JP3141323B2 - 自転車用操作ワイヤに用いる潤滑剤収容エンドキャップ - Google Patents
自転車用操作ワイヤに用いる潤滑剤収容エンドキャップInfo
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- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
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- B62L3/00—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用操作ワイ
ヤのエンドキャップ、特に、操作ワイヤの露出端を潤滑
可能なエンドキャップに関する。
ヤのエンドキャップ、特に、操作ワイヤの露出端を潤滑
可能なエンドキャップに関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】自転車用操作ワイヤは、通
常、アウターケーシング内で前後に摺動するインナーケ
ーブルを備えている。インナーケーブルは、円滑な作動
のために、インナーケーブルとアウターケーシングとの
間の摩擦を低減すべく潤滑される場合がある。また、操
作ワイヤは、インナーケーブルがアウターケーシングか
ら出ている部分をシールするためのエンドキャップを有
している場合が多い。このエンドキャップは、インナー
ケーブルとアウターケーシングとの間の隙間から異物が
侵入するのを防いでいる。
常、アウターケーシング内で前後に摺動するインナーケ
ーブルを備えている。インナーケーブルは、円滑な作動
のために、インナーケーブルとアウターケーシングとの
間の摩擦を低減すべく潤滑される場合がある。また、操
作ワイヤは、インナーケーブルがアウターケーシングか
ら出ている部分をシールするためのエンドキャップを有
している場合が多い。このエンドキャップは、インナー
ケーブルとアウターケーシングとの間の隙間から異物が
侵入するのを防いでいる。
【０００３】操作ワイヤは、通常、工場においてエンド
キャップが取り付けられて所定のサイズに予め切断され
たものとして出荷され、すなわち寸法切りにて出荷さ
れ、部品メーカーで販売されている。しかしながら、操
作ワイヤの長さは自転車によって異なる場合が多く、自
転車修理販売店であらゆる種類の交換ワイヤを揃えてお
くことは不可能である。また、自転車メーカーは厳しい
製造期限に対応しなければならないが、部品メーカーが
適切な長さのワイヤを適時に供給することができない場
合には、自転車メーカーは自転車完成品を製造すること
ができない。このため、自転車メーカーや自転車販売店
は、インナーケーブル及びアウターケーシングをロール
巻等の形態で大量に購入してストックしておき、これら
を切り取って交換用の部品を製作する場合が多い。これ
により、メーカー側では製造の遅れを避けることがで
き、また、自転車販売店では寸法毎の在庫が増えるのを
避けることができる。しかし、このようにして製作され
た操作ワイヤを効果的に潤滑することは難しいので、交
換用の操作ワイヤを製作するのは容易でない。例えば、
インナーケーブルとアウターケーシングとの間の隙間は
非常に小さい場合が多く、潤滑剤を適切に染み込ませる
ことは困難である。また、潤滑剤はアウターケーシング
の外表面に付着することが多いので拭き取らなければな
らない。さらに、エンドキャップを操作ワイヤに取り付
ける前に、エンドキャップに潤滑剤を設けておくと、取
り付け前や取り付け時にエンドキャップの開口部から潤
滑剤が漏れ出てしまい、汚れてしまう。
キャップが取り付けられて所定のサイズに予め切断され
たものとして出荷され、すなわち寸法切りにて出荷さ
れ、部品メーカーで販売されている。しかしながら、操
作ワイヤの長さは自転車によって異なる場合が多く、自
転車修理販売店であらゆる種類の交換ワイヤを揃えてお
くことは不可能である。また、自転車メーカーは厳しい
製造期限に対応しなければならないが、部品メーカーが
適切な長さのワイヤを適時に供給することができない場
合には、自転車メーカーは自転車完成品を製造すること
ができない。このため、自転車メーカーや自転車販売店
は、インナーケーブル及びアウターケーシングをロール
巻等の形態で大量に購入してストックしておき、これら
を切り取って交換用の部品を製作する場合が多い。これ
により、メーカー側では製造の遅れを避けることがで
き、また、自転車販売店では寸法毎の在庫が増えるのを
避けることができる。しかし、このようにして製作され
た操作ワイヤを効果的に潤滑することは難しいので、交
換用の操作ワイヤを製作するのは容易でない。例えば、
インナーケーブルとアウターケーシングとの間の隙間は
非常に小さい場合が多く、潤滑剤を適切に染み込ませる
ことは困難である。また、潤滑剤はアウターケーシング
の外表面に付着することが多いので拭き取らなければな
らない。さらに、エンドキャップを操作ワイヤに取り付
ける前に、エンドキャップに潤滑剤を設けておくと、取
り付け前や取り付け時にエンドキャップの開口部から潤
滑剤が漏れ出てしまい、汚れてしまう。
【０００４】本発明の課題は、前記のような操作ワイヤ
を容易に潤滑できるようにすることにある。
を容易に潤滑できるようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、自転車用操作
ワイヤに用いる潤滑剤収容エンドキャップ、及び組立時
に作業者により簡単に操作ワイヤアッセンブリを潤滑す
ることができるエンドキャップの取付法に関する。ここ
では、潤滑剤がすでにエンドキャップ内に封入されてい
るので、作業者は特に潤滑剤の塗布作業を行う必要がな
く、作業をきれいに行える。
ワイヤに用いる潤滑剤収容エンドキャップ、及び組立時
に作業者により簡単に操作ワイヤアッセンブリを潤滑す
ることができるエンドキャップの取付法に関する。ここ
では、潤滑剤がすでにエンドキャップ内に封入されてい
るので、作業者は特に潤滑剤の塗布作業を行う必要がな
く、作業をきれいに行える。
【０００６】本発明の一形態におけるエンドキャップ
は、アウターケーシング内でインナーケーブルが摺動す
る自転車用操作ワイヤに使用され、潤滑剤が収容される
中空のチャンバを構成するハウジングを含む。ハウジン
グは、内部を挿通するインナーケーブルを受ける開口部
が形成された第１端部と、自転車用操作ワイヤのアウタ
ーケーシングに固定可能なように構成された第２端部と
を有する。第１スクリーンは、ハウジングの第１端部の
開口部を封止しており、例えばインナーケーブルが挿通
する際に破断されるように構成されている。第２スクリ
ーンはハウジングの第２端部を封止している。第１スク
リーン及び第２スクリーンは、チャンバから潤滑剤が実
質的に漏れ出ないように構成されている。ハウジングの
第１端部にシールを配置してもよい。シールは内周領域
を有する環状シール部材を有し、この環状シール部材は
自転車用操作ワイヤのインナーケーブルの外周をシール
可能な大きさに構成されている。
は、アウターケーシング内でインナーケーブルが摺動す
る自転車用操作ワイヤに使用され、潤滑剤が収容される
中空のチャンバを構成するハウジングを含む。ハウジン
グは、内部を挿通するインナーケーブルを受ける開口部
が形成された第１端部と、自転車用操作ワイヤのアウタ
ーケーシングに固定可能なように構成された第２端部と
を有する。第１スクリーンは、ハウジングの第１端部の
開口部を封止しており、例えばインナーケーブルが挿通
する際に破断されるように構成されている。第２スクリ
ーンはハウジングの第２端部を封止している。第１スク
リーン及び第２スクリーンは、チャンバから潤滑剤が実
質的に漏れ出ないように構成されている。ハウジングの
第１端部にシールを配置してもよい。シールは内周領域
を有する環状シール部材を有し、この環状シール部材は
自転車用操作ワイヤのインナーケーブルの外周をシール
可能な大きさに構成されている。
【０００７】本発明のエンドキャップを使用する場合、
第２スクリーンは剥離あるいは破断によってハウジング
の第２端部から取り除かれる。そして、アウターケーシ
ングがハウジングの第２端部に固定される。第１スクリ
ーンはハウジングの第１端部から潤滑剤が実質的に漏れ
出るのを防止しているため、エンドキャップをアウター
ケーシングに取り付けると、潤滑剤がアウターケーシン
グ内に押し込まれる。その後、第１スクリーンが破断さ
れ、インナーケーブルがハウジングの第１端部からシー
ルを介してアウターケーシング内に挿入される。組み付
けを簡単にするために、インナーケーブルをハウジング
内に挿入する際にインナーケーブルで第１スクリーンを
破断してもよく、この場合には、別途に工具を使用する
必要がない。環状シール部材は潤滑された操作ワイヤが
汚染されるのを防ぐ。
第２スクリーンは剥離あるいは破断によってハウジング
の第２端部から取り除かれる。そして、アウターケーシ
ングがハウジングの第２端部に固定される。第１スクリ
ーンはハウジングの第１端部から潤滑剤が実質的に漏れ
出るのを防止しているため、エンドキャップをアウター
ケーシングに取り付けると、潤滑剤がアウターケーシン
グ内に押し込まれる。その後、第１スクリーンが破断さ
れ、インナーケーブルがハウジングの第１端部からシー
ルを介してアウターケーシング内に挿入される。組み付
けを簡単にするために、インナーケーブルをハウジング
内に挿入する際にインナーケーブルで第１スクリーンを
破断してもよく、この場合には、別途に工具を使用する
必要がない。環状シール部材は潤滑された操作ワイヤが
汚染されるのを防ぐ。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態によ
る潤滑剤収容エンドキャップ１０の断面図である。エン
ドキャップ１０は、アウターケーシング１３内でインナ
ーケーブル１２が摺動するタイプの自転車用操作ワイヤ
１１（図７）に使用される。アウターケーシング１３
は、一般に、らせん状に巻かれたワイヤ部（図中、アウ
ターケーシング１３内の斜線で概念的に示されている）
をプラスチック材料で被覆した構成を有する。アウター
ケーシング１３の中には、アウターケーシング１３とイ
ンナーケーブル１２との間の摩擦を低減するために、ら
せん状に巻かれたワイヤ部とインナーケーブル１２との
間にライナを備えているものもある。
る潤滑剤収容エンドキャップ１０の断面図である。エン
ドキャップ１０は、アウターケーシング１３内でインナ
ーケーブル１２が摺動するタイプの自転車用操作ワイヤ
１１（図７）に使用される。アウターケーシング１３
は、一般に、らせん状に巻かれたワイヤ部（図中、アウ
ターケーシング１３内の斜線で概念的に示されている）
をプラスチック材料で被覆した構成を有する。アウター
ケーシング１３の中には、アウターケーシング１３とイ
ンナーケーブル１２との間の摩擦を低減するために、ら
せん状に巻かれたワイヤ部とインナーケーブル１２との
間にライナを備えているものもある。
【０００９】この実施形態では、エンドキャップ１０は
ハウジング１４（図１）を有し、ハウジング１４は、中
空チャンバ２２を形成する内周面１８を有するほぼ筒状
の側壁１５を有している。ハウジング１４の第１端部２
６にはインナーケーブル１２が挿通する開口３０が形成
されており、ハウジング１４の第２端部３４は操作ワイ
ヤ１１のアウターケーシング１３に固定できるように構
成されている。例えば、内周面１８は、操作ワイヤ１１
のアウターケーシング１３の外周に取り付けられる大き
さに構成されており、アウターケーシング１３がチャン
バ２２内に挿入可能となっている。
ハウジング１４（図１）を有し、ハウジング１４は、中
空チャンバ２２を形成する内周面１８を有するほぼ筒状
の側壁１５を有している。ハウジング１４の第１端部２
６にはインナーケーブル１２が挿通する開口３０が形成
されており、ハウジング１４の第２端部３４は操作ワイ
ヤ１１のアウターケーシング１３に固定できるように構
成されている。例えば、内周面１８は、操作ワイヤ１１
のアウターケーシング１３の外周に取り付けられる大き
さに構成されており、アウターケーシング１３がチャン
バ２２内に挿入可能となっている。
【００１０】ハウジング１４の第１端部２６には、径方
向内方に延び開口３０を形成する肩部４２が形成されて
いる。この実施形態では肩部４２は側壁１５と一体に形
成されているが、肩部４２を別体で形成し、これを側壁
１５に接合してもよい。また、肩部４２がなくてもよ
い。側壁１５の小径部５０内にはシール４６が取り付け
られており、シール４６は肩部４２に当接している。ま
た、側壁１５の別の小径部５８内にはベースプレート５
４が取り付けられており、ベースプレート５４は小径部
５０と小径部５８との間に形成された肩部６２に当接し
ている。シール４６は、ほぼ円筒状であり、例えば円環
状である環状シール部材６４を有する。シール部材６４
は、インナーケーブル１２が過度な摩擦なくある角度で
エンドキャップから外部に延びるときのシール性を向上
させる。シール部材６４は内周領域すなわち開口６８を
形成しており、この実施形態では、開口６８はスクリー
ン７２によって封止されている。スクリーン７２はイン
ナーケーブル１２が貫通する際に破断されるように構成
されている。例えば、スクリーン７２は、ごく薄く（例
えば０．１ｍｍから０．３ｍｍ）形成されていてもよ
く、あるいは破断されやすい材料から形成されていても
よい。シール４６は例えば熱可塑性材料で構成されてお
り、スクリーン７２は射出成形によってシール４６とと
もに形成されてもよい。
向内方に延び開口３０を形成する肩部４２が形成されて
いる。この実施形態では肩部４２は側壁１５と一体に形
成されているが、肩部４２を別体で形成し、これを側壁
１５に接合してもよい。また、肩部４２がなくてもよ
い。側壁１５の小径部５０内にはシール４６が取り付け
られており、シール４６は肩部４２に当接している。ま
た、側壁１５の別の小径部５８内にはベースプレート５
４が取り付けられており、ベースプレート５４は小径部
５０と小径部５８との間に形成された肩部６２に当接し
ている。シール４６は、ほぼ円筒状であり、例えば円環
状である環状シール部材６４を有する。シール部材６４
は、インナーケーブル１２が過度な摩擦なくある角度で
エンドキャップから外部に延びるときのシール性を向上
させる。シール部材６４は内周領域すなわち開口６８を
形成しており、この実施形態では、開口６８はスクリー
ン７２によって封止されている。スクリーン７２はイン
ナーケーブル１２が貫通する際に破断されるように構成
されている。例えば、スクリーン７２は、ごく薄く（例
えば０．１ｍｍから０．３ｍｍ）形成されていてもよ
く、あるいは破断されやすい材料から形成されていても
よい。シール４６は例えば熱可塑性材料で構成されてお
り、スクリーン７２は射出成形によってシール４６とと
もに形成されてもよい。
【００１１】ベースプレート５４は、ほぼ円筒状であ
り、その内部を挿通するインナーケーブル１２を受ける
ための開口７６が形成されている。ベースプレート５４
は、ガラス繊維強化プラスチックから構成されていても
よく、操作ワイヤ１１のアウターケーシング１３内に嵌
合する環状延長部を有していてもよい。しかし、これは
特に必要はない。この実施形態では、ベースプレート５
４の側面７７と、側壁１５の小径部５８によって形成さ
れる肩部７９とが、アウターケーシング１３が完全にハ
ウジング１４内に挿入された時のアウターケーシング１
３端部の当接部となる。ベースプレート５４と肩部７９
とは、アウターケーシング１３（あるいはアウターケー
シングのワイヤ部やライナ）からの圧縮力があればこれ
を受けるので、アウターケーシング１３はシール４６を
圧縮しない。これによって、インナーケーブル１２が摺
動する際に、不必要に抵抗が加わらないようになってい
る。
り、その内部を挿通するインナーケーブル１２を受ける
ための開口７６が形成されている。ベースプレート５４
は、ガラス繊維強化プラスチックから構成されていても
よく、操作ワイヤ１１のアウターケーシング１３内に嵌
合する環状延長部を有していてもよい。しかし、これは
特に必要はない。この実施形態では、ベースプレート５
４の側面７７と、側壁１５の小径部５８によって形成さ
れる肩部７９とが、アウターケーシング１３が完全にハ
ウジング１４内に挿入された時のアウターケーシング１
３端部の当接部となる。ベースプレート５４と肩部７９
とは、アウターケーシング１３（あるいはアウターケー
シングのワイヤ部やライナ）からの圧縮力があればこれ
を受けるので、アウターケーシング１３はシール４６を
圧縮しない。これによって、インナーケーブル１２が摺
動する際に、不必要に抵抗が加わらないようになってい
る。
【００１２】ハウジング１４の第２端部３４の開口を封
止するために、ハウジング１４にはスクリーン８４が取
り付けられている。スクリーン８４は、適当な接着剤を
用いたり、溶接あるいはその他の手段によって側壁１５
に接着される。スクリーン８４は、例えば、オレフィ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ホ
イル、あるいは、剥離（図２）又は破断（図３）するこ
とによって除去可能なその他の材料で構成されている。
スクリーン８４は、ごく薄く（約０．１ｍｍ）形成され
ていてもよく、図１２に示すように、破断し易いように
ミシン目１００が設けられていてもよい。なお、このよ
うなミシン目はスクリーン７２にも設けられていてもよ
い。チャンバ２２内には潤滑剤９０が封入される。潤滑
剤９０は、多目的グリースであってもよく、用途に応じ
た他の潤滑剤であってもよい。所望により、ハウジング
１４の一部あるいは全部が透明な材料で構成されていて
もよく、この場合には、ユーザーがチャンバ２２内に封
入された潤滑剤９０の種類および／または量を確認する
ことができる。
止するために、ハウジング１４にはスクリーン８４が取
り付けられている。スクリーン８４は、適当な接着剤を
用いたり、溶接あるいはその他の手段によって側壁１５
に接着される。スクリーン８４は、例えば、オレフィ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ホ
イル、あるいは、剥離（図２）又は破断（図３）するこ
とによって除去可能なその他の材料で構成されている。
スクリーン８４は、ごく薄く（約０．１ｍｍ）形成され
ていてもよく、図１２に示すように、破断し易いように
ミシン目１００が設けられていてもよい。なお、このよ
うなミシン目はスクリーン７２にも設けられていてもよ
い。チャンバ２２内には潤滑剤９０が封入される。潤滑
剤９０は、多目的グリースであってもよく、用途に応じ
た他の潤滑剤であってもよい。所望により、ハウジング
１４の一部あるいは全部が透明な材料で構成されていて
もよく、この場合には、ユーザーがチャンバ２２内に封
入された潤滑剤９０の種類および／または量を確認する
ことができる。
【００１３】図２〜７に、本発明の一実施形態によるエ
ンドキャップ１０の使用法を示す。まず、図２に示すよ
うに、スクリーン８４を取り除き、アウターケーシング
１３をハウジング１４内に挿入する。このとき、図３に
示すように、アウターケーシング１３をハウジング１４
に挿入する際に、アウターケーシング１３によってスク
リーン８４を破断してもよい。その後、さらにアウター
ケーシング１３をハウジング１４内に挿入する。アウタ
ーケーシング１３が潤滑剤９０に押しつけられると、ス
クリーン７２によって潤滑剤がハウジングの第１端部か
ら実質的に漏れ出ないため、図４に示すように潤滑剤９
０はアウターケーシング１３内部に押し込められる。図
５に示すように、アウターケーシング１３は、その端部
が、ベースプレート５４の側面７７と側壁１５の小径部
５８によって形成される肩部７９とで構成される当接部
に当たるまで、ハウジング１４に完全に挿入される。使
用する潤滑剤の種類により、潤滑剤９０がさらにアウタ
ーケーシング１３内部に浸透する場合もある。
ンドキャップ１０の使用法を示す。まず、図２に示すよ
うに、スクリーン８４を取り除き、アウターケーシング
１３をハウジング１４内に挿入する。このとき、図３に
示すように、アウターケーシング１３をハウジング１４
に挿入する際に、アウターケーシング１３によってスク
リーン８４を破断してもよい。その後、さらにアウター
ケーシング１３をハウジング１４内に挿入する。アウタ
ーケーシング１３が潤滑剤９０に押しつけられると、ス
クリーン７２によって潤滑剤がハウジングの第１端部か
ら実質的に漏れ出ないため、図４に示すように潤滑剤９
０はアウターケーシング１３内部に押し込められる。図
５に示すように、アウターケーシング１３は、その端部
が、ベースプレート５４の側面７７と側壁１５の小径部
５８によって形成される肩部７９とで構成される当接部
に当たるまで、ハウジング１４に完全に挿入される。使
用する潤滑剤の種類により、潤滑剤９０がさらにアウタ
ーケーシング１３内部に浸透する場合もある。
【００１４】アウターケーシング１３がハウジング１４
内に完全に取り付けられた後、図６に示すように、スク
リーン７２を破断し、シール部材６４を通じてインナー
ケーブル１２を挿入する。この実施形態では、スクリー
ン７２は、別の手段によって破断するのではなく、シー
ル部材６４にインナーケーブル１２を挿入する際に破断
されることが好ましい。このようにして、インナーケー
ブル１２は、図７に示すように、ハウジング１４及びア
ウターケーシング１３内に完全に挿通される。インナー
ケーブル１２が潤滑剤９０の部分を通過すると、潤滑剤
９０の一部がインナーケーブル１２に付着するので、イ
ンナーケーブル１２の大部分あるいは全体が潤滑され
る。ここで、シール部材６４はインナーケーブル１２の
外周面をシール可能な大きさに構成されているので、潤
滑剤９０はハウジング１４内に保持される。その結果、
従来方法のように汚れることなく、操作ワイヤを容易に
潤滑できる。
内に完全に取り付けられた後、図６に示すように、スク
リーン７２を破断し、シール部材６４を通じてインナー
ケーブル１２を挿入する。この実施形態では、スクリー
ン７２は、別の手段によって破断するのではなく、シー
ル部材６４にインナーケーブル１２を挿入する際に破断
されることが好ましい。このようにして、インナーケー
ブル１２は、図７に示すように、ハウジング１４及びア
ウターケーシング１３内に完全に挿通される。インナー
ケーブル１２が潤滑剤９０の部分を通過すると、潤滑剤
９０の一部がインナーケーブル１２に付着するので、イ
ンナーケーブル１２の大部分あるいは全体が潤滑され
る。ここで、シール部材６４はインナーケーブル１２の
外周面をシール可能な大きさに構成されているので、潤
滑剤９０はハウジング１４内に保持される。その結果、
従来方法のように汚れることなく、操作ワイヤを容易に
潤滑できる。
【００１５】操作ワイヤにこのようなエンドキャップを
２つ取り付ける場合、１つ目のエンドキャップにアウタ
ーケーシングの一端を取り付けた後、引き続いて２つ目
のエンドキャップをアウターケーシングの他端に取り付
ける。２つ目のエンドキャップを取り付ける際、第２ス
クリーン８４を取り除き（又はアウターケーシング１３
により破断し）、第１スクリーン７２を通してインナー
ケーブル１２を一挙に挿入する。
２つ取り付ける場合、１つ目のエンドキャップにアウタ
ーケーシングの一端を取り付けた後、引き続いて２つ目
のエンドキャップをアウターケーシングの他端に取り付
ける。２つ目のエンドキャップを取り付ける際、第２ス
クリーン８４を取り除き（又はアウターケーシング１３
により破断し）、第１スクリーン７２を通してインナー
ケーブル１２を一挙に挿入する。
【００１６】以上、本発明のいろいろな実施形態につい
て記載したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の
変形が可能である。例えば、図８に示すように、スクリ
ーン８４は側壁１５の外周面を覆うように構成された側
面部９４を有していてもよい。また、スクリーン７２
は、図９に示すように肩部４２に形成された開口３０に
形成されていてもよく、図１０に示すように肩部４２の
外側面に配置されていてもよい。操作ワイヤの構造は、
ハウジングに取り付け可能であればどのような構造であ
ってもよい。また、ここではスクリーン７２及び８４
は、孔（開口）が形成されていないパネル状のものを示
したが、チャンバ２２から潤滑剤９０が実質的に漏れ出
なければこのような構造に限定されない。例えば、図１
１に示すように、シール４６のスクリーン７２に孔９８
が形成されていてもよい。スクリーン７２にはこのよう
な孔が多数形成されていてもよく、スクリーン８４にも
同様に多数の孔が形成されていてもよい。
て記載したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の
変形が可能である。例えば、図８に示すように、スクリ
ーン８４は側壁１５の外周面を覆うように構成された側
面部９４を有していてもよい。また、スクリーン７２
は、図９に示すように肩部４２に形成された開口３０に
形成されていてもよく、図１０に示すように肩部４２の
外側面に配置されていてもよい。操作ワイヤの構造は、
ハウジングに取り付け可能であればどのような構造であ
ってもよい。また、ここではスクリーン７２及び８４
は、孔（開口）が形成されていないパネル状のものを示
したが、チャンバ２２から潤滑剤９０が実質的に漏れ出
なければこのような構造に限定されない。例えば、図１
１に示すように、シール４６のスクリーン７２に孔９８
が形成されていてもよい。スクリーン７２にはこのよう
な孔が多数形成されていてもよく、スクリーン８４にも
同様に多数の孔が形成されていてもよい。
【００１７】このように、本発明の範囲は、ここで開示
した特定の構造に限定されず、添付の請求の範囲に従っ
て解釈される。請求の範囲の符号は図面参照の便宜をは
かるために使用されているのであって、これらの符号を
使用することによって本発明の範囲を添付の図面に示し
た構成に限定する意図はない。
した特定の構造に限定されず、添付の請求の範囲に従っ
て解釈される。請求の範囲の符号は図面参照の便宜をは
かるために使用されているのであって、これらの符号を
使用することによって本発明の範囲を添付の図面に示し
た構成に限定する意図はない。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンドキ
ャップ内に潤滑剤が封入されており、このエンドキャッ
プにアウターケーシング及びインナーケーブルを装着す
る際に、潤滑剤がインナーケーブルに付着する。しか
も、潤滑剤は実質的にエンドキャップ内から漏れ出な
い。このため、操作ワイヤの潤滑を容易にしかも汚れる
ことなく行うことができる。
ャップ内に潤滑剤が封入されており、このエンドキャッ
プにアウターケーシング及びインナーケーブルを装着す
る際に、潤滑剤がインナーケーブルに付着する。しか
も、潤滑剤は実質的にエンドキャップ内から漏れ出な
い。このため、操作ワイヤの潤滑を容易にしかも汚れる
ことなく行うことができる。
【図１】自転車用操作ワイヤに使用される、本発明の一
実施形態による潤滑剤収容エンドキャップの断面図。
実施形態による潤滑剤収容エンドキャップの断面図。
【図２】左側スクリーンを取り除いた状態のエンドキャ
ップの断面図。
ップの断面図。
【図３】自転車用操作ワイヤのアウターケーシングで破
断することによってエンドキャップの左側スクリーンを
取り除く様子を示す断面図。
断することによってエンドキャップの左側スクリーンを
取り除く様子を示す断面図。
【図４】自転車用操作ワイヤのアウターケーシングに取
り付けられたエンドキャップの断面図。
り付けられたエンドキャップの断面図。
【図５】自転車用操作ワイヤのアウターケーシングに取
り付けられたエンドキャップの断面図。
り付けられたエンドキャップの断面図。
【図６】エンドキャップの右側から、インナーケーブル
を挿入している様子を示す断面図。
を挿入している様子を示す断面図。
【図７】インナーケーブルが完全に挿入された状態のエ
ンドキャップの断面図。
ンドキャップの断面図。
【図８】本発明の別の実施形態によるエンドキャップの
断面図。
断面図。
【図９】本発明のさらに別の実施形態によるエンドキャ
ップの断面図。
ップの断面図。
【図１０】本発明のさらに別の実施形態によるエンドキ
ャップの断面図。
ャップの断面図。
【図１１】図１で示された環状シール部の別の実施形態
の断面図。
の断面図。
【図１２】ハウジングの端部に配置される、破断し易い
ようにミシン目が設けられたスクリーンの図。
ようにミシン目が設けられたスクリーンの図。
１０ エンドキャップ １１ 操作ワイヤ １２ インナーケーブル １３ アウターケーシング １４ ハウジング １５ 側壁 １８ 内周面 ２２ チャンバ ２６ 第１端部 ３４ 第２端部 ３０、６８ 開口 ４２、７９ 肩部 ４６ シール ５４ ベースプレート ６４ シール部材 ７２ 第１スクリーン ８４ 第２スクリーン ９０ 潤滑剤 ９４ 側面部 ９８ 孔
Claims (22)
- 【請求項１】アウターケーシング（１３）内でインナー
ケーブル（１２）が摺動するように構成された自転車用
操作ワイヤ（１１）に用いられるエンドキャップであっ
て、 中空のチャンバ（２２）を構成し、挿通する前記インナ
ーケーブル（１２）を受けるための開口（３０）が形成
された第１端部（２６）と、前記アウターケーシング
（１３）が取り付け可能に構成された第２端部（３４）
とを有するハウジング（１４）と、 前記チャンバ（２２）内に収容された潤滑剤（９０）
と、 前記ハウジング（１４）の前記第１端部（２６）の前記
開口（３０）を封止するとともに前記インナーケーブル
（１２）が挿通する際に破断されるように構成されてい
る第１スクリーン（７２）と、 前記ハウジング（１４）の前記第２端部（３４）を封止
する第２スクリーン（８４）と、を備えたエンドキャッ
プ。 - 【請求項２】アウターケーシング（１３）内をインナー
ケーブル（１２）が摺動するように構成された自転車用
操作ワイヤ（１１）に使用されるエンドキャップであっ
て、 中空のチャンバ（２２）を構成し、挿通する前記インナ
ーケーブル（１２）を受けるための開口（３０）が形成
された第１端部（２６）と、前記アウターケーシング
（１３）が取り付け可能に構成された第２端部（３４）
とを有するハウジング（１４）と、 前記チャンバ（２２）内に収容された潤滑剤（９０）
と、 前記ハウジング（１４）の前記第１端部（２６）に配置
され、内周領域（６８）を構成するとともに前記インナ
ーケーブル（１２）の外周をシール可能な大きさに構成
された環状シール部材（６４）と、前記内周領域（６
８）に設けられて前記内周領域（６８）を封止するとと
もに前記インナーケーブル（１２）が挿通する際に破断
されるように構成されている第１スクリーン（７２）と
を備えたシール（４６）と、 前記ハウジング（１４）の前記第２端部（３４）を封止
する第２スクリーン（８４）と、を備えたエンドキャッ
プ。 - 【請求項３】前記ハウジング（１４）の前記第１端部
（２６）に配置されたシール（４６）をさらに有し、 前記シール（４６）は内周領域（６８）を構成する環状
シール部材（６４）を有し、前記環状シール部材（６
４）は、前記自転車用操作ワイヤ（１１）の前記インナ
ーケーブル（１２）の外周をシール可能な大きさに構成
されている、請求項１に記載のエンドキャップ。 - 【請求項４】前記第１スクリーン（７２）は前記内周領
域を封止するために前記環状シール部（６４）に配置さ
れている、請求項３に記載のエンドキャップ。 - 【請求項５】前記ハウジング（１４）は前記第１端部
（２６）に形成され径方向内方に延びる肩部（４２）を
さらに有し、 前記肩部（４２）は内部を挿通する前記インナーケーブ
ル（１２）を受けるための開口（３０）を構成してい
る、請求項１に記載のエンドキャップ。 - 【請求項６】前記第１スクリーン（７２）は前記開口
（３０）を封止するために前記肩部（４２）の外側面に
配置されている、請求項５に記載のエンドキャップ。 - 【請求項７】前記第１スクリーン（７２）は、径方向内
方に延びる前記肩部（４２）によって構成される前記開
口（３０）内に配置され、前記開口（３０）を封止して
いる、請求項５に記載のエンドキャップ。 - 【請求項８】前記第２スクリーン（８４）は前記ハウジ
ング（１４）の前記第２端部（３４）に取り外し可能に
取り付けられている、請求項１又は２に記載のエンドキ
ャップ。 - 【請求項９】前記第２スクリーン（８４）は前記アウタ
ーケーシング（１３）が挿通する際に破断するように構
成されている、請求項１又は２に記載のエンドキャッ
プ。 - 【請求項１０】前記ハウジング（１４）は透明な材料か
ら構成されている、請求項１又は２に記載のエンドキャ
ップ。 - 【請求項１１】前記第１スクリーン（７２）には孔（９
８）が形成されている、請求項１又は２に記載のエンド
キャップ。 - 【請求項１２】前記第２スクリーン（８４）は前記ハウ
ジング（１４）の前記第２端部（３４）の外周面を覆う
ように構成された側面部（９４）をさらに有する、請求
項８に記載のエンドキャップ。 - 【請求項１３】前記環状シール部材（６４）は円環状で
ある、請求項２に記載のエンドキャップ。 - 【請求項１４】前記ハウジング（１４）は、前記自転車
用操作ワイヤ（１１）の前記アウターケーシング（１
３）の外周に取り付け可能な大きさに構成された内周面
（１８）を有する環状側壁（１５）をさらに備えてい
る、請求項２に記載のエンドキャップ。 - 【請求項１５】前記ハウジング（１４）は、前記第１端
部（２６）に形成され径方向内方に延びる第１肩部（４
２）をさらに有し、前記第１肩部（４２）は内部を挿通
する前記インナーケーブル（１２）を受けるための前記
開口（３０）を構成している、請求項１４に記載のエン
ドキャップ。 - 【請求項１６】前記第１肩部（４２）は前記側壁（１
５）と一体に構成されている、請求項１６に記載のエン
ドキャップ。 - 【請求項１７】前記シール（４６）は前記ハウジング
（１４）内の前記第１肩部（４２）に近接する位置に配
置されている、請求項１５に記載のエンドキャップ。 - 【請求項１８】前記ハウジング（１４）の前記内周面
（１８）は、前記アウターケーシング（１３）が前記ハ
ウジング（１４）に取り付けられる際に前記アウターケ
ーシング（１３）が当接するように構成された第２肩部
（７９）を有する、請求項１７に記載のエンドキャッ
プ。 - 【請求項１９】前記ハウジング（１４）の前記内周面
（１８）は、第２肩部（６２）を有し、前記ハウジング
（１４）内に配置され前記第２肩部（６２）に当接する
環状のベースプレート（５４）をさらに備えており、前
記シール（４６）は前記第１肩部（４２）と前記ベース
プレート（５４）との間に配置されており、前記ベース
プレート（５４）は、前記アウターケーシング（１３）
が前記ハウジング（１４）に取り付けられる際に、前記
アウターケーシング（１３）に当接する大きさに構成さ
れている、請求項１７に記載のエンドキャップ。 - 【請求項２０】アウターケーシング（１３）内をインナ
ーケーブル（１２）が摺動するように構成された自転車
用操作ワイヤ（１１）にエンドキャップを取り付ける方
法であり、前記エンドキャップ（１０）は、潤滑剤を有
する中空のチャンバ（２２）を構成するハウジング（１
４）と、シール（４６）と、第１スクリーン（７２）
と、第２スクリーン（８４）とを有し、前記ハウジング
（１４）は、内部を挿通する前記インナーケーブル（１
２）を受けるための開口（３０）を有する第１端部（２
６）と、前記アウターケーシング（１３）の外周に取り
付け可能に構成された第２端部（３４）とを有し、前記
シール４６は前記ハウジング（１４）の前記第１端部
（２６）に配置されるとともに内周領域（６８）を構成
する環状シール部材（６４）を有し、前記第１スクリー
ン（７２）は前記開口（３０）を封止し、前記第２スク
リーン（８４）は前記ハウジング（１４）の前記第２端
部（３４）に配置されており、 この方法は、 前記ハウジング（１４）の前記第２端部（３４）から前
記第２スクリーン（８４）を取り除く工程と、 前記ハウジング（１４）の前記第２端部（３４）に前記
アウターケーシング（１３）を挿入する工程と、 前記第１スクリーン（７２）を破断する工程と、 前記ハウジング（１４）の前記第１端部（２６）から、
前記シール（４６）を通して前記アウターケーシング
（１３）内に前記インナーケーブル（１２）を挿入する
工程と、を順に含む。 - 【請求項２１】前記破断工程は、前記インナーケーブル
（１２）で前記第１スクリーン（７２）を破断する工程
を含む、請求項２０に記載の方法。 - 【請求項２２】前記スクリーン除去工程は、前記アウタ
ーケーシング（１３）で前記第２スクリーン（８４）を
破断する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/669947 | 1996-06-25 | ||
| US08/669,947 US5636709A (en) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | Lubricant-containing end cap for a bicycle control cable |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061882A JPH1061882A (ja) | 1998-03-06 |
| JP3141323B2 true JP3141323B2 (ja) | 2001-03-05 |
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ID=24688393
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP3141323B2 (ja) |
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| JP4295844B2 (ja) * | 1998-10-06 | 2009-07-15 | 高周波熱錬株式会社 | パイプと棒材との間隙に粘性材料を注入する方法 |
| US6668602B2 (en) * | 2002-01-02 | 2003-12-30 | S.P.E.P. Acquisition Corp. | Flush mounted latch |
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| WO2004072497A1 (fr) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Didier Chamel | Dispositif de lubrification d'un cable de commande de cycle, cable de commande et cycle correspondants |
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