JP3091477U - Phs基地局の電源制御システム - Google Patents

Phs基地局の電源制御システム

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JP3091477U JP2002004398U JP2002004398U JP3091477U JP 3091477 U JP3091477 U JP 3091477U JP 2002004398 U JP2002004398 U JP 2002004398U JP 2002004398 U JP2002004398 U JP 2002004398U JP 3091477 U JP3091477 U JP 3091477U
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phs
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利勝 中川
功 市原
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ドコモエンジニアリング北海道株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易なシステム構成によって、異常発生時に
おけるPHS基地局の速やかな装置復旧を遠隔地から制
御する。 【解決手段】 通信中継装置とその電源供給手段との間
に、リレースイッチと当該リレースイッチをオンオフ制
御するコントローラとを配設し、該コントローラを、電
源供給手段を介してリレーコイルに対して電源の供給の
オンオフ制御を行うコントローラ本体と、該コントロー
ラ本体に対し予め用意したプログラム信号を与える電源
制御用PHSとで構成し、電源制御用PHSにより、外
部無線通信機器からの起動命令に基づいてコントローラ
本体に対するプログラム信号の提供を実行させる。ま
た、電源制御用PHSに対して起動命令を発する外部無
線通信機器は、PHS端末機とする場合がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、PHS基地局の電源系統を遠隔地からオンオフ制御するためのシス テムに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信装置であるPHSは、人口密集地を中心として多数の基地局を設ける ことにより、低料金で高品位のデータ送受信を実現している。携帯電話に較べる と、通話エリアが限定されがちなことや高速移動時のハンドオーバーなど若干の 難はあるが、逆に、100〜500m範囲ごとに小ワット出力の小型基地局を多 数設置することが出来るため、基地局の設置コストが非常に安価であり、地下街 や地下鉄駅構内でも通話の不自由がないなど優れた利点もある。
【0003】 PHS基地局の出力は、通常、20mW〜500mWの範囲である。これに対 し携帯電話基地局の出力は、0.5W〜30Wの範囲であって、10km以下の 離隔距離を基準として可能な限り広範囲をカバーするよう設置する。広範囲通話 を可能とするため携帯電話の基地局の設置コストは、小出力のPHSの基地局と は比較にならない桁になる。
【0004】 PHSの場合、無線中継基地局について、運用管理上の課題は、通信中継装置 が異常動作時に保守者がいちいち現場に駆けつけ、通信中継装置の電源をオンオ フして復旧させていた。一方、携帯電話機地局における設備の復旧作業は、通信 システムの高度の対保証という観点から、基地局設備の動作状況を監視制御する 設備を設置し、復旧作業に備えている。また本出願人の提案により、集中コント ロールによるNFB自動復旧操作を行うシステムが実現され保守業務の効率に寄 与している(特許第3292880号、特許第3292881号)。
【0005】 PHS基地局のサービスエリアは小範囲であり、例えば一つの都市でサービス を提供する場合、数多くの基地局を設置しサービスを提供しなければならない。 このように通信設備の異常動作が複数の基地局で発生した場合、保守者の労力増 となり保守運用の効率が良くなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、PHSの基地局は、安価な通話料金の維持や通話網システムの基 本構造などから、携帯電話の基地局のように基地局設備の動作状況を監視制御す る高価な設備を配備することが難しいという実状がある。この結果、異常発生時 におけるPHS基地局の異常を復旧させるには、従前通り人為的な派遣による復 旧作業に頼らざるを得ない。
【0007】 しかし、PHSは、通信コストの低廉性、地下街や地下鉄駅構内における通信 可能性、通話音声の明瞭性、大量データ転送時の高品位性など、優れた利点をも つ通信システムであり、好んでPHSを利用するユーザも少なくない。これらの ユーザにとっては、通話中継装置の異常による長時間の通話不能の状態は、携帯 電話に較べた場合のPHSの根本的な構造欠陥とも見なしうる問題になる。
【0008】 そこで本考案の目的は、可能な限り簡易なシステム構成に基づいて、異常発生 時におけるPHS基地局の速やかな異常復旧を可能とする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係るPHS基地局の電源制御システムは、 通信中継装置とその電源供給手段との間に、リレースイッチと当該リレースイッ チをオンオフ制御するコントローラとを配設し、該コントローラを、電源供給手 段を介してリレーコイルに対して電源の供給のオンオフ制御を行うコントローラ 本体と、該コントローラ本体に対し予め用意したプログラム信号を与える電源制 御用PHSとで構成し、電源制御用PHSにより、外部無線通信機器からの起動 命令に基づいてコントローラ本体に対するプログラム信号の提供を実行させる( 請求項1)。
【0010】 また、電源制御用PHSに対して起動命令を発する外部無線通信機器は、PH S端末機とする場合がある(請求項2)。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案に係るPHS基地局の電源制御システムの実施形態を例示する 図である。まず全体構成を説明する。10は適当間隔で設置するPHS基地局、 20はPHS基地局電源制御装置、30は、異常発生時の電源制御コントローラ である。40は、この電源制御コントローラ30を遠隔地から集中的に操作する ための遠隔制御装置である。各部の構成は次の通りである。
【0012】 PHS基地局電源制御装置20は、通話回線を中継するための通信中継装置2 1と、この通信中継装置21に対して電源を供給する電源供給部22(補助バッ テリ装置を含む)、および電源供給部22と通信中継装置21との間に介在させ たリレースイッチ24を備え、通信中継装置21が正常な動作を出来なくなった 場合、電源の供給を一時的に遮断することによって、リセット(装置復旧)と同 様の効果をもたせ、正常に戻す機能を営む。
【0013】 電源制御コントローラ30は、遠隔制御装置40からの指令に基づき、リレー スイッチ24をオンオフ制御するものである。
【0014】 尚、遠隔制御装置40は、例えば、リレースイッチ24のオンオフ制御を実行 するための遠隔制御用PC42と、遠隔制御用PC42の制御信号をPHS基地 局電源制御装置20に対して与える無線装置、例えばPHS端末機44を備える よう構成する。
【0015】 電源制御コントローラ30は、遠隔制御装置40からのコマンドを受信するP HS端末機31と、当該PHS端末機31からの制御信号に基づいてリレースイ ッチ24をオンオフ制御するスイッチ制御部36を備える。
【0016】 電源制御コントローラ30を構成するPHS端末機31は、少なくとも、遠隔 制御装置40を構成するPHS端末機44からの発呼信号に基づいて回線接続を 行う外部指令受信部32と、この外部指令受信部32において受信した外部から の指令信号に基づいてスイッチ制御部36の作動を制御するコマンド送出部35 とを備える。
【0017】 スイッチ制御部36は、少なくとも、PHS端末機31との信号送受信を行う ためのインターフェース回路37と、リレースイッチ24を構成する図示しない リレーコイルに対して電源供給/電源供給遮断のうち少なくともいずれか一つの 制御を行うスイッチ駆動部38とを備えるよう構成する。なお、スイッチ制御部 36は、例えば前記電源供給部22から電源供給を受けるように構成しておくこ とが望ましい。
【0018】 従って、かかる構成によれば、オペレーションルームでPHS基地局10の通 信中継装置21が正常な動作を出来なくなったと判断した場合、遠隔制御用PC 42とPHS端末機(無線装置)44から構成されている遠隔制御装置40から PHS基地局電源制御装置のPHS端末機31を呼び出し、スイッチ制御部36 のインターフェース回路37、スイッチ駆動部38を経て、リレースイッチ24 で電源回路を切断できる。この結果、通信中継装置21は一旦リセット(復旧) された状態となり、再びリレースイッチ24によって電源投入して通信中継装置 21を立ち上げれば、PHSの基地局は正常動作できる状態に回復する。
【0019】 このようにPHS基地局10の通信中継装置21が正常な動作が出来なくなっ た場合でも、人的な派遣作業を要することなく遠隔操作によって迅速にリレース イッチ24の駆動制御を行うことが出来るため、さまざまな利点をもつPHSシ ステムの信頼性を安価に、かつ確実に保証することが出来る。
【0020】 なお、本考案に係るPHS基地局の電源制御システムにおいては、リレースイ ッチ24を制御するための信号送受信の構成において、少なくとも、電源制御コ ントローラ30側には、PHS端末機31を用いることが望ましい。原理的には 、携帯電話を用いても良いのであるが、システム全体の長期的な信頼性確保のた めにはバッテリ消費量の少ないPHS端末機(31)が優れるからである。
【0021】 また、前記実施形態では、電源制御コントローラ30に対してコマンドを送る 無線装置にもPHS端末機(44)を利用する旨説明した。原理的には遠隔操作 を行う遠隔制御装置(40)側の無線装置(通信装置)も、携帯電話を用いて良 いことは勿論である。しかしPHS基地局10の通信中継装置21の異常動作を 復旧制御する場合、信号データの実転送速度の高速性が保証されやすいPHSシ ステムを用いる方が、制御コマンドの送受信の確実を確保しやすい。従って、シ ステムの安定のためにも、制御コマンドの送信側も受信側も、双方PHS端末機 を利用して構成することが望ましい。
【0022】 本考案に係るPHS基地局の電源制御システムは、前記構成のものに限定され ない。例えば、電源制御コントローラ30のボックス内に、温度センサに基づい てオンオフ制御できるヒータ装置を配設することにより、冬期の外気温低下に起 因するPHS端末機31の作動不良を確実に防止することが出来る。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るPHS基地局の電源制御システムによれば 、簡易なシステム構成でありながら、PHS基地局の速やかな装置復旧を遠隔地 から制御することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電源制御システムを例示するブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 PHS基地局 20 PHS基地局電源制御装置 21 通信中継装置 22 電源供給部 24 リレースイッチ 30 電源制御コントローラ 31 PHS端末機 32 外部指令受信部 35 コマンド送出部 36 スイッチ制御部 37 インターフェース回路 38 スイッチ駆動部 40 遠隔制御装置 42 遠隔制御用PC 44 PHS端末機(無線装置)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】PHS基地局を構成する通信中継装置と、
    当該通信中継装置に対して電源を供給する電源供給手段
    との間に、リレースイッチと当該リレースイッチをオン
    オフ制御するコントローラとを配する一方、 該コントローラは、 電源供給手段を介してリレーコイルに対して電源の供給
    のオンオフ制御を行うコントローラ本体と、該コントロ
    ーラ本体に対し予め用意したプログラム信号を与える電
    源制御用PHSとからなり、 この電源制御用PHSは、外部無線通信機器からの起動
    命令に基づいて、コントローラ本体に対するプログラム
    信号の提供を行うことを特徴とするPHS基地局の電源
    制御システム。
  2. 【請求項2】電源制御用PHSに対して起動命令を発す
    る外部無線通信機器は、PHS端末機であることを特徴
    とする請求項1記載のPHS基地局の電源制御システ
    ム。
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