JP3100009U - 携帯電話機用アダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で警報音を発音させることができ、かつ予め登録された電話番号宛てに自動的に電話をかけることができる携帯電話機用アダプタを提供する。
【解決手段】携帯電話機用アダプタ1は、携帯電話機の外部接続端子に接続されるコネクタ2と、操作信号を入力するための操作手段4と、操作手段4からの操作信号の入力により所定時間だけ警報音を発する警報手段6、7と、特定の電話番号のデータを記憶するメモリ5aと、警報手段6、7が警報音の発音を開始することによって、メモリ5a内から電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタ2から携帯電話機に出力する制御手段5を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話機用アダプタ1は、携帯電話機の外部接続端子に接続されるコネクタ2と、操作信号を入力するための操作手段4と、操作手段4からの操作信号の入力により所定時間だけ警報音を発する警報手段6、7と、特定の電話番号のデータを記憶するメモリ5aと、警報手段6、7が警報音の発音を開始することによって、メモリ5a内から電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタ2から携帯電話機に出力する制御手段5を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話機用アダプタに関し、特に、防犯用機器として用いられる携帯電話機用アダプタに関する。
【0002】
【従来技術】
犯罪に遭遇したときなどの緊急時に警察や親族などの関係者に通報する手段として携帯電話を使用する場合がある。携帯電話は、一般に普及しており、外出時などには、必ず携行するものとなっている。しかし、緊急時には気が動転して、あわてるため、携帯電話のボタンを何度か操作して瞬時に目的の連絡先に発信することは困難である。
【0003】
これに対し、携帯電話機の外部接続端子にコネクタを接続したり、或いはコネクタを接続して押しボタンスイッチを押すことによって、登録済みの電話番号に携帯電話機を発呼動作させ、特定の相手先の電話端末に電話する携帯電話用アダプタが従来より提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、近年、女性や子供を狙った犯罪が増加しており社会問題となっている。その対策として、様々な防犯機器が有り、その中の一つとして防犯ブザーがある。防犯ブザーは、スイッチ等の操作によって大音量の警報音を発生させる機能を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−271859号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、警報ブザーは、常に携行しなければならないという煩わしさがあり、出かける際に携行するのを忘れることもある。一方、携帯電話は、常に携行することが慣行となっているが、携帯電話や上述のアダプタ等には、防犯ブザーのように警報音を発音させる機能はない。
【0007】
本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な操作で警報音を発音させることができ、かつ予め設定された電話番号宛てに自動的に電話をかけることができる携帯電話機用アダプタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に記載の考案による携帯電話機用アダプタは、携帯電話機の外部接続端子に接続されるコネクタと、操作信号を入力するための操作手段と、操作手段からの操作信号の入力により所定時間だけ警報音を発する警報手段と、特定の電話番号のデータを記憶するメモリと、警報手段による警報音の発音開始に応じてメモリ内から電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタから携帯電話に出力する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
この考案によると、携帯電話機用アダプタのコネクタを携帯電話の外部接続端子に接続した状態で、操作手段を操作して操作信号を入力するのみで、所定時間だけ警報音を発音させることができると共に、登録済みの電話番号宛てに携帯電話を自動発呼させることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【0010】
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、携帯電話機を操作してメモリに電話番号データを入力することを特徴とする。
【0011】
この考案によると、メモリに任意の電話番号データを記憶させることができる。したがって、ユーザ自身で連絡先を設定することができ、種々の用途に用いることができ、使い勝手がよい。
【0012】
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の携帯電話機用アダプタにおいて、メモリには、予め順序付けされた複数の電話番号のデータが記憶されており、制御手段は、携帯電話の発呼動作に対して呼出先の相手が応答しなかった場合には、メモリから次候補の電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタから携帯電話機に出力することを特徴とする。
【0013】
この考案によれば、呼出先の相手が応答しなかった場合でも、予め設定された順序で複数の連絡先に順番に電話をかけてくれるので、緊急時などの時間的及び精神的余裕がない状態でも、確実に連絡を取ることができ、安心することができる。
【0014】
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話機の発光部を発光させる動作を携帯電話機に行わせることを特徴とする。
【0015】
この考案によると、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話の発光部を発光させるので、音に加えて光によっても警報を発することができ、防犯装置としての役割を果たすことができる。特に、夜間などは、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。
【0016】
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話機のバイブレータを駆動させる動作を携帯電話機に行わせることを特徴とする。
【0017】
この考案によると、制御手段は警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話のバイブレータを駆動させるので、音に加えて振動によっても警報を発することができる。特に、バイブレータを駆動させた状態で床面に携帯電話を置いた場合には、その振動によって大きな音を発音させることができ、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。
【0018】
請求項6に記載の考案は、請求項1〜5のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、コネクタを介して携帯電話機から電力の供給を受けて駆動することを特徴とする。
【0019】
この考案によると、制御手段は、携帯電話機からの電力の供給を受けて駆動するので、アダプタ内に制御手段用の電源を設ける必要がない。したがって、その電源の分だけアダプタを軽量小型なものにできる。したがって、携帯電話機への接続状態を容易に維持でき、邪魔にならない。また、電源を省略することができるため、携帯電話機用アダプタの部品コストを低減することができ、製品の低価格化を図ることができる。
【0020】
請求項7に記載の考案は、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、警報手段は、携帯電話機とは別個に独立した警報手段用の電源を有し、その電源からの電力の供給により駆動することを特徴とする。
【0021】
この考案によると、警報手段は、携帯電話とは別個に独立した警報手段用の電源を有し、電源からの電力の供給を受けることによって駆動するので、携帯電話機のバッテリ残量が少ない場合であっても、所定音量の警報音を発音させることができる。したがって、常に防犯ブザーとしての機能を発揮させることができる。
【0022】
請求項8に記載の考案は、請求項1〜7のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、操作手段は押しボタンであり、警報手段は、前記押しボタンが所定時間継続して押されたときに駆動することを特徴とする。
【0023】
この考案は、上述の操作手段の一例と、制御手段による制御方法の一例を具体的に示したものであり、これによると、警報手段は、操作手段である押しボタンが所定時間継続して押されたときに駆動するので、簡単に操作することができ、時間的及び精神的余裕がない緊急時にも容易に操作できる。また、例えば3秒程度などの予め設定された時間を設定することによって、誤動作を防ぐことができる。
【0024】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態について図に基づいて説明する。
【0025】
図1は、アダプタの機能ブロック図である。アダプタ1は、図示していない携帯電話機の外部接続端子に接続するためのコネクタ2を有している。このコネクタ2は、アダプタ本体3の端部に突設されている。
【0026】
アダプタ本体3は、コネクタ2を携帯電話機の外部接続端子に接続することによって携帯電話機の端部に連続的に配置される形状を有しており、緊急用の押しボタン(操作手段)4が設けられている。そして、アダプタ本体3内には、基板とボタン型電池(共に図示せず)が収容されており、CPU(制御手段)5と、ブザー7を有するブザー回路(警報手段)6が取り付けられている。
【0027】
CPU5は、コネクタ2を介して携帯電話機からの電力の供給を受けることによって駆動するように構成されており、ブザー回路6は、ボタン型電池からの電力の供給を受けて駆動するように構成されている。電力の供給は、他の構成、例えばCPU5及びブザー回路6共に携帯電話機からの電力の供給を受けてもよく、また、共にアダプタ本体3内に内蔵されたボタン型電池から電力の供給を受けてもよい。更に、アダプタ本体3に内蔵される電池はボタン型電池に限定されるものではなく、他型式の電池でもよい。
【0028】
次に、アダプタ1の使用方法について内部の制御処理と合わせて以下に説明する。まず、携帯電話機の外部接続端子にコネクタ2を接続した状態で、押しボタン4を、例えば3秒などの設定時間だけ連続して押し続けると、ブザー回路6は、緊急事態であると認識して、ブザー7にボタン型電池の電力を供給し、警報の発音を開始する。そして、警報の発音を開始してから所定時間が経過すると、ブザー7への電力の供給を停止する。
【0029】
CPU5は、ブザー回路6による警報の発音が開始されると、CPU5内のメモリ5aに予め登録されている特定の電話番号のデータを読み出して、発呼開始の制御指令信号と共にコネクタ2から携帯電話機に送出する。
【0030】
携帯電話機は、コネクタ2を介してアダプタ1から電話番号データと発呼開始の制御指令信号を受け取ると、発呼動作を開始する。そして、通常の電話と同様に、電話の相手が着信した場合には通話路が確立されて両者の間での通話が可能となり、相手が話し中である場合には、通話中の音が受話器より流れる。
【0031】
尚、オプションとして、メモリ5aに例えば第2候補、第3候補等の複数の電話番号データを予め順序づけして格納しておき、呼出先の相手が応答しなかった場合には、メモリから次候補の電話番号データを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせるように設定することもできる。これによれば、呼出先の相手が応答しなかった場合でも、予め設定された順序で複数の連絡先に順番に電話をかけてくれるので、緊急時などの時間的及び精神的余裕がない状態でも、確実に連絡を取ることができ、安心することができる。
【0032】
メモリ5aに電話番号データを登録する場合には、携帯電話機にアダプタ1を接続し、携帯電話機本体の押しボタン部を操作することによって登録することができる。また、電話番号データを変更する場合には、再入力によって変更することができる。このように、メモリ5aに任意の電話番号データを記憶させることができるので、ユーザ自身が連絡先を設定できる。したがって、種々の用途に用いることができ、使い勝手がよい。
【0033】
上述のアダプタによれば、コネクタ2を携帯電話機の外部接続端子に接続した状態で、アダプタ本体3の押しボタン4を押すだけで、警報音を発音させることができ、更に予め設定されている電話番号宛ての発呼動作を携帯電話に行わせることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【0034】
また、CPU5は、コネクタ2を介して携帯電話機から電力の供給を受けて駆動するので、アダプタ1内に制御手段用の電源を設ける必要がなく、その電源の分だけアダプタ1を軽量小型なものにできる。したがって、携帯電話機への接続状態を容易に維持でき、邪魔にならず、また、電源を省略することができるため、アダプタ1の部品コストを低減することができ、製品の低価格化を図ることができる。
【0035】
また、ブザー回路6は、携帯電話機とは別個に独立したブザー回路6用の電源としてボタン型電池を有し、そのボタン型電池からの電力の供給によりブザー7を駆動するので、携帯電話機のバッテリ残量が少ない場合であっても、所定音量の警報音を発音させることができ、常に防犯ブザーとしての機能を発揮させることができる。
【0036】
また、操作手段として押しボタン4を採用したので、簡単に操作することができ、時間的及び精神的余裕がない緊急時にも容易に操作できる。また、ブザー回路6は、押しボタン4が所定時間継続して押されたときに駆動する構成としたので、誤動作を防ぐことができる。押しボタン4を押し続ける時間は、携帯電話機からの操作によって任意に変更することができる。
【0037】
尚、本考案は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、警報手段としてブザー回路5及びブザー7を例に説明したが、他の警報手段であってもよく、また、これらを併用して使用してもよい。
【0038】
例えば、具体的な実施例としては、携帯電話機のイルミネーションライト等の発光部を警報音の発音と共に発光させてもよい。これによれば、音に加えて光によっても警報を発することができ、防犯装置としての役割を果たすことができる。特に、夜間などは、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。また、他の実施例としては、携帯電話機のバイブレータを警報音の発音と共に駆動させてもよい。これによれば、音に加えて振動によっても警報を発することができる。特に、バイブレータを駆動させた状態で床面に携帯電話を置いた場合には、その振動によって大きな音を発音させることができ、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすことができる。
【0039】
尚、上述の実施の形態では、警報音の発音と同時に携帯電話機に発呼動作を行わせる場合を例に説明したが、所定時間だけ警報音を発音させた後に、発呼動作を行わせてもよい。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る携帯電話機用アダプタによれば、コネクタを携帯電話の外部接続端子に接続した状態で、操作手段を操作して操作信号を入力するのみで、所定時間だけ警報音を発音させ、同時に登録済みの電話番号宛てに携帯電話を自動発呼させることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アダプタの機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機用アダプタ
2 コネクタ
3 アダプタ本体
4 押しボタン
5 CPU
5a メモリ
6 ブザー回路
7 ブザー
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話機用アダプタに関し、特に、防犯用機器として用いられる携帯電話機用アダプタに関する。
【0002】
【従来技術】
犯罪に遭遇したときなどの緊急時に警察や親族などの関係者に通報する手段として携帯電話を使用する場合がある。携帯電話は、一般に普及しており、外出時などには、必ず携行するものとなっている。しかし、緊急時には気が動転して、あわてるため、携帯電話のボタンを何度か操作して瞬時に目的の連絡先に発信することは困難である。
【0003】
これに対し、携帯電話機の外部接続端子にコネクタを接続したり、或いはコネクタを接続して押しボタンスイッチを押すことによって、登録済みの電話番号に携帯電話機を発呼動作させ、特定の相手先の電話端末に電話する携帯電話用アダプタが従来より提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、近年、女性や子供を狙った犯罪が増加しており社会問題となっている。その対策として、様々な防犯機器が有り、その中の一つとして防犯ブザーがある。防犯ブザーは、スイッチ等の操作によって大音量の警報音を発生させる機能を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−271859号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、警報ブザーは、常に携行しなければならないという煩わしさがあり、出かける際に携行するのを忘れることもある。一方、携帯電話は、常に携行することが慣行となっているが、携帯電話や上述のアダプタ等には、防犯ブザーのように警報音を発音させる機能はない。
【0007】
本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な操作で警報音を発音させることができ、かつ予め設定された電話番号宛てに自動的に電話をかけることができる携帯電話機用アダプタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に記載の考案による携帯電話機用アダプタは、携帯電話機の外部接続端子に接続されるコネクタと、操作信号を入力するための操作手段と、操作手段からの操作信号の入力により所定時間だけ警報音を発する警報手段と、特定の電話番号のデータを記憶するメモリと、警報手段による警報音の発音開始に応じてメモリ内から電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタから携帯電話に出力する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
この考案によると、携帯電話機用アダプタのコネクタを携帯電話の外部接続端子に接続した状態で、操作手段を操作して操作信号を入力するのみで、所定時間だけ警報音を発音させることができると共に、登録済みの電話番号宛てに携帯電話を自動発呼させることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【0010】
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、携帯電話機を操作してメモリに電話番号データを入力することを特徴とする。
【0011】
この考案によると、メモリに任意の電話番号データを記憶させることができる。したがって、ユーザ自身で連絡先を設定することができ、種々の用途に用いることができ、使い勝手がよい。
【0012】
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の携帯電話機用アダプタにおいて、メモリには、予め順序付けされた複数の電話番号のデータが記憶されており、制御手段は、携帯電話の発呼動作に対して呼出先の相手が応答しなかった場合には、メモリから次候補の電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせる制御信号をコネクタから携帯電話機に出力することを特徴とする。
【0013】
この考案によれば、呼出先の相手が応答しなかった場合でも、予め設定された順序で複数の連絡先に順番に電話をかけてくれるので、緊急時などの時間的及び精神的余裕がない状態でも、確実に連絡を取ることができ、安心することができる。
【0014】
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話機の発光部を発光させる動作を携帯電話機に行わせることを特徴とする。
【0015】
この考案によると、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話の発光部を発光させるので、音に加えて光によっても警報を発することができ、防犯装置としての役割を果たすことができる。特に、夜間などは、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。
【0016】
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話機のバイブレータを駆動させる動作を携帯電話機に行わせることを特徴とする。
【0017】
この考案によると、制御手段は警報手段による警報音の発音と共に、携帯電話のバイブレータを駆動させるので、音に加えて振動によっても警報を発することができる。特に、バイブレータを駆動させた状態で床面に携帯電話を置いた場合には、その振動によって大きな音を発音させることができ、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。
【0018】
請求項6に記載の考案は、請求項1〜5のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、制御手段は、コネクタを介して携帯電話機から電力の供給を受けて駆動することを特徴とする。
【0019】
この考案によると、制御手段は、携帯電話機からの電力の供給を受けて駆動するので、アダプタ内に制御手段用の電源を設ける必要がない。したがって、その電源の分だけアダプタを軽量小型なものにできる。したがって、携帯電話機への接続状態を容易に維持でき、邪魔にならない。また、電源を省略することができるため、携帯電話機用アダプタの部品コストを低減することができ、製品の低価格化を図ることができる。
【0020】
請求項7に記載の考案は、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、警報手段は、携帯電話機とは別個に独立した警報手段用の電源を有し、その電源からの電力の供給により駆動することを特徴とする。
【0021】
この考案によると、警報手段は、携帯電話とは別個に独立した警報手段用の電源を有し、電源からの電力の供給を受けることによって駆動するので、携帯電話機のバッテリ残量が少ない場合であっても、所定音量の警報音を発音させることができる。したがって、常に防犯ブザーとしての機能を発揮させることができる。
【0022】
請求項8に記載の考案は、請求項1〜7のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタにおいて、操作手段は押しボタンであり、警報手段は、前記押しボタンが所定時間継続して押されたときに駆動することを特徴とする。
【0023】
この考案は、上述の操作手段の一例と、制御手段による制御方法の一例を具体的に示したものであり、これによると、警報手段は、操作手段である押しボタンが所定時間継続して押されたときに駆動するので、簡単に操作することができ、時間的及び精神的余裕がない緊急時にも容易に操作できる。また、例えば3秒程度などの予め設定された時間を設定することによって、誤動作を防ぐことができる。
【0024】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態について図に基づいて説明する。
【0025】
図1は、アダプタの機能ブロック図である。アダプタ1は、図示していない携帯電話機の外部接続端子に接続するためのコネクタ2を有している。このコネクタ2は、アダプタ本体3の端部に突設されている。
【0026】
アダプタ本体3は、コネクタ2を携帯電話機の外部接続端子に接続することによって携帯電話機の端部に連続的に配置される形状を有しており、緊急用の押しボタン(操作手段)4が設けられている。そして、アダプタ本体3内には、基板とボタン型電池(共に図示せず)が収容されており、CPU(制御手段)5と、ブザー7を有するブザー回路(警報手段)6が取り付けられている。
【0027】
CPU5は、コネクタ2を介して携帯電話機からの電力の供給を受けることによって駆動するように構成されており、ブザー回路6は、ボタン型電池からの電力の供給を受けて駆動するように構成されている。電力の供給は、他の構成、例えばCPU5及びブザー回路6共に携帯電話機からの電力の供給を受けてもよく、また、共にアダプタ本体3内に内蔵されたボタン型電池から電力の供給を受けてもよい。更に、アダプタ本体3に内蔵される電池はボタン型電池に限定されるものではなく、他型式の電池でもよい。
【0028】
次に、アダプタ1の使用方法について内部の制御処理と合わせて以下に説明する。まず、携帯電話機の外部接続端子にコネクタ2を接続した状態で、押しボタン4を、例えば3秒などの設定時間だけ連続して押し続けると、ブザー回路6は、緊急事態であると認識して、ブザー7にボタン型電池の電力を供給し、警報の発音を開始する。そして、警報の発音を開始してから所定時間が経過すると、ブザー7への電力の供給を停止する。
【0029】
CPU5は、ブザー回路6による警報の発音が開始されると、CPU5内のメモリ5aに予め登録されている特定の電話番号のデータを読み出して、発呼開始の制御指令信号と共にコネクタ2から携帯電話機に送出する。
【0030】
携帯電話機は、コネクタ2を介してアダプタ1から電話番号データと発呼開始の制御指令信号を受け取ると、発呼動作を開始する。そして、通常の電話と同様に、電話の相手が着信した場合には通話路が確立されて両者の間での通話が可能となり、相手が話し中である場合には、通話中の音が受話器より流れる。
【0031】
尚、オプションとして、メモリ5aに例えば第2候補、第3候補等の複数の電話番号データを予め順序づけして格納しておき、呼出先の相手が応答しなかった場合には、メモリから次候補の電話番号データを読み出してその電話番号宛の発呼動作を携帯電話機に行わせるように設定することもできる。これによれば、呼出先の相手が応答しなかった場合でも、予め設定された順序で複数の連絡先に順番に電話をかけてくれるので、緊急時などの時間的及び精神的余裕がない状態でも、確実に連絡を取ることができ、安心することができる。
【0032】
メモリ5aに電話番号データを登録する場合には、携帯電話機にアダプタ1を接続し、携帯電話機本体の押しボタン部を操作することによって登録することができる。また、電話番号データを変更する場合には、再入力によって変更することができる。このように、メモリ5aに任意の電話番号データを記憶させることができるので、ユーザ自身が連絡先を設定できる。したがって、種々の用途に用いることができ、使い勝手がよい。
【0033】
上述のアダプタによれば、コネクタ2を携帯電話機の外部接続端子に接続した状態で、アダプタ本体3の押しボタン4を押すだけで、警報音を発音させることができ、更に予め設定されている電話番号宛ての発呼動作を携帯電話に行わせることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【0034】
また、CPU5は、コネクタ2を介して携帯電話機から電力の供給を受けて駆動するので、アダプタ1内に制御手段用の電源を設ける必要がなく、その電源の分だけアダプタ1を軽量小型なものにできる。したがって、携帯電話機への接続状態を容易に維持でき、邪魔にならず、また、電源を省略することができるため、アダプタ1の部品コストを低減することができ、製品の低価格化を図ることができる。
【0035】
また、ブザー回路6は、携帯電話機とは別個に独立したブザー回路6用の電源としてボタン型電池を有し、そのボタン型電池からの電力の供給によりブザー7を駆動するので、携帯電話機のバッテリ残量が少ない場合であっても、所定音量の警報音を発音させることができ、常に防犯ブザーとしての機能を発揮させることができる。
【0036】
また、操作手段として押しボタン4を採用したので、簡単に操作することができ、時間的及び精神的余裕がない緊急時にも容易に操作できる。また、ブザー回路6は、押しボタン4が所定時間継続して押されたときに駆動する構成としたので、誤動作を防ぐことができる。押しボタン4を押し続ける時間は、携帯電話機からの操作によって任意に変更することができる。
【0037】
尚、本考案は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、警報手段としてブザー回路5及びブザー7を例に説明したが、他の警報手段であってもよく、また、これらを併用して使用してもよい。
【0038】
例えば、具体的な実施例としては、携帯電話機のイルミネーションライト等の発光部を警報音の発音と共に発光させてもよい。これによれば、音に加えて光によっても警報を発することができ、防犯装置としての役割を果たすことができる。特に、夜間などは、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすものである。また、他の実施例としては、携帯電話機のバイブレータを警報音の発音と共に駆動させてもよい。これによれば、音に加えて振動によっても警報を発することができる。特に、バイブレータを駆動させた状態で床面に携帯電話を置いた場合には、その振動によって大きな音を発音させることができ、その存在を容易に確認することができ、より一層の防犯効果をもたらすことができる。
【0039】
尚、上述の実施の形態では、警報音の発音と同時に携帯電話機に発呼動作を行わせる場合を例に説明したが、所定時間だけ警報音を発音させた後に、発呼動作を行わせてもよい。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る携帯電話機用アダプタによれば、コネクタを携帯電話の外部接続端子に接続した状態で、操作手段を操作して操作信号を入力するのみで、所定時間だけ警報音を発音させ、同時に登録済みの電話番号宛てに携帯電話を自動発呼させることができる。したがって、防犯ブザーと、緊急連絡先への通報の両方の機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アダプタの機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機用アダプタ
2 コネクタ
3 アダプタ本体
4 押しボタン
5 CPU
5a メモリ
6 ブザー回路
7 ブザー
Claims (8)
- 携帯電話機の外部接続端子に接続されるコネクタと、
操作信号を入力するための操作手段と、
前記操作手段からの操作信号の入力により所定時間だけ警報音を発する警報手段と、
特定の電話番号のデータを記憶するメモリと、
前記警報手段による前記警報音の発音開始に応じて、前記メモリ内から電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を前記携帯電話機に行わせる制御信号を前記コネクタから前記携帯電話に出力する制御手段と、
を有することを特徴とする携帯電話機用アダプタ。 - 前記制御手段は、
前記携帯電話機を操作して前記メモリに前記電話番号データを入力することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記メモリには、予め順序付けされた複数の電話番号のデータが記憶されており、
前記制御手段は、
前記携帯電話の発呼動作に対して呼出先の相手が応答しなかった場合には、前記メモリから次候補の電話番号のデータを読み出してその電話番号宛の発呼動作を前記携帯電話に行わせる制御信号を前記コネクタから前記携帯電話機に出力することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記制御手段は、
前記警報手段による警報音の発音と共に、前記携帯電話機の発光部を発光させる動作を前記携帯電話機に行わせることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記制御手段は、
前記警報手段による警報音の発音と共に、前記携帯電話機のバイブレータを駆動させる動作を前記携帯電話機に行わせることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記制御手段は、
前記コネクタを介して前記携帯電話機から電力の供給を受けて駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記警報手段は、
前記携帯電話機とは別個に独立した電源を有し、該電源からの電力の供給により駆動することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタ。 - 前記操作手段は押しボタンであり、
前記警報手段は、前記押しボタンが所定時間継続して押されたときに駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯電話機用アダプタ。
Priority Applications (1)
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JP2003004403U JP3100009U (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 携帯電話機用アダプタ |
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JP2003004403U JP3100009U (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 携帯電話機用アダプタ |
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JP (1) | JP3100009U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035866A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Kakurenbo Co., Ltd. | 携帯用緊急通信装置 |
-
2003
- 2003-08-25 JP JP2003004403U patent/JP3100009U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2006035866A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Kakurenbo Co., Ltd. | 携帯用緊急通信装置 |
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