JP3109280U - 点字や形状のスクリーン印刷物 - Google Patents

Abstract

【課題】印刷物に点字表示することで視覚障害者が自分の力で商品や情報を得る手段が出来、精神的自立、個性、プライバシー保護を可能な限り達成すること。
【解決手段】印刷物本体１に点字・形状３を印刷する。点字・形状は例えば、高さ３３０μ以上である。
【効果】商業印刷物に高さ３３０μ以上の点字や形状をスクリーン印刷したことで、視覚障害者が安心して、自分一人で商品の選別や情報の取得が可能となる。
【選択図】図１

Description

この考案は、吊り下げラベルや会社案内、パンフレット、化粧箱、ＤＭ、はがき、シーール等のあらゆるスクリーン印刷物。

私たちが普段目にする現状の商業印刷物においては、ほとんどが図３に示すように、印刷物本体１に文字・絵柄２が印刷されただけで、点字表示がない印刷物である。

しかしながら、以上の技術によれば、視覚障害者が自分の力で商品を選別したり、情報を得ることが全く不可能である。そこで、この考案は、印刷物に点字表示することで視覚障害者が自分の力で商品や情報を得る手段が出来、精神的自立、個性、プライバシー保護を可能な限り達成することを課題とする。

以上の課題を解決するために、この考案は、スクリーン印刷法により、高さ３３０μ以上の点字や形状を印刷したことを特徴とする印刷物である。本考案は、印刷した点字や形状の高さを３３０μ以上であることが必要である。３３０μ以下では、視覚障害者が字形や図形を正確に読取りにくく、長時間の読取りは疲労してしまう。

この考案によれば、商業印刷物に高さ３３０μ以上の点字や形状をスクリーン印刷したことで、視覚障害者が安心して、自分一人で商品の選別や情報の取得が可能となる。

以下のとおりである。

この考案の一実施形態を、図１に示す。印刷物の本体１は紙、布、木製品等であり、
この本体１に、文字・絵柄２が印刷される。この印刷物１には高さ３３０μ以上の点字・形状３も同時に印刷される。

この実施形態によれば、このようにした印刷物１は、点字・形状３の働きで、印刷物本体１を指で触れることにより、視覚障害者が一人で全ての情報を得られることが出来る。この考案の印刷技術は、既存の最も適切な製法であるスクリーン印刷を採用しているため、耐久性を備えることが可能である。また、量産も可能であり、生産期間やコストも常識の範囲内で納まるものであり、採用が容易と考える。

実施例１は、印刷物本体１に文字・絵柄２と高さ３３０μ以上の点字・形状３とを印刷したものであったが、実施例２では、文字・絵柄２部分そのものに高さを設けた。

図３と図４は従来品を示す。これは通常は手や指で触れても何も感じることが出来ない。また、見た目の立体感も感じることが出来ない。
この考案の一実施形態を示す斜視図である。 図１の断面図である。 従来技術を示す斜視図である。 図３の断面図である。

符号の説明

１ 印刷物本体
２ 文字・絵柄
３ 点字・形状

Claims (1)

1. スクリーン印刷法により、高さ３３０μ以上とした点字や形状を印刷した印刷物。

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