JP3122307B2 - コーテイング香料粉末の製造方法 - Google Patents

コーテイング香料粉末の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種飲食品等の香気香
味付与剤として広く利用することができるコーティング
香料粉末の製造法に関し、特に、食品加工時に加熱処理
を伴う、例えば、焼菓子、チューインガム、水畜産練り
製品、レトルト食品等に使用することができるコーティ
ング香料粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に市販されているコーティン
グ粉末香料は、例えば、天然香料類、合成香料類、香辛
料油類、香辛料オレオレジンあるいはこれらの調合組成
物をゼラチンのごとき蛋白質溶液、デキストリンのごと
き加工澱粉溶液あるいはアラビアガムのごとき天然ガム
を用いて乳化し、噴霧乾燥したものである。しかしなが
ら、これらは吸湿、香料成分の揮散、成分変化、変色を
生ずる等の欠点が少なからず認められた。
【0003】そこで、これらの欠点を改善すべくいくつ
かの提案がなされている。例えば、油状香料を天然ガム
類溶液または化工澱粉溶液と共に乳化し、これを噴霧乾
燥して得た粉末香料を溶融させた動植物硬化油あるいは
合成油脂と混和した後、これを噴霧粉末化して二重コー
ティング粉末香料を製造する方法(特公昭45−126
00号公報)、また、例えば、香料油をゼラチン、アラ
ビアガムなどの蛋白質または多糖類などの水溶液で乳化
せしめ、これに動植物硬化油、ワックス、樹脂を作用さ
せることにより形成された複合エマルジョンを噴霧し、
二重被覆粉末香料を製造する方法(特開昭49−922
42号公報)、あるいは香料を水溶性壁材物質の水溶液
および多価金属陽イオンとゲル形成能を有する化合物の
存在下に乳化せしめ、これを噴霧乾燥し粉末香料(A)
を得る第一工程、得られた粉末香料(A)を多価金属塩
水溶液に分散させゲル被膜を形成せしめ、次いでこれに
水溶性壁材物質を溶解した後、噴霧乾燥して被膜が形成
された粉末香料(B)を得る第二工程を経て、この粉末
香料(B)を溶融させた動植物硬化油と混和し、粉末化
を行うコーティング粉末香料の製造方法(特開平4−1
52857号公報)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た如き提案により得られる二重コーティング粉末香料
は、吸湿、香料成分の揮散、成分変化などの点で改善が
見られるものの、十分とは言い難くさらに改善された粉
末香料の提案が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如
き多くの欠点を解決するために鋭意研究を行った。その
結果、今回、香料粉末を、コーティング剤として融点4
0℃以上の脂質粉状体と香料粉末が破壊されない程度の
温和な条件で緊密に混合し、香料粉末の表面全体に上記
脂質粉状体を均一にコーティングせしめることにより得
られるコーティング香料粉末は、吸湿、香料成分の揮
散、成分変化などの点で著しく改善されるとともに、耐
熱性が著しく向上すること、そしてそのように製造され
るコーティング香料粉末は、香気香味の発現が徐放的で
あり、飲食時に長時間、満足感を得ることができること
を見いだし本発明を完成するに至った。
【0006】かくして、本発明によれば、常温で固体で
ある香料化合物及び/又は粉末香料を、コーティング剤
として融点40℃以上の脂質粉状体と緊密に混合し、香
料粉末の表面全体に上記脂質粉状体を均一にコーティン
グせしめることを特徴とするコーティング香料粉末の製
造法が提供される。
【0007】以下、本発明について更に詳細に述べる。
【0008】本発明において使用しうる常温で固体であ
る香料化合物としては、メントール、dl−メントー
ル、バニリン、エチルバニリン、桂皮酸、ピペロナー
ル、d−ボルネオール、マルトール、エチルマルトー
ル、カンファー、チモール、アントラニル酸メチル、桂
皮酸メチル、シンナミックアルコール、N−メチルアン
トラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトンなどを例
示することができる。これらは結晶状、粉末状のいずれ
の形態のものでも使用することができる。その結晶およ
び粉末の粒径は特に制限されるものではないが、一般に
平均粒径が50ミクロン〜1000ミクロン、好ましく
は100ミクロン〜400ミクロンの範囲内のものを例
示することができる。
【0009】また、本発明において使用しうる粉末香料
としては、例えば、ビーフエキス、チキンエキス、ポー
クエキス、カニエキス、鰹節エキス、カキエキス、昆布
エキス、タマネギエキス、ニンジンエキス等の野菜エキ
ス、オレンジ果汁、レモン果汁等の果汁類の如き、各種
動植物エキス類及び/又は通常食品香料として使用され
る香料に乳糖、デキストリン、澱粉、カゼイン等の賦形
剤および水を添加し、混合・分散の後、例えば、噴霧乾
燥法、真空乾燥法、流動層乾燥法その他任意の既知の乾
燥法により乾燥して得られる粉末香料;一般的には食品
香料として使用される油性香料をアラビアガム、ショ糖
脂肪酸エステル、レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、化工澱粉、キラヤサポニンなどの通常、食品の製
造に使用される程度の乳化剤を用いて乳化後、乾燥して
得られる粉末香料等を挙げることができる。これらの粉
末香料には、所望により上記した如き粉末香料の乾燥前
あるいは乳化前の混合物に、グルコース、フラクトー
ス、ガラクトースなどの単糖;ショ糖、マルトースなど
の二糖;澱粉を液化し得られる澱粉部分分解物およびこ
れらの二種以上の混合物;アラビアガム、トラガントガ
ム、キサンタンガム、CMCなどの天然及び合成糊料;
ゼラチン、カゼインなどの蛋白質;更には、保存性を向
上させる目的で乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸など
の有機酸を適宜添加することができる。
【0010】本明細書においては、以上に述べた香料化
合物及び粉末香料を「香料粉末」と総称する。
【0011】本発明において上記した如き香料粉末のコ
ーティング剤として使用される融点40℃以上の脂質粉
状体としては、例えば、硬化菜種油、硬化大豆油、硬化
ゴマ油、硬化米油、硬化小麦胚芽油、硬化サフラワー
油、硬化トウモロコシ油、硬化ヒマワリ油、硬化パーム
油、硬化パーム核油、硬化ヤシ油、硬化綿実油、硬化落
花生油、硬化ツバキ油などの植物油;牛脂、硬化牛脂、
硬化鯨油、硬化魚油などの動物油;脂肪酸モノグリセリ
ド、脂肪酸グリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸、脂肪酸塩、高
級アルコール、ワックス、リン脂質、糖脂質、ステロー
ル、炭化水素及びこれらの水添物、更に上記したものの
任意の混合物等の脂質の粉末、特に好ましくは動植物硬
化油の粉末を例示することができる。
【0012】これら脂質粉状体の粒径は通常約5ミクロ
ン〜約300ミクロン、好ましくは約10ミクロン〜約
100ミクロンの範囲内にある。
【0013】以上に述べた香料粉末に対する脂質粉状体
のコーティングは、それ自体既知の方法、例えばボール
ミル、自動乳鉢、高速ミキサー等を使用し、香料粉末を
脂質粉状体と緊密に混合し、香料粉末の表面全体に上記
脂質粉状体を均一にコーティングせしめることにより行
うことができる。コーティングの際、過度な熱や、物理
的な力が加わったりすると、香料粉末が破壊されるとと
もに、生成した被膜が壊れ、香料粉末の表面全体に上記
脂質粉状体を均一にコーティングすることが難しくなる
ばかりか、香料粉末中の香料成分が漏出し、空気による
酸化等、劣化の原因となるので、緊密混合の条件は香料
粉末が破壊されない程度のものとする必要がある。
【0014】香料粉末に対する脂質粉状体の混合割合は
厳密に制限されるものではなく、香料粉末の種類や脂質
粉状体の状態および得られるコーティング香料粉末のフ
レーバーの溶出の早さ、強さ等に応じ、適宜に変えうる
が、一般には香料粉末1重量部に対し約0.05重量部
〜約20重量部、好ましくは約0.1重量部〜約0.7
重量部の範囲内を例示することができる。
【0015】本発明のコーティング香料粉末の調製法の
好ましい一実施態様に従えば、まず前記した如き香料粉
末1重量部に対し、例えば、硬化菜種油約0.1重量部
〜約0.7重量部を混合し、ボールミル、自動乳鉢、高
速ミキサー等を用いて両者を緊密に混合せしめ、香料粉
末の表面に硬化菜種油を均一にコーティングすることに
より、コーティング香料粉末を得ることができる。
【0016】本発明のコーティング香料粉末は、香気香
味の発現が持続的であるので、この点を生かし、前記し
た如き香料粉末あるいは油性香料等と併用することによ
り、飲食した瞬間にパンチのある香気香味が口腔内に一
杯に広がり、その後持続性のある香気香味が楽しめる香
料を提供することもできる。
【0017】かようにして本発明のコーティング香料粉
末は、例えば、アイスクリーム類、シャーベット類、ア
イスキャンディーのごとき冷菓類;和洋菓子類、ジャム
類、チューインガム類、パン類、和風スープ類、洋風ス
ープ類;各種インスタント食品類、各種スナック食品類
などに適当量を添加することにより、加工及び保存時に
香料成分の揮散、成分変化などが抑えられ、飲食時に長
時間香気香味が持続し、満足感を得ることのできる飲食
品類を提供することができる。
【0018】次に、実施例を挙げて本発明の態様をさら
に具体的に説明する。
【0019】
【実施例】
実施例1 水150gにアラビアガム40gおよびデキストリン4
0g(DE12)添加し、60〜70℃で溶解した後4
0℃まで冷却した。これにペパーミントオイル20gを
添加し、T.K.ホモミキサー(特殊機化社製)を用
い、30〜40℃に保ちながら8000rpmにて10
分間撹拌することにより乳化を行う。得られた乳化液を
ニロ社製モービルマイナースプレードライヤーを用い、
送風温度150℃、排風温度80℃で噴霧乾燥し、ペパ
ーミントパウダー90g(ペパーミントオイル含量20
%)を得た。
【0020】実施例2 実施例1で得られたペパーミントパウダー(平均粒径1
00μ)80gと硬化菜種油(平均粒径10μ)20g
を自動乳鉢(ヤマト科学社製ラボミイルモデルUT−2
1)を用い、15rpmにて2時間混合し、ペパーミン
ト被覆粉末95g(本発明品1:ペパーミントオイル含
量16%)を得た。
【0021】比較例1 実施例1で得られたペパーミントパウダー(平均粒径1
00μ)50gを70℃で加熱溶融した硬化菜種油50
gに加え、60〜70℃で均一に混合した後、常温に冷
却し、固化させたものを粉砕し、40meshパスのペ
パーミント被覆粉末95g(比較品1:ペパーミントオ
イル含量10%)を得た。
【0022】実施例3官能評価: 下記表1に示す配合処方によりペパーミント
風味チューインガムを調製した。まず、1〜6の原料を
混合し、これに実施例1で得られたペパーミントパウダ
ー、本発明品1および比較品1を表1に示す量でそれぞ
れ添加混合し、常法にしたがって高剪断型ミキサーを用
いて約50℃で混和し、冷却後ローラーにより圧展成型
し、1枚3gのチューインガムを調製した。
【0023】 表1に示した配合処方に従い、実施例1のペパーミント
パウダー、本発明品1および比較品1をそれぞれ添加混
合したチューインガムを調製し、無添加品を対照品とし
て、専門パネラー10人により評価した。その結果を表
2に示す。
【0024】 表2:ペパーミント風味チューインガムの官能評価 評 価 対照品 フレーバーの溶出の早さ 2 3 4 5 4 フレーバーの強さ 1 4 4 5 4 フレーバーの持続性 1 5 2 4 3 甘味と香味のバランス 3 4 3 5 4 総合評価 2 4 3 5 4 官能評価の説明:非常に良好 …… 5 良 好 …… 4 普 通 …… 3 やや不良 …… 2 不 良 …… 1 表2に示したように、本発明品1を添加したA及びCは
持続性が大変優れていた。とくにCは溶出の早さ、強
さ、持続性、香味のバランス、総合評価のいずれも大変
優れていた。
【0025】実施例4 水400gに水飴1200g(DE40)およびショ糖
脂肪酸エステル20gを添加溶解し、この液にカニフレ
ーバー100gを添加し、T.K.ホモミキサー(特殊
機化社製)を用い、25〜30℃に保ちながら8000
rpmにて10分間撹拌することにより乳化を行う。得
られた乳化液をニロ社製モービルマイナースプレードラ
イヤーを用い、送風温度140℃、排風温度70℃で噴
霧乾燥し、カニフレーバーパウダー950gを得た。
【0026】実施例5 実施例4で得られたカニフレーバーパウダー(平均粒径
80μ)300gと硬化大豆油(平均粒径10μ)20
0gを奈良ハイブリダイゼーションシステム(株式会社
奈良機械製作所製)を用い、3000rpmにて5分間
処理し、カニフレーバー被覆粉末450g(本発明品
2)を得た。
【0027】比較例2 実施例4で得られたカニフレーバーパウダー(平均粒径
80μ)300gを70℃で加熱溶融させた硬化大豆油
300gに加え、均一に混合した後、常温に冷却し、固
化させたものを粉砕し、40meshパスのカニフレー
バーパウダー被覆粉末565g(比較品2)を得た。
【0028】実施例6官能評価: 魚肉すり身にフレーバーの含量が同じになる
ように本発明品2、比較品2をそれぞれ1%、1.2%
添加したものを、95℃、50分間蒸してカニ風味カマ
ボコを調製した。実施例4で得られたカニフレーバーパ
ウダーを0.6%添加したものを対照品として、専門パ
ネラー10人により評価した。その結果を表3に示す。
【0029】 表3:カニ風味カマボコの官能評価 評 価 対照品 本発明品2 比較品2 フレーバーの溶出の早さ 5 3 4 フレーバーの強さ 3 4 4 フレーバーの持続性 1 5 2 香気香味のバランス 4 4 4 総合評価 2 5 3 官能評価の説明:非常に良好 …… 5 良 好 …… 4 普 通 …… 3 やや不良 …… 2 不 良 …… 1 表3に示したように、本発明品2を添加したものは加熱
時のフレーバーの揮散、成分変化が抑えられており、持
続性および総合評価が大変優れていた。
【0030】実施例7 バニリン粉末(平均粒径200μ)75gと硬化菜種油
(平均粒径10μ)25gを自動乳鉢(ヤマト科学社製
ラボミイルモデルUT−21)を用い、15rpmにて
2時間混合し、バニリン被覆粉末92g(本発明品3:
バニリン含量75%)を得た。
【0031】比較例3 バニリン粉末(平均粒径200μ)50gを70℃で加
熱溶融した硬化菜種油50gに加え、60〜70℃で均
一に混合した後、常温に冷却し、固化させたものを粉砕
し、30meshパスのバニリン被覆粉末95g(比較
品3:バニリン含量50%)を得た。
【0032】実施例8官能評価 グラニュー糖400gに水150gを加え、110℃ま
で加熱して完全に溶解し、さらに水飴550gを加えて
溶解した。これにレシチン1.5gおよびソルビタン脂
肪酸エステル1.5gを植物硬化油80gに溶解したも
のを添加し、撹拌混合後約130℃まで煮詰め、チュー
イングキャンディーベースを調製した。これを約60〜
約70℃に保温したニーダーに入れ、水24gにゼラチ
ン16gを溶解したものを加え良く混捏し、結晶化を行
わせしめる。さらに、ミルクフレーバー3g、バニリン
粉末1.5g添加したものに実施例7で得られたバニリ
ン被覆粉末2g、比較例3で得られたバニリン被覆粉末
3gをそれぞれ添加して、良く混捏する。冷却後、成
型、切断し、チューイングキャンディーを調製した。上
記のバニリン粉末1.5gに代えてバニリン粉末3gを
添加し、バニリン被覆粉末を含まないチューイングキャ
ンディーを調製し、これを対照品として、専門パネラー
10人により評価した。その結果を表4に示す。
【0033】 表4:チューイングキャンディーの官能評価 評 価 対照品 本発明品3 比較品3 フレーバーの溶出の早さ 5 3 4 フレーバーの強さ 4 4 5 フレーバーの持続性 2 5 3 香気香味のバランス 4 5 4 総合評価 2 5 3 官能評価の説明:非常に良好 …… 5 良 好 …… 4 普 通 …… 3 やや不良 …… 2 不 良 …… 1 表4に示したように、本発明品3を添加したものは混捏
時のフレーバーの揮散、成分変化が抑えられており、フ
レーバーの持続性、香気香味のバランスがよく、ミルク
フレーバーの芳醇な味わいにバニラの良質な甘さが加味
されて長時間フレーバーが持続した。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、吸湿、香料成分の揮
散、成分変化などの点で著しく改善された、香気香味の
発現が徐放的で長時間、満足感を与えることのできるコ
ーティング香料粉末が得られ、飲食品等、広い分野への
用途が開けるなど極めて有用である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/22 A23L 1/00 C11B 9/00 JICSTファイル(JOIS) JAFICファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で固体である香料化合物及び/又は
    粉末香料を、コーティング剤として融点40℃以上の脂
    質粉状体と緊密に混合し、香料粉末の表面全体に上記脂
    質粉状体を均一にコーティングせしめることを特徴とす
    るコーティング香料粉末の製造方法。
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