JP3150166U - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト上昇や吸気抵抗の増加の問題を生じることなく、ほこり等の異物が進入するのを抑制できるとともに、吸気音の発生を抑制できる自動二輪車を提供する。【解決手段】外気導入管32の前部には、外気導入口32bが車幅方向内方に向けて開口するように形成され、車両正面視において、前記外気導入口32bの少なくとも一部は、前記外気導入管32によって覆われている。【選択図】 図4

Description

本考案は、車体フレームに搭載されたエンジンと、該エンジンに接続された吸気装置とを備えた自動二輪車に関し、詳細にはエアクリーナに外気を導入する外気導入管を備えた自動二輪車に関する。
自動二輪車の吸気装置において、例えば、エアクリーナに接続された外気導入管を車体の前端部に位置するよう車両前方に延長し、該延長端部に外気導入口を車両前方に向けて形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3430596号
ところで、前記従来の吸気装置のように、外気導入口を車両前方に向けて形成した場合には、走行中にほこり等の異物がエアクリーナに流入するおそれがあり、また吸気音が大きくなり易いという問題がある。このような異物の進入や吸気音の発生を抑制するには、外気導入管内にフィルタを別途設けることが有効であるが、このようにするとコストが上昇するとともに、吸気抵抗が大きくなるという問題が生じる。
本考案は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、コスト上昇や吸気抵抗の増加の問題を生じることなく、ほこり等の異物の進入を抑制できるとともに、吸気音の発生を抑制できる自動二輪車を提供することを課題としている。
車体フレームと、該車体フレームに搭載されたエンジンと、該エンジンに接続された吸気装置とを備えた自動二輪車であって、前記吸気装置は、エアクリーナと、該エアクリーナに接続され、車両前後方向前方に延び、外気をエアクリーナに導入する外気導入管と、前記エアクリーナとエンジンとを接続する吸気管とを備え、前記外気導入管の前部には、外気導入口が車幅方向内方に向けて形成され、車両正面視において、前記外気導入口の少なくとも一部は、前記外気導入管によって覆われていることを特徴としている。
本考案に係る自動二輪車によれば、エアクリーナに接続されて車両前方に延びる外気導入管の前部に外気導入口を車幅方向内方に向けて形成し、車両正面視において、外気導入口の少なくとも一部は、前記外気導入管によって覆われているので走行中のほこり等の異物が外気導入管内に流入するのを抑制できるとともに、吸気音の発生を抑制できる。
また外気導入管の内側部に外気導入口を形成するだけの簡単な構造で済むことから、フィルタを設ける場合のようなコストの上昇及び吸気抵抗の増加の問題を回避できる。
本考案の第1実施形態による自動二輪車の側面図である。 前記自動二輪車の吸気装置の側面図である。 前記吸気装置の外気導入管の側面図である。 前記外気導入管の正面図である。 前記外気導入管が接続されたエアクリーナの断面側面図である。 前記外気導入管の斜視図である。 前記外気導入管の断面図(図6のVII-VII線断面図)である。 前記外気導入管の荷重受け部分を示す一部断面正面図である。 本考案の第2実施形態による外気導入管の外側から見た斜視図である。 前記外気導入管の内側から見た斜視図である。 前記外気導入管の分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本考案の一実施形態(第1実施形態)による自動二輪車を説明するための図である。なお、本実施形態の説明のなかで前後,左右という場合は、特記なき限り、シートに着座した状態で見た場合の前後,左右を意味する。
図において、1はモトクロスレース等に使用されるオフロードタイプの自動二輪車を示している。
この自動二輪車1は、クレードル型の車体フレーム2と、該車体フレーム2に搭載された水冷式4サイクル単気筒タイプのエンジン3と、該エンジン3に接続された吸気装置6及び排気装置7とを備えている。
また前記自動二輪車1は、前記車体フレーム2のエンジン3の上方に配置された燃料タンク4と、該燃料タンク4の後側に搭載された鞍乗型のシート8と、前記エンジン3の前方に配置されたラジエータ5とを備えている。前記シート8の前部8aは、前記燃料タンク4の上面後部を覆うように配置されている。
前記車体フレーム2は、前記燃料タンク4の前方に位置するヘッドパイプ9を有する。該ヘッドパイプ9は、フロントフォーク10を左右操向自在に支持している。
該フロントフォーク10の下端部には前輪11が軸支され、上端部には操向ハンドル12が取り付けられている。前記フロントフォーク10には、前記前輪11の上方を覆うフロントフェンダ13が取り付けられている。
前記車体フレーム2には、リヤアーム14が上下揺動自在に支持されている。このリヤアーム14の後端部には後輪15が軸支され、該リヤアーム14と車体フレーム2との間にはリヤクッション16が介設されている。
前記車体フレーム2には、前記後輪15の上方を覆うリヤフェンダ17が取り付けられている。該リヤフェンダ17は、前記シート8に続いて略連続面をなすよう後方に延びている。
前記車体フレーム2は、前記ヘッドパイプ9と、該ヘッドパイプ9から後方に延びる左,右のメインフレーム20,20と、前記ヘッドパイプ9から下方に略直線状に延びる1本の上側ダウンチューブ21と、該上側ダウンチューブ21の下端部から左,右外側に分岐して後方に略水平に延びる左,右の下側ダウンチューブ22,22とを有する。
前記左,右のメインフレーム20は、ヘッドパイプ9から車幅方向外側方に拡開しつつ後斜め下方に延びている。該左,右のメインフレーム20の下端部には、前記左,右の下側ダウンチューブ22の後端部が結合されている。
また前記車体フレーム2は、左,右のメインフレーム20の後ボス部20aから後斜め上向きに延びる左,右のシートレール23,23と、該左,右のシートレール23と左,右のメインフレーム20とに連結された左,右のシートステー24,24とを有する。
前記左,右のメインフレーム20,上側ダウンチューブ21及び左,右の下側ダウンチューブ22とで囲まれた空間内に前記エンジン3が気筒軸線を略垂直に向けて搭載されている。
前記左,右のメインフレーム20の車幅方向外側方には、左,右のサイドカバー26,26が配置されている。該左,右のサイドカバー26は、前記燃料タンク4及びラジエータ5の外側方を覆っている。
前記燃料タンク4は、前記左,右のメインフレーム20の前端部上面に搭載され、該メインフレーム20に概ね沿うよう後斜め下方に延びている。該燃料タンク4の上壁前端部には、給油口を開閉する燃料キャップ4aが装着されている。
前記燃料タンク4の底壁後部4bは、前記左,右のメインフレーム20の後ボス部20aに形成されたヒンジ部20bにより上下回動可能に支持されている(図3参照)。該燃料タンク4をヒンジ部20bを中心に上方に回動させることにより、エンジン3,吸気装置6等のメンテナンスを車両上方から行うことができる。
前記ラジエータ5は、車幅方向に所定の間隔をあけて左,右一対配置されている(図4参照)。この左,右のラジエータ5,5は、車両前方から見たとき、上側ダウンチューブ21の外側方にて上下方向に延びるよう配置され、該上側ダウンチューブ21に取り付けられている。この左,右のラジエータ5,5の外フランジ部5aに前記左,右のサイドカバー26が取り付けられている。
本実施形態の自動二輪車1の吸気装置6は、エンジン3の前壁3bに開口する吸気ポート3aから空気を吸入し、後壁3dに開口する排気ポート3cから排気ガスを排出するという、前方吸気,後方排気方式を採用しており、詳細には、以下の構造を有する。
前記排気装置7は、エンジン3の後壁3dに接続された排気管7aと、該排気管7aの下流端に接続されたマフラ7bとを有する。前記排気管7aは、エンジン3の後壁3dに開口する排気ポート3cに連通している。
前記排気管7aは、エンジン3の後壁3dからリヤクッション16の右側方を後方に延び、該リヤクッション16とシート8と後輪15との間の空間で車幅方向に略環状をなすよう屈曲形成されている(図1参照)。このように排気管7aを屈曲させることにより、後方排気方式を採用しながら排気管7aの必要長さを確保している。
前記吸気装置6は、エアクリーナ30と、該エアクリーナ30に接続され、車両前後方向前方に延び、外気をエアクリーナ30に導入する左,右の外気導入管32,32と、前記エアクリーナ30とエンジン3の前壁3bに開口する吸気ポート3aとを連通する吸気管31とを有する。
前記エンジン3の吸気ポート3aは、軸線が前斜め上方に向くように形成されている。該吸気ポート3aには、スロットル弁39aを内蔵するスロットルボディ39が接続されている。該スロットルボディ39の上流口に前記吸気管31が接続されている。
また前記スロットルボディ39の後壁には、燃料噴射弁40が取り付けられている(図3参照)。該燃料噴射弁40は、燃料を吸気ポート3a内に、より具体的には吸気弁の裏面に向けて噴射供給するよう配置されている。なお、39bはスロットル弁39aの開度を検出するスロットル開度センサである。
前記吸気管31及びスロットルボディ39は、車両側方から見たとき、前記燃料タンク4とラジエータ5との間にて上下方向に延びるよう配置されている。
また前記吸気管31及びスロットルボディ39は、車両前方から見たとき、左,右のラジエータ5の間に位置し、かつ上側ダウンチューブ21の後方に隠れるように配置されている。
前記エアクリーナ30は、車両側方から見たとき、前記燃料タンク4とラジエータ5との間に位置するよう配置されている。より詳細には、エンジン3,燃料タンク4,ラジエータ5及びヘッドパイプ9で囲まれた空間に配置されている。
前記エアクリーナ30は、上,下に分割された上ケース30a,下ケース30bと、該上ケース30aと下ケース30bとの境界部に介設されたエレメント33とを有する。
前記下ケース30bは、後ろ斜め上方に開口する箱状のものである。該下ケース30bの開口部30dには、該開口部30dに沿うように形成された枠体37が嵌合しており、該枠体37には前記上ケース30aが嵌合している。
前記枠体37上に前記エレメント33が着脱可能に配置されている。このエレメント33の下側には、前記枠体37の開口を覆うように補助エレメント36が配置されている。該補助エレメント36は、エレメント33の交換又はメンテナンス中にゴミ等の異物が下ケース30b内に入り込むのを防止している。また前記枠体37の開口には、バックファイヤから各エレメント33,36を保護する消炎ネット37が配設されている。
前記下ケース30bは、前記左,右のメインフレーム20,20の間に位置し、かつ該メインフレーム20の下縁より下方に延びている。該下ケース30bの底壁部30cには、前記吸気管31が接続されている。該吸気管31の上流部31aは下ケース30b内に突出している。
前記上ケース30aは、前記枠体37に着脱可能に取り付けられている。前記エレメント33の交換又はメンテナンスを行う時は、燃料タンク4を上方に回動させた状態で上ケース30aを取り外すこととなる。
前記上ケース30aは、車両側方から見たとき、前記燃料タンク4とヘッドパイプ9との間に位置するように配置され、かつ左,右のメインフレーム20,20を上方から覆うように車幅方向に延びている。
詳細には、上ケース30aの前半部30dは、燃料タンク4とヘッドパイプ9との間から外部に露出するよう配置され、後半部30eは、燃料タンク4の前壁部に形成された凹部4c内に入り込むように配置されている。
また前記上ケース30aの左,右側壁部30gの上部には、長孔状の空気流入口30h,30hが形成されている。
前記左,右の外気導入管32,32は、車両中心線Cを挟んで車幅方向左,右側方に配置されている。そして左,右の外気導入管32,32は、前記上ケース30aの左,右側壁部30gに、前記空気流入口30hに連通するように接続され、該上ケース30aから車両前方に延びている。
前記左,右の外気導入管32は、車幅方向内方に配置された大略帯板状の第1通路部材42と、外方に配置された横断面大略半円弧状の第2通路部材43とを筒状をなすよう結合した構造を有する(図6,図7参照)。詳細には、第1通路部材42の上,下縁部42a,42a及び第2通路部材43の上,下縁部43a,43a同士を溶着により接合することにより形成されている。なお、第1,第2通路部材42,43は、リベット,ねじ等の締結具により結合してもよい。
前記第2通路部材43は、第1通路部材42の前縁42bより車両前方に延長形成されている。該延長形成された延長部43bは、第1通路部材42の前方を覆うように車幅方向内方に湾曲するよう形成されている。
これにより、前記左,右の外気導入管32の前端部には、前記延長部43bにより、外気導入口32bが車幅方向内方に向けて開口するよう形成されている。この左,右の外気導入口32b,32bは、前記車両中心線Cを挟んで左,右側方に位置するように、かつ車幅方向において、互いにに対向するよう配置され、かつ前記ヘッドパイプ9の左,右側面下部に対向している。
各外気導入管32は、前部ほど下方に位置するよう前下がりに形成されており、かつ通路面積が上流部(前部)より下流部(後部)の方が大きくなるように形成されている。
前記左,右の外気導入管32は、上ケース30aから、左,右のラジエータ5の上部5bを車幅方向外側方を回り込むように配置され、該ラジエータ5の上部5bを上方から覆っている。換言すれば、該ラジエータ5は外気導入管32の下方に配置されている。また外気導入管32は、ラジエータ5より前方に位置するヘッドパイプ9の前端付近まで延びている。
また前記左,右の外気導入管32、32は、後部から前部にいくほど車幅間隔が拡がるように配置されている(図4参照)。これにより、左,右の外気導入管32は、エンジン3及び燃料タンク4に走行風を効率良く導入するエアスクープとして機能している。
さらに左,右の外気導入管32の下縁には、前記サイドカバー26が略連続面をなすよう配置されている。これにより、左,右の外気導入管32は、車体カバーとしても機能している。
車両前方からの走行風は、左,右の外気導入口32bから外気導入管32内に流入し、左,右の空気流入口30hから上ケース30a内に導入される。該上ケース30a内に導入された空気は、エレメント33で濾過されて下ケース30b内に流入し、吸気管31を通って吸気ポート3aから燃焼室に導入される(図5の矢印参照)。
さらにまた、前記外気導入管32の、前記ラジエータ5の上部を覆う部分の内面には、荷重受け32aが形成されている。この荷重受け32aは外気導入管32の内面に膨出形成されたベース部32cと、該ベース部32cに取り付けられた弾性部材からなるパッド32dとを有する。このパッド32dとラジエータ5の上部5bとの間には隙間aが設けられている。
前記外気導入管32に、ライダの脚部が当たる等により外力が作用した場合、この外気導入管32が前記隙間a以上に弾性変形すると前記荷重受け32aのパッド32dがラジエータ5の上部5bに当接し、前記外力はラジエータ5によって負担され、それ以上の外気導入管32の変形が阻止される。
本実施形態によれば、エアクリーナ30に接続された外気導入管32を、該エアクリーナ30から車両前方に延びるよう配置し、該外気導入管32の前端部に外気導入口32bを車幅方向内方に向けて形成し、車両正面視において、外気導入口32bの一部は、外気導入管32によって覆われているので、走行中にほこり等の異物が外気導入管32内に直接流入するのを抑制できるとともに、吸気音の発生を抑制できる。
また外気導入管32の前端部の内側部に外気導入口32bを形成するだけの簡単な構造で済み、コストの上昇及び吸気抵抗の増加を回避できる。即ち、本実施形態の自動二輪車1は、砂地や林道等を走行するオフロードレースに使用される場合があり、このため前方の走行車からの砂埃や跳ね水がかかり易い。このような砂埃や跳ね水の進入を防止するには、フィルタを設けることとなるが、このようにするとコストが上昇するとともに、吸気抵抗が大きくなる。本実施形態では、外気導入口32bを内方に向け、車両正面視において、外気導入口32bの一部を外気導入管32によって覆うという簡単な構造で砂埃や跳ね水が進入するのを抑制できる。
本実施形態では、外気導入管32を前下りに傾斜させたので、外気導入管32内に進入した跳ね水や洗浄水は外気導入口32bから排水され易く、エアクリーナ30に流入するのを抑制できる。
本実施形態では、外気導入管32の外気導入口32bを、ラジエータ5より車両前方に位置するよう配置したので、ラジエータ5を通過した温度の高い空気が吸い込まれることはなく、温度の低い走行風をエアクリーナ30に導入できる。
本実施形態では、外気導入管32を、車幅方向内方に配置された第1通路部材42と、外方に配置された第2通路部材43とを筒状をなすよう結合して形成したので、第1通路部材42と第2通路部材43自体を成形する場合の形状上の制約は殆どなく、従って管形状の自由度を向上できる。ちなみに、結合部なしの筒体で構成した場合、通路面積を変化させたり、外気導入口を内方に向けて開口させたりするのは困難である。
また前記第2通路部材43を、第1通路部材42の前縁42bより前方に延長形成し、該延長部43bを第1通路部材42の前方を覆うように内方に湾曲させることにより外気導入口32bを形成したので、第1,第2通路部材42,43を結合することにより外気導入口32bが形成され、従って該外気導入口32bを形成するための特別の加工をする必要がない。
本実施形態では、左,右の外気導入管32を、車両中心線Cを挟んで車幅方向左,右側方に、前部の間隔が後部の間隔より広くなるように配置し、車幅方向において左,右の外気導入口32bを互いに対向するよう配置したので、走行風が左,右の外気導入管32,32の間に効率良く導入され、その動圧により左,右の外気導入口32b,32bに導入され、それだけ外気導入効率を高めることができる。
また前記左,右の外気導入管32,32の、前方に向かって拡がるように配置されたダクト形状が斬新であり、外観の向上に寄与できる。
さらにまた、外気導入管32の内面に、ラジエータ5の上部5aに対向するように荷重受け32aを設けたので、ライダの脚部からの外力が外気導入管32に作用した場合、荷重受け32aのパッド32dがラジエータ5に当接することにより、外気導入管32が異常に変形したり、割れたりするのを回避できる。
また荷重受け32aのパッド32dとラジエータ5の上部5bとの間に隙間aを設けたので、外力が作用しない通常走行時には、外気導入管32がラジエータ5に当接することはなく、騒音の発生を防止できる。
図9ないし図11は、本考案の第2実施形態による外気導入管を説明するための図である。
本実施形態の外気導入管は、エアクリーナに外気を導入する外気導入管本体45と、該外気導入管本体45を車幅方向外側から覆うように配置されたカバー部材46とを備えている。前記外気導入管本体45は、エアクリーナから車両前方に延び、かつ前下がりに傾斜している。
前記外気導入管本体45は、ブロー成形により筒状に形成されたものであり、前記カバー部材46は、インジェクション成形により形成されたものである。
前記外気導入管本体45は、導入部47と、該導入部47の先端部に着脱可能に装着される、交換可能な複数の第1,第2導入ノズル48,49とにより構成されている。
前記第1導入ノズル48は、ゴム製のものであり、取付部48bと、前方に向けて漏斗状に拡開する導入口48aとを有する。この第1導入ノズル48は、前記取付部48bを縮径するよう弾性変形させつつ前記導入部47の先端開口内に押し込むことにより、前記導入部47に接続可能となっている。
また前記第2導入ノズル49は、樹脂製のものであり、その前端部に導入口49aが車幅方向内方に向けて形成されている。該第2導入ノズル49は、前記導入部47の先端部に嵌合装着される。
詳細には、前記第2導入ノズル49には、係合孔49bが形成され、前記導入部47の前端部には、前記係合孔49bに係合する係合突起47aが形成されている。前記第2導入ノズル49は、導入部47の前端部に装着し、係合突起49aを係合孔49bに係合させることにより導入部47に接続される。
第1,第2導入ノズル48,49は、オフロード走行時の走行状況や天候のコンディションによって取り替える。例えば、晴れの日や、単独でオフロード走行する場合には、ダイレクトに走行風を導入できる第1導入ノズル48を用いる。一方、雨の日や、他の車両と一緒にオフロード走行する場合には、第2導入ノズル49を用いる。
本第2実施形態によれば、外気導入管本体45を外側から覆うカバー部材46を配置したので、転倒等による外力から外気導入管本体45を保護することができ、またカバー部材46が損傷したときには該カバー部材46を交換するだけで済む。
本実施形態では、前記外気導入管本体45をブロー成形により形成したので、製造が容易でかつ低コストで形成できる。また前記カバー部材46をインジェクション成形により形成したので、高い外観レベルを得ることができ、見栄えを向上できる。
本実施形態では、前記外気導入管本体45を、導入部47と、該導入部47に着脱可能に装着され、交換可能な第1,第2導入ノズル48,49とにより構成したので、オフロード走行時の走行状況や天候等によって取り替えることができ、またライダの好みや用途に応じて取り替えることができる。
前記第1導入ノズル48では、導入口48aを車両前方に向くよう形成したので、走行風をダイレクトに導入でき、吸気効率を高めることができる。
また第1導入ノズル48をゴム製としたので、外力により損傷するのを防止できる。さらに第1導入ノズル48の後部48bを弾性変形させた状態で導入部47内に押し込むだけで、簡単に取り付けることができる。
前記第2導入ノズル49では、外気導入口49aを車幅方向内方に向けて形成したので、走行中に砂埃や跳ね水等が導入部47内に進入するのを抑制できる。
また前記第2導入ノズル49を樹脂製とし、これの係合孔49bに導入部47の係合突起47aを係合させることにより取り付け可能としたので、ブロー成形時に係合部を同時に形成でき、例えばバンド部材等により取り付ける場合に比べて部品点数が増えるのを防止できる。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
5 ラジエータ
5b ラジエータの上部(外気導入管に覆われた部分)
6 吸気装置
30 エアクリーナ
31 吸気管
32 外気導入管
32a 荷重受け
32b 外気導入口
42 第1通路部材
43 第2通路部材
43b 延長部
a 隙間

Claims (8)

  1. 車体フレームと、該車体フレームに搭載されたエンジンと、該エンジンに接続された吸気装置とを備えた自動二輪車であって、
    前記吸気装置は、エアクリーナと、
    該エアクリーナに接続され、車両前後方向前方に延び、外気をエアクリーナに導入する外気導入管と、
    前記エアクリーナとエンジンとを接続する吸気管とを備え、
    前記外気導入管の前部には、外気導入口が車幅方向内方に向けて開口するよう形成され、車両正面視において、前記外気導入口の少なくとも一部は、前記外気導入管によって覆われている
    ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記外気導入管は、前記エアクリーナから前下がりに傾斜している
    ことを特徴とする自動二輪車。
  3. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記エンジンの前方に配設されたラジエータをさらに備え、
    前記外気導入口は、前記ラジエータより車両前方に位置している
    ことを特徴とする自動二輪車。
  4. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記外気導入管は、車幅方向内方に配置された第1通路部材と、前記第一通路部材より車幅方向外方に配置された第2通路部材とを筒状をなすように結合して構成されている
    ことを特徴とする自動二輪車。
  5. 請求項4に記載の自動二輪車において、
    前記第2通路部材は、前記第1通路部材より前方に延長されており、該延長部分により前記外気導入口が形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車。
  6. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記外気導入管は、車両中心線を挟んで車幅方向両側方に配置され、該各外気導入管の外気導入口は、車幅方向において、互いに対向するように配置されていることを特徴とする自動二輪車。
  7. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記外気導入管の下方に配置されたラジエータをさらに備え、
    前記外気導入管には、外気導入管に作用する外力を前記ラジエータに負担させる荷重受けが設けられている
    ことを特徴とする自動二輪車。
  8. 請求項7に記載の自動二輪車において、
    前記荷重受けとラジエータとの間には、隙間が設けられており、所定値以上の外力が作用したとき荷重受けとラジエータとが当接する
    ことを特徴とする自動二輪車。
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