JP3140126U - 繊維製品の品質表示用縫付けラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】品質表示ラベルの基材自体もシースルーとして、シースルーの衣服類に取付けても、目立たない品質表示ラベルを提供する。
【解決手段】品質表示ラベルは、衣服、帽子その他の繊維製品に直接取付けるラベルであって、ラベル基布4は、ブライトの円形断面モノフィラメント糸を用いて、全光線透過率80%以上の基布4を準備し、基布4に必要印刷5を付与して、基布4の印刷5部分以外をシースルーとしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】品質表示ラベルは、衣服、帽子その他の繊維製品に直接取付けるラベルであって、ラベル基布4は、ブライトの円形断面モノフィラメント糸を用いて、全光線透過率80%以上の基布4を準備し、基布4に必要印刷5を付与して、基布4の印刷5部分以外をシースルーとしたものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、透明性の高い、衣服、帽子、ハンドバッグ、その他、繊維製品に直接取付けて用いる繊維製品の品質表示用縫付けラベルに関するものである。
衣服や帽子、ハンドバッグ、その他、繊維製品には、品質表示が義務付けられており、表示ラベルに使用される基材としては、布、又は布の表面を樹脂コーティングしたフィルム状物がある。
そして、品質表示用ラベルは、狭く限られた面積中に、小さな文字や記号を印刷表示しなければならないため、基材が布の場合は、表面が平滑となる朱子織物(サテン)や、織密度の高い平織物(タフタ)の白色布が多用されている。
また、布に樹脂コーティングしたフィルム状の場合は、肌触り、通気性、透湿性、アイロン掛けの耐熱性の面で、布に劣るため、比較的肌に触れることの少ない、ジャンパーやウィンドブレーカー等のアウターウェア、及び衣料品以外の繊維雑貨品に、白色のフィルム状ラベルの形態で多様されている。
そして、品質表示用ラベルは、狭く限られた面積中に、小さな文字や記号を印刷表示しなければならないため、基材が布の場合は、表面が平滑となる朱子織物(サテン)や、織密度の高い平織物(タフタ)の白色布が多用されている。
また、布に樹脂コーティングしたフィルム状の場合は、肌触り、通気性、透湿性、アイロン掛けの耐熱性の面で、布に劣るため、比較的肌に触れることの少ない、ジャンパーやウィンドブレーカー等のアウターウェア、及び衣料品以外の繊維雑貨品に、白色のフィルム状ラベルの形態で多様されている。
品質表示用ラベルは、1995年3月1日のJIS規格改正までは、「基布は白、記号は黒又は紺、禁止を示す×印は赤」と規定されていたため、現状でも、品質表示用ラベル基材は白色が多用されている。
そして、品質表示ラベルに関しては、印刷表示性面、着用時の違和感抑制面等でも新技術が提案されている。
そして、品質表示ラベルに関しては、印刷表示性面、着用時の違和感抑制面等でも新技術が提案されている。
即ち、従来例1として挙げる特開平10−187045号公報(特許文献1)の表示用ラベル基布は、鞘成分の軟化点を、芯成分の軟化点より20℃以上低くした芯鞘型複合糸の単糸によって、総デニールが150d以下のマルチフィラメント糸を、経糸、及び/又は、緯糸の全部に用いて、経糸方向、及び緯糸方向のカバーファクターの和を1200以上の布とし、鞘成分の軟化点以上、芯成分の軟化点以下の温度で、加圧下で熱セットして織物を平坦な基布とし、経緯糸の交差点の固定による使用中の目ずれ防止、及び高速度印刷を可能としたものである。
また、図3は従来例2の正面図であって、従来例2は、図3に示す如く、前身頃を構成する基布の裏面に、品質表示を直接プリントし、前身頃と後身頃との縫い合せ部分、袖と前身頃との縫い合せ部分等、各縫い合せ部分が表側になるように縫製した肌着であり、縫い合せ部分による肌への違和感を低減し、且つ品質表示ラベル自体を排除して、肌への違和感を無くしたものである。
特開平10−187045号公報
従来例1(特許文献1)の、品質表示ラベル用基布にあっては、細デニール糸を高密度に織成したために、加圧熱セットによって織組織の間隔の詰まった、且つ、糸交差点で固定された布となって、基布表面の平滑性が高く、印刷性が良く、基布をラベル寸法に切断した際にもほつれの生じない、且つ、風合も比較的柔らかい基布ではあるが、光線透過率の面で何ら配慮されていないため、衣服、特に透明性の高いシースルー衣服に縫合添着すれば、品質表示ラベルが目立ち易く、衣服の美観(シースルー性)を損なう。
また、従来例2(図3)にあっては、品質表示を、肌着の前身頃の裏面に直接プリントするため、品質表示ラベルが目立つことは無いが、品質表示は、各対象衣服毎に、その製作途中で印刷せねばならず、衣服の製造工程が煩雑となり、量産の阻害要因となる。
即ち、従来の白色布の品質表示ラベルも、衣服に添着すれば目立つものであり、近年シースルーの各種衣服が販売されているにも関わらず、適切なシースルーの品質表示ラベルは、未だ提案されていない。
本考案は、品質表示ラベルの基材自体もシースルーとして、シースルーの衣服類に取付けても、目立たない品質表示ラベルを提供するものである。
即ち、従来の白色布の品質表示ラベルも、衣服に添着すれば目立つものであり、近年シースルーの各種衣服が販売されているにも関わらず、適切なシースルーの品質表示ラベルは、未だ提案されていない。
本考案は、品質表示ラベルの基材自体もシースルーとして、シースルーの衣服類に取付けても、目立たない品質表示ラベルを提供するものである。
本考案の品質表示用ラベルは、衣服、帽子その他の繊維製品に直接取付けるラベルであって、ラベル基布4は、ブライトの円形断面モノフィラメント糸6,7を用いて、全光線透過率80%以上の基布4を準備し、該基布4に必要印刷5を付与して、基布4の印刷5部分以外をシースルーとしたものである。
この場合、全光線透過率%は、JISK7015:1981「プラスチックの光学的試験方法」に準拠し、スガ試験機(株)製、直読ヘーズコンピューターHGM−2Kを用い、380〜780nmの波長(可視光線)で測定した。
この場合、全光線透過率%は、JISK7015:1981「プラスチックの光学的試験方法」に準拠し、スガ試験機(株)製、直読ヘーズコンピューターHGM−2Kを用い、380〜780nmの波長(可視光線)で測定した。
尚、断面円形で、ブライト、モノフィラメント、28Tのポリエステル糸を経緯に用い、織密度:100本(タテ)×90本(ヨコ)/インチの平織布は全光線透過率が99.2%であり、異形断面、ブライト、マルチフィラメント(18本)ポリエステル糸の56Tを経糸とし、異形断面、ブライト、マルチフィラメント(4本)ポリエステル糸の66Tを緯糸とし、仕上密度:88本(タテ)×83本(ヨコ)/インチの平織布は、全光線透過率が84.2%であった。
従来の品質表示ラベル用基布(市販品)である、円形断面、セミダルポリエステル糸、経糸276/インチ、経糸95/インチ、厚さ110〜120μmの朱子織布は、全光線透過率が39.4%であった。
そして、品質表示ラベルの基布は、全光線透過率が80%以上であれば、シースルー衣服の裏面に縫い付けても、外観上、ラベル基布4は知見出来ず、単に、プリント文字が見える程度となる。
従来の品質表示ラベル用基布(市販品)である、円形断面、セミダルポリエステル糸、経糸276/インチ、経糸95/インチ、厚さ110〜120μmの朱子織布は、全光線透過率が39.4%であった。
そして、品質表示ラベルの基布は、全光線透過率が80%以上であれば、シースルー衣服の裏面に縫い付けても、外観上、ラベル基布4は知見出来ず、単に、プリント文字が見える程度となる。
そして、基布4の全光線透過率を高めるためには;繊維素材の透明性の高い、ナイロン、ポリエステル、アセテート繊維が良く、繊維の断面形状は円形が良く、繊維の表面は平滑でブライトが良く、基布の仕上密度は、印刷性及び強度の許容範囲内で粗密度(低密度)が良く、基布に使用する糸の、透明性、糸密度を適切に選択すれば、織物でも、経編物でも、不織布でも、全光線透過率80%以上の基布4が得られるが、典型的には、丸型断面で、ブライトで、28Tの、モノフィラメントポリエステル糸の無撚糸を、経緯糸に用いて、織密度100本(タテ)×90本(ヨコ)/インチで、空隙率66%に織成した平織物(全光線透過率:99.2%)である。
また、印刷は、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型機)に、カーボンブラックを17%、BASF社製のJONCRYL61を12%、水を23%、JONCRYL J−741を45%、ワックスコンパウンドを3%配合したインキを供給して実施すれば、シースルー基布に実用水準の染色堅ろう度印刷が出来る。
また、印刷は、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型機)に、カーボンブラックを17%、BASF社製のJONCRYL61を12%、水を23%、JONCRYL J−741を45%、ワックスコンパウンドを3%配合したインキを供給して実施すれば、シースルー基布に実用水準の染色堅ろう度印刷が出来る。
従って、本考案の品質表示用ラベルは、図1の如く、シースルーのブラウス1の内側に取付けても、印刷部分のみが透視出来るだけで、品質表示ラベル2の基布4自体は、ブラウスの外側からは、殆ど知見出来ない透明ラベルとなった。
この場合、シースルーの衣服と同色、又は同系色の薄色にラベル基布を着色しても、ラベルに透明性が確保されていれば、保護色効果が発揮出来、品質表示ラベルは見え難くなり、目立たないケアラベルとなる。
勿論、本考案のラベルは、通常の衣服に適用しても、添着した品質表示用ラベルは、高い透明性によって、目障りにならない外観を呈する。
そのため、本考案の品質表示用ラベルは、シースルーの衣類に適用しても、不透明な通常の衣類に適用しても、衣服の外観を損なわない、目立たない状態となり、衣料分野での、画期的な品質表示ラベルの提供を可能とする。
この場合、シースルーの衣服と同色、又は同系色の薄色にラベル基布を着色しても、ラベルに透明性が確保されていれば、保護色効果が発揮出来、品質表示ラベルは見え難くなり、目立たないケアラベルとなる。
勿論、本考案のラベルは、通常の衣服に適用しても、添着した品質表示用ラベルは、高い透明性によって、目障りにならない外観を呈する。
そのため、本考案の品質表示用ラベルは、シースルーの衣類に適用しても、不透明な通常の衣類に適用しても、衣服の外観を損なわない、目立たない状態となり、衣料分野での、画期的な品質表示ラベルの提供を可能とする。
また、本考案の品質表示用ラベルにあっては、基布4は、ブライト、モノフィラメントの26Tポリエステル糸、又はポリアミド糸を、経糸6及び緯糸7に用いて空間率65%〜70%に織成した織物が好ましい。
この場合、空間率(%)は、(糸と糸との間の距離)2/(糸と糸との間の距離+糸径)2である。
また、空間率(%)は、大きい程、全光線透過率、即ち透明度が大となるが、印刷面からは大きい程、目ずれが生じ易くなって、精緻な印刷が困難となり、26デシテックス(26T)の細デニール織物にあっては、空間率が65〜70%であれば、透明性(光線透過率)が高い状態であるが、流動性、転移性、密着性に富む処方をしたインキを用い、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型機)で印刷すれば、精緻な小文字印刷も可能となる。
この場合、空間率(%)は、(糸と糸との間の距離)2/(糸と糸との間の距離+糸径)2である。
また、空間率(%)は、大きい程、全光線透過率、即ち透明度が大となるが、印刷面からは大きい程、目ずれが生じ易くなって、精緻な印刷が困難となり、26デシテックス(26T)の細デニール織物にあっては、空間率が65〜70%であれば、透明性(光線透過率)が高い状態であるが、流動性、転移性、密着性に富む処方をしたインキを用い、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型機)で印刷すれば、精緻な小文字印刷も可能となる。
従って、ポリエステルの26T(デシテックス)ブライト、モノフィラメント糸の、空間率65〜70%の織物は、全光線透過率も90%台を発揮し、小文字の精緻な印刷も可能であって、得られる品質表示ラベルは、シースルー衣類の裏面に縫製して着用しても、外見上は、注視すれば印刷文字の存在を根拠に、おぼろげながら知見出来る程度で、品質表示ラベルは、衣服の外観(シースルー性)を損なわない。
また、品質表示用ラベルの基布4は、表面にコーティング、又はラミネート加工して、印刷性、形態安定性、防皺性、耐洗濯性を付与するのが好ましい。
コーティング樹脂又はラミネート樹脂は、基布を被覆して印刷特性の向上した加工布とし、尚、光線透過性を満足する必要があり、典型的には、コーティングは、透明なポリウレタン樹脂液(日本ポリウレタン社製)のロールコーティングで実施し、コーティング後にマット加工を付与してフィルム表面の印刷適正化処理すれば良く、ラミネーティングは、ポリウレタン樹脂フィルムの片面ドライラミネート液で実施する。
コーティング樹脂又はラミネート樹脂は、基布を被覆して印刷特性の向上した加工布とし、尚、光線透過性を満足する必要があり、典型的には、コーティングは、透明なポリウレタン樹脂液(日本ポリウレタン社製)のロールコーティングで実施し、コーティング後にマット加工を付与してフィルム表面の印刷適正化処理すれば良く、ラミネーティングは、ポリウレタン樹脂フィルムの片面ドライラミネート液で実施する。
そして、基布表面に、コーティング又はラミネーティングで樹脂膜を形成すれば、基布に、目ずれ防止と共に、平滑性が付与出来、印刷性が向上するため、従来の熱転写リボン方式でも印刷可能となる。
また、基布の目ずれが生じないため、基布は、空間率の制約は受けることが少なくなり、織物に比べて寸法安定性に欠ける経メリヤス布の採用すら可能となる。
また、基布の目ずれが生じないため、基布は、空間率の制約は受けることが少なくなり、織物に比べて寸法安定性に欠ける経メリヤス布の採用すら可能となる。
品質表示ラベル2は、ラベル基布4が全光線透過率80%以上であるため、透明性の高い衣服に取付けても、プリント印字の存在位置が見えるだけで、ラベル本体の基布は目立つことが無く、衣服、特にシースルー衣服の透明な美観を、品質表示ラベルで低下させることが無い。
また、通常の繊維製品に対しても、全光線透過率の高い透明な品質表示ラベルの添着は、品質表示ラベルの存在が目立ち難く、衣服の外観の低下が抑制出来る。
また、通常の繊維製品に対しても、全光線透過率の高い透明な品質表示ラベルの添着は、品質表示ラベルの存在が目立ち難く、衣服の外観の低下が抑制出来る。
本考案をブラウスに適用する例に就き説明する。
図1(A)は、ブラウスの全体外観図であり、図1(B)は品質表示ラベルの平面図であり、図2(A)はラベル基布の部分拡大図であり、図2(B)は、ラベル基布を構成するフィラメント糸の説明図である。
図1(A)は、ブラウスの全体外観図であり、図1(B)は品質表示ラベルの平面図であり、図2(A)はラベル基布の部分拡大図であり、図2(B)は、ラベル基布を構成するフィラメント糸の説明図である。
〔例1〕
〔ラベル基布(図2)〕
経糸、緯糸共に、断面12が円形で、ブライトのモノフィラメント、ポリエステル無撚糸の26T糸6,7で織密度100×90/インチ(経100本/インチ、緯90本/インチ)の平織布を織成準備した。
この場合、オープニング(糸相互間の距離)、即ち空隙率は、25400/メッシュ数−線径で求め、221μmとなり、オープニングエリア9(空間率)は、(糸と糸との間の距離)2/(糸と糸との間の距離+線径)2で求め、68%となった。
該基布の全光線透過率を測定した結果(テスト光線は、380nm(ナノメーター)〜780nmの可視光線の範囲の波長で測定)、99.2%以上の結果が得られ、織物とは思えない程の透き通った透明感と、通気性、透湿性の大な、新領域の基布が得られた。
〔ラベル基布(図2)〕
経糸、緯糸共に、断面12が円形で、ブライトのモノフィラメント、ポリエステル無撚糸の26T糸6,7で織密度100×90/インチ(経100本/インチ、緯90本/インチ)の平織布を織成準備した。
この場合、オープニング(糸相互間の距離)、即ち空隙率は、25400/メッシュ数−線径で求め、221μmとなり、オープニングエリア9(空間率)は、(糸と糸との間の距離)2/(糸と糸との間の距離+線径)2で求め、68%となった。
該基布の全光線透過率を測定した結果(テスト光線は、380nm(ナノメーター)〜780nmの可視光線の範囲の波長で測定)、99.2%以上の結果が得られ、織物とは思えない程の透き通った透明感と、通気性、透湿性の大な、新領域の基布が得られた。
〔印刷〕
該平織基布への印刷用インキとして:
カーボンブラックを17%、BASF社製のJONCRYL61を12%、水を23%、JONCRYL J−741を45%、ワックスコンパウンドを3%で処方したインキを用い、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型印刷機)により、必要表示をプリントした。
該平織基布への印刷用インキとして:
カーボンブラックを17%、BASF社製のJONCRYL61を12%、水を23%、JONCRYL J−741を45%、ワックスコンパウンドを3%で処方したインキを用い、フレキソ印刷機のセンターインプレッション型機(CI型印刷機)により、必要表示をプリントした。
得られた基布は、面積の7割近くが空間で占められた細デニール平織物であるが、MSゴシック標準サイズで文字印刷を行った後、JIS規格に準拠して、洗濯、耐光、摩擦、ホットプレッシングの各項目に就いて堅ろう度試験を行った。
その結果、全項目共、充分に実用的な水準であることが確認出来た。
この品質表示ラベルを、従来の、朱子織及びナイロンタフタのケアラベルと共に、シースルー衣服に取付けて比較観察したところ、従来のケアラベルは、シースルー衣服に不透明なラベルの存在が際立ったが、本考案の品質表示ラベルは、従来のケアラベルより、遥かに目立ち難くて、存在すら見落とす程であり、シースルー衣服の美観に何ら障害とならない結果が得られた。
その結果、全項目共、充分に実用的な水準であることが確認出来た。
この品質表示ラベルを、従来の、朱子織及びナイロンタフタのケアラベルと共に、シースルー衣服に取付けて比較観察したところ、従来のケアラベルは、シースルー衣服に不透明なラベルの存在が際立ったが、本考案の品質表示ラベルは、従来のケアラベルより、遥かに目立ち難くて、存在すら見落とす程であり、シースルー衣服の美観に何ら障害とならない結果が得られた。
〔例2〕
断面円形、ブライト、線径100μmのモノフィラメント無撚ポリエステル糸の平織のオープニングエリア65%、オープニング(空隙率)408μm、50メッシュ紗布(25×50cm)に透明ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製)をロールコーティングし、コーティング後に、フィルム表面にマット加工を施した。
全光線透過率は92.4%であった。
次いで、熱転写リボンD110A(墨)を、オカベマーキングシステム(株)製プリンターにより熱転写印字した。
基布表面はフィルム層であるため、印刷は、従来手法でも、堅ろう度の良好な結果が得られた。
断面円形、ブライト、線径100μmのモノフィラメント無撚ポリエステル糸の平織のオープニングエリア65%、オープニング(空隙率)408μm、50メッシュ紗布(25×50cm)に透明ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製)をロールコーティングし、コーティング後に、フィルム表面にマット加工を施した。
全光線透過率は92.4%であった。
次いで、熱転写リボンD110A(墨)を、オカベマーキングシステム(株)製プリンターにより熱転写印字した。
基布表面はフィルム層であるため、印刷は、従来手法でも、堅ろう度の良好な結果が得られた。
1 衣服
2 品質表示ラベル
3 縫付け部
4 ラベル基布(基布)
5 印刷(プリント)
6 経糸
7 緯糸
8 オープニング(空隙率)
9 オープニングエリア
10 フィラメント(糸)
11 線径(糸径)
12 断面
2 品質表示ラベル
3 縫付け部
4 ラベル基布(基布)
5 印刷(プリント)
6 経糸
7 緯糸
8 オープニング(空隙率)
9 オープニングエリア
10 フィラメント(糸)
11 線径(糸径)
12 断面
Claims (3)
- 衣服、帽子、その他繊維製品に直接取付ける品質表示ラベルであって、ラベル基布(4)は、ブライトの円形断面モノフィラメント糸(6,7)を用いて、全光線透過率80%以上の基布(4)を準備し、該基布(4)に必要印刷(5)を付与して、基布(4)の印刷(5)部分以外をシースルーとした繊維製品の品質表示ラベル。
- 基布(4)は、ブライト、モノフィラメントの26Tポリエステル糸、又はポリアミド糸を、経糸6及び緯糸7に用いて空間率65%〜70%に織成した織物である、請求項1の品質表示用ラベル。
- 基布(4)は、表面にコーティング又はラミネート加工して、印刷性、形態安定性、防皺性、耐洗濯性を付与した、請求項1の品質表示用ラベル。
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