JP3101797B2 - 塩基配列決定のための波形信号生成方法および塩基配列決定装置 - Google Patents

塩基配列決定のための波形信号生成方法および塩基配列決定装置

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JP3101797B2 JP06338516A JP33851694A JP3101797B2 JP 3101797 B2 JP3101797 B2 JP 3101797B2 JP 06338516 A JP06338516 A JP 06338516A JP 33851694 A JP33851694 A JP 33851694A JP 3101797 B2 JP3101797 B2 JP 3101797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塩基配列決定のため
の波形信号生成方法および塩基配列決定装置に関し、詳
しくは、レーザ光を電気泳動板の側面から照射して一色
の蛍光色素マーカを使用して各DNA塩基の断片群の泳
動状態についてラインセンサにより蛍光を受光すること
で時間対受光強度信号の波形特性として検出するDNA
塩基配列決定装置装置(以下DNAシーケンサ)におい
て、ゴースト信号のデータを排除した波形信号データを
生成することができ、例えば、400個以上の塩基配列
の長さの、長いDNA塩基についてのDNA塩基決定率
を向上させることができるような方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DNA塩基として、A(アデニン),C
(シトシン),G(グアニン),T(チミン)について
電気泳動板の中を泳動させてこれらの到達状態をレーザ
光照射により発生する蛍光を受光して検出する場合に、
同時にデオキシ状態で反応が停止したDNA塩基が検出
されるので、それが各完全結合のDNA塩基の検出信号
に対してゴースト信号となって現れてくる。このゴース
ト信号は、泳動状態を検出してその出現頻度分布(時間
対蛍光強度の分布)を波形データ(波形特性)として得
た場合にノイズになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば、特開昭
63−21556号に示されるように、ゴースト信号の
除去は、一般的なノイズと同様に、ゴースト信号を含め
てノイズレベルに対応する一定値を減算するか、スレッ
ショルド(閾値)を設定して排除している。しかし、こ
のような一定値あるいはスレッショルドによるゴースト
信号の排除は、同時に、出現頻度が低く(受光蛍光強度
が弱く)、波形信号上で出現頻度時間幅(ΔT)の長い
信号を排除していまうことになる。その結果、DNA塩
基配列の長い400個あるいは500個のDNA塩基に
ついての決定確率が、例えば、90%程度にまで低下し
てしまう。
【0004】この決定確率を向上させるためには、ゴー
スト信号のレベルにある真の信号も救い出す必要があ
る。しかし、波形特性上からみて、真の信号とゴースト
信号とは波形形態が相似形になって、類似しているので
その波形形態からゴースト信号を排除することは難し
く、前記のような方法を採らざるを得ない。この発明の
目的は、このような従来技術の問題点を解決するもので
あって、時間対蛍光強度(出現頻度)の波形信号からゴ
ースト信号成分を排除することができるような塩基配列
決定のための波形信号生成方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、長いDNA若しくはRNA塩基
配列の塩基についての決定確率を向上させることができ
るようなDNA若しくはRNAシーケンサを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の塩基配列決定のための波形信号生成
方法およびシーケンサの特徴は、4個の各DNA若しく
はRNA塩基の波形信号のうちのあるDNA若しくはR
NA塩基iの波形信号についてn個のうちの残りの3個
のDNA若しくはRNA塩基によるゴースト信号成分を
減算して波形信号を生成するものであって、残りの3個
のDNA若しくはRNA塩基の波形信号にゴースト発生
率εをかけてゴースト信号成分を得て、ゴースト信号成
分を排除した波形信号を生成するものである。
【0006】
【作用】さて、デオキシ状態で反応が停止したDNA若
しくはRNA塩基は、反応阻害要因の影響で不完全結合
が発生することにより生じる。これは、本来の完全結合
のDNA若しくはRNA塩基に対して通常、数%程度発
生する。したがって、デオキシ状態で反応が停止したD
NA若しくはRNA塩基の出現頻度は完全結合のDNA
若しくはRNA塩基の出現頻度の数%になる。しかし、
これがゴースト信号成分になる。ゴースト信号は、相似
形であるので、自己の波形信号については影響がほとん
どないが、他のDNA若しくはRNA塩基は、波形形態
が異なるので、その影響が問題になる。一方、自己の塩
基についてゴースト成分を除去すると、強度の弱い波形
信号成分に対する影響が大きく、塩基決定確率を98%
〜99%という高い確率を求める場合にそれに影響を与
える。そこで、前記のように、あるDNA若しくはRN
A塩基について自己のゴースト成分の除去はしないで、
残りの3個のDNA若しくはRNA塩基の信号成分から
のゴースト信号成分の蛍光強度(出現頻度)をゴースト
発生率εをかけて算出する。これを原波形信号のから減
算することで、強度の弱い信号波形を含めてほぼ真の波
形信号を生成する。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の塩基配列決定のための波
形信号生成方法を適用したDNAシーケンサの一実施例
のブロック図、図2は、そのゴースト信号除去処理の中
心とした処理のフローチャート、図3は、その波形デー
タ生成方法の説明図である。図1において、1は、DN
Aシーケンサであって、レーザ光Lにより照射された泳
動板2からの所定の幅を持つ塩基断片群の蛍光をレンズ
(図示せず)を介して一次元ラインイメージセンサ(C
CD)3により受光する。これにより一色の蛍光色素マ
ーカを使用した各DNA塩基として、A(アデニン),
C(シトシン),G(グアニン),T(チミン)を泳動
させた各レーンにおける蛍光の受光強度をアナログ信号
として検出し、CCD駆動/制御回路4においてそれを
受けて、そのアナログ信号を連続的に演算処理装置5に
出力する。
【0008】CCD駆動/制御回路4は、タイミングコ
ントローラ、タイミング発生回路、マルチプレクサ等を
内蔵していて、ラインイメージセンサ3から読み出した
信号を演算処理装置5に出力する。ラインイメージセン
サ3は、例えば、1画素125μmの信号を発生して各
レーンについて4画素分を積分してレーン方向に約60
0μm幅の信号を1単位として出力する。演算処理装置
5は、マイクロプロセッサ(MPU)50と、CCD駆
動/制御回路4からの受光信号を受けてそれを増幅する
アンプ51、ローパスフィルタ(LPF)52、A/D
変換回路(A/D)53、メモリ54、波形メモリ5
5、CRTディスプレイ(CRT)56、キーボード5
7、プリンタ(図示せず)、そしてタイマ(図示せず)
等からなり、バス58を介してこれら回路がMPU50
と相互に接続されている。そして、受光した蛍光強度を
時間対蛍光強度(DNA塩基出現頻度)の波形データと
してCRTディスプレイ56あるいはプリンタに出力す
る。
【0009】MPU50は、A/D53に所定の周期で
サンプリングパルスを送出してLPF52を経てノイズ
が除去された受光信号をデジタル値に変換させ、バス5
8を介してこのデジタル値を受けて波形メモリ55に順
次測定データとしてそれを記憶する。その結果、波形メ
モリ55には、サンプリング時間に対応して時間対蛍光
強度のデータがデジタル値でそれぞれの測定時点におい
て、例えば、図3(a)に示すような波形信号として記憶
されることになる。一方、メモリ54には、塩基波形デ
ータ抽出プログラム54a、ゴーストデータ算出プログ
ラム54b、ゴーストデータ除去プログラム54c、波
形表示/出力プログラム54d等の各種プログラムが格
納されている。
【0010】塩基波形データ抽出プログラム54aは、
波形メモリ55に記憶された測定波形データから各DN
A塩基A,C,G,Tに対応してそれぞれの波形データ
を抽出してバックグランドノイズに対応する所定量のデ
ータ値を波形データメモリの各測定時点に対応して読出
したデータから減算する。さらに、これは、メモリ54
の作業領域に時間の経過に対応してDNA塩基A,C,
G,Tのそれぞれのレーンに対応するタイミングで抽出
されたデータを各レーンに対応するように分離してそれ
ぞれの記憶領域に分割して順次記憶する処理を行う。な
お、バックグランドノイズは、例えば、所定の各測定区
間対応に測定された波形データのうちの極小値を求めて
順次極小値分を減算していく処理である。
【0011】ゴーストデータ算出プログラム54bは、
次の式(1) gi =ε(d1 +d2 +d3 +d4 )−εdi ………(1) に従って、各DNA塩基A,C,G,Tのそれぞれにつ
いてぞれぞれを順次iに割り当ててゴースト信号成分g
i の演算をある測定時点について算出して、その測定時
点を順次更新して測定期間全体に亙り、ゴースト信号成
分gi のレベルをデータとして各元のデータに対応させ
た時間関係で算出し、この時間関係で対応させてメモリ
55の所定の領域に順次記憶していくプログラムであ
る。ただし、d1 ,d2 ,d3 ,d4 は各DNA塩基
A,C,G,Tについての波形データ値であって、nは
この実施例では4である。di はDNA塩基A,C,
G,TのうちのあるDNA塩基iの波形データ値であ
り、εはゴースト発生率であって、ここでは、0.03
である。各DNA塩基A,C,G,Tについては、デオ
キシ状態で反応が停止する発生率が本来の完全結合のD
NAの塩基に対して3%程度になるからである。なお、
ゴースト発生率εは、検出したい長い配列の塩基配列の
弱い蛍光強度の信号を検出に対して排除しない程度のも
のであればよく、通常、0.02〜0.1程度が妥当で
ある。
【0012】前記(1) 式は、各測定時点において得られ
た各DNAの波形データの合計値に前記ゴースト発生率
をかけることによりその測定時点のゴースト信号成分の
信号のレベルを算出するものであり、これのうち、自己
の本来の成分が含まれている分として式の第2項「εd
i」を減算することで、他のDNAのゴースト信号成分
のみを算出している。これにより自己の弱い強度の信号
波形を救済することができる。ゴーストデータ除去プロ
グラム54cは、前記ゴーストデータ算出プログラム5
4bにより算出された各測定時点対応の測定データをそ
の測定時点の元の波形データから除去して本来のデータ
を各DNAの塩基A,C,G,Tに対してそれぞれ生成
し、これをそれぞれの測定時点に対応してメモリ54に
記憶するプログラムである。なお、この場合、ゴースト
データ除去プログラム54cは、前記の各DNAの塩基
A,C,G,Tに対してそれぞれ他のDNAのゴースト
信号成分を減算するのではなく、各DNAの塩基A,
C,G,Tの各測定時点における総和の波形データに対
して順次それぞれの他のDNAのゴースト信号成分を減
算していき、総計の状態で加算した波形データを生成す
るものであってもよい。
【0013】次に図2に示す処理の流れと図3とに従っ
て、ゴースト信号成分の除去について説明する。まず、
MPU50は、波形メモリ55に所定量の測定データが
記憶された測定時点で、割り込み処理により塩基波形デ
ータ抽出プログラム54aを実行する。そして、バック
グランドノイズを除去する処理をし(ステップ10
1)、図3の(a) に示すある測定時点の波形データ(説
明の都合上、図3ではデジタル値をアナログ状態で示し
ている。)から各DNA塩基A,C,G,Tについの波
形データを抽出してメモリ54に記憶する(ステップ1
02)。この記憶状態を多数の測定時点について連続的
に図示すると、図3の(b) になる。
【0014】次に、MPU50は、ゴーストデータ算出
プログラム54bを実行して、各ゴースト信号成分の算
出を式(1) に従って行い、メモリ54に記憶する(ステ
ップ103)。これが図3(c) のDNA塩基Aについて
Gstとして示した網目部分の波形として代表して示す状
態である。そして、ゴーストデータ除去プログラム54
cを実行して、MPU50は、前記ゴーストデータ算出
プログラム54bにより算出された各測定時点対応のゴ
ースト信号の測定データをその測定時点の元のデータか
ら除去して本来のデータを各DNAの塩基A,C,G,
Tに生成し、これをそれぞれの測定時点に対応してメモ
リ54に記憶する(ステップ104)。なお、この場
合、自己の波形データにおいては、ゴースト信号成分が
含まれている。
【0015】このデータは、次に波形データにおける塩
基ピッチのΔTの算出データの基礎とされ、さらに、波
形データの半値幅の算出などを経て各波形データのピー
ク位置と、その値が各塩基強度として算出され、これら
を解析することにより塩基配列が決定される(ステップ
105)。なお、前記ステップ104の後に波形表示/
出力プログラム54dをMPU50が実行して、ゴース
ト信号成分を排除した測定結果データをCRTディスプ
レイ56あるいはプリンタに出力してもよい(ステップ
106)。
【0016】以上説明してきたが、実施例では、DNA
の塩基A,C,G,Tを中心に説明しているが、その解
析対象がRNA塩基であってもよいことはもちろんであ
る。また、ゴーストを除去する演算式は(1) 式に限定さ
れるものではない。特に、先に説明したように、各波形
データの総和を算出して、順次他の3個ゴースト信号成
分を、算出対象塩基を順次更新しながら算出して減算し
ていくことにより、効率よくゴースト信号成分を除去し
た総和の波形データを得ることができる。実施例では、
検出波形信号をデジタル値に変換して、波形データと
し、あるDNA塩基について、残りの3個のDNA塩基
の信号成分からのゴースト信号成分の蛍光強度(出現頻
度)をゴースト発生率εをかけて算出している。しか
し、これは、CCDのアナログ検出信号に対して、所定
の率、例えば、97%減衰回路によりそれぞれの検出値
を減衰させて、それぞれのゴースト信号を実時間で発生
させて、これらを、あるDNAの検出信号に対して3の
他のDNA塩基の信号の減衰出力として、例えば、演算
増幅器の(−)入力に加えて引き算するようなアナログ
回路を用いて実現することもできる。
【0017】
【発明の効果】この発明にあっては、あるDNA若しく
はRNA塩基について自己のゴースト成分の除去はしな
いで、残りの3個のDNA若しくはRNA塩基の信号成
分からのゴースト信号成分の蛍光強度(出現頻度)をゴ
ースト発生率εをかけて算出し、これを原波形信号のか
ら減算することで、強度の弱い信号波形を含めてほぼ真
の波形信号を生成することができる。その結果、波形信
号からゴースト信号成分を排除して長いDNA若しくは
RNA塩基配列のDNA若しくはRNA塩基についての
決定確率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の塩基配列決定のための波形
信号生成方法を適用したDNAシーケンサの一実施例の
ブロック図である。
【図2】図2は、そのゴースト信号除去処理の中心とし
た処理のフローチャートである。
【図3】図3は、その波形データ生成方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…DNAシーケンサ、2…泳動板、3…ラインイメー
ジセンサ、4…CCD駆動/制御回路、5…演算処理装
置、50…MPU、51…アンプ、52…ローパスフィ
ルタ(LPF)、53…A/D変換回路(A/D)、5
4…メモリ、55…波形メモリ、56…CRTディスプ
レイ、57…キーボード、58…プリンタ、54a…塩
基波形データ抽出プログラム、54b…ゴーストデータ
算出プログラム、54c…ゴーストデータ除去プログラ
ム、54d…波形表示/出力プログラム。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12Q 1/68 C12M 1/00 G01N 21/17 G01N 33/50 BIOSIS(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一色の色素マーカを使用してDNA若しく
    はRNAの塩基断片群を電気泳動させ、一定距離泳動さ
    せた位置でその到達状態を前記色素からの発光を受光す
    ることで検出し、その受光強度を時間の関数の波形信号
    とし、この波形信号に基づいてDNA若しくはRNA塩
    基の配列を決定する塩基配列決定装置において、 4個の各DNA若しくはRNA塩基の前記波形信号のう
    ちのあるDNA若しくはRNA塩基iの前記波形信号に
    ついて前記n個のうちの残りの3個のDNA若しくはR
    NA塩基によるゴースト信号成分を減算して波形信号を
    生成するものであって、前記残りの3個のDNA若しく
    はRNA塩基の前記波形信号にゴースト発生率εをかけ
    て前記ゴースト信号成分を得て、ゴースト信号成分を排
    除した波形信号を生成する塩基配列決定装置における波
    形信号生成方法。
  2. 【請求項2】前記発光は蛍光であり、前記波形信号は、
    デジタル値としてメモリに記憶され、前記ゴースト発生
    率εは、0.02〜0.1であり、前記n個のDNA塩
    基は、A(アデニン),C(シトシン),G(グアニ
    ン),T(チミン)の4つであり、前記4個のDNA塩
    基のi番目のゴースト信号gi (ただしiは添字で1〜
    4)についてのデータgi を、 gi =ε(d1 +d2 +d3 +d4 )−εdi により求める。ただし、d1 ,d2 ,d3 ,d4 は各D
    NA塩基についての前記波形信号についてのデータ値で
    ある請求項1記載の塩基配列決定装置における波形信号
    生成方法。
  3. 【請求項3】一色の色素マーカを使用してDNA若しく
    はRNAの塩基断片群を電気泳動させ、一定距離泳動さ
    せた位置でその到達状態を前記色素からの発光を受光す
    ることで検出し、その受光強度を時間の関数の波形信号
    とし、この波形信号に基づいてDNA若しくはRNA塩
    基の配列を決定する塩基配列決定装置において、 泳動板にレーザを照射してラインセンサにより前記DN
    A若しくはRNAの塩基断片群の到達状態に応じて得ら
    れた発光を検出する光学検出系と、 メモリを有し前記ラインセンサから得られる電気信号の
    レベルを時間の関数として検出してデジタル値に変換し
    てデータとして前記メモリに記憶する演算処理装置とを
    備え、 前記演算処理装置は、前記メモリに記憶された前記デー
    タから各DNA若しくはRNA塩基対応の前記波形デー
    タを生成し、4個の各DNA若しくはRNA塩基のうち
    のあるDNA若しくはRNA塩基iについての前記波形
    データから前記4個のうちの残りの3個のDNA若しく
    はRNA塩基のゴースト信号成分によるゴーストデータ
    gi を減算してゴースト成分を排除した波形データを生
    成するものであって、前記4個のDNA若しくはRNA
    塩基のi番目のゴースト信号gi(ただしiは添字で1
    〜4)についてのデータgi を、 gi =ε(d1 +d2 +d3 +d4 )−εdi により求める。ただし、d1 ,d2 ,d3 ,d4 は各D
    NA若しくはRNA塩基についての前記波形データ値で
    あり、εはゴースト発生率である塩基配列決定装置。
  4. 【請求項4】前記発光は蛍光であり、前記波形信号は、
    デジタル値としてメモリに記憶され、前記ゴースト発生
    率εは、0.02〜0.1であり、前記n個のDNA塩
    基は、A(アデニン),C(シトシン),G(グアニ
    ン),T(チミン)の4つである請求項3記載の塩基配
    列決定装置。
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