JP3087418U - シリコーン樹脂製アジャスター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】帽子等のサイズ調節が容易であり、また着用時
にも頭皮に当たって痛くないアジャスターを提供する
事。 【解決手段】素材として伸縮性が良好なシリコーン樹脂
を使用するので、帽子後頭部等に縫い付け固定するとサ
イズ調節が無段階に出来て容易であり、アジャスターが
伸縮すると装飾部のデザイン部も一緒に伸縮し、伸縮後
は元に戻るために意匠性が維持され、かつ素材の柔軟性
と形態が略平板状であるために着用時に頭皮に当たって
も痛くないアジャスターが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は帽子等に使用するアジャスターに属する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の考案や発明を見てみると、帽子自体に手を加えたものや、突部と穴の嵌 め合いによる簡単な止め具であったり、または構造がかなり複雑なものがあった のみである。また形態についてもボリュームがあって着用時には頭皮に当たって 痛いものみのであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこでサイズ調節が容易であり、また着用時にも頭皮に当たって痛いという事 がないアジャスターを考案しようと考えた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は以上の課題を解決するために、アジャスターの素材はシリコーン樹脂 で作り、帽子後頭部等に縫い付け固定するとシリコーン樹脂の伸縮性によりサイ ズ調節が無段階に出来て容易であるし、かつ装飾部もシリコーン樹脂で作るため に、アジャスターが伸縮すると文字や模様等のデザイン部も一緒に伸縮し、伸縮 後は元に戻るために意匠性が維持されるアジャスターとなった。更に素材が柔軟 性を有するものであって形態も略平板状であり、着用時にも頭皮に当たって痛く ない。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案のシリコーン樹脂製アジャスターの実施例を説明する。ただし、 これは言うまでもなく単に説明用のもので考案思想の制限又は限定を意味するも のではない。なお、本考案のシリコーン樹脂製アジャスターの素材としてはミラ ブル型シリコーン樹脂単独でも良いし、ミラブル型シリコーン樹脂とＲＴＶ型シ リコーン樹脂との組み合わせも可能である。また、本考案では帽子への使用例を 説明したが、この他にも衣料品の裾、袖、頭回り、胴回り等のサイズ調節が必要 な各所で採用する事が出来る。

【０００６】 第１図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスターの実施例を示す斜視図。１は シリコーン樹脂製アジャスター、１ａは装飾部、１ｂは縫い付け肉薄部、２は帽 子。アジャスター全体がシリコーン樹脂製であるので、１ｂのように縫い付け部 を肉薄に形成すれば、生地等へ直接縫い付ける事も可能である。

【０００７】 第２図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスターの別の実施例を示す斜視図。 本実施例のようにアジャスターの一部に透かし部を設ければ伸縮操作が行い易く なる。１ｃは透かし部。

【０００８】 第３図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスターを帽子に縫い付けた状態を示 す斜視図。３は縫い付け糸。

【０００９】

【考案の効果】

本考案のシリコーン樹脂製アジャスターにより、帽子等のサイズ調節が無段階 に出来て容易であり、また着用時にも頭皮に当たって痛くないアジャスターが出 来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスタ
ーの実施例を示す斜視図。

【図２】第２図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスタ
ーの別の実施例を示す斜視図。

【図３】第３図は本考案のシリコーン樹脂製アジャスタ
ーを帽子に縫い付けた状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１ −シリコーン樹脂製アジャスター １ａ−装飾部 １ｂ−縫い付け肉薄部 １ｃ−透かし部 ２ −帽子 ３ −縫い付け糸

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】シリコーン樹脂によって作るアジャスター
   であって、帽子後頭部等に縫い付け固定するとシリコー
   ン樹脂の伸縮性により無段階のサイズ調節が容易である
   事を特徴とするシリコーン樹脂製アジャスター。
2. 【請求項２】装飾部もシリコーン樹脂で作るために、ア
   ジャスターが伸縮すると文字や模様等で形成するデザイ
   ン部も一緒に伸縮し、伸縮後は元に戻るために意匠性が
   維持される事を特徴とする請求項１に記載のシリコーン
   樹脂製アジャスター。