JP3075448U - 塩水噴霧試験機 - Google Patents

塩水噴霧試験機

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JP3075448U JP2000005643U JP2000005643U JP3075448U JP 3075448 U JP3075448 U JP 3075448U JP 2000005643 U JP2000005643 U JP 2000005643U JP 2000005643 U JP2000005643 U JP 2000005643U JP 3075448 U JP3075448 U JP 3075448U
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長市 須賀
博 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩水噴霧試験機において、バラツキの少ない
腐食試験ができ、歩留まり良く安価でしかも作業性の良
い塩水噴霧試験機を提供すること。 【解決手段】 本考案の塩水噴霧試験機は、口径が選択
可能である液吸上ノズル及び/若しくは空気供給ノズ
ル、並びに/又は長手方向に可動である液吸上ノズル、
並びに固定された空気供給ノズルを有する噴霧ノズルを
具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、腐食試験に用いられる塩水噴霧試験機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塩水噴霧試験機は、試験槽内に噴霧ノズルを設け、該噴霧ノズルに圧搾空気を 送り、NaClの5%水溶液などの腐食液を吸い上げて噴霧するもので、槽内に 設置された試験片はこの噴霧粒子を受けて腐食が促進される。噴霧ノズルは、ア トマイザーとも言われ、液吸上ノズル、空気供給ノズル、ノズル支持体等よりな るもので、圧搾空気を供給して腐食液を吸い上げ噴霧する役割を担う。
【0003】 従来の塩水噴霧試験機は、ガラス製の液吸上ノズル及び空気供給ノズルを有す る噴霧ノズルを円筒内に組み込んだ噴霧塔を有して構成されている。
【0004】 噴霧ノズルは、ガラス製で、腐食液を噴霧する液吸上ノズルと、噴霧するため の空気を送る空気供給ノズルがあり、各ノズル先端の口径が約0.8mm、約0 .5mmと極めて細い。このため、ノズル部分のガラス細工が非常に困難で、熟 練を要していた上、噴霧分布のバラツキがあり、試験片位置によって腐食の度合 にバラツキが出るという問題があった。
【0005】 よって、本出願人は特公昭53−16310号、実公昭53−21989号、 実公平3−9806号などに開示されているように様々な改良を行ってきた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の噴霧ノズルの空気供給ノズルと液吸上ノズルは、ガラスの引抜管であり 、その位置関係は接着により決められていた。しかし、このような接着した空気 供給ノズルと液吸上ノズルでは位置関係の調整が出来ない上に大変歩留まりが悪 いという欠点があった。この欠点は、特公昭53−16310号や実公昭53− 21989号で、空気供給ノズル先端と液吸上ノズル先端の距離及び高さの調節 が可能なノズルを有することにより改良された。しかし、ノズル先端が破損し易 い、ガラス細工が困難で熟練を要し歩留まりが悪い、槽内の各試験片位置におけ る噴霧分布のバラツキが大きく試験片位置における腐食の度合に差異があるなど の欠点があった。また、ノズルがガラス細工であったので、管が曲がっていたり 、口の形状が真円でなかったり滑らかでなかったりすることがあった。従って、 噴霧方向がまっすぐになりにくく、噴霧条件を調整するために、液吸上ノズルと 空気供給ノズル共に方向関係及び距離関係の位置調整をすることが必要であった 。この位置調整は、非常に困難で、技術と時間を要した。これらの欠点は、実公 平3−9806で、液吸上ノズルと空気供給ノズルの二重間構造を有することに より改良されたが、テーパー加工が必要で、また、構造が複雑なため、高価であ るという欠点があった。
【0007】 本考案は、塩水噴霧試験機における上述の問題点を鑑みてなされたものであり 、バラツキの少ない腐食試験ができ、歩留まり良く安価でしかも、作業性の良い 噴霧ノズルを有する塩水噴霧試験機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の塩水噴霧試験機は、腐食試験に用いる塩 水噴霧試験機において、口径が選択可能である液吸上ノズル及び/若しくは空気 供給ノズル、並びに/又は長手方向に可動である液吸上ノズル、並びに固定され た空気供給ノズルを有する噴霧ノズルを具備するものである。
【0009】 また、本考案の塩水噴霧試験機は、空気供給ノズル及び液吸上ノズル、ノズル 支持体、該ノズル支持体を刳り抜いた空気流路及び液流路、液吸上ノズルを位置 調整後に該ノズル支持体に螺合し固定する手段を有する螺子並びにホース口から なる噴霧ノズルを具備するものである。
【0010】 更に、噴霧ノズルのノズル支持体に取付けた液吸上ノズル及び空気供給ノズル を、それぞれ最適長さ分挿入できる溝を有する治具を具備することがより好まし い。
【0011】 ノズル支持体は、液吸上ノズル及び空気供給ノズルを差し込んで固定し、支持 するものである。また、ホース口は、噴霧ノズルに送られる空気及び腐食液を流 すパイプの各々に繋ぎ、ノズル支持体の中に作られた空気の通り道である空気流 路及び腐食液の通り道である液流路に各々差し込んであるもので、パイプとノズ ル支持体を繋ぎ合わせて空気及び腐食液を通すものである。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】 図1は本考案の実施例の構造図であり、噴霧ノズル(3)の、腐食液を噴霧す る液吸上ノズルと圧搾空気を送る空気供給ノズルによって噴霧される腐食液粒子 は、噴霧塔(2)により試験槽(11)内に置かれた試験片(12)に噴霧され て腐食試験される塩水噴霧試験機(1)である。
【0014】 図2は本考案の実施例の要部拡大斜視図であり、図3は本考案の実施例の要部 拡大断面図であり、噴霧ノズル部分を示す。該噴霧ノズルは、チタン製である空 気供給ノズル(16)、チタン製である液吸上ノズル(15)、ノズル支持体( 17)、該ノズル支持体を刳り抜いた空気流路(14)、該ノズル支持体を刳り 抜いた液流路(13)、液吸上ノズルを位置調整後に該ノズル支持体に螺合し固 定する手段を有する螺子(18)及びホース口(19a)(19b)で構成され ている。該噴霧ノズルは、塩水噴霧試験機に取付けるとき、横に寝かせ、空気供 給ノズルが上向きになるようにする。
【0015】 図2及び図3で示した噴霧ノズルの液吸上ノズルは、長手方向、つまり、腐食 液の流れと平行に動かすことができ、腐食液の噴霧量の調整ができる。液吸上ノ ズルの可動方向は、図2及び図3でいうと上下、図1でいうと左右になる。また 、液吸上ノズルと空気供給ノズルは口径の組合せを自由に選択でき、腐食液の噴 霧量並びに粒子径を選択することができる。
【0016】 前記噴霧ノズルでは、ノズル支持体の材質は、安価で加工がし易く、耐食性の あるものが適しており、図2及び図3に示した実施例では、アクリル樹脂を用い ている。液吸上ノズルと空気供給ノズルの材質は、耐腐食性があり、口径が約0 .5mm程度である極細管に加工できるものが適しており、図2及び図3に示し た実施例では、チタンを用いている。
【0017】 圧搾空気は、エアーコンプレッサー(6)から空気清浄器(7)、噴霧圧力調 節器(8)、空気飽和器(9)を通り、ノズル支持体に差し込んであるホース口 (19a)を介して、該ノズル支持体を刳り抜いた空気流路(14)を通って、 前記空気供給ノズル(16)から噴出される。該空気流路は、空気入口側が液流 路と平行で、途中で直角に折れ曲がり、出口側が液流路と垂直な位置関係になっ ている。一方、腐食液は、溶液補給タンク(4)から溶液溜(5)に溜められ、 ホース口(19b)を介して、該ノズル支持体を刳り抜いた液流路(13)を通 って、前記空気供給ノズル(16)から噴出された空気により、前記液吸上ノズ ル(15)から吸い上げられ霧状に噴出する。該ホース口(19a)(19b) には、例えば、アクリルなどの樹脂を用いる。
【0018】 噴出した腐食液粒子、つまり、噴霧粒子は噴霧塔上端のミスト発生量調整器( 10)より拡散される。本実施例では、空気供給ノズルと液吸上ノズルが常に垂 直関係にあるので、噴霧粒子の噴霧方向を噴霧ノズルから垂直に噴出させること ができる。よって、噴霧塔に噴霧ノズルを水平に取付ければ、噴霧粒子は噴霧塔 内で鉛直に噴出されることになる。
【0019】 両ノズルの口径は、直径0.5〜1.2mmの範囲で選択可能である。任意選 択した口径のノズルをノズル支持体の穴に差込み、空気供給ノズルを接着し、液 吸上ノズルは位置調節した後シールする。
【0020】 図2及び図3に示した液吸上ノズルの口径は、例えば、0.87mmで空気供 給ノズルの口径は、例えば、0.87mmである。空気供給ノズルの口径に対す る液吸上ノズルの口径の比、つまり、液吸上ノズルの口径/空気供給ノズルの口 径、を大きくすると噴霧量を増加することができ、この比を小さくすると噴霧粒 子径を小さくすることができる。
【0021】 液吸上ノズルは、長手方向に可動であるので、その位置調整は、ノズル支持体 から出ているノズル部分の長さを調整して行う。ノズル支持体から出ているノズ ル部分の長さを長くすると、噴霧量を増加でき、短くすると噴霧量を減少できる 。液吸上ノズルの位置は、試験槽の大きさにより調整する。
【0022】 図2及び図3に示した実施例では、噴霧ノズルに該ノズル支持体に螺合した螺 子(18)を有する。該螺子は、液吸上ノズルを位置調整後固定することが可能 である。螺子には例えば、チタンやアクリル樹脂などの耐腐食性材料を用いる。
【0023】 一方、図9は、従来の塩水噴霧試験機の要部拡大構造図であり、従来の噴霧ノ ズル部分を示す。この噴霧ノズルには、液吸上ノズル(15)及び空気供給ノズ ル(16)がガラス製で、ノズル支持体(17)はプラスチック製で、液吸上ノ ズルの位置調整用の螺子(18)及び空気供給ノズルの位置調整用の螺子(18 )がある。
【0024】 図9で示したような従来の塩水噴霧試験機の噴霧ノズルに有していた空気供給 ノズルの位置調整用の螺子は、本実施例では、図2及び図3で示すように、構成 に必要不可欠な要素ではない。なぜなら、本実施例に用いる管は直管であり、口 の形状が真円で滑らかであるので、噴霧粒子は真っ直ぐに飛ばすことができ、従 って、ノズルの方向関係を調整しなくてよく、ノズルの距離関係の調整だけで良 い。つまり、液吸上ノズルと空気供給ノズルを共に方向関係及び距離関係の位置 調整することが不必要で、液吸上ノズルのみ長手方向に動かして、ノズル支持体 から出ているノズル部分の長さを調整すれば良いからである。
【0025】 図4は、本考案の実施例の要部拡大斜視図で、本考案の塩水噴霧試験機に具備 される、噴霧ノズルに取付けた液吸上ノズル及び空気供給ノズルをそれぞれ最適 長さ分挿入できる溝を有する治具、即ち、ノズル位置調整治具(20)を示す。 該治具の溝(21)は、前記両ノズルの調整後に両ノズルの位置関係を写し取り 作ってある。両ノズルの先端部分がそれぞれ最適位置で止まるように、溝に出っ 張りがある。該治具は例えばアクリルなどの安価で加工のし易い樹脂を用いる。
【0026】 前記調整済みのノズルを使用後、同じ口径のノズルに交換して同じ機械に使用 するときは、再度ノズルの調整を螺子で行わずに、該治具を噴霧ノズルに添えて 、液吸上ノズル及び空気供給ノズルを溝に挿入することによって、位置関係を調 整する。
【0027】 例えば、溝が、各ノズルの直径に合わせた深さで、空気供給ノズル挿入側の長 さが、ノズル支持体より出ている空気供給ノズルの長さ、液吸上ノズルの直径及 び調整により判明した液吸上ノズルからの最適距離の合計で、空気供給ノズル先 端側に空気供給ノズル先端及び液吸上ノズル先端に接触する出っ張りがあるよう に作ってあり、溝は更に出っ張り部分で直角に曲がり、液吸上ノズル挿入側の長 さがノズル支持体より出ている液吸上ノズルの長さ以下であるように作ってある 。治具の大きさは例えば、幅15mm、長さ30mm、厚さ10mmである。
【0028】 図5は本考案の実施例の試験槽内噴霧量採取分布図で、図6の従来のガラスノ ズル付き噴霧ノズルを用いた塩水噴霧試験機の試験槽内噴霧量採取分布図と比較 すると、本考案の実施例の方が噴霧量採取分布がより均一であることが分かる。 図5、図6共に腐食液には5%NaCl水溶液を用いた。
【0029】 本考案の実施例では、噴霧粒子は噴霧塔内で鉛直に噴出されることになるので 、噴霧分布をより均一にできる。従来の噴霧ノズルを用いた塩水噴霧試験機の試 験槽内噴霧量採取分布は、噴霧液の採取量が水平採取面積各80cmに対して 1時間当たり1.0〜2.0mlであればJIS規格範囲である。これに対し、 図5に示したように、本考案の噴霧ノズルを用いた塩水噴霧試験機の試験槽内噴 霧量採取分布は、噴霧液の採取量が水平採取面積各80cmに対して1時間当 たり1.4〜1.6mlであった。従って、本考案によれば、噴霧量採取分布は JIS規格範囲であり、バラツキが少ない腐食試験ができることが分かる。
【0030】 また、粒子径については、図7に示した本考案の実施例の噴霧粒子の写真及び 図8に示した従来のガラスノズル付き噴霧ノズルを用いた塩水噴霧試験機の噴霧 粒子の写真を比較すると、本考案の実施例の方が粒子径が小さく、バラツキが少 ないことが分かる。図7に示した本考案の実施例では、最大粒子径が70μm、 平均粒子径が30μmであり、図8に示した従来の塩水噴霧試験機では、最大粒 子径が80μm、平均粒子径が40μmであった。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0032】 本考案によれば、従来の塩水噴霧試験機の構成要素である噴霧ノズルのガラス の引抜管である空気供給ノズル及び液吸上ノズル並びに空気供給ノズルの位置調 整用の螺子が不要である。
【0033】 本考案には、槽内の各試験片位置における噴霧分布のバラツキが小さくなり試 験片位置における腐食の度合に差異がなくなる、ノズル先端が破損しにくいので 取り扱いが容易であるという長所がある。
【0034】 更に、噴霧条件を調整するために液吸上ノズル及び空気供給ノズルを方向及び 距離関係の位置調整することが不要で、作業が簡単で早くできるなどの長所があ る。
【0035】 また、熟練を要するガラス細工やガラスの接着が不要のため歩留まりが良いと いう長所がある。
【0036】 そのうえ、ノズル形状が簡単で、加工し易く歩留まりが良い。噴霧ノズルの構 造が単純なので加工し易く、安価な塩水噴霧試験機を提供できる。
【0037】 しかも自在に噴霧量及び粒子径を変えて各試験片に最適な腐食試験ができる。
【0038】 また、上述した治具を使用することにより、同じ口径のノズルならば、極めて 容易にすばやく正確なノズル位置調整ができる。従って、噴霧粒子径が小さく、 しかも均一性の高い、そして噴霧量のバラツキも少ない腐食試験ができ、作業性 がよい。
【提出日】平成12年9月5日(2000.9.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の噴霧ノズルの空気供給ノズルと液吸上ノズルは、ガラスの引抜管であり 、その位置関係は接着により決められていた。しかし、このような接着した空気 供給ノズルと液吸上ノズルでは位置関係の調整が出来ない上に大変歩留まりが悪 いという欠点があった。この欠点は、特公昭53−16310号公報や実公昭5 3−21989号公報で、空気供給ノズル先端と液吸上ノズル先端の距離及び高 さの調節が可能なノズルを有することにより改良された。しかし、ノズル先端が 破損し易い、ガラス細工が困難で熟練を要し歩留まりが悪い、槽内の各試験片位 置における噴霧分布のバラツキが大きく試験片位置における腐食の度合に差異が あるなどの欠点があった。また、ノズルがガラス細工であったので、管が曲がっ ていたり、口の形状が真円でなかったり滑らかでなかったりすることがあった。 従って、噴霧方向がまっすぐになりにくく、噴霧条件を調整するために、液吸上 ノズルと空気供給ノズル共に方向関係及び距離関係の位置調整をすることが必要 であった。この位置調整は、非常に困難で、技術と時間を要した。これらの欠点 は、実公平3−9806号公報で、液吸上ノズルと空気供給ノズルの二重構造 を有することにより改良されたが、テーパー加工が必要で、また構造が複雑なた め、高価であるという欠点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本考案は、塩水噴霧試験機における上述の問題点を鑑みてなされたものであり 、バラツキの少ない腐食試験ができ、歩留まり良く安価でしかも作業性の良い噴 霧ノズルを有する塩水噴霧試験機を提供することを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 噴出した腐食液粒子、つまり噴霧粒子は噴霧塔上端のミスト発生量調整器( 10)より拡散される。本実施例では、空気供給ノズルと液吸上ノズルが常に垂 直関係にあるので、噴霧粒子の噴霧方向を噴霧ノズルから垂直に噴出させること ができる。よって、噴霧塔に噴霧ノズルを水平に取付ければ、噴霧粒子は噴霧塔 内で鉛直に噴出されることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 図2及び図3に示した実施例では、噴霧ノズルに該ノズル支持体に螺合した 螺子(18)を有する。該螺子は、液吸上ノズルを位置調整後固定することが可 能である。螺子には例えば、チタンやアクリル樹脂などの耐腐食性材料を用いる 。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 図4は、本考案の実施例の要部拡大斜視図で、本考案の塩水噴霧試験機に具備 される、噴霧ノズルに取付けた液吸上ノズル及び空気供給ノズルをそれぞれ最適 長さ分挿入できる溝を有する治具、即ち、ノズル位置調整治具(20)を示す。 該治具の溝(21)は、前記両ノズルの調整後に両ノズルの位置関係を写し取り 作ってある。両ノズルの先端部分がそれぞれ最適位置で止まるように、溝に出っ 張りがある。該治具は例えばアクリルなどの安価で加工のし易い樹脂を用いる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構造図。
【図2】本考案の実施例の要部拡大斜視図。
【図3】本考案の実施例の要部拡大断面図。
【図4】本考案の実施例の要部拡大斜視図。
【図5】本考案の実施例の試験槽内噴霧量採取分布図。
【図6】従来のガラスノズル付き噴霧ノズルを用いた塩
水噴霧試験機の試験槽内噴霧量採取分布図。
【図7】本考案の実施例の噴霧粒子の写真。
【図8】従来のガラスノズル付き噴霧ノズルを用いた塩
水噴霧試験機の噴霧粒子の写真。
【図9】従来の塩水噴霧試験機の要部拡大構造図。
【符号の説明】
1 塩水噴霧試験機 2 噴霧塔 3 噴霧ノズル 4 溶液補給タンク 5 溶液溜 6 エアーコンプレッサー 7 空気清浄器 8 噴霧圧力調整器 9 空気飽和器 10 ミスト発生量調整器 11 試験槽 12 試験片 13 液流路 14 空気流路 15 液吸上ノズル 16 空気供給ノズル 17 ノズル支持体 18 螺子 19a、19b ホース口 20 ノズル位置調整治具 21 溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐食試験に用いる塩水噴霧試験機におい
    て、 口径が選択可能である(a)液吸上ノズル及び/若し
    くは(b)空気供給ノズル、並びに/又は 長手方向に可動である液吸上ノズル、並びに、 固定された空気供給ノズルを有する噴霧ノズルを具備
    することを特徴とする塩水噴霧試験機。
  2. 【請求項2】 腐食試験に用いる塩水噴霧試験機におい
    て、 空気供給ノズル及び液吸上ノズル、 ノズル支持体、 該ノズル支持体を刳り抜いた空気流路及び液流路、 液吸上ノズルを位置調整後に該ノズル支持体に螺合し
    固定する手段を有する螺子並びに ホース口からなる噴霧ノズルを具備することを特徴と
    する塩水噴霧試験機。
  3. 【請求項3】 噴霧ノズルに取付けた液吸上ノズル及び
    空気供給ノズルを、それぞれ最適長さ分挿入できる溝を
    有する治具を具備することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の塩水噴霧試験機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101952375B1 (ko) * 2017-08-24 2019-02-26 국방과학연구소 다양한 해수환경을 반영하는 능동형 부식 평가 장치 및 방법

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