JP3076850U - 植物の葉を利用した葉脈製装飾品 - Google Patents
植物の葉を利用した葉脈製装飾品Info
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- JP3076850U JP3076850U JP2000007211U JP2000007211U JP3076850U JP 3076850 U JP3076850 U JP 3076850U JP 2000007211 U JP2000007211 U JP 2000007211U JP 2000007211 U JP2000007211 U JP 2000007211U JP 3076850 U JP3076850 U JP 3076850U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒイラギ、その他の植物（草木）の葉を原材
料として利用することにより得た新規の、クリスマス用
装飾品等の葉脈製装飾品を提供する。 【解決手段】 植物の葉をその原形を保存したままで漂
白剤により侵して葉緑素を除去することによって葉脈の
みからなる装飾品本体を構成し、この装飾品本体の葉脈
を染色加工若しくは有色樹脂被膜加工により着色するこ
とによって完成されたものである。
料として利用することにより得た新規の、クリスマス用
装飾品等の葉脈製装飾品を提供する。 【解決手段】 植物の葉をその原形を保存したままで漂
白剤により侵して葉緑素を除去することによって葉脈の
みからなる装飾品本体を構成し、この装飾品本体の葉脈
を染色加工若しくは有色樹脂被膜加工により着色するこ
とによって完成されたものである。
Description
【０００１】
本考案は、ヒイラギ、その他の植物（草木）の葉を原材料として利用すること により得た、クリスマス用装飾品、ドライフラワー状装飾品等の葉脈製装飾品に 関する。
【０００２】
抑々、植物（草木）の葉は、その原形を保持した状態のままで利用されること が少ない。
【０００３】 植物の葉は、その表皮組織の外壁の表面が脂肪状あるいは蝋状の保護物質のク チンが連結して一枚の膜となったクチクラ（角皮、表皮膜）により覆われている ものであり、また皮細胞の外壁が著しく厚い場合にはセルローズからなる細胞膜 のほかにクチクラに接して、セルローズとクチンからなるクチクラ層（角皮層） で形成されているものである。
【０００４】 これ等の構成要素のクチンは、縮合、酸化をうけた不飽和脂肪酸類とそのエス テルとの混合物から成り、濃硫酸、銅アンモニア溶液には不溶で通常のアルカリ にも侵され難いものであり、他方蒸解等の強分解条件では葉の原型・葉脈が崩壊 してしまう。
【０００５】 そこで、本考案者は、上記のような葉の表面におけるクチンを漂白剤により侵 して葉緑素（肉部）を除去することで、葉の原形を保存した状態の装飾品製造用 本体を得ることができないか、そのための漂白剤はないか、漂白条件はなにか、 染色が可能か、有色樹脂による被膜加工が可能か等を考え乍ら研究を繰り返して いるうちに、本考案を案出するに至ったものである。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、新規の、植物の葉を利用した葉脈製装飾品を提供することを目的と するものである。
【０００７】
上記目的を達成するために本考案に係る植物の葉を利用した葉脈製装飾品は、 植物の葉をその原形を保存したままで漂白剤により侵して葉緑素を除去すること によって葉脈のみからなる装飾品本体を構成し、この装飾品本体部の葉脈を染色 加工若しくは有色樹脂被膜加工により着色して完成品としたものである。
【０００８】
図１に示す実施例は、ヒイラギの葉を苛性ソーダにより水洗して肉部（クチン 層、クチクラ層）をこすり取ることによって、葉脈のみの残った装飾品本体を構 成し、この装飾品本体部の葉脈を染色加工により着色して完成品１を得て、これ をクリスマスカード２に飾りとして貼り付けたものである。
【０００９】 尚、葉脈のみの残った装飾品本体は、次の方法等で得ることもできる。すなわ ち、 先ず、大き目の容器に亜塩素酸ナトリウムと純度の高い酢酸あるいはギ酸を入 れてｐＨを３〜４に調節した処理溶液を用意し、この処理溶液に沢山の葉を投入 して２４〜４８時間まで静置することでクチンを漂白剤により侵し、しかる後、 処理溶液から漂白された状態で取り出してこれを水洗いすることによって葉緑素 （肉部）を除去し、これ等を水切り後に新聞紙の上に吸湿ロールペーパーを数枚 置いて重ならないように並べ、再びロールペーパーをかぶせてから新聞紙を乗せ る作業を繰り返し行って重ね、これに重石をのせるか、ジャッキのような装置で プレスするかして２４〜７２時間、そのままの状態で自然乾燥させる。
【００１０】 上記のようにして得た葉脈のみの残った装飾品本体は、葉脈に染色を施すこと 、有色透明樹脂を被覆することが可能で、折り曲げても破損することなく、曲げ る前の状態に戻すこともできる特性を備えている。
【００１１】
本考案は、上記の通りであるので、新規の、植物の葉を利用した葉脈製装飾品 を提供するという所期の目的を完全に達成できる著効を奏するは勿論であるが、 特に染色加工若しくは有色樹脂被膜加工によって葉脈が着色されたものであるの で、クリスマスカード等クリスマス用品の装飾品、ドライフラワー状装飾品等を つくる際には色合いの調和が取り易く格調の高い製品の提供に多大の貢献をする 等の実用的効果を有するものである。
【図１】本考案に係る葉脈製装飾品の一つを示す要部の
拡大正面図である。
拡大正面図である。
１ 完成品 ２ クリスマスカード
Claims (1)
- 【請求項１】 植物の葉をその原形を保存したままで漂
白剤により侵して葉緑素を除去することによって葉脈の
みからなる装飾品本体を構成し、この装飾品本体の葉脈
を染色加工若しくは有色樹脂被膜加工により着色するこ
とによって完成された、植物の葉を利用した葉脈製装飾
品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007211U JP3076850U (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 植物の葉を利用した葉脈製装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007211U JP3076850U (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 植物の葉を利用した葉脈製装飾品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3076850U true JP3076850U (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=43209890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000007211U Expired - Fee Related JP3076850U (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 植物の葉を利用した葉脈製装飾品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3076850U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108041990A (zh) * | 2017-12-18 | 2018-05-18 | 安庆师范大学 | 用可再生材料制作的绿色低碳茶滤及制作方法、使用方法 |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000007211U patent/JP3076850U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108041990A (zh) * | 2017-12-18 | 2018-05-18 | 安庆师范大学 | 用可再生材料制作的绿色低碳茶滤及制作方法、使用方法 |
| CN108041990B (zh) * | 2017-12-18 | 2023-10-31 | 安庆师范大学 | 用可再生材料制作的绿色低碳茶滤及制作方法、使用方法 |
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