JP3094158B2 - 電気コネクタ取付け用枠体及び電気コネクタ接続装置 - Google Patents
電気コネクタ取付け用枠体及び電気コネクタ接続装置Info
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- JP3094158B2 JP3094158B2 JP11161204A JP16120499A JP3094158B2 JP 3094158 B2 JP3094158 B2 JP 3094158B2 JP 11161204 A JP11161204 A JP 11161204A JP 16120499 A JP16120499 A JP 16120499A JP 3094158 B2 JP3094158 B2 JP 3094158B2
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/621—Bolt, set screw or screw clamp
- H01R13/6215—Bolt, set screw or screw clamp using one or more bolts
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は一般に接続ブロック
と係合する電線ハーネス端子コネクタに関し、特にブロ
ック上の部品に電気的に接続させた状態でコネクタを保
持するための装置に関する。
と係合する電線ハーネス端子コネクタに関し、特にブロ
ック上の部品に電気的に接続させた状態でコネクタを保
持するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】接続ブロックは、一般には多分岐配線を
廃して電気配線を簡素化するために自動車で使用され
る。接続ブロックにより分岐回路ヒューズリレーその他
の電気回路部品を単一のハウジング内に統合整理するこ
とができる。ハウジングは自動車のエンジン室内に配置
されることが多い。ハウジングに取り付けられた電気コ
ネクタは電線ハーネスを介してヘッドランプ、燃料ポン
プ、風防ガラスワイパ用モータ、及び点火スイッチ等の
種々の電気装置に回路部品を接続する。
廃して電気配線を簡素化するために自動車で使用され
る。接続ブロックにより分岐回路ヒューズリレーその他
の電気回路部品を単一のハウジング内に統合整理するこ
とができる。ハウジングは自動車のエンジン室内に配置
されることが多い。ハウジングに取り付けられた電気コ
ネクタは電線ハーネスを介してヘッドランプ、燃料ポン
プ、風防ガラスワイパ用モータ、及び点火スイッチ等の
種々の電気装置に回路部品を接続する。
【０００３】自動車の電気系統がより複雑になるにつ
れ、一般的な接続ブロック内に収容される回路の数は増
加している。しかしながらエンジン室内の空間的制約に
より、接続ブロックの寸法を拡大することができない。
その結果接続ブロックのより接近が困難な部分（less a
ccessible portions）、例えば下側に追加の電気コネク
タを取り付ける必要性が増大している。この場合コネク
タ、及びその電線ハーネスを接続ブロックの下側に適切
に取り付けるために接続ブロックを反転させねばなら
ず、時にはエンジン室から取り外す必要さえ生じること
がある。
れ、一般的な接続ブロック内に収容される回路の数は増
加している。しかしながらエンジン室内の空間的制約に
より、接続ブロックの寸法を拡大することができない。
その結果接続ブロックのより接近が困難な部分（less a
ccessible portions）、例えば下側に追加の電気コネク
タを取り付ける必要性が増大している。この場合コネク
タ、及びその電線ハーネスを接続ブロックの下側に適切
に取り付けるために接続ブロックを反転させねばなら
ず、時にはエンジン室から取り外す必要さえ生じること
がある。
【０００４】米国特許第５，４３１，５７３号公報は、
一連の雄端子を基板内に固定された雌端子に接続するた
めに用いられるコネクタ組立フレームを開示している。
雄端子は、最初は横方向に突出する取付ピンをフレーム
側壁の細長いカム型スロットに係合させてフレーム内に
緩く取り付けられる。次に、フレームの一方の端部を基
板上に軸回動自在に取り付け、フレームを基板に向けて
下方に回転させることにより雄端子を順次カム式に雌端
子に電気係合させる。
一連の雄端子を基板内に固定された雌端子に接続するた
めに用いられるコネクタ組立フレームを開示している。
雄端子は、最初は横方向に突出する取付ピンをフレーム
側壁の細長いカム型スロットに係合させてフレーム内に
緩く取り付けられる。次に、フレームの一方の端部を基
板上に軸回動自在に取り付け、フレームを基板に向けて
下方に回転させることにより雄端子を順次カム式に雌端
子に電気係合させる。
【０００５】米国特許第５，４３１，５７３号公報は、
またその図２５及び図２６にボルト締め式「保持部材」
を用いて、一連の雄コネクタ端子を同時に雌コネクタ枠
体(afemale connector bracket)内に挿入する「従来技
術」のコネクタ組立を開示している。ボルトは保持部材
と雄コネクタ群を通過して雌コネクタ枠体の螺子孔に貫
入する。ボルトが雌コネクタ枠体内に螺合していくと保
持部材は、雄コネクタ群の各コネクタを同時に雌コネク
タ枠体の対応するソケット内に押し込む。
またその図２５及び図２６にボルト締め式「保持部材」
を用いて、一連の雄コネクタ端子を同時に雌コネクタ枠
体(afemale connector bracket)内に挿入する「従来技
術」のコネクタ組立を開示している。ボルトは保持部材
と雄コネクタ群を通過して雌コネクタ枠体の螺子孔に貫
入する。ボルトが雌コネクタ枠体内に螺合していくと保
持部材は、雄コネクタ群の各コネクタを同時に雌コネク
タ枠体の対応するソケット内に押し込む。
【０００６】米国特許第５，４８０，３２２号公報は、
雄コネクタが上下動しないように第一のフレーム内に係
止されて雌コネクタが、第二のフレーム内に固定された
別のボルト締め式コネクタ組立体を開示している。雄コ
ネクタフレーム上のボルトは雌コネクタフレーム内に捕
捉されたナットと係合し、雄コネクタフレーム上のリブ
により案内して各フレームを互いに引き寄せる。
雄コネクタが上下動しないように第一のフレーム内に係
止されて雌コネクタが、第二のフレーム内に固定された
別のボルト締め式コネクタ組立体を開示している。雄コ
ネクタフレーム上のボルトは雌コネクタフレーム内に捕
捉されたナットと係合し、雄コネクタフレーム上のリブ
により案内して各フレームを互いに引き寄せる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は接続ブロック
内の端子との「ブラインド(blind)」の通しボルト式係
合を行うべく、少なくとも一つの好ましくは幾つかの電
気コネクタを所定の位置に保持するように構成された枠
体(bracket)を提供することを目的とする。
内の端子との「ブラインド(blind)」の通しボルト式係
合を行うべく、少なくとも一つの好ましくは幾つかの電
気コネクタを所定の位置に保持するように構成された枠
体(bracket)を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】枠体は、開口頂部と開口
底部とを有して、該開口底部から電気コネクタを収容す
る少なくとも一つの（好ましくは多数の）コネクタ保持
室を備える。室は、コネクタを室内に挿入可能にして、
接続ボルトからの通しボルトとの係合のために所定の位
置に浮動可能にする下側止め構造を含む。室は更に、コ
ネクタが室内で電気端子係合位置を越えて上昇するのを
防ぐように構成された上側止め構造を含む。電気コネク
タは、下側止め構造と上側止め構造との間で室内を浮動
自在であるが、通常は通しボルトにより端子係合位置に
引き寄せられるまで下側止め構造に当接している。
底部とを有して、該開口底部から電気コネクタを収容す
る少なくとも一つの（好ましくは多数の）コネクタ保持
室を備える。室は、コネクタを室内に挿入可能にして、
接続ボルトからの通しボルトとの係合のために所定の位
置に浮動可能にする下側止め構造を含む。室は更に、コ
ネクタが室内で電気端子係合位置を越えて上昇するのを
防ぐように構成された上側止め構造を含む。電気コネク
タは、下側止め構造と上側止め構造との間で室内を浮動
自在であるが、通常は通しボルトにより端子係合位置に
引き寄せられるまで下側止め構造に当接している。
【０００９】発明の別の形態では、枠体はコネクタを収
容した枠体を接続ブロック（junction block）に固定す
る下側カバーにより補完される。
容した枠体を接続ブロック（junction block）に固定す
る下側カバーにより補完される。
【００１０】本発明は他の目的、特徴、外観、及び利点
と共に添付図面を参照して以下の説明から一層明瞭に理
解されよう。
と共に添付図面を参照して以下の説明から一層明瞭に理
解されよう。
【００１１】
【発明の実施の形態】ここで図１及び図２を参照する
と、本発明に係る浮動枠体１２の図示例が三つの雄コネ
クタ室１４に分割されている。ハーネス２２からの電線
２０の端部は、雄コネクタ１８内に従来の態様で収容保
持された電気端子１９（図２）により、該コネクタ内で
終端されている。
と、本発明に係る浮動枠体１２の図示例が三つの雄コネ
クタ室１４に分割されている。ハーネス２２からの電線
２０の端部は、雄コネクタ１８内に従来の態様で収容保
持された電気端子１９（図２）により、該コネクタ内で
終端されている。
【００１２】図示の浮動枠体１２は、二つの長い側壁２
４と二つの短い端壁２６とを有し全体として矩形であ
る。該枠体は下縁２８と上縁３０を有するが、それ以外
では頂部と底部で開口している。各端壁２６は外側ばね
タブ３２を有し、各側壁２４は一対のタブ３２を有す
る。タブは端壁及び側壁から間隙３８だけ離間した自由
端部３６を有する。ばねタブ３２は後述する方法で、別
体の下側カバー７４内の接続構造に解放可能に係止する
ように構成されている。
４と二つの短い端壁２６とを有し全体として矩形であ
る。該枠体は下縁２８と上縁３０を有するが、それ以外
では頂部と底部で開口している。各端壁２６は外側ばね
タブ３２を有し、各側壁２４は一対のタブ３２を有す
る。タブは端壁及び側壁から間隙３８だけ離間した自由
端部３６を有する。ばねタブ３２は後述する方法で、別
体の下側カバー７４内の接続構造に解放可能に係止する
ように構成されている。
【００１３】浮動枠体１２は三つの室１４を有する。図
２を参照すると各室は、浮動枠体の底部に対向する肩部
４４を有する一対の上側止め４２を含む。下側止め４６
は、枠体の頂部に対向する肩部４８を有して、枠体の底
部近傍の中央に配設されている。止めは、好ましくは枠
体内に一体に成形される。室１４はまた各室の横側内面
上で頂部から底部まで延びる垂直案内リブ５０を含む
（図１及び図４）。
２を参照すると各室は、浮動枠体の底部に対向する肩部
４４を有する一対の上側止め４２を含む。下側止め４６
は、枠体の頂部に対向する肩部４８を有して、枠体の底
部近傍の中央に配設されている。止めは、好ましくは枠
体内に一体に成形される。室１４はまた各室の横側内面
上で頂部から底部まで延びる垂直案内リブ５０を含む
（図１及び図４）。
【００１４】ここで図１、図２、及び図４を参照すると
各コネクタ１８は、枠体１２の側壁２４に対応する二つ
の長い側壁５２と、二つの短い端壁５４とを有する。電
気端子１９は、コネクタの下側５６で開口する端子室内
に収容される。上側５８には、雌コネクタからの接続端
子、即ち母線を収容するための対応数の端子室６０が設
けられている。各側壁５２は、コネクタの略中央の高さ
に配設された二つの小さい上側止め６２を有する。下側
止め６４は、傾斜した上面６５と底部肩部６６を有し
て、各側壁５２の底部近傍の中央に配設されている。コ
ネクタの端壁５４は図４に最も良く示したように、コネ
クタを枠体に挿入する際に、枠体室１４の案内リブ５０
を収容するように寸法決めされて位置決めされた垂直溝
６８を含む。雄コネクタ１８が室１４内に収まると、浮
動枠体１２は接続ブロック用の下側カバー７４（図１）
内に収容されるように構成されている。下側カバー７４
は、基本的には、浮動枠体を収容するように寸法決めさ
れて開口頂部を有する箱である。図示実施形態では、カ
バー７４は両端壁７８の間を延びる二つの側壁７６を有
する。側壁７６の一方は、電線ハーネス２２用の上側に
開口したスロット８０を離間して有する。カバーの内面
８２上には溝８４が形成されており、各端壁７８には一
つの溝が、各側壁７６には二つの溝が形成されている。
各溝８４は、斜角のついた係止傾斜路８６上の摺動スナ
ップ嵌めで、枠体１２のタブ３２の一つを収容するよう
に構成されている。
各コネクタ１８は、枠体１２の側壁２４に対応する二つ
の長い側壁５２と、二つの短い端壁５４とを有する。電
気端子１９は、コネクタの下側５６で開口する端子室内
に収容される。上側５８には、雌コネクタからの接続端
子、即ち母線を収容するための対応数の端子室６０が設
けられている。各側壁５２は、コネクタの略中央の高さ
に配設された二つの小さい上側止め６２を有する。下側
止め６４は、傾斜した上面６５と底部肩部６６を有し
て、各側壁５２の底部近傍の中央に配設されている。コ
ネクタの端壁５４は図４に最も良く示したように、コネ
クタを枠体に挿入する際に、枠体室１４の案内リブ５０
を収容するように寸法決めされて位置決めされた垂直溝
６８を含む。雄コネクタ１８が室１４内に収まると、浮
動枠体１２は接続ブロック用の下側カバー７４（図１）
内に収容されるように構成されている。下側カバー７４
は、基本的には、浮動枠体を収容するように寸法決めさ
れて開口頂部を有する箱である。図示実施形態では、カ
バー７４は両端壁７８の間を延びる二つの側壁７６を有
する。側壁７６の一方は、電線ハーネス２２用の上側に
開口したスロット８０を離間して有する。カバーの内面
８２上には溝８４が形成されており、各端壁７８には一
つの溝が、各側壁７６には二つの溝が形成されている。
各溝８４は、斜角のついた係止傾斜路８６上の摺動スナ
ップ嵌めで、枠体１２のタブ３２の一つを収容するよう
に構成されている。
【００１５】引き続き図１を参照すると、接続ブロック
８８は、コネクタ、リレー、ヒューズ等の電気部品を収
容するための上側取付面９０を備えている。図５及び図
６に示したように、取付面を貫通する空洞により、部品
からのブレード又は端子は、接続ブロック内側の母線９
２と電気的に接続することができる。接続ブロックは更
に、各室１４に対して一つずつ該ブロックを通って延び
るボルト開口部９４を有する。ボルト９６は、開口部９
４内に回転可能に固定される従来型のものであり、電気
端子を損傷することがあるボルトの締め過ぎを防ぎつ
つ、電気端子が接続するようにコネクタを共に固定して
いる。ボルトは、頭部９８と柄部１００を有する。柄部
は短いねじ付き部分１０４を備えた挿入端部１０２を有
する。ねじ付き部分１０４と一体フランジ１０８との間
には、長い非ねじ付き部分１０６が延びている。フラン
ジ１０８とボルト頭部９８の間で開口部９４に固定され
る挿入鍔部１１０は、ボルトを回転自在に開口部の所定
の位置に固定する。ボルト頭部と挿入部材の間には、好
ましくは、ばね装置１１２が挟み込まれている。ボルト
と開口部の構造は図示のようでもよいが、例えば出典を
明記することによりその開示内容を本願明細書の一部と
する米国特許第５，２０１，６２５号公報に開示されて
いるような他の公知の形態を採ってもよい。
８８は、コネクタ、リレー、ヒューズ等の電気部品を収
容するための上側取付面９０を備えている。図５及び図
６に示したように、取付面を貫通する空洞により、部品
からのブレード又は端子は、接続ブロック内側の母線９
２と電気的に接続することができる。接続ブロックは更
に、各室１４に対して一つずつ該ブロックを通って延び
るボルト開口部９４を有する。ボルト９６は、開口部９
４内に回転可能に固定される従来型のものであり、電気
端子を損傷することがあるボルトの締め過ぎを防ぎつ
つ、電気端子が接続するようにコネクタを共に固定して
いる。ボルトは、頭部９８と柄部１００を有する。柄部
は短いねじ付き部分１０４を備えた挿入端部１０２を有
する。ねじ付き部分１０４と一体フランジ１０８との間
には、長い非ねじ付き部分１０６が延びている。フラン
ジ１０８とボルト頭部９８の間で開口部９４に固定され
る挿入鍔部１１０は、ボルトを回転自在に開口部の所定
の位置に固定する。ボルト頭部と挿入部材の間には、好
ましくは、ばね装置１１２が挟み込まれている。ボルト
と開口部の構造は図示のようでもよいが、例えば出典を
明記することによりその開示内容を本願明細書の一部と
する米国特許第５，２０１，６２５号公報に開示されて
いるような他の公知の形態を採ってもよい。
【００１６】使用時には、浮動枠体１２の底部から電線
ハーネスコネクタ１８を枠体室１４内に挿入する（図２
及び図３）。まず図４に最も良く示したように、室の案
内リブ５０をコネクタの溝６８内に滑り込ませる。案内
リブ５０は、コネクタを室内で整列させ、コネクタ傾斜
路６４を案内して室の内壁の下側止め４６と当接させ
る。更にコネクタを枠体室内に押し込むと、各傾斜路６
４は関係する下側止め４６上を摺動通過してスナップ嵌
合し、傾斜路の肩部６６が止め４６の肩部４８上に当接
する。止め４６は、コネクタが一度上述したように挿入
されると、コネクタが浮動枠体の底部から抜け落ちるの
を防ぐ。同時に、枠体の頂部近傍の一対の上側止め４２
は、コネクタの止め６２との係合により、コネクタが押
し込まれたり、装置枠体の頂部から引き抜かれたリする
のを防止する。
ハーネスコネクタ１８を枠体室１４内に挿入する（図２
及び図３）。まず図４に最も良く示したように、室の案
内リブ５０をコネクタの溝６８内に滑り込ませる。案内
リブ５０は、コネクタを室内で整列させ、コネクタ傾斜
路６４を案内して室の内壁の下側止め４６と当接させ
る。更にコネクタを枠体室内に押し込むと、各傾斜路６
４は関係する下側止め４６上を摺動通過してスナップ嵌
合し、傾斜路の肩部６６が止め４６の肩部４８上に当接
する。止め４６は、コネクタが一度上述したように挿入
されると、コネクタが浮動枠体の底部から抜け落ちるの
を防ぐ。同時に、枠体の頂部近傍の一対の上側止め４２
は、コネクタの止め６２との係合により、コネクタが押
し込まれたり、装置枠体の頂部から引き抜かれたリする
のを防止する。
【００１７】図３に最も良く示したように、それぞれの
室１４及び浮動枠体１２内のコネクタ１８は、上側止め
４２と下側止め４６の間で上下に浮動自在、すなわち可
動であり、下側止め６４により下向きの移動を、そして
コネクタの中間高さの止め６２により上向きの移動を制
限している。この範囲の移動は図３に矢印ＵとＤにより
示されている。
室１４及び浮動枠体１２内のコネクタ１８は、上側止め
４２と下側止め４６の間で上下に浮動自在、すなわち可
動であり、下側止め６４により下向きの移動を、そして
コネクタの中間高さの止め６２により上向きの移動を制
限している。この範囲の移動は図３に矢印ＵとＤにより
示されている。
【００１８】再び図１を参照すると、次にコネクタを収
容した枠体を下側カバー７４の開口頂部内に挿入する。
電線ハーネス２２がＵ字形の開口部８０内に収容される
一方、ばねタブ３２は溝８４内に入り、ばねタブの自由
端部３６が係止傾斜路８６を越えて所定の位置にスナッ
プ嵌合され、枠体を下側カバーに固定する。溝８４の長
さは、コネクタの下面と下側カバーの底面との間に空間
を形成して、電線ハーネスの屈曲部を収容するように設
計されている。電線ハーネス、コネクタ、枠体、及び下
側カバーをこの予め組み立てられた状態で搬送し、最終
組み立て地点で接続ブロックに取り付けることができ
る。
容した枠体を下側カバー７４の開口頂部内に挿入する。
電線ハーネス２２がＵ字形の開口部８０内に収容される
一方、ばねタブ３２は溝８４内に入り、ばねタブの自由
端部３６が係止傾斜路８６を越えて所定の位置にスナッ
プ嵌合され、枠体を下側カバーに固定する。溝８４の長
さは、コネクタの下面と下側カバーの底面との間に空間
を形成して、電線ハーネスの屈曲部を収容するように設
計されている。電線ハーネス、コネクタ、枠体、及び下
側カバーをこの予め組み立てられた状態で搬送し、最終
組み立て地点で接続ブロックに取り付けることができ
る。
【００１９】図５は、接続ブロック８８の下面に取り付
けられた下側カバー７４を示す。ブロックとカバー上の
従来のラッチ装置（図示せず）により、ブロックとカバ
ーを互いに固定している。ここでボルト９６はコネクタ
１８内の拘束ナット７２と係合し、最初はナットの途中
まで螺合する。従って、各コネクタはそれぞれの途中ま
で螺合したボルトにより、第一の位置即ち離脱位置で保
持され（図５）、コネクタ傾斜路６４の止め面６６は、
枠体内壁の止め４６の肩部４８上に当接している。図５
に示した位置では、接続ブロック８８の母線９２とコネ
クタ端子１９との間には、電気的接続は生じない。加え
て接続ブロック、下側カバー、枠体、及びコネクタは互
いに対して静止状態にある。即ち枠体と下側カバーは、
所定の位置に固定されたままであり、それぞれのボルト
が、拘束ナット７２を通って更にコネクタ内に螺合する
場合を除き、コネクタは枠体内で移動することができな
い。
けられた下側カバー７４を示す。ブロックとカバー上の
従来のラッチ装置（図示せず）により、ブロックとカバ
ーを互いに固定している。ここでボルト９６はコネクタ
１８内の拘束ナット７２と係合し、最初はナットの途中
まで螺合する。従って、各コネクタはそれぞれの途中ま
で螺合したボルトにより、第一の位置即ち離脱位置で保
持され（図５）、コネクタ傾斜路６４の止め面６６は、
枠体内壁の止め４６の肩部４８上に当接している。図５
に示した位置では、接続ブロック８８の母線９２とコネ
クタ端子１９との間には、電気的接続は生じない。加え
て接続ブロック、下側カバー、枠体、及びコネクタは互
いに対して静止状態にある。即ち枠体と下側カバーは、
所定の位置に固定されたままであり、それぞれのボルト
が、拘束ナット７２を通って更にコネクタ内に螺合する
場合を除き、コネクタは枠体内で移動することができな
い。
【００２０】拘束ナット７２上方のコネクタの面取り開
口部７２ａは、例えばコネクタ収容枠体を接続枠体に組
み付ける人が、実際にはボルトとコネクタとの係合を見
ることができないため、「ブラインド」作業をしたとし
ても、接合ボルト９６の端部１０２をナット螺子部内に
案内するように寸法決めされ、位置決めされていること
は当業者には明らかであろう。従って、コネクタ１８と
浮動枠体１２を予め組み立てることにより、重要な整列
機能を実現して各コネクタ１８を接続ブロック８８内で
各ボルト９６に自動的に整列させ、ボルト端部を拘束ナ
ット７２の螺子部内に自動的に案内するブラインド組み
立てを確実、且つ反復的に行えるようにしている。この
ときユニットを組み立てる人は、ボルト頭部を数回すば
やく回してボルト端部を対応するコネクタナット内に途
中まで螺合させ、図５の最初の組み立てを達成すること
ができる。
口部７２ａは、例えばコネクタ収容枠体を接続枠体に組
み付ける人が、実際にはボルトとコネクタとの係合を見
ることができないため、「ブラインド」作業をしたとし
ても、接合ボルト９６の端部１０２をナット螺子部内に
案内するように寸法決めされ、位置決めされていること
は当業者には明らかであろう。従って、コネクタ１８と
浮動枠体１２を予め組み立てることにより、重要な整列
機能を実現して各コネクタ１８を接続ブロック８８内で
各ボルト９６に自動的に整列させ、ボルト端部を拘束ナ
ット７２の螺子部内に自動的に案内するブラインド組み
立てを確実、且つ反復的に行えるようにしている。この
ときユニットを組み立てる人は、ボルト頭部を数回すば
やく回してボルト端部を対応するコネクタナット内に途
中まで螺合させ、図５の最初の組み立てを達成すること
ができる。
【００２１】接続ブロックの母線とコネクタ端子とを必
要に応じて電気的に係合させるために、その後図６及び
図７に示すようにボルト９６を、拘束ナット７２を通っ
てコネクタ内に十分に螺合させる。ボルトを回転させる
と、コネクタ１８は接続ブロックに向かって上方に引き
寄せられ（図６）、それらの端子１９が接続ブロックの
母線９２に接触する（図７）。コネクタが図７に示した
この第二の電気的に係合した位置にあるとき、コネクタ
の中間高さの止め６２は、枠体の内壁の上側止め４２に
当接し、コネクタが更に上方に移動するのを防いでい
る。同時にボルトの螺子部１０４は、拘束ナット７２を
通過する。トルクを加えるとボルトは回転し続けるが、
ボルトの非螺子部１０６のみが拘束ナット内に在るの
で、ボルトがこれ以上締め付けられて当接部分を損傷す
ることはない。
要に応じて電気的に係合させるために、その後図６及び
図７に示すようにボルト９６を、拘束ナット７２を通っ
てコネクタ内に十分に螺合させる。ボルトを回転させる
と、コネクタ１８は接続ブロックに向かって上方に引き
寄せられ（図６）、それらの端子１９が接続ブロックの
母線９２に接触する（図７）。コネクタが図７に示した
この第二の電気的に係合した位置にあるとき、コネクタ
の中間高さの止め６２は、枠体の内壁の上側止め４２に
当接し、コネクタが更に上方に移動するのを防いでい
る。同時にボルトの螺子部１０４は、拘束ナット７２を
通過する。トルクを加えるとボルトは回転し続けるが、
ボルトの非螺子部１０６のみが拘束ナット内に在るの
で、ボルトがこれ以上締め付けられて当接部分を損傷す
ることはない。
【００２２】コネクタを接続ブロックから取り外すため
には、ボルトを反対方向に回転させればよい。ボルト頭
部９８と挿入部材１１０との間に挟持されたばね装置１
１２は、拘束ナットの螺子部に対して螺子部１０４を上
方に付勢し続ける。従ってボルトを反対方向に回転させ
ると、螺子部１０４とナット７２は係合しコネクタを枠
体内に図５の電気的に離脱した位置まで押し下げる。
には、ボルトを反対方向に回転させればよい。ボルト頭
部９８と挿入部材１１０との間に挟持されたばね装置１
１２は、拘束ナットの螺子部に対して螺子部１０４を上
方に付勢し続ける。従ってボルトを反対方向に回転させ
ると、螺子部１０４とナット７２は係合しコネクタを枠
体内に図５の電気的に離脱した位置まで押し下げる。
【００２３】
【発明の効果】上述した実施形態により例示された本発
明は、コネクタを接続ブロックの下面を介して接続ブロ
ックの部品に比較的容易に接続できるようにしている。
コネクタの取り付けと電気的係合は「ブラインド」作業
として行うことができる。単にボルトを緩めるだけで安
全に電気的接続を解除し得るので、接続ブロックとコネ
クタの利便性延いては接続ブロックから給電される電気
装置の利便性さえも向上する。多重コネクタ浮動枠体
は、予め多重コネクタを整列させて、同時にブラインド
取付けを行えるので組み立て時間を減少させる。
明は、コネクタを接続ブロックの下面を介して接続ブロ
ックの部品に比較的容易に接続できるようにしている。
コネクタの取り付けと電気的係合は「ブラインド」作業
として行うことができる。単にボルトを緩めるだけで安
全に電気的接続を解除し得るので、接続ブロックとコネ
クタの利便性延いては接続ブロックから給電される電気
装置の利便性さえも向上する。多重コネクタ浮動枠体
は、予め多重コネクタを整列させて、同時にブラインド
取付けを行えるので組み立て時間を減少させる。
【００２４】特定の作動条件及び環境に適合させるため
に行う僅かな変更及び修正は、当業者には理解されるの
で本発明は説明のために選定した特定の例に限定される
ものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載された
ような、及び請求された要素の妥当な等価物により表さ
れるような本発明の真の精神、及び範囲から逸脱しない
全ての変更、及び修正を含むものである。
に行う僅かな変更及び修正は、当業者には理解されるの
で本発明は説明のために選定した特定の例に限定される
ものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載された
ような、及び請求された要素の妥当な等価物により表さ
れるような本発明の真の精神、及び範囲から逸脱しない
全ての変更、及び修正を含むものである。
【図１】接続ブロック変形下側カバー、及び変形電線ハ
ーネスコネクタと組み合わせた本発明に係る枠体の分解
斜視図。
ーネスコネクタと組み合わせた本発明に係る枠体の分解
斜視図。
【図２】枠体へのコネクタの取り付け前の枠体及びコネ
クタの側断面図。
クタの側断面図。
【図３】枠体内に取り付けられたコネクタを示す図２と
同様の断面図。
同様の断面図。
【図４】図３の枠体取り付けコネクタの部分平面図。
【図５】接続ブロックとのコネクタの電気的係合前に接
続ブロックに固定された枠体を示す図１の構造の側断面
図。
続ブロックに固定された枠体を示す図１の構造の側断面
図。
【図６】コネクタが枠体内で「浮動」しているときの接
続ブロックへのコネクタの初期ボルト挿入係合を示す図
５のコネクタ及び枠体の詳細図。
続ブロックへのコネクタの初期ボルト挿入係合を示す図
５のコネクタ及び枠体の詳細図。
【図７】枠体内で接続ブロック端子に完全に係合した図
６のコネクタを示した図。
６のコネクタを示した図。
１２ 浮動枠体（枠体） １８ 雄コネクタ（電気コネクタ） １９ コネクタ端子 ２０ 電線 ３２ ばねタブ ４２ 上側止め ４６ 下側止め ５０ 垂直案内リブ ６０ 端子室（室） ６８ 垂直溝 ７２ 拘束ナット ７２a 面取り開口部 ７４ 下側カバー ８４ 溝 ８６ 係止傾斜路 ８８ 接続ブロック ９０ 上側取付面 ９２ 母線 ９４ ボルト開口部 ９６ ボルト ９８ ボルト頭部 １０２ 挿入端部 １０４ ネジ付き部分 １１２ ばね装置
Claims (5)
- 【請求項１】 電気コネクタを支持して接続ブロックと
の電気的係合を行うための電気コネクタ取付け用枠体で
あって、 前記枠体が、開口頂部と開口底部とを有して、電気コネ
クタを開口底部から収容する室を備え、 前記室が、電気コネクタを開口底部から室内に挿入可能
とすると共に、電気コネクタが一度挿入されたら開口底
部から抜け落ちないように構成された下側止め構造を室
内に含み、 前記室が、電気コネクタが室内で電気端子係合位置を越
えて持ち上げられないように構成された上側止め構造を
含み、前記室が、電気コネクタの案内部と摺動可能に凹凸係合
して下側止め構造と上側止め構造の間で室内での電気コ
ネクタの垂直移動を案内するように構成された少なくと
も一つの垂直案内部を含み、 前記電気コネクタが、室内で下側止め構造と上側止め構
造との間で浮動自在であるが、通常は下側止め構造に当
接し、 前記枠体は、当該枠体が接続ブロックの下面に取り付け
られたときに、接続ブロック上のボルト手段が、最初に
下側止め構造に当接している電気コネクタ内の拘束ナッ
トと係合するように室内に延び、接続ブロックの上面か
らボルト手段を回転させることにより電気コネクタを室
内で下側止め構造との当接位置から上方に、上側止め構
造に係合して電気コネクタが接続ブロックと電気係合す
る位置まで移動させるように構成されていることを特徴
とする電気コネクタ取付け用枠体。 - 【請求項２】 前記枠体が、更に接続ブロック上の複数
のボルトを係合させるべく複数の電気コネクタを浮動支
持するための複数の室を含むことを特徴とする請求項１
記載の電気コネクタ取付け用枠体。 - 【請求項３】 前記枠体が、電気コネクタを収容した枠
体を収容すると共に、電気コネクタを収容した枠体を接
続ブロックの下面に取り付けるように構成された下側カ
バーを含むことを特徴とする請求項１記載の電気コネク
タ取付け用枠体。 - 【請求項４】 電線ハーネス端子コネクタを接続ブロッ
クの下面に機械的且つ電気的に接続するための装置であ
って、 その下側からコネクタを収容するように構成されたコネ
クタ収容室を有する枠体を備え、 前記室が、下側からコネクタが室内で上下の組になった
止めの間で上下動を規制された浮動位置まで、室内にコ
ネクタを挿入せしめるように構成された一連の移動規制
止めを含み、 前記室が、電気コネクタの案内部と摺動可能に凹凸係合
して下側止めと上側止めの間で室内での電気コネクタの
垂直移動を案内するように構成された少なくとも一つの
垂直案内部を含み、 前記枠体が、コネクタを下側の止めに当接させた状態で
接続ブロックの下面に取り付けられるように構成され、 下側の止めが、接続ブロック上のボルトとのブラインド
係合のための初期係合位置にコネクタを保持し、 上側の止めが、電気コネクタが接続ブロックに完全に電
気的に接続される完全係合位置を画定すると共にコネク
タが完全係合位置を越えて上方に移動するのを防止する
ことを特徴とする電気コネクタ接続装置 。 - 【請求項５】 前記枠体が、接続ブロック上の複数のボ
ルトによるブラインド係合のための初期係合位置で複数
のコネクタを収容するための複数のコネクタ収容室を含
む ことを特徴とする請求項４記載の電気コネクタ接続装
置。
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