JP3120927U - 折板屋根の緊定部カシメ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】係合部に隙間やしわ等が生じることなくカシメる緊定部カシメ装置を提供する。
【解決手段】主レバー(21)の下端にはツメ(24)を固定し、副レバー(22)下端のツメ部(25)の先端には可動ツメ(251)と取付けてカシメ機を構成している。可動ツメ(251)はツメ部(25)にゴムパッキン(16)を介在させボルト(17)で取着した。尚、主レバー(21)と副レバー(22)とは軸(26)にて開閉自在に軸支されていて、主レバー(21)には往復動の駆動装置としてエヤシリンダー(23)を取着し、更にピストンロッドの先端に副レバー(22)に連結した。
【選択図】図3

Description

本考案は折板屋根(折版屋根ともいう。)を構成する場合、配列した各折板をお互いに連結するための緊定部をカシメるための装置に関するものである。
図6、図7はハゼ式折板屋根を構成する折板の一具体例であり、屋根は該折板を配列し互いに連結される。
詳細には、折板(13)は概略V型断面の長尺材であって、その両端にはカギ型の連結片(ロ)、(ハ)を形成し、該折板(13)、(13)・・を配列するに当たって、隣り合う折板(13)、(13)・・・の連結片(ロ)と連結片(ハ)が係合する。
建物の母屋には山形をしたタイトフレーム(15)が連結して固定され、該タイトフレーム(15)に折板(13)が載せられ、図7に示すごとく該タイトフレーム(15)に垂直を成して固定した吊子(14)の上端カギ部(ヌ)に折板(13)の連結片(ハ)が係止した状態とし、そして隣りに別の折板(13)を配列し、該折板(13)の連結片(ロ)が上記カギ部(ヌ)の上方に載って被覆した状態となる。
上述のように、図6のように成形した折板を図7のように連結片(ロ)(ハ)をカシメて係合するのであるが、その緊定部カシメ装置には、手動式のカシメ機とか、本考案者が出願した実用新案登録第2602508号、実用新案登録第2604093号のエヤシリンダー駆動の緊定部カシメ装置(以下、本明細書では緊定部カシメ装置をカシメ機ともいう)がある。
しかしながら、実用新案登録第2602508号や実用新案登録第2604093号記載の従来のカシメ機では折板の連結片(ロ)(ハ)をカシメると、時には、図8のように連結片(ロ)の垂下部(ト)が吊子(14)のカギ部(ヌ)の面やコーナ部(a)に密着せず、隙間やしわが生じ強くカシメられないという問題があった。
そこで、本考案は種々試行した結果、実用新案登録第2602508号や実用新案登録第2604093号記載の従来のカシメ機では可動ツメの動きに起因することが判明した。
その原因は、アームに可動ツメを溶接やボルト等で強固に固定した従来の固定方法では、手動、又は、エヤシリンダーでアームを押した時、ツメの先端部(2a)は連結片(ロ)の垂下片(ト)を隣接の折板の連結片(ハ)の側片(チ)に押付けることが主体で、特に垂下片(ト)の面を吊子(14)のカギ部(ヌ)面に沿って押し、更に、コーナ部(a)を強く押す動きをしていないことが判明した。
そこで、可動ツメ(2)、(251)、(441)の先端部がカギ部(ヌ)面に沿って摺動させ、更にコーナ部(a)を押し、連結片(ハ)の側片(チ)の面を押付けるような動きを講ずれば、従来の問題が解消可能であることを究明した。
本考案は、同一考案者であり又、権利者であった実用新案登録第2602508号、実用新案登録第2604093号のカシメ機である副レバー(22)やアーム(3)に可動ツメをゴム又は巻バネのような弾性体(16)を介在させボルト(17)で取着する手段によって、課題を解決した。
請求項1、2記載の考案では、上記のような手段を講じることによって、エヤシリンダーが作動すればピストンロッドが突出することによってアーム(3)に取着した可動ツメの先端部(2a)は、軸(4)を支点にして円弧状にカギ部(リ)面に沿うように押し付け、更にコーナ部(a)、隣接の連結片(ハ)の側片(チ)に押し付けて強くカシメられる。
この一連の可動ツメの動きは、弾性体を介在させてボルトで取着したことによって、可動ツメが極微小であるが遊動(上下動と緩衝作用をさすこと。)することによって摺動作用が生じ、この作用によって隙間やしわ等が発生せず強固なカシメ(係合)が可能になったと考えられる。
尚、アーム(3)を基台に軸支してもよいし、主ツメに軸支してもよい。
請求項3、4、5記載の考案では、副レバーを動かして、主レバーと副レバーとをハサミ形式のように開閉さすのであるが、構造は図3,4のように副レバーを主レバーに下部に軸支してもよいし、又は、図5のよいに主レバーの下端に取着したツメ部(43)の一端に軸支してもよい。
更に、ツメ部(25)(44)の先端に可動ツメ(251)、(441)をゴム又は巻バネのような弾性体(16)を介在させボルト(17)で取着する手段によって、課題を解決した。その可動ツメの作用は上述の請求項1記載の可動ツメと同じ作用及び効果が生じる。
請求項1記載のアームや請求項4記載の副レバーを往復動さす駆動装置とは、エヤシリンダーとか油圧シリンダー、又は、電動モターを使用して回転運動を往復動に変換させる装置等をいうが、エヤシリンダーは安価で操作性が良く一般的である。しかし、特に限定するものではなく適宜に選定すればよい。
尚、請求項1記載の考案での駆動装置の取付け方とし、図1に示す本実施例のように水平に配置すればカシメ機の高さを低くなり、上下の屋根が重なる狭い領域でも使用できる利点があるが、使用場所によっては、斜めに取付けてもよい。
本考案のツメの形状は、本実施例の連結片(ロ)、(ハ)のように角型のものや、図9で示すように湾曲した円弧型や竪平葺折板やその他の形状に応ずればよい。
従って、主ツメや可動ツメを取替え自在に取着するとよい。
又、請求項2、5記載の考案は、カシメ機の下部に下方へ延びる脚を取着し、その先端にコロを設けることによって、カシメ機を安定してセットすることができる。
又、請求項1記載のカシメ機においては、ハンドルを基台や駆動装置に取付けるが、その取付け方が一方向のみではなく、逆側に取着できるようにするとよい。
又、請求項3、4、5記載のカシメ機においては、両レバーの上部に持手を取付ると作業性がよく便利である。
上記のような手段を講じることによって、連結片(ロ)の垂下片(ト)部を吊子(14)のカギ部(ヌ)面に完全に密着さすことが可能になり、従来問題視されていた隙間やしわ等を生じることなく、強くカシメることができ、強固な折板葺きが可能になった。
尚、請求項1記載の考案においては、ハンドルをいずれの側にも取着することが出来るので、連結片のカシメ側(垂下片の位置)が逆になっても対応可能である。
本カシメ機では可動ツメの形状を変えれば、ハゼ式折板葺や竪平噴きでの一番カシメ及び2番カシメ等あらゆるカシメ機として使用できる。
上述のように、本考案によって、あらゆる折板をより強固に速くカシメることが可能になり、その結果、暴風で屋根が飛ばされる危険性も防止できので、その効果は顕著なものがある。
図1、図2は請求項1、2記載の考案のカシメ装置を示す実施例であって、主ツメ(1)と可動ツメ(2)とで一対のカシメ部を構成している。
可動ツメ(2)はアーム(3)に図示のようにゴムパッキン(16)を介在させボルト(17)で取着した。
アーム(3)は主ツメ(1)に設けた軸(4)に揺動自在に軸支されている。主ツメ(1)は基台(5)に固定され、基台(1)には往復動の駆動装置としてエヤシリンダー(6)を水平に取着し、更にピストンロッド(7)の先端に固定した金具(8)でアーム(3)に連結した。
上記エヤシリンダー(6)を作動してピストンロッド(7)を突出させると、アーム(3)は軸(4)を支点として円弧状に揺動して主ツメ(1)に近づくのであるが、その動きは上述の様に、可動ツメ(2)の先端部(2a)がカギ部(ヌ)面に沿って押し圧しながら移動させ、更にコーナ部(a)を押し、連結片(ハ)の側片(チ)の面を押し付けるのである。
主ツメ(1)は側面(1a)と水平面(1b)を有し、水平面(1b)は連結片(ハ)の上面(リ)に接し、側面(1a)は連結片(ハ)の側片(チ)に接触する。
尚、請求項1、2記載の考案の本カシメ装置は図1に示すように主ツメ(1)が連結片(ロ)に載って支持されているが、上記基台(5)には斜め下方へ延びた脚(9)が取着され、該脚(9)先端にはコロ(9a)を設けている。そして該コロ(9a)は折板(13)に当たってカシメ装置を安定させ、また主ツメ(1)の先端の両側にはローラ(10),(10)が軸支されている。
ローラ(10)は垂下片(ト)との間には僅かな隙間を残しており、上記連結片(ロ)を該ローラ(10)と側面(1a )とで強くガイドする特質がある。但し、本ローラは折板の形状や作業性等から必ずしも取着する必要はない。適宜に取着すればよい、
更に、基台(5)には主ハンドル(11)を取着し水平に延びている。またエヤシリンダー(6)の先端には補助ハンドル(12)を水平に取着すれば、作業者はこれら両ハンドル(11)、(12)を持ってカシメ作業を行う。
上記基台(5)及びエヤシリンダー(6)の反対側にもネジ孔が形成され、これらハンドル(11)、(12)はいずれの側にも取着される。
しかし、本考案でのハンドルの本数は、カシメ機の構造によっては主、補助どちらか1本だけでもよい。
以上述べたように、本考案に係るカシメ装置はハサミ型式であって、該ハサミの開閉手段としてのエヤシリンダーを水平に取着し、上下の屋根高が狭い領域でも使用できるように、カシメ機の高さを15cm以内にした。
図3は請求項4記載の考案のカシメ装置を、図4は請求項5記載の考案のカシメ機を示す実施例であって、主レバー(21)の下端にはツメ(24)を固定し、副レバー(22)下端のツメ部(25)の先端には可動ツメ(251)と取付けてカシメ機を構成している。
可動ツメ(251)はツメ部(25)に図示のようにゴムパッキン(16)を介在させボルト(17)で取着した。
尚、主レバー(21)と副レバー(22)とは軸(26)にて開閉自在に軸支されていて、主レバー(21)には往復動の駆動装置としてエヤシリンダー(6)を取着し、更にピストンロッド(7)の先端に副レバー(22)に連結した。
図4では、両レバーの上部には、持手(28)を設け、更に、下部には、コロ(32)を有する脚(29)(30)を逆V型に成して軸支(31)した状態を示す。
該脚(29)(30)の下部にはコロ(32)が折板の傾斜面に強く接触さすためにコイルバネ(33)を設けた。
尚、上述したカシイ機には図示しないが、エヤシリダーを操作する電磁弁や押ボタン等を操作し易い箇所に設けた。
図5は請求項3記載のカシメ機の一種で手動で開閉さす実施例を示す。
図示のように可動ツメ(441)が弾性体(16)を介在させてボルト(17)でツメ部(44)に取着した。
本機の作用及び効果は前述と同様である。
請求項2記載考案の緊定部カシメ装置の一実施例の正面図である。 請求項2記載考案の緊定部カシメ装置の一実施例の平面図である。 請求項4記載考案の緊定部カシメ装置の一実施例の斜視図である。 請求項5記載考案の緊定部カシメ装置の一実施例の斜視図である。 請求項3記載考案の緊定部カシメ装置の一実施例の斜視図である。 折板の具体例である。 折板の連結片をカシメた状態を示す図である。 従来のカシメ機でカシメた係合部の拡大図である。 他の折板の具体例を示す。
符号の説明
1 主ツメ
1a 側面
1b 水平面
2 可動ツメ
2a 可動ツメ先端部
3 アーム
4 軸
5 基台
6 エヤシリンダー
7 ピストンロッド
8 金具
9 脚
9a コロ
10 ローラ
11 主ハンドル
12 補助ハンドル
13 折板
ロ 連結片
ニ 側片
ホ 上面
ト 垂下片
ハ 連結片
チ 側片
リ 上面
a コーナ部
14 吊子
ヌ 吊子の上端カギ部
15 タイトフレーム
16 ゴムパッキンや巻バネ等の弾性体
17 ボルト
21 主レバー
22 副レバー
23 エヤシリンダー
24 ツメ部
25 ツメ部
251 可動ツメ
26 軸
27 ピストンロット
28 持手
29 脚
30 脚
31 軸
32 コロ
33 コイルバネ
41 主レバー
42 副レバー
43 ツメ部
44 ツメ部
441 可動ツメ
45 軸

Claims (5)

  1. 基台の下面に主ツメを固定し、該主ツメ又は該基台の先端に設けた軸には可動ツメを取着したアームを揺動可能に連結し、更に該アームを、前記軸を支点として往復動さす駆動装置を前記基台に取着し、更に前記基台やまたは駆動装置にハンドルを取着した折板屋根の緊定部カシメ装置において、前記可動ツメが前記アームに弾性体を介在させてボルトで取着したことを特徴とした折板屋根の緊定部カシメ装置。
  2. 上記基台の下面には下方へ延びる脚を取着し、該脚先端にはコロを設けた請求項1記載の折板屋根の緊定部カシメ装置。
  3. 主レバーと副レバーとをハサミ形式のように開閉する構造にし、更に前記主、副の両レバーの下端にツメ部を設けて成る折板屋根の緊定部カシメ装置において、開閉動する副レバーのツメ部の先端に可動ツメが弾性体を介在させてボルトで取着したことを特徴とした折板屋根の緊定部カシメ装置。
  4. 請求項3記載の折板屋根の緊定部カシメ装置において、主レバーと副レバーとを軸支して開閉する手段として駆動装置を主レバーに取付け、該駆動装置によって副レバーを開閉動さすことを特徴とした折板屋根の緊定部カシメ装置。
  5. 請求項4記載の折板屋根の緊定部カシメ装置において、主レバーの下部に下方へ延びる脚を取着し、該脚先端にはコロを設けたことを特徴とした折板屋根の緊定部カシメ装置。
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