JP3094537B2 - スクータの車体後部構造 - Google Patents

スクータの車体後部構造

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JP3094537B2
JP3094537B2 JP03228480A JP22848091A JP3094537B2 JP 3094537 B2 JP3094537 B2 JP 3094537B2 JP 03228480 A JP03228480 A JP 03228480A JP 22848091 A JP22848091 A JP 22848091A JP 3094537 B2 JP3094537 B2 JP 3094537B2
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敏秋 徳永
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体後部に取り付
けられる燃料タンクの容量を大きく確保することのでき
るスクータの車体後部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクータは、図示しないが、フレームの
中央部にボディフレームが形成され、このボディフレー
ムの後端部の左右両側にはリヤチューブがそれぞれ溶着
されており、この一対のリヤチューブの間には燃料タン
クがステーやボルト等を介して締着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクータは、以
上のように構成されているが、重い燃料タンクを支持す
るには、十分な強度を有する太いリヤチューブを使用し
なければならないという問題がある。また、リヤチュー
ブを太くすると、重い燃料タンクを支持することができ
るものの、燃料タンクの横幅を狭くしなければならず、
結果として燃料タンクの容量が小さくなる。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、重
い燃料タンクを細いリヤチューブに支持させることがで
き、しかも、燃料タンクの容積を大きくすることのでき
るスクータの車体後部構造を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を達成するため、フレームの中央部にボディフレー
ムを形成し、このボディフレームの後端部の左右両側に
リヤチューブ群をそれぞれ溶着し、この左右一対のリヤ
チューブ群の間には燃料タンクを介在設置したものであ
って、各リヤチューブ群を、上記ボディフレーム後端部
の各側部に二本ずつ溶着されて後方に伸びる上下一対の
リヤチューブから構成し、この上下一対のリヤチューブ
の間隔を上記燃料タンクの高さよりも狭くし、該上下一
対のリヤチューブの後端部を連結片で連結し、上記燃料
タンクを上下の半体を重ね合わせることにより形成し、
各半体の開口周縁部には接合用のフランジを外方向に突
出形成し、上記燃料タンクのフランジを上記上下一対の
リヤチューブの間に挿着支持させるとともに、該フラン
ジの外側に上記連結片を位置させ、該フランジの左右幅
寸法を上記左右一対のリヤチューブ群の内幅寸法よりも
大きくしたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明すると、本実施形態におけるスク
ータの車体後部構造は、図1ないし図6に示すように、
フレーム1の中央部にボディフレーム4を形成し、この
ボディフレーム4の後端部の左右両側にはリヤチューブ
群7をそれぞれ溶着しており、この左右一対のリヤチュ
ーブ群7の間には燃料タンク11をステーやボルトを介
して介在設置するようにしている。
【0007】フレーム1は、図1に示すように、前部が
鋼管の太いメインチューブ2とされ、このメインチュー
ブ2の後端部には、左右に位置するロアチューブ3の前
端部が溶着されるとともに、この左右のロアチューブ3
上には、ボディフレーム4が搭載して溶着されており、
後部には被覆用のフレームカバー5が取り付けられる。
ボディフレーム4は、図1や図2に示すように、鋼板で
プレス成形したものを合わせて溶着するモノコック型か
らなり、分割された左右両側部40と下部41とが組み
合わされることにより形成される。ボディフレーム4の
後端部には凹部6が凹み形成されている(図1、図2、
図3、図5、図6参照)。
【0008】各リヤチューブ群7は、図1、図2、図4
等に示すように、ボディフレーム4後端部の各側部に二
本ずつ前端部が溶着されて斜め後方に伸びる上下一対の
リヤチューブ8から形成されている。この上下一対のリ
ヤチューブ8は、その間隔Sが燃料タンク11の高さH
よりも狭くされ、後端部が連結片9で溶着して連結され
る。下方のリヤチューブ8の前端部は、平に押し潰して
扁平部10とされ、この扁平部10がボディフレーム4
後端部の凹部6に嵌合して溶着される(図1、図2、図
3、図5、図6参照)。
【0009】燃料タンク11は、図4等に示すように、
上下に分割された半体12・13からなり、この上下一
対の半体12・13が重ね合わされることにより形成さ
れる。各半体12・13は、対向する開口周縁部に接合
用のフランジ14が水平外方向に突出形成されている。
このような構成の燃料タンク11は、接合されたフラン
ジ14が上下一対のリヤチューブ8の間に挿着支持さ
れ、フランジ14の外側には連結片9が位置する。そし
て、フランジ14の左右幅寸法Bは、左右一対のリヤチ
ューブ群7の内幅寸法IBよりも大きく設定されてい
る。
【0010】上記構成によれば、各リヤチューブ群7
を、ボディフレーム4後端部の各側部に二本ずつ溶着さ
れる一対のリヤチューブ8から構成するので、燃料タン
ク11の容量を大きくすることができる。すなわち、ボ
ディフレーム4の後端部の左右両側にリヤチューブ8を
それぞれ一本ずつ溶着する場合、図4に二点鎖線で示す
ように、十分な強度を有する太いリヤチューブ8を使用
しなければならない。これに対し、本実施形態によれ
ば、各リヤチューブ群7を上下一対のリヤチューブ8と
するので、強度を保ちながら細いパイプで構成すること
ができ、これを通じて燃料タンク11の横幅を広げて容
積を増大させることが可能となる。さらに、下方のリヤ
チューブ8の扁平部10をボディフレーム4後端部の凹
部6に嵌合して溶着するので、溶着時の位置決めが容易
となり、溶着強度の向上が大いに期待できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各リヤチ
ューブ群を、ボディフレーム後端部の各側部に二本ずつ
溶着されて後方に伸びる上下一対のリヤチューブから構
成し、この上下一対のリヤチューブの間隔を燃料タンク
の高さよりも狭くし、上下一対のリヤチューブの後端部
を連結片で連結し、燃料タンクを上下の半体を重ね合わ
せることにより形成し、各半体の開口周縁部には接合用
のフランジを外方向に突出形成し、燃料タンクのフラン
ジを上下一対のリヤチューブの間に挿着支持させるとと
もに、フランジの外側に連結片を位置させ、フランジの
左右幅寸法を左右一対のリヤチューブ群の内幅寸法より
も大きくするので、重い燃料タンクを細いリヤチューブ
に支持させることができるという効果がある。さらに、
燃料タンクの容積を大きくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータの車体後部構造の実施形
態を示す全体側面図である。
【図2】本発明に係るスクータの車体後部構造の実施形
態におけるフレーム後部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るスクータの車体後部構造の実施形
態におけるフレーム後部を示す側面図である。
【図4】図3のA‐A線拡大断面図である。
【図5】本発明に係るスクータの車体後部構造の実施形
態におけるリヤチューブの前端部を示す分解斜視図であ
る。
【図6】図5のB‐B線拡大断面図である。
【符号の説明】 1 フレーム 2 メインチューブ 3 ロアチューブ 4 ボディフレーム 7 リヤチューブ群 8 リヤチューブ 9 連結片 11 燃料タンク 12 半体 13 半体 14 フランジ B フランジの左右幅寸法 IB 左右一対のリヤチューブ群の内幅寸法 H 燃料タンクの高さ S 上下一対のリヤチューブの間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 11/00 - 11/02 B62K 11/10 B62J 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの中央部にボディフレームを形
    成し、このボディフレームの後端部の左右両側にリヤチ
    ューブ群をそれぞれ溶着し、この左右一対のリヤチュー
    ブ群の間には燃料タンクを介在設置したスクータの車体
    後部構造であって、 各リヤチューブ群を、上記ボディフレーム後端部の各側
    部に二本ずつ溶着されて後方に伸びる上下一対のリヤチ
    ューブから構成し、この上下一対のリヤチューブの間隔
    を上記燃料タンクの高さよりも狭くし、該上下一対のリ
    ヤチューブの後端部を連結片で連結し、 上記燃料タンクを上下の半体を重ね合わせることにより
    形成し、各半体の開口周縁部には接合用のフランジを外
    方向に突出形成し、上記燃料タンクのフランジを上記上
    下一対のリヤチューブの間に挿着支持させるとともに、
    該フランジの外側に上記連結片を位置させ、該フランジ
    の左右幅寸法を上記左右一対のリヤチューブ群の内幅寸
    法よりも大きくしたことを特徴とするスクータの車体後
    部構造。
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JP3367760B2 (ja) * 1994-07-25 2003-01-20 本田技研工業株式会社 車両の車体構造
JP6190304B2 (ja) * 2014-03-28 2017-08-30 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の車体フレーム
JP6175110B2 (ja) * 2015-09-30 2017-08-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレーム構造

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