JP3089922U - 連結式マットレス - Google Patents

連結式マットレス

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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬入、搬出、洗濯、消毒などのメンテナンス時
の作業者への負担を軽減することを可能とするマットレ
スを提供することを目的とする。 【解決手段】本考案のマットレスは、クッション体およ
び略直方体のクッション体を内包せしめる様に、ほぼ同
一外形形状である略直方体の袋状に縫製形成した前記ク
ッション体を覆うカバーよりなり、当該カバーの対向す
る両側部にスライドファスナーの蝶棒側と、箱側の取り
付け方向を一致させながら分離縫着した一対の開離嵌挿
式スライドファスナーを介して複数個のマットレスを相
互に嵌合、連結してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として医療機関で使用されるマットレスに於いて、搬入、搬出、 洗濯、消毒などのメンテナンス時の作業者への負担を軽減することを可能とする マットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に周知のとおり、マットレスはクッション体を縫合したカバーで被覆して一 体に形成した寝具であり、クッション体の脱着のために側面にスライドファスナ ー類による開閉手段を設けた開口部を有するカバーを用いるものが一般的である と共に、パッド類、シーツ類を載置して使用される。
【0003】 パッド類、シーツ類を載置して使用されるにも係わらず、医療機関等に於いては 、患者の血液等の汚れがマットレスに付着することが日常的に生ずるため、衛生 管理上、洗濯や消毒することを要する。しかし、カバーの一部に汚れが付着した 場合に於いても、従来のマットレスでは、マットレス全体が一体に構成されてい るため、汚れた部分だけを洗濯や消毒等の処置をすることが不可能であった。
【0004】 また、マットレスの洗濯や消毒等の処置は、付記するまでもなく病室で行なわれ る作業ではなく、病院内の洗濯室や専門工場等に移動して行われる。その為、マ ットレス全体をそのまま移動することを要している。
【0006】 このため、図9に示す様に、通常屈曲させた状態にすることのない、およそ畳み 一畳程の面積を有するマットレス全体を、移動する目的の為にのみ、無理にロー ル状に丸め結束帯で止着する等の付帯作業をも要する状況である。
【0005】 さらに、移動後はマットレス側面に設けたファスナーの開口部から、およそ畳 み一畳程の面積をもつクッション材をとりだす作業が必要であり、作業者の負担 が大きく迅速な脱着が行えないという問題もあった。
【0007】 また他方では、マットレスの一部の汚染や破損、クッション性の劣化等により、 使用に適さない状態になったときは、マットレス全体を交換せざるをえないとい う問題もあった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述のような問題点を解消し、部分的な脱着を可能とせしめるマット レスを提供し、保守、搬入搬出を容易に行うことを目的とする。
【0009】 尚、本考案のマットレスは、使用者の個人差に適した硬さのクッション体を設け れば、それらの装着が可能な組み合わせ自由度の高いマットレスを提供すること も目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のマットレスは、マットレス一単位(以下マットユニットと記す)を基本 として、クッション体および、前記クッション体を覆うカバーよりなり、それら をスライドファスナーにより複数個相互に連結してなる。
【0011】 上述のマットユニットのカバーは、略直方体のクッション体を内包せしめる様に 、ほぼ同一外形形状である略直方体の袋状に縫製形成され、当該カバーの対向す る両側面部には、マットユニットどうしを連結するための分離可能な開離嵌挿式 スライドファスナー(いわゆるオープンファスナー)を用いてあり、差し込み側 、すなわち蝶棒の付くスライドファスナー側、および蝶棒の差し込まれる側すな わち箱の付くスライドファスナー側とに分離し、対向する両側面部に縫合する。
【0012】 この際、連続的に縫合する1対の開離嵌挿式スライドファスナーは、差し込み側 の蝶棒と、差し込まれる側の箱の取り付け方向、嵌合方向を一致させながら対向 する側面部に分離縫着することを要する。
【0013】 尚、開離嵌挿式スライドファスナーのスライダーは、蝶棒の差し込まれる側、す なわち箱の付くスライドファスナー側に装着される。
【0014】 また、マットユニットの寸法体系には特別な制約はなく、複数体連結止着するこ とにより、従来のマットレスと略同一の外形寸法である一体となったマットレス を構成するものであるが、標準的な分割方法として、3体を連結止着することに より、従来のマットレスと略同一の外形寸法である一体となったマットレスを構 成する寸法体系を推奨する。
【0015】 一方、上述のマットユニットのカバーには、略直方体のクッション体を脱着可能 とせしめる様に、側面の少なくとも1面にスライドファスナー面ファスナー類に よる開閉手段を講じた開口部を設ける。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案に係るマットレスの斜視図を示し、図2は、側面断面図を示して いる。図3は、本考案に係るマットレスのカバーの開離嵌挿式スライドファスナ ー4取り付け部分の詳細を示す図である。また、図4は、本考案に係るマットレ スを連結した状態の側面図を示す。図5、図6は、本考案に係るマットレスの連 結状態を示す平面図である。また、図7は、使用時の状態の側面図を示す。図8 は、本考案に係るマットレスの搬出時に於ける斜視図を示し、図9は、従来のマ ットレスの搬出時に於ける状態の斜視図を示す。
【0017】 本考案のマットレス1は、図1に示すように、クッション体2および、前記クッ ション体2を覆うカバー3、マットレス1どうしを連結する一対の開離嵌挿式ス ライドファスナー4により構成される。
【0018】 尚、図1に示すカバー3に設けたスライドファスナー8は、クッション体2の脱 着のために設けたカバー3の開口部の開閉のためのものであり、少なくともカバ ー3の1側面部にあれば良く、面ファスナー、ボタン等でも良く、すなわち、本 考案のマットレス1の実施例の一例である。
【0019】 図2に示すように、本実施例においては、マットレス1はベッドへの載置にする 際に、利用者の頭から足に向かう方向、すなわち在来のマットレスでは長手方向 となる方向に略3分の1づつに分割した寸法の略長方形のクッション体2を内包 して形成されており、カバー3は、スライドファスナー4をカバー側面マチ3A を介し、カバー縫製用糸3Bにて縫合してあり 、略7センチメートル程の厚さ を有している。
【0020】 このクッション体2は、ポリウレタンフォームの様な適度な反発弾性を有する材 料であれば良く、例えば発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレンの様なプラスチ ックフォームでも良い。
【0021】 図3に示すように、カバー3の長手方向の側面部には、スライドファスナー4を 分離して、スライダー5、箱6を有し蝶棒7が差し込まれる側(以下スライドフ ァスナー4Aと記す)を左側面に、蝶棒7を有する差し込みする側(以下スライ ドファスナー4Bと記す)を右側面に、それぞれ分離し嵌合方向を一致させて縫 合する。
【0022】 上述のスライドファスナー4の縫合面は、スライドファスナー4Aを右側面に、 スライドファスナー4Bを左側面に縫合しても良く、すべてのカバー3に於ける 取り付け方向を同一にしておけば足りる。
【0023】 上述の通り、スライダー5および、連結時のファスナーの嵌合方向14が一致す る様に一対のスライドファスナー4をカバー3に縫合しておけば、マットレス1 どうしを連結する際、どの様な順序でマットレス1の位置を入れ替えても、マッ トレス1の連結嵌合が可能となる。
【0024】 図4に示すように、マットレス1どうしをカバー3に設けたスライドファスナー 4Aおよび、スライドファスナー4Bを連結結合し、従来のマットレス15と略 同一寸法に仕上げる。
【0025】 図5、図6に示す様に、本考案のマットレス1は、マットレス1が頭部10、腹 部11、脚部12いずれの位置にでも適用し得る構造であるため、汚染位置や汚 染頻度により必要な部分のみを撤去搬出して、洗濯や消毒等の処置を行うことを 可能とせしめる。
【0026】 従って、マットレス1の状況を勘案して、頭部10、腹部11、脚部12を並べ 替えて、図6の本実施例に示す様に、脚部12・頭部10・腹部11の様に入れ 替えて1ベッド用にセットすることも可能であり、他のセットの一部を組み合わ せて、例えば、脚部12・脚部12・脚部12として並べても良く、配置する位 置には制約がない。
【0027】 また他方では図7に示す様に、身体障害の程度や、体重など利用者の身体状況に より、クッション体2の一部分のみの硬度に変化をつけ配置することも可能であ り、すなわち、硬いクッション体2を腹部11に、通常のクッション体を頭部1 0、やわらかいクッション体を脚部12に配置するなど、組み合わせを自由に変 えられるという利点もある。
【0028】 この考案に係るマットレス1は、上述のような構成を有することから、洗濯・消 毒等の処置を行う際は、スライドファスナー4を開閉して連結解除することによ ってマットレス1を容易に分離ことができ、マットレス1全部、または必要な部 分の搬出を容易に可能とせしめる。
【0029】 また、クッション体2は、カバー3のスライドファスナー8を開ければ、容易に 脱着できるため、カバー3を分離して洗濯・消毒等の処置を行うのも容易であり 、クッション体2の消毒や、更新も容易であるため、常に衛生的なマットレスを 保守保全でき、医療機関等に於ける衛生管理の向上が期待できる。
【0030】 さらに、本考案のマットレスは、マットレスの一単位そのものが、分割されたユ ニットであり、マットレスの一部が汚れたり破損したりして使用に適合しない状 態になったときでも、不良部分のマットレス1のみの交換を容易に行えば良く、 使用部位により異なるクッション体2の耐久性や寿命を考慮して、それぞれ個別 に交換することを可能とせしめるため、費用の削減にもつながる。
【0031】
【考案の効果】
本考案に係るマットレスは、上述の様な構成であるため、下記の通りの効果を奏 し得る。 ○保守点検、搬入搬出が容易に行える。 ○洗濯や消毒等の処置、メンテナンスが容易に行える。 ○利用者の要望や好みに応じて各人に適した硬さのマットレスを提供せしめる。 ○マットレス1単体のみの交換を可能とせしめるため、費用の削減にもつながる 。 ○保管時の容積が小さく、保管、移動が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマットレスの斜視図。
【図2】同上の側面断面図。
【図3】本考案に係るカバーの詳細図。
【図4】本考案に係るマットレスを連結した状態の側面
図。
【図5】本考案に係るマットレスの連結状態を示す平面
図。
【図6】同上の平面図。
【図7】本考案に係るマットレスの使用時の状態を示す
側面図。
【図8】本考案に係るマットレスの搬出時に於ける状態
を示す斜視図。
【図9】従来のマットレスの搬出時に於ける状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 マットレス 2 クッション体 3 カバー 3A カバー側面マチ 3B カバー縫製用糸 4 スライドファスナー(オープンファスナー) 4A スライドファスナー(差し込まれる側) 4B スライドファスナー(差し込みする側) 5 スライダー 6 箱 7 蝶棒 8 スライドファスナー 9 人体 10 頭部 11 腹部 12 脚部 13 長手方向の寸法 14 スライドファスナーの嵌合、開閉方向 15 従来のマットレス 16 結束帯

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション体とほぼ同一外形寸法たる略直
    方体の袋状にカバーを縫製形成し、カバーの対向する側
    面部に1対の開離嵌挿式スライドファスナーを蝶棒側、
    箱側方向を一致させながら分離縫着し、略直方体形状の
    クッション体を内包してマットユニットとなし、当該複
    数のマットユニットどうしを少なくとも3体連続的に連
    結してなるマットレス。
  2. 【請求項2】連続的にマットユニットを3体連結した場
    合の当該マットレス全体の外形寸法が、シングルサイズ
    のベッドマットの外形寸法と略同一となる様にマットユ
    ニットの寸法を均等に3分割して設定した請求項1に記
    載のマットレス。
  3. 【請求項3】カバーに内包したクッション体を、カバー
    側面部に、スライドファスナー、あるいは面ファスナー
    またはボタンによる開閉手段を講じた開口部を設けて、
    カバーより脱着・分離可能にした請求項1若しくは、請
    求項2に記載のマットレス。
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