JP3128963U - 子供用三輪車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背凭れ8と、サドル2に座る子供を囲繞状に保護するためのガード9とを備え、サドル2の後部から斜め上方に向けて2本の背凭れパイプ7を立ち上げ備えるとともに、この背凭れパイプ7に抜き挿し貫通状に被嵌させるガードパイプ19を、ガード9を構成する左右一対のガード半体9−1,9−2の後端部に備えて、ガードパイプ19を、背凭れパイプ7に上方から抜き挿し貫通状に被嵌させることにより、背凭れパイプ7に左右一対のガイド半体9−1,9−2を側方に向けて開閉可能に、かつ、抜き差し着脱自在に支持させるようにしたことにある。
【選択図】図3
Description
つまり、三輪車の前輪(操縦輪)は、ペダルを踏み込んで力を加えると、力を加えた側に振れる傾向があることから、子供は前輪が左右に振れないように操縦ハンドルを強く握るように押させながら乗っている。すると、お尻のサドルに対する接地が不安定になってサドルからずり落ちるおそれがあるなどから、最近では、子供を囲繞状に保護することで、サドルからずり落ちるなどの危険がないようにガイドを備えている三輪車が主流となってきている。
つまり、ガード固定部材は、2分割された樹脂成形品からなる一対の半割り部材から形成されている点、そして、半割り部材をネジ止めにより結合させて左右一対のガード半体のそれぞれの後端部側を補助パイプに支持させるとともに、ガード半体を三輪車から取り外すときには半割り部材の結合状態を分離させるための同じく樹脂成形品からなるネジ付操作ノブが必要になる点などによって、部品数により構造の複雑化を招き、ひいては製作コストの高騰を招くものとなっていた。
前記サドルの後部から斜め上方に向けて、かつ、車体の幅方向に並列に立ち上がる背凭れパイプを備え、前記左右一対のガード半体は、前記各背凭れパイプに支持されるそれぞれの後端部に、前記各背凭れパイプに抜き挿し貫通状に被嵌させるためのガードパイプを備え、前記背凭れは、前記各背凭れパイプに対応させた下面から内部に至る所定の深さを有するパイプ挿入支持穴を備え、
前記左右一対のガード半体の前記ガードパイプを、前記各背凭れパイプに上方から貫通状に被嵌させて該背凭れパイプに前記左右一対のガード半体を側方に向けて開閉可能に支持させた後に、前記背凭れの前記パイプ挿入支持穴を前記背凭れパイプに、上方から被嵌させて該背凭れパイプに前記背凭れを抜き挿し着脱自在に支持させるように構成されていることを特徴とする(請求項1)。
ここで、前記ガードの前記ガードパイプは、前記背凭れ部と前記サドルとによって上下から挟み込み支持されるように形成されていることが好適なものとなる。
つまり、左右一対のガード半体は、背凭れパイプに簡単なガードパイプによって開閉可能に支持されていることで、左右一対のガード半体の側方に向けた開閉可能な支持構造の大幅な簡素化が図られることとなる。
ここで、前記ロック解除部は、子供の親などが指先で押す操作を行うことによって、前記係止部の係止凸部を、前記ばね材に抗して前記係止孔から抜ける方向に押動させて、前記係止孔との係合状態(ロック状態)が解除されるように構成されていることが好適なものとなる。
一方、ロック解除部を係止部のばね材に抗して押し込むことによって、係止孔に対する係止凸部の係合状態が解除される。これにより、背凭れを背凭れパイプから簡単に引き抜いて取り外すことができる。
換言すれば、背凭れの背凭れパイプに対する着脱を簡単に行うことができる故に、ガードを背凭れパイプから取り外すときには、背凭れパイプに貫通状で回動可能に支持されている左右一対のガード半体のガードパイプを背凭れパイプから引き抜くことで、左右一対のガード半体を背凭れパイプから簡単に取り外すことができる。
また、子供が成長してガードが不必要となり、三輪車からガードを取り外すときには、ロック解除部を押した状態で背凭れを背凭れパイプから引き抜くことで、簡単に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る子供用三輪車を示す側面図であり、図2は、同平面図であり、図3は、背凭れ、ガードを背凭れパイプから取り外した状態を示す斜視図である。
この車体フレーム1は、図1に示すように、サドル2を取り付けるためのメインフレーム1−1と、このメインフレーム1−1の前端に備えられるヘッドパイプ1−2と、メインフレーム1−1の後端から左右二又に分かれて斜め下方に向けて延出するように備えられる後部フレーム1−3とから形成されている。
そして、メインフレーム1−1の前端に備えられたヘッドパイプ1−2には、前輪6を回転可能に支持し、ハンドル3と一体のフォーク4を支持する側面視が略コの字形状を呈しているブラケットを被せ、前輪6とハンドル3とが一体的に回動するようになっている。
背凭れパイプ7は、図4示すように、側面視で略L字形状に折り曲げ形成されている。この背凭れパイプ7は、図4に示すように、サドル2の底面に水平杆部7−1が取り付けられることにより、連設する垂直杆部7−2が、サドル2の座部2−1に形成されている尻当て部2ー2から斜め上方に向けて、かつ、車体の幅方向に並列に備えられるように形成されている。
また、背凭れパイプ7は、図4に示すように、垂直杆部7−2に係止部12を備えている。さらに、背凭れパイプ7は、水平杆部7−1と垂直杆部7−2とのそれぞれの開口部を閉鎖するためのキャップ13を備えている。
また、背凭れ8は、図4に示すように、パイプ挿入支持穴14の穴方向に対して略直交する裏面(背面)側から該パイプ挿入支持穴14に係止孔17を介して連通させたロック装着穴18を備え、このロック装着穴18にロック解除部16が組み込み装着されるようにしている。
そして、この係止孔17を介してパイプ挿入支持穴14に連通するロック装着穴18は、係止孔17を穴底軸芯に開口するように、背凭れ8の背面からパイプ挿入支持穴14側に向けて直交するように開設されている。
これにより、係止部12の係止凸部12−1は、背凭れ8のパイプ挿入支持穴14が背凭れパイプ7の垂直杆部7−2に被嵌されたときに、背凭れ8のロック解除部16との連繋、具体的には背凭れ8の係止孔17への挿入による該係止孔17との係合によって、背凭れ8を背凭れパイプ7から不用意に抜け外れないようにロックする(図4の状態)。
そして、係止凸部12−1は、ロック解除部16を指先などで押すプッシュ操作によってばね材12−2に抗して背凭れパイプ7内に没入されることにより、背凭れ8の係止孔17との係合状態(ロック状態)が解除されるようになっている。つまり、背凭れ8は、図3に示すように、背凭れパイプ7から上方に引き抜かれて取り外される。
押し部16−1は、図4に示すように、係止部12の係止凸部12−1との同軸上の連繋状態が常時保たれるように、該係止凸部12−1とともに係止凸部12−1の突出方向にばね材12−2によって付勢されるようになっている。
ガード9は、サドル2に座る子供がサドル2からずり落ちないように囲繞状に保護するためのものである。このガード9は、図2及び図3に示すように、左右一対のガード半体9−1,9−2から形成されている。
そして、左右一対のガード半体9−1,9−2は、図3及び図5に示すように、背凭れパイプ7に支持されるそれぞれの後端部に背凭れパイプ7に抜き挿し貫通状に被嵌させるためのガードパイプ19を備えているとともに、前面中央部位において分離可能に連結させるための連結部20を備えている。
連結部20は、図6に示すように、雄部20−1側と雌部20−2側とを備えて形成されている。
雄部20−1は、一端にガード半体9−1,9−2の一方側に取り付けられる取付け部22を有する中実円筒形状に形成されている。そして、雄部20−1は、図7に示すように、内部に空間部23を備え、この空間部23から周面に向けて開口するように設けた窓孔24に、雌部20−2側との係止を兼ねる押し部25を出没自在に備えている。
押し部25は、空間部23内に臨む裏面の周囲縁に鍔部25−1を備えているとともに、裏面中央部には軸部25−2を備えている。この軸部25−2は、図7に示すように、押し部25が突出する窓孔24と対向する空間部23の壁部に設けられているガイド孔26に摺動自在に挿入されることで、押し部25を窓孔24に出没自在に組み込み支持するよう形成されている。
また、押し部25は、図7に示すように、軸部25−2に巻回させるように、空間部23に内設されるスプリング27によって窓孔24から突出方向に付勢されるようになっている。
つまり、左右一対のガード半体9−1,9−2は、背凭れパイプ7にガードパイプ19によって開閉可能に支持されている。これにより、左右一対のガード半体9−1,9−2の側方に向けて開閉可能とするための支持構造の大幅な簡素化が図られ、ひいては、製作コストの軽減を期待することができる。
これにより、背凭れパイプ7から外部に突出している係止凸部12−1を、ばね材12−2に抗して背凭れパイプ7内に没入させるようにロック解除部16の押し部によって押し込むことによって、係止凸部12−1の係止孔17に対する係合状態を解除して背凭れパイプ7から背凭れ8を引き抜いて簡単に取り外すことができる(図3参照)。
換言すれば、背凭れ8の背凭れパイプ7に対する着脱が簡単である故に、ガード9を背凭れパイプ7から取り外すときには、背凭れパイプ7に貫通状で回動可能に支持されている左右一対のガード半体9−1,9−2それぞれのガードパイプ19を背凭れパイプ7から引き抜くことで、左右一対のガード半体9−1,9−2を背凭れパイプ7から簡単に取り外すことができる(図3参照)。
1 車体フレーム
2 サドル
3 ハンドル
4 フォーク
5 後輪
6 前輪
7 背凭れパイプ
8 背凭れ
9 ガード
9−1,9−2 ガード半体
12 係止部
12−1 係止凸部
12−2 ばね材
14 パイプ挿入支持穴
16 ロック解除部
17 係止孔
19 ガードパイプ
20 連結部
Claims (2)
- 背凭れと、サドルに座る子供を囲繞状に保護するためのガードと、を備え、
前記ガードが、平面視で略コの字形状に二分割された左右一対のガード半体によって側方に向けて開閉するように形成されている子供用三輪車であって、
前記サドルの後部から斜め上方に向けて、かつ、車体の幅方向に並列に立ち上がる背凭れパイプを備え、
前記左右一対のガード半体は、前記各背凭れパイプに支持されるそれぞれの後端部に、前記各背凭れパイプに抜き挿し貫通状に被嵌させるためのガードパイプを備え、
前記背凭れは、前記各背凭れパイプに対応させた下面から内部に至る所定の深さを有するパイプ挿入支持穴を備え、
前記左右一対のガード半体の前記ガードパイプを、前記各背凭れパイプに上方から貫通状に被嵌させて該背凭れパイプに、前記左右一対のガード半体を側方に向けて開閉可能に支持させた後に、前記背凭れの前記パイプ挿入支持穴を前記背凭れパイプに、上方から被嵌させて該背凭れパイプに前記背凭れを抜き挿し着脱自在に支持させるように構成されていることを特徴とする子供用三輪車。 - 前記背凭れは、前記パイプ挿入支持穴の穴方向に対して略直交する方向から該パイプ挿入支持穴に臨むようにロック解除部を備え、
前記背凭れパイプは、前記パイプ挿入支持穴が被嵌されたときに、該パイプ挿入支持穴の穴壁に形成されている係止孔に係脱自在に係合させるための係止部を備え、
前記係止部は、前記係止孔に係脱自在に係合させるための係止凸部と、この係止凸部を前記係止孔の方向へ付勢するためのばね材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の子供用三輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009266U JP3128963U (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | 子供用三輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009266U JP3128963U (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | 子供用三輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3128963U true JP3128963U (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=43279949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006009266U Expired - Lifetime JP3128963U (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | 子供用三輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3128963U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750454A (ja) * | 1993-06-03 | 1995-02-21 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | フレキシブル回路ボード |
-
2006
- 2006-11-14 JP JP2006009266U patent/JP3128963U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0750454A (ja) * | 1993-06-03 | 1995-02-21 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | フレキシブル回路ボード |
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