JP3110418U

JP3110418U - 配線結束用具

Info

Publication number: JP3110418U
Application number: JP2005000653U
Authority: JP
Inventors: 立花敏久
Original assignee: Alpha Corp
Current assignee: Alpha Corp
Priority date: 2005-02-14
Filing date: 2005-02-14
Publication date: 2005-06-23
Anticipated expiration: 2011-02-14

Abstract

【課題】縫いぐるみについて、単に部屋内の設置又は携帯に伴うデザイン的効果だけでなく、電気製品の出入力に必要な配線を、簡便な方法によって容易に結束できるような構成を提供する。
【解決手段】動物の頭部を模擬した布製によるぬいぐるみ部分と、表面にて突起の配置によって、着剥ぎ自在の状態となっている帯状部分とを接続し、当該帯状部分においては、当該着剥ぎ自在による表面側と裏面側との接合によって螺旋状の巻着状態を形成し、当該螺旋状の巻着状態による隙間において、電気製品の配線を結束する配線結束用具。
【選択図】図１

Description

本考案は、動物（獣のみならず、魚等の水中生息物をも含む)による縫いぐるみ人形の頭部による装飾的効果に立脚したことによる電気製品の配線に対する結束用具に関するものである。

従来縫いぐるみは、人形に準じた扱いが行われており、単に部屋内において静置するか精々ペットと同様に所持し、かつ携帯するという程度の利用しか行われていなかった。

即ち、縫いぐるみによるデザイン的な効果を維持しながら、他の機能をも発揮させるような使用方法は措して提唱されていない。

他方、パソコン等の電気製品を使用する場合には、当該電気製品における出入力を実現するために必要な様々な配線を必要とするが、これらの配線は個別に放置した場合には、室内の空間の有効な利用を行ううえで支障となる。
即ち、前記配線を結束することは、室内のスペースを有効に使用するうえで、不可欠であるが、当該配線の結束に際し、これまで装飾的効果を発揮させようという発想は存在しなかった。

実用新案出願２００４−４１４２

本考案は、縫いぐるみ人形による装飾的効果を発揮しながら、電気製品における出入力を行うための配線を、簡便な法にて、結束することができる構成を提供することを課題としている。

前記課題を解決するため、本考案の構成は、動物の頭部を模擬した布製によるぬいぐるみ部分と、表面にて突起の配置によって、着剥ぎ自在の状態となっている帯状部分とを接続し、当該帯状部分においては、当該着剥ぎ自在による表面側と裏面側との接合によって螺旋状の巻着状態を形成し、当該螺旋状の巻着状態による隙間において、電気製品の配線を結束することを可能性としていることに基づく配線結束用具からなる。

前記解決手段の構成に基づき、一方では動物を模擬した布製の頭部による装飾的効果を発揮しながら、他方では、着剥ぎ自在の状態にある接合によって、配線を結束させるという簡単な仕組みによって、容易に配線の結束状態を実現することが可能となる。

本考案は、図１に示すように動物の頭部１を模擬した布製による縫いぐるみ部分と、表面にて突起２１の配置によって着剥ぎ自在の状態となっている部分（いわゆる面ファスナー部分）を有している帯状の布の結合を基本構成としている。
図１においては、犬を模擬した縫いぐるみによる頭部１を採用しているが、模擬される対象の動物としては、犬に限らず、虎、猫、熊等の陸上の生息物、更にはアザラシ、魚などの水中生息物をも採用することができる。
実際の実施形態においては、図１に示すように、頭部１の下方に前脚を下側に突出した場合には、頭部１を安定した状態に維持することができ、好都合である。
帯状部分２は、頭部１の後方において、表面の突起２１と裏面とが相互に接合し合うことによって、螺旋状の巻着状態を形成しているが、使用者においては、図２（ａ）に示すように、棒状の変形しない状態の配線３を、螺旋状の巻着状態の隙間に突入させることによって結束するか、又は、図２（ｂ）に示すように、配線３を帯状部分の上に配置したうえで、その後螺旋状の巻着状態を形成することによって結束するかの何れかを選択することができる。
なお、帯状部分２としては、図３（ａ）に示すように、表面のみに突起２１を配置することによって着剥ぎ自在とする場合と、図３（ｂ）に示すように、表面及び裏面の双方に突起２１を配置することによって着剥ぎ自在とする場合との双方を採用することができる。

実施例においては、図４に示すように螺旋状態の中心部位において、帯状部分２が存在しない隙間領域を形成していることを特徴としている。

このような螺旋形状の中心部分に、隙間を形成することによって、多数の配線、又は太い配線を当該隙間中に結束させ、かつ、周囲の螺旋状態の布部分によって囲んだ状態とすることが可能となる。

本考案は、単にパソコン等電気製品の配線に対する結束用具だけでなく、その余の日常雑貨の細長形状の物体にも使用できるので、これらに関連する産業にも利用することができる。

本発明の実施形態を示す側面図帯状部分によって、配線を結束する状態を示す上面図であって、（ａ）は、配線を螺旋状の巻着状態における隙間に突入させる場合を示しており、（ｂ）は、配線を帯状部分の上に配置した状態を示している。帯状の布の構成を示す側面図であって（ａ）は、表面のみに突起を形成している場合を示しており、（ｂ）は、表面及び裏面に突起を配置している場合を示す。実施例の状態を示す側面図である。

符号の説明

１：頭部
２：帯状部分
３：配線
２１：突起

Claims

動物の頭部を模擬した布製によるぬいぐるみ部分と、表面にて突起の配置によって、着剥ぎ自在の状態となっている帯状部分とを接続し、当該帯状部分においては、当該着剥ぎ自在による表面側と裏面側との接合によって螺旋状の巻着状態を形成し、当該螺旋状の巻着状態による隙間において、電気製品の配線を結束することを可能性としていることに基づく配線結束用具。
頭部の下に、２本の脚部を突出させることを特徴とする請求項１記載の配線結束用具。
螺旋状態の中心部位において、帯状の布が存在しない隙間領域を形成していることを特徴とする請求項１記載の配線結束用具。