JP3121092B2 - L−カルニチンの製造法 - Google Patents

L−カルニチンの製造法

Info

Publication number
JP3121092B2
JP3121092B2 JP3294892A JP3294892A JP3121092B2 JP 3121092 B2 JP3121092 B2 JP 3121092B2 JP 3294892 A JP3294892 A JP 3294892A JP 3294892 A JP3294892 A JP 3294892A JP 3121092 B2 JP3121092 B2 JP 3121092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carnitine
genus
producing
beans
culture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3294892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05199890A (ja
Inventor
なつ子 田村
貞夫 上山
邦子 長田
雅章 綿貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP3294892A priority Critical patent/JP3121092B2/ja
Publication of JPH05199890A publication Critical patent/JPH05199890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3121092B2 publication Critical patent/JP3121092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L−カルニチン生産能
を有する糸状菌のL−カルニチン生合成酵素系を利用し
て、L−カルニチンを生産すると同時に例えばメチルリ
ジン又はγ−ブチロベタイン等の前駆体物質を、L−カ
ルニチンに変換するL−カルニチン製造法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】L−カルニチンは、血中脂質レベル改善
効果、心不全改善効果の点で期待されており、また、高
カロリー輸液として用いることができることが知られて
いる。特に、L−カルニチンは、活性化した長鎖の遊離
脂肪酸をミトコンドリア膜から通過させる担体としての
働きを有する物質でビタミンBT とも呼ばれている。
【0003】天然中に存在するカルニチンは左旋性のL
−カルニチンであり、一方、右旋性のD−カルニチンは
拮抗阻害を示す。従来、ラセミ体(DL−体)のカルニ
チンが食欲昂進剤などに用いられてきたが、ラセミ体の
カルニチンを長期間投与した場合、心筋に対する副作用
が認められることなどから、心血管系疾患等の治療学的
使用には、L−カルニチンのみを使用する方が効果的で
あることが明らかとなった。
【0004】従来のL−カルニチンの製造法としては、
γ−ブチロベタインを酵素により変換する方法(特開昭
57−39791号)、クロトノベタイン、γ−ブチロ
ベタインを微生物学的にL−カルニチンに変換する方法
(特開平3−76591号)等が知られている。
【0005】即ち、酵素を用いたγ−ブチロベタインの
変換法は、ノイロスポラ・クラッサ(Neurospora crass
a) の胞子を単離し、洗浄剤、超音波破砕機等により処
理して得た酵素に、γ−ブチロベタイン及び補助因子
(2−オキソグルタル酸ナトリウム、還元剤、Fe塩)
を加えて、L−カルニチンを製造するものである。
【0006】また、微生物学的変換法は、シュードモナ
ス(Pseudomonas) 属、リゾビウム(Rhizobium) 属、イー
・コリー(Escherichia coli)、サッカロマイセス(Sacch
aromyces) 属の微生物を成育させた後に、γ−ブチロベ
タインを投入し、L−カルニチンへと変換する方法であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、酵素
を用いた変換法では、ノイロスポラ・クラッサの胞子か
ら遊離された酵素が不安定であり、加えて補酵素等の多
数の補助因子を用いる必要があった。また、微生物学的
変換法では、一旦微生物を成育させた後に、γ−ブチロ
ベタインを投入するため、培地の組成が複雑となり、加
えて操作が煩雑となっていた。
【0008】本発明では、不安定な遊離酵素系や、補酵
素等の多数の補助因子を用いることなく、カルニチン産
生能を有する微生物を選択し、その培養を通じて、前駆
体を加えた簡単な培地で、簡略な操作で、前駆体を効率
よくL−カルニチンに変換・蓄積してL−カルニチンを
製造する方法を得ることを目的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明のL−カルニチ
ンの製造法では、L−カルニチンを産生する糸状菌を培
養し、該培養物より、L−カルニチンを採取するL−カ
ルニチンの製造法において、前記糸状菌が、ペニシリウ
ム(Penicillium) 属,リゾプス(Rhizopus)属,ムコール
(Mucor) 属,アクチノムコール(Actinomucor) 属,ノイ
ロスポラ(Neurospora)属の何れかの属に属するものであ
り、前記糸状菌を培養する培地に、メチルリジン又はγ
−ブチロベタインを加え 更に (a) 低分子化有機窒素化合物成分; (b) 豆類又は豆由来加工品成分; (c) 油脂成分;から選ばれる成分の1種又は2種以上を
加え たものである。また、別の発明では、L−カルニチ
ンを産生する糸状菌を培養し、該培養物より、L−カル
ニチンを採取するL−カルニチンの製造法において、前
記糸状菌が、アスペルギルス(Aspergillus) 属に属する
ものであり、前記糸状菌を培養する培地に、メチルリジ
ン又はγ−ブチロベタインを加え、更に (a) 低分子化有機窒素化合物成分;と、 (b) 豆類又は豆由来加工品成分;又は (c) 油脂成分;とを加えたものである。
【0010】
【作用】本発明は、L−カルニチンを産生するペニシリ
ウム(Penicillium) 属,リゾプス(Rhizopus)属,ムコー
ル(Mucor) 属,アクチノムコール(Actinomucor) 属,ノ
イロスポラ(Neurospora)属,アスペルギルス(Aspergill
us) 属の何れかの属に属する糸状菌を培養する培地に、
メチルリジン又はγ−ブチロベタインを加えて培養し、
該培養物よりL−カルニチンを採取するものであるた
め、簡単な培地で、簡略な操作で、メチルリジン又はγ
−ブチロベタインを効率よくL−カルニチンに変換・蓄
積してL−カルニチンを製造することができる。
【0011】本発明で用いる糸状菌は、ペニシリウム(P
enicillium) 属,リゾプス(Rhizopus)属,ムコール(Muc
or) 属,アクチノムコール(Actinomucor) 属,ノイロス
ポラ(Neurospora)属,アスペルギルス(Aspergillus) 属
よりなる6属より選ばれた属に属する少なくとも一種
で、メチルリジン又はγ−ブチロベタインをL−カルニ
チン生合成酵素系によって、L−カルニチンに変換させ
る能力を有するものであれば、何れでも用いることがで
きる。
【0012】具体的には、ペニシリウム属糸状菌として
はペニシリウム・カゼイコラム(Penicillium caseicolu
m),ペニシリウム・シトリナム(P.citrinum),ペニシリ
ウム・ロクフォルティ(P.roqueforti)、リゾプス属糸状
菌としてはリゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae) ,リゾ
プス・オリゴスポラス(R.oligosporus) ,リゾプス・シ
ュードキネンシス(R.pseudochinensis) ,リゾプス・ジ
ャバニクス(R.javanicus) ,リゾプス・ストロニファー
(R.stolonifer),リゾプス・キネンシス(R.chinensis)
、ムコール属糸状菌としてはムコール・シルシネロイ
デス(Mucor circinelloides),ムコール・ヒエマリス
(M.hiemalis)、アクチノムコール属糸状菌としてはアク
チノムコール・エレガンス(Actinomucor elegans) 、ノ
イロスポラ属糸状菌としてはノイロスポラ・シトフィラ
(Neurospora sitophila)、アスペルギルス属糸状菌とし
てはアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger) 、ア
スペルギルス・オリゼ(A.oryzae)が挙げられる。
【0013】これらの糸状菌を培養し、共存するメチル
リジン又はγ−ブチロベタインを高効率でL−カルニチ
ンに変換させるには、メチルリジン又はγ−ブチロベタ
インの存在下、L−カルニチン生産性糸状菌の成育に必
要な培地に成育させれば良く、培養の経時変化に伴い、
L−カルニチンの産生・蓄積がおこる。また、L−カル
ニチン合成に効果を発揮する培地でメチルリジン又はγ
−ブチロベタインを添加して培養した場合も、同様にL
−カルニチンは多量に生産され、培地成分から生産され
るL−カルニチンとメチルリジン又はγ−ブチロベタイ
ン由来のL−カルニチンと合わせて著量の蓄積をみる。
【0014】L−カルニチンの前駆体として培地中に添
加するメチルリジン又はγ−ブチロベタインは、固形培
養の場合は固形基材(脱脂大豆)の0.05%〜10%
量、好ましくは0.2%〜2%量を添加し、液体培養の
場合は0.1%〜5%量、好ましくは0.2%〜2%量
を添加し、培養する。
【0015】なお、本発明における培養方法は、固形培
養及び、液体培養のいずれでも良く、また固定化菌体を
用いた液体培養でも良い。尚、培養温度は各糸状菌に適
した温度に設定する。
【0016】また、培養培地に(a) 低分子化有機窒素化
合物成分;(b) 豆類又は豆由来加工品成分;(c) 油脂成
分;から選ばれる成分の1種又は2種以上を加えるもの
では、従来のフスマ培地でのL−カルニチンの産生と比
較して、飛躍的にL−カルニチンの産生能を向上させる
ことができる。
【0017】例えば、低分子化有機窒素化合物を加えた
培地では、従来の培地でのL−カルニチンの産生と比べ
て1.5〜10倍程度にL−カルニチンの産生能を向上
させることができ、またこれに豆類又は豆由来加工品を
加えた培地では、更に約1.5〜20倍程度にL−カル
ニチンの産生能を向上させることができ、更にこれに油
脂を加えた培地でのL−カルニチンの産生は、約50〜
100倍程度にL−カルニチンの産生能を向上させるこ
とができる。
【0018】さて、この低分子化有機窒素化合物の添加
によるL−カルニチンの産生能の向上は、詳細は不明で
あるが、従来の培地中に添加されていた窒素源(例え
ば、硝酸ナトリウム)と比較して、資化され易いのでは
ないかと考えられる。尚、低分子化有機窒素化合物と
は、尿素、粉末酵母エキス、乳カゼイン由来ポリペプト
ン(例:日本製薬(株)製「ポリペプトン」)、コーン
スティーブリカー、全脂粉乳、魚肉エキス(例:焼津水
産化学工業製「カルチベータ No.100 」)、肉エキス、
乳アルブミン濃縮物(例:協和発酵(株)製「アスプロ
LA」)、酸分解アミノ酸混液(例:味の素(株)製
「淡口味液」)、乳蛋白由来アミノ酸(例:コスモ食品
(株)製「ラクトアミノサンSL」)等が挙げられる。
【0019】また、この豆類又は豆由来加工品の添加に
よるL−カルニチンの産生能の向上は、詳細は不明であ
るが、豆類の蛋白質はその大部分が水に溶け易い水溶性
蛋白質であり、しかもL−カルニチンの生合成の初発物
質であるリシン又はメチオニン等のアミノ酸が豊富であ
ることが、要因の一つと思われる。
【0020】尚、豆類又は豆由来加工品とは、各種まめ
類を原料とし、本発明の培地成分として利用するために
適当に加工(粉末化、フレーク化等)したものが上げら
れるが、その他各種食品及び食品素材を目的として加工
したものも、また食品以外の用途(飼料用等)を目的と
して加工したものも、特に限定はなく、本発明に利用可
能である。また、食品用途外の豆類も本発明の効果には
影響がないので、勿論利用可能である。更に、厳密には
豆類に属さなくてもこれに類するもので同じ効果を有す
るものも含まれる。
【0021】具体的には、豆加工品としては、脱脂加工
品、醸造用加工品(こうじ豆等)、飼料用加工品、粒状
加工した豆蛋白、またその他豆蛋白(大豆蛋白)加工
品、全脂豆類の粉末状加工品(きなこ等)、同繊維状加
工品、同フレーク状加工品、同粒状加工品、豆乳、また
豆乳加工飲料、おから等が挙げられる。また、豆の種類
としては大豆が一般的であるが、大豆以外の豆として
は、いんげん豆、そら豆、えんどう豆、落花生、黒豆、
小豆、うずら豆、大福豆、とら豆、金時豆、高原豆、ひ
よこ豆、レンズ豆等が挙げられる。また、これに類する
ものとしては、菜種油の搾り粕(油粕)、胡麻油の搾り
粕、コーン加工品などの効果を確認した。
【0022】更に、この油脂の添加によるL−カルニチ
ンの産生能の向上は、詳細は不明であるが、前記の低分
子化有機窒素化合物、及び豆類又はまめ由来加工品と同
時に添加することで、相乗的効果が得られる。
【0023】尚、油脂成分としては、動物・魚類・植物
由来の油脂、各種高級脂肪酸、およびこれらの加工品が
利用可能であるが、具体的には、動物・魚類由来のもの
としては牛脂、豚脂等の畜肉脂肪、鱈脂、鮫油等の魚肉
由来の油脂が利用可能であり、また、植物由来のものと
しては大豆油、ゴマ油、ヒマシ油、ツバキ油、オリーブ
油、綿実油、紅花油、菜種油、コーン油、椰子油等が挙
げられる。各種高級脂肪酸としては、リノール酸、オレ
イン酸、ステアリン酸、リノレン酸、パルミチン酸、ト
リオレイン酸等が好適である。また、これらの加工品と
して、パーム油を原料としたショートニング等も利用で
きる。
【0024】
【実施例】実施例.1 ノイロスポラ・シトフィラ(IFO 4596),アク
チノムコール・エレガンス(IFO 6408),アス
ペルギルス・ニガー(IFO 4415),ペニシリウ
ム・カゼイコラム(IFO 5849)、ムコール・シ
ルシネロイデス(広島大学工学部発酵工学教室HUT
1120)、リゾプス・オリゴスポラスサイト(IFO
8631)、リゾプス・オリゼ(IFO 4706)
をフスマ(日清製粉製)5g、可溶性澱粉(岩井化学薬
品)0.25g、カルチベータ No.400(魚肉エキ
ス、焼津水産化学工業製)また、一部大豆油2mlを加
えたリン酸一カリウム(和光純薬工業)0.05g、水
道水6ml、γ−ブチロベタイン(SIGMA CHEMICAL)1
2.4μmol/g又は124.0μmol/gを加
え、28℃で7日間培養し、乾燥培養物1g当りのL−
カルニチンを定量し、γ−ブチロベタインからの転換率
を算出した。
【0025】結果を次の表1に示す。表1に示すよう
に、使用した糸状菌の種類によって転換率は相違する
が、γ−ブチロベタインを添加することによって、培養
の経時変化に伴い、L−カルニチンの産生・蓄積が起っ
たことが確認され、最高で72.3%の転換率及び培地
当りの収率で最高0.4%であることを確認した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例.2 コウジ豆粉末10g、カルチベータ No.400 0.5
g、可溶性澱粉0.5g、リン酸−カリウム0.1g、
水道水10ml、大豆油4mlから成る培地を滅菌後、
水2mlに溶解したメチルリジン124μmolを無菌
濾過して添加し、ペニシリウム・カゼイコラム(IFO
6408),リゾプス・オリゴスポラス(IFO 8
631)を28℃で培養した。培養7日後、乾燥培養物
1g当りのL−カルニチンを生産量を測定し、メチルリ
ジンからの転換率を測定した。
【0028】結果を次の表2に示す。表2に示す通り、
γブチロベタインと同様にメチルリジンを添加すること
によってL−カルニチンの産生・蓄積が起ったことが確
認された。また、豆類又は豆由来加工品成分が培地に添
加されることによって、飛躍的にL−カルニチンの産生
が向上することが確認された。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明では、L−カ
ルニチンを産生するペニシリウム(Penicillium) 属,リ
ゾプス(Rhizopus)属,ムコール(Mucor) 属,アクチノム
コール(Actinomucor) 属,ノイロスポラ(Neurospora)
属,アスペルギルス(Aspergillus) 属の何れかの属に属
する糸状菌を培養する培地に、メチルリジン又はγ−ブ
チロベタインを加えて培養し、該培養物よりL−カルニ
チンを採取するものであるため、簡単な培地で、簡略な
操作で、メチルリジン又はγ−ブチロベタインを効率よ
くL−カルニチンに変換・蓄積してL−カルニチンを製
造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C12P 13/00 C12R 1:785) (C12P 13/00 C12R 1:66) (72)発明者 綿貫 雅章 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式 会社ヤクルト本社内 (56)参考文献 特開 平2−69189(JP,A) 特開 平2−119786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 13/00 BIOSIS(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L−カルニチンを産生する糸状菌を培養
    し、該培養物より、L−カルニチンを採取するL−カル
    ニチンの製造法において、 前記糸状菌が、ペニシリウム(Penicillium) 属,リゾプ
    ス(Rhizopus)属,ムコール(Mucor) 属,アクチノムコー
    ル(Actinomucor) 属,ノイロスポラ(Neurospora)属の何
    れかの属に属するものであり、 前記糸状菌を培養する培地に、メチルリジン又はγ−ブ
    チロベタインを加え 更に (a) 低分子化有機窒素化合物成分; (b) 豆類又は豆由来加工品成分; (c) 油脂成分;から選ばれる成分の1種又は2種以上を
    加えることを特徴とするL−カルニチンの製造法。
  2. 【請求項2】 L−カルニチンを産生する糸状菌を培養
    し、該培養物より、L−カルニチンを採取するL−カル
    ニチンの製造法において、 前記糸状菌が、アスペルギルス(Aspergillus) 属に属す
    るものであり、 前記糸状菌を培養する培地に、メチルリジン又はγ−ブ
    チロベタインを加え、 更に (a) 低分子化有機窒素化合物成分;と、 (b) 豆類又は豆由来加工品成分;又は (c) 油脂成分;とを加える ことを特徴とするL−カルニ
    チンの製造法
JP3294892A 1992-01-24 1992-01-24 L−カルニチンの製造法 Expired - Fee Related JP3121092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294892A JP3121092B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 L−カルニチンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294892A JP3121092B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 L−カルニチンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05199890A JPH05199890A (ja) 1993-08-10
JP3121092B2 true JP3121092B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=12373170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3294892A Expired - Fee Related JP3121092B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 L−カルニチンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3121092B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102436218B1 (ko) 2020-02-06 2022-08-25 김동건 발가락 양말 제조방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5725599B2 (ja) * 2010-04-26 2015-05-27 池田食研株式会社 抗酸化性組成物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102436218B1 (ko) 2020-02-06 2022-08-25 김동건 발가락 양말 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05199890A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1549753B1 (en) Process for producing microbial fat or oil having lowered unsaponifiable matter content
CN101631870B (zh) 多不饱和脂肪酸及含有其的脂质的制造方法
JP4127860B2 (ja) 高度不飽和脂肪酸及びこれを含有する脂質の製造方法
JPWO2014088002A1 (ja) ケトオクタデカジエン酸の製造方法
KR20050053663A (ko) 에스테르 교환 유지 또는 트리글리세라이드의 제조 방법
EP0623580B1 (de) 2-Keto-3-methyl-4-hydroxy-valeriansäure
US4769243A (en) Method for preparing green aroma compounds
JP2891296B2 (ja) γ−アミノ酪酸を多量に含有する食品素材およびその製造方法
JP3121092B2 (ja) L−カルニチンの製造法
JP3948151B2 (ja) グルタミナーゼ活性が増強された微生物培養物及びその利用
CN102613578A (zh) 一种制备含高浓度γ-氨基丁酸的食品功能性产品的方法
Steinkraus Fermented foods, feeds and beverages
JP2014204715A (ja) 風味物質を含有する調味料の製造方法
JP2003033195A (ja) テトラヒドロクルクミン類の製造方法
JP5725598B2 (ja) 抗酸化性組成物の製造方法
JP3083355B2 (ja) L−カルニチンの製造法
JPH05161473A (ja) 栄養補助食品
EP0409321B1 (en) Process for producing delta-lactones
US20040258800A1 (en) Brewer' s yeast or brewer' s yeast extract with improved flavor, process for producing the same and flavor improving agent therefor
JP5725599B2 (ja) 抗酸化性組成物の製造方法
Hu et al. Antioxidant and antigenotoxicity activities of extracts from liquid submerged culture of culinary-medicinal ferula oyster mushroom, Pleurotus eryngii (DC.) Quel. var. ferulae (Lanzi) Sacc.(Agaricomycetideae)
KR102420662B1 (ko) 구리 함유 효모 추출물, 그 제조방법, 식품 및 야채의 녹색 유지복원제
JP2023135263A (ja) 香料担持糸状菌の製造方法
JP2021027825A (ja) パラドールの生成方法
AU2016409494A1 (en) Process for forming iron enriched nutritional products

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees