JP3082166U

JP3082166U - フラフープ

Info

Publication number: JP3082166U
Application number: JP2001003308U
Authority: JP
Inventors: 振賢陳; 美英鄒; 哲宏陳; 育宏陳
Original assignee: 陳振賢; 鄒美英; 陳哲宏; 陳育宏
Priority date: 2001-05-25
Filing date: 2001-05-25
Publication date: 2001-11-30
Anticipated expiration: 2007-05-25

Abstract

(57)【要約】【課題】初心者でも十分な遠心力を容易に得ることがで
き、かつ、マッサージ効果を高めるフラフープを提供す
る。【解決手段】環状中空管のフラフープの中空管内部に液
体を注入し、フラフープを回転する際に従来のフラフー
プより大きな遠心力と慣性力を得ることができ、さら
に、フラフープの円環内側に凹凸状にし、１つまたは１
つ以上の凸環部を設置したフラフープである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は個人が肢体の遥動運動を行うための器具であるフラフープの技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のフラフープ使用方法は簡単で、必要とする場所が大きくなく、初心者も簡単な学習で自在に遥動運動を行うことができる。さらにフラフープは市場において購入しやすく、安価であるため、現在フラフープで健康増進を目指す者が増えており、年齢層も３才から80才までと幅広い。さらに、多くの公共の場所や学校の活動において、フラフープを使ったパフォーマンスやコンテストがよく見かけられる。このため、時間や空間の制限を受けないフラフープ運動は、現代人の毎日の運動に欠かせない道具の１つとなっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のフラフープには前述したとおり多くの長所を有するが、中空のプラスチック管で円形の環状体を形成しているため、利用者が操作中に回転を加速する際、人体を揺らすことで適当な力をフラフープに与える必要がある。しかし、この動作は初心者には難しく、初心者はフラフープを回転させるための律動作用になれていないため、正確に体を揺らして適当な動力をフラフープに伝えることができず、フラフープの遠心力が重力より小さくなり、落ちてしまうという問題点があった。本考案では、上記した課題に鑑みてなされたもので、初心者でも十分な遠心力を容易に得ることができ、操作中に健康増進とマッサージ効果を高めることができるフラフープを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では、上記課題を解決するため、請求項１の考案は、環状中空管のフラフープ本体の中空管内部に液体を注入し、注入した液体は中空管内部をすべて満たさないことを特徴とするフラフープである。請求項２の考案は、前記フラフープ本体の円環内側の断面形状を凹凸状にして１つおよび／または１つ以上の凸環部を設置し、かつ、フラフープ本体の円環断面を円形、近似三角形、近似楕円形、近似花形、および／またはその他のいかなる幾何形状としたことを特徴とする請求項１に記載のフラフープである。

【０００５】したがって、環状中空管のフラフープの中空管内部に液体を注入することにより、フラフープを回転する際に従来のフラフープより大きな遠心力と慣性力を得ることができ、初心者にあっても興味を増進させることができるほか、遠心力の増加によって運動者の体力消耗を減らす作用を有する。これにより、水音が生じることと相俟ってフラフープの揺動はより容易で楽しいものとなる。さらに、フラフープの円環内側の断面形状を凹凸状にし、１つまたは１つ以上の凸環部を設置し、マッサージ効果を高める作用を有する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案のフラフープの好適な実施例を図面に沿って説明する。本考案の実施例１を図１と図２に示すが、先ず、図１に示すように、実施例１のフラフープ本体１０は全体として中空管で円環状を呈し、フラフープ本体１０の２−２線での断面は図２に示すように、ほぼ円形の中空管であって、中空管内部11に液体20を注入して密封し、液体20が中空内部11の一部空間を占めるように封入する。

【０００７】この際、中空部分11のすべての空間を液体で満たしてはならない。その理由は、フラフープ本体10の中空管内部11に液体20を入れることで、回転するフラフープ本体10により大きな遠心力と慣性力とが増加し、液体と空間とがあることから水音が生じるようになる。これにより、フラフープ本体10が体から落ちにくくなり、フラフープの学習がより容易で楽しくなり、フラフープ運動への興味が増進する。

【０００８】本考案の実施例２を図３に示すが、図３に示すように全体としては、実施例１と同様に中空管で円環状を呈しているが、フラフープ本体１０の図３での４−４線での断面である図４に示すように近似三角形としもので、フラフープ本体10の円環内側の断面形状は凹凸状であって、１つまたは１つ以上の凸環部13を設置し、使用に際しては、この凸環部13が接触する身体を断続的に押圧し、マッサージ効果を高める。また、フラフープ本体１０の図３での４−４線での断面を、図４に示すような近似三角形以外の形状、例えば、変形例１として図５に示すような近似円形、変形例２として図６に示すような近似楕円形、変形例３として図７に示すような近似花形、その他の種々の幾何形状とすれば、視覚に変化のある外観になるとともに、マッサージ効果等の効果を得ることができる。なお、種々の幾何形状とは、フラフープ本体１０の環状方向に設け、上述した同等の作用・効果を有するものであれば、断続的であれ、連続的であれいかなる形状のものでもよい。

【０００９】前記フラフープ本体10は透明材料にしてもよく、この場合にはフラフープ本体 10の封入された液体の変化が観察でき、視覚的効果を高めることもできる。

【００１０】なお、本考案の特徴を損なうものでなければ、上記の各実施例に限定されないことは勿論であり、実施例１と実施例２およびその変形例1から3の構成の一部を適宜組み合わせて構成してもよいことは勿論である。

【００１1】

【考案の効果】

上述した通り、本考案は、液体をフラフープの中空管内部をすべて満たさない程度に封入したことから、フラフープの回転運動において、従来のフラフープより大きな遠心力と慣性力を生むことができ、初心者でも容易にフラフープを使いこなすことができとともに水音が生じて興味を増進できるほか、遠心力の増加によって体力の消耗を最小としながらも、最高の運動効果を得ることができ、フラフープの学習はより容易で楽しいものとなるという、従来のフラフープにはない効果が得られる。また、本考案はフラフープの円環内側の断面形状を凹凸状にして、１つまたは１つ以上の凹凸状の凸環部を設置したので、この凸環部13が接触する身体を断続的に押圧し、マッサージ効果を高める。さらに、本考案はフラフープ本体を透明材料にすれば、フラフープ本体に封入された液体の変化が観察でき、視覚的効果を高めることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１の平面断面図である。

【図２】図１の２−２線における断面図である。

【図３】本考案の実施例２の立体図である。

【図４】図３の４−４線における断面図である。

【図５】本考案の実施例２の異なる断面を持つ変形例1
である。

【図６】本考案の実施例２の異なる断面を持つ変形例2
である。

【図７】本考案の実施例２の異なる断面を持つ実施例3
である。

【符号の説明】

10.フラフープ本体 11.中空管内部 13.凸環部 20.液体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 501030692 陳育宏台湾台中市五権西路二段440号 (72)考案者陳振賢台湾台中市五権西路２段440号 (72)考案者鄒美英台湾台中市五権西路２段440号 (72)考案者陳哲宏台湾台中市五権西路２段440号 (72)考案者陳育宏台湾台中市五権西路２段440号

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】環状中空管のフラフープ本体の中空管内部
に液体を注入し、注入した液体は中空内部をすべて満た
さないことを特徴とするフラフープ。
【請求項２】前記フラフープ本体の円環内側の断面形状
を凹凸状にして１つおよび／または１つ以上の凸環部を
設置し、かつ、フラフープ本体の円環断面を円形、近似
三角形、近似楕円形、近似花形、および／またはその他
のいかなる幾何形状としたことを特徴とする請求項１に
記載のフラフープ。