JP3123648B2 - 擬木、及びその製造方法 - Google Patents
擬木、及びその製造方法Info
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- JP3123648B2 JP3123648B2 JP11052271A JP5227199A JP3123648B2 JP 3123648 B2 JP3123648 B2 JP 3123648B2 JP 11052271 A JP11052271 A JP 11052271A JP 5227199 A JP5227199 A JP 5227199A JP 3123648 B2 JP3123648 B2 JP 3123648B2
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、模擬庭園の樹木、
人工観葉植物の幹、あるいは展示品における装飾用小道
具等として好適に使用することが出来る擬木、及びその
製造方法に関する。
人工観葉植物の幹、あるいは展示品における装飾用小道
具等として好適に使用することが出来る擬木、及びその
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、この種の擬木としては、一般に合成樹脂でもって
一体成型されたものが知られている。しかしながら、か
かる従来の擬木は、あくまで成型手段により形成するも
のであるから、自然木の樹皮模様に比してリアル性に劣
るのみならず、手触りの感触が悪く、しかも比較的重量
が大となってその運搬や取扱いが非常に面倒であり、ま
た、金型代や原料代を含めて全体的に高価となりやすい
ものである。
より、この種の擬木としては、一般に合成樹脂でもって
一体成型されたものが知られている。しかしながら、か
かる従来の擬木は、あくまで成型手段により形成するも
のであるから、自然木の樹皮模様に比してリアル性に劣
るのみならず、手触りの感触が悪く、しかも比較的重量
が大となってその運搬や取扱いが非常に面倒であり、ま
た、金型代や原料代を含めて全体的に高価となりやすい
ものである。
【０００３】本発明は、かかる従来の問題点を一挙に解
決しようとするもので、樹皮を極めて自然に、しかも手
触りよく形成することが出来るのみならず、軽量で運搬
や取扱いが便利であり、しかも安価に製造することが出
来る擬木、及びその製造方法を提供するにある。
決しようとするもので、樹皮を極めて自然に、しかも手
触りよく形成することが出来るのみならず、軽量で運搬
や取扱いが便利であり、しかも安価に製造することが出
来る擬木、及びその製造方法を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項１に係る発
明は、所要の長さと径を備えた筒状芯材１の外周面にク
レ−プ材４が捲着されると共に、該クレ−プ材４の外表
面に着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６が形成されて
なることを特徴とする、擬木を要旨とするものである。
明は、所要の長さと径を備えた筒状芯材１の外周面にク
レ−プ材４が捲着されると共に、該クレ−プ材４の外表
面に着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６が形成されて
なることを特徴とする、擬木を要旨とするものである。
【０００５】また、請求項２に係る発明は、所要の長さ
と径を備えた筒状芯材の外周面にクレ−プ材を捲着せし
め、該捲着クレ−プ材の外表面に着色発泡プラスチック
を塗付せしめたのち、加熱して発泡樹皮を形成せしめる
ことを特徴とする、擬木の製造方法を要旨とするもので
ある。
と径を備えた筒状芯材の外周面にクレ−プ材を捲着せし
め、該捲着クレ−プ材の外表面に着色発泡プラスチック
を塗付せしめたのち、加熱して発泡樹皮を形成せしめる
ことを特徴とする、擬木の製造方法を要旨とするもので
ある。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の芯材１としては、所要の
長さと径を備えた紙管や合成樹脂管を使用する。また、
クレ−プ材４としては、好適にはクレ−プ紙を使用する
とよい。そして、かかるクレ−プ材４は、両面接着テ−
プ５や所要の接着剤を介して芯材１の外周面に捲着せし
めるとよい。さらに、発泡樹皮６は着色発泡プラスチッ
クにより発泡形成せしめる。かかる着色発泡プラスチッ
クとしては、ポリウレタン、ポリスチレンなどの合成樹
脂を原料とし、これに所要の発泡剤と着色剤を混入せし
めて使用する。上記の発泡剤としては、ベンゼンスルホ
ヒドラジン系、アゾニトリル化合物系、アゾカルボン酸
系、ジアゾアセトアミド系、あるいはニトロソ化合物系
のものなど公知のものを適宜採択使用する。また、着色
剤としては、カ−ボンブラック、黄鉛、群青、チタン白
などの無機顔料、あるいは、アンスラキノンイエロ−、
シアニンブル−、シアニングリ−ンなどの有機顔料を適
宜配合して所要の色に調整せしめるとよい。なお、上記
発泡樹皮６の外表面には、光沢を付与せしめたり、ある
いは保護の目的で所要の上塗りワニスなどを塗付せしめ
てもよい。
長さと径を備えた紙管や合成樹脂管を使用する。また、
クレ−プ材４としては、好適にはクレ−プ紙を使用する
とよい。そして、かかるクレ−プ材４は、両面接着テ−
プ５や所要の接着剤を介して芯材１の外周面に捲着せし
めるとよい。さらに、発泡樹皮６は着色発泡プラスチッ
クにより発泡形成せしめる。かかる着色発泡プラスチッ
クとしては、ポリウレタン、ポリスチレンなどの合成樹
脂を原料とし、これに所要の発泡剤と着色剤を混入せし
めて使用する。上記の発泡剤としては、ベンゼンスルホ
ヒドラジン系、アゾニトリル化合物系、アゾカルボン酸
系、ジアゾアセトアミド系、あるいはニトロソ化合物系
のものなど公知のものを適宜採択使用する。また、着色
剤としては、カ−ボンブラック、黄鉛、群青、チタン白
などの無機顔料、あるいは、アンスラキノンイエロ−、
シアニンブル−、シアニングリ−ンなどの有機顔料を適
宜配合して所要の色に調整せしめるとよい。なお、上記
発泡樹皮６の外表面には、光沢を付与せしめたり、ある
いは保護の目的で所要の上塗りワニスなどを塗付せしめ
てもよい。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明を図面に示す一実施例に基づ
いて説明する。即ち、１は所要の長さと径を備えた紙管
製芯材、２は該芯材１の両端部に各々嵌装された年輪模
様を有するキャップ体、３は同芯材１の外表面に突設さ
れた所要数の切枝用突片、４は該突片３および芯材１の
外表面に両面接着テ−プ５を介して被覆状に捲着された
クレ−プ紙製クレ−プ材、６は該クレ−プ材５のしわに
沿ってその外表面に発泡形成された着色発泡プラスチッ
ク製の発泡樹皮である。
いて説明する。即ち、１は所要の長さと径を備えた紙管
製芯材、２は該芯材１の両端部に各々嵌装された年輪模
様を有するキャップ体、３は同芯材１の外表面に突設さ
れた所要数の切枝用突片、４は該突片３および芯材１の
外表面に両面接着テ−プ５を介して被覆状に捲着された
クレ−プ紙製クレ−プ材、６は該クレ−プ材５のしわに
沿ってその外表面に発泡形成された着色発泡プラスチッ
ク製の発泡樹皮である。
【０００８】次に、本発明の好適な製造方法の一例を図
３(Ａ)(Ｂ)(Ｃ)に基づいて説明する。まず、両端部に各
々キャップ体２を嵌装せしめた紙管製芯材１の外周面
に、両面接着テ−プ５を介してクレ−プ紙製クレ−プ材
４を被覆状に捲着せしめる（図３(Ａ)(Ｂ)参照）。次い
で、捲着せしめたクレ−プ材４の所要箇所を切剥して切
枝用突片３を突設せしめ、その外表面をクレ−プ材４で
もって被覆せしめる（図３(Ｃ)参照）。しかるのち、ク
レ−プ材４の外表面に所要の着色剤と発泡剤を混入せし
めた発泡ポリウレタン樹脂を所要の厚さに塗付して乾燥
せしめたのち、約１５０℃の雰囲気下に加熱して発泡せ
しめ、着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６を一体形成
せしめる。次いで、生成せしめた発泡樹皮６の外表面に
所要の上塗りワニスを塗付せしめて乾燥することにより
生成する（図１参照）。
３(Ａ)(Ｂ)(Ｃ)に基づいて説明する。まず、両端部に各
々キャップ体２を嵌装せしめた紙管製芯材１の外周面
に、両面接着テ−プ５を介してクレ−プ紙製クレ−プ材
４を被覆状に捲着せしめる（図３(Ａ)(Ｂ)参照）。次い
で、捲着せしめたクレ−プ材４の所要箇所を切剥して切
枝用突片３を突設せしめ、その外表面をクレ−プ材４で
もって被覆せしめる（図３(Ｃ)参照）。しかるのち、ク
レ−プ材４の外表面に所要の着色剤と発泡剤を混入せし
めた発泡ポリウレタン樹脂を所要の厚さに塗付して乾燥
せしめたのち、約１５０℃の雰囲気下に加熱して発泡せ
しめ、着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６を一体形成
せしめる。次いで、生成せしめた発泡樹皮６の外表面に
所要の上塗りワニスを塗付せしめて乾燥することにより
生成する（図１参照）。
【０００９】そして、上述の如く構成された実施例は、
従来例と同様に、模擬庭園の樹木、人工観葉植物の幹、
あるいは、所要の展示品における装飾用小道具として使
用に供する。このさい、芯材１が筒状の紙管により形成
されているから、非常に軽量で取扱いが至便であるのみ
ならず、発泡樹皮６はクレ−プ材４を介して着色発泡プ
ラスチックにより発泡形成されているから、発泡樹皮６
の外観形状が極めて自然、かつ、リアルであり、しかも
弾性を有するため非常に手触りの感触がよいものであ
る。
従来例と同様に、模擬庭園の樹木、人工観葉植物の幹、
あるいは、所要の展示品における装飾用小道具として使
用に供する。このさい、芯材１が筒状の紙管により形成
されているから、非常に軽量で取扱いが至便であるのみ
ならず、発泡樹皮６はクレ−プ材４を介して着色発泡プ
ラスチックにより発泡形成されているから、発泡樹皮６
の外観形状が極めて自然、かつ、リアルであり、しかも
弾性を有するため非常に手触りの感触がよいものであ
る。
【００１０】なお、上記実施例において、芯材１は紙管
により形成するものとされているが、これに限定される
ものでなく、合成樹脂管により形成せしめてもよく、ま
た、発泡樹皮６はポリウレタン樹脂により発泡形成する
ものとされているが、ポリスチレン樹脂など他の合成樹
脂により発泡形成せしめてもよいものである。
により形成するものとされているが、これに限定される
ものでなく、合成樹脂管により形成せしめてもよく、ま
た、発泡樹皮６はポリウレタン樹脂により発泡形成する
ものとされているが、ポリスチレン樹脂など他の合成樹
脂により発泡形成せしめてもよいものである。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば以上の次第で、芯材１が
筒状に形成されているから、非常に軽量でその運搬や取
扱いなどが至便であるのみならず、クレ−プ材４を介し
て着色発泡プラスチックにより発泡樹皮６が発泡形成さ
れているから、クレ−プ材４のしわに沿って極めて自
然、かつ、リアルな樹皮模様を形成することができ、し
かも、弾性を有するものであるから、手触りの感触が非
常によいものである。さらに、芯材１にクレ−プ材４を
介して着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６を形成せし
めるものであるから、従来例のように金型などを必要と
することなく、簡単に、しかも安価に製造することが出
来るものである。
筒状に形成されているから、非常に軽量でその運搬や取
扱いなどが至便であるのみならず、クレ−プ材４を介し
て着色発泡プラスチックにより発泡樹皮６が発泡形成さ
れているから、クレ−プ材４のしわに沿って極めて自
然、かつ、リアルな樹皮模様を形成することができ、し
かも、弾性を有するものであるから、手触りの感触が非
常によいものである。さらに、芯材１にクレ−プ材４を
介して着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６を形成せし
めるものであるから、従来例のように金型などを必要と
することなく、簡単に、しかも安価に製造することが出
来るものである。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ線に沿う端面図である。
【図３】本発明の一製造例を示す斜視図である。
１ 芯材 ４ クレ−プ材 ６ 発泡樹皮
Claims (2)
- 【請求項１】所要の長さと径を備えた筒状芯材１の外周
面にクレ−プ材４が捲着されると共に、該クレ−プ材４
の外表面に着色発泡プラスチック製の発泡樹皮６が形成
されてなることを特徴とする、擬木。 - 【請求項２】所要の長さと径を備えた筒状芯材の外周面
にクレ−プ材を捲着せしめ、該捲着クレ−プ材の外表面
に着色発泡プラスチックを塗付せしめたのち、加熱して
発泡樹皮を形成せしめることを特徴とする、擬木の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052271A JP3123648B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 擬木、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052271A JP3123648B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 擬木、及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246825A JP2000246825A (ja) | 2000-09-12 |
| JP3123648B2 true JP3123648B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=12910126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11052271A Expired - Fee Related JP3123648B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 擬木、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3123648B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105538460A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-05-04 | 湖南城市学院 | 一种柱体及其生产方法 |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP11052271A patent/JP3123648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105538460A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-05-04 | 湖南城市学院 | 一种柱体及其生产方法 |
| CN105538460B (zh) * | 2015-12-10 | 2018-04-27 | 湖南城市学院 | 一种柱体及其生产方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000246825A (ja) | 2000-09-12 |
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