JP3126101U - 活性処理剤の定量供給装置及びこれを設置した海苔網の活性処理船 - Google Patents

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Abstract

【課題】この考案は、海苔網を酸処理するに際し、活性処理剤の濃度が常に一定であるように、海苔網処理中でも濃度調整することを目標としたものである。
【解決手段】この考案は、海苔網を活性処理する為の活性処理剤と水とを混合した処理水を収容する処理水槽と、該処理水槽内へ敷設した吹出しパイプと、該吹出しパイプと活性処理剤タンクを結ぶ供給ホースと、該供給ホースへ介装した供給ポンプと、活性処理剤の供給量設定スイッチと、前記各部を制御する制御装置とを組み合わせることを特徴とした活性処理剤の定量供給装置により、目的を達成した。
【選択図】図1

Description

船体に設置した活性処理剤と水との混合した処理水を収容する処理水槽と、該処理水槽内へ活性処理剤を供給する装置と、海苔網の活性処理装置とを備えた活性処理船は知られている。
前記処理水槽に収容した活性処理剤入りの混合水は、海苔網の処理につれて稀釈化され、活性処理剤の濃度が小さくなるので、適宜活性処理剤を供給する装置について提案されている。
前記活性処理剤の濃度変化については、海苔網の処理中に、処理液のpHを測定し、処理剤を供給する方法について提案がある。
従来活性処理剤の濃度変化については、一定作業終了毎に活性処理剤を追加して、濃度変化を調整させていた。
特開平5−95740
前記従来の技術によれば、一定の作業終了毎に、活性処理剤を追加して、その濃度が希薄になるのを防止し、調整しているが、海苔網の処理は連続的に行われるので、活性処理剤の濃度は絶えず希薄になる問題点があった。
そこで一定長さの海苔網の処理毎に、活性処理剤を補充すると、作業当初に最適の濃度としておけば、作業進行と共に、希薄となり、最適濃度処理は殆ど僅かの間にすぎなくなる問題点があった。そこで当初若干濃くしておくと、中間点で丁度よくなり、終点では希薄になる問題点があった。
そこで活性処理剤の濃度を測定し、その測定値に基づいて活性処理剤を補充すれば、常時所定濃度の活性処理剤で処理する理想的濃度調整ができる筈である。
然し乍ら活性処理剤と水との混合水の水槽は幅広く、センサーの測定値が必ずしも全体の平均値を示すものでなく、かつ部分的濃度によって供給すると却って不均等を来すおそれがあった。また活性処理剤と水との混合水には絶えず海水が入る為に、塩分濃度との関係でpH値の測定だけでは活性処理剤の正確な濃度となり得ない問題点があった。
即ち活性処理剤槽の中の最も平均値的pHを測定し、槽内各部の活性処理剤を最適濃度にすることは難しい問題点があった。
然るにこの考案は、活性処理を行う場合の海水の状態、濃度変化の平均的推移を総合的に判断し、一定作業時間中に常時適量の活性処理剤を供給すると共に、処理槽内での活性処理剤の均等濃度化を図り、前記従来の問題点を解決したのである。
即ちこの考案は、海苔網を活性処理する為の活性処理剤と水とを混合した処理水を収容する処理水槽と、該処理水槽内へ敷設した吹出しパイプと、該吹出しパイプと活性処理剤タンクを結ぶ供給ホースと、該供給ホースへ介装した供給ポンプと、活性処理剤の供給量設定スイッチと、前記各部を制御する制御装置とを組み合わせることを特徴とした活性処理剤の定量供給装置であり、供給ポンプは、リングポンプを使用し、吹出しパイプは、船体の前面側から後面に向けて円弧状に膨出設置し、前記円弧状部の中央を密に、左右を疎になるように吹出口を設けたものであり、活性処理剤と水とを混合した処理水を収容する水槽は、前面側を浅く、後面側を深くしたものであり、活性処理剤の供給量設定スイッチは、複数並列して設置され、各スイッチ毎に異なる量の活性処理剤を供給できるようにされているものである。
また他の考案は、請求項1記載の活性処理剤の定量供給装置を設置すると共に、海苔網の活性剤処理装置を設置したことを特徴とする海苔網の活性処理船である。
前記において、吹出しパイプの形状を円弧状に膨出させたので、処理液槽中の、処理液が希薄になり易い位置へ量を多く供給し、かつ海苔網の進行につれて液流を起こし、自動的に撹拌して、濃度を均等化するものである。
また吹出しパイプの吹出し孔を、中央部を密にした点も、希薄になり易い部分へ活性処理剤を多く供給するという理にかなった流動を生起させるものである。
この考案は、不使用時に電源を切って、節電に努め、バッテリーの寿命を可及的に延長するものである。またポンプとしてリングポンプを使用することによって、活性処理剤の供給量を正確に握み得るようにしたものである。
前記のように、この考案によれば、リングポンプを使用することにより、1回転による吐出量が一定しており、ポンプの回転数を計測することで、電源電圧の変化や、モータの劣化に対しても影響されることなく、正確に供給することができる。
前記考案における海苔網処理装置の形式には限定されない。即ち従来知られている活性処理液で海苔網を処理する形式の処理装置は何れの形式でも採用することができる。
この考案によれば、活性処理剤が設定量が自動的に供給されるので、活性処理剤の濃度は一定し、均等な網処理ができる効果がある。
また供給する活性処理剤により水槽中の濃度を一定に保つ効果がある。特に吹出孔、吹出しパイプに工夫を加えることにより、自動撹拌と相俟って水槽中の濃度変動が極力阻止される効果がある。
この考案によれば、活性処理液を処理水槽内へ連続的に定量添加するので、処理液のpHを常に最良に保って安定させ、処理機能を質的に高めることを可能にすると共に、過度の処理液使用を防止し、コストの低減をもたらすことができる効果がある。更に労働条件の悪い海上での煩雑な作業を失くすことにより、労力の飛躍的な軽減をもたらす効果もある。
この考案は供給量設定スイッチ1を押すと、供給量デコード部2を経て供給量カウント分配部3へ入力される。そこで制御回路9に入力すると共に、制御回路の出力により、供給量カウント部4へ出力して指示すると共に、稼働時間計6、ポンプ駆動部11に入力する。そこでリングポンプ11を始動し、処理液を吸入して、吹出しパイプ13へ給送し吹き出す。
前記において、供給量設定スイッチ1を押すことにより、一定時間に設定量(例えば1リットル)の処理剤を処理剤槽内へ吹き出す。この場合に処理剤は、矢示27、28のように回流し、短時間に、均一混合液となるので、海苔網は常時定濃度の処理剤で処理される結果、過不足なく目的を達成することができる。
この考案の実施例を、図1のブロック図に基づいて説明すると、供給量設定スイッチ1の4個の組み合わせにより、供給量デコード部2、供給量カウント分配部3、供給量カウント部4および制御回路9により、0.2リットルから3.7リットルまでの15通りの活性処理剤の供給量を設定し、リモコンスイッチ7のスタートボタンにより、制御回路9と、駆動装置11のポンプ駆動部11aを介してリングポンプ10が稼働し、活性処理剤を吹出しパイプ13へ供給する。また供給と同時に供給量カウント部4において回転計11dをカウントし、供給量設定スイッチ1の設定に等しくなると制御回路9がリングポンプ10を停止する。図中11bは電流センサ、11cは電圧センサである。
また電源のバッテリー19のあがりを防止するため、無稼働時電源を切るようにしてある。例えば無稼働が一定時間経過すると、電源が自動的に切れるようにしてある。図中29はリモコンコネクタ、30は電源コネクタ、31は供給状態表示窓、32は電源スイッチ、33はポンプ吸入出口である。
次にポンプの異常時には、電流センサ11により異常を検出し、リモコンスイッチ7に異常表示を行いポンプを停止する。その他稼働時間計6の内蔵により装置のメンテナンス時期を把握することができるなどの特徴がある。
この考案の他の実施例を、図2、3に基づいて説明すると、船体15の中央部に活性剤を収容する処理水槽16を設置する。前記船体15後側に、船外機17を挟んで活性処理剤タンク18と、バッテリー19を設置する。また船体15の前側に、供給ホース20と、これに連結した供給パイプ21を敷設し、供給ホース20は、後側に設けた活性処理剤タンク18と給送ホース20a、20bに連結してある。
前記供給パイプ21は、平面U字状に前記処理水槽16へ平面U字形に突出させてある(水槽のほぼ中央部まで)。前記供給パイプ21には、吹出孔22が設けてある。前記吹出孔22は、U字状供給パイプの中央部を密に、両側部は疎にしてある。
前記実施例において、供給装置40内のリングポンプ10を始動すると、リングポンプ10から、給送ホース20a、20bを介して活性処理水は矢示23、24のように給送され、矢示25のように供給パイプ21へ入り、その吹出孔22から処理水槽内へ矢示26、26のように吹き出される。
そこで矢示27、28のように処理水が流動し、全体を回動して撹拌し、均一濃度となる。
従って水槽内は常時均一かつ同質の処理剤があるので、海苔網の処理が同一になる。
前記実施例において、処理水槽16の中央部に、海苔網14を案内する案内ローラ34が回転自在に架設されている。そこで、船体が矢示35の方向へ進行すれば、海苔網14は必然的に矢示36のように移動し、処理水槽16内へ入り、処理水に浸漬して処理された後、矢示37のように再び海水へもどされる。この場合に、船体15の進行速度を規制すれば、処理時間を調節することができる。
前記において、処理水槽16へ入る前に海苔網14は押さえローラ38により海水を絞られるので、処理水槽へ入る海水量は制御されるが、絞り切れない海水は処理水槽内へ入る(処理剤の濃度を希薄にする)。また処理水槽から出る海苔網14は押さえローラ39により、処理水を絞られるが、絞り切れない分は海苔網と共に、海水中へ放出される。前記理由により、処理水中の活性処理剤の濃度は、海苔網の処理と共に、その濃度が希薄化する。
(a)この考案の実施例のブロック図、(b)同じく配電のパネル図。 同じく正面図。 同じく平面図。
符号の説明
1 供給量設定スイッチ
2 供給量デコード部
3 供給量カウント分配部
4 供給量カット部
5 供給状態表示部
6 稼働時間計
7 リモコンスイッチ
8 電源スイッチ
9 制御回路
10 リングポンプ
11 回転計
15 船体
16 処理水槽
17 船外機
18 活性処理剤タンク
19 船外機用バッテリー
20 給送ホース

Claims (5)

  1. 海苔網を活性処理する為の活性処理剤と水とを混合した処理水を収容する処理水槽と、該処理水槽内へ敷設した吹出しパイプと、該吹出しパイプと活性処理剤タンクを結ぶ供給ホースと、該供給ホースへ介装した供給ポンプと、活性処理剤の供給量設定スイッチと、前記各部を制御する制御装置とを組み合わせることを特徴とした活性処理剤の定量供給装置。
  2. 供給ポンプは、リングポンプを使用し、吹出しパイプは、船体の前面側から後面に向けて円弧状に膨出設置し、前記円弧状部の中央を密に、左右を疎になるように吹出口を設けたことを特徴とする請求項1記載の活性処理剤の定量供給装置。
  3. 活性処理剤と水とを混合した処理水を収容する水槽は、前面側を浅く、後面側を深くしたことを特徴とする請求項1記載の活性処理剤の定量供給装置。
  4. 活性処理剤の供給量設定スイッチは、複数並列して設置され、各スイッチ毎に異なる量の活性処理剤を供給できるようにされていることを特徴とした請求項1記載の活性処理剤の定量供給装置。
  5. 請求項1記載の活性処理剤の定量供給装置を設置すると共に、海苔網の活性剤処理装置を設置したことを特徴とする海苔網の活性処理船。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018068274A (ja) * 2017-04-03 2018-05-10 光洋通商株式会社 箱型船
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JP7510716B1 (ja) 2023-04-05 2024-07-04 株式会社山田鉄工 海苔網処理船

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