JP3114350U - 鼻腔用固定具 - Google Patents

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【課題】鼻腔内手術後にガーゼタンポンを詰める処置は、患者にタンポンの圧迫による痛みと鼻詰まりという苦痛を与える。また鼻腔内構造が複雑であるため、バルーンを膨らませて圧迫する方法は、止血が不十分なことがあり、これらを軽減する器具を提供する。
【解決手段】左右2組の挾片1,2と3,4を鼻腔の奥に入れて先端を鼻中隔後部で交差連結させ、鼻中隔を挟み、鼻孔外部にある両側挾片の後端を合わせて固定用糸1c、3cで固定する。鼻中隔以外の部位の止血の際には鼻腔側壁や頂部に予め適当量の軟膏ガーゼを詰めて置いてから、弧状シリコンチューブ6を挿入し、鼻腔通気を保ちながら上下周囲のガーゼを圧迫、固定する。本考案の直状挾片1、2;弧状上挾片3、4;補助下挾片5;中間部分がやや太くて両端がやや細い弧状シリコンチューブ6はそれぞれ単独または複数を効率に組み合わせて使用することで、さまざまな鼻腔内手術に対応できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、鼻腔内手術後鼻腔通気を保ちながら止血、固定する、特に鼻中隔矯正術後や鼻中隔からの出血の際に鼻中隔を固定する鼻腔用固定具に関する。
従来の鼻腔内手術後にはガーゼタンポンを詰めて48時間圧迫、固定するのが一般的である。またバルーンを膨らませて止血、固定する方法もある。
上述した鼻腔内手術後にガーゼタンポンを詰める処置は、患者にタンポンの圧迫による痛みと鼻詰まりという苦痛を与えるほか、くしゃみや嚥下運動によりガーゼタンポンが緩むこともある。また鼻腔内構造が複雑であるため、バルーンだけの圧迫では止血が不十分なことがある。
本考案は、このような従来の治療方法を改善しようとするものであり、その目的は、使用するガーゼを最小限にして患者の痛みや鼻詰まりを緩和し、止血、固定効果を高めることができる鼻腔用固定具を提供することにある。
本考案は上記目的を達成するために、左右2組の挾片を鼻腔の奥に入れて先端を鼻中隔後部で交差連結させ、鼻中隔を挟み、鼻孔外にある両側挾片の後端を合わせて糸でしっかり固定する。鼻中隔の中、下の部分だけを圧迫、固定する際には直状鋏片で十分であるが、より大きい面積の鼻中隔を固定する際には本体に軟膏ガーゼを付けた弧状上挾片と補助下挾片を組み合わせて使用する。
鼻中隔以外の部位の止血の際には鼻腔側壁や頂部に予め適当量の外用止血剤や軟膏付きガーゼを詰めてから、弧状シリコンチューブを挿入し、鼻腔通気を保ちながら上下周囲のガーゼを圧迫、固定する。
上記の直状挾片、軟膏ガーゼを下から上に被るように固定してある弧状上挾片と補助下挾片、中間部分がやや太くて両端がやや細い弧状シリコンチューブはそれぞれ単独または複数を効率に組み合わせて使用することで、様々な鼻腔内手術に対応できる。
本考案は、左右二組の挾片を使用し簡単な操作で、鼻中隔を有効かつ安定に圧迫、固定することが可能である。さらに弧状シリコンチューブで鼻腔通気を保ちながら上下周囲のガーゼを圧迫、固定することで、使用するガーゼを最小限にして患者の痛みや鼻詰まりを緩和することができる。本考案は構造と操作が簡単である。
人の鼻腔は、頂部が狭く側壁が不規則で、複雑な構造をしているだけでなく、人それぞれが異なった様相を呈しているため、器具のみで鼻腔内の様々な出血点を圧迫することは困難である。そして本考案は、適当量の軟膏ガーゼと上述の鼻腔用固定具のコンビで十分な止血、固定効果が得られる。鼻孔の大きさや鼻孔から鼻中隔後端までの長さは人種や年齢により異なる。日本人の鼻孔の大きさは平均15mm、鼻孔から鼻中隔後端までの長さは約70mmである。本考案の挾片の本体部分は鼻孔から鼻中隔後端までの長さを有し、かつ鼻孔に容易に入れる最大幅を持つ。また弧状シリコンチューブも鼻孔から鼻中隔後端までの長さを有し、かつ鼻孔に容易に入れる中間部分が最大直径を持つ。これらを考慮して数種類のサイズ、例えば大、中、小の3種類を用意することが一般に好ましい。上記の挾片は一定の硬さと弾力性のある素材、例えば合成樹脂がよい。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1において1と2はそれぞれ左右の直状挾片を示す。その先端は内側に少し湾曲して、左右連結部分1aと2aがU字状と逆U字状になって、鼻中隔後部で互いに噛み合い易いような構造にする。後端1b、2bは外鼻孔から下方にL字状に屈曲し、鼻腔内操作を邪魔しないようにする。左側後端には固定用糸1cが設けられている。挾片後端の上下縁1d、2dは波形状になって固定用糸1cを巻き易いようにする。本考案の直状挾片1と2は、図6の模式図に示すように使用されるが、この使用方法について後で詳しく説明する。
図2、図3において3と4は左右弧状上挾片を示す。それらの先端と後端の形状は上述の直状挾片1,2と同じ構造であるが、本体の部分が弧状になっており、図2に示すように細孔3g、4gが設けられている。図3に示すように、左弧状上挾片3は軟膏ガーゼ7を下から上に被るようにし、細孔3gを通じ、糸でガーゼを両面に密着固定し、左弧状上挾片3の上縁でさらに2列固定した後、残りのガーゼはフラップ7R、7Lとなる。右弧状上挾片4も同じ方法で軟膏ガーゼ7を固定し、フラップ7R、7Lを作る。ガーゼフラップ7R、7Lは処置中使用し易い形にハサミで加工してもよい。
図4は補助下挾片5を示す。同一形状のものを二つ用意する。長さは鼻中隔の皮膚粘膜境界部から鼻中隔後端までよりやや短くし、幅は鼻腔に容易に入れる最大幅にするのが好ましい。図4に示すように先端5aが上方に屈曲して弧状上挾片の内側と接する面積を大きくする。また補助下挾片5の後部片側に小円形突起を設け、さらに対側の弧状上挾片3,4に相応の孔を造り、凹凸形固定装置を設けてもよい。本考案の弧状上挾片3,4と補助下挾片5の組み合わせは図7の模式図のように使用される(見やすくするため軟膏ガーゼは描いていない)。
図5は弧状シリコンチューブ6を示す。同一形状のものを二つ用意する。両端をやや細く、中間部分はやや太くし、鼻腔に容易に入れながら、鼻腔内の視野を確保するようにする。チューブ6本体の外壁には縦方向の滑り止め用突条6hを設け、ガーゼが緩んでくるのを防ぐ。副鼻腔手術後に鼻腔側壁や頂部を圧迫する際にはあらかじめ外用止血剤や軟膏付きガーゼを入れて置いてから弧状シリコンチューブ6を挿入し、さらにチューブ6の下に小さいガーゼを詰めて固定する。直状挾片1,2と弧状シリコンチューブ6の組み合わせは図8の模式図のように使用される。
図6〜図8を詳しく説明する。
図6は本考案の直状挾片1と2の使用方法の模式図を示す。鼻中隔の中、下部を固定する際に、直状挾片1と2を両鼻腔の奥に入れ、鼻中隔後部で左右のU字状、逆U字状連結部1aと2aを交差連結させる。そして鼻孔外の両側挾片の後端を合わせて鼻中隔を挟み、固定用糸1cでしっかり固定する。圧迫しようとする部位の鼻中隔面に外用止血剤や軟膏付きガーゼを薄く当ててから、上記の直状挾片1と2を使用してもよい。8は左鼻中隔面、9は鼻中隔後端、10は鼻小柱を示す。実際の使用では組織の壊死を防ぐため、固定時間と圧迫の力加減に注意を要する。
図7は、左右弧状上挾片3,4と補助下挾片5の組み合わせの使用方法の模式図を示す。この方法は、鼻中隔高位湾曲の矯正後やより大きい面積の鼻中隔を固定する際に適する。先端と後端の形状は上述の直状挾片1,2と同じ構造である。図7に示すように、挾片の先端3a、4aを鼻中隔後部で交差連結させる。そして、補助下挾片5を上記の弧状上挾片3,4と鼻中隔側ガーゼフラップ7Rの間に入れて、下部鼻中隔面をカバーするようにする。そして鼻孔外の両側挾片の後端を合わせて鼻中隔を挟み、固定用糸3cでしっかり固定する。圧迫しようとする部位に外用止血剤や軟膏付きガーゼを薄く当ててから、上記の挟片3,4,5を使用してもよい。鼻腔側壁側ガーゼフラップ7Lは鼻腔頂に詰めて置くか、要らない場合は切除する。
図8は、直状挾片1,2と弧状シリコンチューブ6の組み合わせの使用方法の模式図を示す。直状挾片1,2を上述の図6の説明のように鼻中隔を固定した後、鼻腔側壁や頂部に予め外用止血剤や軟膏付きガーゼなどを詰めて、止血処置を取る。そして、弧状シリコンチューブ6を鼻腔に入れて、上部や周囲のガーゼを支えて圧迫、固定し、さらにチューブ6の下に小さいガーゼを詰めて固定を強化する。チューブ6本体の外壁には縦方向の滑り止め用突条6hを設ける。この方法は、チューブ6により鼻での通気を保ちながら、使用するガーゼの量を最小限にし、またシリコン素材の弾力性により、ガーゼが緩んでくるのを防げるメリットがある。
上述したように本考案は従来の治療方法より患者の痛みや鼻詰まりを緩和し、様々な鼻腔内手術に対して有効かつ安定に圧迫、固定できる。本考案の鼻腔用固定具は、簡単な構造で、大量生産に適し、合成樹脂などの素材で作れるのでコストも安価に生産することができる。また操作も簡単である点で普及しやすい。
本考案の実施の1例の左右直状挾片の斜視図。 本考案の左右弧状上挾片の斜視図。 図2に軟膏ガーゼを固定した左右弧状上挾片の斜視図。 補助下挾片の斜視図。 弧状シリコンチューブの斜視図。 図1の左右直状挾片の使用状態の側面模写図。 図2の左右弧状上挾片の使用状態の側面模写図。 直状挾片と弧状シリコンチューブの使用状態の側面模写図。
符号の説明
1 左直状挾片
1a 左先端U字状連結部
1b 左直状挾片の後端L字状屈曲部
1c 固定用糸
1d 左直状挾片の後端波形状部
2 右直状挾片
2a 右先端逆U字状連結部
2b 後端L字状屈曲部
2d 右直状挾片の後端波形状部
3 左弧状上挾片
3a 左上挾片先端U字状連結部
3c 左弧状上挾片の固定用糸
3g 細孔
4 右弧状上挾片
4g 細孔
5 補助下挾片
5a 補助下挾片先端
6 弧状シリコンチューブ
6h 弧状シリコンチューブ本体の縦行紋
7 軟膏ガーゼ
7R 鼻中隔側ガーゼフラップ
7L 鼻腔側壁側ガーゼフラップ
8 鼻中隔
9 鼻中隔後端
10 鼻小柱

Claims (3)

  1. 左右2組の挾片の先端を鼻中隔後部で交差連結させ、鼻中隔を固定することを特徴とする鼻腔用固定具。
  2. 弧状シリコンチューブで鼻腔通気を保ちながら上下のガーゼを圧迫、固定することを特徴とする鼻腔用固定具。
  3. それぞれ単独または複数を効率に組み合わせて使用できる直状挾片、軟膏ガーゼを下から上に被るように固定してある弧状上挾片と補助下挾片、中間部分がやや太くて両端がやや細い弧状シリコンチューブから成ることを特徴とする鼻腔用固定具。









































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KR101310625B1 (ko) * 2011-04-11 2013-09-24 고려대학교 산학협력단 비강 내 지혈용 패킹
CN105342661A (zh) * 2015-12-03 2016-02-24 常州英维瑞特医疗器械科技有限公司 一种鼻中隔保持器
CN113729863A (zh) * 2021-09-30 2021-12-03 四川大学华西医院 一种压力可调可视的鼻腔止血器

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