JP3087162B2 - 笹 塩 - Google Patents

笹 塩

Info

Publication number
JP3087162B2
JP3087162B2 JP08103692A JP10369296A JP3087162B2 JP 3087162 B2 JP3087162 B2 JP 3087162B2 JP 08103692 A JP08103692 A JP 08103692A JP 10369296 A JP10369296 A JP 10369296A JP 3087162 B2 JP3087162 B2 JP 3087162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
bamboo
kumasa
bamboo salt
kumasasa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP08103692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09266765A (ja
Inventor
美恵子 児玉
智子 清水
緑 和田
Original Assignee
美恵子 児玉
智子 清水
緑 和田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 美恵子 児玉, 智子 清水, 緑 和田 filed Critical 美恵子 児玉
Priority to JP08103692A priority Critical patent/JP3087162B2/ja
Publication of JPH09266765A publication Critical patent/JPH09266765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087162B2 publication Critical patent/JP3087162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熊笹の有効成分を
無理なく継続的に使用することのできる方法を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】古くから、熊笹の葉に含まれる成分が体
の内外に大変に良いことは周知の通りであり、熊笹のエ
キスは健康食品として多数市場に出回っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熊笹エキスをそのまま
瓶に詰めた製品、錠剤とした製品、又は粉末をティパッ
クとした製品は、健康食品として、熊笹の成分をあえて
摂取しようという目的をもって使用するものであり、そ
の他の製品として、まんじゅう、パン、うどん、そば、
などの澱粉食品、あめ、羊羮、せんべい、などの菓子
類、さらに、かまぼこ、コンニャクなどに熊笹成分を混
入した様々な製品が出ているが、これらはいずれも必ず
しも食事ごとに使用するものではなく、熊笹成分を継続
的に摂取しようすれば、意志の持続が必要である。し
かしながら、熊笹の成分が健康維持に大変有効な成分が
含有しているとはいえ、長い時間持続的に使用してはじ
めてその働きが表れるものが多く、体表面への接触によ
る速効性を利用する場合を除き体内に取り入れてその効
果を得ようとする時は、短期間、衝動的に使用したとし
ても概ね期待できる結果はみられないのである。
【0004】そこで、本発明は、食品として口から摂取
する方法で最も持続的に、万人が必ず毎日使用する塩に
着目したものである。塩は日常的に誰でも必ず取り続け
るもので、自然に無理なく有効成分が摂取できる方法を
提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩と笹成分を
一体としたもので、熊笹の葉より抽出した熊笹エキスを
塩に混入し、液状または乾燥させたものである。乾燥工
程で加熱し、焼き塩とする方法もある。笹塩は、平素の
家庭料理に使用することが主たる利用法である。又、笹
塩を塩含有調味食品に塩の代用として様々な製品として
利用できる。それらは日常的に使用する醤油、味噌、各
種ソース、ドレッシング、マヨネーズ、等の調味料全般
に使用するものである。
【0006】又、熊笹の有効成分は、体の中に取り入れ
ることによる効果ばかりでなく、体表への接触による、
消炎、沈痛、脱臭などの作用があり、そのことは、食品
への利用方法のみならず、歯磨、シャンプー、入浴剤な
どの毎日使用する衛生用品への応用ができる。
【0007】
【作用】本発明を使用する時、笹塩は、毎日の料理に従
来の塩と全く同様の使用方法を用いるものである。その
他製品の中に笹塩を混入したものも、その使用法は、従
来製品と、なんら変わることはない。
【0008】熊笹についてさらに詳述すれば、熊笹と
は、クマイザサ、チシマザサ、ミヤコザサなどをいい、
主に、北海道に多量に自生し、全国的にも広く自然林等
に見られる。これらの特徴は、他の木材のように伐採後
大変な年数を経ないと元にもどらないものとは大きく相
違し、肥料、手入れ等の必要もなく、刈り取り後、1年
で元へ戻る。このように、資源として無尽蔵と言っても
過言でなく、製品になった時に高価になることがないと
いうのは、大変に大きなメリットである。
【0009】次に、熊笹の有効成分と、その作用につい
て述べる。主に熊笹の成分の中で有効とされるのは、葉
緑素、多糖体、ビタミンKが上げられる。葉緑素は、血
液の浄化や、増血作用があり、粘膜や、表皮の再生、強
化、新陳代謝の向上等の他、脱臭効果も大きい。次に、
多糖体は、体の自然治癒力を強化する作用があり、近年
ガン予防等の効果が認められている。又さらに、ビタミ
ンKについていえば、防腐作用や、殺菌作用があり、止
血作用もある(参考文献、花神社、大谷孝吉著、クマ笹
の不思議な効用、健友館、杉靖三郎監修、大泉和也著、
クマ笹の秘密)。このように、熊笹は、まことに貴重な
天然資源であり、豊富な自然の資源を大いに利用すべき
であることは明白といえる。
【0010】次に、本発明で、塩と熊笹のエキスを一体
とした理由には、日常的に使用できるというのが最大の
理由である。さらにここで、塩が、我々の人体にいかに
深い関わりと必要性と有効性を持つかについて補足す
る。日常摂取する食事には、必ず塩を使用している。塩
は食味の「うまい、まずい」を決める欠かすことのでき
ない調味料であるが、そのことは人体が要求するもので
あるから自然に体がほしくなるということも言える。ま
た、塩は、食品の味付けのみならず、塩加減は多方面に
複雑な作用を呈する。その主なものは、食品のタンパク
質の種類により、凝固の促進、または緩和という両面の
作用を持つ他、浸透圧による脱水、防腐作用、酸化酵素
の働きを抑制し、褐変を防止する等のさまざまなはたら
きを持つ(参考文献、女子栄養大学出版部、木村修一、
足立己幸編、「食塩」減塩から適塩へ)。これらのこと
がらから、本発明の熊笹エキスの有効成分を、塩という
調味料に結び付けたことの意義がいかに大きなものであ
るか証明されるものである。
【0011】次に、本発明の作用を明確にするために行
った実験について、表をもとに説明する。該実験は、生
物への影響を短時間に、目で確認できる一例として、ア
サリ貝が貝殻を開き始めるまでの変化と、水管の突出状
況を観察したものである。
【0012】
【表1】
【0013】検体として、アサリ貝を海岸で採取し、2
4時間以内のものを3群、各10個ずつ使用し、貝の大
きさは、貝殻の幅、約25mmとした。群別の使用塩水
は、精製塩、海水から作ったミネラル分の残存する
塩(以下ミネラル塩と称する)、笹塩(乾燥粉末)を
使用して、塩分濃度約3%、気温摂氏20度、時間帯は
正午開始、実験場所は室内日陰、水は地下水を利用した
水道水、水量は貝が半分水に漬かった状態とした。
【0014】先ず、第1の変化として10分以内にすで
に各群の変化が生じた。1分で、精製塩が10%、
笹塩が20%水管を突出し、2分でミネラル塩が10
%突出し、ここの時点で笹塩は30%突出している。
さらに、2分後から、笹入り塩は、貝の動きが見られ
る。
【0015】次に第2の変化は、60分に至る間におい
ても笹塩は、さらに活発な活動が認められ、40分経
過の時点で、精製塩40%、ミネラル塩30%、
笹塩70%の水管突出の確認がなされた。ここにおいて
も、水管の突出状態は、精製塩、及びミネラル塩は
5mm以下で動きもなく、潮の吹き方も少い。それに対
し、笹塩は、貝全体の動きが極めて活発で、潮の吹き
出しもよく、元気のある状況が認められた。最後に追記
として、アサリ貝のへい死が見られる迄の日数を観察し
た。それによると、精製塩3日、ミネラル塩4日、
笹塩5日という結果を得た。これらの実験全体を考察
すると、少なくとも、本発明の笹入り塩は、生物に対
し、安全性において問題点を持たないことは実証され
た。
【0016】前記実験は、一例にすぎないが、その他、
食品の腐敗実験、切り花の水揚げ実験、悪臭の消臭実験
などをおこない、夫々本発明の塩に含有する熊笹の成分
の効果を確認することができた。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を説明する。先
ず、笹塩の製造方法について述べる。熊笹のエキスは、
熊笹の生葉を採取し、洗浄後、表皮被膜を取り除き、細
胞膜を破壊して、エキスを濾過する。また、生葉を乾燥
し、破砕し、水を加えて加熱濃縮さらに水を足し、反復
することによって濃縮エキスとする方法などで、エキス
を取り出す。塩は、天然海水より製造した、ミネラル分
の残存する塩を使用し、該塩に、前記笹エキスを混入し
て攪拌し、液状または乾燥後、適量ずつ瓶詰め、または
袋詰めとする。乾燥状態とする場合は、無加熱乾燥の
他、加熱乾燥し、焼き塩とすることができる。
【0018】次に調味料に笹塩を利用し、製品にする場
合の実施例についてのべる。醤油、味噌は、加熱後の大
豆に麹と笹塩を混練し、熟成させて従来のように製品と
する。ソースに利用する例としては、ウスターソース、
マヨネーズソース、ドレッシングソースなどに笹塩を混
入する。そのいずれも製法に関しては、従来製品と同様
であり、塩を使用する部分に笹入り塩を代用混入するも
のである。
【0019】さらに笹塩を衛生用品に利用することも出
来る。本発明に関わる衛生用品とは主に人体の皮膚面に
接触して洗浄を主たる作用となす、歯磨、シャンプー、
石鹸、入浴剤などである。これらは、従来においても塩
を混入し、収斂作用を主な働きとして利用したもので、
その点において、本発明の作用も同様であるが、熊笹の
有効成分である、殺菌作用、消炎作用、脱臭作用など特
有の作用が歯茎を引き締めたり、口臭を予防したり、歯
周病の予防をする。また、入浴剤では、浴槽内の湯の浄
化ができ、又全身が笹エキスに自然に浸され、湿疹やか
ゆみ、沈痛作用等を得ることができる。シャンプー、石
鹸においても同様の作用を得るものである。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、資源が豊富で大変安価に手に入る、熊笹を有効利用
するという最大の効果の他、熊笹の驚異的な種々の有効
成分を全く意識なく自然に継続して摂取できるという新
しい利用方法を提供するものであり、従来の健康食品の
最も弱い部分である、高価、続かないという欠点の両者
とも完全に解決した笹塩である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 加藤 浩 (56)参考文献 特開 平1−242533(JP,A) 特開 平7−255415(JP,A) 特開 平3−139259(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/237 A23L 1/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熊笹成分を塩に混入したことを特徴とす
    る笹塩。
  2. 【請求項2】 熊笹成分を塩に混入し、乾燥させたこと
    を特徴とする笹塩。
  3. 【請求項3】 熊笹成分を塩に混入し、液状としたこと
    を特徴とする笹塩。
  4. 【請求項4】 前記熊笹成分は、葉より抽出した熊笹エ
    キスであることを特徴とする請求項1から請求項記載
    の笹塩。
JP08103692A 1996-03-29 1996-03-29 笹 塩 Expired - Lifetime JP3087162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08103692A JP3087162B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 笹 塩

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08103692A JP3087162B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 笹 塩

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09266765A JPH09266765A (ja) 1997-10-14
JP3087162B2 true JP3087162B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=14360842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08103692A Expired - Lifetime JP3087162B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 笹 塩

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087162B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003105878A1 (ja) 2002-06-13 2005-10-13 株式会社鳳凰堂 抗菌剤及び抗菌性組成物
JP4007865B2 (ja) * 2002-06-21 2007-11-14 有限会社札幌グリーントップ 液状調味料およびその製造法
JP4780332B2 (ja) * 2006-03-31 2011-09-28 地方独立行政法人山口県産業技術センター 風味の改善されたこんにゃく製品及びその製造方法
JP6864340B2 (ja) * 2016-11-09 2021-04-28 株式会社ウエノフードテクノ 殺菌剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09266765A (ja) 1997-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4446502B2 (ja) プロポリス抽出物
KR101427099B1 (ko) Em발효액과 산야초 분말을 함유하는 발모기능성 샴푸비누 조성물 및 그 제조방법
CN104013547B (zh) 一种止血亮白清新口气型牙膏及其制备方法
KR101711134B1 (ko) 발모촉진제 제조방법
US20060093691A1 (en) Composition for oral or corporeal hygiene or for health comprising seeds or ground material or protein extracts based on seeds of a plant of the genus moringa
JP3087162B2 (ja) 笹 塩
KR20010000706A (ko) 새로운 기능성 소금의 제조 방법과 용도의 개발
IL126734A (en) Cosmetic and / or pharmaceutical and / or dermatological preparations
CN105687050A (zh) 一种沐浴盐及制法
KR20210133343A (ko) 감 착즙 또는 백년초 추출물을 포함하는 탈취용 조성물
JPH1045559A (ja) 化粧料
CN103666887B (zh) 芦荟低刺激护肤香皂
KR100190815B1 (ko) 화장료 조성물
KR100347729B1 (ko) 치약 조성물 및 그 제조방법.
KR100314505B1 (ko) 충치예방용 치약조성물 및 그 제조방법
KR20030008479A (ko) 미용수 제조방법
KR20010047905A (ko) 수세미를 주재로한 건강음료 및 그 제조방법
JP3457395B2 (ja) 浴用剤組成物
KR20050092856A (ko) 녹용 추출물을 함유하는 미용비누
CN105902459A (zh) 含茭头的养肤面膜粉
JPH11332507A (ja) 笹エキス入り塩
JP2001106622A (ja) コーラルサンドおよび海水(表層水又は深層水)を使用した化粧品類
KR20230100012A (ko) 담팔수 추출물을 포함하는 탈취용 조성물
CN112603865A (zh) 一种沐浴露及其制备方法
JP2004173652A (ja) 豚皮と鶏冠を用いた健康食品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160714

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term