JP3090264B2 - 冷菓の製造方法 - Google Patents

冷菓の製造方法

Info

Publication number
JP3090264B2
JP3090264B2 JP10242380A JP24238098A JP3090264B2 JP 3090264 B2 JP3090264 B2 JP 3090264B2 JP 10242380 A JP10242380 A JP 10242380A JP 24238098 A JP24238098 A JP 24238098A JP 3090264 B2 JP3090264 B2 JP 3090264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frozen dessert
cylinder
frozen
raw material
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10242380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11123051A (ja
Inventor
守 冨田
貞之 小久保
一美 桜井
三知男 池田
瑞生 津田
力 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Publication of JPH11123051A publication Critical patent/JPH11123051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3090264B2 publication Critical patent/JP3090264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部の冷菓原料を
二次供給する冷菓の製造方法に関するものであり、冷菓
の製造方法において、連結した2台の連続式フリーザー
のシリンダーの第1のシリンダーで一部の冷菓原料を凍
結し、凍結した冷菓原料を排出し、第1のシリンダーと
第2のシリンダーとの間で残部の冷菓原料を供給し、次
いで第2のシリンダーで再凍結することを特徴とする冷
菓の製造方法、に関するものである。
【0002】本明細書において、冷菓は、昭和26年1
2月27日厚生省令第52号「乳及び乳製品の成分規格
等に関する省令」に定義されるアイスクリーム、アイス
ミルク、ラクトアイス、及び氷菓の総称であり、百分率
は、気泡の粒度分布を除き、特に断りのない限り重量に
よる値である。
【0003】
【従来の技術】一般に、冷菓は、アイスクリーム類と氷
菓に分類され、アイスクリーム類は、更に乳脂肪及び無
脂乳固形分の含量によりアイスクリーム、アイスミル
ク、及びラクトアイスに分類される。アイスクリーム類
は、一般に、乳脂肪、植物性油脂、又はこれらを混合し
た油脂3〜20%、無脂乳固形分3〜12%、糖類8〜
20%、その他必要に応じ少量の安定剤、乳化剤、色
素、香料等を含む殺菌した冷菓原料に、オーバーランを
10〜150%に調整しながら連続式フリーザーで空気
を吹き込み、凍結し、容器に充填し、硬化して製造され
る。
【0004】アイスクリーム類の製造法においては、原
料の配合割合、フリージング、硬化等の製造条件により
アイスクリーム類のクリーム感、冷感、甘味度、滑らか
さ、口溶け、硬さ等で総合的に表される風味が決定され
る。
【0005】従来、アイスクリーム類は、脂肪球のチャ
ーニングによる凝集物が氷晶及び他の固形分とともにア
イスクリーム類の組織の骨格を形成し、その強度により
アイスクリーム類のドライネス、及び口溶けに影響を与
えることが知られている。
【0006】次に、冷菓原料の調製については、従来、
冷菓原料は、香料等の揮発性の原料を除き、すべての原
料を混合し、溶解し、高温で殺菌し、均質化し、全体が
均一な状態で調製されていた。このように調製された冷
菓原料は、全体が均一に加熱殺菌されているので、クリ
ームの風味、卵の風味、各種成分による風味等が劣化す
る傾向にあった。従って、低価格の製品(例えば、ラク
トアイス、アイスミルク等)では加熱殺菌された乳製品
を原料として使用していたが、高価格の製品(例えば、
プレミアムアイスクリーム等)では生乳、生クリーム等
を使用するが、可及的低い温度で殺菌する等の処理によ
り調製される、熱履歴の少ない原料を使用していた。
【0007】また、従来の冷菓の製造法においては、ヨ
ーグルト、果汁等の高酸度の原料を冷菓原料に添加し、
加熱殺菌することは、カードが生成するので、不可能で
あった。従って、冷菓原料を加熱殺菌し、冷却した後に
それらの原料を添加する方法が採用されていたが、この
場合も乳成分を安定に保つために、ペクチン等の耐酸性
安定剤を大量に使用しなければならず、製品の風味が劣
化する欠点があった。このような欠点を解決するため
に、フリーザーで凍結した冷菓にフルーツフィダー等で
高酸度の原料を添加する方法が採用されていたが、得ら
れた製品はマーブル状の不均一な状態であり、この方法
によってもそれらの原料が均一に混合した冷菓を製造す
ることはできなかった。
【0008】更に、冷菓の氷晶の大きさは、食感、口溶
けに大きな影響を与え、特にシャーベット等の比較的水
分含量の多い製品では、氷晶の大きさがより一層大きな
影響を与える。従来、冷菓の氷晶の大きさの制御は、冷
菓原料に含まれる固形分含量、糖の種類、糖の量、フリ
ーザーの種類、凍結時間等を調整することにより行われ
ていたが、前記の各条件を組合わせても氷晶の大きさを
自由に制御することは不可能であった。
【0009】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術を
めぐる諸情勢を背景として、本発明者等は、新しい冷菓
製品及びその製造技術について検討を進める中で、これ
までに、口溶けのよい冷菓及びその製造法を開発し、既
に、特許出願を行っている[特願平4−31397号。
以下、先願(1)と記載することがある]。
【0011】先願(1)の方法は、冷菓の製造方法にお
いて、5〜18%(重量)の脂肪を含む冷菓原料を、フ
リーザーの第1のシリンダーで冷菓原料に20%(重
量)以下のオーバーランを付与し、−3.0〜−6.0
℃の温度で凍結し、次いでフリーザーの第2のシリンダ
ーで冷菓原料に10〜150%(重量)のオーバーラン
を付与し、−3.0〜−8.0℃の温度で凍結すること
を特徴とする口溶けのよい冷菓の製造方法に係るもので
ある。
【0012】その後、更に、本発明者等は、冷菓の脂肪
含量に関係なく、冷凍温度下でも軟らかい冷菓の製造方
法を開発すること目標として鋭意研究を積み重ねた結
果、冷菓製造工程のフリージング工程において、フリー
ザーで冷菓原料を凍結する際に混練工程を付加すること
によって、急激に生成し、集合してブロック化した氷の
結晶を分離させ、安定に成長させ、未凍結の冷菓原料中
に再分散させることにより、冷凍温度下でも軟らかい冷
菓を製造し得ることを見出し、冷凍温度下でも軟らかい
冷菓の製造方法を完成した。
【0013】そして、本発明者等は、先に、冷菓の製造
方法において、連結した2台の連続式フリーザーのシリ
ンダーの第1のシリンダーで冷菓原料に所定のオーバー
ランを付与し、特定の温度条件下で第2のシリンダーに
排出し、次いで、第2のシリンダーで前記所定のオーバ
ーランを付与した冷菓原料を混練することを特徴とする
冷凍温度下でも軟らかい冷菓の製造方法を特許出願した
[特願平4−109155号。以下、先願(2)と記載
することがある]。
【0014】更に、本発明者等は、前記従来技術の欠点
を改良するために鋭意研究を行った結果、先願(1)及
び先願(2)の方法を基礎として、改良を加えることに
より前記従来技術の問題点を解決し得ることを見い出
し、本発明の一部の冷菓原料を二次供給する冷菓の製造
方法を完成した。すなわち、本発明は、先願(1)及び
先願(2)の第1シリンダーと第2シリンダーとの間の
パイプラインに冷菓原料の一部を供給する装置からのパ
イプラインを接続し、第1シリンダーで凍結された冷菓
原料に残部の冷菓原料を供給し、第2シリンダーで再凍
結することにより前記従来技術の問題点を一挙に解決す
るものである。
【0015】すなわち、本発明は、風味が良好であり、
高酸性成分を均一に混合でき、氷晶の大きさを任意に制
御可能である冷菓の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0016】また、本発明は、冷菓原料に、糖類、塩
類、アルコール類、耐酸性安定剤等の成分を過剰に添加
することなく、高酸性成分を均一に混合でき、氷晶の大
きさを任意に制御可能であり、かつ風味に優れた冷菓を
製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0017】また、本発明は、通常の冷凍設備にわずか
な改良を加えるのみで、風味が良好であり、高酸性成分
を均一に混合でき、氷晶の大きさを任意に制御可能であ
る冷菓を簡便に製造し得る方法を提供することを目的と
するものである。
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、以下の技術的手段から構成される。
冷菓の製造方法において、連結した2台の連続式フリー
ザーのシリンダーの第1のシリンダーで一部の冷菓原料
を凍結し、凍結した冷菓原料を排出し、第1のシリンダ
ーと第2のシリンダーとの間で残部の冷菓原料である高
酸度の原料、熱履歴を与えることが望ましくない原料、
及び/又は特別なフレーバーの原料としてクリーム、練
乳、及び/又は果汁を供給し、次いで第2のシリンダー
で再凍結することを特徴とする冷菓の製造方法。
【0020】本発明は、一部の冷菓原料を二次供給する
ことを特徴とする冷菓の製造方法に係るものであり、冷
菓の製造方法において、連結した2台の連続式フリーザ
ーのシリンダーの第1のシリンダーで一部の冷菓原料を
凍結し、凍結した冷菓原料を排出し、第1のシリンダー
と第2のシリンダーとの間で残部の冷菓原料を供給し、
次いで第2のシリンダーで再凍結することを特徴とする
冷菓の製造方法、に係るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明について更に詳細に
説明する。本発明の一部の冷菓原料を二次供給する冷菓
の製造方法において、第1フリーザーで凍結する冷菓原
料(以下、一部の冷菓原料と記載することがある)の調
製、殺菌、熟成の各工程は、第1フリーザーで凍結した
後に添加される冷菓原料(以下、残部の冷菓原料と記載
することがある)を差引いた残りの成分で調製すること
を除き、それぞれ、常法により行うことができる。
【0022】部の冷菓原料、すなわち、高酸度の原
料、熱履歴を与えることが望ましくない原料、特別なフ
レーバーの原料は、次のように、一部の冷菓原料とは別
個に調製され、一部の冷菓原料とは別個に貯蔵される。
高酸度の原料(ヨーグルト、果汁等)にあっては、冷菓
の製造量から算出される所定量を、必要に応じて殺菌
し、冷却し、一部の冷菓原料とは別個のストレージ・タ
ンクに貯蔵する。また、熱履歴を与えることが望ましく
ない原料にあっては、冷菓の製造量から算出される所定
量を、除菌フィルターによる瀘過、低温殺菌等の処理を
行い、同様に一部の冷菓原料とは別個のストレージ・タ
ンクに貯蔵する。更に、特別なフレーバーの原料にあっ
ては、冷菓の製造量から算出される所定量を、必要に応
じ殺菌し、冷却し、同様に一部の冷菓原料とは別個のス
トレージ・タンクに貯蔵する。
【0023】氷晶の大きさを特別に調整しない冷菓の製
造においては、調製された一部の冷菓原料を第1シリン
ダーに移送し、常法により凍結し、第1シリンダーから
排出する。次いで第2シリンダーに入る前に、定量ポン
プ等で所定量送込まれる残部の冷菓原料と混合され、第
2シリンダーに移送され、再凍結される。第1シリンダ
ーから排出される一部の冷菓原料の量は、自動的に計測
され、その量に見合った量の残部の冷菓原料が定量ポン
プ等により第1シリンダーと第2シリンダーの間で送込
まれる。残部の冷菓原料を、第1シリンダーから排出さ
れる一部の冷菓原料とほぼ同一の温度に冷却するのが望
ましい。
【0024】第2シリンダーで再凍結された冷菓原料
は、常法により容器に充填され、硬化することもでき
る。氷晶の大きさ、冷菓の硬度を調整した冷菓を製造す
る場合は、前記先願(2)の発明の方法により、次のよ
うに行うことができる。
【0025】フリージング工程は、一般に、冷菓原料を
フリーザーに移送し、急激に水分を凍結し、同時に適当
量の空気を混入し、オーバーランを付与し、部分凍結に
よって生じた氷の結晶、脂肪粒子、気泡等を冷菓原料中
に均一に分散させて、組織を整えるものであり、冷菓の
品質に影響を与える重要な工程である。
【0026】このフリージング工程は、2台の連続式フ
リーザーのシリンダーを連結したもの、又はそれと同等
の機能を有する装置を用いて実施される。1つのシリン
ダーのみのものでは、所望の冷菓製品を製造することは
できない。連続式フリーザーとしては、市販品であっ
て、シリンダーの内圧を検出し、自動的に運転し得るタ
イプのものが好適に使用される。このフリージング工程
において、冷菓原料は、5℃前後でフリーザーに移送さ
れ、第1のシリンダーにおいて、この冷菓原料を冷却し
ながら空気を吹込み、オーバーランを150%以下、す
なわち0〜150%の範囲の所定の値に調整する。
【0027】この間に、冷菓原料の温度は次第に低下す
るが、前記先願(2)の発明の製造方法においては、−
4〜−8℃の範囲の温度で第1のシリンダーより冷菓原
料を排出し、第2のシリンダーに移送する。−4℃より
も高い温度で冷菓原料を排出した場合、第1のシリンダ
ーにおける氷の生成が少ないために、第2のシリンダー
における再凍結の効果が十分発揮されず、でき上がった
冷菓が硬くなるので望ましくなく、また、−8℃より低
い温度では、通常のフリーザーでは冷菓原料を排出する
ことが困難である。
【0028】第1のシリンダーにおけるオーバーラン
は、製造する製品の種類により適宜決定されるが、一般
に、オーバーランが150%を超える場合は、冷菓の食
感が失われるので、望ましくなく、150%以下に調整
することが必要である。第1シリンダーから排出された
一部の冷菓原料に、前記と同様に残部の冷菓原料が送込
まれ、第2シリンダーに移送される。残部の冷菓原料
を、第1シリンダーから排出される一部の冷菓原料とほ
ぼ同一の温度に冷却するのが望ましい。
【0029】第2のシリンダーにおいては、冷菓原料に
空気を吹込まず、オーバーランを付与せずに再凍結する
ことが、前記先願(2)の発明の製造方法における重要
な要件である。第2のシリンダーでは、第1のシリンダ
ーからの前記排出温度より0.5℃低い温度から0.5
℃高い温度の極めて狭い温度範囲で、前記オーバーラン
を付与した冷菓原料を再凍結する。この第2のシリンダ
ーにおける再凍結工程により、冷菓原料中のブロック化
した氷の結晶を分離し、安定に成長させ、未凍結の冷菓
原料中に再分散することが可能となる。
【0030】前記第2のシリンダーにおけるフリージン
グの温度範囲が、第1のシリンダーからの排出温度より
0.5℃を超えて低い場合、又は0.5℃を超えて高い
場合は、生成した氷の結晶が再凍結又は溶解するので、
氷の分散効果及び安定な成長が阻害される。このため、
凍結効果が十分に発揮されず、でき上がった冷菓が硬く
なるので、望ましくない。
【0031】第2シリンダーで再凍結された冷菓原料
は、常法により容器に充填され、硬化することもでき
る。その他、前記先願(2)の発明の方法のようにフリ
ーザーの排出温度を厳しく制御せず、常法と同様に一部
の冷菓原料の凍結処理を第1シリンダーで行い、かつ残
部の冷菓原料を混合して第2シリンダーにおいても常法
と同様にオバーランを付与し、冷菓を製造することもで
きる。
【0032】このようにして、製造された冷菓は、冷凍
温度下でも軟らかい食感を有しており、販売店のショー
ケース、又は家庭用冷凍庫から取り出した直後でも、ス
プーン又はアイスクリーム・ディッシャー等で容器から
容易に掬い取ることが可能であり、また、従来製品のよ
うに、糖類、塩類、アルコール類等の成分が過剰に含ま
れていないので、風味及び甘味が損なわれることがな
く、風味が良好な最終製品を得ることができるととも
に、耐酸性安定剤等の余分な成分を添加することなく、
高酸性成分を均一に混合でき、氷晶の大きさを任意に制
御した最終製品を得ることが可能である。
【0033】次に、本発明の冷菓の製造方法を実施する
ための装置の一例について説明する。2つのシリンダー
が連結した連続式フリーザーは、市販品であってもよ
く、クレパコ社製のKMLT318型等を例示すること
ができる。このような連続式フリーザーの第1のシリン
ダーと第2のシリンダーとの間に残部の冷菓原料を送込
むパイプラインを接続し、残部の冷菓原料を貯蔵したス
トレージ・タンク等から、例えば、定量ポンプ等で第1
のシリンダーから排出された一部の冷菓原料の量に見合
う所定量を送込む。
【0034】第1のシリンダーと第2のシリンダーとの
間のパイプラインに接続するパイプの直径は任意であ
り、接続するパイプラインは通常断熱処理が施されてい
る。第1のシリンダーから排出された一部の冷菓原料の
量、排出の時期と、送込む残部の冷菓原料の量、送込む
時期は、自動的に制御されているのが望ましい。
【0035】次に、試験例を示して本発明を具体的に説
明する。 (試験例1〜4:一部の冷菓原料を二次供給する冷菓の
製造試験) 試験例1 この試験は、風味の劣化を防止し得るか否かを調べるた
めに実施した。 1)試料の調製 実施例1と同一方法により製造した冷菓を試料(試料
1)として用いた。対照試料として実施例1の全冷菓原
料を常法により一度に調製し、1つのシリンダーを使用
して常法により製造した試料(試料2)、及び実施例1
と同一の方法により調製した冷菓原料を同一のタンクで
混合し、1つのシリンダーを使用して常法により製造し
た試料(試料3)を用いた。
【0036】2)試験方法 男女各15名からなるパネラーにより官能的に食感、ク
リーム風味、口溶け及び後味を5段階で評価し、各試料
について各試験項目の平均値を算出して試験した。評価
は、食感、口溶け及び後味について「非常に悪い」を1
点、「悪い」を2点、「普通」を3点、「良い」を4
点、「非常に良い」を5点(以下この評価を評価1と記
載する)、クリーム風味について「非常に弱い」を1
点、「弱い」を2点、「普通」を3点、「強い」を4
点、「非常に強い」を5点(以下この評価を評価2と記
載する)、とした。
【0037】3)試験結果 この試験の結果は、表1に示すとおりである。表1から
明らかなとおり、試料1の食感、クリーム風味、口溶け
及び後味は、他の2つの試料よりも格段に優れており、
特にクリーム風味に優れており、良好であった。このこ
とは、試料1において加熱による冷菓原料の風味の劣化
を可及的に抑制していることに起因している。尚、他の
冷菓原料を用いて試験したが、ほぼ同様の結果が得られ
た。
【0038】
【表1】
【0039】試験例2 この試験は、風味を強化し得るか否かを調べるために実
施した。 1)試料の調製 実施例2と同一方法により製造した冷菓を試料(試料
1)として用いた。対照試料として実施例2の全冷菓原
料を常法により一度に調製し、1つのシリンダーを使用
して常法により製造した試料(試料2)を用いた。
【0040】2)試験方法 試験例1における「クリーム風味」の試験項目を「練乳
風味」に変更した以外は、試験例1と同一の方法によっ
た。
【0041】3)試験結果 この試験の結果は、表2に示すとおりである。表2から
明らかなとおり、試料1の食感、練乳風味、口溶け及び
後味は、対照試料よりも格段に優れており、特に練乳風
味に優れており、良好であった。このことは、試料1に
おいて第1シリンダーで氷晶を生成させ、のち練乳を添
加して再凍結することにより風味増強成分がある程度濃
厚な状態で凍結され、冷菓の風味を増強していることを
示している。尚、他の冷菓原料を用いて試験したが、ほ
ぼ同様の結果が得られた。
【0042】
【表2】
【0043】試験例3 この試験は、高酸度冷菓原料添加の可能性を調べるため
に実施した。 1)試料の調製 実施例3と同一方法により製造した冷菓を試料(試料
1)として用いた。対照試料として実施例3の全冷菓原
料を常法により一度に調製し、1つのシリンダーを用い
て常法により製造した試料(試料2)、及び安定剤を耐
酸性ペクチン(三栄源FFI社製)に変更したことを除
き、実施例3と同一の方法により調製した冷菓原料を、
1つのシリンダーを使用して常法により製造した試料
(試料3)を用いた。
【0044】2)試験方法 試験例1における「クリーム風味」及び「口溶け」の試
験項目を「果汁感」及び「のり感」に変更し、これらの
評価を評価2により評価した以外は、試験例1と同一の
方法によった。
【0045】3)試験結果 この試験の結果は、表3に示すとおりである。表3から
明らかなとおり、試料1の食感、果汁感、のり感及び後
味は、各対照試料よりも格段に優れており、特に試料2
は果汁の添加によりカードが生成し、商品価値を損なっ
ていた。安定剤を耐酸性ペクチンに変更した試料2で
は、「のり感」が強く望ましくなかった。このことは、
試料1において第1シリンダーで一部の冷菓原料が凍結
され、乳蛋白質の酸に対する反応性が低下し、その後高
酸度の冷菓原料が添加されるためであることを示してい
る。尚、他の冷菓原料を用いて試験したが、ほぼ同様の
結果が得られた。
【0046】
【表3】
【0047】試験例4 この試験は、氷晶の制御が可能か否かを調べるために実
施した。 1)試料の調製参考例1 と同一方法により製造した冷菓を試料(試料
1)として用いた。対照試料として参考例1の全冷菓原
料を常法により一度に調製し、1つのシリンダーを使用
し、試料1の第2シリンダーの排出温度と同一温度で常
法により製造した試料(試料2)を用いた。
【0048】2)試験方法 各試料をスライサーにより上面から10mmの厚さで切
断して試験試料とした。試験試料を−16±0.2℃の
温度で24時間保持し、テンシプレッサー(モデルTT
P−57BX。タケトモ電機社製)を用いてプランジャ
ー(円筒型、外径17mm、内径16mm)を試験試料
の表面に120mm/分の速度で5mm進入させ、4m
m進入したときの数値(単位はグラム・重。以下g・w
と記載する)を硬度として測定し、各試験試料とも5回
の測定値の平均を算出し、試験試料の硬度とした。尚、
この方法で測定した数値で表される硬度を具体的に示す
ため、同一の装置で測定した他の食品の硬度を例示すれ
ば、7℃に保存したバターが約3500g・wである。
【0049】3)試験結果 この試験の結果、試料1の硬度は2938g・wであ
り、試料2のそれは4820g・wであった。この結果
から明らかなように、試料1の方法により製造した冷菓
は、従来法で製造したそれよりも硬度が、顕著に低下す
ることが認められた。このことは、試料1において第1
シリンダーで一部の冷菓原料が凍結されて氷晶が生成さ
れた後、残部の冷菓原料として濃厚な糖溶液を添加し、
再凍結することにより氷晶の周囲が濃厚な糖溶液で被覆
され、低温下でも軟らい冷菓がえられることを示してい
る。尚、他の冷菓原料を用いて試験したが、ほぼ同様の
結果が得られた。
【0050】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0051】(実施例1〜:一部の冷菓原料を二次供
給する冷菓の製造) 実施例1 1/3濃縮乳(森永乳業社製)108.0kg、上白糖
(東洋精糖社製)45.0kg、粉飴(昭和産業社製)
6.0kg、卵黄(太陽化学社製)12.0kg、を水
50.55kgに添加し、均一に混合して溶解し、60
℃に加温して2段階(150kg/cm2 及び50kg
/cm2 )で均質化し、85℃で15秒間殺菌し、5℃
に急冷し、バニラ・エッセンス(三栄源FFI社製)
0.45kgを添加し、均一に混合して一部の冷菓原料
約222kgを調製し、タンクで1昼夜エージングを行
った。
【0052】これとは別に、残部の冷菓原料として85
℃で15秒間殺菌した45%クリーム(森永乳業社製)
78.0kgを5℃に冷却し、別のタンクで同様に1昼
夜エージングを行った。
【0053】2つのシリンダーを連結した連続式フリー
ザー(クレパコ社製、KMLT318型)の第1シリン
ダーと第2シリンダーとの間に残部の冷菓原料を貯蔵し
たタンクから定量ボンプ(APV社製)を介して直径
1.5インチのサニタリー配管をY字型に接続し、接続
部分の直後にスタティックミキサー(ノリタケ・カンパ
ニー製)を配設し、第1シリンダーと定量ポンプとを連
動させ、第1シリンダーからの一部の冷菓原料の排出量
と定量ポンプからの残部の冷菓原料の供給量とを正確に
制御する装置を試作した。
【0054】次に示す条件で、前記一部の冷菓原料を第
1のシリンダーに供給し、第1のシリンダーで凍結し、
第1のシリンダーから排出し、定量ポンプから前記残部
の冷菓原料を供給し、これらをスタティックミキサーで
混合し、第2シリンダーに送り、第2シリンダーでオー
バーランを付与して全部の冷菓原料を再凍結することに
より、フリージング処理を実施した。次いで、常法によ
り硬化し、クリーム風味が濃厚で、良好な食感を有する
冷菓約235kgを得た。
【0055】 一部の冷菓原料の供給温度:4.5℃ 残部の冷菓原料の供給温度:5.5℃ 一部の冷菓原料と残部の冷菓原料の混合時の流量:30
0l/時 残部の冷菓原料の供給量:85l/時 第1のシリンダーのオーバーラン:0% 第1のシリンダーからの排出温度:−4.0℃ 第2のシリンダーのオーバーラン:30% 第2のシリンダーの排出温度:−5.5℃
【0056】実施例2 無塩バター(森永乳業社製)18.0kg、脱脂粉乳
(森永乳業社製)25.5kg、上白糖(東洋精糖社
製)27.0kg、粉飴(昭和産業社製)18.0k
g、及び乳化安定剤(三栄源FFI社製、サンナイス
N)1.8kgを水179.31kgに添加し、均一に
混合して溶解し、60℃に加温して2段階(150kg
/cm2 及び50kg/cm2 )で均質化し、85℃で
15秒間殺菌し、5℃に急冷し、色素(三栄源FFI社
製、サンエローNo.2)0.03kg、及びバニラ・
エッセンス(三栄源FFI社製)0.36kgを添加
し、均一に混合して一部の冷菓原料約270kgを調製
し、1昼夜エージングを行った。
【0057】これとは別に、残部の冷菓原料として全脂
練乳(森永乳業社製)30.0kgを5℃に冷却し、別
のタンクで同様に1昼夜エージングを行った。定量ポン
プをモーノポンプ(兵神装備社製)に変更したこと、及
び配管の直径を1インチに変更したことを除き、実施例
1と同一の装置を試作した。
【0058】次に示す条件で、前記一部の冷菓原料を第
1のシリンダーに供給し、第1のシリンダーで凍結し、
第1のシリンダーから排出し、定量ポンプから前記残部
の冷菓原料を供給し、これらをスタティックミキサーで
混合し、第2シリンダーに送り、第2シリンダーでオー
バーランを付与して全部の冷菓原料を再凍結することに
より、フリージング処理を実施した。次いで、常法によ
り硬化し、練乳風味が濃厚で、良好な食感を有する冷菓
約215kgを得た。
【0059】 一部の冷菓原料の供給温度:5.5℃ 残部の冷菓原料の供給温度:7.5℃ 一部の冷菓原料と残部の冷菓原料の混合時の流量:30
5l/時 残部の冷菓原料の供給量:24l/時 第1のシリンダーのオーバーラン:60% 第1のシリンダーからの排出温度:−4.8℃ 第2のシリンダーのオーバーラン:100% 第2のシリンダーの排出温度:−5.5℃
【0060】実施例3 脱脂粉乳(森永乳業社製)9.0kg、精製ヤシ油(不
二製油社製)9.0kg、上白糖(東洋精糖社製)5
7.0kg、粉飴(昭和産業社製)18.0kg、及び
乳化安定剤(三栄源FFI社製、サンナイスN)1.8
kgを水169.66kgに添加し、均一に混合して溶
解し、60℃に加温して2段階(150kg/cm2
び50kg/cm2 )で均質化し、85℃で15秒間殺
菌し、5℃に急冷し、色素(三栄源FFI社製。カロチ
ンベース9400)0.09kg及びオレンジ・エッセ
ンス(三栄源FFI社製)0.45kgを添加し、均一
に混合して一部の冷菓原料265kgを調製し、1昼夜
エージングを行った。
【0061】これとは別に、残部の冷菓原料として1/
5温州みかん濃縮果汁(愛媛青果連製)35.0kgを
5℃に冷却し、別のタンクで同様に1昼夜エージングを
行った。定量ポンプからの配管の直径を1インチに変更
したことを除き、実施例1と同一の装置を試作した。
【0062】次に示す条件で、前記一部の冷菓原料を第
1のシリンダーに供給し、第1のシリンダーで凍結し、
第1のシリンダーから排出し、定量ポンプから前記残部
の冷菓原料を供給し、これらをスタティックミキサーで
混合し、第2シリンダーに送り、第2シリンダーでオー
バーランを付与して全部の冷菓原料を再凍結することに
より、フリージング処理を実施した。次いで、常法によ
り硬化し、果汁風味が濃厚で、カードがない、良好な食
感を有する冷菓約220kgを得た。
【0063】 一部の冷菓原料の供給温度:5.5℃ 残部の冷菓原料の供給温度:6.0℃ 一部の冷菓原料と残部の冷菓原料の混合時の流量:28
0l/時 残部の冷菓原料の供給量:30.8l/時 第1のシリンダーのオーバーラン:0% 第1のシリンダーからの排出温度:−4.5℃ 第2のシリンダーのオーバーラン:60% 第2のシリンダーの排出温度:−6.0℃
【0064】参考例1 上白糖(東洋精糖社製)27.0kg、粉飴(昭和産業
社製)15.0kg、及び乳化安定剤(三栄源FFI社
製、サンナイスN)1.5kgを水192.6kgに添
加し、均一に混合して溶解し、60℃に加温して50k
g/cm2 で均質化し、85℃で15秒間殺菌し、5℃
に急冷し、1/5温州みかん濃縮果汁(愛媛青果連製)
18.0kg、色素(三栄源FFI社製、カロチンベー
ス9400)0.15kg、及びオレンジ・エッセンス
(三栄源FFI社製)0.45kgを添加し、均一に混
合して一部の冷菓原料225kgを調製し、1昼夜エー
ジングを行った。
【0065】これとは別に、残部の冷菓原料として異性
化糖(参松工業社製)45.0kgを5℃に冷却し、別
のタンクで同様に1昼夜エージングを行った。定量ポン
プからの配管の直径を1インチに変更したことを除き、
実施例1と同一の装置を試作した。
【0066】次に示す条件で、前記一部の冷菓原料を第
1のシリンダーに供給し、第1のシリンダーで凍結し、
第1のシリンダーから排出し、定量ポンプから前記残部
の冷菓原料を供給し、これらをスタティックミキサーで
混合し、第2シリンダーに送り、第2シリンダーでオー
バーランを付与して全部の冷菓原料を再凍結することに
より、フリージング処理を実施した。次いで、常法によ
り硬化し、口溶けが良好で、軟らかい食感を有する冷菓
約230kgを得た。
【0067】 一部の冷菓原料の供給温度:5.0℃ 残部の冷菓原料の供給温度:5.5℃ 一部の冷菓原料と残部の冷菓原料の混合時の流量:27
0l/時 残部の冷菓原料の供給量:30.1l/時 第1のシリンダーのオーバーラン:0% 第1のシリンダーからの排出温度:−4.5℃ 第2のシリンダーのオーバーラン:40% 第2のシリンダーの排出温度:−5.0℃
【0068】
【発明の効果】本発明の一部の冷菓原料を二次供給する
冷菓の製造方法によって奏される効果は、次のとおりで
ある。 1)風味のよい冷菓を製造し得る。 2)氷晶の大きさ及び冷菓の固さを任意に制御できる。 3)のり感の強い耐酸性の安定剤を使用せずに高酸度の
成分を均一に混合した冷菓を製造し得る。 4)熱により劣化する風味成分を劣化させずに増強でき
るので、多様な冷菓を製造し得る。 5)口溶けの良好な冷菓を製造し得る。
フロントページの続き (72)発明者 池田 三知男 神奈川県横浜市磯子区東町2−16 スト ークハイツ岸201 (72)発明者 津田 瑞生 神奈川県横浜市栄区上之町30−10 (72)発明者 工藤 力 神奈川県横浜市緑区若草台4−74 (56)参考文献 特開 昭57−194752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23G 9/00 - 9/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷菓の製造方法において、連結した2台
    の連続式フリーザーのシリンダーの第1のシリンダーで
    一部の冷菓原料を凍結し、凍結した冷菓原料を排出し、
    第1のシリンダーと第2のシリンダーとの間で残部の冷
    菓原料であるクリーム、練乳、及び/又は果汁を供給
    し、次いで第2のシリンダーで再凍結することを特徴と
    する冷菓の製造方法。
JP10242380A 1992-01-22 1998-08-27 冷菓の製造方法 Expired - Fee Related JP3090264B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3139792 1992-01-22
JP10915592 1992-04-03
JP4-109155 1992-04-03
JP4-31397 1992-04-03

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324688A Division JP2846537B2 (ja) 1992-01-22 1992-11-11 口溶けのよい冷菓の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176040A Division JP2001000114A (ja) 1992-01-22 2000-06-12 冷菓の製造方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11123051A JPH11123051A (ja) 1999-05-11
JP3090264B2 true JP3090264B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=26369847

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324688A Expired - Fee Related JP2846537B2 (ja) 1992-01-22 1992-11-11 口溶けのよい冷菓の製造方法
JP10242380A Expired - Fee Related JP3090264B2 (ja) 1992-01-22 1998-08-27 冷菓の製造方法
JP10242381A Expired - Fee Related JP2956897B2 (ja) 1992-01-22 1998-08-27 冷凍温度下でも軟らかい冷菓の製造方法
JP2000176040A Pending JP2001000114A (ja) 1992-01-22 2000-06-12 冷菓の製造方法及び装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324688A Expired - Fee Related JP2846537B2 (ja) 1992-01-22 1992-11-11 口溶けのよい冷菓の製造方法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10242381A Expired - Fee Related JP2956897B2 (ja) 1992-01-22 1998-08-27 冷凍温度下でも軟らかい冷菓の製造方法
JP2000176040A Pending JP2001000114A (ja) 1992-01-22 2000-06-12 冷菓の製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (4) JP2846537B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101813744B1 (ko) * 2014-02-28 2017-12-29 반화병 벌꿀 아이스크림 및 이의 제조방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009528056A (ja) * 2006-03-01 2009-08-06 ジェネラル ミルズ マーケティング インコーポレイテッド 凍結乳製品の凍結後の酸性化
US8496141B2 (en) 2009-07-08 2013-07-30 H. C. Duke & Son Llc Frozen confection machine having simultaneous dispensing of two flavors with clog inhibiting mechanism
JP5603088B2 (ja) * 2010-01-25 2014-10-08 富久 太田 起泡済み冷凍食材の製造方法
JP5765735B2 (ja) * 2011-10-06 2015-08-19 株式会社イズミフードマシナリ 冷菓製造装置の運転方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101813744B1 (ko) * 2014-02-28 2017-12-29 반화병 벌꿀 아이스크림 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001000114A (ja) 2001-01-09
JP2846537B2 (ja) 1999-01-13
JPH05328905A (ja) 1993-12-14
JPH11123049A (ja) 1999-05-11
JPH11123051A (ja) 1999-05-11
JP2956897B2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Syed et al. Effects of different ingredients on texture of ice cream
US8425967B2 (en) Aerated frozen products
EP1385391B1 (en) Stable soft frozen desserts
US5403611A (en) Ice cream and process for producing the ice cream
US5082682A (en) Nonfat frozen dairy dessert with method and premix therefor
US4542035A (en) Stable aerated frozen dessert with multivalent cation electrolyte
US6187365B1 (en) Process for making a molded aerated frozen bar
US20020182300A1 (en) Process for the preparation of a frozen confection
MXPA06013518A (es) Uso de poliol esteres de acidos grasos en confite aireado congelado con punto de congelacion disminuido.
US20070031565A1 (en) Aerated frozen confections
AU2002326681B2 (en) Frozen dessert compositions with starch hydrolysate
US20070098868A1 (en) Frozen desserts and methods for manufacture thereof
JP3090264B2 (ja) 冷菓の製造方法
JP3445251B2 (ja) 冷凍貯蔵状態でも柔らかい冷菓の製造法
TW202145902A (zh) 包含乳脂餾分之冷凍充氣甜食
Kilara Low fat ice cream

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees