JP3135093B2 - レンズ付きフイルムユニットのストロボ発光面清浄化方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットのストロボ発光面清浄化方法Info
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Description
ニットの再利用に関し、詳しくはストロボ発光面の清浄
化方法に関するものである。
に、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本体に予めフ
イルムを内蔵させたレンズ付きフイルムユニット「写ル
ンですHi」(商品名)が本出願人より製造販売され、
広く利用されている。このレンズ付きフイルムユニット
は、例えば特公平2−32615号公報で知られるよう
に非常に簡単な構造になっており、撮影後は従来の写真
フイルムと同様にフイルムユニットごとDPEを依頼で
きるようになっている。
フイルムを収納する本体部と裏蓋との間にパトローネか
ら引き出された未露光のフイルムが、フイルムロール室
とパトローネ室の間で露光位置に展延されている。フイ
ルムユニット内で予め引き出されてロール状に収納され
ている未露光のフイルムに露光が施されると、撮影毎に
パトローネ内に巻き取られていき、全コマ撮影が終了し
たところでパトローネ内に完全に収納することができ
る。さらに、室内や夜間においても良好な撮影ができる
ようにストロボ装置が組み込まれたものもあり、ストロ
ボ発光面がユニット本体の前面に設けられている。
用が、現在積極的に進められている。ユーザーが撮影済
のフイルムを収納したレンズ付きフイルムユニットを現
像取扱店に持っていくと、これらは更に現像所に集めら
れ、そこでフイルムの取り出し用の蓋を開けてフイルム
だけが取り出されフイルム現像、プリント処理が行われ
る。フイルムが取り出された後のレンズ付きフイルムユ
ニットは、再びメーカーに回収され、再利用のためにい
ったんユニット本体を覆っている紙箱が剥がされ各部品
ごとに分解される。紙箱自体も再生紙を使用しており、
剥がされた紙箱も再生紙にするためにリサイクルされ
る。
トロボ発光面は常に紙箱の開口から露出しており、市場
から回収したレンズ付きフイルムユニットのストロボ発
光面はゴミや指紋で汚れているものも多い。このため、
再利用時にそのまま使用すると、ストロボ光量不足とな
ったり、汚れのために商品価値が落ちたりした。本発明
は上記従来技術の問題点を考慮してなされたもので、汚
れのひどいものに対しても効果的に清浄化し、ストロボ
性能及び商品価値を維持させることを目的とするもので
ある。また、自動的に効率的に汚れを洗浄することがで
きるようにしたレンズ付きフイルムユニットのストロボ
発光面清浄化方法を提供することを目的とする。
に、ストロボ付きのレンズ付きフイルムユニットのスト
ロボ発光面を上向きの一定の姿勢に保持した後、発光面
洗浄用液体を前記ストロボ発光面上に滴下または噴射
し、クリーニングヘッドにロールから引き出されたクリ
ーニング用テープを巻きつけ、前記ヘッドで前記テープ
を前記ストロボ発光面上に押圧し、前記テープと前記ヘ
ッドとがずれないように前記テープを狭持し、前記テー
プの狭持された部分と前記ロールとの間で前記テープの
張圧を調節しながら、前記ヘッドを往復動させることに
より前記テープで前記ストロボ発光面を払拭するストロ
ボ発光面清浄化方法。
る。ストロボ付きのレンズ付きフイルムユニット2の外
観を示す図9において、ユニット本体3は主にプラスチ
ック成形され、全体を包装体4によって覆われている。
包装体4は、レンズ付きフイルムユニット2の外観を綺
麗にするためのものであり、外面に印刷を施された紙箱
またはプラスチックシート等が用いられる。この包装体
4には、撮影レンズ5、ファインダー窓6、レリーズボ
タン7、撮影枚数表示板8、巻き上げノブ9、及びスト
ロボ発光面10を露呈させるための穴が開設されてお
り、これらの穴を通して撮影が行えるようになってい
る。また、ストロボ撮影時には、包装体4の切込み部1
1を押圧しながら撮影を行う。
部15とそこに収納する未露光の写真フイルム16及び
パトローネ17、さらに前後から覆う前カバー18、後
カバー19とから構成されている。本体部15にはパト
ローネ17を収納するパトローネ室21と、パトローネ
17から引き出された写真フイルム16をロール状にし
たフイルムロール22を収納するフイルムロール室23
とが設けられている。パトローネ17から引き出されて
いる未露光の写真フイルム16は、パトローネ室21と
フイルムロール室23の間に展延され背面を後カバー1
9に設けられているフイルム規制面24によって支持さ
れ適正な露光位置に保たれる。
16に露光を施すための露光ユニット26が、係止爪等
によって本体部15の前面に固着されている。露光ユニ
ット26は、カウンタ機構、シャッタ機構、フイルム巻
き止め機構、及び撮影レンズ5等から構成されている。
露光ユニット26を固着した本体部15はさらにその前
面を前カバー18によって覆われ、撮影開口27を通っ
た撮影光束が撮影レンズ5,露光ユニット26を介して
写真フイルム16に露光される。撮影レンズ5は、露光
ユニット26に設けられているレンズホルダー28と前
カバー18に形成されている撮影開口27の内面に設け
られた保持部に挟持され、撮影光軸がレンズ中心に垂直
に入射するように位置づけされる。
側の前面には、ストロボ装置29が設けられている。ス
トロボ装置29は、プリント基板30上に、回路要素、
閃光放電管、シンクロスイッチ31、電池、電池用の電
極板、メインコンデンサ32等を取り付けてユニット化
したものである。ストロボ撮影時には、切込み部11の
押圧操作によって前カバー18の切込み部33を介して
接片34が押圧され、電池から供給される電荷がメイン
コンデンサ32に蓄積される。この電荷は、シャッタレ
リーズに連動してシンクロスイッチ31が作動すること
により閃光放電管内で放電され、ストロボ発光面10を
介して前方に放射される。このストロボ装置29は、本
体部15に設けられた突起35とプリント基板30に開
設された開口36で位置決めし、再利用しやすいように
係止爪等により固着されているので、所定の分解方法に
より容易に取り外せるようになっている。
清浄化ラインを示す図1,図2,図5において、図5は
清浄化ラインの全体的な配列を示したものである。搬送
ベルト40は周知の駆動機構によって図5中右方向にス
テップ送りされ、その途中には送り位置に対応してスト
ロボ装置供給工程41、洗浄液噴射工程42、クリーニ
ング工程43、ストロボ装置排出工程44が設けられて
いる。搬送ベルト40上には、ストロボ装置29を位置
決めして保持する専用のパレット45が設けられてお
り、図1に示すようにパレット45の上面に設けられた
ピン46とストロボ装置29の開口36が係合し位置決
めされる。なお、パレット45の左端には、固定用の係
止爪50が設けられている。
に説明した図1において、洗浄液噴射装置47は洗浄液
噴射ステーション48のアーム49に支持され、噴射先
端部51の直下にストロボ発光面10が位置されるよう
調整できる。洗浄液噴射装置47は上方にはノズル52
が取り付けられており、洗浄液を常に補給できるように
なっている。ストロボ発光面10の材質が透明アクリル
であることから、洗浄液としてはメチルアルコール,エ
チルアルコールまたはイソプロピルアルコール等の揮発
性アルコールが用いられる。供給された洗浄液は、洗浄
液噴射装置47内の周知の機構により加圧され、噴射先
端部51より約0.01ccだけ噴出される。
的に説明した図2において、クリーニングテープ55は
クリーニングステーション56に設けられたテープロー
ル(図示は省く)から送り出される。送り出されたクリ
ーニングテープ55は一対の給送ローラ57から引き出
されながら、テンションコントローラ58を経てヘッド
支持部材59の下端に設けられたクリーニングヘッド6
0に供給される。使用済のクリーニングテープ55は、
テンションコントローラ61を経て、テープ巻取り部
(図示は省く)に送られる。
59のアーム62に支持され、上下方向にスライド移動
自在に設けられている。さらに、ヘッド支持部材59も
左右方向にスライド移動自在であり、それにともないク
リーニングヘッド60も左右方向に自在にスライド移動
ができる。クリーニングテープ55は1インチ幅の不織
布できており、クリーニングヘッド60はクリーニング
テープ55及びストロボ発光面10を傷つけないために
ゴムライニングローラーとなっている。ヘッド支持部材
59の両側には、クリーニング時のクリーニングヘッド
60の往復運動によりクリーニングテープ55がずれな
いように挟持するテープクランプ部63が設けられてい
る。
0の清浄化ラインによる、ストロボ装置29の清浄化方
法について説明する。まず図5に示すストロボ装置供給
工程41においては、レンズ付きフイルムユニット2の
分解工程で取り外されたストロボ装置29を供給用ロボ
ットがチャックする。そして、空になっているパレット
45上のピン46にストロボ装置29の開口36が係合
するように位置決めし、メインコンデンサ32を下にし
てストロボ発光面10が上方を向くように載置する。さ
らに、パレット45の係止爪50とストロボ装置29の
回路基板30の端部が係合し、パレット45上にストロ
ボ装置29が保持される。
29は、搬送ベルト40によりステップ送りされ洗浄液
噴射工程42に搬送される。洗浄液噴射工程42では、
洗浄液噴射装置47の噴射先端部51の噴射位置にパレ
ット45が搬送されると、搬送ベルト40がストップさ
れる。搬送ベルト40の停止に連動して、洗浄液噴射装
置47の噴射先端部51から洗浄液が噴射され、ストロ
ボ発光面10上に広がる。このとき洗浄液がストロボ発
光面10に適当な噴射圧で噴射することで、全体に均一
に洗浄液を拡げることができる。なお、たんに滴下した
場合でも、洗浄液の量や材質を調整することにより、ス
トロボ発光面10全体に洗浄液を拡散させることができ
る。この場合、洗浄液の供給装置が単純になりコストダ
ウンが図れる点で有効である。
ストロボ装置29は、さらに搬送ベルト40によりステ
ップ送りされクリーニング工程43に搬送される。この
洗浄液噴射工程42からクリーニング工程43への搬送
に際して、必然的に1秒程度の時間経過があるため洗浄
液が効果的に拡散することができる。クリーニング工程
43では、クリーニングステーション56のクリーニン
グヘッド60のクリーニング位置にパレット45が搬送
されると、搬送ベルト40がストップされる。搬送ベル
ト40の停止に連動してヘッド支持部材59のアーム6
2が下方に延び、クリーニングヘッド60は、その回り
に巻き付けられたクリーニングテープ55を介してスト
ロボ発光面10を押圧する。
10の押圧後、ヘッド支持部材59が左右方向に数回往
復運動する。それにともないクリーニングヘッド60の
回りに巻きついたクリーニングテープ55が、ストロボ
発光面10を払拭しクリーニングする。上記クリーニン
グヘッド60の下降や、クリーニング時の往復運動によ
るクリーニングテープ55の張圧の変化は、テンション
コントローラ58,61によって調節されクリーニング
テープ55がたわんだり切れたりすることはない。ま
た、クリーニングテープ55の位置ずれも、ヘッド支持
部材59に設けられたクランプ部63によって挟持する
ことにより防止される。
60は再びアーム62により上昇され、クリーニングテ
ープ55は図2中の矢印A方向に一定長巻き取られる。
このため、次回のクリーニング工程においては新しい部
分のクリーニングテープ55が、クリーニングヘッド6
0の回りに巻き付けられた状態で待機する。
したストロボ装置29は、さらに搬送ベルト40により
ステップ送りされストロボ装置排出工程44に搬送され
る。ストロボ装置排出工程44では、ストロボ装置29
の排出位置にパレット45が搬送されると、搬送ベルト
40がストップされる。搬送ベルト40の停止に連動し
て、まずパレット45の係止爪50と回路基板30の端
部の係合が解除され、ストロボ装置29の着脱が自在に
なる。排出用ロボットのアームがストロボ装置29をチ
ャックし、パレット45上から取り除く。取り除かれた
ストロボ装置29は、検査工程等を経て再利用される。
ストロボ装置29の取り除かれたパレット45は、再び
ストロボ装置供給工程41に搬送され、新たなストロボ
装置29が供給される。
清浄化ラインを図5に示すような直線的なラインとした
が、図6に示すような円形状のラインにしてもよい。こ
の場合例えば、時計回りに回転しステップ送りされる搬
送板65上に、90度ずつずれて配置されたパレット6
6の上にストロボ装置67が載置される。搬送板65の
上部にストロボ装置供給工程68を設けたら、時計回り
に洗浄液噴射工程69、クリーニング工程70、ストロ
ボ装置排出工程71がそれぞれ90度ずつずれて配置さ
れる。このような円形状のラインにおいては、最終工程
から開始工程へ(ストロボ装置排出工程71からストロ
ボ装置供給工程68へ)の搬送がしやすい点で有利であ
る。
純に往復運動する、2つのポジションに簡略化すること
も可能である。この場合には、例えば左側のポジション
をストロボ装置供給工程、ストロボ装置排出工程及び洗
浄液噴射工程を兼ねた第1工程72とし、右側のポジシ
ョンをクリーニング工程を行う第2工程73とする。つ
まり第1工程72には洗浄液噴射工程のためのステーシ
ョンを、第2工程73にはクリーニング工程のためのス
テーションをそれぞれ設け、ストロボ装置の供給及び排
出を手作業で行うような半自動ラインとすることもでき
る。こうした半自動ラインにおいては、設備を簡略化で
きるという利点がある。
において、前述の実施例と同様に搬送ベルト75上に専
用のパレット76が設けられている。搬送ベルト75
は、周知の駆動機構によりステップ送りされ、パレット
76を所定の位置での停止及び給送を繰り返しながら搬
送する。ストロボ装置77は、パレット76に形成され
た突起78と回路基板79の開口が係合して位置決めさ
れ、図3中左端の係止部80により保持される。ストロ
ボ装置77はメインコンデンサ81を下にして、ストロ
ボ発光面82を上方に向けた状態でパレット76上に固
定される。
グヘッド85が設けられ、このクリーニングヘッド85
の回りには前述の実施例と同様に帯状のクリーニングテ
ープ86が巻きつけられている。クリーニングヘッド8
5は、前述の実施例と同様の構造によりストロボ発光面
82をクリーニングテープ86を介して押圧するととも
に、左右方向に往復運動できるようになっている。さら
に、クリーニングテープ86もクリーニング終了後に
は、一定長巻き取られてゆくようになっている。また、
クリーニングヘッド85に隣接して、洗浄液噴射装置8
7が斜めに設けられている。この洗浄液噴射装置87の
噴射先端部88は、噴射方向であるストロボ発光面82
を向いており、洗浄液をストロボ発光面82の所定の位
置に斜め上方から噴射することができる。
を図5または図6に示す清浄化ラインに組み込んだ場合
の、ストロボ装置77のストロボ発光面82の清浄化方
法について説明する。ストロボ装置77の供給と排出の
工程は、前述の実施例と同様なので説明を省く。また、
本実施例のクリーニング装置では、洗浄液噴射工程42
とクリーニング工程43を同じポジションで処理できる
ので、両方の工程をまとめて清浄化工程とする。
77は、搬送ベルト75によりステップ送りされ清浄化
工程に搬送される。搬送ベルト75は、クリーニングヘ
ッド85の直下にストロボ発光面82がくる位置で給送
を停止する。清浄化工程では、まず搬送ベルト75の停
止に連動して、洗浄液噴射装置87の噴射先端部88か
ら洗浄液が噴射され、ストロボ発光面82上に広がる。
このとき洗浄液が、ストロボ発光面82に適当な噴射圧
で噴射されるとともに斜め上方から吹きつけられるの
で、全体に均一に洗浄液を拡げることができる。
ングヘッド85が降下してきて、その回りに巻きつけら
れたクリーニングテープ86をストロボ発光面82に押
圧する。さらに、前述の実施例と同様にクリーニングヘ
ッド85が左右に数回往復運動し、クリーニングヘッド
85が退避して払拭を終了するとともにクリーニングテ
ープ86が一定長巻き取られる。清浄化工程が終了する
と再び搬送ベルト75によりパレット76が搬送され、
ストロボ装置排出工程に送られる。なお、本実施例にお
いても清浄化ラインの形状は、図5のように直線状であ
っても図6のように円形状であってもどちらでもよい。
において、前述の実施例と同様に搬送ベルト90上に専
用のパレット91が設けられている。搬送ベルト90
は、周知の駆動機構によりステップ送りされ、パレット
91を所定の位置での停止及び給送を繰り返しながら搬
送する。ストロボ装置92は、パレット91に形成され
た突起93と回路基板94の開口が係合して位置決めさ
れ、図3中左端の係止部95により保持される。ストロ
ボ装置92はメインコンデンサを下にして、ストロボ発
光面96を上方に向けた状態でパレット91上に固定さ
れる。
グヘッド97が設けられ、その両側に設けられたローラ
ー98,99に支持されたクリーニングテープ100が
クリーニングヘッド97の底面を覆うように巻架され
る。さらにクリーニングヘッド97に隣接して洗浄液噴
射装置101が、その噴射先端部102がクリーニング
テープ100の上面に対向するように設けられている。
噴射先端部102から噴射された洗浄液は、クリーニン
グテープ100の上面に吹きつけられて拡がり、クリー
ニングテープ100の下面側にも浸透する。
自在で、クリーニング時には適当な圧力でクリーニング
テープ100を介してストロボ発光面96を押圧する。
この際、クリーニングヘッド97はクリーニングテープ
100を介して弾性的にストロボ発光面96を押圧し、
ストロボ発光面96の表面形状にならうようになってい
る。クリーニングテープ100は、クリーニングヘッド
97の下降によりストロボ発光面96に押圧されると、
図4中矢印B方向に走行されてストロボ発光面96を払
拭する。クリーニングテープ100は環状の構造をして
いるので、一定数量のクリーニング後に交換される。
を図5または図6に示す清浄化ラインに組み込んだ場合
の、ストロボ装置92のストロボ発光面96の清浄化方
法について説明する。ストロボ装置92の供給と排出の
工程は、最初の実施例と同様なので説明を省く。また、
本実施例のクリーニング装置では第2の実施例と同様
に、洗浄液噴射工程42とクリーニング工程43を同じ
ポジションで処理できるので、両方の工程をまとめて清
浄化工程とする。
92は、搬送ベルト90によりステップ送りされ清浄化
工程に搬送される。搬送ベルト90は、クリーニングヘ
ッド97の直下にストロボ発光面96がくる位置で給送
を停止する。清浄化工程では、まず搬送ベルト90の停
止に連動して、クリーニングヘッド97が降下しクリー
ニングテープ100をストロボ発光面96に押圧する。
さらにクリーニングヘッド97の降下に連動して、洗浄
液噴射装置101の噴射先端部102から洗浄液が一定
の量噴射され、クリーニングテープ100の上面に吹き
つけられ下面側まで浸透する。
0が図4中矢印B方向に走行され、ストロボ発光面96
の表面の汚れを払拭する。クリーニングテープ100の
走行が停止されると、クリーニングヘッド97が上昇し
清浄化工程を終了する。清浄化工程が終了すると再び搬
送ベルト90によりパレット91が搬送され、ストロボ
装置排出工程に送られる。なお、本実施例において洗浄
液の噴射をクリーニングテープ100の上面からクリー
ニングテープ100の走行前に行ったが、下面側から行
うような構造にし、噴射のタイミングもクリーニングテ
ープ100の走行前から走行中にかけて行うようにして
もよい。また、クリーニングテープ100の構造も環状
のエンドレス構造としたが、ロール状にして送り出し軸
から巻き取り軸へ走行するようにしてもよい。さらに、
本実施例においても清浄化ラインの形状は、図5のよう
に直線状であっても図6のように円形状であってもどち
らでもよい。
て、ストロボ装置29をユニット本体3から分解した状
態でクリーニングするようにしたが、包装体4を剥がし
た状態、または前カバー18だけを分解した状態でスト
ロボ装置29のストロボ発光面10をクリーニングする
ようにしてもよい。さらに、レンズ付きフイルムユニッ
ト2以外の一般のカメラのストロボ発光面のクリーニン
グにも適用することができる。
ルムユニットのストロボ発光面清浄化方法によれば、特
に市場から回収されたストロボ発光面に汚れのあるスト
ロボ装置に対して、洗浄液を噴射(又は滴下)し、クリ
ーニングヘッドにロールから引き出されたクリーニング
用テープを巻きつけ、前記ヘッドで前記テープを前記ス
トロボ発光面上に押圧し、前記テープと前記ヘッドとが
ずれないように前記テープを狭持し、前記テープの狭持
された部分と前記ロールとの間で前記テープの張圧を調
節しながら、前記ヘッドを往復動させることにより前記
テープで前記ストロボ発光面を払拭することにより清浄
化するので、汚れのひどいものに対しても効果的に清浄
化でき、ストロボ性能及び商品価値を維持させることが
できる。さらに、クリーニングテープの供給を自動送り
にして、常に新しいクリーニングテープで払拭すること
により、その効果をより向上させている。そして、ロー
ルから引き出された前記クリーニング用テープと前記ク
リーニングヘッドとがずれないように前記クリーニング
用テープを狭持しながら払拭するので、前記クリーニン
グヘッドの往復動を確実に前記クリーニング用テープに
伝えることができる。これにより、払拭効果がさらに向
上する。 また、前記クリーニング用テープの狭持された
部分と前記ロールとの間で、前記テープの張圧を調節し
ながら前記ヘッドの往復動を行うので、前記クリーニン
グ用テープがたわんだり切れてしまうようなことがな
い。さらに、ストロボ発光面を上向きの一定姿勢に保持
して清浄化を行うことにより、洗浄液噴射(又は滴下)
部,クリーニング部等を、ストロボ発光面を挟んで、搬
送部と対向する上部側に配置することができ、清浄化装
置の配置構成を簡単化することができる。また、クリー
ニングヘッドを往復動させて払拭することにより、清浄
化対象であるストロボ発光面を固定させたまま、その発
光面の全面に渡って清浄化を行うことができる。これに
より、払拭時に、ストロボ発光面自体を動かす必要がな
くなり、搬送部の構造を簡単化することができる。この
結果として、清浄化工程の自動化及び、この清浄化工程
と、再利用における検査工程や組み立て工程等の他の工
程との連動又は連結がしやすくなるので、清浄化工程を
効率的に行うことができる。
部の概念的側面図である。
グ部の概念的側面図である。
装置の概念的側面図である。
清浄化装置の概念的側面図である。
化ラインの工程図である。
ンの工程図である。
化ラインの工程図である。
トの分解斜視図である。
観斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ストロボ付きのレンズ付きフイルムユニ
ットのストロボ発光面を上向きの一定の姿勢に保持した
後、発光面洗浄用液体を前記ストロボ発光面上に滴下ま
たは噴射し、クリーニングヘッドにロールから引き出さ
れたクリーニング用テープを巻きつけ、前記ヘッドで前
記テープを前記ストロボ発光面上に押圧し、前記テープ
と前記ヘッドとがずれないように前記テープを狭持し、
前記テープの狭持された部分と前記ロールとの間で前記
テープの張圧を調節しながら、前記ヘッドを往復動させ
ることにより前記テープで前記ストロボ発光面を払拭す
るストロボ発光面清浄化方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04330436A JP3135093B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | レンズ付きフイルムユニットのストロボ発光面清浄化方法 |
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DE69316846T DE69316846T2 (de) | 1992-11-20 | 1993-11-19 | Verfahren und Vorrichtung zur Demontage einer fotografischen Filmeinheit |
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Applications Claiming Priority (1)
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