JP3140461U - カード照合装置 - Google Patents

Abstract

【課題】読取機に使用する認証データが記憶されている認証カードをきわめて簡単に確認することが可能な認証データが記憶されている認証カードと、認証カードの読取機とからなるカード照合装置を提供する。
【解決手段】認証データが記憶されている認証カード１と、認証カード１の読取機とからなるカード照合装置において、認証カード１の表面または裏面の少なくとも一面に所定の識別表示１３が付されているとともに、読取機の一部に認証カード１に付された識別表示１３と同一の識別表示１３が付されている認証カード１の読取機とからなり、識別表示１３が複数種類の色彩によりカード基板１１を色分けした。
【選択図】図１

Description

本考案は、認証データが記憶されている認証カードと、前記認証カードの読取機とからなるカード照合装置に関するものである。

従来、例えば磁気カードやＩＣカードのような認証データが記憶されている認証カードと前記認証カードの読取機とからなるカード照合装置が知られており、例えば屋内外の管理区域における出入管理、鉄道等の改札、或いは駐車場や駐輪場などの管理、更には銀行のＡＴＭなどに使用されている。

このように、前記カード照合装置は多様な用途に用いられていることから、多数種類の認証カードを所持することになり、所持している多数枚のカードから使用する認証カードを選択する際に、認証カードの種類を一々、確認する必要があり、きわめて面倒であった。

特に、通常、認証カードには発行元を示す文字やマークなどが表示されているが読取機側において認証カードを使用する際に表示されている文字やマークなどを確認する必要があり、特に、例えば同種の発行元が発行する複数の認証カードは通常同一の文字やマークが付されたデザインを有しており、例えば銀行のＡＴＭのように同一発行元の認証カードであれば読取機を問わずに使用可能であればよいが、例えば同一発行元の認証カードであっても異なる管理区域や異なる駐車場毎に認証カードが異なる場合などのように、使用する毎に認証カードを例えば使用箇所を記載した文字などにより確認しなければならず多大な労力と時間とを要することになる。

本考案は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、読取機に使用する認証データが記憶されている認証カードをきわめて簡単に確認することが可能な認証データが記憶されている認証カードと、前記認証カードの読取機とからなるカード照合装置を提供するものである。

前記課題を解決にするためになされた本考案は、認証データが記憶されている認証カードと、前記認証カードの読取機とからなるカード照合装置において、前記認証カードの表面または裏面の少なくとも一面に所定の識別表示が付されているとともに、前記読取機の一部に前記認証カードに付された識別表示と同一の識別表示が付されている前記認証カードの読取機とからなることを特徴とする。

読取機の一部に前記認証カードに付された識別表示と同一の識別表示が付されているので、使用者は前記読取機に付されている識別表示と使用する認証カードに付されている識別表示を確認して認証カードを使用すればよく、使用する認証カードを間違える心配がない。

特に、同一種類の認証カードを複数枚所持している場合にはそれらの中から使用するものをきわめて容易に選択することができる。

また、前記カードに付されている所定の識別表示が複数種類の色彩によるカード基板の色分により形成されている場合には識別表示の認識が容易且つ確実である。

更に、読取機に付されている所定の識別表示が読取機の正面や読取機の頂部に付されている場合には、遠くから読取機に付されている所定の識別表示を視認することができることから、使用する認証カードに適合する読取機の位置を容易に確認することもできる。

本考案によると、使用する認証カードと読取機とを誤って使用することがないばかりか、所持している多数枚のカードから使用する認証カードを選択する際に、認証カードの種類を一々、確認する必要がなく、きわめて便利である。

以下に、図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態を説明する。

図１および２は、本考案を特定地域のゲートに設置された出入管理を行うための認証カード１と、その読取機２とからなるカード照合装置についての好ましい実施の形態についての一例を示すものであり、認証カード１は図１に示すように、従来周知のＩＣカードと同様に内蔵したＩＣチップ（図示せず）に認証情報が記録されているとともに例えばカード基板１１の表面に所持者の写真１２ａ，ホログラム１２ｂ，氏名などの個人情報１２ｃ,カード番号１２ならびに発行元１２ｅなどが表示されており、特に、カード基板１１の表面全体が例えば黄色、青色、白色および赤色の色彩により形成された帯１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄによる色分け模様による識別表示１３が施されている。

一方、前記認識カード１を使用する読取機２は図２に示すように、全体が角形で正面に前記図１に示した認証カード１の読取部４１、指紋による生体認証部４２、カメラ４３、タッチパネル４４、使用説明４５、インターホン４６などの前記認証カード１の照合認証に必要な機器が配設されており、前記各機器を制御するための制御機器や離れて設置されている管理施設に配置されているホストコンピュータ（図示せず）への通信手段（図示せず）が内蔵されている。

また、前記照合認証に必要な機器である認証カード１の読取部４１、指紋による生体認証部４２、カメラ４３、タッチパネル４４、使用説明４５などが配置されている基盤４の前面の全体が前記図１に示した基板１１に施されている黄色、青色、白色および赤色の色彩により形成された帯２３ａ，２３ｂ，２３ｃ，２３ｄによる色分け模様による識別表示１２と同一色分けにより形成された識別表示２３が施されている。

本実施の形態は、従来の照合装置と同様に図１に示した認識カード１を図２に示した読取機２により認識照合するものであるが、使用する際に、認識カード１に表示されている色彩による識別表示１３を読取機２に表示されている識別表示２３と照合して使用する読取機２或いは認識カード１の間違いをなくすことでき、殊に、同種の認識カード１を複数所持している場合や、同一区域に同種の複数の読取機２が設置されている場合にはきわめて有効である。

また、図３は読取機２に表示した識別表示２３が異なる本発明の実施の形態を示すものであり、本実施の形態では識別表示２３が読取機２における正面の全面に付されており、視認性に優れている。

更に、図４は読取機２に表示した識別表示２３が更に異なる本発明の実施の形態を示すものであり、本実施の形態では識別表示２３が読取機２の頂部に配置されている例えば照合状態を点灯表示する表示灯５に付されている点が異なる。

本実施の形態によれば、読取機２側の識別表示２３が読取機２の頂部に配置されているので読取機２に近づくことなく離れた個所から使用する認証カード１（図１参照）を確認することができ、早めに使用する認証カード１を用意することができ、迅速な認証照合操作をすることができる。

特に、本実施の形態では夜間であっても点灯することにより離れた個所から容易に確認することもできる。

尚、前記実施の形態は本発明の一例であってこれらに限られるものでなく、識別表示１３，２３は一見して認識しやすいものであればよく、また、識別表示１３，２３の表示手段や表示位置は問わない。

本考案に用いられる認証カードにおける実施の形態の一例を示す正面図。 図１に示した認証カードを照合認証するための読取機の一例を示す正面図。 図１に示した認証カードを照合認証するための異なる読取機を示す正面図。 図１に示した認証カードを照合認証するための更に異なる読取機を示す正面図。

符号の説明

１ 認証カード、２ 読取機、 １１ カード基板、１３ 識別表示、２３ 識別表示

Claims (4)

1. 認証データが記憶されている認証カードと、前記認証カードの読取機とからなるカード照合装置において、前記認証カードの表面または裏面の少なくとも一面に所定の色彩を用いた識別表示が付されているとともに、前記読取機の一部に前記認証カードに付された識別表示と同一の識別表示が付されている前記認証カードの読取機とからなることを特徴とするカード照合装置。
2. 前記所定の識別表示が複数種類の色彩によりカード基板を色分けしたものであることを特徴とする請求項１記載のカード照合装置。
3. 前記読取機に付されている所定の識別表示が前記読取機の正面に付されていることを特徴とする請求項１または２記載のカード照合装置。
4. 前記読取機に付されている所定の識別表示が読取機の頂部に付されていることを特徴とする請求項１，２または３記載のカード照合装置。
   

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