毛剤の薬液を多量に塗布しても、毛
根に供給される量が少なく、育毛剤の作用が十分に生か
されないものになっている。これに対し、育毛剤に溶解
剤を配合して皮膜層を溶かして薬液の浸透を促進するよ
うにしたものがあるが、毛穴の奥まで十分に皮膜層を取
り除くことは困難で、また、十分に皮膜層を取り除いた
としても、薬液の表面張力が比較的大きいため、毛穴の
奥まで薬液が浸透しにくく、育毛剤が毛根に作用しにく
いものであった。そこで、本発明は、このような現状に
鑑みなされたもので、毛穴の奥まで育毛剤を十分に浸透
させることで、毛根に育毛剤を効率よく供給し、毛根の
活性化を促進するようにした育毛・発毛用真空含浸方法
およびその方法に用いる真空含浸装置を提供することを
目的とする。
毛・発毛用真空含浸方法は、被施術者の頭部に界面活性
剤を散布して頭皮を洗浄する工程、前記頭部にヘヤキャ
ップを取り付けて頭皮を密閉する工程、前記頭皮と前記
ヘヤキャップとにより形成される密閉室の空気を排気
し、前記密閉室を真空状態に保持することで、前記頭皮
の毛穴の空気を吸い出す工程、前記密閉室を真空状態に
保ったまま、前記密閉室に育毛剤を供給して霧化させる
工程、前記密閉室の真空状態を開放し、前記密閉室の内
気圧を瞬間的に上昇させることにより、前記頭皮の毛穴
に霧化状態の前記育毛剤を吸い込ませる工程からなるこ
とを特徴とする。
は、被施術者の頭皮を密閉するヘヤキャップと、前記頭
皮と前記ヘヤキャップとにより形成される密閉室を真空
状態に保持し、前記頭皮の毛穴から空気を吸い出す真空
ポンプと、育毛剤の薬液を貯留する容器であって、真空
状態の前記密閉室に前記薬液を供給して霧化させる貯留
容器と、前記密閉室の真空状態を開放し、前記密閉室の
内気圧を瞬間的に上昇させることにより、前記頭皮の毛
穴に霧化状態の前記育毛剤を吸い込ませる真空開放バル
ブとを備えたことを特徴とする。
法は、被施術者の体表面に界面活性剤を散布して毛穴を
洗浄する工程、前記体表面の所定位置に育毛剤を塗布す
る工程、前記育毛剤を塗布した体表面に通気孔付きの吸
盤を当てて、前記体表面と前記吸盤との間に密閉室を形
成する工程、前記通気孔を塞ぎながら前記吸盤を押すこ
とで前記密閉室から空気を抜き、前記密閉室を真空状態
にして前記体表面の毛穴から空気を吸い出す工程、前記
通気孔を開放することにより、前記密閉室の内気圧を瞬
間的に上昇させ、前記毛穴に前記育毛剤を吸い込ませる
工程からなることを特徴とする。
「界面活性剤」については、例えば市販の洗髪用シャン
プーを用いることができる。具体的には、界面活性剤と
して、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン性界面活性剤等を含むものが望ましい。特に、洗髪用
シャンプーに研磨剤を混入させたものを用いると、毛穴
周辺の皮膜層が研磨剤により剥がれやすくなり、育毛剤
の含浸効果がより高められる。
限定されないが、市販の液状のものであればはほとんど
使用することができる。特に、ペンタデカン酸グリセリ
ド(PDG)を有効成分にしたものを用いると、極めて
優れた育毛効果が期待される。その他、育毛剤に配合可
能な有効成分は、栄養補給剤としては、ビタミン類のパ
ントテン酸カルシウム、ビタミンAアセテート、バント
テニルアルコール、塩酸ピリドキシン、アミノ酸類のメ
チオニン、セリン等を使用することができ、また、血管
拡張剤としては、酢酸α−トコフェロール、塩化カルプ
ロニウム、スウェルチノーゲン(センブリエキス)、刺
激剤としては、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジ
ル、ノニル酸バニリルアミド、l−メントール、朝鮮人
参、ホルモン剤としては、女性ホルモン(エチニルエス
トラジオール、ジプロピオン酸エストラジオール)等を
用いることが可能である。なお、これらの有効成分の濃
度を調整する溶剤としては、例えばエタノール、精製水
等を用いるとよい。
剤は、真空状態の密閉室に散布され、霧化した状態で頭
皮に供給されることとなる。しがたって、薬液の表面張
力が比較的大きくても、毛穴に薬液を浸透させることが
できることから、育毛剤の有効成分の濃度を高めたもの
を真空含浸専用の薬液とて使用することができ、育毛剤
の作用を格段に向上させることが可能になる。
個人差により異なるが、10torr以下の中真空また
は高真空の状態にするのが望ましい。この程度の圧力ま
で低下させると、毛穴の大きさおよび頭皮の柔軟性との
関係で、薬液が毛穴に入りやすく、また、含浸時間を短
くすることができるからである。一般には、太毛の人の
場合には高真空の圧力に設定し、細毛の人の場合は、中
真空の圧力に設定するとよい。また、個々の髪質、頭皮
の状態に最も適した圧力状態をチェックして個人用のカ
ルテ等を作成するのもよい。
については、育毛剤の薬液を密閉室に噴霧するか、点滴
針などで液滴として供給することが望ましい。頭部にヘ
ヤキャップをセットする前に予め頭皮に薬液を塗布して
おくことも可能である。
皮下組織に達しており、毛乳頭3から栄養分を吸収して
成長する。頭皮4からやや下層部に皮脂胞5があり、こ
の皮脂胞5から生じる脂肪分が毛穴の表層部に皮膜層M
を形成している。頭皮に育毛剤を供給する場合、この毛
乳頭3を刺激して毛根2を活性化することが望ましいと
考えられる。本発明によれば、まず、頭皮4を界面活性
剤で洗浄して図1に示す皮膜層Mを取り除き、次いで、
図2に示すように、頭皮4を真空状態に保持すること
で、毛孔Hの空気を外部に吸い出す。即ち、頭皮を吸い
上げて毛穴を開いた状態に保つ。次いで、頭皮4の表面
の空間に育毛剤を供給して霧状に拡散させた後、この真
空状態を開放すると、図3に示すように、毛孔Hに空気
が流入し、このとき、育毛剤がこの流入空気とともに毛
孔Hの奥まで浸透する。
する。まず、第1実施例による真空含浸装置を図4およ
び図5に示す。真空含浸装置1は、ヘヤキャップ2、真
空ポンプP1、P2、および薬液貯留容器3を備える。ヘ
ヤキャップ2の排気口15、注入口16および吸気口1
7にそれぞれ排気ホース4、薬液供給ホース5および吸
気ホース6が接続されている。ヘヤキャップ2内の空気
は、真空ポンプP1、P2により排気ホース4を介して排
出され、真空状態に保持される。ヘヤキャップ2内の気
圧は、圧力計10により測定可能になっている。また、
各ホースの制御バルブについては、排気ホース4に真空
保持バルブ7が設けられ、吸気ホース6には、真空開放
バルブ8が設けられる。薬液供給ホース5には、薬液バ
ルブ9が設けられている。
ルメット形のキャップ本体12に環状の伸縮バンド13
が固定されてなる。キャップ本体12の頂部には、ジョ
イント14が形成されており、このジョイント14の軸
方向に、吸引口15、注入口16および脱気口17がそ
れぞれ形成されている。各ホースの先端は、各口15、
16、17にインサート成形により固定されている。ま
た、注入口16の開口部には噴霧ノズル20が取付けら
れる。噴霧ノズル20は、円錐台形の板状のもので、板
面に貫通して細孔が多数形成されている。
伸縮バンド13は、縦方向および横方向の肉厚が比較的
幅広にとられており、大きな弾性力をもって頭部に締め
付けられる。伸縮バンド13の外周部には、気密性を高
めるために金属バンド23を締め付けることも可能であ
る。ヘヤキャップ2の構成材料については、例えばキャ
ップ本体12およびジョイント14にはシリコン、ゴム
を用いることができ、また、伸縮バンド13にはウレタ
ン等を用いることができる。
用の2種のポンプが採用され、排気ホース4の三方弁2
4により切り換え可能になっている。低真空用の真空ポ
ンプP1には、回転ポンプ、ピストンポンプ等が用いら
れ、また、高真空用の真空ポンプP2には、拡散ポン
プ、エジェクターポンプ、拡散エジェクターポンプ等が
用いられる。薬液貯留器3には、所定の育毛剤の薬液が
注入され、薬液バルブ9を操作することで、薬液供給ホ
ース5を介して薬液がヘヤキャップ2内に送られる。
する。 まず、被施術者の頭部を研磨剤入りのシャンプーを塗
布してマッサージし、頭皮の皮脂肪を洗い落とす。研磨
剤を入れるのは、頭皮表面の毛穴に詰まった脂肪分を効
率よく剥すためである。洗浄後は、タオルなどで頭皮の
水分を拭き取っておく。 次に、被施術者の頭部にヘヤキャップ2を取り付けて
頭皮を密閉状態に保つ。このとき、額から後頭部にかけ
て伸縮バンド13を巻いてキャップ内の密閉室Rの気密
性を高める。なお、伸縮バンド13による締め付けが不
十分な場合は、伸縮バンド13の上から補強用の金属バ
ンド23で締め付けるとよい。
させて密閉室の空気を排気し、密閉室Rを真空状態にす
る。真空圧の設定値は、被施術者の毛髪、頭皮の状態に
より異なるが、10torr以下に低下させることが望
ましい。このように密閉室Rが真空状態に保持される間
に、毛穴に詰まった皮脂肪等も外部に吸い出されること
になる。ここで、真空ポンプP1、P2の使用方法につい
ては、例えば、まず、真空ポンプP1で760torr
〜60torr程度までの補助真空を行い、次いで、真
空ポンプP2に切り換えて10torr以下の目標値ま
で圧力を低下させる。これにより、各真空ポンプに過大
な負荷を与えることなく、比較的容易に目標とする真空
状態を実現することができる。なお、真空圧の設定値が
10torr程度と比較的高い場合については、真空ポ
ンプP1のみを作動させることで、十分に真空状態を保
持することが可能である。したがって、必要に応じて真
空ポンプP2を使用せずに、真空ポンプP1のみを使用す
るようにしてもよい。
たことを圧力計10で確認して真空保持バルブ7を閉じ
た後、すぐに薬液バルブ9を開いて薬液を密閉室Rに噴
霧する。このとき、密閉室R内は真空状態であるため、
薬液が瞬間的に密閉室Rで超微粒子となって拡散する。
薬液の供給量については、育毛剤の種類、濃度、密閉室
の容積等によって異なるが、有効成分が密閉室に十分に
充満する程度の量とする。例えば、1回の施術あたり薬
液の使用量は、5〜20ml程度に使用するように調整
することが望ましい。なお、薬液の濃度については、表
面張力の影響が少ないため、通常の育毛剤の使用時より
も高い濃度で用いることができる。 次いで、真空開放バルブ8を開にして密閉室Rに外気
を送り、密閉室Rの内気圧を瞬間的に上昇させる。する
と、空気の流入にともなって密閉室Rに拡散した薬液の
一部が毛穴に吸い込まれ、毛根付近まで浸透する。 その後、密閉室Rを大気圧に戻した後、ヘヤーキャッ
プ2を取り外し、湿熱スチーマーにて頭皮を乾燥させ
る。望ましくは、水蒸気にO.1ppm以下のオゾンを
含有させると、頭皮を刺激して毛根に刺激を与え、育毛
剤の育毛作用をさらに促進することができる。
を行うと、毛穴に育毛剤が吸い込まれることになり、よ
り確実に薬液を毛根に供給することができる。したがっ
て、育毛剤の有効成分の作用を十分に引き出すことがで
き、より短期間で発毛・育毛効果を発揮させることがで
きる。また、前記〜の工程は、比較的短時間で行う
ことができるため、装置一台当たりで施術可能な人数が
比較的多いものとなる。したがって、施術者にとって
も、施術時間が短くなることから、定期的に行っても面
倒になりにくいものである。
を図6に示す。第2実施例による真空含浸装置30は、
排気ホース31と吸気ホース32とを通気ホース33に
接続し、三方弁34により空気通路を切り換え可能にし
たものである。ヘヤキャップ35は、頂面に注入口36
が形成され、側面に通気口37が形成される。ヘヤキャ
ップ35内の空気を排出する場合、三方弁34を排気ホ
ース31側にし、バルブ39を開にして真空ポンプPを
作動させる。ヘヤキャップ35内の真空圧は、通気ホー
ス41の圧力計で確認することができる。また、真空状
態を開放する場合は、三方弁34を吸気ホース32側に
切り換え、バルブ40を開いて吸気ホース32および通
気ホース33を介してキャップ内に外気を送り込む。こ
のように第2実施例の真空含浸装置の場合、通気ホース
33が脱気と吸気の兼用ホースとして用いられるため、
配管構成が簡単になり、ヘヤキャップの気密性がさらに
向上することになる。
を図7および図8に示す。第3実施例による真空含浸装
置50は、吊り下げ型の薬液供給容器51と針付きチュ
ーブ52とにより薬液の供給を行うようにしたものであ
る。図7に示すように、薬液供給容器51は、支柱53
の所定の高さ位置に吊り下げられ、ゴム栓51aが下方
に向けてセットされる。シリコン等からなる針付きチュ
ーブ52は、両端に点滴針が取り付けられており、一端
の針54が薬液貯留容器のゴム栓51aに挿入され、図
8に示す他端の針55がヘヤキャップ56のゴム栓58
に挿入される。ゴム栓58の形状は、先端部に筒体58
aが形成され、この筒体58a内に針55の先端が納ま
るようになっている。なお、筒体58aは、針55が筒
体58aの下方に突出するのを防止するため、容易に変
形しない材質で形成される。ヘヤキャップへの薬液の供
給量は、チューブ52の流量調節弁59により調節可能
になっており、また、流量調節弁59の上流側には、チ
ューブ52の潰れを防止する負圧制御筒60が設けられ
ている。第3実施例によると、薬液供給容器51および
針付きチューブ52の取付けおよび取替え作業が容易に
なるため、施術作業の効率化を図ることができる。ま
た、ヘヤキャップ内の気密性が良好になり、しかも、薬
液の供給量の調節を極めて容易に行うことができる。
に示す。第4実施例は、頭皮の任意の位置に吸盤を用い
て真空含浸を行うようにしたものである。吸盤61は、
ゴム、樹脂等の弾性体からなるもので、天井部61aに
通気孔62を有する。円形の吸着部61bの内部に密閉
室Rが形成される。真空含浸を行う場合、図10に示す
ように、頭皮の所定位置に育毛剤を滴下し、育毛剤を密
閉するように頭皮に吸盤をセットする。次いで、通気孔
62を掌で塞ぐようにして天井部61aを数回押してポ
ンプ動作を繰り返し、通気孔62から密閉室R内の空気
を抜いて真空状態に保つ。その後、吸盤61から手を離
すと、密閉室Rに通気孔62から外気が流入し、真空状
態が開放され、頭皮に付着した育毛剤が毛穴に吸い込ま
れて浸透する。
をより具体的に説明するため、ラバー板を用いた実験例
を図11〜14に示す。実験方法は、図11に示すラバ
ー板65に所定径の細孔65aを複数個形成し、この細
孔65aに前記吸盤61を用いて育毛剤を真空含浸させ
ることにより行った。まず、図11に示すように、ラバ
ー板65に数mmリットルの育毛剤の薬液Lをスポイト
で滴下する。このとき、薬液Lの表面張力によって各細
孔65aにはほとんど液は入らない。次に、図12に示
すように、薬液Lを覆うようにラバー板65の表面に吸
盤61を押し当て、通気孔62を手で塞ぎながら天井部
61aを数回押して密閉室Rの空気を抜く。このとき、
密閉室Rは真空状態に保持され、細孔65aの空気は、
気泡となって薬液表面に現れる。その後、図13に示す
ように、通気孔62を開放し、密閉室Rに外気を導入す
ると、薬液Lの一部が細孔65aに吸い込まれる。図1
4に示すように、ラバー板65を撓ませて細孔65aを
開くと、細孔65aに吸い込まれた薬液Lを容易に確認
することができる。
吸盤を用いることで、所望の位置に真空含浸を行うこと
が可能になる。したがって、頭皮の毛の少ない位置に部
分的に真空含浸を行ったり、また、頭部に限らず、体表
面の任意の位置に育毛剤を真空含浸させることができ
る。さらに、吸盤と育毛剤とをセットにして用いること
で、家庭などで手軽に真空含浸を行うこともできる。な
お、第4実施例では、吸盤の天井部に通気孔を設けて手
で塞ぐ構成としたが、その他の変形例としては、通気孔
に逆止弁等を設けてもよい。また、天井部に吸引ホース
を接続して真空ポンプにより真空状態を保つようにする
ことも可能である。
毛用真空含浸方法およびその方法を用いる真空含浸装置
によれば、次のような効果を得ることができる。 a)育毛剤の薬液を毛穴に深く浸透させることができ、
毛根に育毛剤を確実に供給することができる。 b)育毛剤の定期的な供給により、短期間で育毛剤の作
用を発揮させることができる。 c)髪質、頭皮等の体質に影響されにくく、必要な育毛
剤の供給量を確実に頭皮に供給することができる。 d)育毛剤の薬液の種類、濃度等の制限が少なく、使用
可能な育毛剤の幅が広範囲なものになる。
明するための毛根の式断面図である。
明するための毛穴の真空状態を示す模式断面図である。
明するための育毛剤の含浸状態を示す模式断面図であ
る。
浸装置を示す概略構成図である。
浸装置のヘヤキャップの使用状態を示す断面図である。
浸装置を示す概略構成図である。
浸装置の部分構成図である。
浸装置のヘヤキャップを示す部分拡大断面図である。
法に用いる吸盤を示す半断面図である。
る。
含浸方法を説明するための模式図である。
含浸方法を説明するための模式図である。
含浸方法を説明するための模式図である。
含浸方法を説明するための模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 被施術者の頭部に界面活性剤を散布して
頭皮を洗浄する工程、 前記頭部にヘヤキャップを取り付けて頭皮を密閉する工
程、 前記頭皮と前記ヘヤキャップとにより形成される密閉室
の空気を排気し、前記密閉室を真空状態に保持すること
で、前記頭皮の毛穴の空気を吸い出す工程、 前記密閉室を真空状態に保ったまま、前記密閉室に育毛
剤を供給して霧化させる工程、 前記密閉室の真空状態を開放し、前記密閉室の内気圧を
瞬間的に上昇させることにより、前記頭皮の毛穴に霧化
状態の前記育毛剤を吸い込ませる工程からなることを特
徴とする育毛・発毛用真空含浸方法。 - 【請求項2】 被施術者の頭皮を密閉するヘヤキャップ
と、前記頭皮と前記ヘヤキャップとにより形成される密閉室
を真空状態に保持し、前記頭皮の毛穴から空気を吸い出
す 真空ポンプと、 育毛剤の薬液を貯留する容器であって、真空状態の前記
密閉室に前記薬液を供給して霧化させる貯留容器と、 前記密閉室の真空状態を開放し、前記密閉室の内気圧を
瞬間的に上昇させることにより、前記頭皮の毛穴に霧化
状態の前記育毛剤を吸い込ませる真空開放バルブとを備
えたことを特徴とする育毛・発毛用真空含浸装置。 - 【請求項3】 被施術者の体表面に界面活性剤を散布し
て毛穴を洗浄する工程、 前記体表面の所定位置に育毛剤を塗布する工程、 前記育毛剤を塗布した体表面に通気孔付きの吸盤を当て
て、前記体表面と前記吸盤との間に密閉室を形成する工
程、前記通気孔を塞ぎながら前記吸盤を押すことで前記密閉
室から空気を抜き、前記密閉室を真空状態にして前記体
表面の毛穴から空気を吸い出す 工程、前記通気孔を開放することにより、前記密閉室の内気圧
を瞬間的に上昇させ、 前記毛穴に前記育毛剤を吸い込ま
せる工程からなることを特徴とする育毛・発毛用真空含
浸方法。
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JP15012895A JP3160184B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-06-16 | 育毛・発毛用真空含浸方法およびその方法に用いる真空含浸装置 |
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JP7-119990 | 1995-05-18 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0928448A JPH0928448A (ja) | 1997-02-04 |
JP3160184B2 true JP3160184B2 (ja) | 2001-04-23 |
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JP15012895A Expired - Lifetime JP3160184B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-06-16 | 育毛・発毛用真空含浸方法およびその方法に用いる真空含浸装置 |
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JPH0928448A (ja) | 1997-02-04 |
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