JP3119785B2 - 自動倉庫及び自動倉庫用通信装置 - Google Patents

自動倉庫及び自動倉庫用通信装置

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JP3119785B2
JP3119785B2 JP06203605A JP20360594A JP3119785B2 JP 3119785 B2 JP3119785 B2 JP 3119785B2 JP 06203605 A JP06203605 A JP 06203605A JP 20360594 A JP20360594 A JP 20360594A JP 3119785 B2 JP3119785 B2 JP 3119785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倉庫内の通信機能を改
良する自動倉庫及びそれに用いられる通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動倉庫で用いられている入出庫
作業用スタッカクレーンや搬送台車では、走行方向の片
側にしか地上設備との間の情報通信手段を備えていない
のが一般的である。そのために、地上側に設置された光
伝送装置とスタッカクレーン又は台車等に取付けられた
光伝送装置との間で通信が可能な範囲内では、スタッカ
クレーン及び台車は自由に走行することは可能である
が、光伝送の通信が不可能となる地上側に設置された光
伝送装置の奥側へは走行させることができないのが一般
的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の情報通信手
段を片方にしか設置しない方式では、地上側に設置され
た光伝送装置とスタッカクレーン又は台車等に取付けら
れた光伝送装置との間で通信が可能な範囲では、走行す
ることも可能となるが、複数の走行レールをスタッカク
レーン及び台車を移動させながら使用させたい自動倉庫
システムを構築したい場合には、どうしても地上側の光
伝送装置の設置位置よりも奥側へスタッカクレーンまた
は台車を走行させることを可能にした荷物運搬装置の情
報通信方式を実現することが必要となる。
【0004】本発明の目的は、スタッカクレーンまたは
台車を前進方向と後退方向の何れにも、地上側に設置さ
れた光伝送装置よりも奥側へスタッカクレーン及び台車
を移動させる制御を可能とすることにより、複数の走行
レール間をスタッカクレーン及び台車が自由に動き回れ
るような自動倉庫システムを実現可能にする自動倉庫及
びその通信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷物収納部を
マトリックス状に形成したラックを複数個並列に配置
し、各ラックの配置方向に沿って走行レールを施設し、
1つのスタッカクレーンが1つの走行レールを走行して
クレーンとラック間で荷物の出し入れを行うように運転
される自動倉庫において、スタッカクレーンの前進部位
と後退部位とのそれぞれに設けた光伝送部と、各走行レ
ールの一端部である最大前進点の近傍位置にスタッカク
レーンの前進部位の光伝送部に対応して設けた第1の地
上側光伝送部と、各走行レールの他端部である最大後退
点の近傍位置にスタッカクレーンの後退部位の光伝送部
に対応して設けた第2の地上側光伝送部と、上記スタッ
カクレーンの走行レール上の位置がラックの配置方向で
の中央より前進側であれば、スタッカクレーンの後退部
位に設けた光伝送部と最大後退点に設けた第2の地上側
光伝送部との間で光通信を行い、中央より後退側であれ
ば、スタッカクレーンの前進部位に設けた光伝送部と最
大前進点に設けた第1の地上側光伝送部との間で光通信
を行うように制御する手段と、を備える自動倉庫を開示
する。
【0006】更に本発明は、荷物収納部をマトリックス
状に形成したラックを複数個並列に配置し、各ラックの
配置方向に沿って走行レールを施設し、各ラックの側方
に沿って移動レールを施設し、走行レールと移動レール
とを経路切替可能なように接続し、1つのスタッカクレ
ーンが1つの走行レールを走行してクレーンとラック間
で荷物の出し入れを行うように運転され、且つ異なる走
行レールにスタッカクレーンを移動する際には上記移動
レールを介してその異なる走行レール方向にスタッカク
レーンを移動し該当する走行レールへ移し替えるように
した自動倉庫において、スタッカクレーンの前進部位と
後退部位とのそれぞれに設けた光伝送部と、各走行レー
ルの一端部である最大前進点の近傍位置にスタッカクレ
ーンの前進部位の光伝送部に対応して設けた第1の地上
側光伝送部と、各走行レールの他端部である最大後退点
の近傍位置にスタッカクレーンの後退部位の光伝送部に
対応して設けた第2の地上側光伝送部と、上記スタッカ
クレーンの走行レール上の位置がラックの配置方向での
中央より前進側であれば、スタッカクレーンの後退部位
に設けた光伝送部と最大後退点に設けた第2の地上側光
伝送部との間で光通信を行い、中央より後退側であれ
ば、スタッカクレーンの前進部位に設けた光伝送部と最
大前進点に設けた第1の地上側光伝送部との間で光通信
を行うように制御する手段と、を備える自動倉庫を開示
する。
【0007】更に本発明は、スタッカクレーンに代えて
台車を使用してなる自動倉庫を開示する。
【0008】更に本発明は、自動倉庫内を走行する荷物
運搬装置の前進部位と後退部位に設けた空間光データ双
方向伝送方式の機上側光伝送装置と、それに対応して走
行レールの両端部近傍の最大前進点と最大後退点とのそ
れぞれに設けた同伝送方式の地上側光伝送装置と、荷物
運搬装置の走行レール上の位置に応じて機上側光伝送装
置とそれに対応する地上側光伝送装置を切替使用する制
御手段とより成る自動倉庫用通信装置を開示する。
【0009】更に本発明は、自動倉庫通信装置におい
て、上記荷物運搬装置はスタッカクレーンとし、上記制
御手段は、上記スタッカクレーンの走行レール上の位置
がラックの配置方向での中央より前進側であれば、スタ
ッカクレーンの後退部位に設けた光伝送部と最大後退点
に設けた地上側光伝送部との間で光通信を行わせるよう
に切替え、中央より後退側であれば、スタッカクレーン
の前進部位に設けた光伝送部と最大前進点に設けた地上
側光伝送部との間で光通信を行わせるように切替えるも
のとした自動倉庫用通信装置を開示する。
【0010】
【作用】上記の自動倉庫によれば、走行レール上でのス
タッカクレーンの走行に対して、地上側の走行レール両
端部に設けた光伝送装置と機上側の前進部位、後退部位
とに設けた光伝送装置とで良好な通信が可能となる。
【0011】自動倉庫を構成する複数の走行レール間を
入出庫作業用スタッカクレーンを移動させて使用するた
めには、個々の走行レール内だけをスタッカクレーンが
前進または後退できればよいのではなく、個々の走行レ
ールの外側へはみ出して前進および後退できることが必
要となる。
【0012】これを解決するために、上記自動倉庫に用
いられるスタッカクレーンの走行の前進側と後退側との
両側にそれぞれ対応する地上側の光伝送装置との間で情
報通信を行う光伝送装置を備え、さらにそれらをスタッ
カクレーンの走行位置により切り替えて使用することに
より、地上側の光伝送装置の設置位置よりもさらに走行
範囲を拡張して走行できるようにしたものであり、スタ
ッカクレーンが個々の走行レールを出し入りするような
設備を構成することが可能となるため、複数の走行レー
ルを持つ自動倉庫内をスタッカクレーンを移動させなが
ら荷物を搬送及び入出庫する設備を構成することができ
る。この結果、走行レールごとに1台のスタッカクレー
ンをそのレール専用に準備することが不用となり、1台
のスタッカクレーンで複数レールの設備範囲をカバーす
ることが可能となるうえ、スタッカクレーンが故障した
場合には、他のスタッカクレーンを用いて荷物の入出庫
が可能となる。また上記スタッカクレーンに代えて台車
を使用した自動倉庫においても同様に作用する。
【0013】また複数の走行レールに荷物運搬装置が出
入りするためには、個々の走行レールから外側へ荷物運
搬装置を前進又は後退させることが必要となるが、これ
を解決するため、スタッカクレーンまたは台車の前進方
向用と後退方向用のそれぞれの方向用に独立した情報通
信手段として、スタッカクレーンまたは台車と地上側に
それぞれ光伝送装置を備えている。これは走行レールの
中間点を基準にしてスタッカクレーンまたは台車が前進
端に近い場所に位置している場合には、後退端側に設置
した光伝送装置との間でスタッカクレーンまたは台車と
地上間の情報通信を実施するとともに、その逆にスタッ
カクレーンまたは台車が走行レールの中間点よりも後退
端に位置している場合には、こんどは前進端側に設置し
た光伝送装置の間でスタッカクレーンまたは台車と地上
間の情報通信を実現することを可能とするためのもので
あり、この光伝送装置の切替えを可能にすることによ
り、スタッカクレーンの前進及び後退のいずれの方向に
対しても地上側に設置された光伝送装置の位置よりもさ
らに奥側へスタッカクレーンまたは台車を移動させるこ
とが可能となる。尚、スタッカクレーンまたは台車側と
地上側に対向して取付られるそれぞれの光伝送装置は、
走行方向の直線上ではなく、スタッカクレーンまたは台
車等が地上側に設置された光伝送装置の据付け位置を通
過する場合にも障害とならない位置に取付けてある。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1から図4に
より説明する。図1は本発明の自動倉庫及びその通信方
法及び装置並びにスタッカクレーン及び台車の一実施例
の構成を示す自動倉庫の平面図である。図1において、
1a〜1dは自動倉庫の荷物を一時格納して保管してお
くための荷物収納部の棚をマトリックス状に形成したラ
ック、2はラックに荷物を出し入れするための入出庫作
業用スタッカクレーン、3a,3bはスタッカクレーン
2がラック内に荷物を格納する時に走行する走行レー
ル、4a,4bはスタッカクレーン2が走行レール3
a,3b間を移動する移動レール、5a,5bは地上設
備側から指示命令を受信するとともにスタッカクレーン
2の動作状態を地上側へ送信するためにスタッカクレー
ン2の、後退側部位B、前進側部位Aに取付けられた光
伝送装置、6a,6bはスタッカクレーン2へ指示命令
を送信するとともにスタッカクレーン2から送信される
動作状態の情報を受信するための地上側へ設置された光
伝送装置、7は走行レール及びラックの中間点、8a,
8bはラックを構成する両端の棚のスタッカクレーン2
の停止位置を示すラック両端の停止点、9a,9bはス
タッカクレーン2が走行レール3a,3b間を移動する
ために移動レール4a,4bまで前進及び後退すること
が必要となる位置であり、9aはスタッカクレーン2が
最大に後退した場合の停止点である走行レールの最大後
退点、,9bはスタッカクレーン2が最大に前進した場
合の停止点である走行レールの最大前進点である。
【0015】上記の構成によれば、通常、スタッカクレ
ーン2は、走行レール3aのラック両端の停止点8aか
ら8bの間を前進及び後退することにより、走行レール
3aの両側ラック1a及び1bの各棚に荷物を出し入れ
することが可能となる。ここで、この1つの走行レール
3aのラック両端の停止点8a,8b間をスタッカクレ
ーン2が前進及び後退するだけであれば、スタッカクレ
ーン2と地上間の情報通信手段は、スタッカクレーン2
に取付けられた光伝送装置5aと地上側に設置された光
伝送装置6a間の情報通信手段か、又はスタッカクレー
ン2に取付けられた光伝送装置5bと地上側に設置され
た光伝送装置6b間の情報通信手段のいずれか一方を備
えていれば十分であり、一般的にスタッカクレーン2と
地上側との間の情報通信手段としては、スタッカクレー
ン2側に光伝送装置を1個と地上側に光伝送装置を1個
準備し、スタッカクレーン2と地上間の情報通信を行う
のが従来は通常であった。
【0016】しかしこの実施例においては、スタッカク
レーン2を1つの走行レール3aだけでなく、他の走行
レール3bでも走行させて、ラック1cと1dの各棚に
も荷物を出し入れさせようとすると、スタッカクレーン
2を走行レール3aから移動レール4aあるいは4bに
移動させ、さらに走行レール3bへスタッカクレーン2
を移動させることが必要となる。このためには、スタッ
カクレーン2を走行レール3aのラツク両端の停止点8
a及び8b間ではなく、走行レール3aの最大後退点9
a及び最大前進点9b間まで拡張して前進及び後退させ
ることが必要となる。
【0017】この場合、スタッカクレーン2に取付けた
情報通信手段である光伝送装置5aあるいは5bと光伝
送する地上側の光伝送装置6aあるいは6bは、スタッ
カクレーン2の走行レール3aでの移動範囲である最大
後退点9a,最大前進点9bの少し外側のいずれかに設
置できればよいわけであるが、その場合には移動レール
4a及び4bを移動中の他のスタッカクレーンあるいは
台車に光伝送路を横切られるため、情報通信手段が遮断
されてしまう。このために、地上側の光伝送装置6aあ
るいは6bは、どうしても移動レール4a及び4b上の
走行レール3aの最大後退点9a及び最大前進点9bよ
りも内側に設置するしかなく、その結果、スタッカクレ
ーン2を地上側に設置された光伝送装置6a及び6bよ
りもさらに先の奥側に前進及び後退させることが必要と
なる。
【0018】そこで、実施例の構成によれば、スタッカ
クレーン2の前後に光伝送装置5a及び5bを取付ける
とともに、地上側にも機上側に対応した光伝送装置6a
及び6bを設置し、さらに走行レール3a及びラック1
a,1bの中間点7を境にして、スタッカクレーン2が
中間点7と走行の前進端となる最大前進点9bの範囲に
進入している場合には、スタッカクレーン2に取付けら
れた光伝送装置5aと地上側に据付けられた光伝送装置
6aとの間で情報通信を実施するとともに、逆にスタッ
カクレーン2が中間点7と走行の後退端となる最大後退
点9aの範囲に進入している場合には、スタッカクレー
ン2に取付けられた光伝送装置5bと地上側に据付けら
れた光伝送装置6bとの間で情報通信を実施するよう
に、前進側と後退側の2つの光伝送装置をスタッカクレ
ーン2の位置により切り替えて使用する方式を採用する
ことにより、スタッカクレーン2を地上側に設置された
光伝送装置6a及び6bよりも奥側へ後退あるいは前進
させることが可能となる。切替えるための手段として
は、地上側にマイコン等の制御手段を設置しておき、ス
タッカクレーンの現在位置を監視することで実現でき
る。
【0019】この結果、スタッカクレーン2は走行レー
ル3aのみでなく、移動レール4a,4b上を移動して
他の走行レール3bへも進入可能となり、地上側の光伝
送装置6a及び6bと同様な光伝送装置を走行レール3
bにも設置しておくことにより、走行レール3b内を自
由に前進及び後退することが可能となる。なお、光伝送
装置5a,5b,6a,6bは、空間光データ伝送装置
であって、例えば全2重双方向伝送方式で、FSK変調
方式のものである。次に、地上側の光伝送装置6a,6
b及び機上側の光伝送装置5a,5bの設置位置につい
て、図2及び図3を用いて説明する。
【0020】図2は図1の地上側の光伝送装置の設置位
置を例示する平面図である。図2において、通常、地上
側の光伝送装置6bは、スタッカクレーン2側に取付け
られた光伝送装置5bの光軸上の位置6c、つまり走行
レール3aに対しては平行な直線上の走行面からの高さ
を合わせた位置6cに設置されるのが一般的であるが、
本システムのように、地上側に設置された光伝送装置6
bよりもさらにスタッカクレーン2を前進させることが
必要な場合には、地上側の光伝送装置6bが上記の位置
6cに設置されていたのでは、スタッカクレーン2の光
伝送装置5bと地上側の光伝送装置6bが衝突してしま
うことになる。したがって、地上側の光伝送装置bの設
置位置は、スタッカクレーン2とは衝突しない、しかも
光伝送装置5b及び6bとの間で情報の伝送が可能な位
置とすることが必要となる。
【0021】図3は図1の機上側の光伝送装置の設置位
置を例示する側面図である。図3において、スタッカク
レーン2の本体フレーム2aの前進側及び後退側に、光
伝送装置5a及び5bを取付けるとともに、地上側にも
機上側に対応した光伝送装置6a及び6bを設置し、ス
タッカクレーン2が地上側の光伝送装置6aよりも6b
に近づいている範囲では、機上側の光伝送装置5aと地
上側の光伝送装置6aとの間で情報通信を実施するとと
もに、逆にスタッカクレーン2が光伝送装置6bよりも
6aに近づいている範囲では、機上側の光伝送装置5b
と地上側の光伝送装置6bとの間で情報通信を実施する
構成である。このように、前進側と後退側の2つの光伝
送装置をスタッカクレーン2の走行位置により切り替え
て使用する方式を採用することにより、地上側の光伝送
装置6aから6bの間だけでなく、さらに光伝送装置6
a及び6bよりも奥側つまり地上側の光伝送装置6bの
設置位置よりも前進側へ、また光伝送装置6aの設置位
置よりも後退側へスタッカクレーン2を移動させること
が可能となる。ここで地上側の光伝送装置6a,6bは
機上側の光伝送装置6a,6bと同じ高さであっても、
図2に示したように平面上では外側に設置されているの
で衝突することはない。なおスタッカクレーン2は本体
フレーム2a上に機上制御盤2bとポスト2cを有し、
そのポスト2cに沿って昇降体2dが下降及び上昇し
て、荷物2eを図示しないフォーク機構によりラックの
棚との間で受渡しする。
【0022】図4は図1の荷物運搬装置の複数走行レー
ル移動方式を例示する平面図である。図4を用いて、本
実施例の荷物運搬装置の複数走行レール間の移動方法に
ついて説明する。図4において、荷物運搬装置のスタッ
カクレーン2はその走行レール3aのみでなく、走行レ
ール3b及び走行レール3cへも移動可能であり、ラッ
ク1a〜1fの棚への入出庫作業を行うことができる。
このために各走行レール3a〜3c間の移動のために、
スタッカクレーン2を搭載して、他の走行レールの方向
に台車走行レール11a,11bを移動する台車10
a,10bを備えている。台車10aが後退側のスタッ
カクレーン2を搭載し、台車10bが前進側のスタッカ
クレーン2を搭載する。ここで、1例としてスタッカク
レーン2が後退側の台車10aにて移動し、走行レール
3aから走行レール3bへ移動する場合の情報通信方法
について次に説明する。
【0023】いまスタッカクレーン2がラック1aの中
間点7に対して地上側の光伝送装置6a側に位置してい
た場合には、機上側の光伝送装置5bと地上側の光伝送
装置6bの間で情報通信を行い、スタッカクレーン2の
後退側への移動命令により、後退を開始して走行レール
3aをはずれ、台車10a上の走行レールの最大後退点
9aに搭載された位置で停止する。ついで台車10aは
スタッカクレーン2が搭載を完了したことを確認後、上
位からの指示により最大後退点9aから他の最大後退点
9a’まで移動して停止する。この台車10aの停止が
完了した時点で、機上側の光伝送装置5bと地上側の光
伝送装置6b’の間で情報通信を行い、スタッカクレー
ン2の前進側への移動命令により、前進を開始して、台
車から走行レール3bへの乗り移りを行い、上記移動命
令にて指示された目的位置に到着した時点で停止する。
【0024】なお、上記実施例は自動倉庫の荷物運搬装
置がスタッカクレーンの場合の例を説明したが、スタッ
カクレーンに代えて他のクレーンや荷物を移載して搬送
する台車等の場合にも、スタッカクレーンの場合と同様
に、搬送台車の両側にも地上側からの指示命令を受信し
また台車の動作状態を地上側へ報告するための、台車の
前進方向と後退方向の両方向に独立した情報通信手段と
しての光伝送装置を備え、さらに走行レールの中間点で
切り替えて使用することにより、前進、後退のいずれの
方向に対しても地上側の光伝送装置よりも奥側へ台車を
移動させるという上記スタッカクレーンと同様な機能が
可能になるため、結果的に台車を複数の走行レールに出
入りさせて荷物を運搬させることが加納となる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動倉
庫の荷物運搬装置の走行の前進方向と後退方向の両方向
に地上側との情報通信手段である光伝送装置を備え、さ
らにそれらの情報通信手段を荷物運搬装置の走行位置に
より切り替えて使用することにより、地上側に設置した
情報通信手段である光伝送装置の設置よりもさらに走行
範囲を拡張して走行できるようにしたものであり、入出
庫作業用スタッカクレーン及び台車等が走行レールを出
たり入ったりするような設備を構成することが可能とな
るため、複数の走行レールを持つ自動倉庫設備内をスタ
ッカクレーン及び台車を移動させながら荷物を搬送及び
入出庫する設備を構成することができる。この結果、走
行レールごとに1台のスタッカクレーン又は台車をその
レール専用に準備することが不用となり、1台のスタッ
カクレーン又は台車で、複数レールの設備範囲をカバー
することが可能となるため、自動倉庫のトータルコスト
を安価におさえることが可能となる。又、この自動倉庫
システムの構成においては、スタッカクレーン又は台車
が故障した場合には、他のスタッカクレーン又は台車を
用いて、荷物の入出庫が可能となるため、自動倉庫全体
の信頼性を高めることが可能となる。
【0026】又、この自動倉庫システムの構成において
は、機上側、地上側1台づつ光伝送部で光伝送できる距
離よりも長い走行路長を持つ、自動倉庫システムであっ
ても、走行の前進方向と後退方向の両方向に備えた情報
通信手段である光伝送装置を切り替えて使用することが
できるため、走行路長の制限から、光伝送装置の光伝送
距離の制限条件を除外することが可能となる。
【0027】又、この自動倉庫システムの構成において
は、走行の前進方向と後退方向の両方向に情報通信手段
である光伝送装置を備えていることから、光伝送装置の
一方が故障した場合でも反対側方向の光伝送装置を用い
て、光伝送が可能となるため、信頼性の高い自動倉庫シ
ステムを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動倉庫及びその通信方法及び装置並
びにスタッカクレーン及び台車の一実施例の構成を示す
自動倉庫の平面図である。
【図2】図1の地上側の光伝送装置の設置位置を例示す
る平面図である。
【図3】図1の機上側の光伝送装置の設置位置を例示す
る側面図である。
【図4】図1の荷物運搬装置の複数走行レール移動方式
を例示する平面図である。
【符号の説明】
1a〜1d ラック 2 スタッカクレーン 3a,3b 走行レール 4a,4b 移動レール 5a,5b 光伝送装置 6a,6b 光伝送装置 7 走行レール及びラックの中間点 8a,8b ラックの両端の停止点 9a,9b 走行レールの最大後退点,最大前進点 10a,10b 台車 11a,11b 走行レール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−178410(JP,A) 特開 昭49−31071(JP,A) 特開 平1−176709(JP,A) 実開 平3−121408(JP,U) 特公 昭48−13034(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 G05D 1/00 - 1/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物収納部をマトリックス状に形成した
    ラックを複数個並列に配置し、各ラックの配置方向に沿
    って走行レールを施設し、1つのスタッカクレーンが1
    つの走行レールを走行してクレーンとラック間で荷物の
    出し入れを行うように運転される自動倉庫において、 スタッカクレーンの前進部位と後退部位とのそれぞれに
    設けた光伝送部と、 各走行レールの一端部である最大前進点の近傍位置にス
    タッカクレーンの前進部位の光伝送部に対応して設けた
    第1の地上側光伝送部と、 各走行レールの他端部である最大後退点の近傍位置にス
    タッカクレーンの後退部位の光伝送部に対応して設けた
    第2の地上側光伝送部と、 上記スタッカクレーンの走行レール上の位置がラックの
    配置方向での中央より前進側であれば、スタッカクレー
    ンの後退部位に設けた光伝送部と最大後退点に設けた第
    2の地上側光伝送部との間で光通信を行い、中央より後
    退側であれば、スタッカクレーンの前進部位に設けた光
    伝送部と最大前進点に設けた第1の地上側光伝送部との
    間で光通信を行うように制御する手段と、を備える自動
    倉庫。
  2. 【請求項2】 荷物収納部をマトリックス状に形成した
    ラックを複数個並列に配置し、各ラックの配置方向に沿
    って走行レールを施設し、各ラックの側方に沿って移動
    レールを施設し、走行レールと移動レールとを経路切替
    可能なように接続し、1つのスタッカクレーンが1つの
    走行レールを走行してクレーンとラック間で荷物の出し
    入れを行うように運転され、且つ異なる走行レールにス
    タッカクレーンを移動する際には上記移動レールを介し
    てその異なる走行レール方向にスタッカクレーンを移動
    し該当する走行レールへ移し替えるようにした自動倉庫
    において、 スタッカクレーンの前進部位と後退部位とのそれぞれに
    設けた光伝送部と、 各走行レールの一端部である最大前進点の近傍位置にス
    タッカクレーンの前進部位の光伝送部に対応して設けた
    第1の地上側光伝送部と、 各走行レールの他端部である最大後退点の近傍位置にス
    タッカクレーンの後退部位の光伝送部に対応して設けた
    第2の地上側光伝送部と、 上記スタッカクレーンの走行レール上の位置がラックの
    配置方向での中央より前進側であれば、スタッカクレー
    ンの後退部位に設けた光伝送部と最大後退点に設けた第
    2の地上側光伝送部との間で光通信を行い、中央より後
    退側であれば、スタッカクレーンの前進部位に設けた光
    伝送部と最大前進点に設けた第1の地上側光伝送部との
    間で光通信を行うように制御する手段と、を備える自動
    倉庫。
  3. 【請求項3】 上記スタッカクレーンに代えて台車を使
    用してなる請求項1又は2記載の自動倉庫。
  4. 【請求項4】 自動倉庫内を走行する荷物運搬装置の前
    進部位と後退部位に設けた空間光データ双方向伝送方式
    の機上側光伝送装置と、それに対応して走行レールの両
    端部近傍の最大前進点と最大後退点とのそれぞれに設け
    た同伝送方式の地上側光伝送装置と、荷物運搬装置の走
    行レール上の位置に応じて機上側光伝送装置とそれに対
    応する地上側光伝送装置を切替使用する制御手段とより
    成る自動倉庫用通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動倉庫通信装置におい
    て、上記荷物運搬装置はスタッカクレーンとし、上記制
    御手段は、上記スタッカクレーンの走行レール上の位置
    がラックの配置方向での中央より前進側であれば、スタ
    ッカクレーンの後退部位に設けた光伝送部と最大後退点
    に設けた地上側光伝送部との間で光通信を行わせるよう
    に切替え、中央より後退側であれば、スタッカクレーン
    の前進部位に設けた光伝送部と最大前進点に設けた地上
    側光伝送部との間で光通信を行わせるように切替えるも
    のとした自動倉庫用通信装置。
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