JP3143859U - 薪割機 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧等の流体の力を使って安全且つ効率的に薪を割ることができ、しかも、構造上手頃に安価なコストとなる薪割機を提供する。
【解決手段】基盤台1に、木材の丸太7を割る動力としての流体シリンダー3と、その力で押される丸太7を受ける迎刃5とを相対向して設けるとともに、その間に丸太7が載ってその円周で係るガイド部材9を設け、流体シリンダー3のロッド10の先端に丸太7の端を押す当板17が取り付けてあって、迎刃5は、ガイド部材の案内中央位置から左右に後退開きのV字形であって、V字形の先端に該案内中央位置に沿って起立する刃19を形成するとともに、刃19を下に行くにつれて後退する逃げ角に形成した。
【選択図】図1

Description

この考案は、斧等を使わないで油圧の動力で薪を刃に当てることにより割ることのできる薪割機に関する。
薪割りはストーブの暖房や窯による煮炊きに薪を燃料として使用する上で欠かせない作業である。近年、石油や石炭等の化石燃料が薪に代わって使用されてきた経過があるので、現在では薪割りの経験者はあっても高齢であり、斧を使って行う従来の薪割りは慣れるまでには習熟が必要であるため、実際に薪割りができる人は極めて少ない。
現在、石油や石炭等に生活の上で使用する熱エネルギーを依存しているが、こられの化石燃料が有限であり、しかも、これを燃焼させることは大気の二酸化炭素の増加をもたらすのに対して、薪は植物の光合成により新しく再生され得る資源であるので、二酸化炭素の増加を必ずしも招くことはない。ここに植林等による木材資源の再生により、また、木造家屋の解体により生じる古材の使用により、地球温暖化のような不都合が防止されるという考えがある。また、薪によるストーブは、石油ストーブに比較して格段に高い暖房効率があり部屋中やさしく温めて身体に健康である。また、薪を燃料とする調理の方がはるかに美味しくなるために、石油価格の高騰とも相まって薪が見直される傾向にある。
しかし、最近では斧を使って薪をどうして割るかその要領やコツを知っている経験者がほとんどいないのが現状であり、未経験者が不用意に斧を使うと極めて危険である。また、薪を割る機械や装置を作ったとしても、薪を割るには少なからず打撃力を必要とするために、有効な薪割機を開発することはできなかった。
すなわち、この考案は、油圧等の流体の力を使って安全且つ効率的に薪を割ることができ、しかも、構造上手頃に安価なコストとなる薪割機を提供することを課題とするものである。
この考案は、上記の課題を解決するために、基盤台に、木材の丸太を割る動力としての流体シリンダーと、その力で押される丸太を受ける迎刃とを相対向して設けるとともに、その間に丸太が載ってその円周で係るガイド部材を設け、該流体シリンダーのロッドの先端に丸太の端を押す当板が取り付けてあって、迎刃は、ガイド部材の案内中央位置から左右に後退開きのV字形であって、V字形の先端に該案内中央位置に沿って起立する刃を形成するとともに、刃を下に行くにつれて後退する逃げ角に形成したことを特徴とする薪割機を提供するものである。なお、流体シリンダーとして、油圧シリンダーを挙げることができる。
この考案の薪割機によれば、油圧や空気圧等の流体の力を使って安全且つ効率的に薪を割ることができるので、薪割りの経験者不足の現状を有効に打開でき、しかも、小さな力でも容易に二つ割りできる等、構造が合理的であるため手頃に安価なコストで提供が可能であり、特に、油圧を利用して運転している作業機の力を借りることにして、極簡単な構造となし得るという優れた効果がある。
この考案の薪割機Pは、油圧を動力源とする作業機Mに薪割りの動力を依存するもので、図面は、この考案の一実施形態を示した。その薪割機Pは、主に鋼鉄製の部材を使用して造られており、長尺のケース形の基盤台1に、油圧シリンダー3と、それに対する迎刃5とが長手方向に相対向するように搭載され、その間に木材を短く切断した丸太7が載せられる間隔を開け、その間隔に丸太7を載せるガイド部材9が設けられている。ただし、薪割りするのは丸太7とは限らなく、二つ割りしたもの(図2の二点鎖線で示す場合)、四つ割りしたもの等があり得るし、古材では四角形の角材であることが多い。
油圧シリンダー3は、基盤台1の基部半部に載せて固着され、基部のヘッド側端と先部ロッド側端とに油を出し入れできるよう圧力ホース11,11がそれぞれ接続され、その両圧力差によりロッド10が進退する一般的なものであるが、その圧力ホース11,11が油圧装置を備えた作業機M,この場合であるとミニバックホー(ショベルカー)の動力ホース13,13に接続されている。薪割機Pについて16,16は、油圧シリンダー3の取付金具である。なお、油圧シリンダー3はロッド10の進退が可能であれば良いので、上記のものに形式が限定するものではない。
薪割機Pを使用するときには、作業機Mに接続し、このミニバックホーの場合であると運転台に搭乗し、ハンドル操作で両動力ホース13,13の圧力差を操作することにより、ロッド10の進退をなす。そのロッド10の先端には丸太7の端を押す当板17が取り付けられているので、ロッド10の進出により丸太7を迎刃5に押しつけて二つ割りすることができる。当板17の下端にはガイド部材9との係合片14,14が設けられているので、この際、当板17が逸れることなく丸太7を正確な方向に押すことができる。
迎刃5は、当板17に刃19が向かって立ち上がり、それを支持する胴体部分が刃19から後退方向にV字形に順次幅広く開拡する形状であるので、丸太7が二つ割りされると次第に押し開かれて分離される。しかも、刃19は、下に行くにつれて後退する逃げ角αであるので、丸太7は最初に刃19の上端に当たり、上端から下端に順次切り込まれるので(図3においてSは垂直線を示す)、当板17の押す力が弱くても容易に割り込みがなされ、次いでV字形の開きで両側に開拡するように薪割りがなされる。
迎刃5の取付けについては、基盤台1の先端部に基板23が溶接され、V字形の幅中央部に当板17の押しに抗する支持部材21が設けられ、迎刃5の下端と支持部材21の下端とが基板23に溶接される。また、ガイド部材9は、左右の側壁の間に丸太7をその円周の下端で安定して載り得るようにチャンネル形であって、基盤台1の幅中央部においでその底面に固着される。
ミニバックホーとしての作業機Mには、ショベル25が油圧シリンダー27で操作可能に装着されるアーム29を有し、その先端部両側面に油圧の動力ホース13,13が導入されているので、その動力ホース13,13の先端の接続器33,33に動力ホース13,13が接続される。或いは、油圧の取り出しは、予備配管又はバケットシリンダー用配管を利用することもできる。
上記の薪割機Pは次のような特徴を有している。
1.斧を何度も打ち下ろすような反復作業を要しなく、ロッドの往復で一挙に薪割りができるため、薪割り作業の効率化を実現できる。
2.薪割りに打撃力を用いないので安全作業の確実化を実現できる。
3.割り口が乱雑とならなくきれいな割り肌となるため椎茸等の原木加工にも適応できる。
4.刃の角度が内角で、薪が落ちない。
5.動力源を流体シリンダーで運転される作業機に依存する関係で、構造が簡単であり、安価に提供できるとともに、持ち運びも容易に軽量である。
この考案の薪割機をその動力源の提供となる作業機の一部とともに示す斜視図である。 図1のA−A線矢視の拡大断面図である。 迎刃を有する箇所における薪割機の幅中央に沿った縦拡大断面図である。
符号の説明
P 薪割機
M 作業機
1 基盤台
3 流体シリンダーとしての油圧シリンダー
5 迎刃
7 丸太
9 ガイド部材
10 ロッド
11 圧力ホース
13 動力ホース
17 当板
19 刃
α 逃げ角

Claims (2)

  1. 基盤台に、木材の丸太を割る動力としての流体シリンダーと、その力で押される丸太を受ける迎刃とを相対向して設けるとともに、その間に丸太が載ってその円周で係るガイド部材を設け、該流体シリンダーのロッドの先端に丸太の端を押す当板が取り付けてあって、迎刃は、ガイド部材の案内中央位置から左右に後退開きのV字形であって、V字形の先端に該案内中央位置に沿って起立する刃を形成するとともに、刃を下に行くにつれて後退する逃げ角に形成したことを特徴とする薪割機。
  2. 上記シリンダーのロッドのピストンを進退させる圧力ホースを、油圧の流体動力で作動する作業機の動力ホースに接続可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の薪割機。




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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843300B1 (ja) * 2015-05-19 2016-01-13 ハリマ興産株式会社 薪割り機及び薪割り機に使用される薪割り補助刃
JP2022094871A (ja) * 2020-12-15 2022-06-27 茂 遠藤 ミニバックホーアタッチメント型薪割機

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