JP3134410U - ラチェットレンチ式鉄筋曲げ具 - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、土木建築工事等で狭い場所での鉄筋の組み立て工事や配筋された鉄筋を修正出来る鉄筋曲げ具を提供する。
【解決手段】 本考案の鉄筋曲げ具は、堅牢小型の形状で、ラチェットレンチに簡単に装着できるように鉄筋曲げ具本体１に四角の穴３とコの字型の鉄筋つかみ溝２を設け、鉄筋つかみ溝２に鉄筋を挿入してラチェットレンチのハンドル５を反復繰り返し微動する事により、鉄筋曲げ具の穴３を支点にし角度が変化する事で鉄筋を曲げる事が出来る。土木建築工事等で狭い場所での鉄筋の組み立て工事や配筋した鉄筋の修正作業が容易に出来る。また、鉄筋を曲げる力を軽減するために、ラチェットレンチのハンドルをパイプ等で長くしても鉄筋曲げ具本体１に段差４を付ける事で大きなトルクを生じても鉄筋曲げ具とラチェットレンチの捩じれを防止し作業の安定を図る事が出来る。
【選択図】図４

Description

本考案は、ラチェットレンチに簡単に装着出来、土木建築工事等の狭い場所でも鉄筋を曲たり、配筋の修正が出来る事を目的とした鉄筋曲げ具に関するものである。

従来、使用されている鉄筋曲げ具は、棒状体で約４０〜７０ｃｍ位のパイプ状の先に差し込み、一方形で手動で曲げ作業が行われている。また、油圧シリンダ−ピストンでの鉄筋曲げ具があるが、場所が狭く配筋の周辺に障害物等があれば作業が不能となる。
特開平１１−０１０２２９号公報

従来の鉄筋曲げ具は、前記のように、棒状体のパイプペンダ等の比較的大きな形状の物や油圧ポンプ等での鉄筋曲げ具があるが、土木建築等の鉄筋工事で、狭い場所での鉄筋の組み立てや配筋された鉄筋の修正には、使用に不便な事もあり、棒状体のテコ等で鉄筋の修正を行っており作業能率が低下している。

本考案の鉄筋曲げ具は、堅牢小型の形状でラチェットレンチに簡単に装着出来、わずかな間隔で組み立てられている鉄筋及び鉄筋と仮枠工事で、設備用部材の設置や配筋した鉄筋を修正加工する場合に使用出来るようにした。

土木建築工事等で、型枠鉄筋にコンクリ−トを打ち込んだ後に鉄筋の配筋が、不均一で修正を必要とする場合には、従来から狭い場所での作業に適合する鉄筋曲げ具や器具がないため、棒状体のテコ等で修正作業を行っていた。本考案のラチェットレンチ式鉄筋曲げ具は、鉄筋曲げ具本体をラチェットレンチに簡単に装着出来、狭い場所で配筋された鉄筋の間にも容易に挿入が出来てラチェットの正逆回転を切り換えれば上下、左右への曲げ加工が可能となる。また、本考案の鉄筋曲げ具は、堅牢小型な形状で鉄筋の修正には大きな労力を必要としない事と安価に提供出来る事を特徴とする。

本考案の鉄筋曲げ具本体は、堅牢小型の形状で、ラチェットレンチに簡単に装着出来るように鉄筋曲げ具本体１に四角の穴３とコの字型の鉄筋つかみ溝２を設け、狭い場所での鉄筋間の隙間から、自由自在に差し入れ鉄筋曲げ具の鉄筋つかみ溝２に鉄筋を挿入してラチェットレンチのハンドル５を曲げ方向に反復繰り返し微動する事により、ラチェットレンチの凸部と装着用四角の穴３が結合された部分を中心にして、少しずつ鉄筋曲げ具の角度がくの字型に変化して鉄筋を曲げる事が出来る。

本考案の鉄筋曲げ具に使用する材料は、金属製の鍛造品等で小型堅牢であるものとする。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。ラチェットレンチの凸部を鉄筋曲げ具１の四角の穴３に差し込み装着して曲げようとする鉄筋を鉄筋つかみ溝２に挿入して曲げる方向にラチェットレンチのハンドル５を繰り返し反復操作すれば、結合した四角の穴３を中心に徐々に角度が変化して狭い場所でも鉄筋を曲たり配筋の修正加工が出来る。

また、鉄筋の曲げる力を軽減するため、ラチェットレンチのハンドル５にパイプ等差し込みハンドルを長くして曲げ加工を行っても鉄筋曲げ具本体１に段差４を設ける事で鉄筋曲げ具とラチェットレンチの捩じれを防止安定させる事で作業性が向上する。

鉄筋曲げ具の本体正面図。 〃 側面図。 〃 斜視図。 ラチェットレンチ式鉄筋曲げ具の組立斜視図。

符号の説明

１ 鉄筋曲げ具本体
２ 鉄筋つかみ溝
３ ラチェットレンチの四角凸部と結合装着用穴
４ 鉄筋曲げ具本体の段差
５ ラチェットレンチハンドル

Claims (1)

1. 鉄筋曲げ具本体にコの字型鉄筋つかみ溝２とラチェットレンチを装着する四角の穴３を設け、鉄筋つかみ溝２に鉄筋を挿入してラチェットレンチのハンドル５を反復繰り返し作動して鉄筋曲げ具の角度を変化する事で鉄筋の配筋修正が出来る事を特徴とするラチェット式鉄筋曲げ具。

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