JP3103205U - 吸着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大きさが異なる工作物を固定するように吸着可能である吸着装置を提供する。
【解決手段】 吸着装置10は、20受け板と、内リング30と、密封ユニット40及び外リング50を備え、受け板20は小直径部23と、大直径部24と、小直径部23と大直径部24の間に位置づけられる肩部25を有する貫通孔22を有する。内リング30は肩部25に接続するように貫通孔22の大直径部24の中に設けられ、かつ貫通孔22の小直径部23と繋がる軸孔32を有する。密封ユニット40は貫通孔22の大直径部24の中に設けられ、密封ユニット40と内リング30の間に互いに吸引する所定の力を有することにより、内リング30の軸孔32を封じる。外リング50は貫通孔25の大直径部24の末端に設けられ、かつ軸孔32を有することで、吸着装置10は大きさが異なる工作物を固定するように吸着可能で吸着効果に優れるものである。
【選択図】 図3
【解決手段】 吸着装置10は、20受け板と、内リング30と、密封ユニット40及び外リング50を備え、受け板20は小直径部23と、大直径部24と、小直径部23と大直径部24の間に位置づけられる肩部25を有する貫通孔22を有する。内リング30は肩部25に接続するように貫通孔22の大直径部24の中に設けられ、かつ貫通孔22の小直径部23と繋がる軸孔32を有する。密封ユニット40は貫通孔22の大直径部24の中に設けられ、密封ユニット40と内リング30の間に互いに吸引する所定の力を有することにより、内リング30の軸孔32を封じる。外リング50は貫通孔25の大直径部24の末端に設けられ、かつ軸孔32を有することで、吸着装置10は大きさが異なる工作物を固定するように吸着可能で吸着効果に優れるものである。
【選択図】 図3
Description
本考案は、自動化機具に関し、特に大きさが異なる工作物を吸着し、気体漏れを防止し、吸着の効果を高める吸着装置に関するものである。
周知の吸着装置は、受け板に若干の貫通孔を有し、加工待ちの工作物を受け板の上方に置き、受け板の下方を真空にする場合、工作物の上方の気圧が工作物の下方よりも大きく、この圧力の差により工作物を受け板の上に安定し位置決めすることで、加工の進行をスムーズにするものである。
しかしながら、周知の吸着装置は、工作物の大きさと形状にあわせ、貫通孔を設置する必要があり、工作物を受け板の上に置くことで、全ての貫通孔が被覆され、比較的よい真空及び吸着効果を達成し、また一部の貫通孔が工作物により被覆されていない場合、大量の気体がまた被覆されていない貫通孔を経由し受け板の下方に流入すること、即ち「気体漏れ」という現象が発生するため、受け板の下方の真空度を大幅に低下させ、吸着効果に影響を与えるだけでなく、吸着装置の工作効率を大幅に低下させるものである。
上述の欠点に鑑みて、本考案の主な目的は、大きさが異なる工作物を固定するように吸着可能である吸着装置を提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、気体漏れを防止し、優れた吸着効果を有する吸着装置を提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、気体漏れを防止し、優れた吸着効果を有する吸着装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本考案による吸着装置は、受け板と、内リングと、密封ユニット及び外リングを備えるものである。受け板は小直径部と、大直径部と、小直径部と大直径部の間に位置づけられる肩部を有する貫通孔を有する。内リングは肩部に接続するように貫通孔の大直径部の中に設けられ、かつ貫通孔の小直径部と繋がる軸孔を有する。密封ユニットは貫通孔の大直径部の中に設けられ、密封ユニットと内リングの間に互いに吸引する所定の力を有することにより、内リングの軸孔を封じる。外リングは貫通孔の大直径部の末端に設けられ、かつ軸孔を有することで、吸着装置は大きさが異なる工作物を固定するように吸着可能で、かつ吸着効果に優れるものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1から図3に示すように、本考案の実施例による吸着装置10は受け板20と、内リング30と、密封ユニット40と、外リング50及び導気板60を備える。
図1から図3に示すように、本考案の実施例による吸着装置10は受け板20と、内リング30と、密封ユニット40と、外リング50及び導気板60を備える。
受け板20は、受け板20の最上面201と底面202と繋がる多数の貫通孔22を有し、貫通孔22が小直径部23と、大直径部24と、小直径部23と大直径部24の間に位置づけられる肩部25を有し、かつ受け板20は磁力を持たず、磁力により吸引されることのない材質(例えばアルミニウム)から作られるものである。
内リング30は、肩部25に接続するように貫通孔22の大直径部24の中に設けられ、かつ内リング30は貫通孔22の小直径部23と繋がる軸孔32を有する。内リング30の外側が大直径部24の内縁部に緊密に接続され、また内リング30は軸孔32の底端に位置づける錐体面34を有し、本実施例では、内リング30は磁性材料(例えば磁石)から作られるものである。
密封ユニット40は、丸い球形を呈し、貫通孔22の大直径部24の中に設けられる。密封ユニット40は磁力により吸引可能である材料(例えば鉄)から作られることで、密封ユニット40と内リング30の間には磁力を有し、互いに吸引し連結するとともに、内リング30の軸孔32は密封ユニット40により封じられる。
外リング50は、貫通孔22の大直径部24の末端に設けられ、かつ外リング50は貫通孔22と外界と繋がる軸孔52を有する。外リング50の外縁部が大直径部24の内縁部に緊密に接続され、軸孔52の最上端に錐体面54を有し、また外リング50も磁力を持たず、磁力により吸引されることのない材質(例えばアルミニウム)から作られるものである。
導気板60は受け板20の底面202に貼り合わされる。図2から図4に示すように、導気板60の表面には外リング50の軸孔52と繋がる多数の縦横配列の溝部62を有し、導気板60の中には溝部62と外界と繋がる気道64を有し、気道64の出口に吸気管を接続するための接続部66を有する。
それにより、加工待ちの工作物70を受け板20の上に置くことで被覆される貫通孔22は図3に示すように、密封ユニット40と内リング30の間の磁力作用により両者が一緒に吸着される。空気が工作物70と受け板20の隙間、小直径部23、内リング30の軸孔32、内リング30と密封ユニット40の隙間、外リング50の軸孔52、溝部62と気道64を経由し、排出される(矢印で示す通り)ため、工作物70の底面71の気圧が最上面72の気圧(大気圧)よりも小さく、この気圧の差により工作物を受け板20上に固定するように位置決めすることが可能である。説明すべきなのは、密封ユニット40と内リング30の間に吸引力があるからといっても、密封ユニット40の内外の圧力の差により両者を分離させ、隙間が生じることが可能だということである。
そのほかの工作物70により被覆されていない貫通孔22は、図5に示すように、貫通孔22の小直径部23が被覆されていないため、大量の空気は小直径部23と内リング30の軸孔32を介し貫通孔22中に流入する。高速で流動する気体のパワーにより密封ユニット40と内リング30の吸引力を抑制し、密封ユニット40と内リング30を分離させる。と同時に、気体の衝撃力により密封ユニット40は外リング50の錐体面54に接続させられ、密封ユニット40の内外の気圧の差により密封ユニット40は外リング50の錐体面54に緊密に接続され、現在の加工技術により密封を達成すことが可能であることで、気体漏れという現象を解除可能である。
言い換えれば、工作物70により被覆される貫通孔22は、吸気により吸着の力を提供し、まだ工作物70により被覆されていない貫通孔22(または工作物70と受け板20の隙間の比較的大きい貫通孔22)は、大量の気体を瞬間に漏らすことがあるが、極めて短い時間で高速気流により密封ユニット40が外リング50の錐体面54に接続され、気体漏れという現象が解除される。したがって、吸着装置10は工作物の大きさまたは形状にあわせ、各貫通孔22中の密封ユニット40の位置を自動調整し、気体漏れという現象を避けることが可能であると同時に、受け板20下方の真空度を高め、吸着装置の工作効率を向上させ、周知の構造の欠点を確実に改善し、本考案の目的に達成可能である。
注目すべきなのは、本考案の実施例により内リング30と密封ユニット40の間には互いに吸引する所定の力さえあればよく、この所定の力は内リングと密封ユニット40の材質により達成可能であり、また構造上の設計により形成可能である。例えば、両者とも磁性材料から構成されるものか、またはそのうちの一つが磁性材料から構成され、もう一つが磁力により吸引される材質から構成されるものはすべて本考案の請求範囲に含まれていることである。
構造の設計により内リングと密封ユニットの間の所定の力を形成するのは図6、図7に示す。本考案のもう一つの実施例による吸着装置80は、受け板82と、内リング84と、密封ユニット86と、外リング88及び導気板90を備える。異なる点は、外リング80が軸孔881の最上端に位置づける収納部89を有することで、弾性ユニット92を収納し、弾性ユニット88の底端に突っ張らせ、弾性ユニット92がその最上端により密封ユニット86を突っ張り、密封ユニット86と内リング84の間に互いに吸引する所定の力を提供することにある。
したがって、受け板82の貫通孔83が工作物94により被覆された場合、図6に示すように、空気は矢印で示す方向に沿い排出され、まだ被覆されていない貫通孔83の状況は図7に示すのであり、高速で流動する気体により弾性ユニット92の弾力は抑制され、密封ユニット86は外リング88の錐体面882に接続させられることで、気体漏れという現象を解除可能である。
10 吸着装置、20 受け板、22 貫通孔、23 小直径部、24 大直径部、25 肩部、30 内リング、32 軸孔、34 錐体面、40 密封ユニット、50 外リング、52 軸孔、54 錐体面、60 導気板、62 溝部、64 気道、66 接続部、70 工作物、71 底面、72 最上面、80 吸着装置、82 受け板、83 貫通孔、84 内リング、86 密封ユニット、88 外リング、89 収納部、90 導気板、92 弾性ユニット、201 最上面、202 底面、881 軸孔、882 錐体面
Claims (9)
- 小直径部と、大直径部と、小直径部と大直径部の間に位置付ける肩部を有する貫通孔を有する受け板と、
肩部に接続するように貫通孔の大直径部に設けられ、かつ貫通孔の小直径部と繋がる軸孔を有する内リングと、
貫通孔の大直径部の中に設けられ、内リングとの間に互いに吸引する所定の力を有することにより、内リングの軸孔を封じる密封ユニットと、
貫通孔の大直径部の末端に設けられ、かつ軸孔を有する外リングとを備えることを特徴とする吸着装置。 - 内リングは、軸孔の一端に位置づける錐体面を有することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 外リングは、軸孔の一端に位置づける錐体面を有することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 密封ユニットは、球形を呈することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 内リングは、磁性材料から作られ、密封ユニットは、磁力により吸引される材料から作られることで、両者の間に互いに吸引する所定の力を提供することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 密封ユニットは、磁性材料から作られ、内リングは、磁力により吸引される材料から作られることで、両者の間に互いに吸引する所定の力を提供することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 受け板に貼り合わされた導気板を有し、導気板の表面には外リングの軸孔と繋がる溝部を有し、導気板の中には溝部と外界と繋がる気道を有することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 両端に外リングと密封ユニットを突っ張る弾性ユニットを有し、内リングと密封ユニットの間に互いに吸引する所定の力を提供することを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
- 外リングは、軸孔の一端に位置づける収納部を有することで、弾性ユニットを収納し、弾性ユニットの一端に突っ張らせることを特徴とする請求項8に記載の吸着装置。
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JP2004000438U JP3103205U (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 吸着装置 |
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JP2004000438U JP3103205U (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 吸着装置 |
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KR101088793B1 (ko) | 2009-10-22 | 2011-12-01 | 오토코리아 주식회사 | 부양 이송 장치 |
KR102003723B1 (ko) * | 2019-01-07 | 2019-07-25 | 김영애 | 개별 흡착력을 갖는 진공척 |
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