JP3112919B2 - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

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JP3112919B2
JP3112919B2 JP02187247A JP18724790A JP3112919B2 JP 3112919 B2 JP3112919 B2 JP 3112919B2 JP 02187247 A JP02187247 A JP 02187247A JP 18724790 A JP18724790 A JP 18724790A JP 3112919 B2 JP3112919 B2 JP 3112919B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカラー液晶ディスプレイを用いたコンピュー
タ装置に係り、特にコンピュータとして使用中にテレビ
ジョン放送などの画像を表示する機能を備えたコンピュ
ータ装置に関する。
(従来の技術) ラップトップ型コンピュータと呼ばれる小型のコンピ
ュータでは、表示装置として低消費電力で薄型化ができ
るという特長から、液晶ディスプレイが多く用いられて
いる。現在、液晶ディスプレイは大画面化とカラー化が
進められており、画面サイズ10〜16インチクラスのフル
カラー液晶ディスプレイが出現し始めている。近い将来
にはこのような大型フルカラー液晶ディスプレイが量産
化され、液晶テレビは勿論、ラップトップ型コンピュー
タにも搭載され始めると予想される。
大画面でカラー表示が可能な液晶ディスプレイをラッ
プトップ型コンピュータに搭載した場合、当然の要求と
してディスプレイをテレビジョン放送などのビデオ表示
にも使えるようにすることが望まれる。モニタディスプ
レイにCRTを用いたコンピュータシステムでは、テレビ
ジョン受信回路を内蔵してテレビ受像機としても使用で
きるようにしたものが商品化されている。このような従
来のコンピュータは、基本的にコンピュータとしての機
能とテレビジョン受像機としての機能を合体させたもの
に過ぎず、択一的な使用しか出来ない。例えばコンピュ
ータとして計算動作をさせている間に、テレビジョン画
像を表示したりすることは出来ない。コンピュータの処
理には長い時間を要する計算などもあり、このような場
合には計算が終るまでの間テレビジョン画像を表示でき
れば、退屈をまぎらすことができると考えられる。
また、特にコンピュータが計算などの処理を行ってい
ない場合でも、例えば気分転換を図ったり、緊急ニュー
スを視聴する等の目的で、コンピュータ部を停止させる
ことなくワンタッチでテレビジョン画像の表示モードに
移行し、その後任意の時に特別な立ち上げ操作を必要と
することなくコンピュータ部を再び動作させることがで
きるようにすれば、実用上極めて有効と考えられる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の液晶ディスプレイを用いたコピ
ュータでは、コンピュータとして使用中にテレビジョン
画像などをディスプレイ上に表示をすることができな
い。しかし、今後コンピュータ搭載の液晶ディスプレイ
がテレビジョン画像などの表示にも十分耐えるように大
画面化、カラー化が進むと、このような要求が強くなる
と考えられる。
本発明は、コンピュータとして使用中にカラー液晶デ
ィスプレイにテレビジョン画像を表示したり、あるいは
外部の機器から入力されたビデオ信号を画像として表示
することができ、その後任意のときに通常のコンピュー
タとして使用可能な状態に即座に復帰できるコンピュー
タ装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するため、テレビジョン放
送を受信してヒデオ信号を得る受信手段と、この受信手
段により得られたビデオ信号をカラー液晶ディスプレイ
の表示形態に適した信号形式に変換処理するビデオ信号
処理手段と、カラー液晶ディスプレイに表示すべき表示
用データを保持する表示用記憶手段と、通常のコンピュ
ータとして使用中はコンピュータ出力データを表示用記
憶手段に表示用データとして書込み、コンピュータとし
て使用中にテレビジョン画像の画像表示要求が生じたと
きはヒデオ信号処理手段で処理されたビデオ信号を表示
用記憶手段に表示用データとして書込む制御と、該表示
用データを読出してカラー液晶ディスプレイに供給する
制御を行う表示制御手段とを具備することを基本的な特
徴とする。
本発明のより好ましい態様においては、コンピュータ
外部から入力されるビデオ信号も受け付けることを可能
とし、この外部から入力されるビデオ信号と受信手段に
より得られたビデオ信号のいずれかを画像表示要求に応
じて選択する選択手段を備える。この場合、コンピュー
タとして使用中に画像表示要求が生じたときは、選択手
段で選択されビデオ信号処理部で処理されたビデオ信号
を表示用記憶手段に表示用データとして書込む。
受信手段およびビデオ信号処理手段が所定の動作状態
になるためにコンピュータ部からの管理による制御を必
要とする場合には、画像表示要求が生じたときコンピュ
ータ部に割り込みを発生させ、コンピュータ部の制御下
で動作状態の設定を行うようにしてもよい。
表示制御手段は、画像表示要求が生じたときコンピュ
ータ出力データをカラー液晶ディスプレイの画面の一部
に縮小表示されるように表示用記憶手段の一部の領域に
書込み、表示用記憶手段の他の領域にビデオ信号を書込
むか、または表示用記憶手段の全領域にビデオ信号を書
込む。
また、表示制御手段はより具体的にはカラー液晶ディ
スプレイを二値表示モードと階調数の比較的少ない第1
のカラー表示モード(以下、マルチカラー表示モードと
いう)または階調数の比較的多い第2のカラー表示モー
ド(以下、フルカラー表示モードという)の少なくとも
三種類の表示モードに選択的に設定可能に構成され、コ
ンピュータ処理時は二値表示モードまたはマルチカラー
表示モードに設定し、画像表示要求が生じたときはフル
カラー表示モードに設定する。また、フルカラー表示モ
ードの時は1フィールドを複数のサブフィールドに分割
して各サブフィールド毎に異なる階調範囲内で階調表示
を行う。
カラー液晶ディスプレイは、カラー液晶パネルと、カ
ラー液晶パネルの表示面と反対側に配置されたバックラ
イトとを有する。この場合、テレビジョン画像などの画
像表示要求が生じたときバックライトの輝度を上げる輝
度調整手段を有することが望ましい。
(作用) 本発明のコンピュータ装置では、コンピュータとテレ
ビジョン受像機の両方の機能を持ち、キー操作などによ
りテレビジョン画像の画像表示開始要求が出されると、
テレビジョン受信回路が動作を開始し、希望のチャネル
のビデオ信号が得られる。このビデオ信号は一般にはデ
ィジタル信号に変換され、さらにカラー液晶ディスプレ
イでの表示に適した信号形式に変換処理される。コンピ
ュータとして使用中にテレビジョン画像の画像表示要求
が生じると、この変換されたビデオ信号が表示用データ
として表示用記憶手段の全域のまたはコンピュータ出力
データ記憶領域以外の領域に書き込まれ、表示制御手段
の制御によりカラー液晶ディスプレイ上の画面の全部ま
たは一部に表示される。後者の場合、画面の残りの領域
にコンピュータ出力データが縮小表示される。また、外
部から入力されたビデオ信号も同様にして表示される。
こうしてコンピュータとして使用中に、要求に応じて
受信したテレビジョン画像や外部からのビデオ信号をカ
ラー液晶ディスプレイに画像として表示することができ
る。この場合、コンピュータの動作を止める必要がない
ので、画像表示が不要となった場合は画像表示要求を解
除することで、直ちに通常のコンピュータとして使用可
能な状態に復帰できる。
テレビジョン画像等の画像表示時は、多階調が要求さ
れるが、これに対しては例えば1フィールドを複数のサ
ブフィールドに分け、各サブフィールドでの階調数を減
らして表示し、1フィールド全体で多階調を表示するよ
うにすればよい。また、テレビジョン画像等の画像表示
に際しては、バックライトの輝度を上げる。一方、コン
ピュータ用ディスプレイとして用いる時は、二値表示ま
たはマルチカラー表示モードが設定されるので、サブフ
ィールドに分けず1フィールドのみで階調表示を行う
か、またはサブフィールドに分けた時は各サブフィール
ド同一の階調を表示するようにし、バックライトの輝度
は下げる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。第1図は本発明の一実施例に係るコンピュータ装置
のブロック図、第2図は外観図、第3図はキーボード上
のキー配列を示している。
まず、第2図により本実施例のコンピュータ装置の概
要を説明すると、コンピュータ本体200上にはカラー液
晶ディスプレイ201、スピーカ202(この場合、ステレオ
対応で左右に設けられる)、TVアンテナ203、チャネル
表示器204、キーボード205、可撓性磁気ディスク挿入口
206等が備えられている。
キーボード205は第3図に示すように、通常のコンピ
ュータを使用するときのキー301の他に、TVチャネルを
選局するためのキー302、TV,VTR等入力切替のためのキ
ー303,304、画面調整用のキー305、TVチャネルの順送・
逆送りと音声出力の増減のためのキー306,307,308,309
等からなる。なお、キー305,306はそれぞれTVチャネル
および音声出力調整時に選択されるキーであり、キー30
8,309はチャネルの順・逆送りおよび音声出力の増減に
共用のアップダウンキーである。また、コンピュータで
プログラムした調整項目、タイマー予約等のメッセージ
をディスプレイ201に表示するためのワンタッチキーと
して、オプションキーF1〜F10を使用する。
次に、本実施例のコンピュータ装置の内部構成を第1
図により説明する。まず、カラー液晶ディスプレイ201
は液晶パネル210と、垂直走査回路211、水平駆動回路21
2およびバックライト213からなる。
コンピュータ部111の構成要素として、キー100、キー
インタフェース101、SCSI(Small Computer System Int
erface)102、メモリカードインタフェース103、光ディ
スクドライブ装置(OD)104、可撓性磁気ディスクドラ
イブ装置(FDD)105、ハードディスク装置(HDD)106、
CPU107、ディジタル信号プロセッサ(DSP)108、作業用
メモリ(RAM)109が設けられ、これらはバス110に接続
されている。以下、インタフェースをI/Fと略記する。
TV(テレビジョン)アンテナ203には、TV受信回路120
が接続されている。TV受信回路120は高周波(RF)増幅
器121、周波数変換器122、中間周波数(IF)増幅器12
3、映像検波器124、映像増幅器125、4.5MHz検波器126、
音声IF増幅器127およびFM検波器128により構成される。
すなわち、TVアンテナ203で受信されたTV放送波はRF増
幅器121、周波数変換器122、IF増幅器123、映像検波器1
24および映像増幅器125を経てベースバンドビデオ信号
に戻され、TV音声は4.5MHz検波器126、音声IF増幅器127
およびFM検波器128を経て復調される。
ビデオ入出力ポート(以下、ビデオI/Oポートとい
う)130は同軸ケーブルあるいは光ファイバケーブルで
外部装置と接続され、外部装置との間でビデオ信号およ
びオーディオ信号の授受を行う。なお、ビデオI/Oポー
ト130はアナログビデオ/オーディオ出力とディジタル
出力を両方備えているものとする。
コントロールI/F131はバス110に接続され、CPU107の
管理下でTV受信回路120、ビデオI/Oポート130、ビデオ
切替器134およびオーディオ切替器135を制御する。バス
110には更にオーディオI/F132を介してA/D・D/A変換器1
33が接続されている。オーディオI/F132は、SCSI102を
介して外部装置との間でオーディオ信号の授受を行う。
ビデオ切替器134は映像増幅器125、ビデオI/Oポート1
30、コントロールI/F131、A/D・D/A変換器136、同期分
離回路138に接続され、コントロールI/F131により制御
されてビデオI/Oポート130のビデオ信号入出力、A/D・D
/A変換器136の入出力、同期分離回路138の入力の切替を
行う。オーディオ切替器135はFM検波器128、低周波増幅
器129、ビデオI/Oポート130、コントロールI/F131、A/D
・D/A変換器133に接続され、コントロールI/F131により
制御されて低周波増幅器129の入力、ビデオI/Oポート13
0のオーディオ信号入出力、A/D・D/A変換器133の入出力
の切替を行う。
A/D・D/A変換器133はオーディオI/F132からのディジ
タルのオーディオ信号をアナログ信号に変換して切替器
135に供給し、切替器135からのアナログのオーディオ信
号をディジタル信号に変換してオーディオI/F132に供給
する。A/D・D/A変換器136は、切替器134からのアナログ
のビデオ信号をディジタル信号に変換してフレームメモ
リ137へ供給し、フレームメモリ137からのディジタルの
ビデオ信号をアナログ信号に変換して切替器134へ供給
する。フレームメモリ137は1ないし複数画面分のビデ
オ信号を一時記憶するためのものである。同期分離回路
138は、ビデオ切替器134からのビデオ信号中の水平・垂
直同期信号を分離してコントローラ139に供給する。A/D
・D/A変換器136およびフレームメモリ137を動作させる
ためのクロックは、コントローラ139により生成され
る。
ビデオ信号処理回路140はフレームメモリ137から読出
されたビデオ信号をカラー液晶ディスプレイ201での表
示形態に適した信号形式に変換するためのもので、CPU1
07によって動作モードがプログラム可能な3つのビデオ
信号プロセッサ、以下VSPという)、すなわちVSP(I)
141,VSP(II)142,VSP(III)143を有する。
表示用メモリ144はコントローラ139により制御され、
カラー液晶ディスプレイ201で表示するための表示用デ
ータ、つまりビデオ信号処理回路140によって処理され
たビデオ信号データや、コンピュータ部111からの出力
データ(計算データ等)を保持する。この表示用メモリ
144は、後述するようにコンピュータとしての動作中に
例えばTV画像の画像表示要求が生じたとき、カラー液晶
ディスプレイ201でTV画像を表示するために設けられた
ものである。ディスプレイコントローラ145はカラー液
晶表示ディスプレイ201の表示動作を制御するためのも
のである。コントローラ139とビデオ信号処理回路140お
よびディスプレイコントローラ145は、バス146によって
接続されている。
カラー液晶ディスプレイ201は、液晶パネル210、垂直
走査回路211、水平駆動回路212および液晶パネル210を
背面側から照明するバックライト213からなっている。
これらの構成については、後述する。バッテリ151およ
びACアダプタ152は本コンピュータ装置の電源であり、
携帯時には通常バッテリ151が使用され、家庭やオフィ
ス等ではACアダプタ152が使用される。ACアダプタ152は
バッテリ151のための充電器を兼ねている。
次に、本実施例のコンピュータ装置における動作例を
第4図〜第6図のフローチャートを参照して説明する。
コンピュータ部111の計算動作中にTV画像を表示する
場合(第4図) まず、初期状態としてはコンピュータ部111が計算処
理を行っており、その出力データ(計算データ)が表示
用メモリ144内のデータ記憶領域に記憶され、その内容
がディスプレイコントローラ145を介して読出され、カ
ラー液晶ディスプレイ201によって表示されているもの
とする。この状態でユーザによってTVキー303が押され
ると、CPU107に割り込みが発生し、CPU107はコントロー
ラ139を制御モードとする(S11〜S13)。CPU107はVSP
(I)141に対してはY/C分離モード、VSP(II)142に対
してはインタレース−ノンインタレース変換モード、ま
たVSP(III)143に対してはY/C→R.G.B変換モードとな
るようなプログラムをそれぞれロードする(S14)。
次に、CPU107はコントローラ139を介してディスプレ
イコントローラ145をフルカラー表示モードとし、同時
にバックライト213の輝度を上げる制御を行う(S15)。
また、このときディスプレイコントローラ145は表示用
メモリ144内の計算データの表示モードを縮小モードと
する(S16)。
次に、CPU107は制御コードを発生し、コントロールI/
F131を介してビデオ切替器134およびオーディオ切替器1
35をTV画像表示モードに制御する(S17)。すなわち、
ビデオ切替器134は映像増幅器125の出力を選択する状
態、オーディオ切替器135はFM検波器128の出力を低周波
増幅器129に供給する状態とされる。
この状態でユーザにより希望チャネルがキー302また
はキー306,308,309により選択されると、CPU107はその
選択されたチャネルのコードを発生し、コントロールI/
F131を介してTV受信回路120に選局を行わせる(S18〜S1
9)。すなわち、RF増幅器121および周波数変換器122内
の同調回路が希望チャネルに同調するように制御され
る。このとき映像増幅器125から出力されるビデオ信号
は、ビデオ切替器134を介して同期分離回路138に供給さ
れ、またFM検波器128から出力されるオーディオ信号は
オーディオ切替器135を介して低周波増幅器129に供給さ
れ、スピーカ202から音声として出力される(S20)。同
期分離回路138は水平・垂直同期信号と、これに同期し
た同期クロックを発生してコントローラ139に供給し、
コントローラ139はこれに基づいてフレームメモリ137お
よびA/D・D/A変換器136に必要なクロックを供給する(S
21)。
次に、映像増幅器125から出力されるビデオ信号はビ
デオ切替器134を介してA/D・D/A変換器136に供給され、
ディジタル信号に変換された後、フレームメモリ137に
書込まれる。このフレームメモリ137内のビデオ信号デ
ータは、コントローラ139を介して読出され、VSP(I)
141に入力される。フレームメモリ137に書き込まれたビ
デオ信号データは、一般に輝度信号(Y)に色差信号
(C)が重畳されたコンポジット信号データである。VS
P(I)141は先のようにY/C分離モードにプログラムさ
れており、フレームメモリ137から読出されたビデオ信
号データ中のY信号とC信号を分離し、ベースバンドコ
ンポーネント信号を得る。こうしてY/C分離されたベー
スバンドコンポーネント信号データは、次にVSP(II)1
42でインタレース−ノンインタレース変換され、さらに
VSP(III)143でY/C→R,G,B変換されることにより、カ
ラー液晶ディスプレイ201での表示に適した信号形式と
された後、ディスプレイコントローラ145に送られる(S
22〜S26)。
ディスプレイコントローラ145は入力されたR.G.Bビデ
オ信号データにカラー液晶ディスプレイ210でフルカラ
ー表示するためのコード変換を施した後、そのビデオ信
号データを表示用メモリ144内の計算データ(縮小モー
ド)記憶領域以外の領域に書込む。これによりカラー液
晶ディスプレイ201にTV画像と計算データの縮小画像が
表示される(S27)。こうして希望チャネルのTV画像が
表示可能な状態になると、CPU107の割り込みは解除さ
れ、コンピュータ部111は計算処理を続行する(S28)。
なお、このTV画像表示時にユーザがキー307〜309によ
り音量調節操作を行った場合もCPU107に割り込みが入
り、コントロールI/F131を介して低周波増幅器129にゲ
インを変えるための調整データが与えられる。
次に、ユーザが通常のコンピュータとして使用するた
めにTV画像表示を止めるべきTVキー303を再び押すと、C
PU107に割り込みが発生する(S29〜S30)。このときCPU
107はコントローラ139を介してディスプレイコントロー
ラ145を表示用メモリ144内のデータ記録領域のみを表示
するモードに切替えるとともに、白黒表示モードとし、
同時にバックライト213の輝度を低下させる(S31)。ま
た、TV受信回路130、A/D・D/A変換器136、フレームメモ
リ137、ビデオ信号処理回路140を構成するVSP(I)141
〜(III)143の動作を停止する(S32)。そして、計算
データを表示用メモリ144を読み出し、ディスプレイコ
ントローラ145を介してカラー液晶ディスプレイ201に送
って計算データを表示する(S33)。
上記の説明では、計算動作中にTVキー302を押したと
きTV画像と縮小された計算データが同時に表示されるよ
うにしたが、TV画像のビデオ信号データを表示用メモリ
144のデータ記憶領域を含む全域に書き込めば、カラー
液晶ディスプレイ201の画面全体にTV画像を表示するこ
とができる。
また、この場合において計算動作の終了後、自動的に
計算データの表示に戻るか、または計算の終わったこと
を音声などによるメッセージでユーザに知らせるように
してもよい。後者の場合、例えばTV画像を見ている状態
で計算が終わっても、計算データの表示を見る必要のな
いときは継続してTV画像を見ることができる。なお、こ
れらの表示モードの選択は、例えばファンクションキー
F1〜F10を用いて行えばよい。
メモリカード内データを読出し、静止画を表示する場
合(第5図) 図示しないカードリーダに例えばディジタル電子スチ
ルカメラで撮影された画像データおよびオーディオデー
タを記憶した半導体メモリカードを挿入し、例えばファ
ンクションキーF1〜F10のうちメモリカード読出しモー
ドを指定する機能が割り付けられたキーを押すと、CPU1
07に割り込みが発生し、CPU107はコントローラ139を制
御モードとする(S41〜S44)。メモリカード内の画像デ
ータは、DCT(離散的コサイン変換)方式により符号化
され、さらにハフマン符号に変調されているものとす
る。この場合、CPU107はVSP(I)141に対してはハフマ
ン符号復調モード、VSP(II)142に対しては逆DCTモー
ド、VSP(III)143に対してはY/C→R.G.B変換モードと
なるように、プログラム用データをVSP(I)141〜VSP
(III)143にロードする(S45)。
次に、CPU107はコントローラ139を介してディスプレ
イコントローラ145をフルカラー表示モードとし、同時
にバックライト213の輝度を上昇させる(S46)。CPU107
は制御コードを発生し、コントロールI/F131を介して切
替器134,135を制御する。
次に、CPU107は制御コードを発生し、コントロールI/
F131を介してビデオ切替器134およびオーディオ切替器1
35をメモリカード読出しモードに制御する(S47)。す
なわち、ビデオ切替器134は何も選択しない状態、オー
ディオ切替器135はオーディオI/F132およびA/D・D/A変
換器133を介して入力されるオーディオデータを選択し
て低周波増幅器129に供給する状態とされる。
次に、CPU107はメモリカード内の画像データをメモリ
カードI/F103を介して読出し、それをコントローラ139
を介してフレームメモリ137に書込む(S48)。また、CP
U107はメモリカード内の音声データを読出した後、DSP1
08により復調して作業用メモリ109に書込む(S49)。
コントローラ139はフレームメモリ137に書込まれた画
像データを読出してVSP(I)141〜VSP(III)143に供
給する。これにより画像データはハフマン復号化され、
さらに逆DCTがなされた後、R.G.B信号に変換される(S5
0)。こうして復調された画像データはディスプレイコ
ントローラ145に供給され、カラー液晶ディスプレイ201
で静止画として表示される(S51〜S52)。
一方、CPU107は作業用メモリ109内のオーディオデー
タをオーディオI/F132を経てD/A・A/D変換器133に供給
することによって、アナログ信号に変換する。そして、
このアナログオーディオ信号はオーディオ切替器135を
介して低周波増幅器129に供給され、スピーカ202から音
声として出力される(S53)。
ここで、ユーザがテンキーを押すとS48に戻り、以上
と同じ手順によってそのキーで指定された番号の画像デ
ータが静止画として表示されると共に、対応する音声が
出力される。
液晶ディスプレイ201の表示データを外部にアナログ
で出力する場合(第6図) この場合、CPU107はディスプレイコントローラ145か
らカラー液晶ディスプレイ201に出力されているビデオ
信号データをバス146によりコントローラ139、フレーム
メモリ137を介してA/D・D/A変換器136に供給する(S6
1)。このときA/D・D/A変換器136から出力されるアナロ
グビデオ信号は、ビデオ切替器134を介してビデオI/Oポ
ート130に供給され、外部装置に出力される(S62)。ま
た、CPU107は作業用メモリ109内に格納されているオー
ディオ信号データをオーディオI/F132を介してA/D・D/A
変換器133に供給する(S63)。A/D・D/A変換器133から
出力されるアナログオーディオ信号は切替器135を介し
てビデオI/Oポート130に供給され、外部装置に出力され
る(S64〜S65)。
なお、上記の動作例はあくまで例であり、本実施例の
コンピュータ装置によれば、以下のような様々の動作態
様をとることが可能である。
すなわち、TV受信時にTV音声をA/D・D/A変換器133、
オーディオI/F132により作業用メモリ109に取り込み、C
PU107,DSP108によりデータ変換した後、SCSI102を介し
て外部に出力することも可能である。
TV画像やTV音声のデータを光ディスクドライブ装置10
4により光ディスクに記録したり、可撓性磁気ディスク
ドライブ装置105により可撓性磁気ディスクに記録した
り、あるいはハードディスクドライブ装置106によりハ
ードディスクに記録することも可能である。
一方、キー304等により外部よりのビデオ信号、例え
ばVTRからの再生ビデオ信号、あるいはカメラ、ビデオ
ディスク等から出力されるビデオ信号が選択されると、
切替器134によりこれらの外部ビデオ信号とTV信号とが
切替えられ、VSP(I)141〜VSP(III)143により必要
に応じてY/C分離の後、R,G,B変換され、カラー液晶ディ
スプレイ201により表示される。
メモリカード、可撓性磁気ディスク、ハードディスク
内の画像データもコントローラ139、フレームメモリ137
により読出され、VSP(I)141〜VSP(III)143により
同様にR,G,B信号に変換される。各々のビデオ信号のデ
ータフォーマットによりCPU107は適切なプログラムをVS
P(I)141〜VSP(III)143にダウンロードする。
また、これら全てのビデオ信号はフレームメモリ13
7、A/D・D/A変換器136、切替回路134およびビデオI/Oポ
ート130を経てアナログビデオ信号として外部に出力で
きる。ディジタルビデオ信号についても、コントローラ
139、ビデオI/O128を経て外部に出力でき、また低速で
良い場合はSCSII/F102を介して出力することもできる。
一方、画像調整に関してはCPU107によりコントローラ
139を通じてVSP(I)141〜VSP(III)143、ディスプレ
イコントローラ145、バックライト213を制御することに
よって色、輝度、コントラスト、画質等の各項目につい
て調整を行なうことができる。バックライト123を調整
することにより、全体の輝度調節が可能である。調節デ
ータは作業用メモリ109に記憶することが可能であり、
このデータはファンクションキーF1〜F10により直ちに
読み出し可能である。
コンピュータとして通常のキーを使って電源ON,OFF、
チャネル切替、VTR録画、再生時間等のプログラムも可
能である。
外部からのビデオ信号とTV画像信号との合成画像、分
割画像表示、あるいは光ディスク等の媒体内の画像デー
タとの合成、プログラムの文字、グラフィック等のTV画
像との合成、同時表示が可能である。勿論、マルチ画
面、はめ込み等も容易にできる。
カラー液晶ディスプレイ201に表示されているTV画
面、VTR画面、グラフィックス等の画像は、コントロー
ラ139を介してメモリカード、光ディスク等に記録可能
である。制御プログラムは予めコンピュータ上で組んで
おき、ファンクションキーF1〜F10で直ちに読み出せる
様にすればよい。
次に、カラー液晶ディスプレイ201とその駆動系につ
いて詳しく説明する。第7図はカラー液晶ディスプレイ
201における液晶パネル210と垂直走査回路211、水平駆
動回路212の一例を詳しく示した図である。第7図に示
すように、液晶パネル210には横方向(水平走査方向)
に延びたn本のアドレス線11と縦方向(垂直走査方向)
に延びたm本の信号線12との交差部に、計m×n個の液
晶パネル素子(以下、画素という)G11,…,Gmnがマトリ
クス状に配置されている。これらの各画素G11,…,G
mnは、それぞれTFT(薄膜トランジスタ)からなるサン
プリングトランジスタ13と、キャパシタ14および液晶セ
ル15を有する。垂直走査回路212は相互に出力タイミン
グの異なるゲートパルスVV1,VV2,VV3,…,VVNを液晶パネ
ル210へ出力する。水平駆動回路212は映像信号DO1,DO2,
DO3,…,DOMを液晶パネル210へ出力する。これにより例
えば画素G11内のトラジスタ13がオンし、映像信号DO1〜
DOMの電圧がトランジスタ13を介してキャパシタ14に保
持される。画素G11内の液晶セル15はキャパシタ14に保
持された映像信号電圧に応じて透過率が変化し、映像表
示をなす。
水平駆動回路212は第8図に示す電圧発生回路401と、
第9図に示す走査回路402で構成される。説明を簡単に
するため、まず二値表示(R,G,B各二値のため、実際は
8色表示となる)の場合について述べる。
第1図のディスプレイコントローラ145により、カラ
ー液晶ディスプレイ201の表示形態に適したR.G.B信号の
ディジタルデータDV1,DV2が発生され、第8図の電圧発
生回路401に入力される。電圧発生回路401ではラッチ回
路411,412によりディジタルデータDV1,DV2がラッチさ
れ、さらにD/A変換器413,414およびハッファアンプ415,
416によりアナログ電圧V1,V2に変換される。これらのア
ナログ電圧V1,V2が走査回路402に供給される。走査回路
402は、第9図に示すようにM段のシフトレジスタ511〜
51M、M個のラッチ回路521〜52M、M個のインバータ531
〜53M、電圧切替スイッチとして動作する2M個のMOSトラ
ンジスタ541〜54M,551〜55Mにより構成される。
次に、カラー液晶ディスプレイ201の動作を説明す
る。第10図において、VV1〜VVNは第4図における垂直走
査回路212から発生するラインセレクトパルスである。V
1,V2は電圧発生回路401により発生されるアナログ電圧
であり、第1フィールドではV1=+v1、第2フィールド
ではV1=−v1とフィールド毎交互に+,−の値を発生す
る。この例では常にV2=0である。
第11図は第9図の走査回路402の動作を詳細に説明す
るためのタイミングチャートである。シフトレジスタク
ロックCPH、スタートパルスSTHが供給されると、各々の
シフトレジスタ511〜51Mの出力Q1〜QMは順次“1"レベル
となる。Q1〜QNのパルスによりラッチ回路521〜52MにDA
TAが取り込まれる。例えばDATA=“1"のときはラッチ回
路521〜52Mの出力は“1"となって、トランジスタ541〜5
4M,551〜55MがONとなり、DO1〜DOMはV1=±v1が出力さ
れる。DATA=“0"のときはラッチ回路521〜52Mの出力は
“0"となって、トランジスタ541〜54M,551〜55MはONと
なり、DO1〜DOMはV2=0となる。
第12図は通常の液晶の印加電圧−透過率の特性であ
る。同図から明らかなように二値表示の場合、正極性の
電圧はV0+v1,V0+v2、負電極の電圧はV0−v1,V0−v2
良い。V0は液晶パネル210の対向電極の電圧である。従
って、第13図にタイミングチャートを示すようにV1とし
てはフィールド毎にV0±v1,V2としてはV0±v2の値を発
生すれば良い。第14図には1フィールド内の各タイミン
グチャートを示す。
一方、フィールド毎に液晶への印加電圧を正負に切替
えると、液晶パネル210のサンプリングトランジスタ13
のリーク電流により正,負の印加電圧の実効値が異な
り、フリッカを生ずる場合が多い。この問題を解決する
ため、1水平ライン毎に正,負の極性を切替えてフリッ
カを除去する方法が知られている。第15図にフィールド
周期のタイミングチャート、第16図に1水平ライン毎の
タイミングチャートを示す。第16図において、V1,V2
に1H(1水平走査期間)毎にそれぞれV0±v1,V0±v2
電圧発生回路401より供給される。従って、DO1〜DOMは1
H毎にV0±v1,V0±v2の値を出力する。
以上は文字表示などに用いられる二値表示の場合を説
明したが、マルチカラーを表示の場合は第17図に示すタ
イミングチャートに従って駆動すればよい。第17図にお
いては、1フィールドを2つのサブフィールドに分割
し、階調表示を行う。すなわち、第1フィールドの第1
サブフィールドではV1=V0+v11、第2サブフィールド
ではV1=V0+v12を供給し、第2フィールドではV1=V0
−v11,V1=V0−v12を供給するものとする。DO0〜DOMに
はV0±v11,V0±v12,V0がそれぞれ供給され、液晶への実
効印加電圧は (v11+v12)/2,v11/2,v12/2,0 の4値をとることができる。
第18図は液晶の透過率−印加電圧の特性を考慮し、V2
もフィールド毎にV0±v2をとる様にした場合のタイミン
グチャートである。第17図と動作は同一であるが、液晶
の閾値電圧±v2をV2により与えることにより、効率を一
層高くしている。
第20図は階調数の比較的少ないカラー表示モード(マ
ルチカラー表示モード)で表示するために電圧発生回路
401より三値のアナログ電圧を出力する場合の例であ
る。この場合、電圧発生回路401はラッチ回路、D/A変換
器を3系統持ち、V1=V0±v1、V2=V0±v2、V3=V0なる
アナログ電圧V1,V2,V3を発生するとする。液晶への実効
印加電圧はv1,v2,0の3値をとる。勿論、V2=V0とすれ
ば二値表示が可能となる。
第19図は、このような電圧発生回路401からの三値の
アナログ電圧を切替えるための水平駆動回路402の例で
ある。第9図との違いは信号のデータとしてDATA1,DATA
2の二系統があることである。これに対応してM個のシ
フトレジスタ611〜61Mの1出力につき各2個、計2M個の
ラッチ回路621〜62M,631〜63Mが設けられ、更にM個のN
ANDゲート641〜64M、また電圧切替スイッチとして3M個
のMOSトランジスタ651〜65M,661〜66M,671〜67Mが設け
られている。
第21図は上述したマルチカラー表示モードより階調数
の多いカラー表示モード(フルカラー表示モード)で表
示を行うために、サブフィールドを構成した場合のタイ
ミングチャートである。第21図は1フィールドを2つの
サブフィールドに分割し、各フィールド毎にV1=V0±v
11,V2=V0±v21あるいはV1=V0±v12,V2=V0±v22を供
給した場合である。このとき、DO1〜DOMは (V0±v11+V0±v12)/2 (V0±v11+V0±v22)/2 (V0±v11+V0)/2 (V0±v21+V0±v12)/2 (V0±v21+V0±v22)/2 (V0±v22+V0)/2 V0 の7通りの値をとる。従って、液晶に加わる実効印加電
圧は(v11+v12)/2,(v11+v22)/2,v11/2,(v21
v12)/2,(v21+v22)/2,v22/2,0の7通りとなる。例え
ば v11=8vP,v12=4vP, v21=2vP,v22=vP とすると、液晶に加わる実効電圧は 6vP,4.5vP,4vP, 3vP,1.5vP,0.5vP,0 の7通りをとる。但し、vPは単位電圧であり、液晶の透
過率−電圧特性より決められる。また、 v11=4vP,v12=2vP…第1サブフィールド v21=4vP,v22=vP…第2サブフィールド とすれば、 4vP,3vP,2vP, 1.5vP,1vP,0.5vP,0 の7値をとる。この場合、表示特性はより自然となる。
上述の説明では、1フィールドを2つのサブフィール
ドに分割して多階調を表示したが、例えば1フィールド
を3つのサブフィールドに分割すると、より多階調とな
る。この場合、 v11=8vP,v12=4vP…第1サブフィールド v21=8vP,v22=2vP…第2サブフィールド v31=8vP,v32=vP…第3サブフィールド とすれば、vP=3vP′とすると 24vP′,20vP′,18vP′,17vP′ 16vP′,14vP′,12vP′,11vP′ 10vP′,9vP′,8vP′,7vP′ 6vP′,5vP′,4vP′,3vP′ 2vP′,vP′,0 の19値をとることができる。
更に、1フィールドを4つのサブフィールドに分割す
れば v11=16vP,v12=8vP…第1サブフィールド v21=16vP,v22=4vP…第2サブフィールド v31=16vP,v32=2vP…第3サブフィールド v41=16vP,v42=vP…第4サブフィールド と設定すれば、vP=16vP′とし、0,vP′,2vP′……42
vP′迄はvPおきに、それ以後は44vP′,48vP′,49vP′,5
0vP′,52vP′,56vP′,64vP′の50値をとることができ、
しかも最高輝度レベルはサブフィールドに分割しない場
合と同一にすることができる。
上述の例では2種類の電圧V1,V2をサブフィールド毎
に異ならせて階調表示を行ったが、さらに多くの電圧を
使用した場合を説明する。簡単のため2サブフィールド
の場合を示す。4種類の電圧V1,V2,V3,V4を使用する
と、V0=0として実効電圧だけを示すと とすると、vP=2vP′とし 18vP,15vP,12vP,11vP,10vP 9vP,8vP,7vP,6vP,5vP 4vP,3vP,2vP,vP,0 の15種類となる。
また、5種類の電圧V1,V2,V3,V4,V5を使用すると、 となり、vP=2vP′とし 32vP′,28vP′,24vP′,20vP′ 19vP′,18vP′,17vP′,16vP′ 15vP′,14vP′,13vP′,12vP′ 11vP′,10vP′,9vP′,8vP′ 7vP′,6vP′,5vP′,4vP′ 3vP′,2vP′,vP′,0 の24種類の実効電圧が液晶に印加される。
同様に、6種類の電圧V1,V2,V3,V4,V5,V6を使用する
場合は とすると、vP=vP′/2として 50vP′〜0 の35種類の実効電圧が液晶に印加される。
なお、7,8種類の電圧を切替える場合も同様である。
第22図は8種類の電圧を切替える場合の水平駆動回路21
1における走査回路402の構成例を示す図である。この場
合、図示しないが電圧発生回路401においてもラッチ回
路、D/A変換器、バッファアンプが8系統用意される。
vP=2vP′ とすると、98vP′〜0迄、64種類の実効電圧が液晶に加
わる。
第1サブフィールドをMSB3ビット、第2サブフィール
ドをLSB3ビット合計6ビットのディジタルデータで上記
の電圧を表現できる。表1に、ディジタルデータと液晶
に加わる実効電圧の関係を示す。
この表1からわかる様に、低レベルでは細かく電圧が
切り替わり、高い電圧では粗くなっている。液晶の透過
率−電圧特性は第12図に示す様に非線形であり、高レベ
ルでは印加電圧に対して透過率が飽和する。従って、高
レベルの切替電圧の刻みは粗くてもよいことになる。
一方、階調数がさほど要求されない場合は、1フィー
ルドをサブフィールドに分割せず、1フィールドで8値
を切替えるようにするか、または1フィールドを複数の
サブフィールドに分割して各サブフィールドに同一の電
圧を供給すれば良い。通常、液晶パネル210のサンプリ
ングトランジスタ13のリーク電流により、液晶の印加電
圧は変化する。そのため1フィールドを複数のサブフィ
ールドに分けてサンプリング周期を上げ、印加電圧の変
化を減少させる方が、より精度の高い表示が可能とな
る。但し、サンプリング周期を上げると消費電力が増加
するので、例えばバッテリ動作の場合はサブフィールド
に分けずに表示することも考えられる。更に、二値表示
で良い場合は8種類の電圧のうち2種類を使用すれば良
い。
この様に全てディジタル値で輝度が与えられるため、
切替電圧発生のためのディジタルコード、画像ディジタ
ルデータから表示用のディジタルデータの変換は、全て
第1図におけるディスプレイコントローラ145で行なう
ことができる。
通常のコンピュータとして使う場合、文字表示が主で
あるので二値表示のコードを発生させ、グラフィック表
示の場合マルチカラー表示のコードを発生させる。
更に、TV,VTRの画像の様に自然画フルカラー画像を見
る場合は、1フィールドを複数のサブフィールドに分け
ることによって、より細かい階調を出すようにする。ま
た、コンピュータとしての使用時は、ユーザがディスプ
レイ画面を凝視するので、画面輝度は低くした方が良い
が、TV画面はこれより輝度を高くした方が映像が生き生
きしてくる。
第1図のバックライト213の輝度は、ディジタル値で
調節が可能である。液晶パネル210の透過率にもよる
が、本実施例で例示したような現在のアクティブマトリ
クス方式の液晶パネルでは、バックライトの輝度を1000
Cd/m2〜10000Cd/m2程度の範囲で可変できることが好ま
しい。
第23図はバックライト輝度調節回路の具体例であり、
第24図はそのタイムチャートである。パルス発生器701
には、例えば数kHzのクロックパルスが与えられてい
る。ディジタルデータが入力されると、そのデータに応
じてパルス幅の異なったパルスV0がパルス発生器701よ
り発生される。例えば第24図(a)に示すように入力デ
ータが“0001"ならば、パルスV0のパルス幅はt1、入力
データが“1000"ならば8t1=t2となる。このパルスV0
トランジスタ702およびトランス703により昇圧され、蛍
光ランプに供給される。
ここで、コンピュータモードが選択されると、パルス
発生器701にディジタルデータとして例えば“0100"が与
えられる。このデータに応じたパルス幅のパルスV0が出
力されると、蛍光ランプの輝度は例えば3000Cd/m2とな
る。一方、TV受信モードが選択されると、パルス発生器
701にディジタルデータとして例えば“1100"が与えら
れ、パルス幅が広がることにより、蛍光ランプの輝度は
例えば9000Cd/m2に上がる。
この輝度の微調は第3図の調整キー305を押して画面
輝度調整の項目を選び、アップ・ダウンキー308,309を
押すことによりコンピュータ、TV表示の各々について行
うことができる。また、電源をACアダプタ152からバッ
テリ151に切替えると、パルス発生器701に入力されるデ
ィジタルデータは変更され、輝度レベルを下げることに
よって、バックライト213による消費電力が節減される
ように構成されている。
なお、バックライトとしてはサイドライトを用いてよ
く、その場合も輝度調整に関しては上記と同様の方法を
とることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のコンピュータ装置はコ
ンピュータとして使用中に、カラー液晶ディスプレイの
画面上にテレビジョン画像や外部のVTRやメモリカード
等から入力されたビデオ信号を画像として表示すること
ができ、しかも任意のときに、立ち上げ動作を必要とす
ること無く、簡単な操作で通常のコンピュータとして使
用可能な状態に戻すことが可能である。
また、カラー液晶ディスプレイにおいて二値表示モー
ドとマルチカラー表示モードまたはフルカラー表示モー
ドの少なくとも三種類の表示モードに選択的に設定可能
とし、コンピュータ処理時は二値表示モードまたはマル
チカラー表示モードに設定し、画像表示要求が生じたと
きはフルカラー表示モードに設定することによって、各
々に最適な画像が得られる。フルカラー表示モードの時
は1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、各サ
ブフィールド毎に異なる階調範囲内で階調表示を行うこ
とにより、フルカラー画像表示に必要な多階調の特性を
得ることができる。
さらに、テレビジョン画像などの画像表示要求が生じ
たときは、カラー液晶ディスプレイのバックライトの輝
度を自動的に上げることによって、鮮明で見易い画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るコンピュータ装置のブ
ロック図、第2図は同コンピュータ装置の外観図、第3
図は第2図におけるキーボードの配列を示す図、第4図
は同実施例におけるコンピュータ計算動作中にTV受信の
割り込みを行った場合の動作の流れを示すフローチャー
ト、第5図は同じくメモリカード内データの読取り時の
動作の流れを示すフローチャート、第6図は同じくカラ
ー液晶ディスプレイの表示データを外部へ出力する場合
の動作の流れを示すフローチャート、第7図は第1図に
におけるカラー液晶ディスプレイをより詳しく示す図、
第8図は第1図および第7図の水平駆動回路の構成要素
である電圧発生回路の構成を示すブロック図、第9図は
同じく水平駆動回路の他の構成要素である走査回路の二
値表示の場合の構成を示すブロック図、第10図および第
11図は第7図および第9図の動作を説明するためのタイ
ミングチャート、第12図は液晶パネルの透過率−印加電
圧特性を示す図、第13図および第14図はフィールド毎に
液晶の印加電圧の極性を反転させるフィールド反転駆動
法を説明するためのタイミングチャート、第15図および
第16図は1水平ライン毎に液晶の印加電圧を反転させる
ライン反転駆動法を説明するためのタイミングチャー
ト、第17図および第18図は1フィールドを2つのサブフ
ィールドに分けて階調数を増やす駆動法を説明するため
のタイミングチャート、第19図は第1図および第7図に
おける水平駆動回路内の走査回路の他の例を示すブロッ
ク図、第20図は第19図の動作を示すタイミングチャー
ト、第21図は第19図の回路でサブフィールドに分割して
駆動する場合のタイミングチャート、第22図は第1図お
よび第7図における水平駆動回路内の走査回路のさらに
別の例を示すブロック図、第23図は同実施例におけるバ
ックライト輝度調節回路の構成例を示す図、第24図は第
23図の動作を説明するための図である。 107……CPU 109……作業用メモリ 111……コンピュータ部 120……TV受信回路 134……ビデオ切替器 135……オーディオ切替器 139……コントローラ 140……ビデオ信号処理回路 141〜143……ビデオ信号プロセッサ 144……表示用メモリ 145……ディスプレイコントローラ 200……コンピュータ本体 201……カラー液晶ディスプレイ 202……スピーカ 203……TVアンテナ 204……チャネル表示器 205……キーボード 301……コンピュータ用キー 302……TV選局キー 303……TVモードキー 304……VTRモードキー 305……調整キー 306……チャネルキー 307……音量調整キー 308,309……アップダウンキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−188(JP,A) 特開 昭60−50512(JP,A) 特開 昭64−91184(JP,A) 特開 昭58−21981(JP,A) 特開 平3−132693(JP,A) 特開 平4−54677(JP,A) 特開 昭60−90489(JP,A) 実開 昭60−95771(JP,U) 実開 昭63−35099(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 5/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー液晶ディスプレイを有するコンピュ
    ータ装置において、 テレビジョン放送を受信してビデオ信号を得る受信手段
    と、 この受信手段により得られたビデオ信号を前記カラー液
    晶ディスプレイの表示形態に適した信号形式に変換処理
    するビデオ信号処理手段と、 前記カラー液晶ディスプレイに表示すべき表示用データ
    を保持する表示用記憶手段と、 通常のコンピュータとして使用中はコンピュータ出力デ
    ータを前記表示用記憶手段に表示用データとして書込
    み、コンピュータとして使用中にテレビジョン画像の画
    像表示要求が生じたときは前記ビデオ信号処理手段で処
    理されたビデオ信号を前記表示用記憶手段に表示用デー
    タとして書込む制御と、該表示用データを読出して前記
    カラー液晶ディスプレイに供給する制御を行う表示制御
    手段とを具備し、 前記表示制御手段は、前記カラー液晶ディスプレイを二
    値表示モードと階調数の比較的少ない第1のカラー表示
    モードまたは階調数の比較的多い第2のカラー表示モー
    ドの少なくとも三種類の表示モードに選択的に設定可能
    であり、通常のコンピュータ出力データ表示時は二値表
    示モードまたは第1のカラー表示モードに設定し、前記
    画像表示要求が生じたときは第2のカラー表示モードに
    設定することを特徴とするコンピュータ装置。
  2. 【請求項2】カラー液晶ディスプレイを有するコンピュ
    ータ装置において、 テレビジョン放送を受信してビデオ信号を得る受信手段
    と、 この受信手段により得られたビデオ信号および外部から
    入力されるビデオ信号のいずれかを所定の画像表示要求
    に応じて選択する選択手段と、 この選択手段により選択されたビデオ信号を前記カラー
    液晶ディスプレイの表示形態に適した信号形式に変換処
    理するビデオ信号処理手段と、 前記カラー液晶ディスプレイに表示すべき表示用データ
    を保持する表示用記憶手段と、 通常のコンピュータとして使用中はコンピュータ出力デ
    ータを前記表示用記憶手段に表示用データとして書込
    み、コンピュータとして使用中にテレビジョン画像の画
    像表示要求が生じたときは前記選択手段で選択されかつ
    前記ビデオ信号処理手段で処理されたビデオ信号を前記
    表示用記憶手段に表示用データとして書込む制御と、該
    表示用データを読出して前記カラー液晶ディスプレイに
    供給する制御を行う表示制御手段とを具備し、 前記表示制御手段は、前記カラー液晶ディスプレイを二
    値表示モードと階調数の比較的少ない第1のカラー表示
    モードまたは階調数の比較的多い第2のカラー表示モー
    ドの少なくとも三種類の表示モードに選択的に設定可能
    であり、通常のコンピュータ出力データ表示時は二値表
    示モードまたは第1のカラー表示モードに設定し、前記
    画像表示要求が生じたときは第2のカラー表示モードに
    設定することを特徴とするコンピュータ装置。
  3. 【請求項3】前記画像表示要求が生じたときコンピュー
    タ部に割り込みを発生させ、コンピュータ部の管理下で
    前記受信手段およびビデオ信号処理手段を所定の動作状
    態に設定制御する手段をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1または2記載のコンピュータ装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記画像表示要求が
    生じたときコンピュータ出力データを前記カラー液晶デ
    ィスプレイの画面の一部に縮小表示されるように前記表
    示用記憶手段の一部の領域に書込み、表示用記憶手段の
    他の領域にビデオ信号を書込むことを特徴とする請求項
    1または2記載のコンピュータ装置。
  5. 【請求項5】前記表示制御手段は、前記第2のカラー表
    示モードの時は1フィールドを複数のサブフィールドに
    分割して各サブフィールド毎に異なる階調範囲内で階調
    表示を行わせることを特徴とする請求項1または2記載
    のコンピュータ装置。
  6. 【請求項6】前記カラー液晶ディスプレイは、カラー液
    晶パネルと、カラー液晶パネルの裏面側に配置されたバ
    ックライトとを有し、更に前記画像表示要求が生じたと
    き前記バックライトの輝度を上げる輝度調整手段を有す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のコンピュー
    タ装置。
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