JP3138250U - 接着剤収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】微妙な押し出し量を正確かつ、安定した状態での制御が可能で、空気との接触による性能劣化を低減し、しかも、安全面でも優れている接着剤収納ケースを提供する。
【解決手段】接着剤収納ケース10は、ノズル18bが一端側に設けられた胴部18aを備え、胴部18aを押圧することにより内部に収納された接着剤を、ノズル18bを介して吐出する接着剤容器18が内部に収納される。接着剤収納ケース10は、一端が開口したケース本体12と、ケース本体12の開口に着脱自在に嵌合されるキャップ14とを備えている。ケース本体12には、その側面を貫通するように螺着され、先端側がケース本体12内に収容された接着剤容器18の胴部18aに当接する押圧ネジ16が設けられている。押圧ネジ16のねじ込み量により接着剤の押出し量を調整する。
【選択図】図2

Description

この考案は、接着剤収納ケースに関し、特に、接着剤の押出し量を調整して、安定的に押出すことができる接着剤収納ケースに関するものである。
瞬間接着剤は、ノズルが設けられた円筒形の容器内に収納された形態で販売されており、使用する際には、ノズルの先端をカットすることなどにより開封し、容器の胴部分を手指で押圧することで、接着剤を押出していた。
このような使用方法では、指による押圧力の加減が微妙で、必要以上に多く押出したり、また押出し量が不足するといったことが起こり、使い勝手がよいものではなかった。
また、容器を直接手で持つ使用方法では、体温が容器内の接着剤に加えられて、接着剤が膨張し、押圧しなくても接着剤が事前に漏れ出すことがある。このような意図しない漏れ出しにより、不必要な個所に接着剤が垂れたり、あるいは、必要以上に接着剤を附着させることが、しばしば発生し、この点においても改善すべき余地があった。
さらに、容器の押圧作業が長時間続くと、押圧作業自体が苦痛になるという問題があった。そこで、例えば、文献1には、特に、押圧作業の疲労を低減して、使い勝手を向上させるデイスペンサーが提案されている。
この文献1に開示されているデイスペンサーは、ノズルを備え、内部に瞬間接着剤が収納された硬質ポリエチレン製の容器をカートリッジとして用いるものであって、容器装填用の筒部から取手を延設し、取手の筒体側基部には引き金を設け、かつ、引き金に突起を付設し、引き金を取手側に引いたときに、突起が容器の胴部を押圧することで、容器内の瞬間接着剤を押出すように構成されている。
しかしながら、このような従来のデイスペンサーには、以下に説明する技術的な課題があった。
実公平5−35097号公報
すなわち、文献1に提案されているデイスペンサーでは、引き金の引く力により、接着剤の押出し量を調整することになるが、このような方法では、微妙な押出し量を正確に、かつ、安定した状態でコントロールすることが難しい。
また、文献1のデイスペンサーでは、引き金をもとの状態に戻すと、容器の胴部から押圧力がなくなるので、ノズルの先端まで到達していた接着剤は、押圧力の消失により胴部側に戻ることになり、このような操作を複数回繰り返すと、その都度容器内に空気が出入し、接着剤がこのようにして空気に接触すると、その粘度が高まってしまい、微小量を吐出させることが困難となる。その結果、微小なもの作りの作業には不適切となってしまう。また、それは完全に硬化させてしまう時間を早め、使用不可能となることにつながり、結果的に資源の無駄使いになる。
さらに、文献1のデイスペンサーによる押出しでは、引き金を誤って、強く引くと、接着剤がノズルから強く押出されて飛び出して、飛散や不測の事故となり、安全上の問題もあった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、微妙な押出し量を正確、かつ、安定した状態での制御が可能で、空気との接触による性能劣化を低減し、しかも、安全面でも優れている接着剤収納ケースを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、ノズルが一端側に設けられた胴部を備え、前記胴部を押圧することにより内部に収納された接着剤を、前記ノズルを介して吐出する接着剤容器が、内部に収納される接着剤収納ケースにおいて、前記接着剤収納ケースは、一端が開口したケース本体と、前記ケース本体の開口に着脱自在に嵌合されるキャップとを備え、前記ケース本体の側面を貫通するように装着され、先端側が前記ケース本体内に収容された前記接着剤容器の胴部に当接する押圧ネジを設け、前記押圧ネジのねじ込み量により前記接着剤の押出し量を調整するようにした。
このように構成した接着剤収納ケースによれば、ケース本体の側面を貫通するように装着され、先端側がケース本体内に収容された接着剤容器の胴部に当接する押圧ネジを設け、押圧ネジのねじ込み量により接着剤の押出し量を調整するので、接着剤の押出し量を自在に調節することができ、押圧ネジは、ケース本体の側面を貫通するように装着しているので、逆転させなければ戻ることがなく、微小量から多量まで必要とする量を、安定的に押出すことができる。このため、押出し量の多少による失敗や、手指に附着することも回避することができる。
また、上記構成の接着剤の押出しでは、接着剤容器を直接手で持たないので、使用者の体温による接着剤の膨張を防ぐことができ、安定した押出し量が確保される。さらに、使用中、接着剤を過剰に押出した場合でも、押圧ネジを逆転させると、接着剤を容器側に必要量だけ戻すことができるので、使用中またはケースを下に置いた場合でも、接着剤が垂れることを防止できる。
また、上記構成の接着剤の押出しでは、従来の使用方法のように、押しては離す操作を繰り返さないので、接着剤容器内に出入する空気量を極めて少なくすることができるので、接着剤が空気に触れて粘度が高くなり、硬化するといった劣化現象を効果的に抑えることができる。
また、上記構成の接着剤の押出しでは、手の操作により押圧ネジをねじ込むので、このような操作は、高速で行うことか殆ど不可能なので、従来の使用方法のように、接着剤が勢い良く飛び出して、飛散や不測の事故となる可能性が極めて低く、安全上も問題はない。
前記ケース本体は、閉塞端側の外周に小径段部を有し、前記ケース本体から脱着した前記キャップを前記段部に嵌着可能にすることができる。
この構成によれば、使用する際に、キャップを外して、ケース本体の段部に嵌着すると、ケース本体の実質的な長さが長くなって、全体形状がペンシル形になり、手にフィツトして持ち易くなるとともに、これを親指と人指し指との間に挟み込んだ状態で、押圧ネジを親指などで自在に操作することができるので、接着剤の押出し量を簡単に制御することができる。
前記ケース本体は、前記開口の近傍外周に、横置きした際に、設置面に着底する脚部を設けることができる。
この構成によれば、開口の近傍外周に、横置きした際に、設置面に着底する一対の脚部を設けているので、ケースを横置きした際の回転が防止され、回転に伴う接着剤の漏れ出しの危険性がなくなり、接着作業の効率化と使用者に安心感を与えることができる。
前記押圧ネジは、前記先端側に前記胴部に当接する円板状の着座部を有することができる。この場合、着座部は、押圧ネジを回しても回転しない構造にすることができる。
この構成によれば、接着剤容器に損傷を与えることなく、確実に押圧力を伝達することができる。
前記ケース本体は、前記押圧ネジの取付部を有し、前記取付部の内周に、前記押圧ネジのネジ溝に嵌合する複数の突片を設けることができる。
この構成によれば、突片と押圧ネジのネジ溝とが嵌合するので、押圧ネジを比較的長期間使用することができる。さらに、この突片は、ネジ溝に螺合する雌ネジに代替するものであり、ケース本体の樹脂射出成形加工時においてこれを同時に成形することができるので、ケース本体に雌ネジ加工をする場合よりも、大幅なコストダウンが見込まれる。
本考案に係る接着剤収納ケースによれば、微妙な押出し量を正確、かつ、安定した状態での制御が可能で、空気との接触による性能劣化を低減し、しかも、安全面でも優れている。
以下、本考案の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は、本考案にかかる接着剤収納ケースの一実施例を示している。これらの図に示した接着剤収納ケース10は、ケース本体12と、ケース本体12に着脱自在に嵌合されるキャップ14および押圧ネジ16とを備えている。
接着剤収納ケース10内には、図2にその断面を示すように、接着剤容器18が収納される。接着剤容器18は、合成樹脂製のものであって、同図に示した例では、ほぼ円筒状に形成された胴部18aと、胴部18aの一端に設けられたノズル18bとを備えている。
胴部18a内に収納されている接着剤18cは、液状の瞬間接着剤、例えば、アロンアルファ(登録商標)であって、ノズル18bの先端側を切断するなどにより、開封した状態で胴部18aを押圧することにより、接着剤18cが押出されて、ノズル18bの先端から吐出するようになっている。
ケース本体12とキッャプ14とは、ほぼ同じ長さを有し、これらは、合成樹脂の射出成形によりそれぞれが個別に形成される。本実施例の場合、ケース本体12は、一端に開口12aが設けられ、他端が閉塞された円筒中空形状のものであって、キャップ14とともに、合成樹脂の射出成形により形成されている。ケース本体12の全長は、図2に示すように、接着剤容器18をその内部に収納すると、胴部18aの全長がほぼ収まる長さになっている。
キャップ14は、一端に開口14aが設けられ、他端が閉塞され、直径がケース本体12とほぼ同じ円筒中空形状に形成されている。キッャプ14の開口14a端には、図2に一部を拡大して示すように、段部14bが設けられていて、この段部14bは、ケース本体12の開口端に設けられた受段部12bと嵌合可能に構成されている。
このように構成したキャップ14は、段部14bを受段部12bに嵌合することにより、接着剤容器18を内部に収納したケース本体12の開口12aを閉塞するとともに、段部14bを受段部12bから取外すと、ケース本体12の開口12aが開放されて、接着剤容器18のノズル18bが外部に露出するようになっている。なお、段部14bと受段部12bの当接面には、たとえば、半円状凸部とこれと嵌合する半円状凹部とを、溝状ないしは散在的に設けて、これらの凹凸嵌合により、キャップ14とケース本体12とを緊密に嵌合させるようにしてもよい。
また、ケース本体12には、その閉塞端側の外周面に小径段部12cが形成されている。この小径段部12cには、ケース本体12の受段部12bから取外したキッャプ14の嵌着が可能な外径を有していて、キッャプ14を小径段部12cの外周に嵌着すると、図3に示すように、接着剤収納ケース10のケース本体12の実質的な長さが長くなり、その全体形状がペンシル形となる。
さらに、ケース本体12の開口12aの近傍外周には、横置きした際に、設置面に着座する一対脚部12dが一体的に形成されている。一対の脚部12dは、その詳細を図4に示すように、ケース本体12の外周円の接線の延長上にあって、ケース本体12の幅と同じ間隔になるように配置され、下端は、ケース本体12の下面よりも若干下方の位置まで延設されている。
このように形成された脚部12dを設けると、接着剤収納ケース10を横置きした際の回転が防止されるので、回転に伴う接着剤18cの漏れ出しの危険性がなくなり、接着作業者に安心感を与えることができる。
また、この際に、脚部12dがケース本体12の下面よりも下方に延設されているので、キャップ14をケース本体12の後端に嵌着した状態で、脚部12dが設置面に着底するように横置きすると、接着剤容器18のノズル18bが上方を指向するようにして傾き、これによっても接着剤18cの漏れ出しが阻止される。なお、本実施例で示した一対の脚部12dは、一対の形状に限るものではなく、例えば、図4に仮想線で示すように、脚部12dの先端同士を連結した板形状のものであってもよい。
一方、本実施例の押圧ネジ16は、ケース本体12の長手方向ほぼ中央に配置され、外周端面に溝が刻設された円板状のつまみ16aと、このつまみ16aの中心に固設されたネジ部16bと、ネジ部16bの先端に固設された着座部16cとを有している。つまみ16aの上面には、図2にその上面を拡大して示すように、回転量の目安となる目盛を刻設することができる。
この押圧ネジ16は、その取付状態の詳細を図4,5および図6に示すように、ケース本体12の側面に形成された取付部12eに螺着されるものであって、取付部12eは、図4に示すように、脚部12dが設置面に着底した際に、ケース本体12の上端側面に位置する個所に配置されている。
取付部12eは、図5,6にその断面を示すように、ケース本体12の肉厚のほぼ2倍の厚みを有するように、外方に突出形成されていて、内部に貫通孔12fが設けられている。
そして、取付部12eの内周には、図5に示すように、複数の三角形状の厚みの薄い突片12gが設けられている。このような取付部12eおよび突片12gは、ケース本体12を射出成形する際に、一体成形(同時成形)することができるように構成されている。
突片12gは、取付部12eの貫通孔12fに、押圧ネジ16のネジ部16bを挿入するときに、弾性変形しながらネジ部16bのネジ溝に嵌合して、押圧ネジ16の螺着を可能にしている。
このように構成した押圧ネジ16の螺着構造によれば、ケース本体12の一体成形時に突片12gなどを形成することができるので、安価に形成することができるとともに、突片12gと押圧ネジ16のネジ溝とが嵌合するので、押圧ネジ16を比較的長期間使用することができ、例えば、接着剤容器18内の接着剤18cを使い切った場合には、別の接着剤容器を収納して、ケース10を複数回使用することが可能になる。
なお、接着剤収納ケース10の長期間使用を考慮しない場合には、押圧ネジ16は、例えば、本体ケース10に貫通孔だけを設け、この貫通孔内に押圧ネジ16を螺着する構成であってもよい。
また、押圧ネジ16の着座部16cは、取付部12eの貫通孔12fの内径よりも大きな外形を有し、円盤状に形成されているので、図6に示すようにして、ネジ部16bの先端に固設される。
着座部16cを固設する際には、図6に示すように、まず、押圧ネジ16のネジ部16bを取付部12eに螺着して、その先端がケース本体12の内部に突出するようにする。次いで、ネジ部16bの下方に、着座部16cを位置決めして、ケース本体12を弾性変形させるようにして、ネジ部16bを下方に移動させて、先端の球状拡大部を着座部16cの中心に設けられた貫通孔内に圧入して、両者を固設させればよい。このような構造の着座部16cをネジ部16bの先端に取り付けると、ネジ部16bを回転させても、着座部16cは回転することなく、接着剤容器18の胴部18aに当接することになるので、容器に損傷を与えることが確実に防止される。
ネジ部16bの先端に固設された着座部16cは、押圧ネジ16をねじ込むと、図2に示すように、接着剤容器18の胴部18aに当接した後に、胴部18aを弾性変形させることになり、このときの押圧力が胴部18aに伝達されて、内部の接着剤18cが押出されることになる。
この際に、着座部16cを設けておくと、これが円盤状になっているので、応力の集中が緩和されて、接着剤容器18に損傷を与えることなく、確実に押圧力を伝達することができる。
一方、本実施例の場合、図7に示すように、キャップ14の側面には、複数個の保護キッャプ20が離脱可能に接着されている。この保護キャップ20は、接着剤容器18のノズル18bの先端に装着して、不使用時に接着剤18cの漏出を防止するものであって、例えば、ラベル状の紙やビニール製で二重構造になっていて、一端に設けられた開口部からノズル18bの先端を挿入して使用する。
例えば、瞬間接着剤(アロンアルファ、登録商標)は、吐出量が開口径で決まり、これが自由に選択できるように、ノズル18は、最小径0.2〜最大径2mm程度のテーパ状になっている。
この場合、微小量吐出させたい場合には、ノズル18bの先端側を切断して、微小な開口を設けることになるが、使用後にこの開口を針状の栓で塞ぐことはできない。そこで、本実施例では、図7に示したような保護キャップ20を使用するようにした。本実施例の場合、保護キッャプ20を予備用も含めて複数個がキッャプ14の側面に配置されている。
次に、本実施例の接着剤収納ケース10の使用方法について説明する。図8は、接着剤収納ケース10の使用状態を示した図であって、ケース10を使用する際には、キッャプ14をケース本体12から取外して、ケース本体12の小径段部12cに嵌着すると、全体形状がペンシル形になり、手にフィツトして持ち易くなる。
ペンシル形のケース10は、これを親指と人指し指との間に挟み込んだ状態で保持し、親指と人差し指の腹に押圧ネジ16のつまみ16aを挟み込んで、親指でつまみ16aを回転操作すると、押圧ネジ16の押圧力を受けて、胴部18a内の接着剤18cがノズル18bの先端から押出される。
このときの押出し量は、つまみ16aの回転量、すなわち、押圧ネジ16のねじ込み量を変更するとこにより、簡単に制御することができる。この場合、図2に一部を拡大して示したように、つまみ16aに目盛を刻設しておくと、この目盛は、回転量ないしは押出し量の目安となり、使用者がこの目盛を見ながら操作することで、より一層押出し量の制御が簡単になる。
さて、以上のように構成された接着剤収納ケース10によれば、ケース本体12の側面を貫通するように螺着され、先端側がケース本体12内に収容された接着剤容器18の胴部18aに当接する押圧ネジ16を設け、押圧ネジ16のねじ込み量により接着剤18cの押出し量を調整するので、接着剤18cの押出し量を自在に調節することができ、押圧ネジ16は、螺着しているので、逆転させなければ戻ることがなく、微小量から多量まで、安定的に押出すことができる。このため、押出し量の多少による失敗や、手指に附着することも回避することができる。
また、本実施例の接着剤の押出しでは、接着剤容器18を直接手で持たないので、使用者の体温による接着剤の膨張を防ぐことができ、安定した押出し量が確保される。さらに、使用中、接着剤18cを過剰に押出した場合でも、押圧ネジ16を逆転させると、接着剤18cを胴部18a側に必要量だけ戻すことができるので、使用中またはケースを下に置いた場合でも、接着剤18cが垂れることを防止できる。
また、本実施例の接着剤の押出しでは、従来の使用方法のように、押しては離す操作を繰り返さないので、接着剤容器18内に出入する空気量を極めて少なくすることができるので、接着剤18cが空気に触れて硬化したり、粘度が高くなるといった劣化現象を効果的に抑えることができる。
また、本実施例の接着剤の押出しでは、手の操作により押圧ネジ16をねじ込む量は、高速で行うことが殆ど不可能なので、従来の使用方法のように、接着剤18cが勢い良く飛び出して、飛散や不測の事故となる可能性が極めて低く、安全上も問題はない。
なお、上記実施例では、図2に示したように、押圧ネジ16は、接着剤容器18の胴部18aの長手方向の概略中心位置に配置しているが、この位置に限る必要はない。また、図2に示した状態では、押圧ネジ16を回転させて、接着剤容器18の胴部18aが、半分程度凹むくらいまでは、連続して接着剤18cに押し出しが可能であり、この程度の凹みであれば、押圧を解除すると、胴部18aは、自然にもとの状態に戻り、再度押圧ネジ16を回転させることで作業が続行できる。この場合、押圧ネジ16をより深い位置まで回転させて使用した時には、接着剤容器18を取り出して、胴部18aをつまんで復元を助けることもできる。
さらに、上記実施例では、瞬間接着剤としてアロンアルファ(登録商標)を例示したが、本考案の実施は、これに限られることはなく、図2に示したような接着剤容器18に類似した形態であって、押圧力で接着剤を押出す構成のものであれば、適用することができる。また、接着剤の種類も上記実施例に示したものに限ることはなく、他の種類の接着剤にも適用することができる。
本考案にかかる接着剤収納ケースによれば、使い勝手が向上し、作業効率を高めるとともに、安全性や確実性も向上するので、接着作業が行われる分野で広く活用することができる。
本考案にかかる接着剤収納ケースの一実施例を示す外観斜視図である。 図1の横断断面図である。 図1に示したケースのキッャプをケース本体に嵌着した状態の斜視図である。 図1の要部縦断面図である。 図1に示した押圧ネジの取付部の詳細説明図である。 図1に示した押圧ネジに着座部を固設する際の説明図である。 図1に示した接着剤収納ケースに保護キャップを離脱可能に取り付けた状態の側面図と、同キッャプの使用状態の断面説明図である。 図1に示した接着剤収納ケースの使用状態の説明図である。
符号の説明
10 接着剤収納ケース
12 ケース本体
14 キャップ
16 押圧ネジ
18 接着剤容器

Claims (5)

  1. ノズルが一端側に設けられた胴部を備え、前記胴部を押圧することにより内部に収納された接着剤を、前記ノズルを介して吐出する接着剤容器が、内部に収納される接着剤収納ケースにおいて、
    前記接着剤収納ケースは、一端が開口したケース本体と、前記ケース本体の開口に着脱自在に嵌合されるキャップとを備え、
    前記ケース本体の側面を貫通するように装着され、先端側が前記ケース本体内に収容された前記接着剤容器の胴部に当接する押圧ネジを設け、
    前記押圧ネジのねじ込み量により前記接着剤の押出し量を調整することを特徴とする接着剤収納ケース。
  2. 前記ケース本体は、閉塞端側の外周に小径段部を有し、前記ケース本体から脱着した前記キャップを前記段部に嵌着可能にしたことを特徴とする請求項1記載の接着剤収納ケース。
  3. 前記ケース本体は、前記開口の近傍外周に、横置きした際に、設置面に着底する脚部を有することを特徴とする請求項1または2記載の接着剤収納ケース。
  4. 前記押圧ネジは、前記先端側に前記胴部に当接する円板状の着座部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の接着剤収納ケース。
  5. 前記ケース本体は、前記押圧ネジの取付部を有し、
    前記取付部の内周に、前記押圧ネジのネジ溝に嵌合する複数の突片を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の接着剤収納ケース。
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