JP3150532U - 財布 - Google Patents
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Abstract
【課題】当面必要な小銭やカードと数枚の紙幣を収納して、ズボンのポケットなどに入れても嵩張らず、また、小銭が他の収納部に紛れ込む虞のない財布を提供する。【解決手段】本体内部に上方に開口部を有する複数の収納部3〜5を備えた財布であって、前記複数の収納部のうちの一方の端に位置する収納部の下端が折り返されて他の収納部の底下に曲がりこんで紙幣収納部5を形成し、前記複数の収納部のうちの他方の端に位置する収納部は小銭収納部3を形成し、前記紙幣収納部と前記小銭収納部の中間に位置する収納部がカード収納部4a〜4cを形成するとともに、財布本体の両側端部と上端部にかけて開閉用のラウンドファスナー2を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、紙幣収納部と小銭収納部とカード収納部とを備えた財布に関する。
従来から、紙幣収納部とカード収納部と小銭収納部とを一体に備えた財布が実用されている。
例えば、長手方向に2つ折り可能に形成された札入れにおいて、その長手方向全長に渡って紙幣収納部と仕切り布で仕切られた収納空間を形成し、この二つ折りにされる収納空間の一方側に小銭収納部を設け、他方側にカード収納部を設け、小銭収納部とカード収納部の厚みを同等にし、結果的に札入れの厚みを薄くするようにした例(特許文献1参照)や、二つ折りされる財布の折り目を境にした財布内面の両側に、それぞれ一つの小銭収納部を互いに財布内面の端寄りに位置させて設け、財布を二つ折りした状態で二つの小銭収納部が左右に隣り合うように離して設け、使い勝手がよく、嵩張りを少なくした例(特許文献2参照)などが報告されている。
例えば、長手方向に2つ折り可能に形成された札入れにおいて、その長手方向全長に渡って紙幣収納部と仕切り布で仕切られた収納空間を形成し、この二つ折りにされる収納空間の一方側に小銭収納部を設け、他方側にカード収納部を設け、小銭収納部とカード収納部の厚みを同等にし、結果的に札入れの厚みを薄くするようにした例(特許文献1参照)や、二つ折りされる財布の折り目を境にした財布内面の両側に、それぞれ一つの小銭収納部を互いに財布内面の端寄りに位置させて設け、財布を二つ折りした状態で二つの小銭収納部が左右に隣り合うように離して設け、使い勝手がよく、嵩張りを少なくした例(特許文献2参照)などが報告されている。
ところで、このような従来の財布では、紙幣収納部に紙幣を重ねて入れるようにしているため、その縦方向の寸法を紙幣の縦寸法よりも長く取る必要があった。このため、ズボンのポケットなどに入れておくには少々寸法が大きくなりすぎるという問題がある。一方、当座の小銭などをポケットに入れておくために、小銭入れも必要とする場合がある。
したがって、バッグや背広の内ポケットに、主として紙幣を入れる札入れを、ズボンのポケットに小銭入れをという2重形式がとられることも多く、紙幣収納部とカード収納部と小銭収納部とを折角一体に備えた財布であっても小銭収納部があまり用いられないという場合が多かった。
また、複数の収納部を備えた財布では、小銭収納部から出た小銭が他の収納部に紛れ込んで分からなくなったり、カード収納部に紛れ込んでカードなどを取り出したときに紛失する原因になったりするという問題があった。
したがって、バッグや背広の内ポケットに、主として紙幣を入れる札入れを、ズボンのポケットに小銭入れをという2重形式がとられることも多く、紙幣収納部とカード収納部と小銭収納部とを折角一体に備えた財布であっても小銭収納部があまり用いられないという場合が多かった。
また、複数の収納部を備えた財布では、小銭収納部から出た小銭が他の収納部に紛れ込んで分からなくなったり、カード収納部に紛れ込んでカードなどを取り出したときに紛失する原因になったりするという問題があった。
以上に述べたように、従来の紙幣収納部と小銭収納部とカード収納部とを備えた財布は、紙幣の縦寸法によってそのサイズが決まってしまいズボンのポケットに入れるにはやや大きすぎるという問題があった。また、小銭収納部から出た小銭が他の収納部に紛れ込む虞があるという問題があった。
本考案は、これらの問題を解決して、当面必要な小銭やカードと数枚の紙幣を収納して、ズボンのポケットなどに入れても嵩張らず、また、小銭が他の収納部に紛れ込む虞のない財布を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の財布は、本体内部に上方に開口部を有する複数の収納部を備えた財布であって、前記複数の収納部のうちの一方の端に位置する収納部の下端が折り曲げられて他の収納部の底下に曲がりこんで形成される紙幣収納部と、前記複数の収納部のうちの他方の端に位置に形成される小銭収納部と、前記紙幣収納部と前記小銭収納部の中間の位置に形成されるカード収納部と、財布本体の両側端部と上端部にかけて開閉用のラウンドファスナーとを備えることを特徴とする。
ここで、前記複数の収納部の開口先端と前記ラウンドファスナー間の距離を、最小径の硬貨の直径よりも小さくしたことを特徴とする。
また、前記複数の収納部は、両端を上下に閉じた2枚の仕切り布及び本体側部の内側に留められたまち布によって構成されていることを特徴とする。
本考案は、以上のように構成することにより、当面必要な小銭やカードと数枚の紙幣を別々の収納部に収納して、従来の小銭入れ程度の大きさで、ズボンのポケットなどに入れても嵩張らず、また、小銭が小銭収納部から他の収納部に紛れ込む虞のない財布を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ本考案に係る財布について説明する。
図1は、本考案の財布10の一実施形態のラウンドファスナー2を開いた状態での外観斜視図、図2はラウンドファスナー2を閉じた状態での外観斜視図、図3は財布10の長さ方向の中央での断面図である。なお、以下では、ラウンドファスナー2の金具21の開閉時の移動方向に沿う方向を財布10の長さ方向とし、財布10本体及び各収納部3、4、5の開口側を上方向とする。
図1は、本考案の財布10の一実施形態のラウンドファスナー2を開いた状態での外観斜視図、図2はラウンドファスナー2を閉じた状態での外観斜視図、図3は財布10の長さ方向の中央での断面図である。なお、以下では、ラウンドファスナー2の金具21の開閉時の移動方向に沿う方向を財布10の長さ方向とし、財布10本体及び各収納部3、4、5の開口側を上方向とする。
図1及び図2に示すように、財布10は、本体側部1a、1b間をラウンドファスナー金具21を動かしてラウンドファスナー2で開け閉めすることによって開閉自在に構成されている。
財布10内部には、複数の収納部3、4a、4b、4c、4d及び5が長さ方向に並んで設けられている。これらの収納部3、4a、4b、4c、4d及び5は、両端を上下に閉じられた2枚の仕切り布31、41a、41b及び51と本体側部1a、1bの内側に止められた両端のまち布32、52とから構成されている。
財布10内部には、複数の収納部3、4a、4b、4c、4d及び5が長さ方向に並んで設けられている。これらの収納部3、4a、4b、4c、4d及び5は、両端を上下に閉じられた2枚の仕切り布31、41a、41b及び51と本体側部1a、1bの内側に止められた両端のまち布32、52とから構成されている。
図1において、図のもっとも左側に位置する収納部は小銭収納部3であって、本体側部1aの内側に留められた小銭収納部まち布32と小銭収納部仕切り布31の間に構成され、小銭収納部まち布32に折込を入れることで広く開口するように構成されている。
一方、図のもっとも右側に位置する収納部は紙幣収納部5であって、本体側部1bの内側に留められた紙幣収納部まち布52と紙幣収納部仕切り布51の間に構成されている。
この紙幣収納部5は、図3の断面図から分かるように、その底部の紙幣収納部先端53が延長されて、折り曲げられて他の収納部3、4a、4b、4c、4dの底下に曲がり込む構成になっている。
これにより、重ねて2つ折りした紙幣を上部開口から紙幣収納部5に挿入すると、その先端側が自然に曲がり込んで他の収納部3、4a、4b、4c、4dの底に入り込む。
このため、財布10の縦寸法を紙幣の縦寸法よりも短くしても紙幣の収納に問題を生じ無い。この結果、財布を小型に構成することができ、従来の小銭入れと同じような感じでズボンやスラックスのポケットに入れたり、小物入れに収めたりすることができる。
この紙幣収納部5は、図3の断面図から分かるように、その底部の紙幣収納部先端53が延長されて、折り曲げられて他の収納部3、4a、4b、4c、4dの底下に曲がり込む構成になっている。
これにより、重ねて2つ折りした紙幣を上部開口から紙幣収納部5に挿入すると、その先端側が自然に曲がり込んで他の収納部3、4a、4b、4c、4dの底に入り込む。
このため、財布10の縦寸法を紙幣の縦寸法よりも短くしても紙幣の収納に問題を生じ無い。この結果、財布を小型に構成することができ、従来の小銭入れと同じような感じでズボンやスラックスのポケットに入れたり、小物入れに収めたりすることができる。
小銭収納部3と紙幣収納部5の間には、カード収納部仕切り布41a,41bの両側にカード収納部4a、4b、4c、4dが設けられている。ここでカード収納部4a、4b、4cはカードを1枚ずつ挿入でき、取り出しやすいように仕切り布の一方の側41bを他方41aよりも多少低くしてある。また、カード収納部4dは2〜3枚程度までカードを収納できるようになっている。
ところで、本実施の形態の財布10では、各収納部3、4a、4b、4c、4d及び5の先端とラウンドファスナー2との図3にhで示した寸法を、最小径の硬貨、すなわち1円アルミ貨の直径(20mm)よりも十分小さくなるようにしている。
このようにすることによって、財布10を持ち歩いた際、小銭収納部3の開口付近まで小銭が動いても、ラウンドファスナー2によって押さえられて、それ以上小銭収納部3から漏れ出すことが無いため、小銭収納部3から出た小銭が他の収納部に紛れ込むような虞が無い。
このようにすることによって、財布10を持ち歩いた際、小銭収納部3の開口付近まで小銭が動いても、ラウンドファスナー2によって押さえられて、それ以上小銭収納部3から漏れ出すことが無いため、小銭収納部3から出た小銭が他の収納部に紛れ込むような虞が無い。
なお、底部カバー6は、財布10本体の下側のラウンドファスナー2を覆って保護するように設けられている。底部カバー6を設けることで、ラウンドファスナー2の閉じていない部分でポケットの内側を傷つけるような虞が無い。
本考案は、以上に述べたように構成されているので、従来の小銭入れと同等程度の小型で嵩張らない携行性に優れた構成で、紙幣、カード、小銭を別々に収納することができ、使い勝手がよく、これ1つ持ち歩くことで当座の買い物などに充分に役立てることができるので、家庭の主婦や学生、勤め人などに広く用いられる可能性を備えている。
1a、1b 本体側部
2、2a、2b ラウンドファスナー
3 小銭収納部
4a、4b、4c、4d カード収納部
5 紙幣収納部
21 ラウンドファスナー金具
31 小銭収納部仕切り布
32 小銭収納部まち布
41a、41b カード収納部仕切り布
51 紙幣収納部仕切り布
52 紙幣収納部まち布
53 紙幣収納部先端
6 底部カバー
2、2a、2b ラウンドファスナー
3 小銭収納部
4a、4b、4c、4d カード収納部
5 紙幣収納部
21 ラウンドファスナー金具
31 小銭収納部仕切り布
32 小銭収納部まち布
41a、41b カード収納部仕切り布
51 紙幣収納部仕切り布
52 紙幣収納部まち布
53 紙幣収納部先端
6 底部カバー
Claims (3)
- 本体内部に上方に開口部を有する複数の収納部を備えた財布であって、
前記複数の収納部のうちの一方の端に位置する収納部の下端が折り曲げられて他の収納部の底下に曲がりこんで形成される紙幣収納部と、
前記複数の収納部のうちの他方の端に位置に形成される小銭収納部と、
前記紙幣収納部と前記小銭収納部の中間の位置に形成されるカード収納部と、
財布本体の両側端部と上端部にかけて開閉用のラウンドファスナーとを備えることを特徴とする財布。 - 前記複数の収納部の開口先端と前記ラウンドファスナー間の距離を、最小径の硬貨の直径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の財布。
- 前記複数の収納部は、両端を上下に閉じた2枚の仕切り布及び本体側部の内側に留められたまち布によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の財布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009001200U JP3150532U (ja) | 2009-03-03 | 2009-03-03 | 財布 |
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3156974U (ja) * | 2009-10-30 | 2010-01-28 | 株式会社増田 | 財布のカード収納部構造 |
WO2013186809A1 (ja) | 2012-06-13 | 2013-12-19 | 株式会社Gmcトイズフィールド | 財布 |
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2009
- 2009-03-03 JP JP2009001200U patent/JP3150532U/ja not_active Expired - Fee Related
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