JP3083593B2 - 微粉炭排出量制御装置 - Google Patents
微粉炭排出量制御装置Info
- Publication number
- JP3083593B2 JP3083593B2 JP03175248A JP17524891A JP3083593B2 JP 3083593 B2 JP3083593 B2 JP 3083593B2 JP 03175248 A JP03175248 A JP 03175248A JP 17524891 A JP17524891 A JP 17524891A JP 3083593 B2 JP3083593 B2 JP 3083593B2
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- JP
- Japan
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- pulverized coal
- powder
- feed tank
- pressure
- valve
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23K—FEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
- F23K3/00—Feeding or distributing of lump or pulverulent fuel to combustion apparatus
- F23K3/02—Pneumatic feeding arrangements, i.e. by air blast
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B5/00—Making pig-iron in the blast furnace
- C21B5/001—Injecting additional fuel or reducing agents
- C21B5/003—Injection of pulverulent coal
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄用溶鉱炉の微粉炭
吹込装置に取り付けられる微粉炭排出量制御装置に関す
る。
吹込装置に取り付けられる微粉炭排出量制御装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】製鉄用溶鉱炉の微粉炭吹込装置におい
て、圧力容器（フィードタンク）からの微粉炭の切り出
し量、すなわち排出量を制御する技術としては、下記の
方法が公知である。
て、圧力容器（フィードタンク）からの微粉炭の切り出
し量、すなわち排出量を制御する技術としては、下記の
方法が公知である。
【０００３】(1) フィードタンク内の圧力の調節により
排出量を制御する方法 フィードタンクからの微粉炭の切り出し速度をフィード
タンクに取り付けられたロードセル (重量計) で得られ
る信号の時間微分演算により求め、フィードタンク内の
圧力を調節することよって微粉炭の排出量を制御する。
排出量を制御する方法 フィードタンクからの微粉炭の切り出し速度をフィード
タンクに取り付けられたロードセル (重量計) で得られ
る信号の時間微分演算により求め、フィードタンク内の
圧力を調節することよって微粉炭の排出量を制御する。
【０００４】図２はこの方法を実施するための装置例の
構成を示す図で、フィードタンク２にこのタンク２内の
微粉炭の重量を計測するロードセル５と、このロードセ
ル５に接続された粉体重量指示調節計６と、フィードタ
ンク２内の圧力と粉体輸送配管８内の圧力との差圧を検
知し、フィードタンク２内の圧力を調節する差圧指示調
節計７が設置されている。ロードセル５によりフィード
タンク２内の微粉炭の重量が計測され、その信号が粉体
重量指示調節計６に伝達されると、粉体重量指示調節計
６はこの信号の時間微分演算により微粉炭の切り出し速
度を演算し、この切り出し速度が所定の速度となるよう
に差圧指示調節計７に作用する。差圧指示調節計７は、
前記のフィードタンク２内の圧力と輸送配管８内の圧力
との差圧が微粉炭の切り出し速度に応じて予め定めた圧
力になるように、フィードタンク２内に加圧用ガスを導
入してフィードタンク内の圧力を調節する。これによっ
て、微粉炭の排出量が制御される。
構成を示す図で、フィードタンク２にこのタンク２内の
微粉炭の重量を計測するロードセル５と、このロードセ
ル５に接続された粉体重量指示調節計６と、フィードタ
ンク２内の圧力と粉体輸送配管８内の圧力との差圧を検
知し、フィードタンク２内の圧力を調節する差圧指示調
節計７が設置されている。ロードセル５によりフィード
タンク２内の微粉炭の重量が計測され、その信号が粉体
重量指示調節計６に伝達されると、粉体重量指示調節計
６はこの信号の時間微分演算により微粉炭の切り出し速
度を演算し、この切り出し速度が所定の速度となるよう
に差圧指示調節計７に作用する。差圧指示調節計７は、
前記のフィードタンク２内の圧力と輸送配管８内の圧力
との差圧が微粉炭の切り出し速度に応じて予め定めた圧
力になるように、フィードタンク２内に加圧用ガスを導
入してフィードタンク内の圧力を調節する。これによっ
て、微粉炭の排出量が制御される。
【０００５】(2) ロータリーバルブの回転数の調節によ
り排出量を制御する方法 (イ) フィードタンクからの微粉炭の切り出し速度をフ
ィードタンクに取り付けられたロードセルで得られる信
号の時間微分演算により求め、ロータリーバルブの回転
数を調節して微粉炭の排出量を制御する。
り排出量を制御する方法 (イ) フィードタンクからの微粉炭の切り出し速度をフ
ィードタンクに取り付けられたロードセルで得られる信
号の時間微分演算により求め、ロータリーバルブの回転
数を調節して微粉炭の排出量を制御する。
【０００６】図３はこの方法を実施するための装置例の
構成を示す図で、フィードタンク２にこのタンク２内の
微粉炭の重量を計測するロードセル５と、このロードセ
ル５に接続された粉体重量指示調節計６とが設置され、
フィードタンク２の下部排出口にはロータリーフィーダ
ー15が取り付けられている。ロードセル５でフィードタ
ンク２内の微粉炭の重量が計測され、その信号が粉体重
量指示調節計６に伝達されると、粉体重量指示調節計６
はこの信号の時間微分演算により微粉炭の切り出し速度
を演算し、この切り出し速度が所定の速度となるように
ロータリーフィーダー15の回転数を調節する。これによ
って、微粉炭の切り出し量が制御される。
構成を示す図で、フィードタンク２にこのタンク２内の
微粉炭の重量を計測するロードセル５と、このロードセ
ル５に接続された粉体重量指示調節計６とが設置され、
フィードタンク２の下部排出口にはロータリーフィーダ
ー15が取り付けられている。ロードセル５でフィードタ
ンク２内の微粉炭の重量が計測され、その信号が粉体重
量指示調節計６に伝達されると、粉体重量指示調節計６
はこの信号の時間微分演算により微粉炭の切り出し速度
を演算し、この切り出し速度が所定の速度となるように
ロータリーフィーダー15の回転数を調節する。これによ
って、微粉炭の切り出し量が制御される。
【０００７】(ロ) フィードタンクからの微粉炭の切り
出し速度を輸送配管に取り付けた粉体流量計の信号を使
ってロータリーバルブの回転数を調節して微粉炭の排出
量を制御する。
出し速度を輸送配管に取り付けた粉体流量計の信号を使
ってロータリーバルブの回転数を調節して微粉炭の排出
量を制御する。
【０００８】図４はこの方法を実施するための装置例を
示す図である。図３の方法と異なるところは、図３の方
法がロードセルの時間微分で微粉炭切り出し速度を演算
するのに対し、図４の方法は粉体流量計で微粉炭切り出
し速度を計測することである。そして粉体流量計の計測
信号でロータリーフィーダーの回転数を調節する。
示す図である。図３の方法と異なるところは、図３の方
法がロードセルの時間微分で微粉炭切り出し速度を演算
するのに対し、図４の方法は粉体流量計で微粉炭切り出
し速度を計測することである。そして粉体流量計の計測
信号でロータリーフィーダーの回転数を調節する。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記(1) のフィードタ
ンク内の圧力を調節する方法においては、次のような問
題がある。すなわち、 (a) 微粉炭の切り出し速度をロードセルで得られる信号
の微分演算により求めているので、切り出し速度のデー
タが演算時間分だけ遅れ、制御の応答性に遅れが生じ、
また、均圧タンクからフィードタンクに微粉炭を受け入
れている間は、切り出し速度の演算はできない。
ンク内の圧力を調節する方法においては、次のような問
題がある。すなわち、 (a) 微粉炭の切り出し速度をロードセルで得られる信号
の微分演算により求めているので、切り出し速度のデー
タが演算時間分だけ遅れ、制御の応答性に遅れが生じ、
また、均圧タンクからフィードタンクに微粉炭を受け入
れている間は、切り出し速度の演算はできない。
【００１０】(b) フィードタンクの圧力調節により切り
出し速度を制御する方式を採っているので、制御の微調
整ができず、しかも、応答速度が遅い。
出し速度を制御する方式を採っているので、制御の微調
整ができず、しかも、応答速度が遅い。
【００１１】また、(2) のロータリーバルブの回転数を
調節する方法においては、(1) の場合と同様に、微粉炭
の切り出し速度をロードセルで得られる信号の微分演算
により求めているので、上記(a) の問題、すなわち、制
御の応答性に遅れが生じ、微粉炭受け入れ中は切り出し
速度の演算ができない、という問題がある。ロータリー
フィーダーを用いているので切り出し量の微調整は可能
であるが、ロータリーフィーダー１台当たりの微粉炭の
切り出し速度に限界があり、能力アップに対するスケー
ルアップが極めて困難である。従って、大容量切り出し
を要求された場合、ロータリーフィーダーの台数を増や
すしか方法がないという欠点がある。また、微粉炭の切
り出し状態が連続的ではなく、ロータリーバルブの構造
に起因する脈動現象がみられる。
調節する方法においては、(1) の場合と同様に、微粉炭
の切り出し速度をロードセルで得られる信号の微分演算
により求めているので、上記(a) の問題、すなわち、制
御の応答性に遅れが生じ、微粉炭受け入れ中は切り出し
速度の演算ができない、という問題がある。ロータリー
フィーダーを用いているので切り出し量の微調整は可能
であるが、ロータリーフィーダー１台当たりの微粉炭の
切り出し速度に限界があり、能力アップに対するスケー
ルアップが極めて困難である。従って、大容量切り出し
を要求された場合、ロータリーフィーダーの台数を増や
すしか方法がないという欠点がある。また、微粉炭の切
り出し状態が連続的ではなく、ロータリーバルブの構造
に起因する脈動現象がみられる。
【００１２】本発明は、製鉄用溶鉱炉の微粉炭吹込装置
のフィードタンクから微粉炭を切り出す際の上記の問題
を解決し、制御の応答性に遅れがなく、微粉炭受け入れ
中でも切り出し速度の検出が可能で、切り出し量を高精
度で制御できる微粉炭排出量制御装置を提供することを
目的とする。
のフィードタンクから微粉炭を切り出す際の上記の問題
を解決し、制御の応答性に遅れがなく、微粉炭受け入れ
中でも切り出し速度の検出が可能で、切り出し量を高精
度で制御できる微粉炭排出量制御装置を提供することを
目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、「微粉
炭をフィードタンクから抜き出し、キャリヤガスにより
製鉄用溶鉱炉に連続的に吹き込む微粉炭吹込装置に取り
付けられる微粉炭排出量制御装置であって、フィードタ
ンク内に加圧用ガスを導入するための内圧調節弁と、フ
ィードタンクに微粉炭受入れ時、内圧を一定に保つ排気
用調節弁と、粉体輸送配管内の圧力とフィードタンク内
の圧力との差圧を検知し、この差圧が所定の値になるよ
うに内圧調節弁の開度を調節する差圧指示調節計と、フ
ィードタンクの下部排出口に取り付けられた粉体用バル
ブと、粉体輸送配管内を通過する粉体の流量を検知する
粉体流量計と、粉体流量計からの信号を入力し、粉体流
量が所定の値になるように粉体用バルブの開度を制御す
る粉体流量指示調節計を有することを特徴とする微粉炭
排出量制御装置」にある。
炭をフィードタンクから抜き出し、キャリヤガスにより
製鉄用溶鉱炉に連続的に吹き込む微粉炭吹込装置に取り
付けられる微粉炭排出量制御装置であって、フィードタ
ンク内に加圧用ガスを導入するための内圧調節弁と、フ
ィードタンクに微粉炭受入れ時、内圧を一定に保つ排気
用調節弁と、粉体輸送配管内の圧力とフィードタンク内
の圧力との差圧を検知し、この差圧が所定の値になるよ
うに内圧調節弁の開度を調節する差圧指示調節計と、フ
ィードタンクの下部排出口に取り付けられた粉体用バル
ブと、粉体輸送配管内を通過する粉体の流量を検知する
粉体流量計と、粉体流量計からの信号を入力し、粉体流
量が所定の値になるように粉体用バルブの開度を制御す
る粉体流量指示調節計を有することを特徴とする微粉炭
排出量制御装置」にある。
【００１４】
【作用】以下に、本発明の装置を図に基づいて説明す
る。
る。
【００１５】図１は本発明の装置の一例の構成を示す図
で、１は微粉炭を受け入れて一時的に貯蔵し、加圧下で
フィードタンクに供給する均圧タンク、２はフィードタ
ンク、３は粉体用バルブ、４は粉体流量計、５はフィー
ドタンク内の微粉炭の重量を計測するロードセル、６は
粉体流量計４の信号を受けて、その値と、予め設定した
流量との差が零になるように粉体用バルブ３の開度を調
節する粉体流量指示調節計、７は粉体輸送配管８内の圧
力とフィードタンク２内の圧力との差圧を検知し、内圧
調節弁９の開度を調節する差圧指示調節計である。
で、１は微粉炭を受け入れて一時的に貯蔵し、加圧下で
フィードタンクに供給する均圧タンク、２はフィードタ
ンク、３は粉体用バルブ、４は粉体流量計、５はフィー
ドタンク内の微粉炭の重量を計測するロードセル、６は
粉体流量計４の信号を受けて、その値と、予め設定した
流量との差が零になるように粉体用バルブ３の開度を調
節する粉体流量指示調節計、７は粉体輸送配管８内の圧
力とフィードタンク２内の圧力との差圧を検知し、内圧
調節弁９の開度を調節する差圧指示調節計である。
【００１６】この装置を用いてフィードタンク２から排
出される微粉炭の排出量を制御するには、先ず、微粉炭
を均圧タンク１からフィードタンク２に受け入れ、内圧
調節弁９の開度を調節してフィードタンク２内に外部か
ら圧縮されたガスを導入し、フィードタンク２内の圧力
を所定の圧力まで上昇させる。次いで、フィードタンク
２の下部排出口に取り付けられた遮断弁10およびその直
下の粉体用バルブ３を経由させて微粉炭をキャリヤガス
が流れている粉体輸送配管８内に供給し、キャリヤガス
により製鉄用溶鉱炉の羽口まで移送する。粉体輸送配管
８には粉体流量計４および粉体流量指示調節計６が取り
付けられており、粉体流量指示調節計６は粉体流量計４
で検知された信号を入力してその値を指示するととも
に、予め定めた微粉炭の流量との差が零になるように粉
体用バルブ３の開度を調節する。また、キャリヤガス流
量は、粉体用バルブ３を通過した微粉炭が導入される点
より上流側のキャリヤガス本管18に取り付けられたキャ
リヤガス流量指示調節計11により独立して制御される。
出される微粉炭の排出量を制御するには、先ず、微粉炭
を均圧タンク１からフィードタンク２に受け入れ、内圧
調節弁９の開度を調節してフィードタンク２内に外部か
ら圧縮されたガスを導入し、フィードタンク２内の圧力
を所定の圧力まで上昇させる。次いで、フィードタンク
２の下部排出口に取り付けられた遮断弁10およびその直
下の粉体用バルブ３を経由させて微粉炭をキャリヤガス
が流れている粉体輸送配管８内に供給し、キャリヤガス
により製鉄用溶鉱炉の羽口まで移送する。粉体輸送配管
８には粉体流量計４および粉体流量指示調節計６が取り
付けられており、粉体流量指示調節計６は粉体流量計４
で検知された信号を入力してその値を指示するととも
に、予め定めた微粉炭の流量との差が零になるように粉
体用バルブ３の開度を調節する。また、キャリヤガス流
量は、粉体用バルブ３を通過した微粉炭が導入される点
より上流側のキャリヤガス本管18に取り付けられたキャ
リヤガス流量指示調節計11により独立して制御される。
【００１７】一旦フィードタンク２から微粉炭を切り出
し始めた後は、フィードタンク２内の微粉炭があるレベ
ルまで減少すると均圧タンク１から加圧下で微粉炭をフ
ィードタンク２に補給するが、この時、フィードタンク
２内の圧力は排気用調節弁17で一定値にコントロールさ
れる。
し始めた後は、フィードタンク２内の微粉炭があるレベ
ルまで減少すると均圧タンク１から加圧下で微粉炭をフ
ィードタンク２に補給するが、この時、フィードタンク
２内の圧力は排気用調節弁17で一定値にコントロールさ
れる。
【００１８】フィードタンク２内の圧力および粉体輸送
配管８内の圧力は、それぞれフィードタンク２および輸
送配管８に取り付けられた圧力指示計12および13により
検出され、差圧指示調節計７はそれらの信号を入力して
両者の差圧を計算し、この差圧が予め設定された範囲に
入るように内圧調節弁９の開度を調節して、フィードタ
ンク２内の圧力を調節する。微粉炭切り出し中のフィー
ドタンク２内の圧力は、輸送配管８内の圧力に対する差
圧が 0.3〜2.0kg/cm2 の範囲内、好ましくは、0.5〜1.5
kg/cm2 の範囲内で一定になるように制御すればよい。
配管８内の圧力は、それぞれフィードタンク２および輸
送配管８に取り付けられた圧力指示計12および13により
検出され、差圧指示調節計７はそれらの信号を入力して
両者の差圧を計算し、この差圧が予め設定された範囲に
入るように内圧調節弁９の開度を調節して、フィードタ
ンク２内の圧力を調節する。微粉炭切り出し中のフィー
ドタンク２内の圧力は、輸送配管８内の圧力に対する差
圧が 0.3〜2.0kg/cm2 の範囲内、好ましくは、0.5〜1.5
kg/cm2 の範囲内で一定になるように制御すればよい。
【００１９】上記のように、本発明の装置では、フィー
ドタンク２内および粉体輸送配管８内の圧力の差を一定
に保持し、その差圧により微粉炭を定量的に切り出す機
構と、粉体用バルブ３の開度制御により微粉炭の排出量
を調節する機構とを組み合わせ、微粉炭の排出量を調節
するので、精度の高い制御が可能である。また、ロード
セルを用いず、粉体流量計の信号をもとに粉体用バルブ
の開度の調節により微粉炭の排出量を制御するので、制
御の応答性に遅れがない。さらに、粉体流量計により切
り出し速度を検知するので、フィードタンク２内に微粉
炭を受け入れている間でもその影響を受けずに切り出し
速度を検知することができる。
ドタンク２内および粉体輸送配管８内の圧力の差を一定
に保持し、その差圧により微粉炭を定量的に切り出す機
構と、粉体用バルブ３の開度制御により微粉炭の排出量
を調節する機構とを組み合わせ、微粉炭の排出量を調節
するので、精度の高い制御が可能である。また、ロード
セルを用いず、粉体流量計の信号をもとに粉体用バルブ
の開度の調節により微粉炭の排出量を制御するので、制
御の応答性に遅れがない。さらに、粉体流量計により切
り出し速度を検知するので、フィードタンク２内に微粉
炭を受け入れている間でもその影響を受けずに切り出し
速度を検知することができる。
【００２０】なお、本発明の装置にはロードセル５が取
り付けられているが、この場合は、従来の装置における
ような微粉炭の切り出し速度の検出手段として用いるの
ではなく、バックアップ用で、粉体重量指示計14に接続
されている。
り付けられているが、この場合は、従来の装置における
ような微粉炭の切り出し速度の検出手段として用いるの
ではなく、バックアップ用で、粉体重量指示計14に接続
されている。
【００２１】粉体用バルブとしては、開度を変化させる
ことにより粉体の流路の断面積を連続的に変えることが
可能で、かつ開度と流量の関係が直線に近い特性を有す
るバルブ（例えば、実開平１−150266号公報で開示され
たバルブ）が好適である。
ことにより粉体の流路の断面積を連続的に変えることが
可能で、かつ開度と流量の関係が直線に近い特性を有す
るバルブ（例えば、実開平１−150266号公報で開示され
たバルブ）が好適である。
【００２２】粉体流量計としては、差圧式の流量計、静
電容量式の流量計などを用いることができる。
電容量式の流量計などを用いることができる。
【００２３】粉体流量指示調節計および差圧指示調節計
としては、アナログ式やデジタル式の計器を用いること
ができる。
としては、アナログ式やデジタル式の計器を用いること
ができる。
【００２４】表１は本発明の装置の制御方式を前記の従
来の装置と比較して示したものである。また、表２に
は、この制御方式の相違によりもたらされる制御特性の
違いを定性的に比較して示した。
来の装置と比較して示したものである。また、表２に
は、この制御方式の相違によりもたらされる制御特性の
違いを定性的に比較して示した。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【表２】
【００２７】
【実施例】図１に示した構成を有する本発明の装置によ
り微粉炭の切り出し試験を行った。用いた微粉炭は、バ
ンク、オプティマムおよびウッドランドの３種の混合微
粉炭で、粒度は 200メッシュ以下のものが70重量％以上
を占め、水分は 1.5重量％である。
り微粉炭の切り出し試験を行った。用いた微粉炭は、バ
ンク、オプティマムおよびウッドランドの３種の混合微
粉炭で、粒度は 200メッシュ以下のものが70重量％以上
を占め、水分は 1.5重量％である。
【００２８】微粉炭切り出しの設定流量を 12T/Hおよび
24T/H として試験を行った結果、流量実測値はそれぞれ
12±0.15T/H および24±0.3T/Hで、設定流量に対する偏
差が小さく、良好な切り出し精度（いずれも±1.25％）
を示した。また、 12T/Hから24T/H への流量の変更に対
する追従も迅速であった。
24T/H として試験を行った結果、流量実測値はそれぞれ
12±0.15T/H および24±0.3T/Hで、設定流量に対する偏
差が小さく、良好な切り出し精度（いずれも±1.25％）
を示した。また、 12T/Hから24T/H への流量の変更に対
する追従も迅速であった。
【００２９】
【発明の効果】本発明の微粉炭排出量制御装置は微粉炭
の切り出し速度の検出手段として粉体流量計を使用して
いるので、この装置を微粉炭吹き込み装置に適用すれ
ば、応答性の早い制御を行うことができ、従来検知でき
なかったフィードタンクへの微粉炭受け入れ時の切り出
し速度の検出も可能である。また、微粉炭の切り出し量
の制御はフィードタンク内および輸送管内の差圧制御と
粉体用バルブの開度制御を組み合わせて行うので、誤差
の少ない高精度の制御が可能である。
の切り出し速度の検出手段として粉体流量計を使用して
いるので、この装置を微粉炭吹き込み装置に適用すれ
ば、応答性の早い制御を行うことができ、従来検知でき
なかったフィードタンクへの微粉炭受け入れ時の切り出
し速度の検出も可能である。また、微粉炭の切り出し量
の制御はフィードタンク内および輸送管内の差圧制御と
粉体用バルブの開度制御を組み合わせて行うので、誤差
の少ない高精度の制御が可能である。
【図１】本発明の微粉炭排出量制御装置の一例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】従来の微粉炭排出量制御装置の一例の構成を示
す図である。
す図である。
【図３】従来の微粉炭排出量制御装置の他の例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図４】従来の微粉炭排出量制御装置のさらに他の例の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼澤 誠 大阪府大阪市中央区北浜４丁目５番33号 住友金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−83928（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−317922（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−180820（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65G 53/00 - 53/28 B65G 53/32 - 53/66
Claims (1)
- 【請求項１】微粉炭をフィードタンクから抜き出し、キ
ャリヤガスにより製鉄用溶鉱炉に連続的に吹き込む微粉
炭吹込装置に取り付けられる微粉炭排出量制御装置であ
って、フィードタンク内に加圧用ガスを導入するための
内圧調節弁と、フィードタンクに微粉炭受入れ時、内圧
を一定に保つ排気用調節弁と、粉体輸送配管内の圧力と
フィードタンク内の圧力との差圧を検知し、この差圧が
所定の値になるように内圧調節弁の開度を調節する差圧
指示調節計と、フィードタンクの下部排出口に取り付け
られた粉体用バルブと、粉体輸送配管内を通過する粉体
の流量を検知する粉体流量計と、粉体流量計からの信号
を入力し、粉体流量が所定の値になるように粉体用バル
ブの開度を制御する粉体流量指示調節計を有することを
特徴とする微粉炭排出量制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03175248A JP3083593B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 微粉炭排出量制御装置 |
| US07/913,056 US5285735A (en) | 1991-07-16 | 1992-07-14 | Control apparatus for injection quantity of pulverized coal to blast furnace |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03175248A JP3083593B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 微粉炭排出量制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115690A JPH06115690A (ja) | 1994-04-26 |
| JP3083593B2 true JP3083593B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15992855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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