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食品掬い取りトング

Abstract

【課題】二本の柄部を握り締めるだけで、多種類の固形物の食品を挟むだけでなく、掬う事もできる食品用トングを提供する。【解決手段】二つの柄部前縁22aの上端近く(手部21と反対側)を番部23で架橋する。番部23の回転軸の方向は柄部22とほぼ平行であるようにする。許容された方向以外への変形をできるだけ防ぐために番部23はXの字型が最も良い。手部21は、汁物を落とし、固形物だけを拾い上げることができるように、手部下縁21dに櫛状歯21eを設ける。生産コストを抑えるために、手部21と柄部22と番部23を連続した一体の部材で構成するのがよい。【選択図】図3

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JP3157605U

Japan

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English
Inventor
紀尚 平松
紀尚 平松

Worldwide applications
2009 JP

Application JP2009008475U events
2010-02-25
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Anticipated expiration
Ceased

Description

本考案は、氷、ケーキ、パスタ、薬味などの食品を挟みながら、掬い取る、U字形の道具である食品掬い取りトングに関する。
氷、ケーキ、パスタ、薬味などの食品を挟む、U字形の道具である食品用トングは、二本の柄部12と、それぞれの柄部12の下端に装着した手部11と、それぞれの柄部12の上端を連結する番部13とからなる。多くの場合、番部13は、柄部12の上端を架橋する柄部12と連続したU字形の部材であり、その材質が持つ弾性を利用して、手部11の開閉を補助している。また、一部の食品用トングの番部13は、柄部12の上端に設けた回転支軸と回転軸受けを介して二本の柄部12を連結し、二本の柄部12の間に反発弾性体を挿入して、手部11の開閉を補助している。
この構造によって、食品用トングを手に持ち、二本の柄部12を閉じ合わせようとすると二本の柄部12は内転し、手部11が閉じ合わせられる。脱力すれば、二本の柄部12は弾性により外転し、閉じ合わせられていた手部11が開かれる仕組みになっている。いずれの場合も、番部13の開閉の回転軸14の向きは、柄部12に対してほぼ垂直な方向である。したがって、二本の柄部12の動きは、内転と外転のみで、内旋と外旋を伴うことはない。
従来の食品用トングは、番部13の開閉の回転軸14の向きが、柄部12に対してほぼ垂直であり、二本の柄部12の動きは、内転と外転のみに限定される。柄部12を閉じ合わせることにより、手部11は手部掌側11a同士が向かい合った方向を向いたまま閉じあわせられる。食品用トングで掴もうとする食品は手部掌側11a同士で左右から押さえつけて保持することになる。そのため、従来の食品用トングには次のような欠点があった。掴み上げようとする食品ごとに使用できるトングや器具が別であることが多かった。例をあげれば、スパゲティーと湯豆腐とでは同じトングで摘み上げることが難しかった。また、挟んだ食品を作業の途中でとり落としやすかった。本考案はこれらの欠点を補い、できるだけ多種類の固形食材を取り上げることを可能にするための食品掬い取りトングである。
本考案は、食品を挟み上げるU字形の道具である食品用トングにおけるものである。
請求項1に記載の本考案を以下に示す。番部23の回転軸24が柄部22とほぼ平行になるように、番部23を二つの柄部前縁22aに架橋したことを特徴とする。これにより、二本の柄部12を閉じ合わせる動作(内転させる動作)だけで、手部22が自然に外旋する。請求項1に記載の本考案は、以上の構造からなる食品掬い取りトングである。
請求項2に記載の本考案は、上記番部23として回転軸受け23aと回転支軸23bを設け、さらに、柄部内面22c同士を反発弾性体25で連結したことを特徴とする、請求項1に記載の食品掬い取りトングである。
なお、内外転、内外旋とは医学用語のそれである。下肢の動きに例えれば、逆さVの字に開いた脚を閉じ合わせる動きが内転、開く動きが外転である。また、両踵同士を付け、足をVの字に開いた状態において、両踵同士を付けたまま爪先を閉じる動きが内旋、その逆が外旋である。すなわち、膝を少し曲げた状態で立ったとき、外転すれば足の幅が広がり、外旋すればガニ股状の姿になる。本出願の全文中において、内外転、内外旋とは柄部22と手部21の動きを人体の脚と足に例えて表現している。
本考案の食品掬い取りトングを持ち、二本の柄部22を閉じ合わせようと力を加えると、番部23が弾性に逆らいが閉じようとする。番部23の回転軸24は柄部22とほぼ平行であるため、両方の柄部22とともに両方の手部21が外旋する。これにより二つの手部21は、手部上縁21cが遅れて、手部下縁21dが先に接近する。すなわち、二つの手部21は、手部掌側21aを上に、手部甲側21bを下に傾けながら接近する。この動きにより、固形物の食品を挟むだけでなく、掬うという動作も起こすことができ、本考案一つでさまざまな食品に用いることができる。さらに、本考案は構造が非常に簡単であるため、生産コストも抑えることができる。
「考案が解決しようとする課題」を示した従来のトングの参考斜視図である。一点鎖線は回転軸14を表したものである。 「考案が解決しようとする課題」を示した従来のトングの参考斜視図である。手部11を閉じた状態である。 請求項1に記載の本考案の斜視図である。一点鎖線は回転軸24を表したものである。 請求項1に記載の本考案の斜視図である。手部21を閉じた状態である。 請求項1に記載の本考案の平面図である。 請求項1に記載の本考案の底面図である。 請求項1に記載の本考案の左側面図である。 請求項1に記載の本考案の右側面図である。 請求項2に記載の本考案の斜視図である。
請求項1に記載の本考案の実施するための最良の形態を以下に示す。二つの柄部前縁22aの上端近く(手部21と反対側)を番部23で架橋する。番部23の回転軸の方向は柄部22とほぼ平行であるようにする。許容された方向以外への変形をできるだけ防ぐために番部23はXの字型(図5参照)が最も良い。手部21は、汁物を落とし、固形物だけを拾い上げることができるように、手部下縁21dに櫛状歯21eを設ける。生産コストを抑えるために、手部21と柄部22と番部23を連続した一体の部材で構成するのがよい。
請求項2に記載の本考案の実施するための最良の形態を以下に示す。上記番部23として回転軸受け23aと回転支軸23bを設け、回転軸24として蝶番を形成する。さらに、二つの柄部22を柄部内面22cの柄部後縁22b近くで、反発弾性体25を用いて連結する。
11 手部
11a 手部掌側
12 柄部
13 番部
14 回転軸
21 手部
21a 手部掌側
21b 手部甲側
21c 手部上縁
21d 手部下縁
21e 櫛状歯
22 柄部
22a 柄部前縁
22b 柄部後縁
22c 柄部内面
23 番部
23a 回転軸受け
23b 回転支軸
24 回転軸
25 反発弾性体

Claims (2)
Hide Dependent

  1. 食品を挟み上げるU字形の道具である食品用トングにおいて、二本の柄部12を閉じ合わせる動作だけで、手部22が自然に外旋するように、番部23の回転軸24が柄部22とほぼ平行になるように、番部23を柄部前縁22a同士に架橋したことを特徴とする、食品掬い取りトング。
  2. 上記番部23として回転軸受け23aと回転支軸23bを設けることで蝶番を形成し、さらに、柄部内面22c同士を反発弾性体25で連結したことを特徴とする、請求項1に記載の食品掬い取りトング。