JP3114197U - ダイヤモンド回転刃板 - Google Patents

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Abstract

【課題】
合成樹脂板などを切断する際、目詰まりせず良好な切れ味を維持し、曲がらずに真っ直ぐ切断することができるダイヤモンド回転刃板を提供する。
【解決手段】
円板状の基板2表面にダイヤモンド粒子を付着させたダイヤモンド回転刃板1を回転させて、合成樹脂板の切断などを行う。基板2の表面に付着させるダイヤモンド粒子は、一定間隔でダイヤモンドの付着を省略してダイヤモンド粒子の付着していない溝4を形成する。溝4の平面形状は、中心側から外周に向けて回転の後方に向けて傾斜する傾斜溝とするとともに、この溝4を基板2の表裏両面に対称的に形成する。切断作業時に発生した切屑は、溝4に案内され表裏両面において、同じ条件で円滑に排出される。
【選択図】 図3

Description

この考案は、ハンドグラインダなどの動力回転装置に装着し、合成樹脂板の切断や、チップソー、草刈刃、コンバイン刃、包丁などの研磨に利用するダイヤモンド回転刃板に関する考案である。
基板の表面にダイヤモンド粒子を電着などの手段によって付着させ、該ダイヤモンド粒子によって切断作用を行うダイヤモンド刃板(ダイヤモンドディスク)が知られている。基板の表面に付着させるダイヤモンドは、基板表面の全面に付着させるのが一般的である。また、基板表面に付着させるダイヤモンド粒子の、付着の一部を省略することも行われている。
ダイヤモンド回転刃板を用いて、塩化ビニール製波板その他の合成樹脂板を切断する場合、従来の全面にダイヤモンド粒子を付着させたダイヤモンド回転刃板では、ダイヤモンド粒子の間に切削屑が詰まって切断性能が低下する欠点があった。また、基板表面に付着させるダイヤモンド粒子の、一部の付着を省略したものであっても、付着を省略した部分を切断時に切屑の排出溝として機能させる思想がないため、切屑が効果的に排出されない欠点があった。たとえば、表面と裏面に同じパターンの傾斜模様で、溝を形成したものも存在するが、このようなものでは、片面では切屑が排出されても他の面では切屑の排出が阻害されるように作用するものであった。
上記、従来技術の欠点に鑑み、本考案はダイヤモンド回転刃板を用いて、塩化ビニール製波板の切断などを行った場合に、効果的に切屑が排出され、優れた切削機能を発揮するダイヤモンド回転刃板を実現することを目的とするものである。
従来技術の欠点を解消するため、円板状の基板2の表面にダイヤモンド粒子を付着させたダイヤモンド回転刃板1を回転させて、付着させたダイヤモンド粒子によって合成樹脂板の切断や刃物の研磨を行うダイヤモンド刃板において、本考案に係るダイヤモンド回転刃板1は、基板2の表面に付着させるダイヤモンド粒子を、外表面の全面に付着させるのではなく、一部の付着を省略することによって溝4を形成する。
ダイヤモンド粒子の付着を省略することによって形成する溝4は、平面形状を中心側から外周方向に、回転の後方に向けて傾斜する溝4とする。この、傾斜する溝4の形状は基板2の表裏両面に対称的に形成する。
請求項2記載の考案は、基板2の表面に形成する溝4は、外周方向に向けて傾斜角度が大きくなるように変化する渦曲線とする。
請求項1記載の本考案ダイヤモンド回転刃板1によれば、ダイヤモンド粒子の付着を省略することによって形成する溝4が、合成樹脂材などの切断作業に使用する場合に、切屑の排出路として、表裏両面において効果的に機能し、常に良好な切れ味を維持するとともにきれいな切断面を実現することができる。そして、ダイヤモンド回転刃板1の表裏両面において切削抵抗(切断のための負荷)が均等に作用するため、切断方向が曲がらす、真っ直ぐに切断することができる。さらに、切屑の排出を促進することによって、ダイヤモンド粒子の脱落も少なく長期間の使用に耐えることができる効果がある。
請求項2記載の考案によれば、切屑排出のための溝4の形状をより自然な流れとして、切屑の排出を円滑に行わせることができる効果がある。
以下、本考案に係るダイヤモンド回転刃板の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、ダイヤモンド回転刃板の表面図、図2は、ダイヤモンド回転刃板の裏面図である。図3はダイヤモンド回転刃板による切断状況を示す縦断面図であり、図4は図3のIV―IV線の部分拡大断面図である。
本考案に係るダイヤモンド回転刃板1は、円板状の基板2の表面に電着によってダイヤモンド粒子を付着させてダイヤモンド層3を形成する。電着によって基板2にダイヤモンド粒子を付着させるに際し、マスキングを施して表面の一部にダイヤモンド粒子の付着を省略する。すなわち、基板1の中央部は、切断作業や研磨作業に有効に利用されない領域であるため、外周から一定幅の領域にダイヤモンド粒子を付着させる。
さらに本考案では、外周から一定幅のダイヤモンド粒子付着層3において、一定間隔でダイヤモンドの付着を省略してダイヤモンド粒子の付着していない溝4,4を、一定間隔で形成する。溝4は、一定間隔で配置するものであるが、その数は特に限定されるものではなく、図示実施形態においては、等間隔に18個の溝4,4を形成している。溝4,4を形成するには、先に説明したように電着に際してマスキングを施しておくことによって形成することができる。
ダイヤモンド付着層の一部を省略することによって形成する溝4は、平面形状を中心側から外周方向に、回転の後方に向けて傾斜する溝4,4とする。そして、これら溝4の形状は、図1に示す表面と、図2に示す裏面のように、基板2の表裏両面に対称的に形成する。基板2の中心部分には、取付孔5を穿設している。
溝4は、ダイヤモンド粒子の付着を省略することによって形成するものであるため、その深さはさほど深いものではなく、ダイヤモンド付着層の深さとなり、例えば、0.5ミリメートル程度として実施することができる。また、基板2の外周面部分は、切断作業に際して最も機能する部分であるから、基板の外周面にはダイヤモンド粒子を隙間なく付着させる。そのため、溝4は外周縁の直前で終了することになるが、切断作業に際して、ダイヤモンド回転刃板1の外周縁は、被切断物6の裏面から突出することになるため、溝4の切屑排出路としての機能を損なうことはない。
図3は、ダイヤモンド回転刃板1による被切断物6(例えば合成樹脂板)の切断状況を示す縦断面図である。図3において、矢印方向に回転するダイヤモンド回転刃板1を左方向に移動させると、ダイヤモンド回転刃板1の外周縁で発生した切屑7の一部は、外周縁によって排出されると同時に、一部の切屑はダイヤモンド回転刃板1の側面に移動する。外周縁で発生し、側面に移動した切屑7及びダイヤモンド回転刃板1の側面で発生した切屑7は、ダイヤモンド付着層3から溝4に導入され、溝4に保持される状態で移動する。そして、図3及び図4に示すように、溝4の先端が解放される位置において、切屑7は外部に排出される。
ダイヤモンド回転刃板1の側面に位置し、また溝4に保持された状態の切屑には、ダイヤモンド回転刃板1の高速回転によって遠心力が働き、この力が溝4の傾斜方向と一致して円滑に排出される。そして、その傾斜形状が渦形状であると、遠心力による切屑の流れとマッチし、より円滑に切屑が排出されることになる。
上記、切屑の排出状況において、仮に溝4の傾斜方向が反対方向であると、発生した切屑7が溝4に沿って内周方向へ案内され、切屑7の排出が円滑に行われないことになる。すなわち、ダイヤモンド回転刃板1の表裏両面に、同じパターンの傾斜する溝4が形成されていると、一方の面においては切屑が排出されるが、他方の面では切屑排出されずに詰まる現象が発生し、全体として切屑が効果的に排出されない状況が発生する。
ダイヤモンド回転刃板1による切断作業に際し、切屑が円滑に排出されないと、ダイヤモンド付着層3に目詰まりを起こして良好な切れ味、換言すれば、きれいな切断面を得ることができない。特に、ダイヤモンド回転刃板1の表裏両面における切削抵抗が異なると切断方向に狂いを生じ易く、切断方向のブレや、まっすぐに切断しにくいという欠点が生じる。また、切屑と切断部側面との摩擦によって発生する熱のため、ダイヤモンド粒子の劣化や脱落を誘発し、寿命を縮めることにもなる。
これら従来技術の欠点に比較し、本考案では上記従来技術の欠点を解消することができるものである。
本考案に係るダイヤモンド回転刃板の表面図、 本考案に係るダイヤモンド回転刃板の裏面図、 本考案に係るダイヤモンド回転刃板による切断状況の縦断面図、 図3におけるIV―IV線部分拡大断面図。
符号の説明
1…ダイヤモンド回転刃板、 2…基板、 3…ダイヤモンド付着層、 4…溝、 5…取付孔、 6…被切断物、 7…切屑。

Claims (2)

  1. 円板状の基板表面にダイヤモンド粒子を付着させたダイヤモンド回転刃板を回転させて合成樹脂板の切断や刃物の研磨を行うダイヤモンド刃板において、基板の表面に付着させるダイヤモンド粒子は、一定間隔でダイヤモンドの付着を省略してダイヤモンド粒子の付着していない溝を形成し、該溝の平面形状を中心側から外周方向に、回転の後方に向けて傾斜する溝とし、該傾斜する溝を基板の表裏両面に対称的に形成したことを特徴とするダイヤモンド回転刃板。
  2. 基板表面に形成する溝は、外周方向に向けて傾斜角度が大きくなるように変化する渦曲線としたことを特徴とする請求項1記載のダイヤモンド回転刃板。
JP2005005010U 2005-06-29 2005-06-29 ダイヤモンド回転刃板 Expired - Lifetime JP3114197U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020006480A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社アマダホールディングス 鋸工具の製造方法及び鋸工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020006480A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社アマダホールディングス 鋸工具の製造方法及び鋸工具
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