JP3112557B2 - 1−フェニル−5−置換−1h−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体、その製造方法及び殺菌剤 - Google Patents

1−フェニル−5−置換−1h−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体、その製造方法及び殺菌剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−フェニル−5−置
換−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸
アミド誘導体、その製造方法及び殺菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1,5−ジフェニル−1H−1,
2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体を
記載した文献には、特開昭63-313779 号公報、特開昭63
-230678 号公報や特開昭63-152366 号公報などがある。
【0003】これらの文献に記載された1,5−ジフェ
ニル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン
酸アミド誘導体は、いずれもトリアゾール環の1−フェ
ニル基の3位に(無置換または置換)アルコキシメチル
基が結合した除草性化合物である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、式
(I) で示される、1−フェニル−5−置換−1H−1,
2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体は
未だ知られておらず、その有用性についても検討されて
いなかった。
【化5】 [式中、 R1 は、C1-C6 アルキル基を示す。 R2 は、C1-
C8 アルキル基を示す。Gは、C1-C8 アルキル基、C1-C4
フルオロアルキル基、C3-C7 シクロアルキル基、フェニ
ル(C1-C4) アルキル基、フェニル(C2-C4) アルケニル
基、モルフォリノ基、テニル基を示す。]
【0005】したがって、本発明の目的は、新規な1−
フェニル−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾール
−3−カルボン酸アミド誘導体、その製造方法及び殺菌
剤を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、特開昭
63-313779 号公報、特開昭63-230678 号公報や特開昭63
-152366 号公報に記載された、トリアゾール環の1−フ
ェニル基の3位に、(無置換または置換)アルコキシメ
チル基が結合している、1,5−ジフェニル−1H−
1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導
体が除草剤として有用であるのに対して、メチレン基の
水素原子がさらに置換した、式(I )で示される新規化合
物が殺菌剤として有用であることを見出し本発明を完成
するに到った。
【0007】本発明は次の構成上の特徴を有する。第1
の発明は、の式(I) で示される1−フェニル−5−置換
−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸ア
ミド誘導体に関する。
【化6】 [式中、 R1 は、C1-C6 アルキル基を示す。 R2 は、C1-
C8 アルキル基を示す。Gは、C1-C8 アルキル基、C1-C4
フルオロアルキル基、C3-C7 シクロアルキル基、フェニ
ル(C1-C4)アルキル基、フェニル(C2-C4)アルケニル
基、モルフォリノ基、テニル基を示す。]
【0008】第2の発明は、化7の反応式で示されるよ
うに、オキサゾールシオンヒドラゾン誘導体 [式(VI)]
とアンモニアとを反応させてグリシンアミド誘導体 [式
(VII) ] を生成せしめ、これを縮合閉環させることより
なる1−フェニル−5−置換−1H−1,2,4−トリ
アゾール−3−カルボン酸アミド誘導体 [式(I) ] の製
造方法に関する。
【化7】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
【0009】第3の発明は、化8の反応式で示されるよ
うに、オキサミド誘導体 [式(X) ]とアルデヒド誘導体
[式(XI)] とを反応させてジヒドロトリアゾールカルボ
ン酸アミド [式(XII) ] を生成せしめ、これを酸化する
ことよりなる1−フェニル−5−置換−1H−1,2,
4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体 [式
(I) ] の製造方法に関する。
【化8】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
【0010】第4の発明は、式(I) で示される1−フェ
ニル−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾール−3
−カルボン酸アミド誘導体を有効成分として含有するこ
とを特徴とする除草剤に関する。
【化9】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。式(I) で
示される1−フェニル−5−置換−1H−1,2,4−
トリアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体の具体例と
しては、表1に示すものをあげることができる。なお、
式(I) の化合物はトリアゾール環を有しているので、無
機酸塩、有機酸塩もしくは、金属錯塩等の形態でも使用
できる。また、1位フェニル基の3位置換基等に由来す
る光学異性体が存在するが、本発明ではすべての単独の
異性体並びに各異性体の任意の比率での混合物をも包含
するものである。
【表1】
【0012】式(I) で示される1−フェニル−5−置換
−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸ア
ミド誘導体を製造するには、化10の反応式中、式(VI)
のオキサゾールジオン ヒドラゾン誘導体を有機溶媒中
でアンモニアと反応させて、式(VII)のグリシンアミド
誘導体とし、ついで、有機溶媒中、酸触媒により、縮合
閉環して、製造する方法(以下、A法と記載する)と、
化11の反応式中、式(X) のオキサミド誘導体と、式
(XI)のアルデヒド誘導体を有機溶媒中で反応させ、得
られる式(XII)のジヒドロトリアゾールカルボン酸アミ
ドを酸化して、製造する方法(以下、B法と記載する)
とがある。
【化10】
【化11】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
【0013】以下、A法で使用する式(VI)のオキサゾ
ールジオン ヒドラゾン誘導体の製造方法について、く
わしく記載する。 (ジアゾ化反応と、ジアゾカップリング反応)式(VI)
のオキサゾールジオン誘導体は次のようにして得られ
る。化12の反応式中、式(II)のアニリン誘導体と、
塩酸や硫酸などの無機酸、および、酢酸やプロピオン酸
などの有機酸との混合物を、冷却下、攪拌しながら、亜
硝酸ナトリウムなどの亜硝酸塩水溶液を滴下して、式
(III)のジアゾニウム塩誘導体にする。ついで、このジ
アゾニウム塩誘導体と、式(IV)のグリシン誘導体、無
水酢酸、および塩基性化合物とを反応させて、式(VI)
のオキサゾールジオン ヒドラゾン誘導体を得ることが
できる。この時に使用する塩基性化合物としては、酢酸
ナトリウムなどのアルカリ金属弱酸塩、酢酸カルシウム
などのアルカリ土類金属弱酸塩、酸化カルシウムや酸化
マグネシウムなどのアルカリ土類金属酸化物、ピリジン
誘導体、トリエチルアミンやトリプロピルアミンなどの
3級アミンを上げることができる。また、式(IV)のグ
リシン誘導体を無水酢酸と加熱して、式(V) のオキサゾ
ロン誘導体にしてから、ジアゾカップリング反応に用い
ることもできる。
【化12】 [化12の反応式に記載した各誘導体の、 R1 、 R2 、G
は上記と同じ意味を示す。X は塩素イオン、硫酸イオ
ン、四フッ化ホウ素イオンなどの陰イオンを示す。]
【0014】(アシル化反応、ニトロ化反応と、カルボ
ニル基の還元反応)式(II)のアニリン誘導体は、化1
3の式(XVII)のニトロベンジルアルコール誘導体を経
由して得られる。化13の式(XIII)のベンゼンを、ル
イス酸、例えば、AlCl3 、AlBr3 、ZnCl2 、または、BF
3 、好ましくは、AlCl3 の存在下、式(XIV )のカルボ
ン酸ハロゲン化物、または、カルボン酸無水物でアシル
化して、式(XV)のケトン誘導体を得る。このとき、反
応溶媒として、過剰の反応基質、ニトロベンゼンや二硫
化炭素等を使用することもできる。このケトン誘導体
(XV)を硝酸と硫酸との混酸、または、酢酸溶媒中、硝
酸でニトロ化することにより、式(XVI) のニトロフェニ
ルケトン誘導体を得ることができる。このようにして得
られた、ニトロフェニルケトン誘導体(XVI) のカルボニ
ル基を還元して、式(XVII )のニトロベンジルアルコー
ル誘導体を得る。この還元反応には、エチルアルコール
等のアルコールが適しており、還元剤としては、水素化
ホウ素ナトリウムが適している。
【化13】 [化13の反応式に記載した各誘導体の、 R1 、 R2 、G
は上記と同じ意味を示す。 Z1 は、ハロゲン原子また
は R1 COO 基、好ましくは、ClまたはBrを示す。]
【0015】(エーテル化反応と、ニトロ基の還元反
応)ついで、化14の式(XVII)のニトロベンジルアル
コール誘導体を、式(XVIII)のハロゲン化アルキルや、
アルキルスルホン酸エステルのような、 R2 化剤でエー
テル化して、式(XIX)のニトロベンジルエーテル誘導体
を得る。この時に使用する酸結合剤は塩基性物質であ
り、例えば、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、あるい
は、アルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩など
があげられるが、好ましくは、水酸化カリウム、水素化
ナトリウム、炭酸カリウムなどである。上記反応は好ま
しくは、溶媒の存在下で行われる。使用される溶媒とし
てはジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラヒ
ドロフラン、スルホラン、アセトニトリルなどの非プロ
トン性極性溶媒が上げられる。反応温度は一般に、 -10
〜100 ℃であり、反応時間は 0.5〜25時間、好ましくは
1〜10時間である。このようにして得られた、ニトロベ
ンジルエーテル誘導体のニトロ基を還元して、式(II)
のアニリン誘導体を製造することができる。この還元方
法には、ベシャン還元(例えば、塩酸と金属鉄)、塩化
第1スズ、接触還元(例えば、白金/活性炭、あるいは
パラジウム/活性炭を触媒とする水素分子)、活性炭と
塩化第2鉄を触媒とする抱水ヒドラジン等の使用を例示
することができる。使用する溶媒は、還元方法により異
なる。ベシャン還元には、酢酸、プロピオン酸等の有機
酸を併用することができる。接触還元には、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等のアルコール、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、等が上げられる。
反応温度は一般に、 -10〜100 ℃であり、反応時間は
0.5〜24時間、望ましくは 1〜10時間である。
【化14】[化14の反応式に記載した各誘導体の、 R
1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。 Z2 はハロゲン
原子または、 QSO2 O 基を示す。Q はC1-C4 アルキル
基、置換または無置換フェニル基、好ましくは、メチル
基、フェニル基またはp−メチルフェニル基を示す。]
【0016】以下、B法について、くわしく記載する。 [ジアゾ化反応と、ヤップ−クリンゲマン(Japp-Klinge
mann)反応]式(X)のオキサミド誘導体は次のようにして
得られる。化15の反応式中、式(II)のアニリン誘導体
と、塩酸や硫酸などの無機酸、およびメチルアルコール
などの低級アルコールとの混合物を、冷却下、攪拌しな
がら亜硝酸ナトリウムなどの亜硝酸塩水溶液を滴下し
て、式(III) のジアゾニウム塩誘導体にする。ついで、
このジアゾニウム塩誘導体と、式(VIII)の2-クロロアセ
ト酢酸エステル誘導体と塩基性化合物とを、好ましく
は、メタノール等の低級アルコール中で反応させて、式
(IX)のオギザリルクロリド誘導体を製造する。この時に
使用する塩基性化合物としては、酢酸ナトリウムなどの
アルカリ金属弱酸塩、酢酸カルシウムなどのアルカリ土
類金属弱酸塩、酸化カルシウムや酸化マグネシウムなど
のアルカリ土類金属酸化物、ピリジン誘導体、トリエチ
ルアミンやトリプロピルアミンなどの3級アミンを挙げ
ることができる。このオギザリルクロリド誘導体とアン
モニアとを、メタノール等の低級アルコール中、 -20〜
50℃で、10〜30時間反応させ、式(X) のオキサミド誘導
体を製造できる。
【化15】[化15の反応式に記載した各誘導体の、 R
1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。 R3 はC1-C4 ア
ルキル基を示す。また、X は塩素イオン、硫酸イオン、
四フッ化ホウ素イオンなどの陰イオンを示す。]
【0017】(縮合閉環反応と自動酸化反応)ついで、
化16の反応式で示すように、式(X) のオキサミド誘導
体と、式(XI)のアルデヒド誘導体を酢酸やプロピオン酸
等の低級脂肪酸中反応させ、得られる式(XII) のジヒド
ロトリアゾールカルボン酸アミドを自動酸化して、縮合
閉環反応と、自動酸化反応を含めて、反応温度10〜40
℃、反応時間10〜30時間で、式(I) の1−フェニル−5
−置換−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボ
ン酸アミド誘導体を製造することができる。
【化16】 [化16の反応式に記載した各誘導体の、 R1 、 R2 、G
は上記と同じ意味を示す。]
【0018】上記のA法またはB法で製造できる、式
(I)の1−フェニル−5−置換−1H−1,2,4−ト
リアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体を殺菌剤とし
て使用する場合は、そのまま使用することもできるが、
通常は製剤補助剤とともに、粉剤、水和剤、粒剤、乳剤
などの種々の形態に製剤して使用する。このとき製剤中
に、1 種または2 種以上の本発明化合物が 0.1〜95重量
%、好ましくは 0.5〜90重量%、より好ましくは 2〜70
重量%含まれるように製剤する。製剤補助剤として使用
する担体、希釈剤、界面活性剤を例示すれば、固体担体
として、タルク、カオリン、ベントナイト、珪藻土、ホ
ワイトカーボン、クレーなど、液体希釈剤として、水、
キシレン、トルエン、クロロベンゼン、シクロヘキサ
ン、シクロヘキサノン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、アルコールなど、界面活性剤はその効
果により使いわけるのがよく、乳化剤として、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレートなど、分散剤として、リ
グニンスルホン酸塩、ジブチルナフタリンスルホン酸塩
など、湿潤剤として、アルキルスルホン酸塩、アルキル
フェニルスルホン酸塩などを挙げることができる。
【0019】前記製剤には、そのまま使用するものと水
等の希釈剤で所定濃度に希釈して使用するものとがあ
る。希釈して使用する時の本発明化合物の濃度は 0.001
〜1.0 %の範囲が望ましい。また、本発明化合物の使用
量は畑、田、果樹園、温室などの農園芸用地 1haあた
り、20〜5000g、より好ましくは50〜1000gである。これ
らの使用濃度及び使用量は剤型、使用時期、使用方法、
使用場所、対象作物等によっても異なるため前記の範囲
にこだわることなく増減することは勿論可能である。さ
らに、本発明化合物は他の有効成分、例えば、殺菌剤、
殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤と組み合わせて使用すること
もできる。
【0020】
【実施例】以下、製造例、製剤例、試験例を示し、本発
明を具体的に説明する。 製造例1 1−[3−[(1−ブトキシ−2−メチル)プロピル]
フェニル]−5−シクロヘキシル−1H−1,2,4−
トリアゾール−3−カルボン酸アミド[式(I)で、 R1
=(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 、 G =シクロヘ
キシル(化合物 5)] の製造 (B法による製造) ジアゾ化反応 200ml 三角フラスコにメタノール50ml、3−[(1−ブ
トキシ−2−メチル)プロピル]アニリン[式(II)
で、 R1 =(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2 CH2]22.1g
(99.8mmol)、35%塩酸23.5ml(264.8mmol) をとり、氷
水浴にて、冷却した。そこへ、水10mlにNaNO2 7.3g(10
5.8mmol)を溶解した水溶液を 5℃以上にならないように
少量ずつ滴下し、3−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]ベンゼンジアゾニウム塩化物[式(III)で、
R1 =(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH 3 CH2 CH2 CH2 ]を調製
した。 ヤップ−クリンゲマン(Japp-Klingemann )反応 500ml 三角フラスコに、クロロアセト酢酸 メチルエス
テル[式(VIII)で、R3 =CH3]15g(99.6mmol) 、メタ
ノール50ml、酢酸ナトリウム20g(243.8mmol)をはかり取
り、氷水浴にて冷却した。そこへ、先に調製したジアゾ
ニウム塩溶液を滴下し、 1時間反応させた。氷水浴をは
ずし、室温下でさらに 5時間反応した。析出物をろ取
し、水洗後、風乾して、クロロ[[3−[(1−ブトキ
シ−2−メチル)プロピル]フェニル]ヒドラゾノ]酢
酸 メチルエステル[式(IX)で、R1 =(CH3 ) 2 CH、
R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 、 R3 =CH 3 ]を、32.3g(94.8m
mol)を得た。収率95.2% アンモノリシス 300ml ナス型フラスコに、このようにして得られたクロ
ロ[[3−[(1−ブトキシ−2−メチル)プロピル]
フェニル]ヒドラゾノ]酢酸 メチルエステル17g(49.9
mmol)をはかり取り、13%のアンモニアを含むメタノー
ル100ml を加えて、栓をして、室温下にて、24時間静置
する。反応液を濃縮し、酢酸 エチルエステルを加えて
よくふり、水洗後、乾燥し、オキサミド[3−[(1−
ブトキシ−2−メチル)プロピル]フェニル]ヒドラゾ
ン[式(X) で、 R1 =(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2
CH2 ]を定量的に得た。 (縮合閉環反応と自動酸化反応)50mlの三角フラスコ
に、このようにして得られたオキサミド[3−[(1−
ブトキシ−2−メチル)プロピル]フェニル]ヒドラゾ
ンを3.0g(9.8mmol)はかりとり、酢酸30mlを加えて、溶
解した。そこへシクロヘキサンカルボックスアルデヒド
[式(XI)で、 G =シクロヘキシル] 1.15g(10.3mmo
l)を加えて、室温下にて、一夜静置した。反応液を濃
縮し酢酸エチルエステルを加えてよくふり、水洗後、乾
燥し、濃縮して粗生成物を得た。この粗生成物をクロロ
ホルム:アセトン=10:1(V/V)の混合溶媒を用いて、カ
ラムクロマトグラフィーで精製し、目的物1−[3−
[(1−ブトキシ−2−メチル)プロピル]フェニル]
−5−シクロヘキシル−1H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−カルボン酸アミド[式(I)で、 R1 =(CH3 )
2、 R2 = CH 3 CH 2 CH2 CH2 、 G =シクロヘキシル
(化合物 5) ]を2.4g得た。収率61.0% 理化学的性質は表1に記載した通りである。
【0021】製造例2 1−[3−[(1−ブトキシ−2−メチル)プロピル]
フェニル]−5−(フェニルメチル)−1H−1,2,
4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド[式(I)で、
R1 =(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 、 G= PhCH
2 、(化合物 6) ]の製造 (縮合閉環反応と自動酸化反応)50mlの三角フラスコ
に、オキサミド [3−[(1−ブトキシ−2−メチ
ル)プロピル]フェニル]ヒドラゾン[式(X)で、 R1
= ( CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3CH2 CH2 CH2 ]を3.0g(9.8m
mol) はかりとり、酢酸30mlを加えて、溶解した。そこ
へフェニルアセトアルデヒド[式(XI)で、 G= PhC
H2 ] 1.23g(10.3mmol)を加えて、室温下にて、一夜
静置する。反応液を濃縮し酢酸エチルエステルを加えて
よくふり、水洗後、乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。
この粗生成物をクロロホルム:アセトン=10:1(V/V)の
混合溶媒を用いて、カラムクロマトグラフィーで精製
し、目的物1−[3−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]フェニル]−5−(フェニルメチル)−1H
−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド
[式(I) で、 R1 =(CH3) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2 CH
2 G= PhCH2 、 (化合物 6) ]を1.8g得た。収率46.0% 理化学的性質は表1に記載した通りである。
【0022】製造例3 (中間体の製造)3−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]アニリン[式(II)で、 R1=(CH3 ) 2 CH、
R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 ]の製造 a)2−メチル−1−フェニルプロパノン[式(XV)
で、 R1 =(CH3 ) 2 CH]の製造 1リットルの反応フラスコにジクロロメタン250ml をと
り、AlCl3 67g(502.5mmol)を加えた。氷水浴にて、5 ℃
まで冷却し、塩化イソブチリル[式(XIV)で、R1 =(CH
3 ) 2 CH Z'=Cl ]53.3g(500.2mmol)を滴下した。次
に、5 ℃を維持しながら、ベンゼン39.06g(500mmol )
を滴下した。滴下後、5 ℃で2 時間、10℃で1 時間反応
後、さらに、1 時間還流した。反応混合物を氷水に投
じ、水洗後、乾燥して濃縮し、粗生成物を得た。これ
を、減圧蒸留して、2−メチル−1−フェニルプロパノ
ン[式(XV)で、 R1 =(CH3 ) 2 CH]を、無色油状物と
して、64.7g(436.5mmol)得た。収率87.3%
【0023】b)2−メチル−1−(3−ニトロフェニ
ル)プロパノン[式(XVI)で、 R1=(CH3 ) 2 CH]の製
造 500ml 反応フラスコに、95%硫酸150ml をとり、ドライ
アイス・アセトン浴にて、-20 ℃まで冷却する。そこ
へ、濃硝酸(61%、d=1.38)15mlを少量ずつ滴下し、-2
0 ℃まで冷却した。次に、2−メチル−1−フェニルプ
ロパノンを29.6g(199.7mmol)、反応温度が-5℃以上に
ならないように、少量ずつ滴下した。滴下終了後、-5〜
-10 ℃で1 時間反応後、氷水に投じ、酢酸エチルエステ
ルで抽出、水洗、乾燥濃縮し、2−メチル−1−(3−
ニトロフェニル)プロパノンを、淡褐色油状物として、
38.0g(196.7mmol)得た。収率98.5%
【0024】c)α−(1−メチルエチル)−3−ニト
ロベンゼンメタノール[式(XVI )で、 R1 =(CH3 ) 2
CH]の製造 500ml ナス型フラスコに、2−メチル−1−(3−ニト
ロフェニル)プロパノン33g (170.8mmol)をとり、エタ
ノール100ml を加えて、氷水浴にて冷却した。そこへ、
NaBH4 4.2g(111mmol)を少量ずつ加え、氷冷下にて、3
0分間、さらに室温で2 時間反応後、エバポレーター
で、反応液を濃縮した。残留物を、水洗して、α−(1
−メチルエチル)−3−ニトロベンゼンメタノールを、
淡褐色油状物として、定量的に得た。
【0025】d)1−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]−3−ニトロベンゼン[式(XIX)で、 R1 =
(CH3 ) 2 CH、 R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 ]の製造 300ml 反応フラスコに30mlのn−ヘキサンをとり、そこ
へ60%油性NaH 4.4g(110mmol )を加え、良くふってか
ら、n−ヘキサンをデカントして除き、更に、n−ヘキ
サン30mlを加えて、先の操作を繰り返し、NaH の油分を
取り除いた。氷冷下にて、DMF100mlを加え、そこへ、α
−(1−メチルエチル)−3−ニトロベンゼンメタノー
ル19.5g(99.9mmol)を少量ずつ加えて、Naオキシドとし
た。次に、1−ブロモ−n−ブタンを20.6g(150.3mmol)
滴下した。氷冷下で30分間、さらに、室温下で2 時間反
応後、氷水中に投じ、酢酸 エチルエステルで抽出し
て、粗生成物23g を得た。これを、n−ヘキサン:酢酸
エチル=5:1 の混合溶媒を用いて、カラムクロマトグラ
フィーで精製し、1−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]−3−ニトロベンゼンを、淡褐色油状物とし
て、18.5g73.6mmol)得た。収率73.7%
【0026】e)3−[(1−ブトキシ−2−メチル)
プロピル]アニリン[式(II)で、R1 =(CH3 ) 2 CH、
R2 = CH3 CH2 CH2 CH2 ]の製造 300ml 反応フラスコに、1−[(1−ブトキシ−2−メ
チル)プロピル]−3−ニトロベンゼン12.5g(49.7mmo
l)、エタノール60ml、活性炭1.2g、FeCl3 ・6H 2 O 0.3
g、抱水ヒドラジン1ml をとり、15分間還流後、12mlの
抱水ヒドラジンを30分間かけて滴下し、さらに、3 時間
還流を続けた。反応液を濾紙で吸引濾過して、活性炭を
除去した後、エバポレーターにて、濃縮し、酢酸 エチ
ルエステルに転溶した。これを水洗後、乾燥濃縮して、
粗生成物10g を得た。この粗生成物をn−ヘキサン:酢
酸エチルエステル=10:1の混合溶媒を用いて、カラムク
ロマトグラフィーで精製して、3−[(1−ブトキシ−
2−メチル)プロピル]アニリンを、淡黄色油状物とし
て、8.5g(38.4mmol)得た。収率77.3%
【0027】製剤例1 :粉剤 重量部 化合物 1 3 クレ− 40 タルク 57 を粉砕混合し、散粉として使用する。
【0028】製剤例2 :水和剤 重量部 化合物 2 50 リグニンスルホン酸塩 5 アルキルスルホン酸塩 3 珪藻土 42 を粉砕混合して水和剤とし、水で希釈して使用する。
【0029】製剤例3 :粒剤 重量部 化合物 6 5 ベントナイト 43 クレ− 45 リグニンスルホン酸塩 7 を均一に混合し更に水を加えて練り合わせ、押し出し式
造粒機で粒状に加工乾燥して粒剤とする。
【0030】製剤例4 :乳剤 重量部 化合物 9 20 ポリオキシエチレンアルキルアリルエ−テル 10 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ−ト 3 キシレン 67 を均一に混合溶解して乳剤とする。
【0031】試験例1 キュウリ灰色かび病防除効果試験 径10cmの素焼鉢を用いて栽培した第1本葉時のキュウリ
薬(品種:相模半白)に製剤例2のような水和剤形態の
ものを所定濃度に水で希釈懸濁し、1鉢あたり5ml 散布
した。散布葉を風乾した後、予めポテトシュ−クロ−ス
寒天培地を用いて20℃で3 日間培養した灰色かび病菌の
含菌寒天の円形切片(径 4mm)を葉の中央部に直接付着
させ、20〜22℃高湿度条件下に保った。接種後、3 日目
にキュウリ灰色かび病の病斑面積率を調査し、式1によ
り防除価を算出した。
【式1】 結果を表2に示す。
【表2】
【0032】試験例2 キュウリべと病防除効果試験 径10cmの素焼鉢を用いて栽培した第2本葉時のキュウリ
葉(品種:相模半白、1本/鉢、3鉢/処理区使用)に
製剤例2のような水和剤形態のものを所定濃度に水で希
釈懸濁し、1鉢当たり5ml 散布した。散布葉を乾燥した
後、り病葉から採取したキュウリべと病菌胞子の懸濁液
を噴霧接種し、20〜22℃高湿度条件下に24時間保ち、そ
の後は温室内で管理した。接種後、5 〜 7日目にキュウ
リべと病の病斑面積率を調査して、防除価を式2により
算出し、結果を表2に記載した。
【式2】
【0033】試験例3 トマト疫病防除効果試験 径10cmの素焼鉢を用いて栽培した第3葉期のトマト幼苗
(品種:福寿2号、1本植/鉢、3鉢/処理区使用)に
製剤例2のような水和剤形態のものを所定濃度に水で希
釈懸濁し、1鉢当たり 5ml散布した。散布葉を風乾した
後、り病葉から採取したトマト疫病菌胞子の懸濁液を噴
霧接種し、20〜22℃高湿度条件下に24時間保ち、その後
は温室内で管理した。接種後、5 〜 7日目にトマト疫病
の病斑面積率を調査して、防除価を式3により算出し、
結果を表2に記載した。
【式3】
【0034】試験例4 コムギ赤さび病防除試験 径10cmの素焼鉢を用いて栽培した第2葉期の幼苗コムギ
(品種:農林64号、16本/鉢)に、製剤例2のような水
和剤形態のものを水で所定濃度に希釈懸濁し、5ml/鉢
の割合で散布した。散布葉を風乾した後、り病葉より採
取したコムギ赤さび病菌夏胞子の懸濁液を噴霧接種し、
20〜23℃高湿度条件下に24時間保った。その後、ガラス
温室内で管理し、接種から7 〜10日後にコムギ赤さび病
の病斑面積率を調査して、防除価を式4により算出し、
結果を表2に記載した。
【式4】
【0035】試験例5 コムギうどんこ病防除効果試験 径10cmの素焼鉢を用いて栽培した第2葉期の幼苗コムギ
(品種;農林64号、16本/鉢)に、製剤例2のような水
和剤形態のものを水で所定濃度に希釈懸濁し、5ml/鉢
の割合で散布した。散布葉を風乾した後、り病葉から採
取したコムギうどんこ病菌胞子の懸濁液を噴霧接種し、
20〜24℃高湿度条件下に24時間保ち、その後は温室内で
管理した。接種後、9 〜11日目にコムギうどんこ病の病
斑面積率を調査して、防除価を式5により算出し、結果
を表2に記載した。
【式5】
【0036】
【発明の効果】本発明の、化17の式(I) で示される1
−フェニル−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−カルボン酸アミド誘導体は新規化合物であっ
て、殺菌剤、特に、灰色かび病として有効である。
【化17】 [式中、 R1 は、C1-C6 アルキル基を示す。 R2 は、C1
-C8 アルキル基を示す。Gは、C1-C8 アルキル基、C1-C4
フルオロアルキル基、C3-C7 シクロアルキル基、フェ
ニル(C1-C4)アルキル基、フェニル(C2-C4)アルケニル
基、モルフォリノ基、テニル基を示す。]
【図14】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 249:00 333:00) (56)参考文献 特開 平5−301863(JP,A) 特開 昭63−313779(JP,A) 特開 昭63−192741(JP,A) 特開 昭63−152366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 249/10 A01N 43/653 A01N 43/84 C07D 409/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) で示される1−フェニル−5−置
    換−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸
    アミド誘導体 【化1】 [式中、 R1 は、C1-C6 アルキル基を示す。 R2 は、C1-
    C8 アルキル基を示す。Gは、C1-C8 アルキル基、C1-C4
    フルオロアルキル基、C3-C7 シクロアルキル基、フェニ
    ル(C1-C4)アルキル基、フェニル(C2-C4)アルケニル
    基、モルフォリノ基、テニル基を示す。]
  2. 【請求項2】 化2の反応式で示されるように、オキサ
    ゾールジオンヒドラゾン誘導体 [式(VI)] とアンモニア
    とを反応させてグリシンアミド誘導体 [式(VII) ] を生
    成せしめ、これを縮合閉環させることを特徴とする1−
    フェニル−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾール
    −3−カルボン酸アミド誘導体 [式(I) ] の製造法。 【化2】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
  3. 【請求項3】 化3の反応式で示されるように、オキサ
    ミド誘導体 [式(X)] とアルデヒド誘導体 [式(XI)] と
    を反応させてジヒドロトリアゾールカルボン酸アミド
    [式(XII) ] を生成せしめ、これを酸化することを特徴
    とする1−フェニル−5−置換−1H−1,2,4−ト
    リアゾール−3−カルボン酸アミド誘導体 [式(I) ] の
    製造法。 【化3】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
  4. 【請求項4】 式(I) で示される1−フェニル−5−置
    換−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸
    アミド誘導体を有効成分として含有することを特徴とす
    る殺菌剤。 【化4】 [式中、 R1 、 R2 、G は上記と同じ意味を示す。]
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