JP3075714U - 旋廻落下ボール・タワー玩具 - Google Patents

旋廻落下ボール・タワー玩具

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JP3075714U JP2000005952U JP2000005952U JP3075714U JP 3075714 U JP3075714 U JP 3075714U JP 2000005952 U JP2000005952 U JP 2000005952U JP 2000005952 U JP2000005952 U JP 2000005952U JP 3075714 U JP3075714 U JP 3075714U
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基 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボール体の自然の落下状態を自ら自由に設定
することができ、幼児の創作意欲をも起こさせるように
した旋廻落下ボール・タワー玩具を提供する。 【解決手段】 旋廻落下ボール・タワー玩具は、所定の
寸法の直径のボール4を中空筒体14,15内へほぼ上
方へと打ち上げるボール打上げ機構、中空筒体の上端部
に連結され、打ち上げられたボール4を受け方向を変え
て移動させるボール受け部、このボール受け部に着脱自
在に互いに連結される複数の断片22,23,24から
なり、ボール4を転動させるための上側案内路2、この
上側案内路からのボールを受けてボール打上げ機構の打
上げ部に戻すための下側案内路2にして、上側案内路2
と同様に互いに着脱自在に連結可能な複数の断片からな
る下側案内路2、および、これらの上側案内路2および
下側案内路2を支持するための支柱3であって、この支
柱3の上端において各案内路の方向・傾斜を変更自在に
保持する支持具33を具備した支柱3、を有することを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、幼児のボールを用いた遊戯具に係り、特に、手の打撃によりボール を打上げて、その後は自然落下による転がり移動をさせ、そのための案内路の自 由な創作を可能にして幼児の興味を起こさせるようにした知育に適した旋廻落下 ボール・タワー玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
旋廻落下玩具としては、円錐状筒体の内部に頂部から底部に向って旋廻路を設 けて、ボール体を頂部から挿入して旋回路を回りながら落下させ、ボール体が底 部において鈴等の発音体に当たって音を発するようにした玩具が提案されている 。
【0003】 また、複数のボールを重力の作用によって、高所から底部までの旋廻路を落下 させ、旋回路途中ではボールの移動により回転体を回動させるだけでなく、旋回 路途中に設けた獅子脅し等によって所定の数のボールが溜まったならば、重力に より放出して底部に送り出すようにしたものもある(登録実用新案第30188 78号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
これらの従来の玩具では、幼児もある年齢に達すると、繰り返しのボールの運 動に対する慣れが出てきて、旋廻玩具に関心を持っていた幼児もさらに複雑なも のを求めることになり、次の段階のより興味を引く玩具を求めることになる。
【0005】 また、上記のような従来の玩具では、ある決まった箱体内に設けられた螺旋案 内路内を移動するボールだけでは物足りなくなり、上部から旋廻落下していくボ ールをただ投入して、移動させることに飽きることに対しては、上記後者の玩具 のようにハンマーを用いて、打込むというより刺激的な手作業を伴うようにした ものがあるが、この場合も幼児の興味をある期間維持させることはできるものの 、作動部分が箱体内に制限され、決まった旋廻運動、あるいは獅子脅しの作動も 興味を引くものであるが、決まった位置での決まった作動では、幼児といえど飽 きがきてしまうことになる。
【0006】 本考案は、上記のような課題に対処してなされたものであり、ボールの自然の 落下状態を自ら自由に設定することができるようにして、さらに幼児の創作意欲 をも起こさせることができる旋廻落下ボール・タワー玩具を提供することを目的 とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による旋廻落下ボール・タワー玩具は、所 定の寸法の直径のボールを中空筒体内へほぼ上方へと打ち上げるボール打上げ機 構、中空筒体の上端部に連結され、打ち上げられたボールを受け方向を変えて移 動させるボール受け部、このボール受け部に着脱自在にそして互いに連結される 複数の断片からなる、ボールを転動させるための上側案内路、この上側案内路か らのボールを受けてボール打上げ機構に打上げ部に戻すための下側案内路にして 、ボール打上げ機構に連結されるとともに上側案内路と同様に互いに着脱自在に 連結可能な複数の断片からなる下側案内路、および、これらの上側案内路および 下側案内路を支持するための支柱であって、この支柱の上端において各案内路の 方向・傾斜を変更自在に保持する支持具を具備した支柱、を有することを特徴と する。
【0008】 この旋廻落下ボール・タワー玩具においては、上側または下側案内路に取り付 けられ、かつ移動するボールにより作動される回転または揺動する作動体を有す る。また、ボール受け部がボール打上げ機構からの打ち上げられたボールを受け て上側案内路にボールを向けるための衝撃吸収部材を備えている。
【0009】 そして、ボール打上げ機構は、手による押し下げ部と、この押し下げ部の押し 下げ作動によりボールを上昇させる打上げ部とを有し、この打上げ部の作動阻止 状態では押し下げ部の機能を解除するように構成されていることを特徴とする。
【0010】 上記のような上側案内路からの移動ボールを下側案内路へ向けるために、下側 案内路の端部が上側案内路の端部に移動ボールを連続的に導くために接続されて いる。また、上側案内路または下側案内路は、直線状の断片または90度の開度 を有する円弧状の曲線状体からなり、自由にそれぞれの案内路の断片の端部を接 続することにより移動ボールの経路を形成することができることを特徴とする。
【0011】 このような旋廻落下ボール・タワー玩具における支柱は、高さを調節するため に複数個の互いに着脱自在の柱状部材からなり、上側案内路および/または下側 案内路を適宜の箇所を支持することができることを特徴とする。また、上側また は下側案内路が複数の互いに接続される透明樹脂製の断面円弧状の樋状レールか らなり、そして、案内路の端部に対向して位置される互いに係合する爪および係 合穴を複数組有していることを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記のような旋廻落下ボール・タワー玩具は、ボール打上げ機構を内蔵する底 部本体とボール受け部となる頂部本体とを連結体によって接続された上方と下方 の中空筒体によって接続されて構成された主要本体部分を有し、ボール受け部か らのボールを案内する上側案内路が頂部本体に連結されるとともに、ボール打上 げ機構を内蔵した底部本体には下側案内路が連結され、これらの上側案内路と下 側案内路が互いに接続されて、ボール打上げ機構によって打上げられたボールを 中空筒体を通してボール受け部において方向を変え、上側案内路へ供給し、下側 案内路へと傾斜された案内路へと転動させるように組み立てられるとともに、こ れらの案内路が支柱によって支持されて組み立てられる。これらの各部の連結は 、着脱自在な連結部によって容易に行うことができ、その場での組立を可能にし ている。
【0013】 上記案内路を支持する支柱は、上端部の支持具が方向、傾斜を自在に変更させ ることができるので、複雑な案内路のどのような状態にも対応して案内路の支持 を行うことができる。
【0014】 このような上側または下側案内路には、移動するボールにより回動あるいは揺 動する作動体を着脱自在に取り付けることができ、ボールの動きに加えて、回転 運動、シーソーのような揺動運動をさせることにより、玩具としての興味をさら に引き出し増大することができる。
【0015】 また、ボール受け部では、打上げられたボールが当たる部分に、ボールの偏向 部材を兼ねた衝撃吸収部材を備えているので、音の発生を抑えるだけでなく、ボ ール放出速度も適度な速度にして、上側案内路でのボール転動を作動体の作動に も適したものにすることができる。
【0016】 また、ボール打上げ機構は、プッシュボタンのような手による押し下げ部と、 この押し下げ部の操作に連動してボールを押し上げる作動をする打上げ部とを有 し、押し下げ部と打上げ部との間には打上げ部からの作動が伝達しないように連 結されていて、打上げ部へ不用意に接触されても、押し下げ部からの作動が伝達 されないように構成され、幼児の安全にも対処したものである。
【0017】 また、上側案内路は、下側案内路へ連続するように接続されているので、複数 のボールを準備して連続的にボールを打上げ機構によって中空筒体を通してボー ル受け部に供給することにより、ボールを上側案内路に送りだし、傾斜した案内 路上を重力により転動させて移動させることができ、ボールは打上げ機構の回収 孔へ戻され、戻ってきたボールをさらにボール受け部に打上げることができる。 そして、ボールの移動により案内路の途中に設けた作動体を作動させて、さらに 幼児への興味を増すような動きが得られる。
【0018】 上記のような案内路は、長さの異なる直線状の案内路の断片、または90°の 開き角度を有するとともに長さの異なる半径を有する円弧状の案内路の断片を含 み、それらを適宜組み合わせることにより連結して種々の形態の経路を形成し、 打上げ機構とボール受け部との間に配置することができる。このような経路を形 成する案内路の断片は、透明樹脂製の断面円弧状の樋状レールをなし、この断片 の端部には複数の係合爪、この係合爪が係合する穴を有していて、これらの着脱 により案内路の連結を容易に行うことができる。
【0019】 これら接続された案内路は、必要に応じて適宜の箇所において、支柱により支 えることができ、この支柱は複数個の互いに着脱自在に連結することができる柱 状部材からなっていて、これらの柱状部材を積み重ねることにより適宜の高さに 接続することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下において、本考案の旋廻落下ボール・タワー玩具に係る実施の形態を添付 の図面を参照して説明する。図1、図2および図11は、組み立てられた全体あ るいはほぼ全体の本考案の旋廻落下ボール・タワー玩具を示すものであり、主と して底部本体5および頂部本体6を含むボール打ち上げ用タワーの主要本体1、 頂部本体6に打上げられたボール4を旋廻落下させるために各種断片のレールを 組み合わせて連結した案内路2、この案内路2を支持するための支柱3からなっ ている。これらの部材は、ばね、軸等の金属製の部分を除いて、主要本体1をA BS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)等の樹脂によって、案内路2の部 分をPP(ポリプロピレン)等の透明の樹脂によって形成されている。
【0021】 各部材について詳細に説明すると、ボール打上げタワーである主要本体1は、 図2に示すように、ボール打上げ機構を内蔵した底部本体5、打上げられたボー ル4を受けて案内路2に向ける頂部本体6、これらの本体5、6を接続するため に頂部本体6に一端が連結される上方筒体14、底部本体5に一端が連結される 下方筒体15、およびこれらの筒体14、15の他端を互いに連結するための連 結体16を有し、底部本体5に設けられたボールの回収孔12には下側案内路2 が、そして頂部本体6に設けられたボールの放出孔13にはそれぞれ上側案内路 2が着脱自在に、取付けられている。
【0022】 底部本体5をさらに詳細に説明すると、図3、図4および図5を参照すると、 下方筒体15は、図3(A)に示すように底部本体5の頂部に固定された取付部 18に、図3(B)に示すような下端部の縁部を係合することにより保持され、 この取付部18の回収孔12に近接する部分には、図2および図3(A)に示さ れるように、案内路2の端部を取付けることができる突出部分を有している。
【0023】 ボール打上げ機構は、図4および図5の断面図に示されるように、底部本体5 のケーシング内に収容され、このケーシングに支持案内されるように常時持上げ ばね57によってケーシングから突出するように保持されているプッシュボタン 51が筒体14,15の中心軸線から離隔されて設けられ、一方、下方筒体15 の下端中心部に位置したケーシングにはボール4を打上げるためのプッシュロッ ト52が図4に示される突出していない状態から図5(A)に示されるように突 出された状態に垂直方向に移動可能に案内されるよう保持されている。プッシュ ボタン51は、その内部に設けられた持上げばね57を保持する筒状部分により 押し下げを制限し、そして、その外側下端部には支軸55によって揺動可能にケ ーシングに支持されたボタン側リンク54の一方の端部が接触係合するように設 けられている。また、プッシュロット52の下端部には連結ピン59が取り付け られ、この連結ピン59は、ボタン側リンク54の他端に連結軸56により一方 側に折れ曲がり可能に連結されたロット側リンク53の一方の端部の細長溝に通 されている。
【0024】 これらのボタン側リンク54とロット側リンク53とは、それぞれの他端部で ある連結部において図示下端側を連結軸56により連結されているので、下側へ の折れ曲がりは不可能で、また、連結部の図示上端側を連結ばね58により連結 されていて、常時はこれらのリンク53,54が一体に連結されて、図5(A) に示されるようにプッシュロット52を上昇させるよう、連結ばね58の張力に 抗して支持55を支点とする揺動を可能にしている。しかしながら、プッシュロ ット52が図4に示す状態に強制的に保持されると、図5(B)に示されるよう に、プッシュボタン51が押し下げられても、両リンク53,54は連結軸56 回りに連結ばね58に抗して折れ曲がることができ、幼児等が指を挿入したまま プッシュボタン51を押し下げてもプッシュロット52の押し上げ作動を行わせ ることができないので、それによる怪我の危険性を回避することができる。
【0025】 これらのリンク53,54の連結部では、上記の上側への折れ曲がりが連結ば ね58によって阻止されているが、通常ボール4を打上げるためにプッシュボタ ン51には幼児の手による打撃が与えられるので、連結ばね58による適度な衝 撃をプッシュロット52に伝えるようにすることができる。
【0026】 また、ボール受け部を内臓する頂部本体6は、図3(A)に示すように、ボー ル4を受けて方向を変える部分に、支持ピン19によって下端部を枢支された細 長の衝撃吸収片17がケーシングの拡大収容部に、常時は図3(A)の張り出し た状態に保持され、ボール4の衝突により押し上げることによりその衝撃を吸収 し、ボール4の放出孔13への方向転換を行わせることができるようになってい る。そして、放出孔13を形成するケーシングの下側部分は、上側案内路2の端 部が連結可能なように断面半円形状にされている。
【0027】 次に、上側案内路2または下側案内路2について説明すると、これらの案内路 2は、図6に示すような透明の樹脂を成形した断片からからなる真直ぐの樋状の レール22,23を図6(A)のように互いに連結してなるものである。図6( A)に示すレール22,23の断片は、短い真直ぐなものであるが、その長さは 適宜の長さにされてもよく、その断面は、図6(B)および図6(C)の図6( A)における線VI−VIに沿った断面図に示すように、ほぼ半形状を有してい る。また、両端部は、中央底部を中心にその一方側が所定の長さだけ突出し、他 方側が一方側の突出長さに相当する長さの部分だけ一方側を嵌合して面一になる よう収容されるための係合凹部29として形成されている。そして、図6(B) および図6(C)に示すように、一方側の突出した端部には、頂部の縁部に係合 部25が形成され、底部には係合爪26が突出して形成されている。また、これ らの係合部25、係合爪26が係合するように、端部の他方側にある係合凹部2 9には、その縁部に係合部25が係合する係合穴27が形成されるとともに、底 部の係合爪26が係合する爪係合穴28が凹部29の奥側に形成されている。こ れにより、両レール22,23の端部の連結が、突出した一方側の端部を相手側 の他方側の端部の係合凹部29に嵌合して、図6(C)に示すように、まず係合 爪26を相手側の爪係合穴28に係合して、図6(B)に示すように、樹脂の弾 性を利用して一方側端部の係合部25を相手側の他方側端部の係合穴26に挿入 させて係合部25の弾性力により接合状態を保持させるようにして連結を維持す るようにしたものである。この連結方法は、以下に説明する曲線状レール24に おいても同様に適合される。
【0028】 この曲線状レール24は、図7に示すように、開度90度の円弧状をしていて 、その断面は、直線状レール22,23と同様に半円形状をしていて、その端部 が最低部を中心に一方側が突出し、他方側が相手側レールの端部の突出側を面一 になるよう受けるための係合凹部29を有していて、この係合凹部29には、突 出する端部には図7(C)に示すように上縁部の係合部25、最底部の係合爪2 6が外側に向けて形成されていて、図7(B)に示されるように、係合凹部29 には、係合部25、係合爪26が係合するように上縁部の係合穴27、底部の爪 係合穴28が設けられている。これらによって、図7(D)に示すように、半円 形状のレール24,24同士を互いに連結することができる。この場合は、相手 側のレール24は、半円形状をしたものであるが、直線状のレールであってもよ い。
【0029】 このように案内路2,2を形成するレール22,23,24の断片は、その組 み合わせによって種々の連結が可能である。また、底部本体5の回収孔13にレ ール取付部18、そして頂部本体6の放出孔13の下方突出部には、上記のよう なレール22,23,24の端部と同様な連結のための端部が、突出部、係合凹 部29を有して、突出部に形成された係合部25、係合爪26、そして、係合凹 部29にこれらが係合するような係合穴27、爪係合穴28を形成して設けられ て、各種のレール22,23,24を連結することができる。このようにレール 22,23,24を連結して形成された案内路2,2の例が図11(A)から図 11(L)に示されている。
【0030】 このような案内路2,2は、上記のようなレール22,23,24同士の連結 では、その高さまで維持するのが困難であるために、図1に示されるような支柱 3が設けられるが、この支柱3は、図8の断面図に示されるように、スタンド3 1に垂直に同心状に積み重ねられて連結される複数のポール32と、その頂部に 揺動自在に支持されるレールの支持具であるブラケット33からなるものであり 、図8の場合2個であるが、図1に示すように3個あるいは4個のように必要に 応じて高さを調節することができる。各ポール32は、底部係合部36を有し、 スタンド31の上部、ポール32の頭部に嵌合されることができ、ポール32の 頭部中心には円形係合穴35が形成されていて、ポール32の底部中心に形成さ れた柱状係合部37が嵌合されるとともに、最上部のポール32においては、円 形係合穴35にブラケット33の取付用球状連結部34が嵌合されていて、ブラ ケット33を回転、揺動自在に支持をしている。ブラケット33は、レール24 に対して、図8に示すように、上縁係止部38によって係止固定することができ 、これにより、レール24の前後左右の傾き状態に対応して支持することができ る。
【0031】 上記のような案内路2,2には、さらに図2、図9および図10に示すように 、底部本体のボール打上げ機構によって打上げられたボール4が頂部本体6の放 出孔13から放出されて供給され、供給されたボール4は、図1に示すように傾 斜して配置された案内路2上を重力により旋廻しながら落下していくために、移 動するボール4によって回転、揺動するような作動体を取付けることができる。
【0032】 図9は、ボール4によって回転作動する水車をイメージしたものであり、レー ル22に外側から固定保持された水車支持体72に回転軸の両端を軸支して、回 転軸に固定された水車板71がボール4に衝突するものの、図9(D)に示すよ うにボール4の通過を許すように設けられている。そして、回転軸の一方の端部 には、図9(A)に示すように、レール22の外側に位置して回転する図9(C )に示すような回転板73が取付けられ、水車板71の移動に応じて回転するこ とができる。また、水車支持体72に対する回転軸の取付は、図9(B)に示す ように、差込による取付で、取り外しも可能であり、レール22への水車支持体 72の着脱を自在に行うことができるようになっている。
【0033】 また、図2および図10に示すように、作動体は、シーソーのように、ボール 4が移動通過することにより衝突板83に当たり、レール22に着脱自在に固定 保持された支持体82に支持されたレール22の長手方向に揺動軸線を中心に所 定間隔をおいて設けられた重りを有するシーソー体81からなり、作動しない場 合には図10(A)および図10(B)に示す状態に位置し、ボール4の通過に よって作動されると、図10(C)に示されるように揺動することができるよう になっている。
【0034】 このような作動体は、移動するボール4によって作動するものであれば、他の 形状、作動形態をとるものであってもよい。
【0035】 図11に示されるボール打ち上げ用タワー1と案内路2は、図11(A)の簡 単な経路から図11(M)の複雑な経路を有するように、長さの異なる直線状レ ール22,23と、半径の長さの異なる円弧状をした曲線状レール24を種々採 用して組み合わせて連結することにより形成されたものであり、支柱4の高さを 調節することにより頂部本体6から底部本体5へと傾斜路を支持して、形成する ことができ、幼児の成長程度に応じてより複雑な案内路2を創作することができ る。
【0036】 このように形成された案内路2にボール4を供給するために、底部本体5にお いて、プッシュロット52を有する打上げ部にボール4をセットして、プッシュ ボタン51を手で叩くことにより打撃を与えると、その衝撃によりボタン側リン ク54が支軸55を支点にロット側リンク53を上方に移動させ、プッシュロッ ト52を上昇させ、その衝撃によりボール4を筒体14,15を通して打上げ、 頂部本体6のボール受け部に供給し、ボール4の衝撃を吸収体17により吸収し て、放出孔13に向けて方向を変換し、ボール4を案内路2へ放出孔13から供 給する。
【0037】 案内路2に供給されたボール4は、直線状レール22,23あるいは曲線状レ ール24によって形成された図1に示されるような傾斜した案内路2を、旋廻し ながら落下していく。そして、底部本体5の打ち上げ部に位置した下方筒体15 の回収孔12に戻ってきたボール4は、直ぐにプッシュボタン51の打撃によっ て再度頂部本体6に向けて打ち上げることができるが、多数のボール4を使用す れば、戻ってきて連続的に打ち上げ部に溜まったボール4を同じように打上げる ことができる。
【0038】 このように形成された案内路2には、作動体である水車71、シーソー体81 等を取付ければ、図2に示すように案内路2を通過するボール4によって水車板 73を回転させて、あるいは衝突板83に当たって揺動させることにより、ただ ボール4の旋廻落下だけでなく、幼児の興味を呼び起こすことができる。
【0039】 図11に示すように、最大限必要とする数の案内路2を形成するためのレール 22,23,24の断片を準備しておけば、図11(A)に示すような単純な案 内路2から、図11(M)に示すような、旋回路を入れて傾斜させる支柱の高さ の調節をも必要とするような複雑な案内路2にする等、幼児の知育の程度に応じ た案内路2を創作することができるので、年齢範囲の広い幼児にも対応すること ができる。
【0040】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案によれば、旋廻落下ボール・タワー玩具は、タワー 1におけるボール打上げ機構において手による打撃によりボールを打上げるので 、積極的な操作を必要とさせ、下から上へのボールの移動により、興味を起こさ せることができ、また、上方に打上げられたボールを受けたボール受け部からの ボールを旋廻落下状態で移動させる上側案内路、下側案内路が複数の組み合わせ 自在のレールの断片からなり、また調節自在の支柱を用いて、知育の程度に応じ た組み立てができ、年齢幅の広い幼児に対応させることができるという優れた効 果がある。
【0041】 また、このような案内路には、移動するボールにより作動する水車、シーソー 等の作動体を作動させることができ、従来の旋廻落下ボール玩具と同様な低年齢 の幼児への興味も呼び起こし持続させることができる。
【0042】 また、ボール打上げ機構は、ボール打上げ部の上昇運動が阻止された状態では 、手による押し下げ部の機能を解除するように構成したので、幼児の不用意なボ ールの取扱によるボール打上げ部への指の挿入があっても、怪我をさせるような 危険性がなく、複数の幼児が同時に利用するような場合にも安全に操作すること ができる。
【0043】 そして、案内路を形成するレールの断片が直線状または曲線状の形状を有し、 接続される断片の対向する端部に係合爪、係合穴を複数組有しているので、連結 が容易であるだけでなく、支柱が着脱自在の複数個の柱状部材からなり、必要に 応じて高さの調節をして支持することができ、複雑な案内路に容易に対応でき、 複雑な経路の案内路も容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態である旋廻落下ボール・
タワー玩具を示し、(A)はその全体の側面図、そして
(B)は同じく全体の平面図である。
【図2】本考案の一実施の形態である旋廻落下ボール・
タワー玩具の主要部分の斜視図である。
【図3】図2の主用部分を示し、(A)は一方向からみ
た全体の断面図であり、(B)はその下方筒体の回収孔
側からみた側面図である。
【図4】図2の主要部分の図3(A)の位置から90°
離れた方向からみた断面図である。
【図5】図4に示す主用部分の底部本体の断面図であ
り、(A)はプッシュボタンが押し下げられた状態を示
し、(B)は(A)の状態においてプッシュロットを押
し下げた状態を示す。
【図6】本考案の一実施の形態の旋廻落下ボール・タワ
ー玩具における直線状のボール案内路を示し、(A)は
連結状態の平面図、(B)は連結状態の案内路の連結部
の図6(A)のVI−VI線に沿った断面図、(C)は
その連結状態を示す同じ断面図である。
【図7】本考案の一実施の形態の旋廻落下ボール・タワ
ー玩具における曲線状のボール案内路を示し、(A)は
一断片の平面図、(B)は(A)における線VIIB−
VIIBに沿った断面図、(C)は(A)における線V
IIC−VIICに沿った断面図、(D)はその連結状
態を示す平面図である。
【図8】本考案の一実施の形態の旋廻落下ボール・タワ
ー玩具におけるボール案内路の支柱の断面図である。
【図9】本考案の一実施の形態の旋廻落下ボール・タワ
ー玩具におけるボール案内路に取付けられる作動体の一
実施例である水車を示し、(A)はボールの移動方向か
らみた全体の平面図、(B)はその水車部分の側面図、
(C)はその水車と同時に回転する回転板の側面図、
(D)はボールと水車板との関係を示す側面図である。
【図10】本考案の一実施の形態の旋廻落下ボール・タ
ワー玩具におけるボール案内路に取付けられる作動体の
他の実施例であるシーソー体を示し、(A)はボールの
移動方向からみた全体の平面図、(B)はその側面図、
(C)はボールと衝突板との関係を示す側面図である。
【図11】本考案の旋廻落下ボール・タワー玩具におけ
る案内路の他の実施の形態の全体を示し、(A)から
(M)はそれぞれ各種案内路を組み合わせて形成された
ものの平面図である。
【符号の説明】
1 ボール打ち上げ用タワー 2 ボール案内用レール 3 支柱 4 ボール 5 底部本体 6 頂部本体 7 回転体 8 揺動体 12 回収孔 13 放出孔 14 上方筒体 15 下方筒体 16 連結体 17 衝撃吸収体 18 レール取付部 22 直線状レール 23 直線状レール 24 曲線状レール 25 係合部 26 係合孔 27 縁部係合穴 28 底部爪係合穴 29 係合凹部 31 スタンド 32 ポール 33 ブラケット 34 球状接合部 35 円形係合穴 36 底部係合部 37 底部係合部 38 レール上縁係止部 51 プッシュボタン 52 プッシュロット 53 ロッド側リンク 54 ボタン側リンク 55 支軸 56 連結軸 57 持上げばね 58 連結ばね 59 連結ピン 71 水車板 72 水車支持体 73 水車回転板 81 シーソー体 82 支持体 83 衝突板

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の寸法の直径のボールを中空筒体内
    へほぼ上方へと打ち上げるボール打上げ機構、 前記中空筒体の上端部に連結され、前記打ち上げられた
    ボールを受け方向を変えて移動させるボール受け部、 該ボール受け部にそして互いに着脱自在に連結される複
    数の断片からなり、前記ボールを転動させるための上側
    案内路、 前記上側案内路からのボールを受けてボール打上げ機構
    の打上げ部に戻すための下側案内路にして、前記打上げ
    部にそして互いに着脱自在に連結可能な複数の断片から
    なる下側案内路、および前記上側案内路および下側案内
    路を支持するための支柱であって、該支柱の上端におい
    て前記各案内路の方向・傾斜を変更自在に保持する支持
    具を具備した支柱、 を有することを特徴とする旋廻落下ボール・タワー玩
    具。
  2. 【請求項2】 前記上側または下側案内路に取り付けら
    れ、かつ移動するボールにより作動される回転または揺
    動する作動体を有することを特徴とする請求項1記載の
    旋廻落下ボール・タワー玩具。
  3. 【請求項3】 前記ボール受け部が前記ボール打上げ機
    構から打ち上げられたボールを受けて前記上側案内路に
    ボールを向けるための衝撃吸収部材を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の旋廻落下ボール・タワー玩
    具。
  4. 【請求項4】 前記ボール打上げ機構は、手による押し
    下げ部と、該押し下げ部の押し下げ作動によりボールを
    上昇させる打上げ部とを有し、該打上げ部の作動阻止状
    態では前記押し下げ部の機能を解除するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の旋廻落下ボー
    ル・タワー玩具。
  5. 【請求項5】 前記上側案内路からの移動ボールを前記
    下側案内路へ向けるために、前記下側案内路の端部が前
    記上側案内路の端部に移動ボールを連続的に導くための
    接続されていることを特徴とする請求項1に記載の旋廻
    落下ボール・タワー玩具。
  6. 【請求項6】 前記上側案内路または前記下側案内路
    は、直線状の断片または90度の開度を有する円弧状体
    からなり、自由にそれぞれの案内路の断片の端部を接続
    することにより移動ボールの経路を形成することができ
    ることを特徴とする請求項1に記載の旋廻落下ボール・
    タワー玩具。
  7. 【請求項7】 前記支柱は、高さを調節するために複数
    個の互いに着脱自在の柱状部材からなり、前記上側案内
    路および/または下側案内路の適宜の箇所を支持するこ
    とができることを特徴とする請求項1に記載の旋廻落下
    ボール・タワー玩具、
  8. 【請求項8】 前記上側または下側案内路が複数の互い
    に接続される透明樹脂製の断面円弧状の樋状レールから
    なり、そして、前記案内路の端部に対向して位置される
    互いに係合する爪および係合穴を複数組有していること
    を特徴とする請求項1に記載の旋廻落下ボール・タワー
    玩具、
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