JP3114870U - 収納構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マンションの居室部分の一部に配設されスペースのより良き有効利用をするための収納構造体を提供する。
【解決手段】 マンションにおける居室部分の一部に据え付けられる収納構造体であって、マンションの床と天井との間の空間に、柱または壁、および梁により構成された支持体により支持された、所定の形状を有する中間床を設け、前記中間床の周辺が、マンション床と中間床との間、および中間床とマンション天井との間において開閉可能な建具、および壁により囲まれており、また前記所定の形状を方形とし、床面積を2〜5m2 でとした収納構造体。
【選択図】 図1

Description

本考案は、マンションの居室部分の一部に配設される収納構造体に関するものである。
マンションの需要の推移は、いわゆるバブル期の建設ブーム時期から、中堅サラリーマンの都心離れ時期を経て、交通や日常生活の利便性の点から再び都心のマンションに対する回帰現象が起こってきている。
しかしながら、マンションは、価格的にも、面積的にも限られた空間をもって建設されており、その空間そのもの、特に居住空間そのものも必ずしも十分な空間が確保されているとは言えないものもある。
従って、収納家具を間仕切り兼用に利用する(例えば、特許文献1参照)とか、L字形配列の隅部に適用する収納家具(例えば、特許文献2参照)など、限られた空間を如何に効率よく利用するかの工夫が試みられている。
しかしながら、限られた収納家具によるスペース利用では、必ずしもスペースを有効利用した感が生じていない嫌いもあり、このスペースのより良い有効利用方法に対する強い要望があった。
特開2004−313599号公報 特開2005−102974号公報
本考案は、上記のマンションにおけるスペースのより良き有効利用に対する要望に鑑み、利用価値の自由度の高い、また居住空間との十分なマッチングを有する収納構造体を提供するところにその目的がある。
本考案の収納構造体は、
1)マンションにおける居室部分の一部に据え付けられる収納構造体であって、マンションの床と天井との間の空間に、柱または壁、および梁により構成された支持体により支持された、所定の形状を有する中間床を設けたものである。
2)上述の1)において、前記中間床の周辺を、マンション床と中間床との間、および中間床とマンション天井との間において開閉可能な建具、および壁により囲んだものであり、
3)上述1)または2)において、前記所定の形状を、方形としたものであり、
4)上述1)または3)において、前記所定の形状の床面積を、2〜5m2 としたものである。
すなわち、本考案は、平安時代の十二単の着物に見られる伝統的な色の重ね方と同じように、日本の押入に代表される収納構造体を、現代的なマンションの居住空間にマッチングさせた収納構造体としたものである。
本考案は、マンションの居室部分の一部に、居室部分と十分マッチングした建具または/および壁で囲まれた空間をつくり、空間の中段部に新たな床状の棚構造体である中間床を設けることにより、上下段の二つの空間を生み出し、それぞれ立体的に利用できるようにした空間構成を特徴としている。
本考案の収納構造体は、建具、および壁で囲まれていることにより、建築基準法上では「収納」の扱いとなり、中段に設けられた床状の棚構造体は、容積率にカウントされる「床面積」とはならない。従って、通常容積率に目一杯に建設さるたマンションにおいても、この中間床は、床面積に加えられた「プラスアルファ」の空間境域として利用することができる。
従って、中間床の面積Aは、収納空間としての面積として、人が中に入ってモノを収めたり、取り出したり、整理したり、といった作業が十分なし得る大きさであることを特徴としており、また、空間の高さは身長180cm程度の男性が座った状態で、移動や作業が容易に出来るとともに、腰をかがめた状態で移動したり、椅子に座ったりするにも十分な高さとしたものである。
本考案の収納構造体により、マンション等の居室部のスペースのより良き利用が可能であり、また居住空間との十分なマッチングを有する収納構造体を提供することができる。
[実施の形態1]
図1は、本考案の実施の形態の1例を示す斜視説明図である。
図2は、図1において、上下段の建具を開放した状態を示す斜視説明図である。
図において、1は本実施の形態1の収納構造体、2は中間床の上下段に位置する側面壁支持体、3は中間床、4は中間床の下段に位置する側面壁支持体、5は中間床の上段に設けられた前面建具、6は中間床の下段に設けられた前面建具、8は中間床の上段に設けられた奥面壁支持体、9は中間床の下段に設けられた奥面壁支持体、10は収納構造体の天井、11は収納構造体の下段床、13は昇降用踏み台、14は昇降用手すり、20はマンションの壁面、30はマンションの床面、40は湿気、臭気吸収建材である。
本実施の形態1の収納構造体1は、基本的にマンションの壁20およびマンションの床30により構成されるマンションの居室部の一部に所定の形状をもった中間床3をベースに設置される。ここで云う所定の形状とは、面積Aを有する主として方形形状をいうが、必ずしも方形形状には限定されるものではない。しかし、中間床3の表面31の面積Aは、上述のごとく収納作業をしたり、椅子に座ったりするにのに十分な面積であり、且つ、居室部とのバランス上から余り大き過ぎても好ましくない。
経験的に、中間床3の表面31の面積Aは、2〜5m2 程度であることが好ましい。
2m2 以下では作業性が極めて悪くなり、また、5m2 以上では平均的なマンションの居室部に対しバランスがとれず好ましくない。
収納構造体1は、設置場所の高さを2分する中間床3と、該中間床3を支持するための柱または壁、および梁により構成された支持体と、中間床3の周辺を囲む、マンション床30と中間床3との間、および中間床3と収納構造体の天井10との間において開閉自在な建具5、6または/および壁2、4、8、9により囲んだものである。
なお、支持体としての壁2、4、8、9はマンションの壁10を、また収納構造体の天井10はマンションの天井を利用することも出来る。
当然、中間床3を支持する支持体としての柱または壁および梁は、中間床3の上に人間(大人)および収納物が載って十分に耐えるだけの耐荷重を有するものでなければならない。
前記中間床3の上段および下段に位置する建具5、6は、中間床の所定の形状面積により2枚引戸または3枚引戸を使用することによって、建具5、6の部分を大きく開け放すことができ、これにより居室部との一体感、連続性を保ちつつ、高さの異なる中間床3が同一空間に存在している視覚的な不思議さ、違和感を与え、従来のマンションにはない全く新しい空間を創造することができる。
また、前記中間床3の上段に設けられた壁8または建具5の、少なくとも一方向面のものを透明または半透明、特には半透明とすることにより、建具5を閉めたときに外からみると、中のダウンライトの明かりが柔らく外部にもれ出し、大きな「行燈」のような雰囲気を醸し出して、洋風とも和風ともいえないモダンで新しい照明効果をつくりだすことができる。
また、前記中間床3の下段に設けられた壁9または建具6の、少なくとも一方向面のものを透光性とすることにより、閉鎖時には外から内部が見えないようにするとともに、透光性による「行燈」様の効果が醸し出され、また逆に中からは外からの光が薄く入り、外部の明かりを柔らかに感じとることができる。
下段床11のレベルは、居室部の床30と同レベルのフラットとすることが望ましい。
また、下段床11の表面色彩を、居室部の床30と同じくすることにより、居室部との一体感、連続性を保つことができる。
なお、建材5、6にはアルミフレームにアクリルパネルを嵌め込んだ軽量のものを使用することが好ましい。これにより、開閉の操作性が向上するとともに、開閉時の騒音を抑えることができる。
前記中間床3の上下空間における高さ方向配設位置は、作業性、居室部とのバランスの点から重要である。
これらに対する各種の実用試験の結果、通常のマンション構造(通常天井高さは2600mm程度)においては、居室部床から中間床3の上面31までの高さは1100〜1300mm程度、中間床3の上面3から天井7までの高さは1250〜1600mm程度が好ましく、また居室部床から中間床3の下面33までの高さは1000〜1200mm程度が好ましいとの知見を得た。
また、中間床3への昇降に便利なように、取り外し自在な梯子、または固定的な踏み台と、安全対策としての手すりを設けることができる。図1、2では、昇降用踏み台13および手すり14が固定的に設けられている。
本考案の実施の形態1における中間床3および壁2、4、8、9は、その配設位置と同時にその構造、形状、、表面模様、色彩は作業性、居室部とのバランスの点から重要な意味をもっている。
中間床3や壁2、4、8、9の構造としては、その中間床3上に乗る付帯的な家具や人間の荷重に対し、材料力学的に材料の選定、桟木の併用等を考慮した十分な耐荷重構造であることは論をまたないが、上下の密閉された空間と該空間内に配置される照明や電気製品の存在を考慮すると、中間床3および壁2、4、8、9には、応分の耐湿性や通風性を付与するための手段を施すことが好ましい。
吸湿板の添付や通気孔の配設等を考慮することができる。
また、中間床3の下段および上段空間を照明するライトについては、照明器具が天井面からぶら下がらないよう、天井埋め込み型のダウンライトを用いることが好ましい。また、上下段内の付帯設備として2口コンセントを設置して、必要に応じて、別途の照明器具を用いたり、電荷製品が利用できるようにすることができる。
図3は本実施例における、K.N.マンションのリビング・ダイニング・キッチンに収納構造体(ハッチングA部分)を設置した配置図を示す。
P.A.マンション: リビング・ダイニング・キッチン 約15.9畳
収納構造体:
床面積: 約2.2畳×2層
居室部床面より下段の天井までの高さH2 :約1050mm
中間床上面より天井までの高さH1 : 約1400mm
中間床厚さT: 約150mm
中間床上表面材料:リビング・ダイニング・キッチン床に同じフローリング
建 具:
上段側 正面 アルミフレーム3枚引き戸(鴨居、敷居式)、
半透明アクリル板(t=3mm)嵌め込み
左側面 アルミフレーム2枚引き戸(鴨居、敷居式)
半透明アクリル板(t=3mm)嵌め込み
下段側 正面 アルミフレーム3枚引き戸(鴨居、敷居式)
透光性(乳白色)アクリル板(t=3mm)嵌め込み
左側面 アルミフレーム2枚引き戸(鴨居、敷居式)
透光性(乳白色)アクリル板(t=3mm)嵌め込み
壁8、9:
リビング・ダイニング・キッチンの壁面と同じビニールクロス貼り、
上下段ともコンセント設置、
下段の一部壁には湿気、臭気を吸収する建材を貼付する。
照 明: 上下段とも天井埋め込み型ダウンライト
本実施例による収納構造体1は、リビング・ダイニング・キッチンとの色彩マッチングもよく、デッドスペース的なA部が立体化され、居室部が拡大したようなイメージを与えることができた。
また、作業性もよく大人でも快適に収納等の作業することができることが確認された。
さらに、建具を遮蔽し、ダウンライトを点灯することにより「行燈」風のノスタルジックな雰囲気を醸し出すこともできた。
なお、上記の実施例は本考案の1実施例を示したものであり、収納構造体1の大きさ、各部の構造、条件等は、これに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の請求範囲において適用されるものである。
本考案の目的をもってすれば、マンションへの適用ばかりでなく、一戸建、公共施設等において適用できる可能性がある。
図1は、本考案の実施の形態の1例を示す斜視説明図である。 図1において、上下段の建具を開放した状態を示す斜視説明図である。 本考案の実施例における、リビング・ダイニング・キッチンに収納構造体(ハッチングA部分)を設置した配置図を示す。
符号の説明
1 本実施の形態1の収納構造体
2 中間床の上段に位置する支持体
3 中間床
4 中間床の下段に位置する支持体
5 上段に設けられた建具
6 下段に設けられた建具
8 中間床の上段に設けられた奥面壁支持体
9 中間床の下段に設けられた奥面壁支持体
10 収納構造体の天井
11 収納構造体の下段床
13 昇降用踏み台
14 昇降用手すり
20 マンションの壁面
30 マンションの床面
31 中間床の上表面
40 湿気、臭気吸収建材

Claims (4)

  1. マンションにおける居室部分の一部に据え付けられる収納構造体であって、マンションの床と天井との間の空間に、柱または壁、および梁により構成された支持体により支持された、所定の形状を有する中間床を設けたことを特徴とする収納構造体。
  2. 前記中間床の周辺が、マンション床と中間床との間、および中間床とマンション天井との間において開閉可能な建具、および壁により囲まれていることを特徴とする請求項1に記載の収納構造体。
  3. 前記所定の形状は、方形であることを特徴とする請求項1または2に記載の収納構造体。
  4. 前記所定の形状の床面積が、2〜5m2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163836A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Misawa Homes Co Ltd 手摺構造
JP2012211464A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Misawa Homes Co Ltd 建物

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