JP3119284U - 傘の通風傘布固定石突 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端の石突とろくろの間に埋め込まれている布製部品を代替部品を用いて排除し生産の合理化を図ると共に、該代替部品及び石突に特殊な形状を施して傘の主要部品の設計変更伴わずに傘の内側の空気を外側に排出可能とする傘の提供。
【解決手段】鍔部と通風孔を具備し、傘のろくろの上に設置される下方通風用部材と、同様の構造を具備し傘の傘布を介して前記下方通風用部材の上方に設置される上方通風用部材の両鍔部でもって傘布を挟持固定すると共に、これに内部と外部の間を空気が相互に通風可能とならしめた石突部を嵌着して、傘の内側から外側へ通風可能な通風路を形成させて、内側の空気を外側へ排出させる。
【選択図】図9

Description

本考案は、雨天時に用いる雨よけ傘、及び、晴天時に用いる日傘に関するものである。
図1は、通常用いられている一般的な傘の構造を示した図である。
同図に示すように、一般的な傘は、ろくろFの上に円形にカットした布Pを被せ、この上に傘布Eを軸柄Dに通し、その上に円形に縫い込んだ布Qを被せ、これに上から石突Aを嵌着した構造となっている。
この円形にカットした布Pと円形に縫い込んだ布Qは、軸柄Dと傘布Eの中心に設けた孔との間に生じる隙間を埋め、該隙間から雨水が侵入するのを防止する役割を有するものであるが、他の部品はプラスチック等の硬質で画一化されたものであるのに対し、これらは布を加工したものであるため生産性という観点からは不都合な点がある。
そのため、このような手間をかける布を加工した部品を排除し、同様の目的を達成することができる他の画一化された部品により代替することができれば生産的な合理化を達成することができるものである。
特許文献 特開2004−431号公報
また、傘のいずれかの部分に空気の流動孔を設けて、傘の内側の空気を外側に排出する傘については種々開発されてきた。
これらについては頭部を重量化しないという条件を満たすことができれば、傘を開いた場合の傘布による空気抵抗を軽減でき、歩きながら傘を差している状態のように傘が上下している場合には空気抵抗が低くなることから傘全体が軽くなる効果が得られ、傘の有用性は高まるものである。
しかし、従来の発明品は傘の主用部品を変更するものであったため、傘全体の設計変更を伴い新たな開発投資という多大な出費をしなければならない。
よって、傘の設計変更を伴わずに従来品の傘の構造を踏襲したまま上述のような効果が得られればこのような無駄な出費を省略することができる。
また、傘のように大量生産する分野では生産コストをいかに低減できるかが問題となり、従来品よりも飛躍的なコストの低減が実用化の重大な要素となる。
本考案は、これらの問題を解決するために開発されたものであり、従来の傘の構造に変更を加えることなく、ろくろの上部に空気の流通路を形成するよう設計された簡易な形状を具備する複数の部品を追加すると共に、石突の構造にわずかな変更を加えるのみで傘の空気の内側から外側への排出を可能とし、かつ、同部品により傘布を挟持固定することにより布製部品を用いずに軸柄と傘布の中心に設けた孔との間に生じる隙間を埋めることを可能とし、生産性の合理化をも図るものである。
本考案は、これらの問題を解決するために、内部の一部を中空部とすると共に外形全体を笠形状として、前記中空部と外部の間を空気が相互に通風可能となる構造を具備した石突部と、該石突部と傘のろくろの間に傘布を介して分割配置され、傘布の中心の孔を上方と下方から挟持固定する固定手段及び空気を上下相互に通風可能とする通風孔をそれぞれ具備する複数の通風用部材で構成され、前記石突部及び複数の通風用部材を軸柄を中心として積層設置すると、傘布によって隔てられた傘の内側の空気を外側に通風させる通風路を形成し、該通風路によって傘の内側の空気を外側に排出することができるようにしたことを特徴とするものである。
また、本考案は、石突の外周面を下方に延長してスカート状とすると共に、中心に具備する軸柄嵌着部を下方に突出させ、該軸柄嵌着部を軸柄に嵌着すると前記スカート状のスカート部の下端が下方と間隙をおいて浮遊するように形成した石突部と、前記石突部の下部と傘のろくろの上部にそれぞれ傘の傘布を介して上下に分割配置される通風用部材であって、輪状の鍔部と該輪状の鍔部の中心に間隙部をおいて具備する軸柄貫通筒とこれらとの間隙を維持したまま歯車状に両者を接続する接続板で形成され、前記間隙部を通風孔とした下方の通風用部材と、前記下方の通風用部品の輪状の鍔部より径大な輪状の鍔部と該輪状の鍔部の中心に間隙部をおいて具備する軸柄貫通筒と、これらとの間隙部を維持したまま歯車状に両者を接続する接続板と、該接続板の周囲を結合した外周壁で形成され、前記間隙部を通風孔とした上方の通風用部材の3つの部品で構成され、前記上下の通風用部品の輪状の鍔部を対向させた態様で該両者の輪状の鍔部でもって傘布を挟持固定すると、傘布の中心の孔と軸柄との隙間を埋めると共に、さらにこれらの上部に前記石突部を嵌着すると傘布の内側から外側に連通する通風路を形成し、傘の内側の空気を前記通風路を介して外側に排出することができるようにしたことを特徴とするものである。
本考案によれば、簡易な形状を有する部品を発注して従来品の傘に追加するだけでよく、軸柄、ろくろ、傘骨については設計変更することなく従来品を用いることができる他、傘布については中央の孔を数ミリ拡大するだけでよい。また、石突については、わずかな変更を加えるのみで生産コストを上げることなく布製部品を排除して生産の合理化を図れることとなる。
さらに、傘の重量を重くすることなく内側から外側への空気の排出をも可能となることから、該作用による有益な効果、即ち、台風等の突風でも傘が変形・破壊されることがなくなり、長時間持っていても事実上傘は軽くなることから持ち疲れすることがなくなるものである。
本考案に係る傘は上述のように構成されているため、通常の傘と同様に使用することができ、空気の内側から外側への排出効果等の有益な効果が得られる。
以下、本考案に係る傘の石突の実施例について、図面を参照にしながら詳細に説明する。
図2は、本考案に係る傘の石突の構成図を表したもので、本実施例においては、スカート状石突部A、内側通風用部材B、外側通風用部材Cの3つの部品によって構成されており、通常の傘のろくろFの上に内側通風用部材Bが設置され、その上に外側通風用部材Cが設置され、さらにこの上にスカート状石突部Aを設置して完成するよう構成されている。
これらの部材はそれぞれの部品同士を軸柄Dに同軸にそろえて直接積層し、これらのうち内側通風用部材B、及び外側通風用部材Cのみが新たに追加する部品となる。即ち、スカート状石突部Aはスカート状に変形しているのみで石突の取り付け位置は異なるものではなく、内側通風用部材B、及び外側通風用部材Cを取り除けば従来品の傘と全く同様であり他の部品について設計変更の必要はない。 また、内側通風用部材B、及び外側通風用部材Cは樹脂等のプラスチック製であり、傘全体のコストも従来の製造費にこれらの部品代が加わるだけでよいため、無駄な投資を控える事が出来る。
なお、内側通風用部材B、及び外側通風用部材Cは、図3に示すように傘布Eを境にして上下に配置され、外側通風用部材Cが傘布Eの外側に、内側通風用部材Bは傘布Eの内側に置かれ、両者によって傘布Eが挟持固定されるようになっている。
図4は、本考案に係る傘の石突のスカート状石突部Aの断面図等を示したもので、スカート状石突部Aは原則として円柱形で、外観上は通常の石突と同様であるが、下端部は同図aのように内部が刳り貫かれており、下端部外周は延長されてスカート部1となっていて外形全体では笠形状を構成する。また、軸柄嵌着部2は内部において下方に突出されており、軸柄Dに嵌着した場合スカート部1の下端が外側通風用部材Cと間隙をおいて浮遊するようになっている。なお、同図bに下面図を示す。
図5aは内側通風用部材Bの下面図を示したもので、同図に示すように内側通風用部材Bは軸柄貫通筒部3、鍔部4及びこれらを相互に接続する複数の接続板5からなり、本実施例においては接続板5は4枚で歯車状に接続されている。
同図bは断面図で、同図において、軸柄Dを貫通させるための軸柄貫通筒部3は中央に設けられ、かつ、接続板5と一体化して強度を高めている。
接続板5は同様に強度を保つため下端まで設けられ、該下端部分がろくろFの頭部に当接し、傘布Eの内側のろくろFの上部において空気が通るための間隙を保持する
鍔部4は外側通風用部材Cと積層する場合における安定面の確保、及び傘布Eを挟持固定するためのもので、傘布Eを固定し易くするために鍔部4の形状に変形を加えても良い。
図5cは上面図を示したもので、鍔部4と軸柄貫通筒部3には間隙が設けられ、該間隙を接続板5でそれぞれ分割すると通風孔6が形成され、本実施例では4つの通風孔6が形成される。
なお、図5dに全体の形状を表した斜視図を示す。
図6aは外側通風用部材Cの断面図を示したもので、同図aに示すように外側通風用部材Cは内側通風用部材Bと類似した形状を有するもので、軸柄貫通筒部7及び接続板8は共通する。但し、図6bに示すように鍔部9は内側通風用部材Bの鍔部4よりやや径大で、図7に示すように傘を閉じて逆さにした場合には鍔部9が傘布Eの先端及びスカート状石突部Aより径大となるようになっていて、鍔部9の裏側に雨水が溜まってくると雨粒となって鍔部9の側面を通過してそのまま地面に落ち、隙間に入らない仕組みとなっている。
また、接続板8は図6cに示すように、周囲を結合した外周壁10により囲まれており、これによって外側通風用部材Cに形成された通風孔11は上端まで延長され、空気は外側通風用部材Cの最下端から最上端まで導かれるようになっている。
なお、図6dに全体の形状を表した斜視図を示す。
図8は、スカート状石突部Aと内側通風用部材B及び外側通風用部材CをろくろFの上に積層設置したときの状態図を示したものであり、図9は各部品を積層設置した時の空気の流通路を示した断面図で、従来の傘から布部品を取り出して内側通風用部材Bを傘布Eの内側に、外側通風用部材Cを傘布Eの外側に配置し、その上にスカート状石突部Aを嵌着するだけで完成する。傘布Eは鍔部を対向させた態様で固定されていて、中心部は内側通風用部材Bの高さ分のみ通常より高く配置される。また、外側通風用部材Cの通風孔11の上端はスカート状石突部Aのスカート部1に覆われており、外側から雨粒が侵入しない構造となっている。
内側通風用部材Bと外側通風用部材Cは傘布Eによって仕切られているため、図9に示すように傘布Eの内側にある空気は内側通風用部材Bの通風孔6を通過し、これに連通する外側通風用部材Cの通風孔11を通って上端まで導かれた後スカート状石突部Aの内部で外側下方へ導かれ傘布Eの外側へ排出される。
従来品の傘の構造を表した図である。 本考案に係る傘の石突の3つの部品の構成図を表した図である。 軸柄に各部品を装着した場合を表した図である。 スカート状石突部Aの断面図等を示したものである。 内側通風用部材Bの断面図等を示したものである。 外側通風用部材Cの断面図等を示したものである。 傘を閉じた場合のスカート状石突部Aを表した図である。 各部品をろくろFの上に積層設置したときの状態を表した図である。 各部品を積層設置した時の空気の流通路を示した断面図である。
符号の説明
1 石突部のスカート部
2 石突部の軸柄嵌着部
3 内側通風用部材の軸柄貫通筒部
4 内側通風用部材の鍔部
5 内側通風用部材の接続板
6 内側通風用部材の通風孔
7 外側通風用部材の軸柄貫通筒部
8 外側通風用部材の接続板
9 外側通風用部材の鍔部
10 外側通風用部材の外周壁
11 外側通風用部材の通風孔

Claims (2)

  1. 傘の先端に装着されている石突において、内部の一部を中空部とすると共に外形全体を笠形状として、前記中空部と外部の間を空気が相互に通風可能となる構造を具備した石突部と、該石突部と傘のろくろの間に傘布を介して分割配置され、傘布の中心の孔を上方と下方から挟持固定する固定手段、及び空気を上下相互に通風可能とする通風孔をそれぞれ具備する複数の通風用部材で構成され、前記石突部及び複数の通風用部材を軸柄を中心として積層設置すると、傘布によって隔てられた傘の内側の空気を外側に通風させる通風路を形成し、該通風路によって傘の内側の空気を外側に排出することができるようにしたことを特徴とする傘の石突。
  2. 傘の先端に装着されている石突において、石突の外周面を下方に延長してスカート状とすると共に、中心に具備する軸柄嵌着部を下方に突出させ該軸柄嵌着部を軸柄に嵌着すると、前記スカート状のスカート部の下端が下方と間隙をおいて浮遊するように形成した石突部と、前記石突部の下部と傘のろくろの上部にそれぞれ傘の傘布を介して上下に分割配置される通風用部材であって、輪状の鍔部と該輪状の鍔部の中心に間隙部をおいて具備する軸柄貫通筒とこれらとの間隙を維持したまま歯車状に両者を接続する接続板で形成され、前記間隙部を通風孔とした下方の通風用部材と、前記下方の通風用部品の輪状の鍔部より径大な輪状の鍔部と該輪状の鍔部の中心に間隙部をおいて具備する軸柄貫通筒と、これらとの間隙部を維持したまま歯車状に両者を接続する接続板と、該接続板の周囲を結合した外周壁で形成され、前記間隙部を通風孔とした上方の通風用部材の3つの部品で構成され、前記上下の通風用部品の輪状の鍔部を対向させた態様で該両者の輪状の鍔部でもって傘布を挟持固定すると、傘布の中心の孔と軸柄との隙間を埋めると共に、さらにこれらの上部に前記石突部を嵌着すると傘布の内側から外側に連通する通風路を形成し、傘の内側の空気を前記通風路を介して外側に排出することができるようにしたことを特徴とする傘の石突。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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