JP3126464U - 呼吸補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長時間装着した場合や鼻水が出た場合であっても、位置がずれず、滑り落ちたりする可能性も少ないだけでなく、使用耐久性に優れ、繰り返し装着した場合であっても、鼻孔内に保持する能力が衰えず、鼻孔から抜けやすくならない、呼吸補助具を提供する。
【解決手段】 一対の鼻中隔押圧部2,2の各々の対向面2aの内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第一の磁石2bを配置し、かつ一対のアーム部3,3の各々の対向面3aの内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第二の磁石3cを配置することにより課題を達成した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、鼻中隔を押圧することにより、鼻の運動中枢(鼻道の拡縮を司る神経系)を刺激して鼻道を拡開させる呼吸補助具に関するものである。
鼻腔の内面は粘膜で覆われている。特に外鼻孔の奥にある鼻甲介部は、静脈叢が豊富であるため、寒気等の刺激により腫脹すると、鼻道が狭くなることから、鼻からの空気流入量が少なくなって呼吸しにくくなる。また、人間が鼻道の狭い状態で上を向いて寝ると、舌根が喉の奥に垂れ下がるため、空気の通路が狭くなり、この狭い通路を口から取り込まれた空気が通過することから、弛んだ軟口蓋が振動し、鼾をかきやすくなる。このとき、鼻からの空気が十分流入すれば、口内部の柔らかい組織が振動しにくいため、鼾を防止することができる。そのため、鼻道を広げることにより鼻からの空気流入量を増大させる呼吸補助具は、運動時の酸素摂取量を増やし、鼾を防止し、鼻詰まりを解消するために有益である。
呼吸補助具としては、例えば、図9に示すように、常態において両端間の間隔が外鼻孔の間隔よりやや広くなるように成形されたU字状のばね杆aの両端に、ばね杆aの幅より大径の拡開部bを設けたものが提案されている。この呼吸補助具を装着するときは、ばね杆aの両端部を指で押し縮めながら拡開部bのそれぞれを左右の外鼻孔に差し込み、その後ばね杆aを解放する。そうすると、ばね杆aが元の幅に戻ろうとする力によって呼吸補助具が保持されると共に、外鼻孔が外方に拡開される。
しかし、この呼吸補助具は、物理的な力によって無理に鼻孔を広げるため、非常に違和感があるという重大な欠点があり、また、ばね杆aは一定以上のスプリング力を有していなければならないため、その太さ及び硬度をあまり小さくすることができず、かえって邪魔になったり、呼吸を阻害するおそれがあり、しかも、繰り返し使用した結果ばね杆aのスプリング力が弱くなると、着用中に簡単に脱落するようになる。
また、図10に示すように、ばね性を有するクリップ状の連結部cの両端にそれぞれ押圧部dを設け、常態において左右の押圧部dが当接する呼吸補助具が知られている。これによれば、連結部cのスプリング力を利用して左右の押圧部dで鼻中隔を挟み着け、この部分の神経を刺激することによって鼻の運動中枢に働きかけ、鼻道を広げて呼吸を楽にすることができる。
しかし、この呼吸補助具も、連結部cのスプリング力を利用して鼻に装着されているのため、連結部cが比較的太く硬く形成されており、邪魔になるばかりか、スプリング力の弱まりによる脱落を防ぐことはできない。
そこで、本考案の考案者は、特許文献1に記載されている、両端部が左右の外鼻孔内に挿入されるほぼU字形で弾性を有する連結部と、連結部の両端に形成された左右一対の鼻中隔押圧部を備え、左右の鼻中隔押圧部の対向部に磁石がそれぞれのN極とS極が向かい合うように装着され、磁力による吸着力を鼻中隔の両側に鼻中隔押圧部を保持できる程度としている呼吸補助具を開発した。
また、特許文献2には、一対の弾性アーム部の相対向する面に凸部がそれぞれ設けられ、一対の弾性アーム部が鼻孔に遊挿され、かつアーム接続部が鼻孔外端部に当接した状態で凸部が前記鼻孔の内端部に係止し、一対の弾性アーム部が球状部を介して鼻孔内の鼻柱を挟みつけ、かつ球状部が鼻孔を広げるように構成された呼吸補助具が開示されている。
実用新案登録第3020186号公報 特許第2857637号公報
特許文献1に記載された呼吸補助具は、連結部を細く柔らかくすることができて、邪魔にならず、装着時の違和感も少ないという、優れものであるが、左右の鼻中隔押圧部の対向部に装着されたN極とS極の磁石だけでは、鼻孔内の鼻柱を挟みつける力として必ずしも十分でないこともあり得るため、例えば、長時間装着した場合や鼻水が出た場合には、どうしても位置がずれ、滑り落ちたりする可能性も高くなるという課題があった。
一方、特許文献2に記載された呼吸補助具は、一対の弾性アーム部の相対向する面にそれぞれ設けられた凸部によって、特許文献1に記載された呼吸補助具よりも、鼻孔内の鼻柱を挟みつける力は高いと考えられるが、依然として、長時間装着した場合や鼻水が出た場合には、位置がずれやすく、滑り落ちたりする可能性も高まるという問題点があった。
また、特許文献2に記載された呼吸補助具は、装着するために一対の弾性アーム部を外に開く操作を行うが、この操作を繰り返して行うと、アーム接続部が変形して、アーム接続部が備えている弾性がなくなり、一対の凸部の距離が徐々に広がって、凸部が鼻孔の内端部に係止する効果が弱まるため、呼吸補助具が鼻孔から抜けやすくなることから、使用耐久性に劣るという問題点もあった。
本考案の目的とするところは、長時間装着した場合や鼻水が出た場合であっても、位置がずれず、滑り落ちたりする可能性も少ないだけでなく、使用耐久性に優れ、繰り返し装着した場合であっても、鼻孔内に保持する能力が衰えず、鼻孔から抜けやすくならない、呼吸補助具を提供するものである。
本考案者は、前記課題を解決するため、様々な検討を重ねた結果、各々のアーム部の対向面の内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、磁石を配置することにより、上記目的を達成することを見出し、本考案をするに至った。
即ち、本考案の呼吸補助具は、先端部分に、外鼻孔より小径で、鼻中隔を挟み付け押圧する一対の鼻中隔押圧部と、該一対の鼻中隔押圧部と接続される一対のアーム部と、該一対のアーム部を相互に連結する連結部とを備えた略U字形状で、弾性を有し、該一対の鼻中隔押圧部及び該一対のアーム部を左右の外鼻孔内に挿入して保持可能である呼吸補助具であって、前記一対の鼻中隔押圧部の各々の対向面の内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第一の磁石を配置し、かつ前記一対のアーム部の各々の対向面の内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第二の磁石を配置することを特徴とする。
本考案の呼吸補助具において、前記一対の鼻中隔押圧部、前記一対のアーム部及び前記連結部が、軟質の弾性体であることが好ましい。
本考案の呼吸補助具において、前記一対の鼻中隔押圧部がシリコンゴムで形成されていることが好ましい。
本考案の呼吸補助具は、各々のアーム部の対向面の内部に配置された磁石の磁力により生じる吸着力によって、一対のアーム部が鼻中隔軟骨の外側突起に確実に引っかかるようになるため、長時間装着した場合や鼻水が出た場合であっても、位置がずれず、鼻孔から滑り落ちる可能性も少ないだけでなく、激しい動きの最中であっても、脱落する心配がないという利点がある。
また、従来の連結部のスプリング力によって押圧する呼吸補助具は、装着を繰り返すと、一対の鼻中隔押圧部の間隔を広げる動作が繰り返して行われるため、連結部が備えている弾性がなくなり、一対の鼻中隔押圧部の間隔が徐々に広がっていく現象が発生するが、本考案の呼吸補助具は、各々のアーム部の対向面の内部に配置された磁石の磁力により生じる吸着力が低下せず、使用耐久性に優れ、装着を繰り返しても、アーム部及び連結部の疲労がなく、鼻孔内に保持する能力も衰えず、鼻孔から抜けやすくならないという利点がある。
以下、添付図面を参照して本考案の好ましい実施形態を説明する。図において、呼吸補助具1は、一対の鼻中隔押圧部2,2と、一対のアーム部3,3と、連結部4とを備え、各々の鼻中隔押圧部2の対向面2aの内部には第一の磁石2bが配置され、かつ各々のアーム部の対向面3aの内部には第二の磁石3cが配置されている。なお、呼吸補助具1の大きさを表すために、図は第一の磁石2bの磁力が働いていないときの形状を示しているが、実際には第一の磁石2b,2bが互いに引き合って、左右の鼻中隔押圧部2,2の対向面が接触している。
呼吸補助具1は、略U字形状で弾性を有し、左右の外鼻孔内に挿入して保持可能である。呼吸補助具1は、外面が滑らかに湾曲した構成となっているため、表面に凹凸がなく、鼻粘膜の損傷を防ぎ、全体の洗浄が容易である。呼吸補助具1は、長時間人体に接触しても無害な材料によって形成される。呼吸補助具の素材としては、人体に無害で適度な弾性を有するものであれば、シリコンゴムを用いてもよく、シリコンゴム以外のエラストマーを用いてもよい。
呼吸補助具1において、鼻中隔押圧部2、アーム部3及び連結部4は、装着時及び装着後の皮膚への接触感を柔らかくして、違和感をなくすと共に、鼻粘膜の損傷を防ぐことができるという理由から、軟質の弾性体とするのが好ましい。ここで、軟質の弾性体としては、例えば、ジュロメーターA硬度で20〜50度程度のシリコンゴム等が挙げられる。なお、鼻中隔押圧部2、アーム部3及び連結部4を軟質の弾性体とした場合には、アーム部3及び連結部4の保形性が弱くなるが、鼻中隔押圧部2は第一の磁石2b,2bの磁力によって鼻中隔軟骨5aの両側に保持されるため、使用に際して格別の支障はない。
呼吸補助具1においては、素材として、特に、鼻中隔押圧部2には、シリコンゴムを用いるのがより好ましい。鼻中隔押圧部2に帯電しやすい性質を有するシリコンゴムを使用した呼吸補助具を装着すると、呼吸により生じる空気の流れによる摩擦によりシリコンゴムが帯電するため、その静電作用により、シリコンゴムが鼻道を通る空気中から有害な微粒子を吸着して除去するからである。それ故、鼻中隔押圧部2にシリコンゴムを使用した本考案の呼吸補助具を装着することにより、例えば、ジョギングなどの軽スポーツをより健康的に行え、健康上よりよくなる。
一対の鼻中隔押圧部2,2は、いずれも外鼻孔より小径で、一対のアーム部3,3の先端とそれぞれ接続するように一体に取り付けられる。鼻中隔押圧部2は、図2〜図4に示すように、直方体の角部を角取りして滑らかに湾曲させた形状をなし、この直方体は一辺の長さがアーム部3の幅よりやや長い。
各々の鼻中隔押圧部2の対向面2aの内部には、それぞれのN極とS極が向かい合うように磁石2bが配置される。一対の第一の磁石2b,2b(N極とS極)の磁力により生じる吸着力によって、左右の外鼻孔内に挿入された鼻中隔押圧部2が、鼻中隔軟骨5aを挟み着け、押圧し、刺激を与える(図5、図8参照)。なお、呼吸補助具1は、一対の鼻中隔押圧部2,2の対向面2a,2aの内部に第一の磁石2b,2bを埋設しているため、連結部のスプリング力によって押圧する呼吸補助具と比べ、連結部4を細く柔らかく形成することができ、装着時の違和感も少ない。
一対の第一の磁石2b,2bの磁力によって生じる吸着力は、一対の第一の磁石2b,2bが鼻中隔軟骨5aを挟んで吸着したときに痛みを感じず、鼻中隔軟骨5aの両側に一対の鼻中隔押圧部2,2を保持するのに十分な吸着力が得られるようにする程度がよい。第一の磁石2bは、例えば、図2及び図4に示すように、各々の鼻中隔押圧部2の対向面に、その対向面と交差する面から奥行きの2/3以上の深さの挿入穴に嵌合される。なお、第一の磁石2bの磁力としては、例えば、0.18テスラ程度のものを使用することができる。
一対のアーム部3,3は、鼻尖の外側を左右にまたぎ、その両端部から連結部4と直交して互いに同方向に延びている。
各々のアーム部3の対向面3aの内部には、それぞれのN極とS極が向かい合って互いに引き合うように第二の磁石3cが配置される。一対の第二の磁石3c,3c(N極とS極)の磁力により生じる吸着力によって、一対のアーム部3,3が鼻中隔の外側突起5bの内部近傍に確実に引っかかるようになり、長時間装着した場合であっても、位置のずれがなく、鼻孔から滑り落ちる可能性も少ないという効果と使用耐久性に優れるという効果が生じる。各々のアーム部3の対向面3aには、鼻中隔の外側突起5bの内部近傍により確実に引っかかり、長時間装着した場合であっても、位置がよりずれにくく、鼻孔から滑り落ちる可能性もより少なくするため、凸部3bを設けるのが好ましい。凸部3bとしては、例えば、図1〜図4に示すような鼻中隔押圧部と同様の形状(角部を角取りして滑らかに湾曲させ、一辺の長さがアーム部3の幅よりやや長い直方体)や図6に示すような形状が挙げられる。
一対の第二の磁石3c,3cの磁力によって生じる吸着力は、一対の第一の磁石2b,2bの磁力によって生じる吸着力と同じであってもよく、一対の第一の磁石2b,2bの磁力によって生じる吸着力より弱くてもよい。
第二の磁石3cは、例えば、図2及び図4に示すように、各々の鼻中隔押圧部2の対向面に、その対向面と交差する面から奥行きの2/3以上の深さの挿入穴に嵌合される。なお、第二の磁石3cの磁力は、上述したように、一対の第二の磁石3c,3cの磁力によって生じる吸着力が、一対の第一の磁石2b,2bの磁力によって生じる吸着力より弱くなるようにする場合について考えてみると、例えば、第二の磁石3cと第一の磁石2bの両方に同じ磁力の磁石を使用するときは、アーム部3の対向面から第二の磁石3cまでの被り厚さは、鼻中隔押圧部2の対向面から第一の磁石2bまでの被り厚さよりも長くした方がよく、アーム部3の対向面から第二の磁石3cまでの被り厚さを鼻中隔押圧部2の対向面から第一の磁石2bまでの被り厚さと同じにするときは、第二の磁石3cは、第一の磁石2bよりも弱い磁力のものを使用した方がよい。
連結部4は一対のアーム部3,3を相互に連結する。連結部4は、一対の鼻中隔押圧部2,2の吸着が外れた場合であっても、鼻尖に引っ掛かるため、呼吸補助具1が誤って吸引されるのを防ぐ。
呼吸補助具1を装着した時の不快感を軽減するためには、各部分の大きさがきわめて重要な要素であって、一例を挙げれば、おおむね次のように設定される。 呼吸補助具1全体としては、長手方向の長さは15〜17mm、幅方向の長さは13〜15mmとされる。鼻中隔押圧部2の縦方向は約5mm、横方向は約5mm、高さ方向は4〜5mmとされる。各々の鼻中隔押圧部2の対向面2aから第一の磁石2bまでの被り厚さは、第一の磁石2bの吸着力を阻害しないように、0.5mm程度の非常に薄いものとされ、磁力が働いていない場合における一対の鼻中隔押圧部2,2の対向面間の距離は約2mmとされる。アーム部3の長手方向の長さは8〜15mm、幅方向の長さは1.5〜2mm、厚さ方向の長さ約3mmとされる。各々のアーム部3の対向面3aに設けられた凸部3bの縦方向は約5mm、横方向は約5mm、高さ方向は4〜5mmとされる。各々のアーム部3の対向面3aから第二の磁石2bまでの被り厚さは、第二の磁石3cの吸着力を阻害しないように、0.5mm程度の非常に薄いものとされ、磁力が働いていない場合における一対のアーム部3,3の対向面間の距離は約2mmとされる。連結部4の長手方向の長さは7〜8mm、幅方向の長さは1.5〜2mm、厚さ方向の長さは約3mmとされる。ただし、これらの寸法は成人と子供、女性と男性、あるいは個人差によって若干の調整が必要である。
呼吸補助具1は、例えば、次のように装着される。一対のアーム部3,3の先端部を指で引き離して一対の鼻中隔押圧部2,2の対向面間に間隔を開け、一対のアーム部3,3の両端部及び一対の鼻中隔押圧部2,2のそれぞれを左右の外鼻孔に挿入する。次いで、一対のアーム部3,3から指を放すと、内部に埋め込まれた第一の磁石2b,2bの磁力により、一対の鼻中隔押圧部2,2が間に鼻中隔を挟んで吸着される(図5、図7、図8参照)。なお、呼吸補助具1を外鼻孔内に装着すると、鼻中隔が押圧されて適度に刺激され、この刺激が脳に伝達されて鼻の運動中枢に働きかけ、鼻道が拡開するため、呼吸時に鼻から流入する空気量が増大することから、鼻炎等による鼻詰まりが抑制され、呼吸も楽になり、鼾を抑制し、運動の際には、心肺機能及び新陳代謝を活発化させることも可能である。
(試験例1)呼吸補助具の連続装着試験
20代〜60代のパネラー20名に、図1に示す本考案の呼吸補助具、実用新案登録第3020186号公報の図1に記載された呼吸補助具、特許第2857637号公報の図1に記載された呼吸補助具について、装着感と脱落の度合いの聞き取り調査を行った。試験方法は、パネラーにそれぞれの呼吸補助具を別々に鼻に装着し、その後5時間装着して使用し続けてもらった。
その結果、本考案の呼吸補助具については、パネラーの全員から、装着時の違和感が非常に少なく、使用している最中には、位置がずれず、滑り落ちたりする感覚もなく、激しい動きの最中であっても、脱落する心配がなかったという感想を得た。また、一部のパネラーからは、鼻水が出た場合であっても、位置がずれず、滑り落ちたりする感覚もなかったという感想を得た。
一方、実用新案登録第3020186号公報の図1に記載された呼吸補助具については、装着時の違和感が少なかったが、使用し続けると、位置のずれが生じて、滑り落ちたりする可能性が高く、激しい動きの最中には、脱落する可能性があるという感覚を受けたという意見が多かった。また、一部のパネラーからは、鼻水が出た場合には、位置が生じて、滑り落ちてしまったという報告があった。
特許第2857637号公報の図1に記載された呼吸補助具については、装着時の違和感が少なからずあり、試験の最後のころは、位置のずれが生じて、滑り落ちたりする可能性が高くなり、激しい動きの最中には、なぜか容易に脱落してしまうという感想がほとんどであった。また、一部のパネラーからは、鼻水が出た場合には、位置が生じて、滑り落ちてしまったという報告があった
この結果により、本考案の呼吸補助具は、装着時の違和感が非常に少なく、長時間装着した場合や鼻水が出た場合であっても、位置がずれず、鼻孔から滑り落ちる可能性も少ないだけでなく、激しい動きの最中であっても、脱落する心配がないということが明らかとなった。
(試験例2)呼吸補助具の使用耐久試験
20代〜60代のパネラー5名に協力してもらい試験を行った。まず、パネラー5名に、図1に示す本考案の呼吸補助具と特許第2857637号公報における図1に記載された呼吸補助具のそれぞれについて、鼻に装着してもらった。次に、図1に示す本考案の呼吸補助具と特許第2857637号公報の図1に記載された呼吸補助具のそれぞれについて、ソレノイドを使用した治工具を用い、略U字形状の間隙を広げる動作をそれぞれ5000回行った。その後、パネラー5名に、それぞれの呼吸補助具を鼻に装着してもらった。
その結果、図1に示す本考案の呼吸補助具については、パネラーの全員から、略U字形状の間隙を広げる動作を行った後であっても、鼻孔内に保持する能力が衰えておらず、鼻孔から抜けやすくなっていないという感想を得た。
一方、特許第2857637号公報における図1に記載された呼吸補助具については、パネラーの全員から、略U字形状の間隙を広げる動作を行った後の呼吸補助具は、装着してもすぐ落下してしまうという報告を得た。
この結果により、本考案の呼吸補助具は、使用耐久性に優れ、装着を繰り返しても、鼻孔内に保持する能力が衰えず、鼻孔から抜けやすくならないということが明らかとなった。
本考案の呼吸補助具の一実施形態についての概略斜視図。 同上の正面図。 同上の側面図。 図1におけるA−A面の断面図。 同上の装着状態の概略断面図。 本考案の呼吸補助具の他の一実施形態についての概略斜視図。 同上の装着状態の概略斜視図。 同上の装着状態の概略断面図。 従来の呼吸補助具についての概略斜視図。 従来の他の呼吸補助具についての概略斜視図。
符号の説明
1 呼吸補助具
2 鼻中隔押圧部
2a 鼻中隔押圧部の対向面
2b 第一の磁石
3 アーム部
3a アーム部の対向面
3b 凸部
3c 第二の磁石
4 連結部
5a 鼻中隔軟骨
5b 鼻中隔の外側突起

Claims (3)

  1. 先端部分に、外鼻孔より小径で、鼻中隔を挟み付け押圧する一対の鼻中隔押圧部と、該一対の鼻中隔押圧部と接続される一対のアーム部と、該一対のアーム部を相互に連結する連結部とを備えた略U字形状で、弾性を有し、該一対の鼻中隔押圧部及び該一対のアーム部を左右の外鼻孔内に挿入して保持可能である呼吸補助具であって、
    前記一対の鼻中隔押圧部の各々の対向面の内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第一の磁石を配置し、かつ前記一対のアーム部の各々の対向面の内部には、一方のN極と他方のS極とが向かい合って互いに引き合うように、第二の磁石を配置することを特徴とする呼吸補助具。
  2. 前記一対の鼻中隔押圧部、前記一対のアーム部及び前記連結部が、軟質の弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の呼吸補助具。
  3. 前記一対の鼻中隔押圧部がシリコンゴムで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の呼吸補助具。
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