JP3106495U - 炊飯用白米包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】精米済みの白米は、酸化作用により時間の経過と共にまずくなってしまうが、家庭などで少量ずつ消費する場合には、これといった対策はなく、一般消費者は精米直後の様な旨い米飯を手軽に食することはなかなか出来なかった。
【構成】少なくとも一回で使い切れる量の精米済みの白米2を脱酸素剤3と共に高気密性合成樹脂製の袋本体1に分包封入し、この袋本体1を複数個集合せしめて消費者に提供する様にした。
【選択図】 図1
【構成】少なくとも一回で使い切れる量の精米済みの白米2を脱酸素剤3と共に高気密性合成樹脂製の袋本体1に分包封入し、この袋本体1を複数個集合せしめて消費者に提供する様にした。
【選択図】 図1
Description
この考案は炊飯用白米包装体、詳しくは精米直後の旨い米飯を何時でも手軽に味わうことが出来る炊飯用白米包装体に関するものである。
一般に、家庭などにおいては、数キログラム乃至十数キログラム単位で袋詰めされた精米済みの白米を購入し、開封した袋から適宜取り出して炊飯することが行われている。
なし
なし
米飯は精米直後の白米を炊いたものが最も旨く、精米したときから時間が経過する程、まずくなるのは周知の通りである。これは精米された白米の酸化現象に起因しており、酸化は精米された直後から進行するので、精米から時間が経過する程、酸化が進んでまずくなるのは当然である。一度に大量に消費される業務用の米飯なら、炊飯直前に必要な量だけ精米することも可能であるが、家庭用の場合は、その様にすることは事実上不可能であり、精米直後の白米を用いた場合の様な旨い米飯を家庭において味わうのは、実際上なかなか困難であった。
本考案者は、米飯に関する上記従来の問題点を解決すべく鋭意研究を行った結果、酸化を抑制し、家庭でも旨い米飯をいつでも手軽に味わうことが出来る便利な炊飯用白米包装体を開発することに成功し、本考案としてここに提案するものである。
少なくとも一回で使い切れる量の精米済みの白米2を脱酸素剤3と共に高気密性合成樹脂製の袋本体1に分包封入し、この袋本体1を複数個集合せしめて消費者に提供することにより、上記課題を解決せんとするものである。
図1はこの考案に係る炊飯用白米包装体の実施例の一部を切欠いて描いた斜視図である。図中1はこの考案に係る炊飯用白米包装体の本体であり、ポリエチレンなどの高気密性の合成樹脂フィルムを素材としており、少なくとも一回で使い切れる量の精米済みの白米2を収容できる容量を有している。なお、この実施例においては、本体1の収容容量を一合としたが、必ずしも一合に限る必要はなく、少なくとも一回で使い切れるだけの分量が収容される様になっていれば良いのである。そして、この本体1内には精米済みの白米2と共に脱酸素剤3が入れられており、その開口部4は高周波溶着その他適宜手段によって封止されている。図中5は封止部を表わす。
そして、この様に脱酸素剤3と共に精米済みの白米2が分包封入された本体1は、多数集合せしめられ、図2に示す様に箱体6や、図3に示す様に袋体7に詰められて商品として消費者に提供される様になっている。この実施例は上記の通りの構成を有しており、気密状態を保っている本体1内には、脱酸素剤3が封入されているので、この脱酸素剤3の作用により、本体1の内部は脱酸素状態に保たれ、本体1内に収容されている精米済みの白米2の酸化は抑制されている。従って、本体1内に封入されている白米2は、いつまでも精米直後の状態を保ち続けられることになる。
なお、白米2を取り出す為、本体1を破ってしまえば、本体1内に外部から空気が入り込むことになるので、それまで保持されていた脱酸素状態は解消されてしまうが、本体1内には一回で使い切れるだけの量しか分包されていないので、本体1を破ってしまった後の酸化については、特に配慮する必要がない。なお、炊き上げる米飯の量は、本体1の使用個数によって調整すれば良く、例えば、1合分ずつ白米2を分包している本体1の場合、2合炊きのときには本体1を2袋、4合炊きのときには4袋という様に、適宜本体1の個数によって調整すれば良い。
この様に、本体1は原則として1回限りで使い切ってしまうので、未使用の本体1は、常に脱酸素状態に保持され、その中に収容されている白米2の酸化は抑制される。又、本体1には一合分という様に、定量の白米2が収容されているので、炊飯時における米の分量の把握が容易で、水加減などを間違えるおそれも少なくなる。
以上述べた如く、この考案に係る炊飯用白米包装体においては、酸化が抑制され、いつまでも精米直後の旨い米飯をいつでも手軽に味わうことが出来るので、米の需要を喚起させる効果を有し、極めて高い実用的価値を有するものである。
1 本体
2 精米済みの白米
3 脱酸素剤
4 開口部
5 封止部
6 箱体
7 袋体
2 精米済みの白米
3 脱酸素剤
4 開口部
5 封止部
6 箱体
7 袋体
Claims (2)
- 少なくとも一回で使い切れる量の精米済みの白米2を脱酸素剤3と共に高気密性合成樹脂製の袋本体1に分包封入し、この袋本体1を複数個集合せしめたことを特徴とする炊飯用白米包装体。
- 袋本体1に一合分の白米2が封入されていることを特徴とする請求項1記載の炊飯用白米包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004053U JP3106495U (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 炊飯用白米包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004053U JP3106495U (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 炊飯用白米包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3106495U true JP3106495U (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=43269265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004004053U Expired - Fee Related JP3106495U (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 炊飯用白米包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106495U (ja) |
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2004
- 2004-07-09 JP JP2004004053U patent/JP3106495U/ja not_active Expired - Fee Related
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