JP3130033U - 開けやすいねじ蓋付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】老人や、指や手に身体的なハンディのある人でも、手指で触れることによって、回す対象及びその方向を感覚的に把握することができる形状、構造を持ち、かつ開けるのも閉めるのも容易に行なうことができるようにする。また、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない、ねじ蓋付き容器を提供する。
【解決手段】
容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器であって、蓋部11として、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有しており、上記2等辺三角形の重心に相当する位置よりも底辺の方向に偏心した位置に、蓋部11のねじ込み口12の回転中心を設定した構成を有し、上記回転中心から2等辺三角形の頂点までの長さに起因して、蓋体11を優先的に回転させるモーメントが得られるようにする
【選択図】 図2

Description

本考案は、容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成る開けやすいねじ蓋付き容器に関するものである。
ねじって開け閉めする形式の蓋を有するねじ蓋付き容器は、開け閉めを確実に行なうことができるので、様々な面で有効な容器である。しかし、老人を始めとして、指や手に身体的なハンディのある人にとって、力を込めてねじ蓋を回す動作を行うことは、困難を伴う場合がある。また、視力の弱い人の場合には、蓋が、回して開け閉めする構造であるのか、或いは、単に嵌め付けてあるだけの構造の蓋であるのかを見極めることも容易とはいえず、どのように開けるのか戸惑うことがある。
既に出願されている文献の中で、登録実用新案第3007745号は、蓋の外周に小さい翼状の引っ掛かり部分を180度間隔で設け、非力な者にも開けやすい形状にした考案を開示している。この考案の場合、手指に引っ掛かる部分を有するので、何の滑り止めもない蓋に比較すれば開けやすくなっているということができるが、引っ掛かる部分が小さいため、効果にも限界がある。また、視力の衰えた高齢者にとっては、蓋に手を触れたときに、左右両側に引っ掛かる部分があるため左右とも均等に力が入ることになり、開ける操作の助けにはなりにくいと考えられる。
また、特開2002−154561号は、ねじの開閉角を小さくし、密閉蓋を容器本体に対して簡便に取り付け、取り外しできるようにする蓋付き容器の発明を開示している。この蓋付き容器の場合、ねじが数個のねじの条線から成るいわゆる多条ねじによって構成されているので、蓋を開け閉めするために回す角度は確かに小さくなるが、ねじ入れる際の条線相互の噛み込み位置が分かりにくく、うまくねじ入れることができないという問題がある。
登録実用新案第3007745号 特開2002−154561号
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は、老人や、指や手に身体的なハンディのある人でも、手指で触れることによって、回す対象を感覚的に把握することができる形状、構造を持ち、かつ、容器部に対して蓋部が常に一定の位置に配置され、開けやすいねじ蓋付き容器を提供することにある。また、本考案の他の課題は、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない、ねじ蓋付き容器を提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器について、蓋部として、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有しており、上記2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、蓋部のねじ込み口の回転中心を設定した構成を有するものとし、上記回転中心から2等辺三角形の頂点方向の長さに起因して、蓋体を回転させるモーメントが得られるようにするという手段を講じているものである(請求項1記載の考案)。
本考案が、容器部とその開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器において、開閉を容易にするものであることは、既に説明したとおりであるが、ねじ蓋付き容器の問題は、開けるときの困難性は力を入れにくいこと、締めるときの困難性はうまくねじ入れることができないこと、というように、異なる原因によって生じるということである。
本考案では、蓋部として、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有しており、上記2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、蓋部のねじ込み口の回転中心を設定するという構成を有し、まず、手指で触れ、または握ったときに、回す対象を感覚的に把握することができる形状、構造を与えている。この2等辺三角形状という平面形状は、開ける方向にも閉める方向にも同じように作用可能であるので、開閉の一方だけではなく、両方を容易に行なうことにも寄与する。また、このことから、本考案における容器の蓋は、手で握れる程度の大きさが上限になるといえる。
2等辺三角形は、頂点が鋭角の三角形であることも必要な要素である。鋭角2等辺三角形である場合に、その三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、蓋部のねじ込み口の回転中心を片寄らせることになるからである。このような鋭角2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における蓋部のねじ込み口の回転中心の位置について検討したところ、底辺から回転中心までの長さ:回転中心から頂点方向の長さの比として4:5〜1:2の範囲にあることが望ましいとの結果を得た(図7参照)。これは、作成した本考案のねじ蓋つき容器を複数人により実際に操作することを繰り返して得た評価に基づく結論である。鋭角2等辺三角状によって、1方向を向いた突起形状を有する蓋体を得ることができ、前記の利点を生じるものである。
鋭角2等辺三角形と、底辺側に寄った回転中心によって、上記回転中心から2等辺三角形の頂点方向の長さに起因して、蓋体を回転させるモーメントが容易に得られるようになる。つまり、鋭角2等辺三角形という形状と、底辺側への回転中心の片寄りによって、自動的に鋭角の頂点方向にモーメントアームが伸びることになり、頂点方向へ伸びたモーメントアーム以外に回転につながる手懸かりがないので、鋭角2等辺三角形という形状によって蓋体の回転が誘導される結果になるものである。
本考案では、容器部の開口と、蓋部のねじ込み口とをねじ結合するねじは、1条ねじから成ることが望まれる(請求項2記載の考案)。1条ねじであることにより、ねじ込み時の噛み込み位置が一義的に決められるので、ねじ込みを失敗しにくいものとすることができ、また、蓋部を容器部にねじ込みに寄って取り付けると、常に、蓋部の頂点方向が容器部の頂点方向に一致するようになる。従って、鋭角2等辺三角形と1条ねじを組み合わせることにより、開閉の容易性をより完全なものに近付けることができる。
また、本考案において、容器部は、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有している蓋部とほぼ相似形又は同一の平面形状を有しているものとすることができる(請求項3記載の考案)。容器部が蓋部と相似形であることは望ましいことであり、これによって、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない配列方法を実施することができる。また、容器部が蓋部とほぼ相似形又は同一の平面形状を有していれば、ねじ込ませるときにねじの噛み合う位置を合わせることも容易になる。
このような構成を有する本考案の容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器については、鋭角2等辺三角形の各頂点を十分な大きさのアールに整形するとともに、各稜線も同様に整形し、全体として丸みを帯びた形状とすることが望ましい。
本考案は以上のように構成されかつ作用されており、老人や、指や手に身体的なハンディのある人でも、2等辺三角形状を有し、かつその頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、ねじ込み口の回転中心を設定した蓋部に手指で触れることによって、蓋部を回転させるモーメントを感覚的に把握することができるものであり、かつ、容器部に対して蓋部が常に一定の位置に配置されるから、開けるのも閉めるのも容易に行なうことができる。また、鋭角2等辺三角形という形状に基づいて長いモーメントアームが得られるので、開閉に必要な操作力が軽くて済み、手指で回せなくても、こぶしやひじで2等辺三角形の側部を押し回すことができれば、蓋を開けることもできる。また、本考案によれば、2等辺三角形という平面形状を有することにより、店頭での陳列等において、スペースを余分に取らない、ねじ蓋付き容器を提供することという効果を奏する。
以下、図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。各図は、本考案に係る開けやすいねじ蓋付き容器10の一例に関するもので、図1、図2に蓋部11、図4、図5及び図6に容器部16、図3にそれらを組み合わせたねじ蓋付き容器10が示されている。
蓋部11は、鋭角2等辺三角形状をもとにして形成した、柔らかな曲線的平面形状を有しており、上記鋭角2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点13に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、蓋部11のねじ込み口12の回転中心14を設定するという構成を有している。図示の蓋部11は、鋭角2等辺三角形の各頂点を十分な大きさのアールに整形するとともに、各稜線も同様に整形し、全体として丸みを帯びた形状に設けられているものである。
図1、図2に示した蓋部11の元になった鋭角2等辺三角形状は、図7に実線で示し、符号15を付けたものである。この鋭角2等辺三角形15を元にした、例1の蓋部11の頂点から底辺に下した垂線における中間点13は、図7に示した位置にある。これに対して底辺から回転中心14までの長さ:回転中心14から頂点方向の長さの比は2:3の設定であり、中間点13から底辺の方向へ寄っている。なお、13′は元になった鋭角2等辺三角形状の頂点から底辺に下した垂線における中間点を示す。このように、例1の蓋部11は2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点13に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、ねじ込み口12の回転中心14を設定した構成を有することになる。
容器部16は、蓋部11と相似形で、やや大型の鋭角2等辺三角形状をもとにして形成したもので、柔らかな曲線的平面形状を有していることも蓋部11と同じである。容器部16の開口17も、また、上記鋭角2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に設定されている。容器部16の元になった鋭角2等辺三角形状も、図7に実線で示し、かつ符号15を付けたものと同じであるから、開口17の中心18は蓋部11のねじ込み口12の回転中心14と一致する。
上記の開口17に蓋部11をねじ込む手段として、容器部の開口17と、蓋部のねじ込み口12とをねじ結合するねじ19、20は、1条ねじから成る。図3はその1条ねじから成るおねじ19とめねじ20の螺合状態を示している。図5から明瞭に理解されるように、1条ねじはただ1箇所のねじ込み口を有するだけなので、うまくねじ入れることができないという問題を起こさずに済む。そして、蓋部11を容器部16にねじ込んで取り付けた状態では、一定の位置に重なってずれることはないので、ずれ防止の点でも1条ねじは有効である。なお、21はプラスチックによって製造される容器底部の耐変形構造を示す。
本考案のねじ蓋つき容器10では、手で蓋部11を掴んだときに、回転中心から鋭角2等辺三角形の鋭角の頂点方向の長さに起因して、蓋体を優先的に回転させるモーメントが容易に得られるので、頂点方向に伸びた部分を、左右どちらかの方向へ回す力が自然に働くことになる。このことは、ねじ込み口12と開口17の頂点側に大きいスペースSを生じ、底辺側には殆ど生じないことからも理解される。従って、その方向がねじ込み方向であれば、手に抵抗として作用するので重く感じ、逆にねじ戻し方向であれば、抵抗感を感じることなく回すことができるので、自然に蓋部11を開けることができるようになる。蓋部11を閉めるときには、容器部16の開口17と蓋部11のねじ込み口12とをねじ結合するねじ19、20が1条ねじからなるので、開口17とねじ込み口12を合わせて回せば、自然に螺合状態になる。
また、本考案のねじ蓋つき容器10は、鋭角2等辺三角形からなるので、包装時や陳列時に、先端では鋭角の頂点部が互いに重なるように並べることができ、重なり分だけスペースをセーブし得るとともに、他端の底辺はもっとも小さい寸法であるので、全体として場所を取らずに済むという利点がある。図8参照。よって、本考案のねじ蓋つき容器10を収納する包装箱22も小さくて済む。
本考案に係る開けやすいねじ蓋つき容器は、医薬品やサプリメントなどの詰め替え容器として使用可能であり、また、ボトル入り商品全般の容器そのものとしても利用することができる。
本考案に係る開けやすいねじ蓋つき容器の蓋部の例を示す縦断面図。 同上の下面図。 同じく蓋部と容器部を組み合わせた状態を示す断面図。 本考案における容器部の上面図。 図4のものの側面図 同じく下面図。 2等辺三角形と本考案のねじ蓋つき容器の関係を示す説明図。 本考案の容器を並べた状態を示す説明図。
符号の説明
10 ねじ蓋つき容器
11 蓋部
12 ねじ込み口
13 頂点から底辺に下した垂線における中間点
14 回転中心
15 鋭角2等辺三角形
16 容器部
17 開口
18 開口の中心
19 おねじ
20 めねじ
21 耐変形構造
22 包装箱

Claims (3)

  1. 容器部と、容器部の開口にねじ込みによって取り付けられる蓋部とから成るねじ蓋付き容器であって、
    蓋部として、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有しており、上記2等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線における中間点に相当する位置よりも底辺の方向に寄った位置に、蓋部のねじ込み口の回転中心を設定した構成を有し、
    上記回転中心から2等辺三角形の頂点までの長さに起因して、蓋体を回転させるモーメントが得られるようにした
    ことを特徴とする開けやすいねじ蓋付き容器。
  2. 容器部の開口と、蓋部のねじ込み口とをねじ結合するねじは、1条ねじから成る請求項1記載の開けやすいねじ蓋付き容器。
  3. 容器部は、ほぼ2等辺三角形状に形成した平面形状を有している蓋部とほぼ相似形又は同一の平面形状を有している請求項1記載の開けやすいねじ蓋付き容器。
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