JP3110527B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JP3110527B2 JP03328522A JP32852291A JP3110527B2 JP 3110527 B2 JP3110527 B2 JP 3110527B2 JP 03328522 A JP03328522 A JP 03328522A JP 32852291 A JP32852291 A JP 32852291A JP 3110527 B2 JP3110527 B2 JP 3110527B2
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浩樹 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク等の光源とし
て好適な、低雑音で、かつ、低い動作電流値をもつ量産
性の高い半導体レ−ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の半導体レーザ装置について
説明する。
【0003】図13は従来の半導体レーザ装置の断面図
である。この半導体レーザは、いわゆる、ロスガイド構
造と呼ばれるもので、n型のガリウムヒ素(GaAs)
基板21の上にn型のGaAsバッファ層22が形成さ
れており、その上にn型のガリウムアルミヒ素(Ga
0.5Al0.5As)クラッド層23、Ga0.85Al0.15
s活性層24,リッジ25aを有するp型のGa0.5
0.5Asクラッド層25があり、電流チャンネルとな
るリッジ25a以外の部分には電流狭窄のために、n型
のGaAs電流ブロック層26が形成されている。な
お、27はp型のGaAs保護層、28はp型のGaA
sコンタクト層である。
【0004】以下に、従来例を説明する。図13の構造
において、p型のGaAsコンタクト層28から注入さ
れる電流は、リッジ25a内に有効に閉じ込められ、リ
ッジ25a下部のGa0.85Al0. 15As活性層24でレ
ーザ発振が生じる。このとき、n型のGaAs電流ブロ
ック層26の屈折率は、p型のGa0.5Al0.5Asクラ
ッド層25の屈折率より大きくなっているが、Ga0.85
Al0.15As活性層24の禁制帯幅よりも、n型のGa
As電流ブロック層26の禁制帯幅の方が小さいので、
レーザ光に対してn型のGaAs電流ブロック層26は
吸収体となり、レーザ光はこのn型のGaAs電流ブロ
ック層26による吸収により、リッジ内に有効に閉じ込
められる。一般に、リッジ25aの下端の幅、すなわ
ち、ストライプ幅を5μm程度にすることで、光ディス
ク等に使われる単一横モードのレーザ発振が得られる。
【0005】同様の構造として、図14で示すように、
n型のGaAs基板21の上に、n型のGaAsバッフ
ァ層22からn型のガリウムアルミヒ素(Ga0.5Al
0.5As)クラッド層23、Ga0.85Al0.15As活性
層24、p型のGa0.5Al0.5Asクラッド層25、n
型の電流ブロック層26までを1回の結晶成長処理で形
成した後に、ストライプ状の溝をエッチングで形成し、
再成長により、p型のGa0.5Al0.5Asクラッド層2
9、p型のGaAsコンタクト層28を形成して半導体
レーザ装置を作製した従来構造もある。この構造では、
再成長界面(25b)が活性層に近いので、成長条件に
より光分布が影響され、歩留りが図13の構造より低く
なるという問題がある。すなわち、再成長界面(25
b)から、再成長時のドーパントであるZn等の拡散が
あるため、ストライプ内の屈折率が高くなり、スペクト
ルが単一モードになりやすく、雑音の検査で不良が発生
する問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構造の半導
体レーザでは、n型のGaAs電流ブロック層26の光
吸収による導波路の損失によりレーザのしきい値および
効率が制限されること、さらに、GaAs電流ブロック
層26の光吸収によりレーザ光が急峻にストライプ内に
閉じ込められるために、スペクトルが単一モードになり
やすく、従来構造のもとで、スペクトルの多モード発振
を得るためには、GaAs電流ブロック層26をGa
0.85Al0.15As活性層24からある程度以上、離さね
ばならず、リッジ(25a)下部での横方向への漏れ電
流が増大することにより、一層の動作電流の増大を招く
という問題があった。
【0007】さらに、ストライプ幅(リッジ(25a)
下端の幅)を狭くすると、電流ブロック層26による光
吸収が増大するため、ストライプ幅も、ある程度以上、
狭くできないという制約があり、低動作電流化の妨げと
なっていた。
【0008】加えて、雑音特性に決定するGaAs電流
ブロック層26下のp型のGa0.5Al0.5Asクラッド
層25の厚さを時間制御のエッチングで行う必要があ
り、歩留りが悪く、量産性に問題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、スペクトルが多モードで低雑音であり、しかも量産
性が優れた動作電流値の低い半導体レーザ装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】この目的を達成するために本発明の半導体
装置は、活性層となるGa1-XAlXAs層の主面の少な
くとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1As層、
Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジのGa
1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッジの
長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型のGa
1-ZAlZAs層を備えてり、AlAs混晶比である
X、Y1、Y2、CおよびZの間に、Z>Y2>X≧
0、Y1>C>X、Z>Y1>CおよびZ>0.5の関
係を成立させたものである。
【0011】
【作用】この構成によって、電流ブロック層となるGa
1-ZAlZAs層のストライプ状の窓、すなわち、リッジ
から注入される電流により、活性層となるGa1-XAlX
As層でレーザ発振が生じる。ここで、電流ブロック層
となるGa1-ZAlZAs層の屈折率はストライプ内部の
クラッド層となるGa1-Y2AlY2As層よりも小さいの
で、レーザ光はこの屈折率差によりストライプ内に有効
に閉じ込められる。
【0012】さらに、電流ブロック層となるGa1-Z
ZAs層の禁制帯幅は活性層となるGa1-XAlXAs
層の禁制帯幅よりもかなり大きいので、レーザ光の電流
ブロック層による光吸収はなく、電流ブロック層の中お
よび、電流ブロック層の下部の活性層にも光は広く分布
するため、スペクトルは多モードになりやすい。
【0013】加えて、リッジを形成するエッチングの際
に、AlAs混晶比の高い層を選択的にエッチングでき
るエッチャントを用い、確実にGa1-CAlCAs層の上
でエッチングを止めることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の断面図である。n型のGaAs基板1の上
に、n型のGaAsバッファ層2が形成されており、そ
の上にn型のGa0.5Al0.5Asクラッド層3、Ga
0.85Al0.15As活性層4、p型のGa0.5Al0.5As
第一クラッド層5、p型のGa0.8Al0.2Asエッチン
グストップ層6、リッジ状のp型のGa0.5Al0.5As
第二クラッド層7が形成されており、電流狭窄のために
電流チャンネルとなるリッジ以外の領域には、n型のG
0.4Al0.6As電流ブロック層8が形成されている。
なお9はp型のGaAs保護層、10はp型のGaAs
コンタクト層である。
【0016】ここで、安定な単一横モード発振を得るた
めに、電流ブロック層8のAlAs混晶比をp型のGa
0.5Al0.5As第二クラッド層7のAlAs混晶比よ
り、高く設定する。もし、電流ブロック層8のAlAs
混晶比が第二クラッド層と同様である場合、プラズマ効
果によるストライプ内の屈折率の低下があり、アンチガ
イドの導波路となり、単一な横モード発振は得られな
い。いわんや、電流ブロック層8のAlAs混晶比がp
型のGa0.5Al0.5As第二クラッド層7より、低い場
合は、完全に、横モードが不安定になり、目的としてい
る低動作電流化さえ達成できない。本実施例では、図1
に示すように、電流ブロック層8のAlAs混晶比をp
型のGa0.5Al0.5As第二クラッド層7のAlAs混
晶比より、0.1高く、0.6としている。
【0017】この構造において、p型のGaAsコンタ
クト層10から注入される電流はリッジ内に閉じ込めら
れ、リッジ下部のGa0.85Al0.15As活性層4でレー
ザ発振が生じる。ここで、n型のGa0.4Al0.6As電
流ブロック層8の屈折率は、電流チャンネル内部のp型
のGa0.5Al0.5As第二クラッド層7の屈折率より十
分、小さいので、レーザ光はこの屈折率差によりリッジ
内に閉じ込められ、単一横モードのレーザ光が得られ
る。
【0018】また、n型のGa0.4Al0.6As電流ブロ
ック層8の禁制帯幅は、Ga0.85Al0.15As活性層4
の禁制帯幅よりも大きいので、従来の構造のように、電
流ブロック層による光吸収がなく、大幅に導波路の損失
を低減することができ、低動作電流化が図れる。さら
に、光吸収がないため、レーザ光がn型のGa0.4Al0
.6As電流ブロック層8の下部にも広がり、スペクトル
が多モードになりやすく、低雑音のレーザが容易に得ら
れる。
【0019】ただし、これは、電流ブロック層8に、活
性層、クラッド層と同じ材料系であるGaAlAs系を
用いているためで、p型のGa0.5Al0.5As第二クラ
ッド層7の屈折率、約3.3に対し、電流ブロック層8
の屈折率を約3.2と微妙に低い値に選ぶことができる
ため、従来のロスガイド構造(図13)と同じ程度の非
常に緩やかなストライプ内部と外部との間の実効屈折率
差を形成できるからである。例えば、違う材料系である
ZnSeを電流ブロック層に用いた場合、その屈折率は
約2.4なので、ストライプ内外の実効屈折率差が大き
過ぎ、電流ブロック層6の下部には光が広がらず、スペ
クトルは多モードにはなりにくい。
【0020】図3に、本発明の一実施例と従来構造のレ
ーザにおけるスペクトル特性と構造パラメータの関係の
実験結果を示す。従来に比べて、活性層厚(da)、電
流ブロック層と活性層との間のp型のクラッド層厚(d
p)が薄くても十分に、多モード発振が得られることが
わかる。特に、dpが薄くても良いため、ストライプ外
部への漏れ電流が小さい状態で低雑音のレーザが得ら
れ、より一層の動作電流の低減が図れる。具体的には、
従来構造では、0.3μm以下のdpで、多モード発振
を得るのは困難であったのに対し、本発明の構造によれ
ば、dpが0.2μm以下でも十分に、多モード発振が
得られる。
【0021】また、図4にストライプ幅(リッジ下端の
幅)と動作電流値の関係を示す。本発明の構造では、従
来構造のようにストライプ幅を狭くしたときに、電流ブ
ロック層の光吸収の増大により、動作電流値が増加する
ことはないので、ストライプ幅を従来と比べて、かなり
狭い値に設定でき、この点でも、低動作電流化が達成で
きる。具体的には、従来構造では、ストライプ幅が4μ
m以下になると、動作電流値が増大していたのに対し、
本発明の構造によれば、ストライプ幅を狭くすると動作
電流値が一段と低減される。ここで、本発明の構造で、
ストライプ幅を狭くした場合、スペクトルの多モード性
は、電流ブロック層への光のしみ出しが、ストライプ内
部にある光に比べて相対的に増加するので、より一層、
強くなる。すなわち、ストライプ幅をせまくすること
で、より低雑音になる。
【0022】図2は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の製造工程図である。図2(a)に示すよう
に、n型のGaAs基板1の上に、MOCVDあるいは
MBE成長法により、n型のGaAsバッファ層2(厚
さ、0.5μm)、n型のGa0.5Al0.5Asクラッド
層3(厚さ、1μm)、Ga0.85Al0.15As活性層4
(厚さ、0.07μm)、p型のGa0.5Al0.5As第
一クラッド層5(厚さ、0.15μm)、p型のGa
0.8Al0.2Asエッチングストップ層6(厚さ、0.0
3μm)、p型のGa0.5Al0.5As第二クラッド層7
(厚さ、1μm)p型のGaAs保護層9(厚さ、0.
2μm)を形成する。この保護層9は、電流の流れるp
型のGa0.5Al0.5As第二クラッド層7のリッジ上部
を表面酸化から守るのに必要である。図2で、活性層の
導電型は、特に記載していないが、p型であっても、n
型であっても、もちろん、アンドープであってもかまわ
ない。
【0023】次に、図2(b)に示すように、ストライ
プ状に窒化膜(窒化シリコン、窒化タングステン)ある
いは、酸化シリコン等の誘電体膜11を形成し、この誘
電体膜11をマスクとして、エッチングを行い、リッジ
を形成する。エッチングは、最初に、硫酸あるいは、酒
石酸などのAlAs混晶比に対して選択性のないエッチ
ャントで、p型のGa0.8Al0.2Asエッチングストッ
プ層6の手前のp型のGa0.5Al0.5As第二クラッド
層7中でエッチングを停止させ、2番目に、AlAs混
晶比の高い層を選択的にエッチングできる60℃の塩酸
を用い、p型のGa0.8Al0.2Asエッチングストップ
層6で選択的にエッチングを停止させる。このため、従
来dpのばらつきにより特性がばらつき歩留が低かった
問題が解決され、量産性の高いレーザが得られる。
【0024】このとき、ストライプ幅となるリッジ下端
の幅は2.5μm、リッジ以外の領域のp型のGa0.5
Al0.5As第一クラッド層7の厚さ(dp)は、0.
15μmとした。この構造では、電流ブロック層8によ
る光の吸収損失がないために、図3、図4に示したよう
に、従来構造のストライプ幅(約5μm)、dpの値
(0.3μm以上)に比べて、いずれも、半分程度にで
き、構造の寸法から見ても、従来(図13)と比べて、
低動作電流化が図れる。
【0025】次に、前記誘電体膜9を用い、図2(c)
に示すように、MOCVD法により、n型のGa0.4
0.6As電流ブロック層8(厚さ、1μm)を選択的
に成長する。
【0026】ここで、リッジの形状は逆メサ形状より
も、順メサ形状とすることが好ましい。逆メサ形状とし
た場合には、順メサ形状とした場合に比べて結晶成長が
困難となり、特性の低下に起因する歩留りの低下を招く
恐れがあるためである。実際に、逆メサ形状の場合、リ
ッジ側面の部分において選択成長したGaAlAsの結
晶性が損なわれ、作製された素子のしきい値電流は、順
メサ形状の素子に比べて、約10mA高くなった。後述
する素子の特性は、順メサ形状のものを示している。
【0027】また、電流ブロック層の膜厚については、
電流ブロック層8の厚さが薄いと、上部のp型のGaA
sコンタクト層10においてレーザ光の光吸収が生じて
しまうので、最低限、0.4μmは必要である。
【0028】次に、図2(d)に示すように、誘電体膜
11を除去し、MOCVDあるいはMBE成長法によ
り、p型のGaAsコンタクト層10を形成する。最後
に、n型のGaAs基板1および、p型のGaAsコン
タクト層10にそれぞれ、電極を形成する。
【0029】図5は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の電流−光出力特性図である。比較のために、
従来の半導体レーザ装置の特性もあわせて示した。本発
明の半導体レーザ装置では、導波路の損失が小さいた
め、しきい値が低く、効率が高くなり、大幅に動作電流
値が小さくなっている。具体的には、共振器長200μ
mの素子において、室温で3mWのレーザ光を放出する
のに必要な動作電流値を50mAから25mAに低減で
きた。スペクトルもセルフパルセーションを生じる多モ
ードで発振しており、0〜10%の戻り光率の範囲内で
−130dB/HzのRINの値を得ており、低雑音特
性が得られた。
【0030】なお、前記実施例において、2回目の結晶
成長の際に、p型の第二クラッド層7上に直接、n型の
電流ブロック層8を成長すると、再成長界面がp−n接
合となり、深い界面準位を形成し、レーザの電流対光出
力特性の温度依存性に悪影響を及ぼすことがある。すな
わち、特性温度が低くなる問題が生じることがある。こ
れを防ぐためには、2回目の結晶成長の際に、最初にp
型の薄い層を形成した後に、n型の電流ブロック層を形
成するのが有効である。この場合、再成長界面はp−n
接合でなくなるので、深い界面準位の形成もなくなる。
【0031】図6にp型のGa0.4Al0.6Asを2回目
成長時に形成した時の一実施例における構造断面図を示
す。このp型の層のAlAs混晶比は、レーザ光に対し
て透明である必要があるので、活性層のAlAs混晶比
より大きく、また、横方向への漏れ電流を低くするため
に、膜厚は0.1μm以下である必要がある。図6で
は、p型の層がない場合と屈折率を同じにするため、電
流ブロック層8のAlAs混晶比と同じにしている。膜
厚は、0.01μmであり、電流分布にも殆ど影響を与
えない膜厚にしている。図6の構造により、低動作電
流、低雑音で、かつ、温度特性の優れた半導体レーザを
得ることができる。
【0032】また、前記実施例において、誘電体膜11
が例えば、窒化シリコン膜のとき、除去する際にHF系
のエッチャントを用いると、2回目成長で形成したn型
の電流ブロック層8も同時に、エッチングされる場合が
ある。これを防ぐために、2回目成長時に、n型の電流
ブロック層8上に、電流ブロック層8よりも、エッチン
グされない程度にAlAs混晶比の低い層を導入すると
有効である。この層は、AlAs混晶比の高い電流ブロ
ック層8を表面酸化から守る効果も有する。
【0033】図7に、n型のGaAs層を0.5μm、
導入した場合の構造断面図を示す。電流ブロック層8の
厚さは、平坦性を保つために、0.5μmと図1より薄
くしている。この導入した層の導電型は、電流のブロッ
クという点で、n型である方がよいが、電流ブロック層
8が0.4μm以上ある時は、電流はブロックされてい
るので、p型であっても、もちろん、高抵抗層であって
もかまわない。また、2層以上の多層であっても、構わ
ない。図7の構造により、プロセスの点からも、安定し
た素子の作製が図れ、低動作電流、低雑音で、かつ、作
製が容易な半導体レーザ装置を得ることができる。
【0034】また、本発明の構造は、動作電流値が低い
ので、半導体レーザの高出力化にも、有効である。特
に、本構造において活性層厚を0.03−0.05μm
と薄くした場合においても、図3に示したように、従来
と異なり、スペクトルを多モードにすることができるの
で、低雑音で、かつ、高出力が得られる半導体レーザを
実現することが可能である。
【0035】実際に、素子を高出力用に350μmの共
振器長で作製し、端面にコーティングを行うことによ
り、100mW以上の光出力を得ることができた。この
ような半導体レーザを光ディスクの光源として用いれ
ば、読み込み時に低雑音化を図るための高周波重畳回路
が不要となり、ピックアップの大幅な小型化が実現でき
る。また、dpを薄くして、横方向への漏れ電流を小さ
くすれば、単一な縦モードとなるが、より一層、高出力
化できることはいうまでもない。
【0036】さらに、図8に示すような光ガイド層のあ
るLOC構造にし、端面の光による破壊レベルを向上さ
せれば、一段と高出力化が図れる。光ガイド層のAlA
s混晶比は活性層のAlAs混晶比よりも高ければ良い
が、温度特性を考えると活性層より、禁制帯幅が0.3
eV以上大きいことが望ましく、図8では光ガイド層の
AlAs混晶比は0.4とした。層厚は、横方向への漏
れ電流を小さくするために、0.1μmと薄くしてい
る。この光ガイド層は図8のように活性層の上部でなく
とも、下部にあっても、もちろん、両側にあっても良
い。図8の構造により、低動作電流で、かつ、高出力の
半導体レーザが得られる。
【0037】図6、図7、図8の構造による効果は、そ
れぞれ、独立のものであり、組み合わせることにより、
両方の効果を有するより優れた半導体レーザを得ること
が可能となる。以下に、組み合わせた場合の実施例につ
いて、説明する。
【0038】図9に、図6の構造と図7の構造を組み合
わせた場合における一実施例を示す。この場合、低動作
電流、低雑音特性に加えて、特性温度が高く、作製が容
易な半導体レーザを得ることができる。
【0039】図10に、図6の構造と図8の構造を組み
合わせた場合における一実施例を示す。光ガイド層は図
10のように活性層の上部でなくとも、下部にあって
も、もちろん、両側にあっても良い。この場合、低動作
電流、低雑音特性特性に加えて、特性温度が高く、より
高出力が得られる。
【0040】図11に、図7の構造と図8の構造を組み
合わせた場合における一実施例を示す。光ガイド層は図
11のように活性層の上部でなくとも、下部にあって
も、もちろん、両側にあっても良い。この場合、低動作
電流、低雑音特性に加えて、より高出力で、作製が容易
な半導体レーザを得ることができる。
【0041】図12に、図6、図7、および図8の構造
を組み合わせた場合における一実施例を示す。光ガイド
層は図12のように活性層の上部でなくとも、下部にあ
っても、もちろん、両側にあっても良い。この場合、低
動作電流、低雑音特性特性に加えて、特性温度が高く、
より高出力で、作製が容易な半導体レーザを得ることが
できる。
【0042】なお、上記全ての実施例において、基板は
n型で、n型の電流ブロック層を用いる場合のみを示し
たが、基板にp型を用い、p型の電流ブロック層を用い
ても構わない。すなわち、電流ブロック層のAlAs混
晶比が高いからである。従来のGaAs電流ブロック層
の場合(図13)、クラッド層からp型のGaAs層中
への電子の拡散長が2−3μmと、電流ブロック層の厚
さに比べて長く、p型のブロック層の実現が困難であっ
たのに対し、混晶比の高いp型のGaAlAs層の場
合、電子の拡散が抑えられるので、p型のブロック層の
実現が可能となるからである。
【0043】なお、上記全ての実施例では、リッジが活
性層上、すなわち、活性層から見て、基板と反対側にあ
る場合のみを示したが、基板と同方向にある場合でも、
同じ効果が得られる。すなわち、リッジ部が両方向にあ
るダブルコンファイメント構造にすればさらに、漏れ電
流が少なくなり、低動作電流化が図れることはいうまで
もない。
【0044】また、活性層を量子井戸構造とすれば、よ
り、低動作電流化、高出力化が図れることはいうまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、活性層となるG
1-XAlXAs層の主面の少なくとも一方の側に、一導
電型のGa1-Y1AlY1As層、Ga1-CAlCAs層およ
び、リッジ状のGa1-Y2AlY2As層を順次、備えると
ともに、前記リッジの長手方向の側面に沿って、これら
とは逆の導電型のGa1-ZAlZAs層を備えてなり、A
lAs混晶比、X、Y1、Y2、CおよびZの間に、Z
>Y2>X≧0、Y1>C>Xの関係を成立させた構成
により、低雑音で、しかも、動作電流値が従来に比べて
大幅に低く、量産性の優れた半導体レ−ザ装置を実現で
きるものである。
【0046】すなわち、電流ブロック層のAlAs混晶
比が、クラッド層のAlAs混晶比より高く設定されて
いるため、単一な横モードで発振し、レーザ光の電流ブ
ロック層による光吸収がないため、大幅に導波路の損失
を低減でき、動作電流値の低減が図れる。
【0047】さらに、光が電流ブロック層および、その
下部の活性層に広がるため、従来と比べて、スペクトル
の多モード発振が得られやすく、活性層と電流ブロック
層の距離を従来より近づけても、低雑音特性が得られ
る。
【0048】また、電流ブロック層による光吸収がない
ために、ストライプ幅も従来より狭くすることができ
る。前記漏れ電流が少なくなる効果と、ストライプ幅を
狭くできる効果、すなわち、動作電流値を低くする方向
に寸法を設定できるので、コンパクトディスク用などの
低雑音のレーザとして、より一層の動作電流値の低減が
図れる。
【0049】加えて、エッチングによりリッジを形成す
るときに、Ga1-CAlCAs層がエッチングストップ層
として作用するため、エッチングのばらつきが小さく量
産性の高い素子が得られる。
【0050】動作電流値の低減は、活性層における発熱
量の低減をもたらすため、光出力も従来と比べて、高出
力となる。特に、活性層を薄くして、高出力が得られ
る。この様な特徴をもつ本発明の半導体レーザを光ディ
スクの光源として用いれば、読み込み時に低雑音化を図
るための高周波重畳回路を排除することが可能となり、
ピックアップの大幅な小型化が実現できる。
【0051】さらに、動作電流値の低減は、レーザマウ
ント部の発熱量の低減をもたらし、より小型で軽量のヒ
ートシンクの使用が可能となる。この結果、従来は金属
であったレーザパッケージの樹脂化が実現でき、ピック
アップの大幅な小型化、低コスト化が図れる。
【0052】素子作製の点からも、図1のようなリッジ
構造としたことにより、図14の構造と比べて、再成長
界面が活性層から離れることとなり、高歩留りが期待で
きる。このような半導体レーザ装置は、光ピックアップ
の小型化を要求されている光ディスク用の光源に使用し
て、効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
断面図
【図2】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
製造工程図
【図3】スペクトル特性と構造パラメータとの関係
【図4】動作電流値とストライプ幅との関係
【図5】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
電流−光出力特性図
【図6】本発明の他の一実施例における半導体レーザ装
置の断面図
【図7】本発明の他の一実施例における半導体レーザ装
置の断面図
【図8】本発明の他の一実施例における半導体レーザ装
置の断面図
【図9】本発明の他の一実施例における半導体レーザ装
置の断面図
【図10】本発明の他の一実施例における半導体レーザ
装置の断面図
【図11】本発明の他の一実施例における半導体レーザ
装置の断面図
【図12】本発明の他の一実施例における半導体レーザ
装置の断面図
【図13】従来の半導体レーザ装置の断面図
【図14】再成長界面が活性層に近い従来の半導体レー
ザ装置の断面図
【符号の説明】
1 n型のGaAs基板 2 n型のGaAsバッファ層 3 n型のGa0.5Al0.5Asクラッド層 4 Ga0.85Al0.15As活性層 5 p型のGa0.5Al0.5As第一クラッド層 6 p型のGa0.8Al0.2Asエッチングストップ層 7 p型のGa0.5Al0.5As第二クラッド層 8 n型のGa0.4Al0.6As電流ブロック層 9 p型のGaAs保護層 10 p型のGaAsコンタクト層 11 誘電体膜 12 p型のGa0.4Al0.6As層 13 n型のGaAs層 14 p型のGa0.6Al0.4As光ガイド層 21 n型のGaAs基板 22 n型のGaAsバッファ層 23 n型のGa0.5Al0.5Asクラッド層 24 Ga0.85Al0.15As活性層 25 p型のGa0.5Al0.5Asクラッド層 25a リッジ 25b 再成長界面 26 p型のGaAs保護層 27 n型のGaAs電流ブロック層 28 p型のGaAsコンタクト層 29 p型のGa0.5Al0.5As第2クラッド層
フロントページの続き (72)発明者 清水 裕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−99586(JP,A) 特開 平1−184973(JP,A) 特開 平2−288387(JP,A) 特開 平2−43790(JP,A) 特開 昭63−269593(JP,A) 特開 昭62−20392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備えてり、AlAs混晶比であ
    X、Y1、Y2、CおよびZの間に、Z>Y2>X≧
    0、Y1>C>X、Z>Y1>CおよびZ>0.5の関
    係を成立させたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-Y2AlY2
    As層と前記Ga1-ZAlZAs層の間に、前記Ga1-Y2
    AlY2As層と同じ導電型で、層厚が0.1μm以下の
    Ga1-BAlBAs層が形成されており、AlAs混晶比
    であるX、Y1、Y2、C、ZおよびBの間に、Z>Y
    2>X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>C、Z>0.5
    およびB>Xの関係を成立させたことを特徴とする半導
    体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-ZAlZ
    s層上に、前記Ga1-ZAlZAs層よりも、AlAs混
    晶比が低く、少なくとも、1層以上からなるGaAlA
    s層またはGaAs層が形成されており、AlAs混晶
    であるX、Y1、Y2、CおよびZの間に、Z>Y2
    >X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>CおよびZ>0.
    の関係を成立させたことを特徴とする半導体レーザ装
    置。
  4. 【請求項4】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記活性層となるG
    1-XAlXAs層に接して片側または両側にGa1-D
    DAs層が形成され、AlAs混晶比であるX、Y
    1、Y2、C、ZおよびDの間に、Z>Y2>X≧0、
    Y1>C>X、Z>Y1>C、Z>0.5およびY1>
    D>Xの関係を成立させたことを特徴とする半導体レー
    ザ装置。
  5. 【請求項5】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-Y2AlY2
    As層と前記Ga1-ZAlZAs層の間に、前記Ga1-Y2
    AlY2As層と同じ導電型で、層厚が0.1μm以下の
    Ga1-BAlBAs層が形成されており、かつ、前記Ga
    1-ZAlZAs層上に、前記Ga1-ZAlZAs層よりも、
    AlAs混晶比が低く、少なくとも、1層以上からなる
    GaAlAs層または、GaAs層が形成されており、
    AlAs混晶比であるX、Y1、Y2、Z、および
    の間に、Z>Y2>X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>
    C、Z>0.5およびB>Xの関係を成立させたことを
    特徴とする半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-Y2AlY2
    As層と前記Ga1-ZAlZAs層の間に、前記Ga1-Y2
    AlY2As層と同じ導電型で、層厚が0.1μm以下の
    Ga1-BAlBAs層が形成されており、かつ、前記活性
    層となるGa1-XAlXAs層に接して片側または両側に
    Ga1-DAlDAs層が形成され、AlAs混晶比である
    X、Y1、Y2、C、Z、BおよびDの間に、Z>Y2
    >X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>C、Z>0.5、
    B>XおよびY1>D>Xの関係を成立させたことを特
    徴とする半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-ZAlZ
    s層上に、前記Ga1-ZAlZAs層よりも、AlAs混
    晶比が低く、少なくとも、1層以上からなるGaAlA
    s層またはGaAs層が形成されており、かつ、前記活
    性層となるGa1-XAlXAs層に接して片側または両側
    にGa1-DAlDAs層が形成され、AlAs混晶比であ
    るX、Y1、Y2、C、ZおよびDの間に、Z>Y2>
    X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>C、Z>0.5およ
    びY1>D>Xの関係を成立させたことを特徴とする半
    導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
    の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1
    s層、Ga1-CAlCAs層および順メサ形状のリッジの
    Ga1-Y2AlY2As層を順次備えるとともに、前記リッ
    ジの長手方向の側面に沿って、これらとは逆の導電型の
    Ga1-ZAlZAs層を備え、かつ、前記Ga1-Y2AlY2
    As層と前記Ga1-ZAlZAs層の間に、前記Ga1-Y2
    AlY2As層と同じ導電型で、層厚が0.1μm以下の
    Ga1-BAlBAs層が形成されており、かつ、前記Ga
    1-ZAlZAs層上に、前記Ga1-ZAlZAs層よりも、
    AlAs混晶比が低く、少なくとも、1層以上からなる
    GaAlAs層またはGaAs層が形成されており、か
    つ、前記活性層となるGa1-XAlXAs層に接して片側
    または両側にGa1-DAlDAs層が形成され、AlAs
    混晶比であるX、Y1、Y2、Z、C、BおよびDの間
    に、Z>Y2>X≧0、Y1>C>X、Z>Y1>C、
    Z>0.5、B>XおよびY1>D>Xの関係を成立さ
    せたことを特徴とする半導体レーザ装置。
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