JP3134039B2 - カラーアレンジ用器具 - Google Patents
カラーアレンジ用器具Info
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Description
た複数のカラー配列の中から基準となるカラーを選択す
ると、その基準カラーと一定の関係にある他のカラーが
自動的に選択できるようにしたカラーアレンジ用器具に
関するものである。
は、着衣や部屋の壁のカラーなどのように衣,食,住に
関するあらゆる分野の製品,商品は、購入者や使用者な
どの嗜好やいわゆる流行を考慮して様々なカラーリング
が施されている。
ーリングは主としてデザイナーの業務であるが、昨今で
は一般消費者が衣料品や花などの購入や使用にあたっ
て、カラーの選択や組合せを、周囲の色彩との関係など
においてバランス良く行ないたいという気運が高まり、
これに応じて色彩に関する専門教育機関や通信教育によ
って、カラーに関する基礎知識や実務上の応用技術に関
する普及が図られるようになった。
るバランスやハーモニーに関しては、個々人の持つカラ
ー感覚や嗜好が区々であるため、上記のような教育を受
けただけではバランスのよいカラー選択や選択するカラ
ーによるカラーハーモニーの実現はかなり困難であるの
が現実である。
準になるカラーを好み等に応じて選択すると、その基準
カラーと一定の関係をもつ他のカラーが一回の操作で選
択できるようにすることにより、格別の効果があると考
えられるカラーの組合せや、カラーハーモニーを奏する
カラーを選択することができるカラーアレンジ用の器具
を提供することを課題とするものである。
を目的としてなされた本発明カラーアレンジ用器具の構
成は、台紙上に、複数の色相のカラーを色相順に環状に
配置すると共に、同色相のカラーについて明度の異なる
複数のカラーを、各色相のカラーが配置された半径上に
おいて前記環と同心環状をなすように配置して形成した
明度差色相環体と、前記明度差色相環体の中心に回転可
能に軸止され、かつ、当該環体の全体をマスクする不透
光性のシートであって、前記色相環体の直径上に、基準
カラーとその反対色又は補色の関係になる色相のカラー
をみるために、2つの窓孔であって、各窓孔が基準カラ
ーとその反対色又は補色、並びに、これらと同色相の明
度の異なるそれぞれ複数のカラーを選択できる大きさの
窓孔に形成すると共に、これら2つの窓孔のそれぞれ左
右両側に、それぞれの類似色相のための窓孔を設けた色
相選択回転板とから成ることを特徴とするものである。
し、基準カラー用の窓孔の下に明度差色相環上の所望の
カラーを位置付けると、使用者は、基準カラーの直径上
の反対位置に設けられた窓孔に補色又は反対色の関係に
立つカラーを見ることができ、該補色又は反対色のカラ
ーの左,右両側の窓孔に、色相の異なるそれらの類似色
を見ることができる。また、前記基準カラーからみて、
略正三角形をなす底辺側の頂点部に位置する窓孔に、当
該基準カラーとトリアードの関係に立つカラーを見るこ
とが出来る。
図1は本発明カラーアレンジ用器具における台紙の平面
図、図2は色相選択回転板の一例の平面図、図3は本発
明カラーアレンジ用器具の一例の平面図である。図1に
おいて、1は本発明カラーアレンジ用器具の台紙で、こ
こではB5版乃至はA4版程度の大きさの上質厚紙を使
用するが、用紙の大きさや材質は任意である。また、台
紙1は平面矩形状であるが、矩形以外の形状、例えば、
円形或は多角形のものであってもよい。
かれ、この円2が同心上及び直径上の区画線3,4によ
り複数に区画され、各区画内に、複数のカラーが一定の
規則で配置されている。各カラーは、同一半径上に位置
した区画において、その半径上の略中間に位置した一つ
の区画にその色相の純色のカラーを、基準カラーとして
配置し、この基準カラーの位置から前記円2の外周側に
向って順に明度が高くなる同色相のカラーを、また内周
側に向って順に明度が低くなる同色相のカラーを配置す
る。なお、各色相のカラーは、台紙1上の各区画に直接
印刷するか、又は、カラー見本を貼付するかのいずれで
あってもよい。また、円2や区画線3,4は、各カラー
の境界が形成するので、別途区画線を描かなくてもよ
い。台紙1において6aは軸穴である。
置される各カラーは、台紙1の円周上において、一例と
してマンセル色相環の色相配列に準じて配置される。
ーが純色を中間に挟んで半径上で明度順に配置された台
紙1に対し、該台紙上の円2の中心に軸6により回転自
在に取付けた色相選択回転板である。この回転板5は、
台紙1に配置されたすべてのカラーを覆うことができる
大きさであれば、その形状は図示した円形のほか、他の
形状であってもよい。回転板5において、6aは軸穴であ
る。
に配置された同系色をこの回転板5を通して見るための
窓孔7が設けられていると共に、この窓孔7と前記軸を
挟んで対称な位置に窓孔8が設けられている。本発明に
おいては、前記窓孔7から見えるカラーを基準カラーと
すると、窓孔8から見えるカラーは、基準カラーと補色
の関係にある反対色ということになる。本発明において
どちらの窓孔7,8を基準カラーとして見るかは任意で
あるが、後に述べる他の窓孔との関係、或は、使用上の
便宜に鑑み、ここでは窓孔7を基準カラー用の窓孔と
し、窓孔8を該基準カラーに対する補色、つまり、反対
色用の窓孔とし、夫々の窓孔7,8の上にその旨の表示
7a,8aが施されている。
右両側に形成した基準カラーに類似したカラーを見るた
めの窓孔、11,12は反対色用の窓孔8の左,右両側に配
置した類似反対色用の窓孔で、前記窓孔9,10から見え
るカラーの反対色が、各窓孔9又は10を通る直径上に位
置した窓孔11又は12の窓孔から見えることになる。図示
した例では、類似カラーのための窓孔9,10は、それぞ
れ二つの色相にまたがるカラーが見えるように広幅に形
成されているのに対し、これらに対応する窓孔11,12は
一つの色相分の幅しか形成されていない。なお、9a,10
aと11a,12aは、基準カラーの類似色とこれらの反対色
を示す表示である。本発明において、上記各窓孔9〜12
の幅を一つの色相分とするか、或は二つの色相分とする
かは任意である。
れぞれ左右に120°離れた位置に形成した小さ目の窓
孔で、図示した例では、基準カラーの純色が配置された
位置と同じ半径上の位置に形成されている。13a,14aは
トリアードの関係にある旨の表示である。なお、本発明
においては、窓孔7又は7,8を除く他の窓孔9〜14に
は、片開き式,両開き式,スライド式の扉を設けてもよ
い。このような扉を設けると、選んだ基準カラーに対し
て補色の関係にあるカラー、或は、トリアードの関係に
あるカラー等がどのような色相,色みであるかを、実際
の色を見る前にイメージすることができると共に、扉を
あけて実際のカラーを確認できるので、そのようなカラ
ーアレンジに関するイメージ訓練をするために有用であ
る。
ラー配置の中心に色相選択回転板5の中心をハト目等の
軸6により回転自在に止めることにより、本発明のカラ
ーアレンジ用器具の一例が構成される。この器具の使用
方法は次の通りである。まず、基準カラー用の窓孔7を
所望のカラーが窓孔7から見えるように前記回転板5を
手で回して合せる。こうすると、前記窓孔7から見えて
いる基準カラーと補色の関係にある反対色が窓孔8から
見える。また、この窓孔8の左,右両側に窓孔8から見
えている基準カラーの補色に類似した反対色が窓孔11,
12から見える。更には、窓孔13,14からは前記の基準カ
ラーとトリアードの関係、つまり、調和し易いと考えら
れているカラーが見える。
準カラーを変えると、他の窓孔8、同11〜14からはその
基準カラーに対して上記例と同様の関係にあるカラーを
それぞれ見ることができる。本発明では、窓孔7から見
える基準カラーに関し、当該窓孔7の左,右側に基準カ
ラーと類似するカラーが見える窓孔9,10を形成してお
り、かつ、この類似カラーが見える窓孔9,10の軸6を
挟んでほぼ対向した位置に窓孔11,12が形成されている
ので、基準カラーの類似カラーに対する反対色、或は、
それに近いカラーも、窓孔8に見える基準カラーの反対
色と同時に窓孔11,12に見ることができる。
ラーにおける純色が配置されている部分の各窓孔の輪郭
を、各窓孔の内側に突出させたり、これとは逆に凹陥形
成することにより、各色相のカラーにおける純色の位置
を一目で識別できるようにしてもよい。
相の複数のカラーを、同心状並びに周方向において多重
環状をなすように配置し、このカラー群の中から基準カ
ラーを選定すると、その基準カラーと一定の関係に立つ
他のカラーを一目瞭然に見ることができるので、様々な
製品,商品、或は、生活場面において不可欠のカラーア
レンジメントを、誰でも容易に行うことが可能になると
いう格別の効果がある。
面図。
位置した小さ目の窓孔
Claims (3)
- 【請求項1】 台紙上に、複数の色相のカラーを色相順
に環状に配置すると共に、同色相のカラーについて明度
の異なる複数のカラーを、各色相のカラーが配置された
半径上において前記環と同心環状をなすように配置して
形成した明度差色相環体と、前記明度差色相環体の中心
に回転可能に軸止され、かつ、当該環体の全体をマスク
する不透光性のシートであって、前記色相環体の直径上
に、基準カラーとその反対色又は補色の関係になる色相
のカラーをみるために、2つの窓孔であって、各窓孔が
基準カラーとその反対色又は補色、並びに、これらと同
色相の明度の異なるそれぞれ複数のカラーを選択できる
大きさの窓孔に形成すると共に、これら2つの窓孔のそ
れぞれ左右両側に、それぞれの類似色相のための窓孔を
設けた色相選択回転板とから成ることを特徴とするカラ
ーアレンジ用器具。 - 【請求項2】 色相選択回転板の基準カラー用の窓孔か
らみて、当該回転板の回転中心に関し、左右に120度
離れた位置に、トリアードの関係に立つ色相のための窓
孔を設けた請求項1のカラーアレンジ用器具。 - 【請求項3】 基準カラー用の窓孔以外の窓孔には、開
閉可能な扉を設けた請求項1又は2のカラーアレンジ用
器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07047873A JP3134039B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | カラーアレンジ用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07047873A JP3134039B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | カラーアレンジ用器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08219887A JPH08219887A (ja) | 1996-08-30 |
JP3134039B2 true JP3134039B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=12787506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07047873A Expired - Lifetime JP3134039B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | カラーアレンジ用器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134039B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1045231B1 (en) * | 1999-04-15 | 2003-03-26 | Sofics Co. | Device and method for determining compatible colors |
JP6471275B2 (ja) * | 2015-08-18 | 2019-02-13 | 雅代 山田 | カラー盤、カラー盤用ディスプレイ装置 |
JP6556104B2 (ja) * | 2016-07-11 | 2019-08-07 | 株式会社カラ−スペ−ス・ワム | カラーアレンジメント装置 |
KR101868590B1 (ko) * | 2016-12-05 | 2018-06-18 | (주)씨오쟁이 | 역사 교육용 교구 세트 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP07047873A patent/JP3134039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08219887A (ja) | 1996-08-30 |
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