JP3116453U - 中芯材 - Google Patents

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四郎 北川
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Abstract

【課題】安定した寝姿勢を保持し得ると共に、底つき感が殆ど無く、通気性・吸湿性・保温性・耐久性に優れた敷布団・マットレス用の中芯材を提供する。
【解決手段】敷布団・マットレス用の中芯材であって、不織布から成る固綿層12と、固綿層12の上面に積層される発泡樹脂から成る発泡樹脂層14とを含んで構成され、発泡樹脂層14の上面に凹凸部16が形成された中芯材1である。
【選択図】図1

Description

本考案は、敷布団・マットレス用の中芯材に関する。
従来、敷布団に係る中芯材には、羊毛、綿、ポリエステル等から選択される詰綿が一般に使用されている。最近では、ウレタンフォームに代表される上記の詰綿以外の素材も使用されている。特に、高密度のウレタンフォームを使用したマットレスは、反発弾性が低く一定の粘性を有するため、使用者の体型に応じて沈み込む。従って、使用者の体型にあった就寝面が形成されると共に、比較的安定した寝姿勢を保ち易い。
また、高密度のウレタンフォームの利点を活かした敷布団も多数開示されている。例えば、ウレタンやポリエチレンから成る第1の中芯材と、当該第1の中芯材上に積層され、高密度ウレタン材から成る第2の中芯材と、から成る中芯を有する衝撃吸収性敷布団が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この衝撃吸収性敷布団は、高密度のウレタンフォームの利点を担保しつつ、底つき感を軽減し得るものである。
特開2000−125996号公報(請求項1、図1)
しかし、中芯材が詰綿のみから成る敷布団では、使用者の肩や腰の部分に位置する中芯材の劣化が他の位置に比較して早く、この劣化に伴い復元力がなくなる。また、敷布団自体が比較的硬いため、肩こりや腰痛の原因ともなる。一方、ウレタンフォームのみから成るマットでは、柔らかすぎると寝姿勢が不安定となり、首や腰への負担がかえって大きくなる。また、高密度ウレタンフォームを使用したマットでは、使用者の体型にあった就寝面が形成されるため体への負担は少ないが、体とマットが密着して熱、湿気がこもり易く、安眠が妨げられることとなる。更に、ウレタンフォームの厚みや硬さによって生じる底つき感も安眠を妨げる要因となる。
また更に、特許文献1に開示された敷布団の構成によると、底つき感は軽減されるものの、高密度ウレタンフォームを使用しているため、上記のように体とマットが密着して熱、湿気がこもり易く、安眠が妨げられる恐れがある。
そこで本考案は、安定した寝姿勢を保持し得ると共に、底つき感が殆ど無く、通気性・吸湿性・保温性・耐久性に優れた敷布団・マットレス用の中芯材を提供することを目的とする。
即ち、本考案の要旨とするところは、敷布団・マットレス用の中芯材であって、不織布から成る固綿層と、該固綿層の上面に積層される発泡樹脂から成る発泡樹脂層とを含んで構成され、該発泡樹脂層の上面に凹凸部が形成された中芯材である。
かかる中芯材において、前記固綿層は、前記固綿層の厚さ方向にウェブが積層された多層構造を有することが好ましい。
かかる中芯材において、前記不織布の目付が750〜1500g/mであることが好ましい。
かかる中芯材において、前記固綿層の厚さは30〜80mmであることが好ましい。
かかる中芯材において、前記発泡樹脂層の硬さは95〜210Nであることが好ましい。
かかる中芯材において、前記発泡樹脂層の厚さは20〜50mmであることが好ましい。
かかる中芯材において、前記発泡樹脂は、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂から選択され得る。
本考案によると、就寝面が発泡樹脂から成る発泡樹脂層で形成されているため、体圧が分散され、安定した寝姿勢を保持することができる。
また、当該発泡樹脂層の上面には凹凸部が形成されているため発泡樹脂層と体が密着することが無い。従って、通気性に優れると共に、凹部には空気が蓄えられるため、保温性にも優れる。更に、凸部によって体が支えられ、指圧効果も得られる。
更に、本考案によると、固綿層が不織布から成るため、通気性に優れると共に、耐久性にも優れる。特に、固綿層を、ウェブを積層して形成した多層構造とすることによって、耐久性の更なる向上が図られると共に、底つき感を殆ど感じることのない中芯材を提供することができる。
また更に、固綿層が不織布から成るため、遅延弾性と遅延回復性を有する寝心地のよい中芯材が得られる。
本考案の中芯材の実施形態について、図面に基づいて説明するが、本考案の実施形態は以下に示したものに限定されない。図1に、本考案の中芯材の実施形態に係る断面図を示す。図1に示した中芯材1は、敷布団・マットレス等に使用される中芯材であって、不織布から成る固綿層12と、固綿層12の上面に積層される発泡樹脂から成る発泡樹脂層14とを含んで構成され、発泡樹脂層14の上面には凹凸部16が形成されている。
固綿層12を成す不織布は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ナイロン、コットン、麻等の繊維を素材とする。固綿層12の厚さは特に限定されないが、底つき感を殆ど感じることが無く、また良好な通気性・吸湿性・保温性・耐久性を確保する観点から30〜80mmであることが好ましく、より好ましいのは30〜50mmである。
また、固綿層12を成す不織布の目付も特に限定されないが、750〜1500g/mであることが、通気性・耐久性等の観点から好ましい。
更に、従来の敷布団やマットレスに使用される不織布はランダムウェブが殆どであるが、本考案に係る固綿層12は、固綿層12の厚さ方向に繊維のウェブ(カードウェブ)15が積層された多層構造を有する不織布であることが特に好ましい。この多層構造を有する固綿層12は、例えば目付10〜100g/m程度のウェブ15をクロスラッパーで積層することによって得られる。本考案に係る固綿層12が、ウェブ15が積層された多層構造を有することによって、従来のランダムウェブの不織布に比較して底つき感を殆ど感じることのない中芯材1が得られる。また、ランダムウェブの不織布に比較して、多層構造を有する固綿層12は、面方向の引張り・圧縮強度が高いため、耐久性に優れ、且つ片寄り等の問題も生じることのない固綿層12を備えた中芯材1が得られる。
なお、固綿層12を構成する不織布の繊維同士は、交点がバインダーを介して接着されている。或いは、繊維同士が交点で優着して接合されている。ここで、繊維の太さは、3〜30dtexであることが好ましい。更に、太繊度(6〜30dtex)の繊維と、細繊度(1〜5dtex)の繊維とが混合されていることが、弾性と保湿性とを兼ね備えた中芯材1が得られる点でより好ましい。
また、固綿層12を構成する不織布は、上記のポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維の1種のみを素材とするものであってもよく、或いは2種以上の繊維を組み合わせてなるものであってもよい。特に、コットン、レーヨン、麻等の吸湿性繊維が混合されていることが、中芯材1の吸湿性が向上する点で好ましい。
一方、本実施形態に係る発泡樹脂層14は、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等から選択される樹脂を発泡させて得られる発泡樹脂から成り、中芯材1は、この発泡樹脂層14を固綿層12の上面に積層して構成される。なお、発泡樹脂層14と固綿層12との積層方法は特に限定されず、両層が接着により積層されてもよく、或いは面ファスナーによる係着により積層されてもよい。
また、発泡樹脂層14の上面、即ち就寝面となる面には凹凸部16が形成されている。図1に示した実施形態においては、発泡樹脂層14の上面にプロファイル加工により凹凸部16が形成されている。この凹凸部16に係る凸部16aによって体が支持され、安定した寝姿勢が保持されると共に、指圧効果も得られる。また、凹凸部16を形成することによって体と発泡樹脂層14とが密着することがなく、通気性に優れた中芯材1が得られる。一方では、凹部16bに空気が蓄えられるため、冬等の寒い時期には保温性を備えた中芯材1を提供できる。
なお、凹凸部16の態様は、上記のプロファイル加工によるものに限定されず、例えば図2に示すように、溝切加工により中芯材2の短手方向(或いは長手方向)に沿って凹溝26bを形成することによって、凹溝26b及び凸条26aで構成される凹凸部26が形成されてもよく、或いは格子状の凹凸部(不図示)が形成されてもよい。
また、例えば図1に示したプロファイル加工による凹凸部16に係る凸部16aの形状、高さ、配列態様等は特に限定されず、また図2に示した凸条26aも蒲鉾状、即ち半円筒状のような態様であってもよい。
発泡樹脂層14の厚さは特に限定されないが、上記の凹凸部16、26等を形成する上では少なくとも20〜50mmの厚さがあることが好ましい。発泡樹脂層14の厚さが20mm未満では、例えば凹凸部16に係る凸部16aや凹凸部26に係る凸条26aの高さを十分に確保することができず、通気性・保温性の確保が困難になると共に、指圧効果も殆ど得られない。
また、発泡樹脂層14の硬さも特に限定されないが、安定した寝姿勢を確保すると共に、良好な指圧効果を得るためには95〜210Nであることが好ましい。特に、発泡樹脂層14の硬さが95N未満であると、凹凸部16に係る凸部16a等で体を安定的に支持することが困難となり、凸部16aが潰れて発泡樹脂層14と体が密着してしまい安眠を妨げる恐れがある。一方で、発泡樹脂層14が硬すぎると肩こりや腰痛の要因ともなるので、210N以下であることが好ましい。
以上、本考案の中芯材の種々の態様について説明したが、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
本考案の中芯材の実施形態を示す断面図である。 本考案の中芯材の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1:中芯材
12:固綿層
14:発泡樹脂層
15:ウェブ
16、26:凹凸部

Claims (7)

  1. 敷布団・マットレス用の中芯材であって、
    不織布から成る固綿層と、
    該固綿層の上面に積層される発泡樹脂から成る発泡樹脂層と
    を含んで構成され、
    該発泡樹脂層の上面に凹凸部が形成された中芯材。
  2. 前記固綿層が、前記固綿層の厚さ方向にウェブが積層された多層構造を有する請求項1に記載の中芯材。
  3. 前記不織布の目付が750〜1500g/mである請求項1又は請求項2に記載の中芯材。
  4. 前記固綿層の厚さが30〜80mmである請求項1乃至請求項3の何れかに記載の中芯材。
  5. 前記発泡樹脂層の硬さが95〜210Nである請求項1乃至請求項4の何れかに記載の中芯材。
  6. 前記発泡樹脂層の厚さが20〜50mmである請求項1乃至請求項5の何れかに記載の中芯材。
  7. 前記発泡樹脂が、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂から選択される請求項1乃至請求項6の何れかに記載の中芯材。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106617912A (zh) * 2016-12-23 2017-05-10 苏州爱美纤维科技有限公司 一种直立绵床垫及其制作方法
JP2019208699A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 ファミリーイナダ株式会社 クッション装置及びクッション材
JP2021069552A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社 Mtg クッション材

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